JPS594648B2 - 電磁流量計 - Google Patents
電磁流量計Info
- Publication number
- JPS594648B2 JPS594648B2 JP8553479A JP8553479A JPS594648B2 JP S594648 B2 JPS594648 B2 JP S594648B2 JP 8553479 A JP8553479 A JP 8553479A JP 8553479 A JP8553479 A JP 8553479A JP S594648 B2 JPS594648 B2 JP S594648B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- excitation
- noise
- signal
- pass filter
- frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は電磁流量計に関し、特に低周波励振型電磁流
量計において励磁電流の変化にもとずいて発生する雑音
の影響を除去するように構成しようとするものである。
量計において励磁電流の変化にもとずいて発生する雑音
の影響を除去するように構成しようとするものである。
従来より商用電源周波数より低い周波数の矩形波電流に
より励磁する低周波励振型電磁流量計が種々提案されて
いる。
より励磁する低周波励振型電磁流量計が種々提案されて
いる。
第1図は一般に使用されている低周波励振型電磁流量計
の全体の構成を示す。図中1は電磁流量計発信器を示し
、2はこの発信器1から出力される微少検出信号を所定
のレベルを持つ例えば4〜20mAをスパンとする電流
信号に変換する変換器を示す。発信器1は周知のよ5
うに被測定流体が流れる導管3と、この導管3の軸と直
交する方向に互に対向して取付けられた一対の電極4回
4と、この電極4回4を結ぶ線と直交する方向の磁界を
導管3内に形成する励磁コイル5−5とにより構成され
、この励磁コイル5一105に励磁電源回路6から低周
波の矩形波電流を供給する。励磁電源回路6は商用電源
Tから供給される商用電源電圧を整流する整流回路8と
、この整流回路8に供給される商用電源電圧を低周波の
周期例15えばPo−H2の周期で断続制御するスイッ
チ9と、励磁電流に比例した信号を取出す比較電圧検出
回路10とを有し、整流回路8から断続的に出力される
整流出力を発信器1の励磁コイル5−5に供給するよう
に構成されている。
の全体の構成を示す。図中1は電磁流量計発信器を示し
、2はこの発信器1から出力される微少検出信号を所定
のレベルを持つ例えば4〜20mAをスパンとする電流
信号に変換する変換器を示す。発信器1は周知のよ5
うに被測定流体が流れる導管3と、この導管3の軸と直
交する方向に互に対向して取付けられた一対の電極4回
4と、この電極4回4を結ぶ線と直交する方向の磁界を
導管3内に形成する励磁コイル5−5とにより構成され
、この励磁コイル5一105に励磁電源回路6から低周
波の矩形波電流を供給する。励磁電源回路6は商用電源
Tから供給される商用電源電圧を整流する整流回路8と
、この整流回路8に供給される商用電源電圧を低周波の
周期例15えばPo−H2の周期で断続制御するスイッ
チ9と、励磁電流に比例した信号を取出す比較電圧検出
回路10とを有し、整流回路8から断続的に出力される
整流出力を発信器1の励磁コイル5−5に供給するよう
に構成されている。
20励磁コイル5−5の励磁により電極4回4からは導
管3を流れる流体の流速に比例した電圧信号が得られる
。
管3を流れる流体の流速に比例した電圧信号が得られる
。
この電圧信号は変換器2に送られ先ず前置増幅器11に
て所要のレベルにまで増幅し、、その増幅出力を高域通
過フィルタ12を通じて割25算器13に供給される。
割算器13では比較電圧検出回路10から検出される励
磁電流に比例した電圧信号によつて電極4回4から得ら
れる流速信号を割算し励磁電流の変動に伴う信号レベル
の変動を除去するようにしている。割算器13は後述3
0する電圧−周波数変換器14から出力される周波数信
号によつてスイッチ15を開閉制御し、このスイッチ1
5の開閉率に応じて割算が行われる。尚16はインピー
ダンス整合器を兼ねた増幅器を示す。割算器13の出力
はサンプリング回路1735に供給される。つまりこの
種低周波励磁型電磁流量計ではその励磁周波数は例えば
豊H2程度である。このため励磁電流の立上り及び立下
り時点では第2図Aに示すように励磁電流波形Saの変
化率が大きい。これがために電極4−4には第2図Bに
示すような磁束変化に基ずく雑音波形Sbが発生する。
この雑音波形Sbを除去するために励磁電流波形Saが
安定した時点でサンプリング回路17を動作させ、割算
器13の出力をコンデンサ18にホールドするように構
成している。コンデンサ18のホールド電圧は電圧一周
波数変換回路14で周波数に変換し、その周波数信号に
よつて割算器13のスイツチ15を駆動すると共にその
周波数信号を周波数一電流変換回路19に供給し、この
変換回路19から出力端子20を通じて4〜20mAの
スパンを持つ電流信号を出力するようにしている。21
は商用電源周波数を分周して励磁用スイツチ9をオン、
オフ制御すると共にその分周信号の一部をタイミング信
号発生回路22に供給し、このタイミング信号発生回路
22にてサンプリング回路17を駆動するようにしてい
る。
て所要のレベルにまで増幅し、、その増幅出力を高域通
過フィルタ12を通じて割25算器13に供給される。
割算器13では比較電圧検出回路10から検出される励
磁電流に比例した電圧信号によつて電極4回4から得ら
れる流速信号を割算し励磁電流の変動に伴う信号レベル
の変動を除去するようにしている。割算器13は後述3
0する電圧−周波数変換器14から出力される周波数信
号によつてスイッチ15を開閉制御し、このスイッチ1
5の開閉率に応じて割算が行われる。尚16はインピー
ダンス整合器を兼ねた増幅器を示す。割算器13の出力
はサンプリング回路1735に供給される。つまりこの
種低周波励磁型電磁流量計ではその励磁周波数は例えば
豊H2程度である。このため励磁電流の立上り及び立下
り時点では第2図Aに示すように励磁電流波形Saの変
化率が大きい。これがために電極4−4には第2図Bに
示すような磁束変化に基ずく雑音波形Sbが発生する。
この雑音波形Sbを除去するために励磁電流波形Saが
安定した時点でサンプリング回路17を動作させ、割算
器13の出力をコンデンサ18にホールドするように構
成している。コンデンサ18のホールド電圧は電圧一周
波数変換回路14で周波数に変換し、その周波数信号に
よつて割算器13のスイツチ15を駆動すると共にその
周波数信号を周波数一電流変換回路19に供給し、この
変換回路19から出力端子20を通じて4〜20mAの
スパンを持つ電流信号を出力するようにしている。21
は商用電源周波数を分周して励磁用スイツチ9をオン、
オフ制御すると共にその分周信号の一部をタイミング信
号発生回路22に供給し、このタイミング信号発生回路
22にてサンプリング回路17を駆動するようにしてい
る。
以上により低周波励磁型電磁流量計の構成と及びその動
作が理解できよう。ところで上述したように従来はサン
プリング回路17は励磁電流波形Saが充分安定した時
点、つまり第2図Dに示すように各励磁周期Tの終了近
くでサンプリング動作させている。
作が理解できよう。ところで上述したように従来はサン
プリング回路17は励磁電流波形Saが充分安定した時
点、つまり第2図Dに示すように各励磁周期Tの終了近
くでサンプリング動作させている。
然し乍らこのように励磁周期Tの終了近くでサンプリン
グを行うと別の要因による雑音が発生することが解つた
。つまり電極4−4が流体に接液していることによりこ
の間に電気化学的な要因によつて電圧が発生する。
グを行うと別の要因による雑音が発生することが解つた
。つまり電極4−4が流体に接液していることによりこ
の間に電気化学的な要因によつて電圧が発生する。
この電圧は元々は直流電圧であるが流体の乱れ等によつ
てその電圧が変動し、第3図に曲線Nで示すような周波
数スペクトラムを有する。この電気化学的な雑音の交流
成分を除去する目的でここでは前置増幅器11の後段側
に第3図に曲線Mで示すような周波数特性を持つ高域通
過フイルタ12を設け、電気化学的な雑音の主成分であ
る直流から数Hzの雑音を除去するようにしている。と
ころで高域通過フイルタ12の挿入により次のような不
都合が発生した。つまり高域通過フイルタ12には直流
阻止用コンデンサが信号路に対し直列に挿入される。こ
のため高域通過フイルタ12を通過した信号は第2図C
に示すような波形になる。第2図B及びCに示す波形は
流速がゼロの状態における雑音波形である。高域通過フ
イルタ12を挿入しない状態では流速がゼロのときは各
励磁周期Tの終了点では磁束変化に基ずく雑音成分はゼ
ロとなつているため雑音による影響を除去できる。然し
乍ら高域通過フイルタ12を設けたことにより雑音波形
Sbは第2図Cに示すようにゼロクロス点が変化した信
号Sb′になつてしまつ0このため従来のように各励磁
周期Tの終了時点でサンプリングを行うと第2図Eに示
すように雑音成分のサンプリング出力Seが発生し、よ
つて流速検知信号にこの雑音のサンプリング成分が重畳
するため磁束変化に伴う雑音のレベルが変動しゼロ点変
動等を来す大きな欠点となる。
てその電圧が変動し、第3図に曲線Nで示すような周波
数スペクトラムを有する。この電気化学的な雑音の交流
成分を除去する目的でここでは前置増幅器11の後段側
に第3図に曲線Mで示すような周波数特性を持つ高域通
過フイルタ12を設け、電気化学的な雑音の主成分であ
る直流から数Hzの雑音を除去するようにしている。と
ころで高域通過フイルタ12の挿入により次のような不
都合が発生した。つまり高域通過フイルタ12には直流
阻止用コンデンサが信号路に対し直列に挿入される。こ
のため高域通過フイルタ12を通過した信号は第2図C
に示すような波形になる。第2図B及びCに示す波形は
流速がゼロの状態における雑音波形である。高域通過フ
イルタ12を挿入しない状態では流速がゼロのときは各
励磁周期Tの終了点では磁束変化に基ずく雑音成分はゼ
ロとなつているため雑音による影響を除去できる。然し
乍ら高域通過フイルタ12を設けたことにより雑音波形
Sbは第2図Cに示すようにゼロクロス点が変化した信
号Sb′になつてしまつ0このため従来のように各励磁
周期Tの終了時点でサンプリングを行うと第2図Eに示
すように雑音成分のサンプリング出力Seが発生し、よ
つて流速検知信号にこの雑音のサンプリング成分が重畳
するため磁束変化に伴う雑音のレベルが変動しゼロ点変
動等を来す大きな欠点となる。
この発明の目的はこのようにして発生する雑音による影
響を除去することができる低周波励磁型電磁流量計を提
供するにある。
響を除去することができる低周波励磁型電磁流量計を提
供するにある。
この発明ではサンプリングのタイミングを高域通過フイ
ルタ12を通過した信号Sb′のゼロクロス点を含むよ
うに選定し、ゼロクロス点を含む位置でサンプリングす
ることにより雑音成分を打消すことができるようにした
ものである。
ルタ12を通過した信号Sb′のゼロクロス点を含むよ
うに選定し、ゼロクロス点を含む位置でサンプリングす
ることにより雑音成分を打消すことができるようにした
ものである。
即ち第4図Bに示すようにサンプリングのタイミングを
雑音波形Sb′のゼロクロス点T。
雑音波形Sb′のゼロクロス点T。
,t,,t2・・・・・・を含むように選定することに
よりそのサンプリング出力は第3図Cに示すように雑音
波形Sb′の正極電圧と負極電圧を含んでサンプリング
される。よつて雑音成分の平均値は雑音波形Sb″のレ
ベル変動に関係なく常にゼロにすることができ、磁束変
化に伴つて発生する雑音の影響を除去できる。尚ここで
雑音波形Sb″には例えば割算器13側からの直流バイ
アスが重畳することがある。このような場合は雑音波形
Sb″のゼロクロス点は例えば第4図Aに一点鎖線で示
すような位置になつてしまう。然し乍らこのようなゼロ
クロス点でサンプリングすることはなく直流バイアスが
重畳していても、この発明ではサンプリングのタイミン
グは第4図に示すT。,t,,t2・・・・・・とする
ものである。このためタイミングT。,tl,t2・・
・・・・は雑音波形Sb″の正側と負側との面積が等し
くなるように分離する線とのクロス点と規定する。この
クロス点をこの明細書では中性点と称することとし、結
局この発明では雑音波形の中性点を含むようにサンプリ
ングのタイミングを選定するものである。第5図はサン
プリング回路17の具体例とタイミング信号発生回路2
2の具体例を示す。
よりそのサンプリング出力は第3図Cに示すように雑音
波形Sb′の正極電圧と負極電圧を含んでサンプリング
される。よつて雑音成分の平均値は雑音波形Sb″のレ
ベル変動に関係なく常にゼロにすることができ、磁束変
化に伴つて発生する雑音の影響を除去できる。尚ここで
雑音波形Sb″には例えば割算器13側からの直流バイ
アスが重畳することがある。このような場合は雑音波形
Sb″のゼロクロス点は例えば第4図Aに一点鎖線で示
すような位置になつてしまう。然し乍らこのようなゼロ
クロス点でサンプリングすることはなく直流バイアスが
重畳していても、この発明ではサンプリングのタイミン
グは第4図に示すT。,t,,t2・・・・・・とする
ものである。このためタイミングT。,tl,t2・・
・・・・は雑音波形Sb″の正側と負側との面積が等し
くなるように分離する線とのクロス点と規定する。この
クロス点をこの明細書では中性点と称することとし、結
局この発明では雑音波形の中性点を含むようにサンプリ
ングのタイミングを選定するものである。第5図はサン
プリング回路17の具体例とタイミング信号発生回路2
2の具体例を示す。
割算回路13の出力がコンデンサ23を通じて抵抗器2
4−25及び26−27の直列回路を通じて演算増幅器
28の逆相入力端子と正相入力端子に供給される。演算
増.幅器28の逆相入力端子には増幅器28の出力側か
ら負帰還が施され、また正相入力端子は抵抗器29を通
じて共通電位点に接続される。抵抗器24−25及び2
6−27の接続点と共通電位点との間に電界効果トラン
ジスタ30,31が接続され、この電界効果トランジス
タ30と31を雑音波形Sb′の中性点を含むタイミン
グにおいて交互にオンに制御しコンデンサ18に流量信
号を同極性でサンプリングするようにしている。つまり
流体が流速を持つ場合には流速に比例した電圧信号が発
生する。この流速信号は第6図Aに示す電圧+EOと−
EOに対応しこの電圧信号+EOと−EOに第4図Aに
示した雑音波形Sb′が重畳するものである。ここで電
界効果トランジスタ30,31が共にオフであれば演算
増幅器28の出力はゼロである。流速信号が正極性の期
間に電界効果トランジスタ30が例えば第6図Bに示す
タイミング信号P1によつてオンとなると演算増幅器2
8の正相入力端子に正極性の流速信号が与えられるため
演算増1幅器28の出力には正極性の電圧が出力されコ
ンデンサ18に第6図Dに示すように正極性の電圧VC
lが充電される。流速信号が負極性の期間に電界効果ト
ランジスタ31が第6図Cに示すタイミング信号P2に
よつてオンとなると演算増幅器28の逆相入力端子に負
極性の流速信号が与えられる。よつてこの場合も演算増
・幅器28の出力側に正極性の電圧が出力され、コンデ
ンサ18に第6図Dに示す電圧C2が充電される。結局
この例ではコンデンサ18に正負の流速信号が正極性の
電圧でサンプリングされ、電圧一周波数変換器14では
その平均値に応じた周波数を出力する。タイミング信号
発生回路22は例えば分周器32に商用電源信号が与え
られ、出力端子32bに励磁電流の断続周期Tを与える
例えば臀肚の矩形波Pbを第7図Bに示すように出力す
る。
4−25及び26−27の直列回路を通じて演算増幅器
28の逆相入力端子と正相入力端子に供給される。演算
増.幅器28の逆相入力端子には増幅器28の出力側か
ら負帰還が施され、また正相入力端子は抵抗器29を通
じて共通電位点に接続される。抵抗器24−25及び2
6−27の接続点と共通電位点との間に電界効果トラン
ジスタ30,31が接続され、この電界効果トランジス
タ30と31を雑音波形Sb′の中性点を含むタイミン
グにおいて交互にオンに制御しコンデンサ18に流量信
号を同極性でサンプリングするようにしている。つまり
流体が流速を持つ場合には流速に比例した電圧信号が発
生する。この流速信号は第6図Aに示す電圧+EOと−
EOに対応しこの電圧信号+EOと−EOに第4図Aに
示した雑音波形Sb′が重畳するものである。ここで電
界効果トランジスタ30,31が共にオフであれば演算
増幅器28の出力はゼロである。流速信号が正極性の期
間に電界効果トランジスタ30が例えば第6図Bに示す
タイミング信号P1によつてオンとなると演算増幅器2
8の正相入力端子に正極性の流速信号が与えられるため
演算増1幅器28の出力には正極性の電圧が出力されコ
ンデンサ18に第6図Dに示すように正極性の電圧VC
lが充電される。流速信号が負極性の期間に電界効果ト
ランジスタ31が第6図Cに示すタイミング信号P2に
よつてオンとなると演算増幅器28の逆相入力端子に負
極性の流速信号が与えられる。よつてこの場合も演算増
・幅器28の出力側に正極性の電圧が出力され、コンデ
ンサ18に第6図Dに示す電圧C2が充電される。結局
この例ではコンデンサ18に正負の流速信号が正極性の
電圧でサンプリングされ、電圧一周波数変換器14では
その平均値に応じた周波数を出力する。タイミング信号
発生回路22は例えば分周器32に商用電源信号が与え
られ、出力端子32bに励磁電流の断続周期Tを与える
例えば臀肚の矩形波Pbを第7図Bに示すように出力す
る。
出力端子32aには第7図Aに示す例えば坪肚の矩形波
Paを出力する。矩形波Pbは励磁電流を断続制御する
スイツチ9に与えられ、このスイツチをオン、オフ制御
すると共にアンドゲート回路33の一方の入力端子に供
給する。またアンドゲート回路34の一方の入力端子に
はインバータ35を通じて矩形波Pbを供給する。出力
端子32aに得られた矩形波Paは単安定マルチバイブ
レータ36に供給される。単安定マルチバイブレータ3
6は矩形波Paの立上り毎にトリガされ第7図Cに示す
矩形波Pcを出力する。単安定マルチバイブレータ36
の出力Pcは更に別の単安定マルチバイブレータ37に
供給される。この単安定マルチバイブレータ37は前段
の単安定マルチバイブレータ36の立下りによりトリガ
され単安定マルチバイブレータ37の出力パルスPdが
アンドゲート回路33と34によつて第7図E及びFに
示すように交互に振り分けられ、この振り分けられたパ
ルスPe(5Pfをサンプリング回路17を構成する電
界効果トランジスタ30と31の各ゲートに供給される
。ここで単安定マルチバイブレータ36と37の反転復
帰時間τ1とτ2を適当に選・定することにより第7図
Gに示すように雑音波形Sb′の中性点のタイミングT
。,tl,t2・・・・・・において電界効果トランジ
スタ30と31のゲートに供給されるパルスPe,Pf
がH論理となるように設定することができ、よつて雑音
波形Sb′の中性・点のタイミングT。,tl,t2−
・・・・・を含むようにサンプリングすることができ、
その結果雑音波形Sb′のサンプル成分は第7図Hに示
すように正と負の面積が等しいタイミングを選定するこ
とができ雑音成分の影響を除去することができる。尚励
磁電源6に定電流回路を設け、定電流回路を通じて励磁
コイル5に励磁電流を供給することもある。このような
場合には励磁電流波形及び流速信号波形Saは第8図A
のように台形波となる。よつてこのとき磁束変化に基ず
く雑音信号波形5Sbは第8図Bに示すように3値の値
に変化するパルス波形となる。この3値パルスSbが高
域通過フイルタ12を通過すると同図Cに示すような波
形となる。従来は同図Dに示すようなタイミングでサッ
プOリングしているため同図Eに示すように雑音成分が
サンプリングされてしまう。
Paを出力する。矩形波Pbは励磁電流を断続制御する
スイツチ9に与えられ、このスイツチをオン、オフ制御
すると共にアンドゲート回路33の一方の入力端子に供
給する。またアンドゲート回路34の一方の入力端子に
はインバータ35を通じて矩形波Pbを供給する。出力
端子32aに得られた矩形波Paは単安定マルチバイブ
レータ36に供給される。単安定マルチバイブレータ3
6は矩形波Paの立上り毎にトリガされ第7図Cに示す
矩形波Pcを出力する。単安定マルチバイブレータ36
の出力Pcは更に別の単安定マルチバイブレータ37に
供給される。この単安定マルチバイブレータ37は前段
の単安定マルチバイブレータ36の立下りによりトリガ
され単安定マルチバイブレータ37の出力パルスPdが
アンドゲート回路33と34によつて第7図E及びFに
示すように交互に振り分けられ、この振り分けられたパ
ルスPe(5Pfをサンプリング回路17を構成する電
界効果トランジスタ30と31の各ゲートに供給される
。ここで単安定マルチバイブレータ36と37の反転復
帰時間τ1とτ2を適当に選・定することにより第7図
Gに示すように雑音波形Sb′の中性点のタイミングT
。,tl,t2・・・・・・において電界効果トランジ
スタ30と31のゲートに供給されるパルスPe,Pf
がH論理となるように設定することができ、よつて雑音
波形Sb′の中性・点のタイミングT。,tl,t2−
・・・・・を含むようにサンプリングすることができ、
その結果雑音波形Sb′のサンプル成分は第7図Hに示
すように正と負の面積が等しいタイミングを選定するこ
とができ雑音成分の影響を除去することができる。尚励
磁電源6に定電流回路を設け、定電流回路を通じて励磁
コイル5に励磁電流を供給することもある。このような
場合には励磁電流波形及び流速信号波形Saは第8図A
のように台形波となる。よつてこのとき磁束変化に基ず
く雑音信号波形5Sbは第8図Bに示すように3値の値
に変化するパルス波形となる。この3値パルスSbが高
域通過フイルタ12を通過すると同図Cに示すような波
形となる。従来は同図Dに示すようなタイミングでサッ
プOリングしているため同図Eに示すように雑音成分が
サンプリングされてしまう。
これに対しこの発明では同図Fに示すようにサンプリン
グのタイミングを雑音波形Sb″の中性点を含むように
したから雑音波形Sb′に関するサンプリングの結果は
同フ図Gに示すように正と負を含むようにすることがで
き、その正と負の面積が等しくなるようにサンプリング
のタイミングを設定することにより雑音成分をほぼ完全
に除去することができる。
グのタイミングを雑音波形Sb″の中性点を含むように
したから雑音波形Sb′に関するサンプリングの結果は
同フ図Gに示すように正と負を含むようにすることがで
き、その正と負の面積が等しくなるようにサンプリング
のタイミングを設定することにより雑音成分をほぼ完全
に除去することができる。
以上説明したようにこの発明によればサンプリングのタ
イミングを高域通過フイルタ12を通過した後の磁束変
化に基ずく雑音波形Sb′の中性点を含むように設定す
るだけで磁束変化に基ずく雑音の影響を除去することが
できゼロ点変動が少ない従つて信頼件が高い電磁流量計
を得ることができる。
イミングを高域通過フイルタ12を通過した後の磁束変
化に基ずく雑音波形Sb′の中性点を含むように設定す
るだけで磁束変化に基ずく雑音の影響を除去することが
できゼロ点変動が少ない従つて信頼件が高い電磁流量計
を得ることができる。
よつて簡単な設定変更に過ぎないがその効果は実用に供
して頗る大である。
して頗る大である。
第1図は一般に使われている低周波励磁型電磁流量計を
説明するための系統図、第2図は従来の低周波励磁型電
磁流量計の動作を説明するための波形図、第3図は低周
波励磁型電磁流量計において問題となる雑音の周波数ス
ペクトラム及びその雑音を除去するための高域通過フイ
ルタの周波数特性を説明する特性曲線図、第4図はこの
発明による低周波励磁型電磁流量計の動作の説明に供す
る波形図、第5図はこの発明の要部の具体的な実施例を
示す接続図、第6図及び第7図はその具体的な実施例の
動作を説明するための波形図、第8図は励磁方式の異な
る場合にもこの発明を適用できることを説明するための
波形図である。 1:電磁流量計発信器、2:電磁流量計変換器、3:導
管、4:電極、11:前置増幅器、12:高域通過フイ
ルタ、17:サンプリング回路。
説明するための系統図、第2図は従来の低周波励磁型電
磁流量計の動作を説明するための波形図、第3図は低周
波励磁型電磁流量計において問題となる雑音の周波数ス
ペクトラム及びその雑音を除去するための高域通過フイ
ルタの周波数特性を説明する特性曲線図、第4図はこの
発明による低周波励磁型電磁流量計の動作の説明に供す
る波形図、第5図はこの発明の要部の具体的な実施例を
示す接続図、第6図及び第7図はその具体的な実施例の
動作を説明するための波形図、第8図は励磁方式の異な
る場合にもこの発明を適用できることを説明するための
波形図である。 1:電磁流量計発信器、2:電磁流量計変換器、3:導
管、4:電極、11:前置増幅器、12:高域通過フイ
ルタ、17:サンプリング回路。
Claims (1)
- 1 被測定流体が通る導管と、この導管の内壁に設けら
れた一対の電極と、この電極を結ぶ方向と直交する方向
に磁界を形成する励磁コイルと、上記電極に発生する信
号を増幅する変換器と、上記励磁コイルに矩形波状の励
磁電流を流す励磁電源とから構成される矩形波励振形電
磁流量計において、上記変換器の信号増幅部分に励磁電
流の基本周波数以上の周波数成分を通過させる高域通過
フィルタと、この高域通過フィルタの後段側にサンプリ
ング回路を設け、このサンプリング回路のサンプリング
時点を上記高域通過フィルタの出力側において励磁電流
の変化にもとずいて発生する雑音波形が中性点を通過す
る時点を含むように選定したことを特徴とする電磁流量
計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8553479A JPS594648B2 (ja) | 1979-07-05 | 1979-07-05 | 電磁流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8553479A JPS594648B2 (ja) | 1979-07-05 | 1979-07-05 | 電磁流量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5610209A JPS5610209A (en) | 1981-02-02 |
JPS594648B2 true JPS594648B2 (ja) | 1984-01-31 |
Family
ID=13861541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8553479A Expired JPS594648B2 (ja) | 1979-07-05 | 1979-07-05 | 電磁流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS594648B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58163331U (ja) * | 1982-04-27 | 1983-10-31 | いすゞ自動車株式会社 | 自動車の無人走行警報装置 |
-
1979
- 1979-07-05 JP JP8553479A patent/JPS594648B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5610209A (en) | 1981-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6166123A (ja) | 電磁流量計変換器 | |
US4206641A (en) | Electromagnetic flow meter | |
US4766770A (en) | Low duty cycle electromagnetic flowmeter | |
JP2931354B2 (ja) | 電磁流量計 | |
JP2802545B2 (ja) | 電磁式流量トランスミッタ用変換回路 | |
JPS6175218A (ja) | 磁気誘導流量測定方法および装置 | |
US4417479A (en) | Electromagnetic flowmeter system having a feedback loop | |
JPS594648B2 (ja) | 電磁流量計 | |
US4156363A (en) | Magnetic flowmeter | |
JP3062916B2 (ja) | 2線式電磁流量計 | |
JPS5811009B2 (ja) | 電磁流量計 | |
JPH0261689B2 (ja) | ||
JPS6048689B2 (ja) | 電磁流量計 | |
JPS5815122A (ja) | 電磁流量計 | |
JP2893364B2 (ja) | 電磁流量計 | |
JP3052571B2 (ja) | 電磁流量計におけるタイミングパルス発生回路 | |
US5400660A (en) | Inductive flow meter | |
JP2545659B2 (ja) | 電磁流量計 | |
JPS606734Y2 (ja) | 電磁流量計のチエツク装置 | |
JP3328877B2 (ja) | 電磁流量計 | |
JPH04370715A (ja) | 2線式電磁流量計変換器 | |
JP3357583B2 (ja) | 電磁流量計 | |
JP2504769B2 (ja) | 電磁コイルの電流値処理装置 | |
JPH04369434A (ja) | 電磁流量計 | |
JPH0450496Y2 (ja) |