JP2901296B2 - カンピロバクター・ピロリの高分子型細胞関連蛋白の調製法とカンピロバクター・ピロリ感染の血清学的検出のための用法 - Google Patents

カンピロバクター・ピロリの高分子型細胞関連蛋白の調製法とカンピロバクター・ピロリ感染の血清学的検出のための用法

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はカンピロバクター・ピロリ感染二対する抗
体の検出のための抗原として使われる高分子細胞関連蛋
白に関する。それは抗原を調製するためと同様感染を検
出し、モニターすることにも有用である。
発明の背景 カンピロバクター・ピロリ(C.pylori)は1982年には
じめて単離された。それは胃炎の重要な原因となること
で知られており、十二指腸潰瘍、胃潰瘍、胃弱、胃癌な
どにも関わっている。1982年に発見されて以来、C.pylo
riについて、またその胃病や潰瘍の形成に対する現実の
役割について詳細に調べようとして多大の世界的な関心
がもたれている。C.pyloriと異常な胃病理との間に密接
な関連を示す多くの研究があるにも拘らず、その菌が病
原性か、あるいは日和見的なのか結論するに足る証拠は
ない。しかしながら、C.pyloriの存在は胃の病気を治療
するのに重要な着眼点である。
C.pyloriをもっている患者は臨床検査に役立ち、治療
の間の病状を追跡するのに有用な特別の抗体応答を示
す。従って多くの系が血清のC.pylori抗体を検出するた
めに開発されてきた。しかしながら、予備的な研究によ
れば、C.pyloriは好熱性のカンピロバクターであるC.je
juniやC.coliなどと抗原的交差反応を示す。この交差反
応は特異性の欠陥をもたらす。
交差反応に関連した問題を避ける試みとして、研究者
はC.pyloriの酸可溶性表層蛋白と外膜蛋白について強力
に研究してきた。Newall,D.C.,ジャーナル・オブ・マイ
クロバイオロジー誌,133巻,163-170(1987年);perez-P
erez,G.I.,Bla-ser,M.J.,インフェクション・アンド・
イムニテイ誌,55巻1256-1263頁(1987年)。
Nowallは酸で抽出される蛋白はC.pyloriに特有の分子
量が20,000から100,000ダルトンの蛋白であることを示
した。しかしながら、これらの蛋白のうちいくつかはC.
jejuniの蛋白と類似しており、多くはまたC.jejuniと交
差反応を示した。少くとも1つの主要抗原(約60,000ダ
ルトン)はC.jejuniとは殆んど交差反応を示さなかった
が、少しはまだ交差反応した。他方、Perez-Perezは約6
2,000ダルトンの抗原が重大な交差反応をすることを示
した。C.pyloriは急性の胃炎患者において全身性及び局
所性の抗体反応を示しうるが、この分泌性抗体反応は宿
生をなくすことにはならないようである。Rathbone,B.
J.ら、グート誌,27巻,624-647(1986年)。Rathboneら
はその免疫学的測定に全菌体を使った。
イムノブロット法を使った他の研究によってC.pylori
は分子量100,000ダルトンまたはそれ以下の範囲に多く
の免疫反応性の成分をもっていることが示された。Kald
or,Jら、ザ・メディカル・ジャーナル・オブ・オースト
ラリア誌,145巻,133-135頁(1986年)。
全菌体を使うELISA法でC.pyloriの抗体を検出できる
が、まだ交差反応の問題は解決できない。Morrisら、ザ
・ニュージーランド・メディカル・ジャーナル誌,99巻,
657-659頁(1986年)。
C.pyloriの酸グリシン抽出物はELISA法で抗体を検出
する。しかしながら、多くの誤陽性、誤陰性が存在す
る。個々の擬似的な結果の相当な数がカットオフする点
を調整することで調節はできるけれど、グループ間で大
きな重複がみられる。Goodw-inら、ザ・ジャーナル・オ
ブ・インフェクシャス・ディジーズ誌,155巻,488-494頁
(1987年)。同様な結果が補体固定、細菌凝集、イムノ
ブロッティング等でもみられている。Jonesら、ジェネ
ラル・クリニカル・パソロジー誌,37巻,1002-1006頁(1
984年),Jonesら,ジャーナル・オブ・メディカル・マ
イクロバイオロジー誌,22巻,57-62頁(1986年)。酸で
洗った画分は補体結合法でもSDS-PAGEイムノブロット法
でも同様な結果を示す。Wulffenら、ジャーナル・オブ
・クリニカル・マイクロバイオロジー誌,24巻,716-720
頁(1986年)。
罹患したヒトの血清中にはC.pylori抗体がみらえると
いう多くの報告がある。これらは全て微生物の外側の表
面を扱ったものである。これらの検定系では、抗原は全
菌体または鞭毛の一部分かであり、大凡100,000ダルト
ンまでの分子量範囲にある外層膜である。これらの研究
はいずれも感染を正確に検出するには十分でない。重大
な誤分類、誤陽性、誤陰性、あるいはC.jejuniやC.coli
のような他の生物との交差反応がある。かくして、C.py
lori抗体を特異的に検出する迅速な免疫学的方法が必要
となる。本発明はこの要求に適合する。本発明はC.pylo
ri感染を診断するための新規で正確な血清学的方法を述
べている。これまでに報告された結果はより低分子物質
を使っており、他の細菌との交差反応がかなり高いレベ
ルにある。同じように全体に信頼される方法は他にない
(感度と特異性の点で)。
消化不良の症状は西欧世界で大きなヘルスケア出費を
伴っている。この消化不良の頻度について正確な統計は
つかめてないが、最近の研究で公共的な問題となってい
ることが示されている。例えば、英国では開業医によっ
て扱われた患者の約1%が毎年最初に消化不良を訴える
とされている。消化不良の費用は多く、次のようなもの
が含まれる。(1)制酸剤あるいはH2受容体拮抗剤(シ
メチジン、ラニチジンの売上げは20億ドル以上)、
(2)消化器官バリウムやファイバースコープ内視とい
った診断のための費用、(3)仕事からはなれることに
よる費用等。消化不良の薬物使用に及ぼす影響はスウェ
ーデンで胃炎や非潰瘍性の消化不良の診断がなされた患
者をみることで研究された。
Tyllstromら、スカンジナビアン・ジャーナル・オブ
・ガストロエンテロロジー,1984年,19巻,755-760頁 Tyllstromは、制酸剤あるいはH2受容体拮抗剤治療が
これらの患者に一般的であるとした。事実、医者を訪れ
る多くの患者は処方薬を与えられた。この結果はそのよ
うな患者の91%が一般的に制酸剤を使用されているとい
う英国のデータと同様である。Tyllstromはスウェーデ
ンの全人口の1%が毎日投薬され、非潰瘍性消化不良が
シメチジン投与を最初に指示され、それが処方箋の35%
とみなして計算した。シメチジンで治療される患者の割
合は増加の傾向にあることも注目されている。
胃腸障害や潰瘍の発生が西欧社会で高まり、コストも
上っているので、これらの病気を検出し、モニターし、
治療することは大いに望まれる。かくして、本発明はこ
の病気と関連し、その消失が臨床的に改善されることと
関係しているC.pyloriを特異的に検出することのできる
ことで重要である。
発明の要約 本発明の目的はC.pyloriの高分子細胞関連蛋白から抗
原を単離精製することである。
本発明のもう一つの目的はヒトにおいてC.pyloriの感
染を検出する方法である。
本発明のさらにもう一つの目的は診断用キットであ
る。
かくして前記の目的に付随して、本発明の態様に従え
ばC.pyloriの高分子細胞関連蛋白(HM-CAP)から抗原が
提供されるがその抗原は分子量300,000から700,000ダル
トン、焦点電気泳動でのpIは5.9〜6.3、燐酸緩衝化した
生理食塩水やトリス塩酸バッファーに可溶の形でほヾ精
製される。好適具体例の一つでは抗原はウレアーゼ活性
を示している。
初の具体例には、HM-CAPから分離された抗原を検査す
べき血清試料と結合し、酵素結合免疫法、ラジオイムノ
アッセイ、補体結合法、ラテックス凝集法、予めグルタ
ルアルデヒドあるいはタンニン酸で処理(活性化)した
HM-CAPコートした赤血球を用いる受動的血球凝集法等か
ら成る群から選ばれる免疫学的方法を行うことによって
ヒトのC.pylori感染の検出をする血清学的方法が含まれ
ている。
具体例の一つに酵素結合免疫吸着法が使われている。
この方法は抗原を固相の支持体に固定し、固定化された
抗原に血清試料を加え、血清試料を反応させ、固定化し
た抗原と抗原−抗体結合体を作らせることを含んでい
る。その抗原抗体結合体に酵素を結合した抗ヒトIgGを
加えて、抗原−抗体酵素結合抗ヒトIgG結合体を作らせ
る。望ましい具体例には、酵素はアルカリホスファター
ゼ、西洋ワサロペルオキシダーゼ、あるいはβ−ガラク
トシダーゼ等が含まれる。アルカリホスファターゼが使
われる場合、p−ニトロフェニル燐酸(酵素の基質)が
複合体に使われる。この基質はアルカリホスファターゼ
と反応して抗体の量を測定しうる色を発する。
もう一つの具体例は固相支持体に固定化したC.pylori
の高分子細胞関連蛋白の抗原を包含するキットを含む。
その他の目的、特徴、及び利点については発明の明細
の目的に対して添付の図面と一緒に示される発明の具体
例について以下の明細から明らかになるだろう。
図面の簡単な説明 本発明は以下の明細書を読み、添付の図面を参照する
ことによっても容易に理解されよう。
図1は、アガロースA-5mカラムにかけられた粗HM-CAP
の典型的溶出プロフィールである。
図2は、 で生育した細菌からとったHM-CAP標品の典型的溶出パタ
ーンでウレアーゼ活性の領域が示されている。
図3は、抗C.pyloriを検出するために平板培地で培養
した細菌からとった抗原でELISA法を行ったとき4つの
異なる陽性、陰性血清試料を比較している。
図4は、C.pyloriを検出するのに液体培養した細菌で
ELISAを行ったとき4種の異なる陽性及び陰性の血清を
比較している。
詳細な記載 図面は必ずしも尺度を合わせたものでなく、発明のあ
る特徴のために尺度は誇張されたり、明瞭さのために模
式的に示される。この技術分野に通じるものにとってい
ろいろな置きかえや修正が、この発明の目的や精神から
はなれることなく、ここに記した発明について行うこと
ができるということは容易に考えられる。
C.pyloriの高分子細胞関連蛋白(HM-CAP)からの抗原
は分子量約300,000〜700,000ダルトン、焦点電気泳動の
pIは約5.9〜6.3でPBS(燐酸塩緩衝化生理食塩水で約0.0
5M燐酸バッファーと、約0.85%NaClを含みpH約7.2のも
の)やトリス塩酸バッファー(約0.05Mトリス、pHは約
8.0)を含む一般に使われる緩衝液に溶けるような形に
ほゞ精製されている。蛋白部分は280nmの吸収によって
検出され、蛋白量の分析は少なくされた。ゲルはクマシ
ー・ブルーで染色された。HM-CAPはC.pylori細胞をn−
オクチル−ブルコシド(NOG)で処理することで抽出
(可溶化)される。NOGは膜や表層蛋白を細胞をこわす
ことなく抽出する。望ましい具体例ではこれらの抗原は
ウレアーゼ活性を示す。
C.pyloriの細胞を集菌し、洗ってもウレアーゼ活性は
細菌細胞に結合したままである。超音波破砕と遠心分離
をした後ウレアーゼ活性はペレットにあり、ウレアーゼ
活性をもった蛋白は膜の外層に結合しているという証拠
を示している。「膜の外層に結合している蛋白」とはそ
の蛋白が膜の中にあるか膜の表面上にあるかのいずれか
を示している。さらに、細胞をこわすことなく細胞表面
をこわすとウレアーゼ活性は上清画分に放出される。
抗原はいろいろな方法で調製できる。望ましくはC.py
loriはまず血液寒天平板で培養される。血液寒天平板は
約7%の新鮮な(8日以上経っていない)馬血液とDIFC
O社の脳−心臓浸出液で作られる。37℃で48時間約12%
のCO2下、約100%の湿度の環境で培養した後、C.pylori
を平板から集菌する。集菌した細菌はPBSにより約12分
間、約8000rpmで遠心分離して洗われる。これを少くと
も2回くり返す。
もう一つの具体例ではC.pyloriを約10%馬血清、約0.
03%の精製したウサギヘモグロビン、及び約0.15%のDI
FCO酵母エキスを含むDIFCOの脳−心臓浸出液からなる液
体培地で培養する。液体培養では接種菌は血液平板培地
(前出)から調製される。培養条件は血液寒天平板培養
と同じである。培養液から細菌を約8000rpmで約12分間
遠心分離して集め、平板で生育した菌について記したと
同じ洗滌方法を行う。
次に、洗われたC.pylori菌体は液体であろうが平板か
らであろうが、約pH7.2のPBS中約1%のn−オクチル−
グルコシド溶液に遠沈した菌体 当り約2.5ml入れて再び懸濁することによって抽出され
る。室温で20分間抽出した後、抽出懸濁液は約15,000rp
mで15分間遠心分離される。上清を取り出し、保存剤と
して0.024%のアジ化ナトリウムを含む1/2濃度のPBSの1
600容量を外液にして(約4l)18から24時間透析する。
透析内液を約18000rpmで約15分間遠心分離する。沈殿し
た物質を除き、上清液を貯える。上清液は粗製のHM-CAP
を含んでいる。粗HM-CAP標品をアガロースA-5mカラムに
のせ、約0.05Mのトリス−塩酸バッファー(約pH8.0で約
0.025%のNaN3を含む)で溶出する。カラムは径1.6cm長
さ100cmのカラムである。カラムから約2.5mlの分画とし
て集め、それをモニターする。これらの画分の吸光度は
280nmで測定され、ウレアーゼ活性は基質として尿素を
用いて測定された。最大のウレアーゼ活性を含む画分
(約6から8のところ)を集める。集めた画分は約300,
000から700,000ダルトンの分子量範囲を示す。この点で
HM-CAP標品は少くとも2つの別の蛋白を含んでいる。
図1は、粗HM-CAP標品2.5mlをアガロースA-5mカラム
に通したとき得られた結果を示している。画分47-49の2
80nm吸収のある物質のピークはウレアーゼ活性のピーク
と一致しており、画分51-52に低分子量の280nm吸収物質
のもう一つのピークがそれに続く。これら2つのピーク
はかなりオーバーラップしていて部分精製されたHM-CAP
の画分47-49は少くとも2つ、おそらくそれ以上の分子
種を含んでいる。これら個々の蛋白を分離するためにさ
らに分画を行える。
分子量(MW)は同じアガロースA-5mカラムを既知の分
子量をもった蛋白を流し、その溶出位置を見つけること
できめられる。例えば、画分46にチログロブリン(MW66
9,000)、画分51にアポフェリチン(MW443,000)、画分
55に酵母アルコールデヒドロゲナーゼ(MW150,000)、
画分62にウシ血清アルブミン(MW66,000)である。これ
らの標準蛋白から部分精製されたHM-CAPは300,000(画
分53)から700,000(画分46)までの分子量範囲の分子
を含んでいると計算される。
個々の蛋白画分の抗原性は図2〜4に示されている。
HM-CAP画分を選別しウレアーゼ活性にもとづいてプール
してELISA法の抗原として用いた。これら抗原に抗C.pyl
ori血清IgG抗体の有無を検出するのに非常に効果的であ
った。その生物の存、不存在は抗原の存、不在と相関し
ていた。この関係は他の不便ではあるが認識はできる方
法でもC.pylori菌体を検出されることによっても確めら
れた。2つのバッチのC.pyloriを培養し、1つを平板培
養、もう1つを液体培養し、(1)この特異性のどれだ
けがウレアーゼ以外の抗原によるとみなされるか、また
(2)抗原生産に対する菌の培養方法(平板に対して液
体培地)がELISAの特異性に影響するかどうかを確かめ
た。粗HM-CAPを両方の菌体バッチから調整され、個別に
同じアガロースA-5mカラムに通した。溶出図は図2に示
される。
いずれの場合も2つあるいはそれ以上のカラム画分を
貯えられ、図2に示すように8つの異なる画分とした。
蛋白量の定量を各画分について行い、夫々から蛋白とし
て当量になるようマイクロタイタープレートにコーティ
ングされた(ml当り0.007mgの蛋白と抗原として100μl
を)。蛋白量の定量は次の表の中にみられる。
プール2は標準法で使われるHM-CAP抗原標品に相当す
る。4個のELISA陽性と4つのELISA陰性血清試料は無作
為に選別され、ELISA法を行うために用いられた。その
結果は図3,4に示されている。
図3と図4の試験によってアガロース画分53〜60のプ
ール1〜4がプール5〜8に比べてELISA陽性とELISA陰
性の血清の間で最大のちがいがみられることが示されて
いる。プール5〜8は試料の抗原としていくらか選択性
を示し、C.pylori特異的なELISA法にするにはさらにHM-
CAPを精製する必要はないことを示唆している。
これらの結果はウレアーゼ陽性のカラム画分をC.pylo
ri特異的なELISA法におけるHM-CAP抗原として使うのに
選択することが十分な感度と選択性を与えることを示し
ている。それ故、特異的な成分にさらに分離することは
必要ない。さらに、平板培養と液体培養の最近はELISA
抗原のためのHM-CAPの素材として等しく有効である。HM
-CAPの液体培養したバッチにウレアーゼ蛋白が高収量で
あったこと(図2参照)は2つの主要なピークが効率よ
くわけられないために液体培養された抗原のプール5〜
8は平板培養された抗原のプール5〜8よりもよく作用
するということが明らかであろう。
かくして図3と図4は少くとも2つの蛋白が血清中の
C.pyl-ori抗体を検出するのに個々の蛋白夫々と同等に
効果的であることを示している。これらのデータはウレ
アーゼ活性と一致している高分子量成分が低分子抗原よ
りよい抗原であることを示しているが、それらはまたC.
pylori感染を決定するのによくないとしても、その混合
物はよいということも示唆している。かくしてその蛋白
はさらに個々の成分に精製されるけれどその混合物を分
離する前に精製をやめても十分である。
血清中のC.pylori抗体を検出するのに多くの方法が使
われる。この分野技術に通じる人は酵素結合免疫吸着法
(ELISA)、ラジオイムノアッセイ(RIA)、補体結合、
ラテックス粒子凝集法、イムノブロット法、受動的免疫
凝集法等全てが使えることを認識しよう。望ましい方法
には血清学的方法にELISAが含まれる。この方法は固相
支持体にHM-CAP抗原を固定化することを含んでいる。抗
原を固定化した後、検査すべき血清試料を固定化した抗
原と結合させ、それらを約90分間室温で湿潤な条件でイ
ンキュベートする。抗原−抗体結合体がそのインキュベ
ーションの間に形成される。抗原抗体結合体が形成され
ると、アルカリホスファターゼ結合の抗ヒトIgGを固相
支持体上の抗原−抗体結合体に加え、約90分間室温、湿
潤状態で反応させ、抗原−抗体−アルカリホスファター
ゼ結合抗ヒトIgG複合体を形成させる。そこで起こる結
合の量を測るのに多くの基質が使われる。好適な具体例
ではp−ニトロフェニル燐酸がこの結合体に加えられ生
じる黄色物質を形成される抗原抗体複合体の量、従って
血清中に存在する抗体の量を定量するために測定する。
実施例1 ELISA法:約0.007mg/mlの蛋白濃度にPBSで希釈したHM
-CAP抗原100μlでマイクロタイタープレートをコート
する。一例では標準的な96ウエルプレートが使われる。
18〜24時間、37℃、湿潤な場所においた後、抗原はプラ
スチック表面に付着し、非特異的に永久に結合させる。
余分なプラスチックの蛋白結合部分を約30分間、約37℃
の湿潤なところでPBSに溶かした約1%BSA(ウシ血清ア
ルブミン)とインキュベートすることでブロックする。
余分のBSAを3回PBST(約0.02%のTween20を含むPBS)
で洗うことによって取除く。次に、ウエル当り約100μ
lの血清をPBSで1:50か1:100に希釈して添加する。室温
で約90分間、湿潤な場所においてインキュベートした
後、過剰の抗体はPBSTで3回洗うことによって除く。ウ
エル当り約100μlの適当に希釈した結合体(アルカリ
ホスファターゼを結合したヤギ抗ヒトIgG抗体)を加
え、混合液を約90分間、湿潤なところで室温でインキュ
ベートする。過剰の結合体、すなわち未反応の結合体を
PBSTで3回洗った後、ウエル当り約100μlのアルカリ
ホスファクターゼ基質、例えばp−ニトロフェニル燐酸
を加える。さらに約60分間、湿ったところでインキュベ
ートした後、黄色く発色した酵素反応物を測定する。夫
々のマイクロタイタープレートには一連のコントロール
が含まれている。例えば、既知のELISA陽性血清や既知
のELISA陰性の血清、あるいは反応ブランク等である。
約0.200あるいはそれ以上の吸光度値は陽性とする。次
のような結果が得られた。
C.pylori感染は組織化学的検査と生検試料の培養、あ
るいは13C尿素の呼気試験によって陽性か陰性かを診断
した。
HM-CAP ELISA法ではC.pylori感染のある患者からの11
6検体中113を検出した。これは97.4%の特異性である。
この方法の感度は陰性のHM-CAP ELISAの結果をみること
で決められる。その結果は93のC.pylori陰性患者のうち
90が検出されることを示している。これは96.8%の感度
である。全体の信頼性は97.1%である(209検体から203
が正確に予測された)。このデータはELISA法によれ
ば、もしあっても誤分類は殆んどないことを強く示して
いる。
実施例2 キット:固相の支持体上でHM-CAP抗原をインキュベー
トすることによってキットを調整した。固相支持体は電
荷をもった膜あるいはプラスチック素材いずれでもよ
い。固相支持体と抗原の複合体は別々に包装しても、あ
るいは組み合わせて包装してもよい。キットはまた誤陽
性と誤陰性に対するコントロールと試薬を含んでいる。
このキットは1検体あるいは複数の検体用に使うことが
できる。
実施例3 ラテックス凝集法:C.pyloriに対する抗体がHM-CAPを
コーティングしたラテックス粒子を入れた血清検体で測
ることができる。さらに、単一特異的抗体(抗HM-CAP)
をコーティングしたラテックス粒子によって抗原の存在
を測定できる。約0.77ミクロンの径のポリビニル、ある
いはトルエンラテックス粒子、あるいは約0.81から1.77
ミクロンのポリスチレンラテックス粒子がHM-CAPでコー
ティングされる。ラテックス粒子約2.0mlを約20mlの蒸
留水に懸濁し、混合し、そしてフットマンNo.40紙で
過する。pH7.2のPBSあるいは相応する緩衝液で液の
波長640nmにおける吸光度を約2.0に調整した後、約0.1m
lのラテックス懸濁液を約5.0mlのPBSで希釈する。希釈
したラテックス懸濁液に約0.5mlの0.5%抗原溶液を加え
る。この混液を約37℃で30分間インキュベートする。そ
れからラテックス粒子を2回、夫々10倍量のPBSで洗滌
する。最後に懸濁液を0.1%のウシ血清アルブミンを含
む0.1Mグリシン緩衝液で吸光度0.3に調整される。測定
ではコートしたラテックス粒子と0.1Mグリシン緩衝液で
希釈した血清を等量混合する。コントロールの試験管は
血清の代りに食塩水を入れる。試験管は50℃で2時間イ
ンキュベートし、15,000×g、3分間遠心分離し、それ
から静かに上澄を流す。凝塊の程度を記録する。凝塊は
抗原抗体複合体の形成を通してビーズが凝集することに
よっている。
実施例4 ラジオイムノアッセイ:適当な濃度の抗原約100μl
で96ウエルマイクロタイタープレートをコーティングす
る。約37℃で約18-24時間インキュベートした後、ウエ
ル中の過剰の結合部分をPBSで溶かした1%BSAあるいは
それに相当するものでブロックする。測定すべき血清の
適当量をウエル当り約100μlを2つのウエルに加え室
温で約2時間インキュベートする。PBSTで数回プレート
を洗った後、適当に希釈したヤギまたはウサギの抗ヒト
IgGをウエル当り100μlを加える。抗ヒトIgGは予め125
Iで標識しておく。マイクロタイタープレートを室温で
約4時間インキュベートし、PBSTで数回洗い、風乾す
る。各ウエルの残留する放射活性の量をガンマカウンタ
ーで計測する。陽性と陰性の血清をコントロールとして
各プレートに含ませておく。この方法は陽性と陰性の血
清の間のちがいを測るために常に行われる。
この技術分野に通じる者は本発明がその目的を実行
し、上に記した目的と利点をそれに内在されているもの
も含め得られるように適合されることを実際に評価する
だろう。ここに記された方法、やり方、技術等は実施例
の代表的なものであり例示としてあげたつもりであっ
て、その目指すところをそれに限定するつもりはない。
この分野に通じた者にとっては、この発明の精神の中に
含まれ特許請求の範囲によって規定される変更や他の目
的での利用も行えるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グレイアム,デェイヴィッド ワイ. アメリカ合衆国,77054 テキサス,ヒ ューストン,ミシレ 4051番地 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07K 14/205 C12P 21/00 - 21/06 G01N 33/569 BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アガロースA-5mカラムで定量された約300,
    000から700,000の分子量をもち; 焦点電気泳動で約5.9から6.9のpIをもち; ウレアーゼ活性をもち; PBSやトリス塩酸バッファーに可溶で; カンピロバクター・ピロリの膜の外層から由来し; n−オクチル−グルコシドで膜の外層から可溶化しうる
    ようなカンピロバクター・ピロリの高分子細胞関連蛋白
    から本質的に精製された抗原を含む組成物。
  2. 【請求項2】請求項1の抗原を酵素結合免疫吸着法、ラ
    ジオイムノアッセイ、補体固定法、間接的血球凝集法、
    ラテックス凝集法等からなる群から選んだ方法により、
    検査すべき血清試料と結合させ、その抗原−抗体複合体
    が血清試料中のカンピロバクター・ピロリの量と比例関
    係にあるようなカンピロバクター・ピロリ感染の検出の
    ための血清学的方法。
  3. 【請求項3】血清試料を固相支持体に固定化した抗原に
    加え; その血清試料と固定化した支持体をインキュベートして
    抗原−抗体複合体を形成させ; その抗原−抗体複合体に酵素を結合した抗ヒトIgGを加
    え; 抗原−抗体複合体と酵素結合抗ヒトIgG結合物をインキ
    ュベートして抗原−抗体−酵素結合抗ヒトIgG複合体を
    作らせ; その抗原−抗体−酵素結合抗ヒトIgG複合体に基質を加
    え; 生成物すなわち基質の変化を測定して上記の抗体の量を
    定量し、その測定される生成物すなわち基質の変化が血
    清試料中のカンピロバクター・ピロリの量と比例してい
    る。 ステップを含む酵素結合免疫吸着法による請求項2の血
    清学的測定法。
  4. 【請求項4】その酵素がアルカリホスファターゼ、西洋
    ワサビペルオキシダーゼ、β−ガラクトシダーゼからな
    る群から選ばれる請求項3の血清学的測定法。
  5. 【請求項5】治療される患者から一連の血清試料を集
    め、その各々の試料について請求項4のステップをくり
    返すことを含むカンピロバクター・ピロリ感染を検査す
    る方法。
  6. 【請求項6】血清試料を抗原でコーティングされたウエ
    ルに添加し; その血清をウエルの中でインキュベートとし抗原−抗体
    複合体を形成させ; 放射性物質で標識した抗ヒトIgGを加え; 抗原−抗体複合体と抗ヒトIgGの混合物をインキュベー
    トとして抗原−抗体−抗ヒトIgG複合体を形成させ;そ
    して 抗原−抗体−抗ヒトIgG複合体に結合している放射活性
    の量を測定し、その結合した放射能が血清中のカンピロ
    バクター・ピロリの量に比例している。 ステップを含むラジオイムノアッセイによる請求項3の
    血清学的測定法。
  7. 【請求項7】血清試料を抗原をコートされたラテックス
    粒子に添加し; 血清試料とコーティングされたラテックス粒子をインキ
    ュベートし; 凝集塊の程度を測定し、その凝集塊の程度が血清試料中
    のカンピロバクター・ピロリの量に比例している; ステップを含むラテックス粒子凝集法による請求項4の
    血清学的測定法。
  8. 【請求項8】固相の支持体上に固定化された請求項1の
    抗原を含む組成物をつけた容器を含むカンピロバクター
    ・ピロリ抗体の存在を決定するためのキット。
  9. 【請求項9】誤陰性の対照、誤陽性の対照を含んでいる
    請求項8のキット。
  10. 【請求項10】pH約7.2の約1%のn−オクチル−グル
    コシドPBS溶液でカンピロバクター・ピロリから高分子
    細胞関連蛋白を抽出し; 約0.024%のアジ化ナトリウムを含むPBSに対してその抽
    出液を透析し; その抗原が上澄に含まれるようにその透析内液を遠心分
    離し; その上澄液をアガロースA-5mカラムにかけ、約0.025%
    アジ化ナトリウムを含むpH約8.0の約0.05Mトリス塩酸緩
    衝液でクロマトグラフイーを行い; 分子量範囲300,000から700,000に溶出される画分を集め
    る。 ステップを含む請求項1の抗原を含む組成物を調製する
    方法。
JP1504677A 1988-03-10 1989-03-09 カンピロバクター・ピロリの高分子型細胞関連蛋白の調製法とカンピロバクター・ピロリ感染の血清学的検出のための用法 Expired - Lifetime JP2901296B2 (ja)

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