JPS5947212A - ラテックス系粘着剤組成物 - Google Patents

ラテックス系粘着剤組成物

Info

Publication number
JPS5947212A
JPS5947212A JP57158035A JP15803582A JPS5947212A JP S5947212 A JPS5947212 A JP S5947212A JP 57158035 A JP57158035 A JP 57158035A JP 15803582 A JP15803582 A JP 15803582A JP S5947212 A JPS5947212 A JP S5947212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
adhesive
latex
thickener
meth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP57158035A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0366340B2 (ja
Inventor
Naoyuki Shiratori
直行 白鳥
Toyohiro Shimada
島田 豊廣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd, Asahi Kasei Kogyo KK filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP57158035A priority Critical patent/JPS5947212A/ja
Publication of JPS5947212A publication Critical patent/JPS5947212A/ja
Publication of JPH0366340B2 publication Critical patent/JPH0366340B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水酸基を含有するジエン系共重合体ラテックス
を主成分とする水分散型粘着剤に関する。
粘着剤(感圧粘着剤)を形態的に分けると粘着剤成分を
溶剤に溶解して使用する溶剤型と水相中に粘着剤成分が
粒子状になって分散されているラテックス型の2つのタ
イプが主に使用されている。
又原材料別に見ると天然ゴム或いは合成ゴムを主成分と
するゴム系と(メタ)アクリル酸アルキルエステルの重
合体を主成分とするアクリル樹脂系が主に使用されてい
る。
天然ゴl、或いは合成ゴムを主剤とするゴム系粘着剤は
ゴム自体のみではタック(粘着性)がない為、ポリテル
ペン樹脂、ロジンエステル樹脂、脂肪族及び芳香族の合
成石油樹脂等の粘着付与剤を併用しなければならないが
、ゴム及び粘着付与剤を良好な相溶状態にする為に、ト
ルエン、ヘキサノ等の溶剤を用いてそれらを溶解混合す
る方法が一般的である。
この方法で作られる溶剤型ゴム系粘着剤はゴム自身のも
っている良好な低温特性、自着性、高凝集力、抗クリー
プ性、粗面に対するなじみ易さ等粘着物性の数々の優れ
た特長を備えている。
然し、トルエンやヘキサノ等の揮発性可燃性溶剤を使用
することは避けられず、その為、製造十大気汚染、火災
の危険性、労働衛生上の悪化、更には溶剤回収にかかわ
る多額の設備費、維持費1、溶剤コストの高騰等、経済
性に関する欠点を内包している。
水分散型粘着剤は通常の乳化重合法で比較的簡単に製造
できるアクリル酸エステルを主成分とする共重合体ラテ
ックスが主に使用されている。このタイプは溶剤を使用
しないので、防災上及び労働衛生上安全で無公害である
特長の他に溶剤回収の不要といった経済上のメリットも
兼ね備えているものの、不充分な低温特性、低凝集力、
粗面に対する低接着力、ゴム弾性的性質の欠如等、基本
的な粘着物性でゴム系粘着剤に劣っており、耐熱・耐候
性を必要とされるラベル用途等の分野に主に展開されて
いるのが現状である。
したがって、粘着物性面では良好な低温特性、高凝集力
、抗クリープ性、粗面に対する良好ななじみ易さ等の特
長を併せもったゴム系粘着剤のすぐれた特長を備え、且
つ製造面では、無公害、防災・労働衛生」二の安全性、
溶剤回収の不要等の特長を併せもったラテックス型粘着
剤の出現が期待されていた。
近年になって、上述した目的を達成する為に、ラテック
ス型ゴム系粘着剤の開発が盛んになり、例えば、共役ジ
エンを50重量%以上含有するゲル分10〜97重量%
、膨潤度10〜800カルボギシ変性ラテツクスと0.
1〜5.0μmの粘着付与樹脂との水性分散液組成物(
特公昭57−26545)、インプレンを主成分とする
ゲル含量65〜98重量%のカルボキシ変性ラテックス
の水性分散液(特開昭52−86438)、05%以上
のカルボキシル化SBR,ラテックスと粘着性力樹脂の
水性乳剤とからなる感圧接着乳剤(特開昭55−482
70)、共役ジエン、芳香族ビニル比合物、(メタ)ア
クリロニトリル、(メタ)アクリル酸エステル、エチレ
ン系不飽和カルボン酸からなる合成ゴムラテックスの製
造方法及び感圧接着剤としての使用(特開昭56−1s
5qo9)、ブタジェン、(メタ)アクリル酸アルキル
エステルを含有する共重合体ラテックス及び粘着剤組成
物(特開昭57−577 (17)等の技術が公開され
ているが、これらのラテックス型粘着剤はいずれも凝集
力を高める為に、エチレン系不飽和カルボン酸を含有せ
しめ、タックと凝集力のバランスを向」二させており、
エチレン系不飽和カルボン酸は必要不可欠の成分として
いた。
従来のこれらのエチレン系不飽和カルボン酸を含有する
共役ジエン系ラテックスについて種々検討した結果、粘
着剤として必要な耐熱性(65°C17日間)が得られ
難く、又、紙等の繊維質の基材の場合、長期間保存して
おくと生じ易い粘着剤の基材表面へのしみ出し現象が顕
著に発生する実用上重要な欠点を有することを確認した
本発明者等はかかる欠点をな(し、実用性のあるラテッ
クス型ゴム系粘着剤が得られれば、工業的に極めて有意
義であると考え、鋭意検J1した結果、驚くべきことに
は、共役ジエンと(メタ)アクリル酸エステル及びヒド
ロキシアルキルエステルを必要成分として含む共重合体
ラテックスを主体とする粘着剤が、良好な粘着物性バラ
ンスを有すると共に、耐熱性に優れ、且つ、粘着剤の基
材表面へのしみ出し現象がなく、更に特定の非電解質型
増粘剤との組合せで従来の水分散型粘着剤ではなかなか
得られるのが困難であった粘度の機械的シェア依存性の
少ない粘着剤組成物が得られることを見出し、本発明に
到達した。
即ち、本発明は、ブタジェンやイソプレン、クロロプレ
ン等の共役ジエン単量体5〜80重量%と(メタ)アク
リル酸アルギルエステル単量体3〜80重量%、ヒドロ
キシアルキルエステル単量体1〜20重量%及び5〜5
0重量%の他の共重合可能な単量体とを乳化重合して得
られる粘着剤用共重合体ラテックスである。なお、上記
単量体は合計量100重量%となるようにして共重合さ
れろ。
本発明の粘着剤用共重合体ラテックス中に含まれるブタ
ジェン、インプレン、クロロプレン等のジエン系学量体
の配合割合は5〜80重量%が好ましいが20〜70重
量%が特に好ましい。5重竜%未満の場合はゴム弾性体
特有の高凝集力、伸び、抗クリープ性等が得にくくなり
、又80重量%を越える場合は耐熱性が急激に低下し好
ましくない。
本発明の粘着剤用共重合体ラテックス中の好適な(メタ
)アクリル酸アルギルエステル単量体はメチル(メタ)
アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(
メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アク
リレ−1−、ヘギシル(メタ)アクリレート等があるが
、ブチルアクリレート、2−エチルへキシルアクリレー
ト、ラウリルメタクリレ−1・、オクタデシルメタクリ
レート等、その単独重合体のガラス転移温度が一20℃
以下である単量体の使用が、粘着性に好影響を与えて特
に好ましい。
なお、本発明において、“(メタ)アクリル酸アルキル
エステル単量体″はアクリル酸アルキルる。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体の配合量は
3〜80重量%が好ましく、5〜50重量%が特に好ま
しい。3重量%未満の場合はタックと凝集力のバランス
が得にくくなり、実用上好ましくない。又、80重量%
を越える場合は、低温特性及び凝集力が得にくくなる。
本発明に必要なヒドロキシアルキルエステル単量体は共
役ジエン単量体或いは(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル単量体と共重合可能であればいずれでもよく、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
ヒドロキシアルキルエステル単量体の全単量体配合中に
含まれる配合量は1〜20重量%が好ましく、特に3〜
10重量%が好ましい。1重量%未満の場合はラテック
スの機械的安定性が悪(、安定化のため多量の乳化剤を
必要とし、それによりタックが阻害され、又粘着剤の耐
水性が悪くなり好ましくない。20重量%を越える場合
は耐水性が極端に低下し、湿度の影響を受は易くなり、
実用−1−適さない。
本発明の粘着剤用共重合体ラテックスはエチレン系不飽
和カルボン酸を特に必要としないが、必要に応じて少量
含ませることも可能である。但し、カルボン酸を多(含
ませるとしみ出し現象が極端に起き易くなり、又、通常
使用されるアクリル酸、メタクリル酸等の一塩基酸の場
合には耐熱性が極端に低下するようになる為好ましくな
く、用いた場合でも1重量%以下とすべきである。
ヒドロキシアルキルエステル単量体を配合して得られる
本発明の共重合体が上記のようにしみ出し現象がないと
いった特異的な性質を有するのは、カルボキシル基を含
有する単量体を用いる従来のものに比して水溶性低分子
量重合物の生成が少ないためと考えられる。
共役ジエン単量体、(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル、或いはヒドロキシアルキルエステル単量体と共重合
可能な単量体としては、スチレン、ビニルトルエン、α
−メチルスチレン、シヒニルベンゼン等の芳香族ビニル
化合物、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリ
レート等で代表されるグリシジル基を有するビニル化合
物、アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド等
のアミド基を有する化合物、酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル等のビニルエステル類、ジオクチルマレ−1・、
ジオクチルフマレート、ジメチルアミノエチルメタクリ
レート、アクリロニトリル等があるが、比較的安価で容
易に入手出来、本発明の共重合体ラテックスに高い凝集
力を与えるスチレンの使用が最も好ましい。これらの共
重合可能な単量体の好ましい使用割合は単量体の種類に
よって相違するがあまり多く使用するとタックと凝集力
のバランスがとれなくなり、またあまり使用量が少ない
と凝集力が低下するため、5〜50重量%の範囲で使用
する必要がある。本発明の粘着剤用共重合体ラテックス
は通常の乳化重合法によって容易に得ることができる。
乳化重合に用いられる乳化剤としてはドデシルベンゼン
スルホン酸ソーダ、ラウリル硫酸ソーダ、ナトリウムジ
オクチルスルホザクシネート、ジナトリウムドデシルジ
フェニルエーテルジスルホネート等のアニオン乳化剤、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル及びポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル等のノニオン乳化剤等
が挙げられる。重合開始剤としては過硫酸塩或いはこれ
に亜硫酸塩又は重亜硫酸塩等の還元剤を組合せたレドッ
クス系重合触媒、有機ヒドロパーオキサイドを使用する
レドックス糸触媒等が用いられる。分子量調節剤として
はメルカプタン類、四塩化炭素等の公知の連鎖移動剤を
使用することができる。この連鎖移動剤の使用量は共重
合体に適度のタックを付与するように決められるが、通
常の乳化重合で用いられる使用量よりも多く用いる必要
がある。然し、あまり多量に用(・ると凝集力がかなり
低下し好ましくない。
その他の電解質、キレート剤、緩衝剤、州調整剤等を必
要に応じて使用することができる。これらの乳化剤、重
合開始剤、分子量調節剤、その他の助剤は単量体と共に
重合開始前に仕込むか、又は一部を重合開始前に仕込み
、残りを重合中に連続的又は非連続的に添加するか、或
いはまた種ラテツクスの存在下或いは存在しない状態で
重合開始と共に連続的又は非連続的に添加する等、公知
の方法で用いられる。
本発明の粘着剤用共重合体ラテックスはラテックス単独
で使用されるが、目的によっては該ラテックス同士のブ
レンド、或いは該ラテックスと異種のラテックス(天然
ゴムラテックス、アクリルラテックス、EVAラテック
ス等)をブレンドして使用することができる・ 本発明の粘着剤用共重合体ラテックスはラテックス単独
でも充分な粘着性能を有しているが、ロジン、ロジンエ
ステル樹脂、ポリテルペン樹脂等の粘着付与樹脂エマル
ジョンを混合することによって、ゴム特有の性質である
伸びや自着性、抗クリープ性等の卓越した粘着物性を有
することが可能となり、特に粘着テープ用粘着剤として
最適となる。粘着付与樹脂のブレンド割合は粘着付与樹
脂及び本発明の共重合体ラテックスの性質によつって影
響を受け、特に限定されないが、共重合体付与樹脂を5
〜200重量用いるのが好ましい。
△ 本発明の粘着剤用共重合体ラテックスはカルボン酸を含
有していない或いは極く少量しか含有していない為、ポ
リエーテルタイプ或いはポリエステルタイプの特定の非
電解質型増粘剤との組合せによって、特異的に粘度に及
ぼす機械的シェア依存性が少なく、ニュートン流動に近
い高粘度粘着剤組成物が得られ、塗工時のロールマーク
を起こさなし・レベリングにすぐれた性質をもたせるこ
とが可能となる。増粘剤の使用割合は特に限定されなく
、塗工方法に適する粘度に達するよう添加され、通常は
本発明の共重合体ラテックス100重量部(固形分)に
対して05〜5重量部(増粘剤固形分)の添加で十分目
的が達せられる。本発明の粘着剤用共重合体ラテックス
は共役ジエン系に拘らず、カルボキシ変性ラテックスと
相違して、耐熱性にすぐれ、通常使用される範囲内であ
れば、老化防止剤を添加せずに供することが可能である
然し、必要に応じて老化防止剤、紫外線吸収剤及び安定
剤を添加することができる。
本発明の粘着剤用共重合体ラテックスは必要に応lニて
各種可塑剤、ポリブテン、ラノリン、プロセスオイル等
の軟化剤、亜鉛華、酸化チタン、炭酸ノコルシウム等の
充填剤、及び水酸基と反応する架橋剤等を添加すること
ができる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。
実施例1〜6 攪拌機を備えた温度調節可能な加圧反応器(オー l−
クレープ)の内部を予め窒素置換し、水100重量部(
以下全て部で示す)にラウリル硫酸ソーダ10部、エチ
レンジアミン4酢酸ナトリウム塩0.08部、過硫酸ソ
ーダ12部、カセイソーダ03部及び表−1の実施例1
〜5に示す単量体100部と連鎖移動剤を仕込み60〜
70°Cで15時間重合させた。重合終了後、ラテック
スの1.4 ヲカセイソーダで7に調整し、スチームス
トリッピングを行い、残留モノマーを除去した。このよ
うにして得られた共重合体ラテックスの安定性を後述す
る方法で測定した。実施例1〜5においては、該ラテッ
クスをポリエーテルタイプ増粘剤SNシックナーA−8
01(ザンノプコ社製)で約1万センチボイズに増粘し
、実施例6においては実施例1の共重合体ラテックスに
ポリアクリル酸ソーダ系増粘剤で約1万センチボイズに
増粘しそのチキソトロピーインデックスを求めた。剥離
紙に約25り7m2の量を塗布し、120°C12分間
乾燥した。次いで゛−]二質紙質紙布された剥離紙を塗
布面で圧着させ、粘着剤を上質紙に転写させ、以下の物
性を測定1〜だ。表2に各種物性の測定結果を示【−だ
物性測定 ラテックスの機械的安定性; ラテックスを高速攪拌機
(線速度、最大1400 m7分)にて30分攪拌した
後の残渣量を測定した。
チキントロピーインデックス= B型粘度計を用いて6
及び60 rpmで測定した増粘ラテックスの粘度の比
で表わした。
タック: 傾斜式ポールタックによる測定。傾斜板角度
30°、助走距離10cm、ボール(SUS )径X/
32インチで表示。
接着カニ ステンレス板上に粘着紙サンプルを一定の圧
力(2kgローラー)で貼りつけ、1800剥離を行っ
た際の引張強度を測定した。引張速度3001111/
m1nO 凝集カニ ステンレス板に粘着紙サンプルを貼り(接着
面積、2 cm X 2 cm )、ステンレス板の表
面を鉛直にセットした後、粘着紙サンプル下端に1 k
gの荷重をかけ20’C雰囲気中で落下するまでの時間
(分)を測定した。
耐熱性: 粘着紙サンプルを離型紙に貼り合わせたまま
、110℃、3日間、その条件下に置いた後のタック及
び接着力を測定した。
しみ出し° 粘着紙サンプルを110°C13日間の条
件で放置した後の上質紙表面への粘着剤のしみ出し具合
を視覚評価した。○;変化なし、×;シみ出し 以上の測定はすべて20°C165%RHの条件下で行
なった。
比較例1〜4 実施例の場合と同一の方法で表1に示す本発明の範囲外
の組成を有する共重合体ラテックスを得た。また、該ラ
テックスをポリアクリル酸ソーダで約1万センチボイズ
に増粘し、該ラテックスについて実施例の場合と同様に
各種物性を測定した。
その結果を表2に示した。
これらの結果より、本発明の粘着剤用共重合体ラテック
スは、機械的安定性、粘着物性を保持しつつ、且つ、粘
着剤の基材へのしみ出しもなく、また、耐熱性も優れて
いることが明らかである。
比較例5 比較例1と同組成の共重合体ラテックスにポリエーテル
タイプ増粘剤SNシックナー、A−801(サンノプコ
社製)で約1万センチボイズに増粘し、実施例の場合と
同様に各種物性を測定した。
その結果を表2に示した。
実施例1〜6、比較例1〜5から、本発明の範囲内であ
るエチレン系不飽和カルボン酸の含有量が少な(・共重
合体ラテックスはポリエーテルタイプの増粘剤を使用す
るとチキソトロピーインデックスが小さい塗工性にすぐ
れた粘着剤組成物になることかわかる。
実施例7〜8 実施例I及び2と同一組成の共重合体ラテックスに表3
で示す粘着付与樹脂エマルジョンを添加混合して水分散
型粘着剤組成物を得た。次いでポリエーテルタイプ増粘
剤SNシックナーA−801で約5000センチボイズ
に調整した後、実施例1〜6で示した粘着3物性の他に
以下に記す物性を測定し、表4に示した。
実施例7〜8で明らかなように、粘着付与樹脂エマルジ
ョンを添加混合すると、粘着剤に伸び、自着性、剪断力
に対する抗クリープ性(段ボール封緘性)が発現し、テ
ープ用粘着剤として優れた物性を保有することができる
物性測定 自着性、 巾10朋、長さ250 mmの粘着紙サンプ
ルの粘着面同士を一定の圧力(2kgローラー)で貼り
合せ、然る後、それぞれの粘着紙端を300 mm7m
1n、の速度で引剥した時の粘着剤同士の接着強度を測
定した。
伸び二 自着性を測定する際に剥離している部分の粘着
剤の伸び具合を視覚観察した。○:良、×°不良 段ホール封緘性:  250mmX250mmXT50
mmの大きさの表面が清浄な段ボールの封緘部にlj]
 5 Q rim、長さ290闘の寸法の粘着紙ザンプ
ルを貼り、20°Cの雰囲気中に静置して、段ボールの
反撥力による粘着紙のハガレ具合を1週間後に観測した
。封緘性は測定点数8のうち、良好な封緘をしている点
数nで示した。
以上の測定はすべて20°c、65%RHの条件で実施
した。
表3 表4 出願人  旭ダウ株式会社 代理人  豊田善雄 111−

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)共役ジエン単量体5〜80重量%、(メタ)アク
    リル酸アルキルエステル単量体3〜80重量%、ヒドロ
    キシアルキルエステル単量体1〜20重量%、及び他の
    共重合可能な単量体5〜50重量%を乳化重合して得ら
    れるラテックス系粘着剤。
  2. (2)共役ジエン単量体5〜80重量%、(メタ)アク
    リル酸アルキルエステル単量体3〜80重量%、ヒドロ
    キシアルキルエステル単量体1〜20重量%、及び他の
    共重合可能な単量体5〜50重量%を乳化重合して得ら
    れるラテックス系粘着剤に増粘剤を加えてなる高粘度粘
    着剤組成物。
  3. (3)  増粘剤がポリエーテルタイプ又はポリエステ
    ルタイプの非電解質型増粘剤である特許請求の範囲第2
    項記載の高粘度粘着剤組成物。
  4. (4)  共役ジエン単量体5〜80重量%、(メタ)
    アクリル酸アルキルエステル単量体3〜80重量%、ヒ
    ドロキシアルキルエステル単を体1〜20重量%、及び
    他の重合可能な単量体5〜50重量%を乳化重合して得
    られるラテックス系粘着剤と粘着付与樹脂エマルジョン
    が混合された水分散型粘着剤組成物。
  5. (5)  共役ジエン単量体5〜80重量%、(メタ)
    アクリル酸アルキルエステル単量体3〜80重量%、ヒ
    ドロキシアルキルエステル単N 体1〜20重量%、及
    び他の共重合可能な単量体5〜50重量%を乳化重合し
    て得られるラテックス系粘着剤に粘着付与樹脂エマルジ
    ョン及び増粘剤を加えてなる水分散型高粘度粘着剤組成
    物。
  6. (6)増粘剤がポリエーテルタイプ又はポリエステルタ
    イプの非電解質型増粘剤である特許請求の範囲第5項記
    載の水分散型高粘度粘着剤組成物。
JP57158035A 1982-09-13 1982-09-13 ラテックス系粘着剤組成物 Granted JPS5947212A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57158035A JPS5947212A (ja) 1982-09-13 1982-09-13 ラテックス系粘着剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57158035A JPS5947212A (ja) 1982-09-13 1982-09-13 ラテックス系粘着剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5947212A true JPS5947212A (ja) 1984-03-16
JPH0366340B2 JPH0366340B2 (ja) 1991-10-17

Family

ID=15662842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57158035A Granted JPS5947212A (ja) 1982-09-13 1982-09-13 ラテックス系粘着剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5947212A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63308013A (ja) * 1987-03-30 1988-12-15 ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー 接着性ポリマー配合物
JPS6433175A (en) * 1987-06-26 1989-02-03 Dow Chemical Co Improved acrylate adhesive polymer
US5124422A (en) * 1987-06-26 1992-06-23 The Dow Chemical Company Adhesive polymer
US5194550A (en) * 1988-06-17 1993-03-16 The Dow Chemical Company Acrylate-based adhesive polymer
WO1996038511A1 (en) * 1995-06-02 1996-12-05 Minnesota Mining And Manufacturing Company Coating additives for water-based adhesive formulations
JPH09263740A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Ricoh Co Ltd 感熱性ディレードタック粘着剤
JP2011084615A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Denki Kagaku Kogyo Kk エマルジョン型粘着剤及びこれを用いた粘着テープ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50115236A (ja) * 1974-02-27 1975-09-09
JPS5381590A (en) * 1976-10-06 1978-07-19 Doverstrand Ltd Copolymer latex and paint
JPS57153012A (en) * 1981-03-19 1982-09-21 Sumitomo Naugatuck Co Ltd Production of copolymer latex having excellent adhesiveness

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50115236A (ja) * 1974-02-27 1975-09-09
JPS5381590A (en) * 1976-10-06 1978-07-19 Doverstrand Ltd Copolymer latex and paint
JPS57153012A (en) * 1981-03-19 1982-09-21 Sumitomo Naugatuck Co Ltd Production of copolymer latex having excellent adhesiveness

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63308013A (ja) * 1987-03-30 1988-12-15 ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー 接着性ポリマー配合物
JPS6433175A (en) * 1987-06-26 1989-02-03 Dow Chemical Co Improved acrylate adhesive polymer
US5124422A (en) * 1987-06-26 1992-06-23 The Dow Chemical Company Adhesive polymer
US5194550A (en) * 1988-06-17 1993-03-16 The Dow Chemical Company Acrylate-based adhesive polymer
WO1996038511A1 (en) * 1995-06-02 1996-12-05 Minnesota Mining And Manufacturing Company Coating additives for water-based adhesive formulations
US5643992A (en) * 1995-06-02 1997-07-01 Minnesota Mining And Manufacturing Company Coating additives for water-based formulations
CN1102627C (zh) * 1995-06-02 2003-03-05 美国3M公司 用于水基粘合剂制剂中的涂料添加剂
JPH09263740A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Ricoh Co Ltd 感熱性ディレードタック粘着剤
JP2011084615A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Denki Kagaku Kogyo Kk エマルジョン型粘着剤及びこれを用いた粘着テープ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0366340B2 (ja) 1991-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5028484A (en) Pressure-sensitive adhesive
JP5583692B2 (ja) クロロプレン系重合体ラテックス組成物及びその用途
JP4567113B2 (ja) 感圧接着剤、該感圧接着剤で被覆したラベルおよびテープ、ならびに該感圧接着剤を含有するポリマー分散液
CN112126389B (zh) 一种耐增塑剂迁移的水性压敏胶及其制备方法
US8586670B2 (en) Chloroprene polymer latex and process for producing the same
AU2015289326B2 (en) Pressure sensitive adhesives
JPH075693B2 (ja) 構造の強化されたラテツクス粒子とその製造法
EP0048950A1 (en) Latex copolymers for pressure-sensitive adhesives and pressure-sensitive adhesive article comprising them
JPS5947212A (ja) ラテックス系粘着剤組成物
JPS63196676A (ja) 感圧性接着剤
JP3670049B2 (ja) ディレードタック型粘着剤組成物
EP1449899A1 (en) Blends of high Tg polymer emulsions and pressure sensitive adhesive polymer emulsions useful as pressure sensitive adhesives
JP2001181590A (ja) 粘着製品の製造方法
US4179415A (en) Pressure sensitive adhesive and process
KR100885931B1 (ko) 고무-아크릴계 접착제
JPH05105856A (ja) 水分散性粘着剤組成物及び粘着テープ、ラベルもしくはシート
JPH0786190B2 (ja) エチレン/ビニルアセテート/ジオクチルマレエート三元共重合体より成る感圧接着剤組成物
WO2000073385A1 (fr) Composition de latex a base de chloroprene, procede de production, et composition adhesive comprenant cette composition
JP3006646B2 (ja) アクリル系感圧接着剤
CA1329443C (en) Adhesive polymer compositions
JPH09302322A (ja) 粘着剤組成物及び粘着加工品
GB2137212A (en) Preparation of tackified SBR polymer adhesive dispersions
JPS63275685A (ja) 水性粘着剤組成物
JPH08165464A (ja) 水系感圧接着剤
JP2005194448A (ja) 粘着剤用アクリル系共重合体エマルション及び該エマルションの製造方法、並びに粘着シート