JPS594526B2 - 二次空気供給装置 - Google Patents

二次空気供給装置

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JPS594526B2
JPS594526B2 JP4956076A JP4956076A JPS594526B2 JP S594526 B2 JPS594526 B2 JP S594526B2 JP 4956076 A JP4956076 A JP 4956076A JP 4956076 A JP4956076 A JP 4956076A JP S594526 B2 JPS594526 B2 JP S594526B2
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pressure
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differential pressure
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俊一 青山
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は排気系にエアポンプなどの二次空気供給装置
を有する内燃機関において、二次空気供給通路に設けた
流量制御オリフィスの前後差圧を一定に保つようにした
二次空気供給装置の改良に関する。
内燃機関から排出される有害未燃HC,COを排気系で
処理するために、排気中に二次空気を供給する方式を採
用する場合、従来の装置は気化器絞弁近傍に発生するV
C負圧や、気化器ベンチュリ負圧などを制御信号として
利用し、二次空気供給通路に設けたIJ IJ−フバル
ブを作動させ、機関運転状態に応じて二次空気供給量を
制御するのが普通である(例えば特開昭50−5841
2号公報)。
しかしこれら従来の制御手段では、機関吸入混合気の空
燃比の変化、エアポンプ回転速度変化にもとづく吐出空
気量の変化などの影響を受け、常に運転状態に応じて適
正な二次空気を供給するのが困難で、効果的なHC,C
Oの低減が期待できない0 かかる対策として、機関の常用運転領域ではHC,CO
の総発生量が、気化器の特性により変化する空燃比の関
係で通常はほぼ一定であることに着目し、二次空気供給
通路に流量制御用のオリフィスを設け、該オリフィスの
前後差圧を一定に保つようにオリフィス上流のリリーフ
バルブをフィードバック制御し、これによりエアポンプ
の吐出量変動などにもかかわらず二次空気供給量を正確
に一定値に制御する装置が本出願人により考えられた。
しかし機関のアイドリング時あるいは高速高負荷時は、
二次空気の過剰供給により排気温度の低下あるいは過上
昇をきたし、排気対策上あるいはサーマルリアクタ、触
媒装置の保護上好ましくない結果を招くのであり、また
機関加速時には加速燃料の供給などもあって吸入混合気
が一時的に濃くなるため、二次空気供給量を増大させる
必要があるなどして、上記の通り二次空気を一定量に制
御するのみでは、あらゆる運転条件に対しても効果的な
対策を施すことが困難となった。
そこで本発明は、通常はオリフィスの前後差圧を一定に
保って二次空気供給量の一定化を実現するが、機関アイ
ドリング時並びに高速高負荷時に二次空気量を減少でき
る装置、さらには機関加速時に二次空気量を増大できる
ようにした装置を提供することにより、上記した不都合
を解消することを目的とする。
以下実施例を説明することにより本発明の技術的内容を
明らかにする。
第1図において、図中1はエアポンプ2と図示しない排
気通路とを結ぶ二次空気供給通路を示し、この通路1に
はIJ IJ−フバルブ3と流量制御オリフィス4とが
設けである。
そしてオリライス4の前後差圧を一定に保つように前記
IJ IJ−フバルブ3の開度を制御するため、オリフ
ィス前後差圧に応動しリリーフバルブ3への負圧信号を
調整する差圧調整装置5が設けられる。
差圧調整装置5は、ダイヤフラム6で画成されたA圧力
室7に通路8を介してオリフィス4の上流圧力P1が導
かれ、またB圧力室9には通路11を介してオリフィス
4の下流圧力P2が導かれる。
そしてB圧力室9に下流圧力P2を導く通路11には、
図示しないスロットルスイッチなどの運転状態検出手段
に応動する切換制御弁10が介装され、機関アイドリン
グ時(低速低負荷時)並びに高出力時(高速高負荷時)
に通路11を遮断してB圧力室9に大気通路10aから
の大気圧を及ぼすようにしである。
前記差圧調整装置5のダイヤフラム6には弁体19が直
結され、前記IJ IJ−フバルブ3の負圧作動室20
に伝達する負圧をダイヤフラム6に応動して調整するよ
うに、制御負圧通路21bに連通ずる大気開放通路21
aの開口度を制御する。
なお、制御負圧通路21bはオリフィスを介して負圧源
通路21(例えば機関吸入負圧を導く通路)と接続する
また、リリーフバルブ3は二次空気供給通路1に連通ず
る二次空気の放出通路22の開度を、前記制御負圧に応
じて増減し、これにより前述したようにオリフィス4の
前後差圧をエアポンプ2の吐出量変動にかかわりなく一
定に保つ。
このため負圧作動室20を画成するダイヤフラム23に
弁体24が連結され、制御負圧とリターンスプリング2
5とのバランスにもとづいて放出通路22の開度を増減
するようになっている。
次に作用について説明する。
二次空気の供給量は機関吸入空気量に比例させるべきで
あるが、気化器の空燃比制御特性上、一般に吸入空気量
の増大に伴って燃料側ジェットの流路抵抗係数が増大す
るので必然的に空燃比(A/F)が薄くなるように設定
されているため(ただし高速高負荷などパワー燃料の供
給されるときを除く)、排気中に含まれるCOの総量は
吸入空気量が増減してもほぼ一定となる傾向がある。
したがってこのCOを酸化させるに必要な二次空気は、
一定量でよいことが分かる。
また一方、エアポンプ2の長期間の使用にもとづく劣化
を検討してみると、通常は最大の劣化時においそ吐出量
が初期状態の30%程度減少する。
したがって予めこの劣化分を見越して初期吐出量の70
%程度を有効に利用するようにIJ IJ−フ量を設定
し、その後は劣化の進み具合に応じてIJ IJ−フ量
を減少させていけば、常は初期状態と同一量の二次空気
を排気系に供給できる。
かかる要求を満たすために、オリフィス4の前後差圧(
P、 −P2)を一定に保つことにより、例えば初期吐
出量の約70%程度が排気系に供給されるように設定す
れば、機関の吸入空気量の変動にかかわらず、またエア
ポンプ2の劣化にもかかわらず、常に必要量の二次空気
が得られるのである。
さらに具体的に説明すると、エアポンプ2から供給され
る二次空気は、制御オリフィス4の開度とその前後差圧
にもとづき、差圧(Pl−p2)が一定ならばオリフィ
ス開度が不変であるから流量が一定になる。
しかして、オリフィス4の上流圧力P1は通路8を介し
て差圧調整装置5のA圧力室7に導かれ、他方下流圧力
P2は通路11を介してB圧力室9に導かれる。
したがってポンプ吐出量が増大したとすると、オリフィ
ス4の前後差圧もこれに伴って増大するため、ダイヤフ
ラム6は図中下方に移動し、弁体19が大気開放通路2
1aの開度を大きくする。
このため負圧源通路21からの負圧は大気による稀釈率
が犬となり制御負圧通路21bの制御負圧が弱ゆられる
この結果、リリーフバルブ3の負圧作動室20の負圧が
弱まるので、ダイヤフラム23はスプリング25に押圧
され弁体24が下方に移動し、二次空気のIJ IJ−
フ量を増大してオリフィス4の前後差圧を設定状態に戻
し、排気系への供給量を一定に保つ。
また、ポンプ吐出量が減少してオリフィス4の前後差圧
が小さくなれば、これを補正するように大気開放通路2
1aの開度が前記とは逆に小さくなり、制御負圧の大気
による稀釈率が小となり、IJ IJ−フバルブ3に強
い負圧が作用して弁開度を縮少する。
したがってIJ IJ−フ量が減少するため排気系への
流量が増大して、結局一定の二次空気量が得られる。
このようにして、はぼ一定の二次空気量が確保されるの
であり、例えエアポンプ2の劣化でその吐出量が減少し
ても、自動的にIJ IJ−フ量を減少させることによ
り必要量を供給できるのである。
次に、機関のアイドリング時や高速高負荷時など二次空
気の要求流量が極めて少ないときは、図示しない運転状
態検出装置(スロットルスイッチなど)により切換制御
弁10が切換作動し、差圧調整装置5のB圧力室9に大
気を導くため、ダイヤフラム6はオリフィス4の上流圧
力P1のみに応動する。
ただし、大気圧はオリフィス下流圧力P2よりも低いた
め、ダイヤフラム6は上流圧力P1により下方に押圧さ
れ、弁体19による大気開放通路21aに対する開度が
相対的に増大する。
したがって制御負圧が著しく弱められるのでリリーフバ
ルブ3の開度は増大し、リリーフ量が大きくなって排気
系への供給量が大幅に削減される。
アイドリング時などは二次空気の過剰供給により排気温
度が低下し、HC,COの酸化効率が悪化するし、一方
高速高負荷時は二次空気の供給にもとづき反応が過多と
なり排気温度が過昇して、排気系に設けた酸化触媒ある
いはサーマルリアクタを焼損する危険があるため、この
ように確実に二次空気を減少させてかかる危険を回避し
ている。
ただし、このような運転領域でも、エアポンプ2の作動
が不完全で吐出量が設定値以下に落ち込むようなことが
あれば、オリフィス上流圧力の低下によりダイヤフラム
6が上動して制御負圧が強まり、リリーフ量を減じてア
イドリング時などの所定量を確保する。
次に第2図に示す装置は、機関加速時に二次空気の供給
量を一定状態から増大し、加速時の排気性能を改善する
ものである。
このため、差圧調整装置5にオリフィス上流圧力P1を
導く通路8にリークバルブ12を介装し、機関加速時に
A圧力室7に導かれる圧力P1をリークして、結果的に
オリフィス4の前後差圧を設定値より大きく変化させ二
次空気供給量を増大させる。
リークバルブ12はダイヤフラム13で画成した負圧室
17と大気室18を有し、負圧室17には本実施例では
機関吸入負圧が導かれ、大気室18はオリフィス18a
を介して大気に開放されている。
ダイヤフラム13にはロッド14aを介してニードル状
の弁体14bが連結され、該弁体14bは吸入負圧が設
定値以上に強いときは、通路8を開いていると同時にロ
ッド14aの外周の大気室18と通じる間隙15を閉じ
ているが、機関加速時に吸入負圧が減少するとスプリン
グ16の弾性力の作用でダイヤフラム13と共に弁体1
4bが図中右方に移動し、差圧調整装置5のA圧力室7
に作用するオリフィス上流圧力P1を減少するように、
通路8のオリフィス4の上流との連絡路を絞ると同時に
間隙15を開くようになっている。
したがって機関加速時など吸入負圧が急激に弱まると、
このリークバルブ12が作動してA圧力室7に導かれる
オリフィス4の上流圧力P1を、通路8を絞ると同時に
大気室18にリークさせることにより減少させ、B圧力
室9に作用するオリフィス下流圧力P2との差圧を小さ
くする。
この結果ダイヤフラム6は上方に移動し、弁体19が大
気開放通路21aの開度を縮少して制御負圧を強め、し
たがってIJ IJ−フバルブ3の開度が小さくなって
IJ IJ−フ量が減少し、排気系への二次空気の供給
量が増大する。
つまり、リークバルブ12の作動にもとづいて、オリフ
ィス4の前後差圧(Pi −P2)の設定値が大きくな
り(ただし差圧調整装置5に導かれる差圧は小くなる)
、二次空気の供給量を増大させるのである。
機関加速時は加速燃料を余分に供給するため一時的に混
合気の空燃比が濃くなり、排気中のHC。
COも急増するが、このように二次空気を必要に応じて
増大させることで、HCoCOを効果的に酸化処理でき
るのである。
第3図に示す装置は、機関加速状態を検出する信号とし
て、吸入負圧に代えて気化器絞弁近傍に発生するVC負
圧を利用するようにしたものであって、前述の(負圧)
室17′を大気に開放し、(大気)室18′にVC負圧
を導くようにし、かつ通常は弁体14bが間隙15を閉
じるようにスプリング16′の作用方向を設定した。
したがって機関加速時にVC負圧が増大すると、室18
’l!Iにダイヤフラム13を移動させ、差圧調整装置
5に作用するオリフィス上流圧力P1を弱めて二次空気
供給量を増大させる。
また、この■C負圧の代りに気化器ベンチュリ負圧を作
用させても同等の機能が得られるし、さらには室17′
に機関吸入空気量に比例する排気圧力を作用させ、室1
8′を大気に開放しても同じく加速時に二次空気供給量
を増大できる。
以上説明したように本発明によれば、機関の運転状態に
対応して二次空気の供給量を適正に制御でき、効果的に
HC,COを低減すると同時に、排気温度の過昇を防い
で排気後処理装置の熱保護を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の断面図、第2図は第2
の実施例の断面図、第3図は第2図の一部を改良した例
の断面図である。 1・・・・・・二次空気供給通路、2・・・・・・エア
ポンプ、3・・・・・・リリーフバルブ、4・・・・・
・オリフィス、5・・・・・・差圧調整装置、8・・・
・・・通路、9・・・・・・通路、10・・・・・・切
換制御弁、11・・・・・・通路、12・・・・・・リ
ークバルブ、21・・・・・・制御負圧通路、22・・
・・・・放出(リリーフ)通路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内燃機関の排気系に接続する二次空気供給通路にI
    J IJ−フバルブ及び流量を規制するオリフィスを設
    置し、このオリフィスの前後差圧に応動してIJ IJ
    −フバルブの作動負圧を制御する差圧調整装置を設け、
    オリフィス前後差圧を一定にして二次空気供給量を一定
    に保つようにIJ IJ−フバルブの開度をフィードバ
    ック制御する一方、オリフィス下流圧力を差圧調整装置
    に導く通路に大気を切換導入する切換制御弁を設け、機
    関アイドル時並びに高速高負荷時に切換制御弁の作動に
    もとづきオリフィス前後差圧を小さくして二次空気供給
    量を減少するようにした二次空気供給装置。 2 内燃機関の排気系に接続する二次空気供給通路にI
    J IJ−フバルブ及び流量を規制するオリフィスを設
    置し、このオリフィスの前後差圧に応動してIJ IJ
    −フバルブの作動負圧を制御する差圧調整装置を設け、
    オリフィス前後差圧を一定にして二次空気供給量を一定
    に保つようにIJ IJ−フバルブの開度をフィードバ
    ック制御する一方、オリフィス上流圧力を差圧調整装置
    に導く通路に、該圧力を減少させうるリークバルブを設
    け、機関加速時にリークバルブの作動にもとづきオリフ
    ィス前後差圧を大きくして二次空気供給量を増大するよ
    うにした二次空気供給装置。 3 前記リークバルブを機関吸入負圧に応動すべく構成
    し、吸入負圧の減少時に差圧調整装置に導かれるオリフ
    ィス上流圧力を減少補正するようにした特許請求の範囲
    第2項記載の二次空気供給装置。 4 前記リークバルブを気化器絞弁近傍のVC負圧に応
    動すべく構成し、■C負圧の増大時に差圧調整装置に導
    かれるオリフィス上流圧力を減少補正するようにした特
    許請求の範囲第2項記載の二次空気供給装置。 5 前記リークバルブを気化器ベンチュリ負圧に応動ず
    べく構成し、ベンチュリ負圧の増大時に差圧調整装置に
    導かれるオリフィス上流圧力を減少補正するようにした
    特許請求の範囲第2項記載の二次空気供給装置。 6 前記リークバルブを機関排気圧に応動すべく構成し
    、排気圧の増大時に差圧調整装置に導かれるオリフィス
    上流圧力を減少補正するようにした特許請求の範囲第2
    項記載の二次空気供給装置。
JP4956076A 1976-04-30 1976-04-30 二次空気供給装置 Expired JPS594526B2 (ja)

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JPS52132215A JPS52132215A (en) 1977-11-05
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61110793U (ja) * 1984-12-25 1986-07-14
JPH03274385A (ja) * 1990-03-26 1991-12-05 Nippon Steel Corp 高温室内の観察装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61110793U (ja) * 1984-12-25 1986-07-14
JPH03274385A (ja) * 1990-03-26 1991-12-05 Nippon Steel Corp 高温室内の観察装置

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