JP3202772B2 - ヘリコバクターピロリ検出用の抗原調製物 - Google Patents

ヘリコバクターピロリ検出用の抗原調製物

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    • Y10S435/822Microorganisms using bacteria or actinomycetales

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘリコバクターピロリ
Helicobacter pylori)に特異的
な抗体の存在を検出し得る抗原の調製物に関する。さら
に詳細には、界面活性剤で可溶化されたH.pylor
抗原の、分子量−排除型クロマトグラフィーにより単
離された抗原の混合物に関する。本発明はさらに、H.
pyloriに特異的な抗体の存在を検出するための方
法およびキットにも関する。
【0002】
【従来の技術】Helicobacter pylor
(以前は、Campylobacter pylor
として知られていた)は、B.J.Marshall
らのLancet (1984) :1311−13
14に記述されている通り、1983年に発見された、
ヒトの胃で繁殖するバクテリアである。慢性進行性胃
炎、胃潰瘍疾患および十二指腸潰瘍疾患、および非潰瘍
性の消化不良の様な胃の疾患と、H.pyloriとの
関わりは、消化器系の医療分野に大きな興味を引き起こ
している。消化器の潰瘍疾患におけるH.pylori
の正確な役割は、まだ解明されていない。しかしなが
ら、この菌と胃疾患との関係は、ヒトの胃の中のこの微
生物の検出方法の開発の、多大な努力のもととなった。
検出は二つの方法で行われる。すなわち:(1)直接胃
生検を、組織学的方法あるいは細胞培養分離法でまたは
両方で調べる;または、(2)間接的に、末梢血血清中
を循環しているH.pyloriに対する抗体を調べ
る。簡便性および経済性(患者および医師の両方にとっ
て)の点から、後者の血清学的方法が特に魅力的であ
る。
【0003】H.pyloriに対する抗体の血清学的
試験の精度は、抗体に結合させる抗原調製物の性質に依
存している。現在の試験に使用されている抗原調製物
は、完全な全微生物体から、一つの主要な抗原分子から
構成される高度に精製された物質までの、広い範囲にわ
たる。
【0004】Mengeら編集の、Campyloba
cter pylori pp.157−163、Sp
ringer−Verlag (1988)の中で、
H.Von Wulffenは、H.pyloriのク
ルードな細胞溶解物を、胃疾患患者の感染の有無を検出
するのに用いた。M.J. Blaserによる欧州特
許出願公開第0329570号は、これと同様なクルー
ドな細胞溶解物が、H.pylori抗体の検出に用い
得ることを教示している。H.pyloriの酸性グリ
シン抽出物を、酵素結合免疫吸着アッセイ(”ELIS
As”)用の抗原調製物として用いたことが、C.S.
Goodwinらの、J. Infectious
Diseases (1987) 155:488−4
94に記述されている。F.J. Boltonらの、
J. Clin. Pathol. (1989)
:723−726においては、胃疾患患者の血清のス
クリーニングに、細胞表面抗原調製物およびウレアーゼ
調製物、および酸性グリシン抽出物が使用されている。
【0005】これらのクルードな調製物には多くの欠点
がある。全組織あるいはクルードな細胞溶解物の使用
は、血清学的試験の特異性においてしばしば問題を引き
起こす。調製物中になんらかの望ましくない物質が存在
すると、他の抗体に「非特異」結合し、H.pylor
に対して特異的な抗体を持たない個体の「擬陽性の」
試験結果をもたらす。擬陽性はまた、他のH.pylo
ri関連微生物と共有している共通抗原を含んだ調製物
によってももたらされる。これらの微生物により感染し
た個体は、このH.pylori調製物と交差反応する
抗体を産生し得る。従って、好ましい調製物は、高度に
反応性の、種特異的な抗原に富み、関連微生物に共通し
た抗原を十分に交差反応するレベルでは含まないもので
ある。
【0006】クルードな調製物の他の欠点は、H.py
lori特異的抗体の存在の検出が、しばしばできない
ことである。これらの「擬陰性」の試験結果は;(1)
調製物中の他の成分との相互作用によって、H.pyl
ori特異的な抗原性の物質が抗体と結合させるのに簡
単に用いられない;(2)調製過程がこのH.pylo
ri特異的な抗原性の物質を変性させ、抗体との反応性
が低くなる;あるいは、(3)H.pylori特異的
な抗原性の物質が、望ましくない物質の存在により余り
にも高度に希釈されている;場合に起こる。
【0007】抗原調製物の別の極端な局面として、PC
T出願第WO 89/09407号では、精製したH.
pyloriのウレアーゼの調製物を使用したH.py
lori感染の診断法を教示している。H.pylor
は、血清診断に用い得る、種特異的なウレアーゼを含
んでいる。単一クローン化されたH.pylori遺伝
子から製造された物質を用いた他の調製物もまた、使用
し得る。例えば、D.Chevrierらの、J. C
lin. Micro. (1989) 27:321
−326。
【0008】精製された単一抗原調製物、あるいはクロ
ーン化された遺伝子産物によって、上述した擬性の結果
の原因のいくつかが排除される。しかしながら、クロー
ン化された遺伝子からの調製物は、別の擬陽性の試験結
果を与え得る、表現系の副産物分子をもたらし得る。さ
らに、高度に精製された抗原調製物、あるいはクローン
化された遺伝子からの調製物は、変性され天然にはない
構造で抗体との反応性の低い関連抗原を生成し得るた
め、これによって擬陰性の試験結果となる。
【0009】さらに、感染した個体は典型的には、数種
類の抗原を認識する、H.pyloriに対する抗体を
産生することが、ウエスタンブロットにより示された。
単一の精製された抗原性分子あるいは遺伝子産物を含む
調製物は、抗体の認識する範囲を不必要に制限し、そし
て、使用した特定の抗原に対する抗体がないかあるいは
少ない感染者に、擬陰性の結果を与え得る。
【0010】Evansらの米国特許第4,882,2
71号(以下”Evans”)には、上記の両極端のあ
いだの抗原調製物を得る方法が記述されている:この方
法では、300,000から700,000ダルトンの
間の分子量を有する2,3の主要な抗原性成分のみを含
んでいる。Evansの調製物は、顕著なウレアーゼ酵
素活性を有する、高い分子量の範囲で定義された、分子
量−排除型クロマトグラフィー分離からの、フラクショ
ンを集めることにより得られる。Evansは、さらな
る精製は不必要であるが、開示された調製物の精製は、
アッセイにおいて十分な感度および特異性を与える程度
必要であると示唆している。
【0011】H.pyloriに感染した個体は、事
実、多くの異なる抗原に応答する。我々の研究で、H.
pyloriに対する抗体用の、より高感度でより特異
的な試験が構築され得ることが示される。この試験に
は、本明細書に記載の抽出法および精製法が用いられ、
以前には認識されていなかった、より広範囲のH.py
loriに特異的で反応性の抗原を含む、優れたH.p
ylori抗原抽出物が製造される。
【0012】
【発明の要旨】従って、本発明の目的は、界面活性剤に
より可溶化されたH.pylori細胞由来の抗原の混
合物を用い、そして、従来用いられたものよりも高い精
度および信頼性で、生物学的試料中のH.pylori
感染の存在の有無を調べることを可能とする、抗原調製
物を提供することである。
【0013】本発明のさらなる目的は、H.pylor
感染の存在を調べるための抗原調製物を提供すること
であり、この調製物は、擬陰性率を最小化することによ
り、感染が存在するときに陽性の応答率を最大化し、ア
ッセイの感度を改良する。同様に、この調製物は、擬陽
性率を最小化することにより、感染が存在しないときに
陰性の応答率を最大化し、アッセイの特異性を改良す
る。
【0014】本発明のさらなる目的は、広い範囲で高度
に反応性のH.pylori特異的抗原に富んだ抗原調
製物を用いて、最大の「S/N比」で、生物学的試料中
H.pylori感染の存在を調べる方法を提供する
ことである。
【0015】本発明の別の目的は、最大の「S/N比」
で、生物学的試料中のH.pylori感染の存在を調
べるのに用いるキットを提供することである。
【0016】本発明の他の目的、利点、および新規な特
性の一部が以下の詳細な説明に記述され、以下の説明を
検討することにより、あるいは、本発明の実施による修
得により、その一部が当業者には明らかとなる。
【0017】本発明の一つの局面では、H.pylor
細胞付着タンパクから精製した抗原を含む組成物が提
供され、該抗原は、還元型SDS−PAGE分析による
測定で、約16,000から約120,000ダルトン
の間の分子量を有し、そして、低ウレアーゼ活性を有し
ている。
【0018】本発明は他の局面では、Helicoba
cter pylori細胞付着タンパクから精製した
抗原を含む組成物が提供され、該組成物は:Helic
obacter pylori細胞を10%のウシ胎児
血清を補った培養培地中で成長させ、そして、対数増殖
期が終わり始めるときに該細胞を回収する工程;n−オ
クチル−β−D−グルコピラノシドを約1%含有するリ
ン酸緩衝食塩水中で、少なくとも約30分間該細胞を可
溶化し、細胞タンパク溶液を得る工程;該細胞タンパク
溶液を、PBSで一晩透析し、次に、該溶液を中速度で
遠心分離し、上清を得る工程;該上清を6FF−Pha
rmacia分子量−排除型カラムにかける工程;該カ
ラムを0.025%のアジ化ナトリウムを含む50mM
のTrisバッファーで溶出し、そして、該溶出したフ
ラクションを回収する工程;ウレアーゼ活性の大部分を
有する高分子量のタンパクピークを除外する工程;そし
て、残りの低分子量の低ウレアーゼ活性のあるタンパク
フラクションをプールする工程;により得られる。
【0019】本発明の他の局面では、生物学的試料中の
Helicobacter pylori感染を検出す
る方法が提供され、該方法は:上述の方法で得られる
elicobacter pylori細胞付着タンパ
クから精製した抗原を含む組成物を試料と接触させ、反
応複合体を形成する工程;そして、Helicobac
ter pylori感染の存在を示す抗原抗体複合体
の存在の有無を該反応複合体で試験する工程;を包含す
る。
【0020】本発明の別の局面では、生物学的試料中の
Helicobacter pylori感染の検出に
使用されるキットが提供され、該キットは、上述の方法
により得られた、Helicobacter pylo
ri細胞付着タンパクから精製した抗原を含む。
【0021】
【発明の構成】
定義:本発明でいう「抗原」とは、Helicobac
ter pylori細胞から抽出される「細胞付着タ
ンパク」である。「細胞付着タンパク」には、細胞外膜
に付着するタンパクおよび細胞表面タンパクが含まれ
る。細胞付着タンパクは、n−オクチル−β−D−グル
コピラノシド(BOG)、および同じ機能を行い得る他
の界面活性剤の様な、非イオン性の界面活性剤を用い
て、細胞を破壊して開けることなく、H.pylori
細胞より抽出され得る。これらの細胞付着タンパクは、
これらのタンパク上の抗原決定基を認識する抗体の形態
で、免疫応答を開始させ得る。
【0022】本明細書の用語「生物学的試料」は、H.
pylori感染の存在を試験されるヒト患者からの、
血液、血清、血漿、リンパ節の抽出物あるいは他の抽出
物、を意味する。
【0023】本明細書の用語「高分子量のウレアーゼ活
性を有するタンパクフラクション」は、一般的に30
0,000ダルトンより大きい(サイジングカラムクロ
マトグラフィーにより測定される)の分子量のタンパク
を含む、280nmに顕著な吸光を有する、そして、顕
著なウレアーゼ活性を示す、クロマトグラフィーフラク
ションを指す。本明細書の用語「低分子量の低ウレアー
活性タンパクフラクション」は、280nmに顕著な
吸光を有し、そして、低ウレアーゼ活性を示す低分子量
のフラクションを指す。
【0024】本明細書の用語「低ウレアーゼ活性」は、
実施例2に記述するウレアーゼ触媒の尿素の加水分解に
おいて測定される、0.34より少ないOD550/A280
単位である、特定の活性を指す。
【0025】抗原調製物:本発明の抗原調製物は、H.
pylori細胞に由来する細胞付着タンパクである。
この細胞を非イオン性の界面活性剤で可溶化し、そし
て、この結果得られた上清を分子量−排除型カラムクロ
マトグラフィーにかけ、次いで選択したカラムフラクシ
ョンをプールする。本発明のこのプールされたフラクシ
ョンは、顕著なウレアーゼ酵素活性の大部分を有するフ
ラクションは含まない。その代わり、低分子量のウレア
ーゼ活性に欠けた抗原を含む一連のフラクションをプー
ルして最終の抗原調製物を得た。
【0026】本発明の抗原は、いくつもの方法で調製し
得る。好ましい実施態様では、抗原は、Brucell
a brothの様な生育培地中でH.pylori
生物を生育させることにより調製した。この培地には、
栄養補填物が含まれている。好ましい補填物は、ウシ胎
児血清である。この細胞は、CO2、O2、およびN2
混合ガス中で、回転させられているフラスコ中で、培養
される。この細胞は、対数増殖期が終わり始めるとき
に、中速度の遠心分離により回収される。H.pylo
ri細胞はまた、例えば、血液寒天プレート上の様なプ
レートに蒔いて育成され得て、次いで回収する。
【0027】H.pylori細胞を回収した後、これ
らを洗浄し、そして可溶化のためにバッファー中に懸濁
し得る。好適な実施態様では、この可溶化バッファー
は、非イオン性の界面活性剤を含んだ、リン酸緩衝食塩
水(PBS)である。非イオン性の界面活性剤には、エ
チレンオキサイドあるいはプロピレンオキサイドと:
(1)C6からC22のアルキルフェノール;あるいは
(2)一級の、あるいは二級の直鎖状、あるいは分枝
状、脂肪族アルコール;との反応生成物が含まれる。他
の非イオン性の界面活性剤には、長鎖の三級アミンオキ
サイド、長鎖の三級ホスフィンオキサイド、およびジア
ルキルスルフォキサイドが含まれる。非イオン性の界面
活性剤は、好ましい実施態様では0.1から3.0%
(重量/体積)の濃度の、そして最も好ましくは1.0
%の濃度の、n−オクチル−β−D−グルコピラノシド
である。
【0028】洗浄されたH.pylori細胞は、10
0mgの湿重量の細胞当り約0.1から10mlの可溶
化バッファーに懸濁され、さらに好適には、100mg
の湿重量の細胞当り約1mlの可溶化バッファーに懸濁
される。この懸濁液は、インキュベートし、そして少な
くとも約30分間、室温で攪拌される。この結果得られ
る可溶化した細胞懸濁液を、通常は一晩、PBSで透析
し、そして、中速度の遠心分離により上清を回収する。
【0029】この結果得られる上清は次ぎに、通常は分
子量−排除型のクロマトグラフィーである、サイジング
分離にかける。好適な実施態様では、上清を6FF−P
harmacia分子量−排除型のカラムに入れ、約
0.025%のアジ化ナトリウムを含む50mMのTr
isバッファー(pH8.0)で溶出する。次に、フラ
クションを回収し、そして280nmの吸光度とウレア
ーゼ活性をモニターし、分画化プロフィールを調べる。
【0030】ウレアーゼ活性の大部分を有する、高分子
量のウレアーゼ活性を含むタンパクフラクションを捨
て、残りの低分子量の低ウレアーゼフラクションをプー
ルする。このプールが、本発明の抗原抽出物を構成す
る。この抽出物は、還元型SDS−PAGE分析で、2
00,000ダルトンより小さい分子量、さらに特定的
には、約16,000から約120,000ダルトンの
分子量を有する抗原から構成される。好適な実施例で
は、この抽出物は図1のフラクション34から52をプ
ールして作られる。
【0031】方法:生物学的試料中のH.pylori
に対する抗体を検出するために、本発明では、種々の血
清学的アッセイを使用し得る。酵素結合免疫吸着アッセ
イ(ELISAs)、ラピッド−フロースルーアッセ
イ、ラテックス凝集反応アッセイ、イムノブロットアッ
セイ、およびラテラルフローアッセイ、の様な特性のよ
くわかったアッセイは全て本発明に使用できる。放射免
疫アッセイ、補体固定法、間接赤血球凝集反応、等のア
ッセイも全て本発明に使用できる。
【0032】好適な実施態様では、血清学的アッセイ
は、EIAマイクロタイター法で行われる。この方法で
は、マイクロタイタープレートのウェルは、上述の本発
明の抗原調製物でコートされ、そして、4℃で一晩イン
キュベートされる。次に、この調製物溶液は捨てられ、
そしてウェルは、37℃で2時間乾燥される。次に、試
験される生物学的試料を、ウシ血清アルブミン(BS
A)を含んだPBSで種々の希釈濃度に調製し、ウェル
に加える。25℃で30分間インキュベートした後、生
物学的試料を除去し、そしてウェルを界面活性剤Twe
en 20を含んだPBSで洗浄する。次に、酵素標識
した、ヒト免疫グロブリンG(「抗ヒトIgG」)を認
識する、ウサギの抗体調製物を加え、そして、ウェルを
さらにインキュベートする。溶液を再び捨てて、さらに
PBS−Tween 20洗浄を行う。最後に、この標
識した酵素に対する基質を含んだ溶液を加える。
【0033】もし生物学的試料中にヒトのH.pylo
riに対する抗体が存在するならば、ウサギの抗ヒトI
gG抗体はウェルに結合し、そして、標識された酵素
は、基質と反応し、存在する抗体の量を反映する色の変
化が生じる。好適な実施態様では、酵素は西洋ワサビペ
ルオキシダーゼ、および基質は2,2’−アミノ−ビス
(3−エチルベンズチアゾリンスルフォン酸)ジアンモ
ニウム塩(ABTS)である。
【0034】他の免疫アッセイは、EIAマイクロタイ
ターアッセイに似ているが、多孔性ナイロン膜に吸着さ
れた抗原調製物を利用する、ラピッドフロースルーEI
Aアッセイである。このナイロン膜を、次に、吸収剤パ
ッドの上に置き、そして、プラスチックホルダーに入れ
て、膜をさらす。生物学的試料は希釈され、そして、膜
を通して流される。次に、酵素標識したウサギ抗ヒトI
gG抗体を通して流し、さらに洗浄液を、通して流す。
最後に、標識した酵素に対する基質を含んだ溶液を加
え、そして、ELISA法と同様に色の変化を生成させ
る。
【0035】ラテックス凝集反応アッセイでは、抗原調
製物は、ラテックスビーズに吸着させられる。次に、生
物学的試料をスライド上でラテックスビーズと共に直接
インキュベートする。短い時間の後に、H.pylor
抗原に対する抗体の存在を示す、架橋あるいは凝集し
たラテックスビーズの存在により反応を調べる。
【0036】キット:本発明はさらに、上述の抗原調製
物を含んだキットにも使用できる。そしてこのキット
は、上述の本発明の方法を実施するために使用し得る。
【0037】好適な実施態様では、このキットには、上
述のように調製された抗原調製物が含まれ、そして、固
相担体に固定され、血清学的アッセイに使用される。
【0038】以下の実施例は、本発明を説明するためで
あり、その範囲を制限することを意図したものではな
い。
【0039】
【実施例】
(実施例1) 生育および抽出の方法 〔H.pyloriの生育〕ウシ胎児血清を補ったBr
ucella broth(Difco Labora
tories製)をH.pylori生育用培地として
用い、35℃で、CO2、O2、およびN2の混合ガス中
で、培養した。生育培地の試料20mlに、1mlの凍
結保存したH.pyloriを接種し、培養し、そして
次の48時間から72時間の間に1Lの生育用培地に拡
大し、8x107 CFU(コロニー形成単位)/ml
から10x107 CFU/mlとした。中速度の遠心
分離で細胞を回収し、脱イオン水で洗浄し、そして中速
度の遠心分離で細胞をペレット化し、1mgの湿細胞ペ
レット当り1x106細胞を得た。
【0040】〔H.pylori細胞からの超音波処理
した抽出物 〕超音波処理したH.pyloriからの
抗原抽出物である調製は、PerezらがAnn.In
t.Med. 109:11 (1988)に記述した
ものと同様である。中速度の遠心分離による最初の細胞
回収の後、この細胞を無菌の等張食塩水で三回洗浄し
た。最終の細胞ペレットは、1mlの脱イオン水当り、
10mg(湿重量)の細胞の濃度で懸濁した。典型的に
は、10mlから15mlの細胞懸濁液をアイスバスで
冷却しながら、Model 300 SonicDis
membrator(Fisher Scientif
ic Co.,Pittsburgh, PA)を用
い、マイクロチップを装着して二回、2分間の最大出力
で破砕した。得られた超音波処理物は、−70℃で凍結
し、次に解凍し、そして上記のように遠心分離した。こ
の上清を回収し、そして280nmの吸光度を読みタン
パク含量を見積った。
【0041】〔H.pylori細胞からのグリシン抽
出物〕抗原の酸性グリシン抽出物の調製は、Blase
rおよびDuncanが、Infect. Immu
n. 44:292 (1984)に記述した、C.j
ejuniのものと同様であった。中速度の遠心分離に
よる最初の細胞回収の後、この細胞を無菌の等張食塩水
で三回洗浄し、25℃で、1mlのバッファー当り10
mg(湿重量)の細胞の濃度で、0.2Mのグリシン−
塩酸バッファー(pH2.2)に懸濁した。15分後
に、細胞懸濁液を再び遠心分離した。この上清を回収
し、12キロダルトンから14キロダルトンの分子量の
カットオフのチューブに入れ、冷水中で一晩透析した。
この保留物を回収し、そして280nmの吸光度を読み
タンパク含量を見積った。
【0042】〔H.pylori細胞のn−オクチル−
β−D−グルコピラノシド(BOG)抽出〕典型的な実
験においては、H.pylori培養物は中速度の遠心
分離によって細胞回収し、そしてこの細胞を無菌の脱イ
オン水に二回懸濁することにより洗浄し、次いで遠心分
離した。最終の細胞ペレットは、アジ化ナトリウムおよ
び1%(w/v)のn−オクチル−β−D−グルコピラ
ノシド(BOG)を含むリン酸緩衝食塩水(PBS)
に、100mg/mlの濃度で懸濁し、25℃で、30
分間インキュベートした。この懸濁液を、12キロダル
トンから14キロダルトンの分子量のカットオフのチュ
ーブに入れ、アジ化ナトリウムを含むPBSで4℃で一
晩透析し、そして中速で遠心分離した。この上清を回収
し、そして280nmの吸光度を読み、抽出物中のタン
パク含量を見積った。
【0043】(実施例2) 〔H.pylori抗原のBOG抽出物の調製および分
析〕上述のBOG抽出物を、0.025%(w/v)の
アジ化ナトリウムを含む50mMのTris−塩酸バッ
ファー(pH8.0)で平衡化した6FF−セファロー
ズ樹脂(Pharmacia製)に入れた。70個のフ
ラクション(それぞれがカラムの容量の2%に等しい)
を回収し、そして280nmの吸光度でモニターした。
BOG抽出物の典型的なフラクションプロフィールを図
1に示す。
【0044】図1のフラクションプロフィールには5つ
の識別可能な成分が認められる: (1)プールA(フラクション17から19を含む)
は、最初の高分子量ピークであり、そしてH.pylo
riのウレアーゼ活性は殆どない;(2)プールB(フ
ラクション20から33)は、「ピークの谷」にあり、
そしてウレアーゼ活性の大部分を有している;(3)プ
ールC(フラクション34から52)は低分子量の低ウ
レアーゼタンパクを含んでいる;(4)プールD(フラ
クション53から58)第二のタンパクピークの下り坂
部分である;そして最後の(5)プールE(フラクショ
ン59から63)は、第二のピークのテーリング端であ
り低分子量である。
【0045】これらのフラクションは、0.1%(w/
v)のSDSの存在下で、0.15x12x15cmの
ゲル[12%(w/v)のアクリルアミドと、0.32
%(w/v)のN,N−メチレンビスアクリルアミド]
の還元型SDS−PAGEを行うことにより分析した。
低分子量および高分子量のタンパク標準物質(BioR
ad Labs製)をフラクション試料と共に電気泳動
した。電気泳動は、トラッキング染料(確認物質)であ
るブロモフェノールブルーがゲルの下端に移動するまで
(2.5時間から3時間)25mA/plate(スタ
ッキングゲル)あるいは40mA/plate(ランニ
ングゲル)で行われた。次にゲルを、50%(v/v)
のメタノールと10%(v/v)の酢酸に溶解した、
0.2%(w/v)のクーマシーブリリアントブルーR
250で60分間染色し、そして最後に、50%(v/
v)のメタノールと10%(v/v)の酢酸で脱色し
た。
【0046】H.pylori細胞のBOG抽出物の6
FFセファローズ分画した後に得られる、プールしたA
からEのフラクション(前に定義した)のSDS−PA
GE分析により、表1のように、H.pylori特異
的抗原および共通抗原に関して濃縮されている範囲が示
されている。プールAおよびBの高分子量の抗原(MW
>200,000)は、SDS−PAGE分析に必要と
される消化および還元の結果、低分子量のバンド(MW
<120,000)として、還元型PAGEゲル上に出
現する。
【0047】
【表1】
【0048】表1は、プールCがH.pylori特異
抗原に相対的に富んでいることを示している。
【0049】各フラクションのウレアーゼ活性は、Mo
bleyらが、Infect.Immun. (198
6) 54:161−169に記述した方法の変法によ
り測定し、ウレアーゼ触媒による尿素の加水分解により
生成したアンモニアにより起こるpHの変化の測定を包
含している。各フラクションのアリコート50μlを、
ウレアーゼ基質バッファー(10mMの尿素、4.5m
Mのリン酸ナトリウムバッファー(pH6.8)、70
μg/mlのフェノールレッド)780μlに加え、そ
して、この混合物を室温で30分間インキュベートし
た。つぎに、100μlのアリコートの550nmでの
光学密度(OD)を、MR 700型のマイクロタイタ
ープレートリーダー(Dynatech Labora
tories)を用いて測定した。特異的ウレアーゼ活
性は、OD550/A280の比で表現された。図1は、BO
G抽出物の280nmにおける6FFセファローズフラ
クションプロフィール、および、プールBおよびCの特
異的ウレアーゼ活性、を示している。
【0050】(実施例3) 〔プールB、プールCおよび他の抗原の比較〕 この実施例は以下に記述する様に、ウレアーゼ活性の大
部分を含むプールB(フラクション20から33)、お
よび低ウレアーゼ活性のプールC(34−52)を、ヒ
ト血清中の抗−H.pyloriIgG抗体の検出能力
に関して比較している。
【0051】〔患者血清標本〕胃生検の培養および組織
学的検査の結果から、H.pylori陽性あるいは陰
性のいづれかであると判断された個体からの、血清およ
び血漿標本を、胃腸科の病院で集めた。これらの試料
は、臨床的に診断された胃腸病の症候によりさらに細分
類された。
【0052】〔H.pyloriのフロースルーEIA
アッセイ〕吸着材パッドから構成される固相の部品構成
物を容器の鋳型底に置き、さらに、1平方インチの8S
レーヨン、および1.2μ Biodyne Aナイロ
ン膜を置いた。このナイロン膜に、抗原スポット用溶液
で希釈したH.pylori抽出物をスポットし、次い
で、アジ化ナトリウムを含んだPBSで希釈したヒトI
gGをスポットした。この膜を、アルキル化したBSA
溶液を用いて室温で30分間ブロックし、次に、45℃
で10から20分間乾燥した。スポットされた領域を可
視部分の中央になるようにしながら、処理したナイロン
の上に容器の鋳型の蓋を置き、そして、ソニックで溶着
させた。予備(前)フィルター部品を、溶着されたユニ
ットに挿入し、乾燥剤を含む箔の小袋にいれ、加熱シー
ルした。
【0053】〔ラピッドフロスルーEIAアッセイ用の
試験方法〕患者試料(血清あるいは血漿のいづれか)
を、30μlのキャピラリーの分注装置を用いて、15
0μlの試料希釈液の入ったプラスチックカップに入れ
た。希釈した試料を、上述のアッセイ用器材に入れ、そ
して、フィルターを完全に通り流れる様にした。次に、
アルカリフォスファターゼ結合ウサギ抗ヒトIgGを加
え、再び完全に通り流れる様にした。フィルターを、
0.5mlの洗浄溶液で洗浄し、そして、このカートリ
ッジ(器材)に3−インドキシルフォスフェート溶液
(発色基質)を210μl加えた。5分間インキュベー
トした後に、試験を終了させるために、この膜を完全に
洗浄した。次に、以下の判断基準を用いて、免疫アッセ
イの結果を15分以内に読みとった:「陰性結果」は、
膜の中央を交差する青いネガティブバーの出現により示
された。「陽性結果」は、膜上の対照のネガティブバー
の上に載った全体が青い円の出現によって示された。青
いバーおよび全体が青い円の両者の欠如は、試験が解釈
不能であることを示し、試験を再度行わなければならな
い。
【0054】〔ヒト血清中のH.Pyloriに対する
抗体を検出するための、H.pylori抗原抽出物の
プールCの適性〕ヒト血清標本に対する擬陽性の頻度を
調べるために、異なる抗原調製物に対しラピッドEIA
を用いた。使用した抗原調製物は上述の:BOG抗原抽
出物のプールAおよびC;および超音波処理物、および
グリシン抽出物、である。結果は表2に表した。
【0055】
【表2】
【0056】BOG抗原抽出物のプールCが、最も低い
頻度の擬陽性(14%に対し、他の抗原抽出物は41%
から77%)であることがみて取れる。
【0057】〔BOG抗原抽出物のプールCを用いた
H.Pyloriに対する抗体のヒト血清に対する精度
相関検討〕183の血清および血漿標本が、3つの胃腸
科病院から集められた。BOG抗原抽出物のプールC
を、ラピッドEIAアッセイに用いた。試験結果は、ア
ッセイを終了後即座に視覚的に判定した。結果の一致し
ない標本は、H.pyloriに対するIgG抗体を検
出する、BiometraマイクロタイターELISA
テストにより試験した。
【0058】培養、および組織学的試験結果に対する、
本アッセイ結果の相関を、表3に表す。
【0059】
【表3】
【0060】一致しない結果の標本は、Biometr
aELISA試験を用いて、感染陽性あるいは感染陰性
を確認した(表4)。
【0061】
【表4】
【0062】培養および組織学的試験で陰性であり、ラ
ピッドEIA試験で陽性の、血清の15のうち14が、
BiometraELISA試験により、陽性であるこ
とが確認された。これらの補正によりラピッドEIA試
験は、感度および特異性が、それぞれ、96%および9
9%であることが示された(表5)。
【0063】
【表5】
【0064】 〔ヒト血清中のH.pyloriに対する抗体を検出す
るための「ウレアーゼに 富んだ」抗原抽出物とプールCとの、適性に関する比
較〕 「ウレアーゼに富んだ」抗原調製物(プールB)は、E
vansらの、米国特許第4,882,271号に記述
されている様に調製した。そして、ラピッドEIA試験
において、ヒト血清中のH.pyloriに対するIg
G抗体を検出する能力を「低ウレアーゼ」のプールC抗
原と比較した。表6に、ヒト血清標本で得られた結果を
示す。
【0065】
【表6】
【0066】表6は、低ウレアーゼのプールC抗原は、
ウレアーゼに富んだEvansの抗原調製物よりも低い
頻度での擬陽性があることを示している(各々、6%に
対して、25%である)。
【0067】(実施例4) 4つの異なるH.pylori抗原調製物(プールA、
プールC、(低ウレアーゼ)、超音波処理物、およびグ
リシン抽出物)と、ヒト血清標本に関する培養および組
織学的データとを、マイクロタイターELISAのフォ
ーマットで比較した。
【0068】〔H.pyloriのEIAマイクロタイ
ターアッセイ〕96穴の、平底の、集合させたマイクロ
タイタープレートを、4℃で一晩、最適化された濃度の
4種の抗原でコートした。抗原溶液を除去した後、この
プレートを、空気乾燥し、そして、袋にいれた。免疫ア
ッセイを行うために、このウェルを、室温でマイクロタ
イター洗浄溶液(0.05%(w/v)のTween2
0および0.01%(w/v)のThimerosal
を含んだPBS)の300μlで再水和した。次に、こ
の溶液を除去し、引き続く工程を25℃で行った。BS
Aを含んだPBSで100倍に希釈された血清標本を、
ウェルに入れ(100μl/ウェル)、そして30分間
インキュベートした。このプレートを、各300μlの
洗浄溶液で5回洗浄し、そして、ペルオキシダーゼ結合
ウサギ抗ヒトIgGと30分間インキュベートした。こ
のプレートを再度、各300μlの洗浄溶液で5回洗浄
し、そして、2,2’−アミノ−ビス(3−エチルベン
ズチアゾリンスルフォン酸)ジアンモニウム塩(ABT
S)および過酸化水素から構成される新しく調製された
基質溶液と15分間インキュベートする。0.25Mの
シュウ酸50μlを加えて、反応を停止させ、そして、
MR700プレートリーダー(Dynatech La
boratories)で、410nmの吸光度を読ん
だ。
【0069】表7に表した結果は、試験した他の抗原調
製物と比較して、プールCは、H.pylori
性、およびH.pylori陰性のヒト血清の同定する
のに、特異性および感度において、優れていることが示
されている。
【0070】
【表7】
【0071】生物学的試料中のHelicobacte
r pyloriを検出するための、高感度および特異
的な抗原調製物が開示されている。この調製物は、界面
活性剤で可溶化されたH.pylori細胞の分子量−
排除型クロマトグラフィーから得られた一連の抗原を用
いている。この改良された抗原調製物を利用した、EL
ISA、ラテックス凝集法、およびラピッドEIAアッ
セイの様な血清学的アッセイ、およびこれらの血清学的
アッセイに用いるためのキットもまた開示されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】n−オクチル−β−D−グルコピラノシド(B
OG)抽出されたH.pylori抗原の、6FFセフ
ァローズカラムによる典型的なフラクションプロフィー
ル(分画チャート)、およびプールしたフラクションの
ウレアーゼ活性を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C12R 1:01) (73)特許権者 591270970 10165 McKellar Court, San Diego, Califo rnia 92121, United S tates of America (72)発明者 ジャン ダブリュー. ポウラック アメリカ合衆国 カリフォルニア 92007,カーディフ,カミニト セプテ ィモ 1203 (72)発明者 クリスティー エス. コンドン アメリカ合衆国 カリフォルニア 92122,サンディエゴ,カミノ ラポサ 7842 (56)参考文献 特開 平2−35096(JP,A) 国際公開89/8843(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/569 A61K 39/02 ACJ G01N 33/53 C12P 21/00 BIOSIS(DIALOG)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Helicobacter pylor
    i抗体の存在を検出するために有用なH.pylori
    由来のタンパク質を含む組成物であって: 該組成物は、ウレアーゼによって触媒されるアッセイに
    おいて、OD550/A280の値が0.34未満であるウレ
    アーゼ特異的活性を有し、そして該組成物中の該H.p
    ylori由来のタンパクが、変性および還元された場
    合に、SDS−PAGEによって、120kD;66k
    D;62kD;59kD;52kD;および31kDの
    分子量のH.pyloriに特異的な抗原、ならびに8
    9kD;73kD;56kD;45kD;42kD;2
    9kD;25kD;21kDおよび16kDの分子量の
    共通抗原からなると特徴付けられ、 そして66kDおよび56kDの抗原の量が、上記に示
    される残りの個々の抗原のいずれの量よりも多い、組成
    物。
  2. 【請求項2】 請求項に記載のHelicobact
    er pylori由来のタンパクを含む組成物であっ
    て、ここで該H.pylori由来タンパクが、n−オ
    クチル−β−D−グルコピラノシド(BOG)を用いて
    インタクトなH.pylori細胞を抽出して抽出物を
    得る工程;該抽出物をサイジングカラムクロマトグラフ
    ィーに供して画分を得る工程;および該サイジングカラ
    ムクロマトグラフィーによって決定される約200kD
    未満の分子量を有する画分を回収して、ウレアーゼ活性
    の大部分を含む高分子量タンパクピークを排除する工
    程、によって得られ得る、組成物。
  3. 【請求項3】 生物学的試料中のHelicobact
    er pylori感染から生じる抗体の存在を検出す
    るための方法であって、該方法は、以下の工程: (a)該試料を、請求項1または2のいずれかに記載の
    H.pylori由来のタンパクを含む組成物と接触さ
    せる工程; (b)該試料および該組成物が、該試料中に含まれる任
    意の抗体についての抗原抗体複合体を形成することを可
    能にする工程;および (c)Helicobacter pylori感染の
    存在を示す任意の抗原抗体複合体の存在を検出する工
    程、 を包含する、方法。
  4. 【請求項4】 請求項に記載の方法であって、工程
    (b)において、前記抗原複合体が、酵素結合免疫吸着
    アッセイ、放射免疫アッセイ、補体固定法、間接赤血球
    凝集反応、ラテックス凝集反応、ラピッドフロースルー
    アッセイ、およびラテラルフローアッセイ、 から構成される群から選択される方法によって検出され
    る、方法。
  5. 【請求項5】 生物学的試料中の感染から生じるHel
    icobacterpylori抗体の存在を検出する
    ための方法であって、該方法は、以下: (a)請求項1または2のいずれかに記載のH.pyl
    ori由来のタンパクを含む組成物を固定化および乾燥
    させる工程; (b)乾燥した抗原複合体を、該試料と共にインキュベ
    ートし、抗原抗体複合体を形成する工程; (c)酵素を結合した抗ヒトIgG抗体を、該抗原抗体
    複合体に加え、そしてインキュベートし標識化複合体を
    形成する工程; (d)該結合された酵素に対する基質を、該標識化複合
    体に加え、発色複合体を形成する工程;そして (e)該発色複合体を、該基質の変化についてモニター
    して、該試料中に存在するHelicobacter
    pyloriに対する抗体の量を決定する工程、 を包含する、検出方法。
  6. 【請求項6】 工程(c)において、前記抗ヒトIgG
    抗体が、西洋ワサビペルオキシダーゼに結合されてい
    る、請求項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 生物学的試料中のHelicobact
    er pylori感染に応答して形成される抗体の存
    在を決定するためのキットであって、該キットは、請求
    項1または2のいずれかに記載のH.pylori由来
    のタンパクを含む組成物を含む、キット。
  8. 【請求項8】 前記抗原性組成物が、固体支持体上に固
    定されている、請求項に記載のキット。
  9. 【請求項9】 請求項に記載の組成物を得るための方
    法であって、以下: n−オクチル−β−D−グルコピラノシド(BOG)で
    インタクトなH.pylori細胞を抽出して、抽出物
    を得る工程;該抽出物をサイジングカラムクロマトグラ
    フィーに供して、画分を得る工程;および該サイジング
    カラムクロマトグラフィーによって決定される約200
    kD未満の分子量を有する画分を回収して、ウレアーゼ
    活性の大部分を含む高分子量タンパクピークを排除する
    工程、 を包含する、方法。
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