JPS5948056A - ノンフライ乾燥即席麺の製法およびその装置 - Google Patents

ノンフライ乾燥即席麺の製法およびその装置

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JPS5948056A
JPS5948056A JP57158439A JP15843982A JPS5948056A JP S5948056 A JPS5948056 A JP S5948056A JP 57158439 A JP57158439 A JP 57158439A JP 15843982 A JP15843982 A JP 15843982A JP S5948056 A JPS5948056 A JP S5948056A
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drying
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村上 三平
Toshihiko Yokoo
横尾 壽彦
Osamu Nitta
新田 修
Susumu Murata
進 村田
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KANEBO SHOKUHIN KK
Kracie Foods Ltd
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KANEBO SHOKUHIN KK
Kanebo Foods Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は操業時に麺線相互の付着を生じさせることのな
いノン7、フイ乾燥ff1J席贈の製法およびその装置
に関するものである。
一般ニ、ノンフライ乾燥即席麺(ソバ、ラドン。
スパゲツティ、マカロニおよびその細麺類)は、つぎの
ようにして製造されている。すなわち、まず小麦粉を主
体とする原料粉末に水を添加混合し、これを成形機に掛
けて圧延することにより生麺帯化し、ついで切刃で細線
状に切断して生麺線とする。続いて、得られた生ei線
を蒸煮宰に入れ蒸煮してα化(α化度90%)シ、つい
で熱風で予備乾燥して、蒸煮麺線が後工程において麺玉
化しうるに足るだけの柔軟性を残すような水分状態(3
035wt% )にし、これをカップに入れて麺玉化(
玉状に賦形)シ、さらに熱風で本乾燥して水分を13w
t%(以下「チ」と略す)程度まで下げるという一連の
工程により製造されている。しかしながら、このように
して製造する場合には、量産性の要請にもとづき蒸煮麺
線の予備乾燥等を熱風で行うため、水分が表面より蒸散
し蒸煮麺線の水分分布が、内部が高く表面か低くなる。
したがって、このような水分分布をもつ蒸煮麺線を麺玉
化したのち本乾燥に供すると、初期状態では水分の表面
からの蒸散によシ麺線の表面水分が少なくなるが、これ
を補うため内部の水分が次第に表面へ移行するようにな
るため、表面の水分が多い状態となり、麺線相互の付着
が生じる。このように麺線の付着が生じると、喫食時に
熱水復元する際、均一に復元せず、食感、風味が悪くな
る。そこで、このような問題を解決するために、生麺帯
を麺線化する際にウェービング処理を施し麺線を波状に
曲成して麺線相互の接触面積を小さくしたり、生麺線の
蒸煮の前もしくは後に麺線に油を塗布することが考えら
れ一部で実施されている。しかしながら、このようにす
ると工程が長くなるうえ、側番こ付与された波形形状も
しくは油によって食味が低下するという難点が生じ、し
かも麺線の付着防止もいまだ満足しうる状態ではなかっ
た。
本発明者等は、上記のような食味に悪影響を及はすウェ
ービング処理や油塗布を行うことなく麺線相互の付着を
防止できないかと考え、研究に研究を1ねた結果、蒸煮
麺線の麺玉化を、麺線の水分分布状態を麺線の内部水分
が表面水分と等しいかそれよりも少なくし、平均水分量
を1()チ以ト30チ未満に設定すると、所期の目的を
達成しうろことを見いだし本発明に到達した。
すなわち、本発明は、原料の混合工程、混合1を料の麺
帯化工程、麺帯の麺線化工程、蒸煮1−杵。
蒸煮麺線の麺玉化工程および乾燥工程を含むノンフライ
乾燥即席麺の製法であって、蒸煮麺線の麺玉化を、麺線
の水分分布状腕および平均水分量を下記のように設定し
て行うことを特徴上するノンフライ乾燥即席麺の製法 水分分布状態;内部水分が表向水分と等しいがそれよシ
も少ない。
平均水分量;10%以上30%未満。
を第1の要旨とし、麺生地を帯状に成形して生麺帯化す
る成形手段と、この成形手段で得られた生麺帯を蒸煮す
るための加熱水蒸気を有する蒸煮手段と、この蒸煮手段
で蒸煮された麺帯を乾燥するための熱風を有し単独で設
けられるかもしくは2個1組となり相互に間・隔を保っ
て設けられる熱風乾燥手段と、熱風乾燥を終えた蒸煮麺
帯(麺線)の表面に水分を付与するための加熱水蒸気を
有する軟化手段と、2個1組の熱風乾燥手9段の間かも
しくは軟化手段に続いて設けられ蒸煮麺帯をその長手方
向に沿って細線状に切断する麺線化手段と、麺線化手段
で州られた麺線を所定の長さに切断するための切刃を有
する切断手段と、切断手段で所定長さに切断された麺線
を多藪本玉状(こまとめて即席麺王化する勤王化手段を
備えたノンフライ乾燥即席麺の製造装置を第2の要旨と
するものである。
つぎに、本発明の詳細な説明する。
本発明のノンフライ乾燥即席麺の典形的な製造態様とし
て下記■、@の態様があげられる。
■ 原料粉末の混合→成形機による生麺帯化→蒸煮→蒸
煮麺帯の予備熱風乾燥→切刃切断による麺線化→麺線の
本熱風乾燥→軟化室における加熱水蒸気付与による乾燥
麺線の軟化→軟化麺線の物玉化→熱風乾燥(必要時のみ
)。
■ 原料粉末の混合→生麺弗化→蒸煮→蒸煮麺帯の水熱
風乾燥→乾燥麺帯の軟化→切刃切1ノ1による麺線化→
麺線の麺玉化→熱風乾燥(必要時のの)。
」=記の■、■の方法は、いずれも蒸煮を生麺帯のまま
行い、かつ蒸煮後熱風乾燥処理を施したのち、軸線化し
て麺線相互の(=J着防止を図っているが、下記の■、
■のように、生麺帯を切断[7て生麺線化したのち蒸煮
を施すようにしてもよいし、生麺帯のまま蒸煮を行い蒸
煮麺イ11・を乾燥処[Jl、iに先立って麺線化する
ようにしてもよい。
■ 混合→生麺帯化→麺線化→蒸煮−木熱風乾燥→軟化
→麺玉化→熱風乾燥(必戦時のみ)。
■ 混合→生麺骨化→蒸煮−麺線化→木熱風乾燥→軟化
→麺玉化→熱風乾燥(必些時のみ)。
また、上記■〜■の態様では、いずれも麺玉化に先立っ
て乾燥麺線の軟化を行い、乾燥麺g!の水分分布状態、
平均水分量を本発明の値に設定しているが、麺玉化の対
象となる麺線が本発明の値となっておれば必ずしも軟化
を行う必要はなII)。例えば、熱風乾燥に代えてマイ
クロ波乾燥等を施すことにより乾燥麺線の水分分布状態
、平均水分量を本発明の値に設定できれば、軟化処理を
施すことなく直接麺玉化してもよい。
つぎに、上記製造態様における各工程Iこつ0て詳述す
る。
原料粉末の混合は、公知の混合機を用し)で行われる。
すなわち、小麦粉を主体とし、必要番こ応してその他の
穀粉、#粉、麺質改良剤等力(添加さgた原料粉末に対
して、所定量の水を添加したものを混合することにより
行われる。この場合、水分の添加量は、水分が麺生地(
原料粉末番こ水を添力11し混合したもの)総重量の3
0〜40%を占めるように設定することが好ましく、最
も好まし0のは32〜37%である。水分量が上記の範
囲を下まわると銅組織中に水分が均一に分散し難く、そ
のためグルテンの生成が不充分となって粘稠性ならびに
伸展性が不充分となり、麺生地より成形された生麺帯が
破断しやすくなるのみならず、蒸煮後の麺質が不均一と
なるため好寸しくない。逆に、水分含有量が上記範囲を
上まわると、グルテン網が軟弱化して保形性を悪化し、
かつ過度の粘稠性を呈するようになるため、麺生地また
は生麺帯がそれらの接触通過する機器表面にイ」着する
傾向が現われ、また製品の形状品質を損なうことがある
ので妥当でない。
成形機による生麺帯化は、通常、一対のニップロールを
複敷組並設してなる公知の成形機(圧延機)を用い、上
記生地を盾定の埋みの帯状に連続的に成形することによ
り行われる、なお、上記成形機に代えて、スクリュー押
出成形機を用い麺生地を断面C字状番こ押出したのち、
開幅し必些に応じて圧延するようにしてもよい1、シか
しながら、前者によれば、麺生地か過度の混純作用を受
け1.j′いため、比較的粗な組織の生麺帯が得らIt
、最紡製品の熱水復元性が良好になるという効果がイ(
fられる。したがって、前者を用いることが好ましい。
蒸煮は、通常、ネット上、搬送メルト上に生麺帯のよう
な被蒸煮体を載せ、加熱水蒸気力(満たされている蒸煮
室内を通過させることによ如行わIする。この蒸煮によ
り被蒸煮体の澱粉がα化さJ+る。
この場合、好せしい蒸煮条件は、ゲージ圧力的05〜1
.5 Kv/cd 、就中、約o、 7〜1.2 Kv
/cdの実質的な飽和水蒸気に約2〜5分開−すること
である。このような条件下で、生麺帯のような被蒸煮体
は、均一に膨潤し、澱粉の均一かつ充分なα化が達成さ
れ、均整な形状の蒸煮処理体となる。その場合のα化度
は少なくとも85チ1通常90チ以上の高い値を示し、
それによって最終製品が均一で良好な熱水復元性と、優
れた食感、風味を有するようになる。
熱風乾燥(予備熱風乾燥2本熱風乾燥)は、蒸煮麺帯の
ような被乾燥体を熱風乾燥機に送り込むことにより行わ
れる。このときの乾燥条件は、予備熱風乾燥に際しては
、温度110℃以下好ましくは8ON110°C1時間
1〜5分間に設定し、水分を25〜40%の範囲に入れ
るようにすることか望ましい。また、本乾燥に際しては
、温度55〜160°C2時間2〜30分に設定l−1
水分を139A以下に下けるようにすることが望′まし
い。なお、麺玉化抜、必要に応じて行われる乾燥も本乾
燥と同様な条件に設定される。この乾燥は、最終!1l
IJ、品の水分量を13%程度に設定するためになされ
るものであり、麺玉化される麺線の水分量が10%を少
し超える程度のときには行う必要はない。
麺線化は、通常、左右一対のカッターロール等を用い麺
帯を長手方向に浴って細線状に切断することによ9行わ
れる。しかし、ダイス等を用い軸生地を直接押出しする
ことも行われる。
軟化は、本乾燥により被乾燥体の表面水分のみが飛んで
表面が硬くなり、そのままでは後工程の麺玉化ができな
い状態になることを回避するために加熱水蒸気雰囲気中
にiいて行われる。すなわち、本乾燥においては、水分
量が13%程度になるように乾燥が行われるのであるが
、水分分布状態(水分勾配)は、表面水分が著しく少な
く、内部水分が多い状態となる。したがって、水分計1
3−程度といっても表面水分はそれよりもかなり低くな
り、表面がかなり硬くなる。軟化は、このような水分の
偏在を解消するために行うもので、表向層に水分を付与
し、内部水分と表面水分とが同一かむしろ表面水分が多
くなるようにし、全体に均一もしくはほぼ均一な水分分
布になるようにして、全体水分が少なくても柔軟性が出
るようにするものである。従来は、予備熱風乾燥を施し
たのち麺玉化を行っており、予備熱風乾燥時に、やはり
麺線の表面水分の低下現象が生じ、それによって麺線の
表面硬化が起こって麺玉化ができなくなるため、表面の
硬さを基準とし、麺玉化ができるように水分設定してい
た。したがって、内部水分が表面水分よりかなり多くな
り、全体の平均水分量が30〜35%と多くなっていた
。このように従来は、内部水分が表面水分に比べてかな
り多くなっているものを麺玉化するため、内部水分の表
面移行による付着が生じていた。本発明は、本乾燥を行
って表面水分だけでなく内部水分も低減させ、その状態
のものに対して、軟化を施して水分を表面に付与し表面
水分のみを多くして麺玉化を可能ならしめるため、内部
水分の表向移行にもとづく麺線の伺漸を生じないのであ
る。この軟化は、通常、ゲージ圧力的01〜3. OF
Y/cd  の実η的に飽和あるいは加熱水蒸気中に約
1〜30秒開−ずことにより行われる。この場合、軟化
対象は、本乾燥後の水分計が10チ以上30%未満に設
定されていることが望ましい。水分用10%未浦のもの
は、軟化に30秒以上の時間を要するため、表面が過度
の湿飼状純となって細線伺涜原因となり、また、30%
を超えるものも水分端が多くなりすぎ麺線付着原因とな
るからである。
麺玉化は、i+11常、縦形中空筒内に空気を渦巻状に
吹き込み、M A’、jlをその上部開口から内部へ入
れ渦巻並空気の作用により中空円筒内を旋回さ−げ、T
部開口から旋回状態で落下させL玉状化することにより
行われる。この装置をネストマシンと呼称する。この場
合、鞘王化の対象となる麺線は、水分の分布状態が、内
部水分が表面水分と等しいかそれよりも少ない状態であ
って、かつ平均水’rJ FAがlOチ以上30%未満
に設定されでいるこ七が心安である。すなわち、内部水
分が表面水分と等しいかそれよりも少ない状態、換言す
れば、表向水分が内部水分と等しいかそれよりも多い状
態にすることにより、平均水分量を10%以上30%未
満と、これ壕でのものよりもかなり少なくしても表面が
柔軟性を有し、麺玉化が可能になるのである。また、内
部水分が表面水分と等しいかそれよりも少ないため、こ
れまでのような内部水分の表面移行にもとづく軸線の付
着が防止されるようになるのである。なお、平均水分量
の最も好ましい範囲は15〜20%である。また、この
麺玉化に用いる中空円筒は、直径30〜200朋のもの
を用いることが好ましい。より好ましいのは直径50〜
100mのものである。さらに、中空円筒に吹き込む空
気は、ゲージ圧力を0. I Kp/cJ  以上に設
定することが好ましい。最も好ましいのは05〜2.0
陪佃である。、また、麺線の中空円筒の通過時間(麺玉
化時間)は、01秒以上になるように設定することか好
ましい。最も好ましいのは0.5〜2秒である。
なお、麺玉化は、上記ネストマシンによるだけでなく、
例えば内針台状の型を用い、その型の外周面に麺線を多
重に巻回し7たのち、型から夕)すことによって行うこ
ともできる。1だ、円板21に基台の板面の周縁から多
重の係止棒か全体で円錐台をつくるように植立している
型を用い、その型の係止棒に麺線の一部を係止させたの
ち、係止棒てつくられる円錐台の外周に麺線を巻回した
のち、型から外すことによって行うこともできる。
つぎに、本発明のノンフライ乾燥即席麺の典形的な製造
態様■、■の実施に用いる装置について、図面を参照し
て説明する。
$<1図は本発明の典形的な製造態様■の実施に用いる
装置の全体斜視図である。図において、1は混合機、2
は成形機で、−R=Jのニラグロール3゜3を多数組並
設して構成されており、混合機1の麺生地を、広幅帯状
でかつ進行方向(矢印方向)側程薄くなるように成形し
生麺骨化する2、4はν、幅帯状の生麺帯5をその進行
方向に潜って3分割し中幅帯状化する分割機、6はその
ディスクカッター、7は分割機4に対応する駆動支受ロ
ールである。8は離隔ロールで、内側から外側に向かっ
て下り知斜になっており、その上を、3分割された中幅
生鳩帯9のうちの外側2つのものを通過させて外方向に
移ijl+させ、それによって3分割された中幅生麺帯
9相互の間隔を広けるような作用を発揮する。10は蒸
煮室で、内部が加熱水蒸気雰囲気となっており、中幅生
麺帯9の澱粉をα化する。
この場合、広幅生麺帯5が3分割され幅が狭くなってい
るため、蒸煮にもとづく麺帯の歪みがしわとなって生じ
にくい。また、3分割されたものが離隔されているため
相互付着も生じない。11は麺帯搬送用ベルトコンベヤ
12のネット状ベルト、13は予備熱風乾燥室で、中幅
蒸煮麺帯14の水分を@線化に適する水分まで下げる。
15は左右一対のカッターロールからなる軸線機で、中
幅蒸煮麺帯14をそれぞれ麺線化する。16は麺線の水
分をさらに下げるための本熱風乾燥室、、17は軟化室
で、本熱風乾燥室16て乾燥された麺線の表面に水分を
付与し麺玉化しうるような柔軟状態にする。18は麺線
を所定寸法に切断する切刃、19は麺玉化用のネストマ
シンで、第2図に示すよう番こ、中空円筒20の上部開
口21に@紳を垂直に供給するガイドペル)22.23
を備えており所定寸法に切断された麺線を玉状に賦形し
、ノンフライ乾燥即席麺玉24(第1図)とする。第1
図、第2図において、25はガイドベルトケースである
この装置は、予備熱風乾燥室13と本熱風乾燥室16を
設け、その間で麺線化を行うため、比較的麺線化条件の
設定が容易となり、麺線化を円滑↓こ行いうるようにな
る。そのうえ、乾燥を全て熱風で行い、かつ生麺帯とし
て広幅のものを形成し処理してゆくため、量産性にも戸
むようになる。
第3図は本発明の典形的な製造態様■の実施に用いる装
置の全体斜視図である3、この装置は、麺線機15の数
例位置を軟化室17とネストマシン19の間に設定し、
予備熱風乾燥室13を除去している。それ以外の部分は
第1図の装置と同じである。
この装置は、予備熱風乾燥室13が除かれているため、
第1図の装置よりも全長が短かくなるという利点を崩し
ている。
なお、上記の装置で用いるネストマシン19に代えて、
第4図に示すようなネストマシンを用いてもよい。この
ネストマシンは、中空円筒26に空気吹出ノズル27と
蒸気吹出ノズル28とを備えており%麺玉化と同時に軟
化もてきるようになっている。したがって、その使用に
より、軟化室17の省略もしくは小形化を実現しうるよ
うになる。
以上のように、本発明の方法は、原料の混合工程、混合
原料の麺帯化工程、麺帯の麺線化工程。
蒸煮工程、蒸煮均線の麺玉化工程および乾燥工程を含む
ノンフライ乾燥即席麺の製法であって、蒸煮麺線の麺玉
化を、麺線の水分分布状態を内部水分が表面水分と等し
いか、それよりも少なくなるようにし、かつ平均水分量
を10チ以上30チ未満に設定して行うため、従来のよ
うなウェービング処理や油塗布等の煩雑な工程を要する
ことなく、麺線相互の付着の生じていないノンフライ乾
燥即席麺を製造しうるのである。また、本発明の装置に
よれば、特別な乾燥手段を用いるのではなく通常用いら
れている熱風乾燥手段を用い、これと軟化手段とを巧み
に組み合わせているため、量産性の要請に応えることが
でき、設備費もあまりかがらないという利点を有する。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
〔実施例1〜3.比較例1〜3〕 小麦粉500部(車量、以下回じ)に、水175部。
食塩17,5部、卵黄25部からなる混合液を添加して
攪拌混合し、これを生地として第1図の装置^′に掛け
た。
この場合、広幅生麺帯5の幅を600mm、厚みを0.
7問に設定し、蒸煮室1o内の蒸煮をゲージ圧力約1陪
佃の飽和水蒸気を用いて行った。神た、予備熱風乾燥室
13の予備乾燥は、流度90 ℃。
風速61n/secの熱風を用い、乾燥後の麺線の水分
含有量が第1表のようになるように乾燥した。−tして
、軟化室17における軟化は、ゲージ圧力約1陪佃の加
熱水蒸気雰囲気中を約10秒間かけて通過させることに
より行った。軟化後の麺線の水分分布状態および平均水
分量は第1表のとおりであった。麺玉化用のネストマシ
ン19は、内径100m、筒長400mの中壁円筒を有
するものを用い、空気圧力1. OKNcJ 、空気噴
出時間2秒め条件で麺玉化し、ノンフライ乾燥即席麺玉
を得た。この麺のα化度および動線相互の付着状態およ
び食感について、従来例1(生麺帯を麺線化する際ウェ
ービング処理したもの)、従来例2(生麺線の蒸煮後に
麺線に油塗布したもの)と対比して第1表に示した。第
1表より明らかなように、実施例1〜3のものは従来例
1.2に比較して麺線相互の利殖がなく、食感も優れて
いることがわかる。また、実施例1〜3と比較例1〜3
との対比より、麺玉化の対象となる麺線は、平均水分量
が10チ以上30チ未満の範囲を外れると麺線の付着が
生じ(比較例1.2参照)、また平均水分量が上記範囲
に入っていても、内部水分が表面水分よシも多いとやは
り付着が生じる(比較B’l、l 3参照)ことがわか
る。
(以  下  余  白  ) なお、即席麺の性能試験は、つぎのようにして行った(
第2表でも同じ)。
α化度;試料は製品(即席舵)を100メツシュ通過に
粉砕して調製した1、測定に際し100 mlの三角フ
ラスコを5個用意し、これを夫々A1〜A4およびBと
する。前記調製舷刺を100f宛秤址し、A1−A4の
三角フラスコに夫々収容する。ただし、4秤量瞳相互間
のばらつきは±05%以内とする。
前記5個の三角フラスコに水50m/ずつを加え、その
うちAl、A2を15分間加熱沸騰させた後、氷水中で
′出湯まで急冷する1、さらに、A3.A4.Bの各フ
ラスコに夫h5チジアスターゼ溶液5−ずつを加え、上
記5個の72スコ全部に恒温槽中で振盪しなから37±
1℃に90分間保った後、たタチに、INN塩酸全全部
フラスコに2声Iずつ加えてジアスターゼの反応を停止
させ、夫々100m1のメスフラスコに移し水を加えて
定容とする。
各々の溶液を沢過し、Al、−A4およびBから得た涙
液をピペットで10tnlずつ共栓三角フラスコに取り
、これを夫々al −a4およびbとする。
この時点で別に蒸留水10−を採取した共栓三角フラス
コ1個を空試験のために用意し、合計6個のフラスコの
各々に沃素溶液1.Oiを加え、つぎに、N/10  
水酸化ナトリウム水溶液1BTnlずつを順次6個のフ
ラスコに加え、密栓して振り混ぜ、正確に15分間置く
。最初のフラスコが15分経過したら、先に水酸化ナト
リウム水溶液を加えた時と同じ順序、同じインク−パル
て10チ硫酸2 mlずつを栓を開けると同時に手早く
加える。これらの溶液をN/10チオ硫酸す) IJウ
ム水溶液で滴定し、a1〜a4  およびbの滴定値を
夫々PI−P4および9、また空試験の滴定値をTとし
、次式によりσ化度(−を求めた(小数点第2位4捨5
人)っ(余   白    ) 付着状態 ;即席麺を98±2℃の熱水に入れで、麺線
の結着、膠着状態を調べ、結着、11に着の発生により
付着状態を推測した。
食 感 ;即席麺を98±2℃の熱水に3分間入れて復
元させ、これを20名のパネルに喫食させ評価させた。
評価は、非常に艮いを10点、良いを8点、やや悪いを
6点、悪いを4点、非常に悪いを2点とし、平%1 (
ir+(小数点以下4捨5人)で示したつ 〔実施例4〜6.比較例4〜6〕 第1図の装置に代えて第3図の装置を用いた。
この場合、本熱風乾燥は、湯度90℃、風→15m%s
ecの熱風を用い、乾燥後の水分が第2表のようになる
ように行った。その結果、同表に示すように、実施例1
〜3(実施例4〜6に対応する)および比較例1〜3(
比較例4〜6に対応する)とほぼ同様の結果が得られた
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施に用いる製造装置の全体斜視
図、第2図はその要部断面図、第3図は他の製造装置の
全体斜視図、第4図はネストマシンの変形例の断面図で
ある。 1・・・混合機 2・・・成形機 4・・・分割機 5
・・・広幅生麺帯 9・・・中幅生麺帯 10・・・蒸
煮室 11・・・ネット状ベルト 13・・・予備熱風
乾燥室 14・・・中IIviI蒸煮麺帯 15・・・
麺線機 16・・・水熱風乾燥室 17・・・軟化室 
18・・・り刃 19・・・ネストマシン 20・・・
中空円筒 24・・・乾燥即席麺玉特許出願人カネボウ
食品株式会社 代理人 弁理士 西 藤 征 彦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)原料の混合工程、混合原料の麺帯化工程。 麺帯の麺線化工程、蒸煮工程、蒸煮麺線の麺玉化工程お
    よび乾燥工程を含むノンフライ乾燥即席麺の製法であっ
    て、蒸煮a線の麺玉化を、麺線の水分分布状態および平
    均水分量を下記のように設定して行うことを特徴とする
    ノンフライ乾燥即席麺の製法。 水分分布状態;内部水分が表面水分と等しいかそれより
    も少ない。 平均水分量; ]、 Q wt%以上3 Q wL%未
    満。 (2)乾燥工程に引続いて、この乾燥工程により乾燥さ
    れた麺帯もしくは麺線の表面に水分を付与する軟化工程
    か設けられ、麺玉化の対象となる麺線の水分分布状態お
    よび平均水分量の調節が、乾燥工程と軟化工程とにより
    行われる特許請求の範囲第1項記載のノンフライ乾燥即
    席麺の製法。 (3)乾燥工程が、熱風乾燥工程である特許、+I′!
    求の範囲第2項記載のノンフライ乾燥即席麺の製θ−0
    (4)軟化工程における水分のf−1与が、@ツ1)も
    しくは麺線の表向に加熱水蒸気を接触させる仁とにより
    行われる特許請求の範囲第2項または第3J6記載のノ
    ンフライ乾燥即席麺の製l、1K。 (5)m玉化の2」象となる軸脚のa化度が、85%以
    上である特許請求の範vN第1項ないし第4項のいずれ
    かに記載のノンフライ乾燥即席麺の製法1、(6)麺玉
    化の対象となる外計−の51′均水分用が15〜2Q、
    wL%である特許#f’f求の1li1’+、間第1煩
    プλいし第5項のいずれかに記載のノンフライ乾燥即I
    I+?、麺の製法。 (7)麺線の容土化が、渦巻空気yX+を利用しで行わ
    れる特許請求の範囲 れかに記載のノンフライ乾燥即席麺の製法、(8)  
    麺生地を帯状に成形して生麺弗化する成形手段と、この
    成形手段でイ(Iられた生fl6l帯を蒸煮1るための
    加熱水蒸気を有する蒸煮手段と、この蒸煮手段で蒸煮さ
    れた4i!!帯を乾燥1るためのpA)11,を有し単
    独で設けられるかもしくは2個1組となり相互に間隔を
    保って設けられる熱風乾燥手段と、熱風乾燥を終えた蒸
    煮麺帯(麺線)の表面に水分を付与するための加熱水蒸
    気を有する軟化手段と、2個1組の熱風乾燥手段の間か
    もしくは軟化手段に続いて設けられ蒸煮麺帯をその長手
    方向に沿って細線状に切断する麺線化手段と、麺線化手
    段で得られた麺線を所定の長さに切断するための切刃を
    櫓する切り[手段と、切断手段で所定長さに切断された
    麺線を多数本玉状にまとめて即席麺玉化する麺玉化手段
    を備えたノンフライ乾燥即席麺の製造装置。 (9)成形手段が、麺生地を広幅状生麺帯に成形する成
    形機であってその広幅状生麺帯をその長手方向に沿って
    複数枚の中幅状生麺帯に分割する分割機を備えているも
    のである特許請求の範囲第8項記載のノンフライ乾燥即
    席麺の製造装置。 (101D玉代手段が、中空円筒とこれに空気を渦巻状
    に吹き込むノズルとからなるネストマシンである特許請
    求の範囲第8項または第9項記載のノンフライ乾燥即席
    麺の製造装置。
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