JPS5945368B2 - 圧力調理器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は圧力調整器に関し、専用の熱源を用いたときの
み圧力調理が行え、かつ異常な圧力上昇に対して減圧す
る機能も備えた圧力調理器を提供しようとするものであ
る。

従来、熱源を与えた本体に鍋を着脱自在とした圧力調理
器が知られていたが、鍋を他機種の本体に挿入すると鍋
が傾き、調圧装置が動作せず、鍋内圧が異常に上昇し、
爆発する危険があった。

本発明は上記従来の欠点を解消するもので、以下に本発
明の実症例について添付図面を参照して説明する。

図において、１は有底筒状の鍋で、バッキング２を介し
て蓋が載置係合されて、この鍋１、バッキング２、蓋３
により密閉容器を構成している。

４は熱板で、本体５内に固定されている。

６は鍋１の側面に設けた安全装置本体で、弁孔７を有し
ている。

８は弁孔７を開閉する弁、９は弁８を弁孔７から離す方
向に付勢する第１のバネである。

１０は本体５の内側に設けた第２のバネであり、バネケ
ース１１により覆われ、本体把手１２とともに本体５に
固定されている。

なお、この第２のバネ１０は第１のバネ９より付勢力が
強くなっている。

また、バネケース１１には窓１３が形成され、鍋１を本
体５に挿入すると弁８が窓１３に位置し、第２のバネ１
０が弁８を付勢するようになっている。

また、本体把手１２には排気孔１４が形成され、弁孔７
から排出された鍋内空気がこの排気孔１４から外部に排
出されるようになっている。

１５は蓋３に設けた調圧装置、１６は鍋１の温度を感知
して熱板４への通電を制御する感熱装置、１７はスイッ
チ、１８は蓋杷手、１９は脚である。

上記構成において、鍋１を本体５から取出した状態にお
いては、第２図に示すように弁８は第１のバネ９により
弁孔７から離れ、鍋１内外が連通状態となる。

次に、鍋１を本体５に挿入すると、第３図に示すように
、第２のバネ１０により弁８が弁孔γを塞ぎ、圧力調理
が可能となる。

次に、圧力調理が行われ、調圧装置１５が故障して動作
しない場合には鍋内圧力がさらに上昇するが、この時に
は弁８に異常圧力による力が作用し、第２のバネ１０の
付勢力に抗して弁８が弁孔７から離れ、鍋内空気が弁孔
７、窓１３、排気孔１４を通って外部に排出され、爆発
を未然に防ぐ。

また、鍋１を他の機種の本体に挿入した場合には第１の
バネ９により弁８が弁孔７から離れ、鍋内外を連通ずる
ので、鍋内の圧力が上昇しない。

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、鍋が
所定の本体に正しく挿入されたときのみ鍋を密閉し、加
圧調理を行うことができ、鍋が傾き調圧装置が動作しな
くても、鍋側面に取付けた弁が作動し、爆発事故を未然
に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す圧力調理器の側面図、
第２図、第３図および第４図は同圧力調理器の要部を示
し、第２図は鍋を本体に挿入する前の状態における断面
図、第３図は鍋を本体に挿入し加圧調理時の断面図、第
４図は鍋を本体に挿入し鍋内圧力の異常上昇時の断面図
である。 １・・・鍋、５・・・本体、７・・・弁孔、８・・・弁
、９・・・第１のバネ、１０・・・第２のバネ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 本体と、本体内に着脱自在に挿入される鍋と、鍋の
   側面に形成された孔を開閉する弁と、この−弁を開く方
   向に付勢する第１のバネと、前記本体に設けられ鍋が本
   体に挿入されると前記第１のバネの付勢力に抗して前記
   弁を閉じるように付勢する第２のバネを備えた圧力調理
   器。