JPS5949188B2 - 木粉ペレットの製造方法 - Google Patents

木粉ペレットの製造方法

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JPS5949188B2
JPS5949188B2 JP7754677A JP7754677A JPS5949188B2 JP S5949188 B2 JPS5949188 B2 JP S5949188B2 JP 7754677 A JP7754677 A JP 7754677A JP 7754677 A JP7754677 A JP 7754677A JP S5949188 B2 JPS5949188 B2 JP S5949188B2
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JP
Japan
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wood flour
pellets
wood
molding
atactic polypropylene
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JP7754677A
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JPS5411162A (en
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謙一 中村
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NIPPON ATORON KOGYO KK
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NIPPON ATORON KOGYO KK
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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は如何なる熱可塑性合成樹脂とも親和性を有す
る木粉ペレットの造粒方法に関する発明であり、特に、
おが屑等の木粉をアタクチック・ポリプロピレンと混合
して家具調度品成形の合成樹脂素材のペレットと混合し
得るペレットの製造方法に係る発明である。
〈従来技術〉 周知の如〈従来、木材加工業においては鋸切削加工時に
不可避的に生ずる廃棄物である「おが屑」の処理につい
ては一部が熱硬化性合成樹脂の基材、薬品の増量材、肥
料や燃料等に有効利用されてきたが、大部分は焼却処理
されて徒に大気に放散されているのが一般である。
したがって、その有効利用については各種の技術が適用
されてさまざまに開発研究が成され、例えば、付加価値
を高める方法として、出願人の発明として、特願昭50
−122160号(合成木材の製造方法)や、特願昭5
0−122161号発明(A−P−P処理による合成木
材の製造方法)に開示されであるように木粉としてこれ
を熱可塑性合成樹脂に混入することによって大量有効再
利用する実用技術が開発されているが、木粉のみをペレ
ット化し成形時に熱可塑性合成樹脂ペレットに対し所望
量を混入して成形するとすればその取り扱いや利用が極
めて良いことが判っているにもかかわらず、かかる技術
は未だ実現されていないためにその出現が強(望まれて
いた。
〈解決されるべき技術的課題〉 この発明の目的は上述問題点を解決するべき技術的課題
とし、木材加工時に大量に生ずる「おが屑」をして「木
粉ペレット化」し全ての合成樹脂になじむように加工し
て成形し易くして家具調度品等木工産業における人工付
利用分野に益する優れた木粉ペレットの製造方法を提供
せんとするものである。
く解決するための技術的手段・作用〉 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とするこの発
明の構成は、前述問題点を解決するために総ての熱可塑
性合成樹脂と親和性を有し、且つ、良好な分散性を有す
るアタクチック・ポリプロピレンを粘結材としてこれを
おが屑等の木粉に含滲、付着、包含させ、若しくは該ア
タクチック・ポリプロピレンの微粉末と木粉を混合して
、これ等の混合物群を大圧縮比で押出することにより棒
状成形品を得、更にこれを短長で切断して木粉ペレット
を造粒するようにした技術的手段を講じたものである。
尚、アタクチック・ポリプロピレンを木粉に含滲、付着
、包含させる手段や圧縮押出する装置、手段については
適宜で選択すれば良い。
〈発明の背景〉 而して、おが屑等の木粉を熱可塑性合成樹脂に対する充
填材として広(実用化可能であるようにするためには実
質木粉のみを成形材料としての合成樹脂ペレットと略同
等の大きさのペレットに成形し、如何なる熱可塑性合成
樹脂にも容易に親和し混合分散して成形されるようにす
ることが必要であり、したがって木粉を造粒する粘結材
も上述の諸性質を具備している必要がある。
そして、この発明において用いる周知の粘結材アタクチ
ック・ポリプロピレンはこれ等の性質を充分満足するも
のである。
〈実施例〉 次に、この発明の実施例を以下の通りに詳述する。
実施例 1 木材加工業の鋸成形加工において不可避的に大量に生ず
る廃棄物のおが屑を、例えば、周知のロータリーキルン
方式の乾燥機で所定に加熱乾燥した後、これを適宜の微
粉砕機にかけ粒度100メツシユ以下の木粉に加工する
一方、周知の固形状のアタクチック・ポリプロピレンを
熔融釜で所定に加熱し、完全液状に熔融した後、重量比
で該アタクチック・ポリプロピレン1に対し10倍の上
記乾燥木粉を該熔融釜に投入し、速やかに攪拌して液状
のアタクチック・ポリプロピレンを木粉に均一に含滲吸
収させるが、木粉は該アタクチック・ポリプロピレンを
吸収スるプロセスで若干粘性を有する状態になる。
而して、アタクチック・ポリプロピレンを充分含滲吸収
した木粉を圧縮比が大きく、且つ、有効長さ/直径の短
い押出機等の所定の圧縮機に投入すれば、木粉は圧縮固
化し磨擦熱により発熱して100℃以上になり、棒状に
押し出される。
そして、該押出機の先端に予め直径3 m / mの小
孔を多数設けたダイスを取付け、該ダイスにより木粉を
3m/m径の細棒状に押出成型する。
そして、押し出された成形細棒はダイスの外側に接して
予め設置されている回転刃を回転させて3〜4m/mの
長さに切断し、これによって家具調度品等成形時に用い
る熱可塑性合成樹脂ペレットと同等の大きさの硬い完成
品の木粉ペレット得ることが出来る。
このようにして得られた木粉ペレットはポリエチレン、
ポリプロピレン、塩化ビニール、ポリスチレン、A−8
やA−B−8,ナイロン樹脂其他総ての熱可塑性合成樹
脂と親和性を有するので、上記家具調度品等を合成樹脂
にて成形するに際して、所要量の木粉ペレットを成形材
料の所定の熱可塑性合成樹脂ペレットと混合攪拌し、こ
れを成形機のホッパーに投入すれば、該ホッパー内で分
離を生じたり、又は、ブリッジを生じたりすることなく
、熱可塑性合成樹脂のみによる成形の場合の条件とほぼ
同一の条件で成形することが出来る。
これは射出成形、押出成形其他どの成形方法でも同様に
適用可能である。
実施例 2 実施例1と同様にして得られた粒度100メツシユ以下
の木粉を所定高所から適宜散布装置を介して霧状に散布
し、自然落下させる。
その落下途中において実施例1と同様にして液状とした
アタクチック・ポリプロピレンを適宜スプレーノズルに
より霧状に噴出散布すれば、該アタクチック・ポリプロ
ピレンの微粒子は木粉の微粒子に付着、又は、木粉の微
粒子をおおむね包含した状態となり、自然落下する。
而して、落下途中において冷風によりこれらの混合体群
は空冷され、アタクチック・ポリプロピレンは固化し、
木粉に付着、又は、包含した固体状態となる。
このようにして出来た固化微粒子を前述同様の圧縮比の
大きい適宜所定の押出装置により、圧縮押出成形して得
られる細棒状を先端カッタにより所定長さの短長に切断
すれば木粉ペレットが出来上る。
実施例 3 実施例1と同様にして液状となったアタクチック・ポリ
プロピレンを高所から適宜スプレーノズルより霧状に噴
出散布し、空冷させつつ自然落下させれば該アタクチッ
ク・ポリプロピレンの微粉末が得られる。
かくして得られたアタクチック・ポリプロピレンの微粉
末と上述実施例1の場合と同様にして得られた粒度10
0メツシユ以下の木粉とを重量比で1対100割合にて
所定の適宜攪拌装置により混合攪拌した後、これを実施
例1と同様にして、圧縮比の大きい所定の押出装置によ
り圧縮押出成形して細棒状成形物を該押出装置先端に設
けたカッタにより切断して、木粉へレットを製造する。
〈発明の効果〉 以上、この発明によれば、上述処理プロセスのようにし
て得られた木粉ペレットを熱可塑性合成樹脂ペレットと
混合して調度品等の成形を行う時次のような優れた効果
を発揮するものである。
即ち、第一に得られた木粉ペレットは価格が通常の熱可
塑性合成樹脂のバージン原料に比して1/4〜1/10
と極めて低価であるので価格の低減を計る効果が奏され
る。
又、第二に成形ひづみが少くなり寸法安定性が良くなり
、成形品の制度が高まるという優れた効果がある。
更に、(5m/m以上の)厚物成形には最適であり、又
、上述の如(成形ひづみが少いので、冷却時間を短縮す
ることが出来、したがって、成形サイクルの短縮が出来
成形製造効率が向上する効果もある。
又、家具部品、建材部品等を成形する場合には製品表面
に木質の感触が得られ、且つ、任意の形状に成形するこ
とが可能である優れた効果がある。
更に又、樹脂素材に対し木粉混入量50%程度までは自
由に成形出来、冥利用範囲は極めて広く、家具調度品、
建材部品、電気部品、自動車部品、造船部品、土木部品
、包装材、漆器の母材、牧場関係部品等多方面に有効利
用可能であって、おが屑の再生利用は完全に其用途開発
が完成されるものである顕著な効果が奏される。
このようにして得られるこの発明の材料は省資源的に廃
材を再有効利用することが出来、木材産業にとって新技
術を提供し、産業に活性化を与える優れた効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 木粉に対しアタックチック・ポリプロピレンを接触
    させて均一に含滲、付着、包含せしめた後両者一体の粉
    体群を大圧縮比で圧縮押出成形して得た棒材を微小短長
    で切断してペレット化するようにしたことを特徴とする
    木粉ペレットの製造方法。
JP7754677A 1977-06-28 1977-06-28 木粉ペレットの製造方法 Expired JPS5949188B2 (ja)

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JP7754677A JPS5949188B2 (ja) 1977-06-28 1977-06-28 木粉ペレットの製造方法

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JP7754677A JPS5949188B2 (ja) 1977-06-28 1977-06-28 木粉ペレットの製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS5411162A JPS5411162A (en) 1979-01-27
JPS5949188B2 true JPS5949188B2 (ja) 1984-12-01

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ID=13636998

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57171939U (ja) * 1981-04-24 1982-10-29
JPS6082457A (ja) * 1983-10-13 1985-05-10 Kubota Ltd 作業車

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JPS5411162A (en) 1979-01-27

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