JPS5948849B2 - 球状黒鉛鋳鉄カリバロ−ルの製造法 - Google Patents

球状黒鉛鋳鉄カリバロ−ルの製造法

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JPS5948849B2
JPS5948849B2 JP55170707A JP17070780A JPS5948849B2 JP S5948849 B2 JPS5948849 B2 JP S5948849B2 JP 55170707 A JP55170707 A JP 55170707A JP 17070780 A JP17070780 A JP 17070780A JP S5948849 B2 JPS5948849 B2 JP S5948849B2
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JP
Japan
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roll
spheroidal graphite
cast iron
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graphite cast
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史朗 中村
昌弘 福田
昭利 岡林
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカリバ切削加工成形による球状黒鉛鋳鉄力リバ
ロールについて、そのカリバ周辺部特にカリバ底近傍に
従来製造法では得ることのできない高硬度のものが得ら
れ、かつ耐折損性にも優れた球状黒鉛鋳鉄力リバロール
の製造法の提供に関する。
熱間圧延における粗スタンドでは、圧延材が高温であり
またその圧延速度も遅いため、ロールに受ける熱影響の
度合が極めて大きい。
そのため、この箇所で使用されるロールは、熱疲労によ
るクラックを発生し易く、著しくはそのクラックが進展
して折損事故を発生する頻度が大である。
一般に、球状黒鉛鋳鉄ロール(以下DCIロールと称す
)は、球状黒鉛が存在するため耐クラツク性に良好であ
るが、それでも上記熱的条件の厳しいスタンドで使用し
た場合では、やはり折損事故の発生が認められる。
一方、粗スタンドでは圧延期間が長く、またDCIロー
ルは硬度落が大きいため、深いカリバを有するこの種ロ
ールでは、耐摩耗性の面で満足できる成績を挙げること
ができない例も多い。
このように粗スタンドで゛使用されるDCI力リバす−
ルについては、耐事故性、耐摩耗性の両面で優れている
ことが要求されるが、現在一般に使用されているDCI
カリバロールでは、これらの性質を共に満足することが
できない実情にある。
そして、従来ではいわゆるカリバ鋳造法によってこの問
題に対処していたのであるが、反面カリバ鋳造法は鋳造
コストが高くつき、また鋳造欠陥による不良が発生し易
い難点があるため、現在ではあまり実施されていない。
以上のような技術的背景を基に、本発明はDCIカリバ
ロールについて、より簡便なる技術手段により、その耐
事故性を損わず耐摩耗性を向上させることを目的として
いる。
即ち、本発明はこの技術目的達成のため、特定化学組成
のDCI力リバす−ル鋳造素材を、その熱処理に先たち
カリバ部で1〜20mmの余肉を残すようにして粗加工
し、しかる後800〜900℃で10時間以内保持する
熱処理を施し、次いで50〜bHrで冷却した後、歪取
り焼鈍し仕上げる製造プロセスを採用することを特徴と
するものである。
以下本発明について詳述する。
そこで先ず、本発明に係るDCIロール材質の成分範囲
をその限定理由と併せて下記に説明する。
C:3,0〜3.7% C3,0%未満では、セメンタイト、黒鉛の量が共に少
なくなり、DCIロール材質の特長が充分に発揮できな
い。
一方3.7%を超えると材質が脆弱となる。
Si : 1.5〜2.5% Sil、 5%未満では、セメンタイト量が多過ぎ硬く
て脆くなる。
他方2.5%を超えると、黒鉛量が多くなり過ぎ軟くな
ると共に基地組織が脆弱となる。
Mn:0.2〜1.0% MnはSの害を抑えるのに有効であるが、0.2%未満
ではその効果が少ない。
またMnは容易に基地硬度を上げるが、あまりその含有
量が増すと材質を脆くするため1.0%を限度とする。
P:0,01〜0.2% Pは溶湯の流動性を増加させるが、材質を脆弱にするた
め0.2%以下とする。
Pは低い程望ましいが、0.01%未満では上記影響が
僅かであり、また実際上その含有量を0.01%未満に
規制することは困難であるため、0.01%を下限とす
る。
S:0.06%以下 SはPと同様に材質を脆弱にし、また黒鉛の球状化を阻
害するため可及的低くする必要があり、0.06%以下
とする。
Ni : 0.7〜3.0% Niは黒鉛化と基地硬度に関係する元素であり、0.7
%未満では黒鉛化が不充分であり、また基地硬度も低い
他方3.0%を超えると、セメンタイトが少なくなると
共に基地が熱的に不安定なベーナイト、マルテンサイト
になり易く、熱間圧延には適さない。
Cr:0.05〜0.6% Crは主としてセメンタイト量に関係するものであり、
0.05%未満ではセメンタイトが殆んど晶出せず、耐
摩耗性の上で問題となる。
他方0.6%を超えると、セメンタイトが多くなり過ぎ
脆くなる。
Mo : 0.1〜0.6% Moはセメンタイト量と基地硬度に関係するものであり
、0.1%未満ではセメンタイト量が少なくなり、また
基地硬度が低くなる。
しかし0.6%を超えると、セメンタイト量が多くなり
過ぎ、同時に基地硬度を高くする効果が少なくなるため
経済的でない。
Mg : 0.02〜0.1% Mgは黒鉛の球状化のために必要であるが、0.02%
未満ではその効果が不足し、逆に0.1%を超えると鋳
造欠陥を発生し易くなる。
本発明で使用されるDCI材質は以上の成分を各重量%
含み、残部は勿論Feおよび通常の不純物から構成され
る。
しかして、このような材質からなる本発明に係るDCI
力リバす−ルをその製造工程順に詳述する。
熱処理前加工 本発明は鋳造によって得られたDCI力リバす−ル素材
を、その熱処理に先たち、予めそのカリバ部を切削成形
する粗加工を実施することに1つの特徴がある。
第1図は1例としてダイヤカリバを有するカリバロール
についての粗加工状態を示し、図示実線は熱処理前の粗
加工状態、図示点線は熱処理後の製品寸法を示している
この場合、勿論図示a部分がそのカリバ部に相当し、b
部分がそのフランジ部に相当する。
このカリバ部を粗加工するに当っては、その余肉(図中
寸法a)を1〜20mm (片側)を残すようにする。
すなわち、この余肉は小さい程効果的であるが、1mm
未満では最終のカリバ仕上げ加工において熱処理時の表
面脱炭層を完全に除去できず、一方20mmを超えると
表面削代が過大となり本発明の効果が小さくなるためで
ある。
なお、フランジ部の余肉や胴長余肉については、本発明
の目的から特に規定する必要がないが、一般にフランジ
部は片肉3mm程度、胴長は片側5mm程度が1例とし
て挙げられる。
また、ネック部やメタル部の余肉についても重要な事項
とはなり得す、場合によってはフランジ部、胴長、ネッ
ク部およびメタル部については加工を加えないで熱処理
することもできる。
熱処理 上記の如く粗加工を加えた鋳造素材に対し、本発明は第
3図のように熱処理を施すことを特徴としている。
すなわち、第3図は本発明に係る熱処理の加熱冷却曲線
を図示しているが、このうち特にBゾーンが重要である
そこで先ず、加熱温度についてから述べると、この適正
温度は第2図の試験結果をも参考にしつつ、次の理由に
より800〜900℃の範囲に決定される。
すなわち、その主たる理由は、加熱保持温度が900℃
を超えると、伸びが小さくなり耐クラツク性の面で問題
を生しるためであり、逆に800℃未満の場合では基地
が充分にオーステナイト化せず硬度が低くなるためであ
る。
なお、第2図の参考試験についても説明しておくと、こ
れはロール寸法: 600′6X 18001 (胴
部)、化学成分:C3,42、Sil、 98、Mn0
.51、Po、 078、So、 012、Ni1.4
5、Cry、 22、Mob、 18、Mg0.052
(各重量%)の各試料毎に熱処理温度を変えて、各々
保持時間6Hr、冷却速度230℃/Hrの条件で熱処
理し、その各採出試験片(採出位置は各々胴中央部の表
面から120mm位置)について伸びを測定し、これを
グラフに表示したものである。
次にその保持時間については、これを10時間以内に制
限する必要がある。
この加熱保持時間は基地のオーステナイト化に必要とさ
れる時間であるが、800〜900℃までの昇温速度(
一般に20〜100’C/Hr)についても考慮すれば
、瞬間OHrでよい場合もある。
しかし乍ら、保持時間が1QHrを超えると、セメンタ
イトの黒鉛化、組織の粗大化の点で好ましくない影響が
現われてくる。
次に又、加熱保持後の冷却処理についても、本発明にお
ける特に重要な因子であり、その冷却速度は50〜b Hr未満の冷却速度では基地組織の微細化による硬度向
上の効果があまり得られないためであり、他方300℃
/Hrを超える冷却速度は鋳造素材の表面のみから冷却
する通常の冷却方法では事実上困難であり、実際的な上
限となることによる。
なお第3図において、Aゾーンは昇温過程を示し、また
Cゾーンは冷却処理後の歪取り焼鈍過程を示しているが
、ともに別設特色はなく、歪取り温度については一般に
400〜650℃とされる。
このようにして粗加工後所定の熱処理を施されたDCI
カリバロール素材は、そのカリバ部およびその他部分の
余肉を切削除去して、最終的に製品力リバロールに仕上
げられる。
以上のような製造法により得られた本発明のDCI力リ
バす−ルにおいては、その強靭性の向上と共にカリバ部
特にカリバ底における硬度を高めることができると共に
、カリバ底における球状黒鉛量を減少させることなく、
フランジ部における同深さ位置の球状黒鉛量と略同等と
することができる。
次に実施結果に基いて説明すると、第4図は1例として
下記の条件で製造されたカリバロールの硬度分布測定結
果を対応する従来例と対比して図示するものである。
但し、 供試材質:前記第2図の試験供試材質と同一カリバ形状
:ボックス(幅160、深さ80)粗加工:カリバ部熱
処理前余肉8mm 熱処理条件:加熱保持850℃×2Hr 冷却速度180℃/Hr この図から、本発明に係るDCI力リバす−ルでは、そ
のカリバ部における硬度が、フランジ部の同深さ位置で
の硬度に比し、別言すれば従来品のカリバ部における硬
度に比し1、目標とするHs2〜10の硬度上昇が容易
に達成されることが確認できる。
なお本発明ロールにあっては、その硬度上昇目標をHs
2〜10としているが、これはHs2未満の硬度上昇に
よっては圧延成績の上で殆んど改善効果が得られないた
めであり、他方HslOを越える硬度上昇を図ることは
本発明の製造法によっては困難となることに起因する。
更に本発明の実施例を下記に掲げる。
〈実施例〉 ロール寸法:60醪X16001 硬度:指定Hs50〜55 化学成分(重量%):C3,32、Si2.01、Mn
0.62 、 Po、 011 、 So、 00
5 、Ni1.83、Cry、22、Mob、31、
Mg0.48硬度:カリバ底でHs46 (従来品では
Hs42程度) 圧延成績:摩耗量で従来品に比し25%低減以上詳細に
述べたように、本発明によればカリバ切削加工成形によ
るDCI力リバす−ルについて、そのカリバ周辺部特に
カリバ底近傍の硬度がこの種従来品のものよりもHs2
〜10高硬度となるものが容易に得られ、その使用時に
おける耐摩耗性が向上できると共に、本発明の製造法で
はDCIロールの熱処理特性を利用して、特に靭性面の
劣化が小さい範囲の温度に設定して熱処理を実施してお
り、また、カリバ底乃至その近傍における組織中の球状
黒鉛量がフランジ部における同深さ位置の球状黒鉛量と
略同−にすることができるから、カリバ底に多量に存在
する球状黒鉛の作用で、カリバ底に発生したクラックの
進行を可及的に阻止することができ、その耐クラツク性
についても何ら劣化の問題を生じない。
従って、本発明によれば簡便なる技術手段により、その
強靭性、耐クラツク性を損わず、DCI力リバす−ルの
耐摩耗性をより向上させようとする所期技術目的を充分
達成し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はカリバロールの粗加工状態1例を表わす説明図
である。 第2図はDCIロール材質の熱処理温度と伸びとの関係
を表わす図である。 第3図は本発明に係る熱処理の加熱冷却曲線1例を表わ
す図である。 第4図は本発明の実施例ロールについてそのロール胴部
の硬度分布を従来品と対比して表わす図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量%で、C:3,0〜3.7% Si:1,5〜2.5% Mn:0.2〜1.0% P:0,01〜0.2% S:0.06%以下 Ni : Q、 7〜3.0% Cr:0.05〜0.6% Mo : 0.1〜0.6% Mg : 0.02〜0.1% 残部Feおよび通常の不純物からなる球状黒鉛鋳鉄のカ
    リバロール鋳造素材を、その熱処理に先たちカリバ部で
    1〜20mmの余肉を残すようにして粗加工し、しかる
    後800〜900℃で10時間以内保持する熱処理を施
    し、次いで50〜b した後、歪取り焼鈍し仕上げることを特徴とする球状黒
    鉛鋳鉄力リバロールの製造法。
JP55170707A 1980-12-02 1980-12-02 球状黒鉛鋳鉄カリバロ−ルの製造法 Expired JPS5948849B2 (ja)

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