JPS59502013A - 二重ル−メン型拡張カテ−テル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 二重ルーメン型拡張カテーテル 発明の背景 発明の分野 本発明はカテーテル本体の先端に固定されカテーテル本体内に裏返しにされた状 態にて収容された捲り出し可能なバルーン要素を有する拡張カテーテルに係る。

本発明の改良されたカテーテルは、先端の拡張作用部と、該拡張作用部をカテー テル本体の内面と接続し且常に開いた状態にあるカテーテル本体内を通る通路を 与える根元側の襞を備えた接続部とを有する細長い円筒状のバルーン要素を含ん でいる。

従来技術の説明 本願発明者等が知悉している最も本発明に近接した従来技術は、本願発明者であ るフオガーテイ等に付与された米国特許第４．２７１．８３９号の第三の実施例 （第７図乃至第１０図）である。

凡１Ｖと１１一 本発明のカテーテルには実質的な長さを有する円筒状のバルーン要素が設けられ ている。バルーン要素の根元側端部には複数個の半径方向の襞が設けられている 。バルーン要素の先端はカテーテル本体の先端に取付けられており、カテーテル 本体内に裏返しにされた状態にて収容されている。バルーン要素とカテーテル本 体との間に郭定された環状空間内に加圧され・たガス又は液体が導入されると、 バルーン要素の先端がカテーテル本体より押出され、これによりバルーン要素の 根元側端部の襞が引き伸ばされ、る。

図面の説明 第１図は閉塞部を有する血管及び閉塞部に近接して配置された本発明のカテーテ ルを示す斜視図である。

第２図は第１図に示されたカテーテルの拡大縦断面図である。

第３図はバルーン要素の襞を有する根元側端部を収容するカテーテルの部分を示 す拡大部分断面図である。

第４図は閉塞部を拡張するために使用されている状態にてバルーン要素を示すカ テーテルの拡大部分縦断面図である。

第５図は本発明によるカテーテルの先端部であって、特に予め形成された湾曲部 を有する先端部を示す部分図である。

好ましい実施例の説明 第１図は閉塞部１２により部分的に閉塞された血管１０を示している。

本発明のカテーテルはカテーテル本体１４と、本体１４が固定的に接続されたカ テーテルハウジング１６と、バルーン要素膨張ポート１８と、ポート１８に連通 接続された注射器２０と、ハウジング１６内に固定的に配置され且ハウジングの 内面と共働して環状の収容空間２４を郭定する両端にて開口したチューブ２２と 、拡張作用部２８と接続部３０とを有する細長い円筒状のバルーン要素２６とを 含んでおり、接続部３０には複数個の襞３２が設けられた根元部が設けられてお り、該根元部は収容空間２４内にてチューブ２２の周りに配置されている。根元 部の端部３４は、ハウジング１６に固定的に取付けられたチューブ２２に接着又 は他の手段により固定的に取付けられている。ハウジング１６には環状の絞り３ ６が設けられており、該絞りはバルーン要素２６の襞３２をチューブ２２の周り に収容された状態に保持する作用をなす。

治療現場に於てカテーテルを設置する一つの典型的な方法は、第１図に示されて いる如く、閉塞部１２まで血管１０内に案内ワイヤ３６を通し、次いでバルーン 要素２６を案内ワイヤ３６より保護すべく案内ワイヤ３６上に成る長さの小径の カテーテル３８を通し、しかる後カテーテルが第１図に示された位置に配置され るまでカテーテルを案内ワイヤに沿って移動させることである。しかる後カテー テル３８及び案内ワイヤ３６が引き抜かれる。

次いで注射器２０が操作されてカテーテルのアウタルーメン４ｏ内へ加圧された 流体が注入される。このことによりバルーン要素２６の拡張作用部が第１図に於 て破線４２により示されている如くナイソトロピックの要領にてカテーテル本体 より捲り出される。かくして拡張作用部２８がカテーテル本体より完全に捲り出 された後にもアウタルーメン４０内へ加圧された流体が継続的に供給されること により、閉塞部１２を圧縮して拡張すべく、第１図に於て点線４４により示され ている如く拡張作用部２８が半径方向外方へ膨張せしめられる。この場合バルー ン要素の伸びはバルーン要素の襞３２が引き伸ばされることによって行われる。

チューブ２２及びバルーン要素２６は互に共働してカテーテルのための常に開い たインナルーメン４２を郭定している。バルーン要素２６はポリエチレンの如き 弾性を有しない材料にて形成されている。

拡張作用部２８（又は拡張バルーン要素）及び接続部３０（又は接続バルーン要 素）は同一の直径であってよく、即ちこれら二つの部分は単一の一様なバルーン 要素を構成していてよく、またこれら二つの部分は第２図に示されている如く互 に異なる直径を有するものであってもよい。接続部の直径を拡張作用部の直径よ りも小さくすれば、拡張作用部の捲り出し中に於けるカテーテルの内壁面と接続 部の表面との間に発生する摩擦を低減することができる。

拡張作用部及び接続部は例えば１回の押出し成型等により一体の部材として形成 されてよく、またこれらの部分は短いチューブ又はフネクタに取付（プられてよ く、更には互に独立に形成され互に接着されてもよい。

バルーン要素に襞３２を設けることにより以下の如き多数の利点が得られる。即 ち襞３２により非常に長さの短いチューブ２２上にかなりの長さの接続部を収容 することができる。また接続部の襞が拡張作用部の捲り出しを阻害する摩擦をほ とんど伴なうことなく伸張することができる。

！！３２とこれを支持するチューブ２２との組合せにより、種々の物質を通すた めの障害のないインナルーメン４２．がカテーテル内に形成される。襞３２はイ ンナルーメンを閉塞すべく接続されたバルーン要素に於て発生する捲り返りや捩 れの虞れを生じることなく、非常に長い接続部を収容するための手段を構成して いる。

！！３２はハウジング１６に設けられた絞り３６によりチューブ２２の周りの所 定の位置に保持されている。絞り３６はバルーン要素の捲り出し及び収容運動中 に接続部が自由に運動することを許す。

本発明のカテーテルの他の一つの特徴は、カテーテル本体に第５図に示されてい る如き予め形成された湾曲部が設けられてよいということである。

標準的な造影剤注入用のカテーテルには、特殊な動脈内へカテーテルを容易に通 し得るよう、即ち血管の分岐点に於て所定の枝管ヘカテーテルを通し得るよう、 それらの先端部には予め形成された湾曲部が設けられている。本発明のカテーテ ルにもかかる予め形成された湾１部が設けられてよい。この特徴は常に開いたイ ンナルーメンが設けられていること及び従って本発明のカテーテルが案内ワイヤ 上に通されてよいこととも相俟って、血管撮影のＸ線技師により一般に使用され ている方法と同様の要領にて本発明のカテーテルを使用することができるように されている。例えば以下の手続が行われる。即ち案内ワイヤ３６が狭窄領域へ通 され、単純な小径のカテーテル３８が本発明のカテーテルの根元部より先端まで 通され、これにより本発明のカテーテルが困難さ又は血管等に対する損傷を伴な うことなく案内ワイヤ上に沿って前進される。本発明の力、チーチルが第１図に 示されている如く狭窄領域に近接した位置に配置されると、案内ワイヤ及び単純 な小径のカテーテルが除去されてよく、又は案内ワイヤのみが除去されてよく、 又は案内ワイヤ及び単純な小径のカテーテルの両方がそのままの状態に残されて もよい。案内ワイヤが残される場合には、拡張作用部２８は狭窄部を拡張すべく 案内ワイヤ上にて捲り出される。

浄書（内容に変更なし） （方式）　（自発） 手続補正書　囚 昭和５９年８月２１日 特許庁長官　志　賀　学　殿 １、事件の表示　ＰＣＴ／ＵＳ８３１０１７６５住　所　〒９４３０４アメリカ 合衆国カリフォルニア州、パロ・アルド、スート　２０１、ウエルチ・ロード　 ７７０氏　名　フォーガティ、トーマス・ジエイ４、代理人 居　所　・１０４東京都中央区新川１丁目５番１９号茅場町長岡ビル３階　電話 ５５１−４１７１６、補正の対象　図面 国際調査報告

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）細長い管状のカテーテル本体と、該本体に固定されたカテーテルハウジン グと、前記本体に沿って前記ハウジング内へ延在する管状のバルーン要素とを含 み、前記バルーン要素は拡張作用部と接続部とを含んでおり、前記拡張作用部は 前記本体内に捲り返されており且前記本体内より捲り出し可能であり且前記本体 の先端部に周縁部にてシールされた開口を有しており、前記接続部は前記拡張作 用部と前記ハウジングとを相互に接続しており、前記バルーン要素は前記本体及 び前記ハウジングと共働して前記バルーン要素の前記拡張作用部の膨張及び収縮 を行うためのルーメンを郭定しており、前記バルーン要素はカテーテルの中央に 延在する開いたルーメンを部分的に郭定しているカテーテル。
2. （２）細長い管状のカテーテル本体と、該本体に固定されたカテーテルハウジン グと、前記本体の内面に沿って前記ハウジング内へ延在する管状のバルーン要素 であって、前記本体の先端部に周縁部にてシールされた先端部と前記ハウジング の内面に固定された根元側端部とを有する管状のバルーン要素と、前記本体と前 記バルーン要素との間へ加圧された流体を導入して前記バルーン要素を伸張させ 且前記バルーン要素の前記先端部を前記本体より捲り出させしかる後これを膨張 させる手段とを含み、前記バルーン要素により部分的に郭定された永久的に開い た中央ルーメンを有するカテーテル。。