JPS5947148A - 平面研削装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、圧延鋼板の黒皮（スケール）を除去するた
めの研削加工や被削面が曲面になっているワークの平面
研削加工（研摩加工を含む）に最適な平面研削装置に関
する。

周知のように、此の種の平面研削加工を行なう場合、従
来の平面研削装置ｄでは、砥石Ｃｒ）を回転す運研削ヘ
ッドの砥石軸が鉛直方向に合致するように支持されてお
り、しかも砥石０）自体は全く可撓性のない状態に作ら
れているため、ワーク翰の被削面の一部に大きな凹凸が
あったり、被削面（Ｐｌ全体が曲面になっていたりする
と、砥石Ｏ）及びこれを支持する研削ヘッドには、ワー
ク（ト）の凹凸に追従して被削面（Ｐ）に砥石Ｃｒ）を
均一に圧接しながら研削する機能がないので、第５図図
示の如くワーク故」に対する砥石Ｏ）の切込み量が少な
ければ、被削面（Ｐ）に未研削の四部ω）がそのま＼残
ることになる。このような未研削部を残さないためには
、砥石ｐ）の切込み量を大きくして他の部分を必要以上
に多く研削せねばならぬ関係上、材料に無駄がでる事は
勿論、研削能率が著しく低下し、凹ｗ１）の深さや曲率
半径の大きさによっては、研削加工後のワーク而の仕上
り寸法が所定の限度を越えて不良品になる恐れがあるの
で、例えば圧延鋼板の黒皮研削のように板厚を変えるこ
となく黒皮たけを除去して一定の表面粗さを得る研削加
工、あるいは被削面が曲面になっているワークの研削加
工には極めて不都合である。

本発明による平面研削装置は、前記の問題に対処するた
めに案出されたもので、研削ヘットの砥石軸を送りベル
トの鉛直方向に対しワークの移動方向に一定の角度だけ
傾斜させて平行リンクによりその傾斜角を保持したま＼
上下動し得るように支持し、砥石軸の下端部に基板の下
面に弾性体を介在させて複数国の砥石体を等分布状態に
植設した弾性砥石を装着すると共に、前記の研削ヘッド
をスプリングで常時下方に付勢しであることを特徴とし
、この装置には、本発明者が別途に開発した特殊な弾性
砥石が使用されている。

以下１本発明装置ａの構造及びその作動要領を実施例の
図面について具体的に説明すると、第１図及び第２図は
この発明の代表的な実施構造の一例を示したものである
。

即し１図面中の符号（１）は装置の主体になる研削ヘッ
ド、（２）はワーク留）を水平に１４持して矢印図示の
如く研削ヘッド（１）の砥石Ｏ）下面に給送する送りベ
ルトであって、研削ヘッド（１）のヘッドケース（１，
）内部には、下端部に砥石０を装着した砥石軸（３）と
電動機（４）がカバー（５ａ）付きの基板（５）に固定
されており、電動機（４）の回転はその出力軸（４ａ）
に設けたプーリ（６α）からベルト（７）を通じて砥石
軸（３）下端部のブーＩＪ（６／）に伝達され、砥石０
）を矢印図示の方向に高速回転させるようになっている
。（８）はＪＩＪ記砥石軸（３）を回転可能に支承する
軸受面で、軸受面（８）の下端部は電動機（４）と同様
に基板（５）の上面に固定されているが、本発明の場合
、軸受面（８）の胴部に設けた固定梁（８σ）ｉ、ｊ上
下各一対の平行リンク（９）　（９）を介してヘッドケ
ースαα）の左端部にピンα１０ｍ）で枢着され、第２
図図示の如く送りベルト（２）の鉛直方向に対し砥石軸
（３）の中心軸線がワーク（ロ））の移動方向に一定の
角度だけ傾斜した状態でその傾斜角＜（ＸＩを保持した
寸＼上下動し得るように支持されている。また図面中の
符号θ功は前記の平行リンク（９１（９）で支持された
砥石Ｇ）を常時下方に付勢するための加圧スプリング、
０：）は加圧スプリング０４の調節装置で、スプリング
＠の下端面には基板（５）から突出する腕（５１）が係
合して連結され、調節装置ａ３のハンドル（Ｌ’５α）
を回動すれば、雄ネジ（１３／）が回転して仁の雄ネジ
に螺合する酸ネジ（１３ｃ）を上下に移動し、スプリン
グ０乃と腕（５１）の連結位置（送りベルトからの高さ
）を自由に調節できるようになっている。

第３図は砥石軸（３）の下端面に装着して使用する弾性
砥石Ｇ）の−例を示したもので、砥石Ｏ）は回転基板０
７１）と複数国の砥石体（ｊｑ２）及び弾性体（＆３）
の組合わせにより構成される。このうち１回転基板（ｇ
ｌ）は、金属又は硬質合成樹脂など抗張力のある機械的
強度の大きな材料によって円板状又はリング状に形成さ
れ、その下面には複数国の砥石体ω２）を樹立して等分
布状態に植設するための凹溝（！／４）が設けである。

また砥石体ω２）は、砥粒を無機又は有機の結合材で固
め、これを例えば図示のような柱状体に成形し、基部に
脱出防止用の膨大部を設けたものであって、この膨大向
〜を回転′基板Ｃｇ１）の四＊ψ４）内に挿入して等分
布状態に配列し、基板ωｌ）と各砥石イ朕、？２．）と
の間に天然ゴム又は合成ゴム或いはこれに代わる軟質合
成樹脂等の材料から弾性［３）を介在させて王者を−体
に結合固着し、各砥石体ω２）の先端面を同一平面に揃
えて植設したものである。

本発明による平面研削装置は、上記のように研削ヘッド
の砥石軸を鉛直線に対しワークの送り方向に一定の角度
だけ傾斜させて平行リンクによりその傾斜角を保持した
廿＼上下動し得る構造になっているため、研削加工の際
にワークが砥石の下面に入りやすく、その送込み動作が
非常に容易で連和“ｄ的にワークを流すことが出来。

設定値より厚いワークを供給しても、機械の各部に無理
な力が作用せず、故１冑１が起きる恐れのない事は勿論
、薄いワークも厚いワークも常に同一条件で研削するこ
とができる。

また本発明装置の場合、ｂＪｉ削ヘッドの砥石軸下端部
には、基板の下面に弾性体を介在させて複数筒の砥石体
を等分布状態ＶＣ植設した弾性砥石が装着してあり、研
削加工時に複数筒の砥石体が被削面の凹凸形状に応じて
上下動及び傾動し、各砥石体を支持する弾性体の変形に
よって砥石面全体をワークに接触させずに、砥石面の一
部を第４図図示の如く被削面に圧接しながら順次ムラな
く研削し、然かもワークの被削面に対する砥石の接触圧
力は、加圧スプリングで一定の強さに調節されているた
め、ワークの凹凸に倣って所定の深さで均一な研削加工
を行なうことがてきる。

そのため、本発明によれば、被削面の高い部分は即く研
削し低い部分は研削できないと云う従来の欠点が兄事に
解決され、研削時にワークの肉が必要以上に削り落され
て］７まう事がなく、装置を小さな動力で駆動し得るこ
とは勿論、被削面の中央部だけが凹面に研削される恐れ
もない。従って、この発明の平面研削装置は、圧延鋼板
の黒皮（スケール）のみを研削して一定の表面粗さを得
たい場合に、ワークの肉厚が薄くなったり偏肉を生じた
りすることがなく、最適の研削効果を発揮し、筐た被削
面が曲面になっているワークの研削加工に際しても、そ
の曲線を変えずに被削面全体を一定の表面粗さに研削し
得る優れた利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による平面研削装置の具体的な実施構造
の一例を示した平面図、第２図は同じく装置の内部構造
を示す縦断面図、第３図は本発明装置に使用されている
弾性砥石の構造を示す斜視図、第４図ＣＡ）　（Ｂ）は
本発明装＠によるワークの研削状態を示す要部の平面図
及び縦断面図、第５図回出）は従来装置によるワークの
研削状態を示す要部の平面図及び縦断面図である。 翰・・ワーク、（０・・被削面、　（ＰＬ）・・未ｔｉ
ｌｔ削の凹部ρ）・・砥石、ω１）・・回転基板、　（
５’２）・・砥石体、ω３）・弾性体５Ｑ４）・・凹溝
、（１）・・研削ヘッド、　（ｌａ）・・ヘッドケース
、（２）・・送りベルト、（３）・・砥石軸、（４）・
・電動機、　（４ａ）・・出力軸、（５）・・基板、（
５α）・・ノＪバー、　（５／）・・腕、　（６ＺＸ６
／）−・プーリ、（７）＝ベルト、（８）・軸受面、（
８α）・・固定梁、（９）・・平行リンク、（１（車θ
１）・・ピン、θの・・加圧スプリング、０罎・・調節
装置、（１３ａ）・・ハンドル、（１３／）−！ネジ、
　（１３ｃ）　−・雌ネジ代理人　　宮　　１）　友　
　イｄ 第１図 第２図 第３図 第４図　　　第５間 （ＡＩ　　　　　　（Ａ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 研削ヘッドの砥石軸を送りベルトの鉛直方向に対しワー
   クの移動方向に一定の角度だけ傾斜させて平行リンクに
   よりその傾斜角を保持したま＼上下動し得るように支持
   し、砥石軸の下端部に基板の下面に弾性体を介在させて
   複ｒＩｉ箇の砥石体を等分布状態に植設した弾性砥石を
   装着すると共に、研削ヘッドをスプリングで常時下方に
   付勢したことを特徴とする平面研削装置。