JPS594588A - トラクシヨンシ−ブ及びその製法 - Google Patents
トラクシヨンシ−ブ及びその製法Info
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- JPS594588A JPS594588A JP10951682A JP10951682A JPS594588A JP S594588 A JPS594588 A JP S594588A JP 10951682 A JP10951682 A JP 10951682A JP 10951682 A JP10951682 A JP 10951682A JP S594588 A JPS594588 A JP S594588A
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- traction
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- sheave
- sheave groove
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明はエレベータのトラクションシープ及びその製法
に係わり、特にシーブ溝内に高分子材料よりなるインサ
ートリングをｉｎしたエレベータのトラクションシープ
及びその製法に関する。
に係わり、特にシーブ溝内に高分子材料よりなるインサ
ートリングをｉｎしたエレベータのトラクションシープ
及びその製法に関する。
トラクション式エレベータにおいては、エレベータの駆
動力は基本的に、エレベータを吊っているワイヤローブ
と、それを巻装支持して回転するトラクションシープの
シープ溝との間の摩擦力によっている。
動力は基本的に、エレベータを吊っているワイヤローブ
と、それを巻装支持して回転するトラクションシープの
シープ溝との間の摩擦力によっている。
近年、摩擦力の増大とワイヤロープの保護等の目的によ
り、従来の鋳鉄シープ溝に代わり、シープ溝の内表面に
高分子材又は合成樹脂材等からなる被覆材を附加してな
るシープが開発され実用に供されるようになって来た。
り、従来の鋳鉄シープ溝に代わり、シープ溝の内表面に
高分子材又は合成樹脂材等からなる被覆材を附加してな
るシープが開発され実用に供されるようになって来た。
即ち第１図はトラクション式エレベータの開路構成を示
したもので、トラクションマシン１の出力軸側にトラク
ションシープ２を嵌着すると共に、そらせシープ３を取
付けて、これらにワイヤーローブ４を巻装して昇降路内
に垂れ下げ、それぞれの端部に乗かと５、及びつり台お
もり６を収付ける。そして機械￥７内に設けている制御
！ｌ！（図示せず）によりトラクションマシン１を駆動
制御してエレベータ来かと５を上下に運転するものであ
る。かかる運転時にはワイヤロープ４とトラクションシ
ープ２とは常にすべらないようにしてトラクレヨン力を
維持している。
したもので、トラクションマシン１の出力軸側にトラク
ションシープ２を嵌着すると共に、そらせシープ３を取
付けて、これらにワイヤーローブ４を巻装して昇降路内
に垂れ下げ、それぞれの端部に乗かと５、及びつり台お
もり６を収付ける。そして機械￥７内に設けている制御
！ｌ！（図示せず）によりトラクションマシン１を駆動
制御してエレベータ来かと５を上下に運転するものであ
る。かかる運転時にはワイヤロープ４とトラクションシ
ープ２とは常にすべらないようにしてトラクレヨン力を
維持している。
第２図は上記トラクションシープ２を示し、鋳鉄製シー
プ本体９の外周に複数条のシープ溝９ａがあり、これに
第３図に示す高琴擦力を有する高分子材等からなる輪状
のインサートリング８が装着されている。従ってワイヤ
ロープ４に荷重が負荷されて張力が作用すると、その張
力はワイヤローブイとインサートリング８との間の摩擦
力で受けられ、更にインサートリング８とシープ溝９ａ
との間の摩擦力で受けられてシープ本体９に伝達される
。
プ本体９の外周に複数条のシープ溝９ａがあり、これに
第３図に示す高琴擦力を有する高分子材等からなる輪状
のインサートリング８が装着されている。従ってワイヤ
ロープ４に荷重が負荷されて張力が作用すると、その張
力はワイヤローブイとインサートリング８との間の摩擦
力で受けられ、更にインサートリング８とシープ溝９ａ
との間の摩擦力で受けられてシープ本体９に伝達される
。
ところで上述した構成のトラクションシープ２のワイヤ
ロープ４の張力と摩擦力の平衡関係を述べると、第１図
に示したようにエレベータ嶋 はトラクンョンンープ２０両側に東かと５とつり合おも
り６が吊下げられるが、乗かと５に載荷される重量は常
に変動するので、ワイヤロープ４に作用する張力はトラ
クションシープ２の左右で異なり、その差分は摩擦力で
補われる。
ロープ４の張力と摩擦力の平衡関係を述べると、第１図
に示したようにエレベータ嶋 はトラクンョンンープ２０両側に東かと５とつり合おも
り６が吊下げられるが、乗かと５に載荷される重量は常
に変動するので、ワイヤロープ４に作用する張力はトラ
クションシープ２の左右で異なり、その差分は摩擦力で
補われる。
つまり第４図において例えばワイヤロープ４のつり合お
もり６側の張力Ｔ１は乗かと５側の張力Ｔ、より大きい
ものとすると、張力ＴｌｅＴ！は摩擦力ｆを介してつり
合っており、次式で示される。
もり６側の張力Ｔ１は乗かと５側の張力Ｔ、より大きい
ものとすると、張力ＴｌｅＴ！は摩擦力ｆを介してつり
合っており、次式で示される。
ＴｌｍＴ、＋Σｆ
Σｆ−ｆ＋ ＋ｆ＊十・・・・・・・・・十ｆｎここで
Σｆはワイヤロープ４とインサートリック８との接触面
における各点の摩擦力の総和である。インサートリング
８の表面に作用した摩擦力ｆはインサートリング８の内
部に抗力Ｒ８゜ｌｔｔ ＊ ＦＬａ ＊・・・Ｒｎを発
生させ、これはトラクションシープ本体９に対してシー
プ溝９ａ内面との摩擦力ＦｌｓＦｔｅＦｌ・・・Ｆｎと
して伝達される。従って正常な運転が保証されるために
はインサートリング８は抗力の総和Ｒに耐えるものであ
り、摩擦力はワイヤロープ４との間におけるｆよりもシ
ープｍ９ａとの間における摩擦力の総和Ｆの方が大きく
なければならない。そしてこれらの値はワイヤロープ４
に作用する張力Ｔ１およびＴ、の差が大きい程厳しくな
る。
Σｆはワイヤロープ４とインサートリック８との接触面
における各点の摩擦力の総和である。インサートリング
８の表面に作用した摩擦力ｆはインサートリング８の内
部に抗力Ｒ８゜ｌｔｔ ＊ ＦＬａ ＊・・・Ｒｎを発
生させ、これはトラクションシープ本体９に対してシー
プ溝９ａ内面との摩擦力ＦｌｓＦｔｅＦｌ・・・Ｆｎと
して伝達される。従って正常な運転が保証されるために
はインサートリング８は抗力の総和Ｒに耐えるものであ
り、摩擦力はワイヤロープ４との間におけるｆよりもシ
ープｍ９ａとの間における摩擦力の総和Ｆの方が大きく
なければならない。そしてこれらの値はワイヤロープ４
に作用する張力Ｔ１およびＴ、の差が大きい程厳しくな
る。
特に最近のエレベータは高速化、軽量化がはかられる傾
向にあるため、積載重置の変動に対してローブ張力比Ｔ
ｌ ／ Ｔ、の変動が相対的に大きくなってより大きな
摩擦力とインサートリングの耐力が要求されるよう罠な
っている。
向にあるため、積載重置の変動に対してローブ張力比Ｔ
ｌ ／ Ｔ、の変動が相対的に大きくなってより大きな
摩擦力とインサートリングの耐力が要求されるよう罠な
っている。
第５図は従来のトラクションシープ２を示し、シープ溝
９ａとインサートリング８との間の摩擦力Ｆが十分でな
いため異常現象が起きている。
９ａとインサートリング８との間の摩擦力Ｆが十分でな
いため異常現象が起きている。
即ち、インサートリング８に生じる抗力Ｒはワイヤロー
ブイと接触する端部ＡＢ附近では特に大きく作用する。
ブイと接触する端部ＡＢ附近では特に大きく作用する。
正常運転を維持するにはインサートリング８がシープ１
１９ｍに摩擦力Ｆで確実に保持されなければならないが
、摩擦力Ｆが十分でない場合には抗力Ｒの大きいＡＢ間
ですべりが生じ、インサートリング８に局部的な伸びが
発生するようになる。もしこの状態でトラクションシー
プ７に矢印ｒＣ示す方向の回転力が作用すると、インサ
ートリング８はシーブ溝９ａからせり出してふくらみ１
０を生じるようになる。このような状態ではもはや正常
なトラクレヨン性能を発揮し得ないばかりでなく、トラ
クションシープ２０回転に伴ってふくらみ１０はシーブ
溝９ａの周上に移動し、更にふくらみ１０の部分でイン
サートリング８に捩れを生じ、ついにはワイヤローブ４
がインサートリング８を巻込んでシーブ溝９ａからはず
れて脱輪し、非常に危険である欠点があった。
１９ｍに摩擦力Ｆで確実に保持されなければならないが
、摩擦力Ｆが十分でない場合には抗力Ｒの大きいＡＢ間
ですべりが生じ、インサートリング８に局部的な伸びが
発生するようになる。もしこの状態でトラクションシー
プ７に矢印ｒＣ示す方向の回転力が作用すると、インサ
ートリング８はシーブ溝９ａからせり出してふくらみ１
０を生じるようになる。このような状態ではもはや正常
なトラクレヨン性能を発揮し得ないばかりでなく、トラ
クションシープ２０回転に伴ってふくらみ１０はシーブ
溝９ａの周上に移動し、更にふくらみ１０の部分でイン
サートリング８に捩れを生じ、ついにはワイヤローブ４
がインサートリング８を巻込んでシーブ溝９ａからはず
れて脱輪し、非常に危険である欠点があった。
本発明は上記４情に鍾みなされたもので、トラクション
シーブ溝内に装着したインサートリングにふくらみ現象
が生じることが無く、常に安全なトラクション性能が保
ち得るようにしたトラクションシープ及びその製法を提
供することを目的とする。
シーブ溝内に装着したインサートリングにふくらみ現象
が生じることが無く、常に安全なトラクション性能が保
ち得るようにしたトラクションシープ及びその製法を提
供することを目的とする。
この発明はシープ本体外周のシーブ溝内に筒分子材料か
らなるインサートリングを装着したトラクションシープ
において、前記シーブ溝とインサートリングとの間にそ
れらに溶着又は軟化結合する合成樹脂製中間材を介在し
て、インサートリングがシーブ溝内表面に対してすべり
を生じないようＫなる構成のトラクションシープである
。又その中間材の加熱溶融又は軟化を電磁誘導加熱によ
り有効に行ってトラクションシープを完成させる製法を
特徴とするものである。
らなるインサートリングを装着したトラクションシープ
において、前記シーブ溝とインサートリングとの間にそ
れらに溶着又は軟化結合する合成樹脂製中間材を介在し
て、インサートリングがシーブ溝内表面に対してすべり
を生じないようＫなる構成のトラクションシープである
。又その中間材の加熱溶融又は軟化を電磁誘導加熱によ
り有効に行ってトラクションシープを完成させる製法を
特徴とするものである。
以下本発明の一実施例を第６因により説明する。このト
ラクションシープ２人は鋳鉄製のシープ本体９の外周の
複数条のシープ溝りａ内に中間材１ノを介在して高分子
材料からなるインサートリング８が装着されている。そ
の中間材Ｉノは上記シーブ溝９ａとインサートリング８
との間のＭ擦係数もしくは結合力を増加させるもので、
この中間材はワイヤローブイと直接接触することがない
ことから、Ｓ＃擦や摩擦熱による損傷の心配がいらない
ので、摩擦力又は結合力の特性を満足する材料例えば、
ポリウレタン系樹脂等の合成樹脂製フィルムを用いてい
る。
ラクションシープ２人は鋳鉄製のシープ本体９の外周の
複数条のシープ溝りａ内に中間材１ノを介在して高分子
材料からなるインサートリング８が装着されている。そ
の中間材Ｉノは上記シーブ溝９ａとインサートリング８
との間のＭ擦係数もしくは結合力を増加させるもので、
この中間材はワイヤローブイと直接接触することがない
ことから、Ｓ＃擦や摩擦熱による損傷の心配がいらない
ので、摩擦力又は結合力の特性を満足する材料例えば、
ポリウレタン系樹脂等の合成樹脂製フィルムを用いてい
る。
そしてその中間材１１は後述する方法で一度加熱溶融さ
れてシープ溝９ａ内表面とインサートリング８とに対し
溶着固化した状態で介在されている。
れてシープ溝９ａ内表面とインサートリング８とに対し
溶着固化した状態で介在されている。
次に、上記中間材１ノを加熱溶着せしめる製法について
述べると、上記シープ本体９の外周と対向して誘導加熱
コイル１２を配し、このコイル１２に高周波電流を通′
題することで、鉄製のシーブ本体９のシーブ溝９ａの内
表面層を電磁誘導加熱し、そのシープ溝９ａ内表面層か
らの熱伝導により中間材１ノを加熱するようにしている
。なお、その加熱温度および加熱深さは′シ流密度、通
電時間、電流周波数によって適当に選定する。これにて
中間材１１をシープ溝９ａ内表面層からの熱伝導によっ
て溶融点以上に昇温させる。しかしてその中間材１１を
浴融させることでシープ溝９ａ内表面とインサートリン
グ８とに溶着し、そして自然冷却により固化する。
述べると、上記シープ本体９の外周と対向して誘導加熱
コイル１２を配し、このコイル１２に高周波電流を通′
題することで、鉄製のシーブ本体９のシーブ溝９ａの内
表面層を電磁誘導加熱し、そのシープ溝９ａ内表面層か
らの熱伝導により中間材１ノを加熱するようにしている
。なお、その加熱温度および加熱深さは′シ流密度、通
電時間、電流周波数によって適当に選定する。これにて
中間材１１をシープ溝９ａ内表面層からの熱伝導によっ
て溶融点以上に昇温させる。しかしてその中間材１１を
浴融させることでシープ溝９ａ内表面とインサートリン
グ８とに溶着し、そして自然冷却により固化する。
□ なお一般的に高分子材料であるインサートリング８
を高温に長時間さらすことは劣化を生じるので避けねば
ならないが、本実施例の場合短時間で中間材１１の加熱
を終了し、しかもその中間材１１をシープ溝９ａ内表面
層からの熱伝動で加熱し、かつ加熱範囲がシープ９９
ｍの内表面層の極く浅い範囲に限ることから、加熱電流
をしゃ断した後は溝内表面部の熱はシープ本体９の非加
熱部分に速やかに放散し、インサートリング８の温度が
高く上昇することはない。
を高温に長時間さらすことは劣化を生じるので避けねば
ならないが、本実施例の場合短時間で中間材１１の加熱
を終了し、しかもその中間材１１をシープ溝９ａ内表面
層からの熱伝動で加熱し、かつ加熱範囲がシープ９９
ｍの内表面層の極く浅い範囲に限ることから、加熱電流
をしゃ断した後は溝内表面部の熱はシープ本体９の非加
熱部分に速やかに放散し、インサートリング８の温度が
高く上昇することはない。
而して、上述した様にして構成したトラクションシープ
２人は、シープ溝りａ内に装着したインサートリング８
に対し第４図に示した如くエレベータのワイヤローブ４
を巻装して、そのワイヤローブ４の張力Ｔ１ｅＴ！の差
が作用すると、そのインサートリング８にワイヤローブ
４との一摩擦力により内部抗力Ｒが生じ、その内部抗力
Ｒに対してインサートリング８とシーブ溝９ｍとの間に
摩擦力Ｆが発生して、これら全体の力の平衡関係を保持
する。すなわち、インサートリング８とワイヤロープ４
との接触面における摩擦力ｆとインサートリング８とシ
ーブ溝９ａとの間の摩擦力Ｆは相互に対応した大きさを
生じる。ところで、その両者の摩擦力ｆとＦはどこまで
耐えられるわけでなくそれぞれの而の静摩擦係数までで
あり、ワイヤロープ４に作用する張力比ＴＩ／Ｔ、が次
第に大きくなるとやがてはすべりを生じるわけであるが
、いま、それぞれの静摩擦係数をｆ／ 、 ｐ ／とす
ると、ｆ′〉 Ｆ′ のときには、ワイヤロープ４とインサートリング８との
間にすべりが生じ、 ｆ／ ＜ Ｆ ／ である場合には、インサートリング８がシーブ溝９ａに
対してすべることになる。しかるに従来のインサートリ
ング付きのトラクションシープ２においてはインサート
リング８とシープ１Ｒ９ａとの間の静摩擦係数Ｆ′が弱
いためにインサートリング８が前記第５図で説明したよ
うなふくらみ１０を生じ易い状態となってしまう。
２人は、シープ溝りａ内に装着したインサートリング８
に対し第４図に示した如くエレベータのワイヤローブ４
を巻装して、そのワイヤローブ４の張力Ｔ１ｅＴ！の差
が作用すると、そのインサートリング８にワイヤローブ
４との一摩擦力により内部抗力Ｒが生じ、その内部抗力
Ｒに対してインサートリング８とシーブ溝９ｍとの間に
摩擦力Ｆが発生して、これら全体の力の平衡関係を保持
する。すなわち、インサートリング８とワイヤロープ４
との接触面における摩擦力ｆとインサートリング８とシ
ーブ溝９ａとの間の摩擦力Ｆは相互に対応した大きさを
生じる。ところで、その両者の摩擦力ｆとＦはどこまで
耐えられるわけでなくそれぞれの而の静摩擦係数までで
あり、ワイヤロープ４に作用する張力比ＴＩ／Ｔ、が次
第に大きくなるとやがてはすべりを生じるわけであるが
、いま、それぞれの静摩擦係数をｆ／ 、 ｐ ／とす
ると、ｆ′〉 Ｆ′ のときには、ワイヤロープ４とインサートリング８との
間にすべりが生じ、 ｆ／ ＜ Ｆ ／ である場合には、インサートリング８がシーブ溝９ａに
対してすべることになる。しかるに従来のインサートリ
ング付きのトラクションシープ２においてはインサート
リング８とシープ１Ｒ９ａとの間の静摩擦係数Ｆ′が弱
いためにインサートリング８が前記第５図で説明したよ
うなふくらみ１０を生じ易い状態となってしまう。
しかしながら上記本願のものにおいては、インサートリ
ング８と・シープ溝９ａ内表面とが該インサートリング
８とシーブ溝９ａとに溶融接着した中間材１ノを介して
結合していることにより大なる静摩擦係数を有すること
から、ワイヤローブ４の張力比Ｔｌ ／ Ｔ ｔが増大
しても常にｆ／ ＜ Ｆ ／ の状態が保たれるので、第５図の如きふくらみ１０を生
じることがなく、安定したトラクションカを維持するこ
とができるようＫなる。
ング８と・シープ溝９ａ内表面とが該インサートリング
８とシーブ溝９ａとに溶融接着した中間材１ノを介して
結合していることにより大なる静摩擦係数を有すること
から、ワイヤローブ４の張力比Ｔｌ ／ Ｔ ｔが増大
しても常にｆ／ ＜ Ｆ ／ の状態が保たれるので、第５図の如きふくらみ１０を生
じることがなく、安定したトラクションカを維持するこ
とができるようＫなる。
なお第７図は本発明のトラクションシープの製法に用い
た加熱手段の変形例を示すもので、小形の誘導加熱コイ
ル１２Ａを使用して加熱個所が集中するようにしている
。
た加熱手段の変形例を示すもので、小形の誘導加熱コイ
ル１２Ａを使用して加熱個所が集中するようにしている
。
第８図は本発明のトラクションシープの製法に用いた加
熱手段の更に異なる変形例を示すもので、薄形の誘導加
熱コイル１２Ｂを用いて、そのコイル１２Ｂをシープｍ
９ａ内に突入するようにして配置して、筒周波加熱の際
にエツア効果によってシープｉ’７４９ａの外頂部９ｃ
に加熱が集中することを避けるようにしている。
熱手段の更に異なる変形例を示すもので、薄形の誘導加
熱コイル１２Ｂを用いて、そのコイル１２Ｂをシープｍ
９ａ内に突入するようにして配置して、筒周波加熱の際
にエツア効果によってシープｉ’７４９ａの外頂部９ｃ
に加熱が集中することを避けるようにしている。
また、上記第６図乃至第８図の誘導加熱コイル１２，１
２１．１２Ｂを用いて加熱する際には、第９図に示す如
くトラクションシープ２人を軸１３に支持して回転させ
ることで全周を加熱するようにすればよい。
２１．１２Ｂを用いて加熱する際には、第９図に示す如
くトラクションシープ２人を軸１３に支持して回転させ
ることで全周を加熱するようにすればよい。
第１０図はシープ本体９の外周より内径を大きくした環
状の誘導加熱コイル１２ｃを用九法例で、この環状の誘
導加熱コイル１２ｃをトラクション２Ａのシーブ本体９
外周に囲むよう′に配してシープ溝９ａ内表面ｊ−を全
周に亘り一気に加熱するようにできる。
状の誘導加熱コイル１２ｃを用九法例で、この環状の誘
導加熱コイル１２ｃをトラクション２Ａのシーブ本体９
外周に囲むよう′に配してシープ溝９ａ内表面ｊ−を全
周に亘り一気に加熱するようにできる。
なお、上述した中間材１ノの加熱において、必ずしも加
熱温度を溶融蔗′以上に昇温させなくてもよく、該中間
材１ノが軟化してシーブ溝９ａ内表面とインサートリン
グとの機械的な凹凸Ｋ ミクロ的に食い込むだけでも、
冷却後には相互にかみ合う如き状態となって強い結合力
が得られる。
熱温度を溶融蔗′以上に昇温させなくてもよく、該中間
材１ノが軟化してシーブ溝９ａ内表面とインサートリン
グとの機械的な凹凸Ｋ ミクロ的に食い込むだけでも、
冷却後には相互にかみ合う如き状態となって強い結合力
が得られる。
なおまた上記中間材１ノは少なくともシーブ溝９ａとイ
ンサートリング８と機械的にもしくは化学的に安定した
保合が得られる例えば、投鋲効果等によって係合力が増
加するものであればよい。
ンサートリング８と機械的にもしくは化学的に安定した
保合が得られる例えば、投鋲効果等によって係合力が増
加するものであればよい。
また、中間材の厚さは余り大きい場合には機械的に弱点
となる恐れがあるので、大きくとも０、５ ｍｍ以下に
押えておく方が安定性がよい。
となる恐れがあるので、大きくとも０、５ ｍｍ以下に
押えておく方が安定性がよい。
この発明は以上詳述した如き構成としたことから、中間
材によりインサートリングとシーブ溝との結合力が増大
し、インサートリングにすべりや局部的な伸びふくらみ
が生じることが無くなり、インサートリングの異常埃象
及びワイヤーロープの脱輪等の危険を未然に防止するこ
とができる。
材によりインサートリングとシーブ溝との結合力が増大
し、インサートリングにすべりや局部的な伸びふくらみ
が生じることが無くなり、インサートリングの異常埃象
及びワイヤーロープの脱輪等の危険を未然に防止するこ
とができる。
また、ンープ薄とインサートリにグの結合力が大となる
Ｑで、インサートリングをシーブ溝に嵌着すせるのに与
える予張力を小さくでき、インサートリングの疲れやク
リープ等の原因をなくし長期間の使用に耐え、万一イン
サートリングにクリープを生じて予張力が低下しても保
持力を失なうことがなく安定したトラクション性能を保
持することができるすぐれた効果がある。特に最近のよ
うに軽祉化、高速化をはかるためにワイヤローブの両端
の張力比Ｔ１／Ｔ、が増大する傾向にあるエレベータに
おいては効果は非常に大きいものとなる。
Ｑで、インサートリングをシーブ溝に嵌着すせるのに与
える予張力を小さくでき、インサートリングの疲れやク
リープ等の原因をなくし長期間の使用に耐え、万一イン
サートリングにクリープを生じて予張力が低下しても保
持力を失なうことがなく安定したトラクション性能を保
持することができるすぐれた効果がある。特に最近のよ
うに軽祉化、高速化をはかるためにワイヤローブの両端
の張力比Ｔ１／Ｔ、が増大する傾向にあるエレベータに
おいては効果は非常に大きいものとなる。
第１図は一般のトラクション式エレベータの概略図、第
２図は従来のトラクションシープの一部断面した正面図
、第３図は第２図に装石されているインサートリングの
側面図、第４図及び第５図は従来形トラクションシープ
の動作現象を示す側面図、第６図は本発明の一実施例を
示すトラクションシープ及びその製法に用いた加熱手段
を示す一部断面した正面図、第７図、第８図、第９図、
第１０図はこの発明のトラクションシープの製法に用い
た加熱手段の各変形例を示す図である。 ２．２に、２Ｂ・・参トラクンョンシープ、８０．。 インサートリング、９・・・シープ本体、９ａ・・・シ
ープ溝、１１１−命中間材、１２．１２に、１２Ｂ。 １２Ｃ・・・誘導加熱コイル、１３・・・軸。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第４図 第６図 第７図 第８図
２図は従来のトラクションシープの一部断面した正面図
、第３図は第２図に装石されているインサートリングの
側面図、第４図及び第５図は従来形トラクションシープ
の動作現象を示す側面図、第６図は本発明の一実施例を
示すトラクションシープ及びその製法に用いた加熱手段
を示す一部断面した正面図、第７図、第８図、第９図、
第１０図はこの発明のトラクションシープの製法に用い
た加熱手段の各変形例を示す図である。 ２．２に、２Ｂ・・参トラクンョンシープ、８０．。 インサートリング、９・・・シープ本体、９ａ・・・シ
ープ溝、１１１−命中間材、１２．１２に、１２Ｂ。 １２Ｃ・・・誘導加熱コイル、１３・・・軸。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第４図 第６図 第７図 第８図
Claims (5)
- （１） シープ本体外周のシープ溝内に高分子材料か
らなるインサートリングを装着したものにおいて、前記
シーブ溝とインサートリングとの間にそれらに溶着又は
軟化結合する合成樹脂製中間材を介在して構成したこと
を特徴とするトラクションシープ。 - （２） 中間材は厚さ０．５ ａｍ以下であることを
特徴とする特許請求の範囲第１項記載のトラクションシ
ープ。 - （３）シープ本体外周のシープ溝内に高分子材料からな
るインサートリングを装着して構成するトラクションシ
ープの製法において、前記シーブ溝とインサートリング
との間に合成樹脂製中間材を介在し、その状態で高周彼
篭流が通電される誘導加熱コイルを用いて目ｉＪ記シー
プ本体のシーブ溝内表面層を峨磁誘尋加熱し、そのシー
プ溝内表面ｊ−からの熱伝動により中間材を加熱溶融又
は軟化させてシーブ溝とインサートリングに溶着又は結
合することを特徴とするトラクションシープの製法。 - （４） 誘導加熱コイルをシーブ溝内に突入配置して
電磁誘導加熱することを特徴とする特許請求の範囲第３
項記載のトラクションシープの製法。 - （５） 誘導加熱コイルをシープ本体の外周より内径
が大きい環状として前記シープ本体外周を囲むように配
置して電磁誘導加熱することを特徴とする特許請求の範
囲第３項記載のトラクションシープの製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10951682A JPS594588A (ja) | 1982-06-25 | 1982-06-25 | トラクシヨンシ−ブ及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10951682A JPS594588A (ja) | 1982-06-25 | 1982-06-25 | トラクシヨンシ−ブ及びその製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS594588A true JPS594588A (ja) | 1984-01-11 |
Family
ID=14512236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10951682A Pending JPS594588A (ja) | 1982-06-25 | 1982-06-25 | トラクシヨンシ−ブ及びその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS594588A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63268817A (ja) * | 1987-04-24 | 1988-11-07 | Toa Harbor Works Co Ltd | ケ−ソンの浮上方法 |
| JP2001026388A (ja) * | 1999-07-15 | 2001-01-30 | Mitsubishi Electric Corp | 自走式エレベータ装置 |
| JP2005529042A (ja) * | 2002-06-07 | 2005-09-29 | コネ コーポレイション | エレベータ |
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-
1982
- 1982-06-25 JP JP10951682A patent/JPS594588A/ja active Pending
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| US8863906B2 (en) | 2000-12-08 | 2014-10-21 | Kone Corporation | Elevator and traction sheave of an elevator |
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