JPS5945232B2 - 光駆動型半導体制御整流装置 - Google Patents

光駆動型半導体制御整流装置

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JPS5945232B2
JPS5945232B2 JP54003972A JP397279A JPS5945232B2 JP S5945232 B2 JPS5945232 B2 JP S5945232B2 JP 54003972 A JP54003972 A JP 54003972A JP 397279 A JP397279 A JP 397279A JP S5945232 B2 JPS5945232 B2 JP S5945232B2
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JP
Japan
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light
controlled rectifier
driven semiconductor
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thyristor
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信武 小西
勉 八尾
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光駆動型半導体制御整流装置(サイリスタ)に
係り、特に、過電圧印加時に自己保護作用が働く構造を
有する光駆動型半導体制御整流装置(サイリスタ)に関
する。
光の照射により順方向阻止状態から導通状態にスイッチ
する機能を有する光駆動型サイリスタは・ 通常の電気
ゲート式サイリスタと同様に、少くともpnpnの4層
と該4層の両外側層にオーミック接触した一対の主電極
とから構成される。
このような光駆動型サイリスタは電気ゲート式サイリス
タと比較して(1)主回路とゲート回路とを電気的にj
絶縁できるため、ゲート回路を簡単にできる、(2)
電磁誘導によるノイズに対して強い、などの利点がある
。このため、最近これらの利点をもつとも良く発揮でき
る高圧直流送電用としての光駆動型サイリスタの開発が
急速に進んでいる。
ここで問題となるものの一つに、特に多数個直列接続さ
れた光駆動型サイリスタに順過電圧が印加された場合の
サイリスタ自体の保護の問題がある。第1図に光駆動型
サイリスタを複数個直列接続した半導体制御整流装置の
回路を示す従来例、第2図に過電圧印加時の光駆動型サ
イリスタおよび過電圧保護素子の電流一電圧特性例を示
す。
第1図において1は光駆動型サイリスタ、2はサイリス
タを光点弧させるための発光素子、3は発光素子からの
光を導く光フアイバ、4は過電圧印加時にスイツチする
例えばPnp構造の過電圧保護素子、5は抵抗51.容
量52からなるRCスナッバである。サイリスタ1を点
弧させるには、発光素子2からの光制御信号を光フアイ
バ3を通してサイリスタ1の受光部一すなわち、光ゲー
ト領域に与える。
アノードA−カソードK間に順過電圧が印加されたとき
には、第2図におけるサイリスタ1のブレークオーバ電
圧VBO(THY)より低い電圧VBO(Z)でブレー
クオーバする過電圧保護素子4がまず導通状態になり、
サイリスタ1には過電圧が印加されないようにしてある
。しかし、VBO(Z)をあまり低く設定すると、通常
時での装置全体の阻止電圧が低くなつて得策ではないの
で、VBO(THY)とVBO(Z)はかなり近い値に
設定される。
この場合、順過電圧がかかる時間が短かい場合には、瞬
時ではあるがサイリスタ1に順過電圧がかかる恐れがあ
る。電気ゲート方式のサイリスタと異なる点は、サイリ
スタの外部の保護装置と結線し、過電圧印加時にサイリ
スタを強制点弧するためのゲート端子がないため、素子
が多数個直列接続されている場合には、サイリスタ内部
に局所的に点弧し易い部分があると、そこに流れるR,
.Cスナッバからの放電電流が大きくなつて、サイリス
タが破壊する危険があることである。一方、上記の従来
例の欠点を改善したものとして、第3図に示した従来例
がある。
6は定電圧素子(例えばツエナーダイオードやアバラン
シユッエナーダイオード)で、その単体としての動作電
圧が低い場合には同一素子を直列接続して動作電圧を上
げることができる。
7は通常のダイオード、8は発光素子例えば発光ダイオ
ードである。
かかる構成において、A−K間に定電圧素子6の動作電
圧を越える順過電圧が印加された場合には、発光素子8
に電流が流れ、光信号パルスが光駆動型サイリスタに与
えられ、これによつて光駆動型サイリスタは点弧する。
これによつて、光駆動型サイリスタは破壊する危険から
まぬがれる。なお、ダイオード7は、光駆動型サイリス
タ1に逆電圧が印加されたときに、発光ダイオード8に
大きな電圧がかからないように保護するために設けてあ
る。かかる従来例では以下のような欠点がある。
すなわち、光駆動型サイリスタを通常時に光点弧させる
手段(発光素子2および光フアイバ3)と過電圧印加時
に光点弧させる手段(発光素子8および光フアイバ9)
の両方を設ける必要があり、サイリスタ本体と光フアイ
バの結合、光フアイバと外囲器の結合等、光駆動型サイ
リスタの受光部および外囲器構造も複雑となり、生産コ
ストが高くつく等の問題があり、実用的でない。本発明
の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、過電圧発
生時に光駆動型サイリスタが破壊するのを防止すると共
に、通常時の光点弧感度を向上させた光駆動型半導体制
御整流装置を提供するにある。
本発明は、Pnpnの4層よりなり、陽極領域、陰極領
域および点弧用光が照射される光ゲート領域を持つ光駆
動型サイリスタにおいて、前記光ゲート領域表面の一部
分に、前記陰極領域から実質的に隔離され、かつ実質的
に光ゲート領域の面積が損なわれない程度の領域を占め
る電極手段を設け、該電極手段を光駆動型サイリスタの
外部の過電圧保護回路の一端に接続し、該過電圧保護回
路の他端は前記陽極領域に接続させることにより、過電
圧印加時のサイリスタ素子の点弧を促進してその破壊を
防止すると共に、通常の光点弧時は、光ゲート領域に発
生した光電流を該電極手段に集中し、有効な点弧電流と
することによつて光点弧感度を向土させたことを特徴と
する。
以下本発明の特徴とするところを具体的な実施例により
詳細に説明する。
第4,5図は本発明による光駆動型サイリスタの実施例
を示す平面図および縦断面図である。半導体基体1は一
対の主表面11,12間に連続して配置されたpエミッ
タ層PElnベース層NBSpベース層PBおよびnエ
ミッタ層NEの4層から構成される。PB層はNE層に
散在した短絡孔13により一方の主表面12に露出し、
その部分でNE層とPB層とはカソード電極14によつ
て短絡されている。15はアノード電極、30は光点弧
用光フアイバ、140は補助サイリスタaのカソード電
極、2は光点弧用光源である発光ダイオード、200は
通常のダイオード、300は光ゲート(受光部)領域に
設けられた受光部電極である。
かかる光駆動型サイリスタを点弧するには、発光ダイオ
ード2からの光制御信号を光フアイバ30を通じてサイ
リスタの受光部である補助サイリスタ(第5図のa領域
)のNE層に照射すれば良い。
光制御信号を受けたことによつて、補助サイリスタのP
E,nB,pBの各層に電子あるいは正孔が発生し、こ
れに起因する光電流がPB層内を横方向に流れてカソー
ド電極140に到達する。この電流によつてPB層内に
生じる電圧降下が、PB層のポテンシャルの或る臨界値
を局部的に越えると点弧が開始し、補助サイリスタがオ
ン状態になる。以後は電気ゲート式における増幅ゲート
と同様の機構で主サイリスタ(第5図のb領域)が点弧
する。ここで光ゲート(受光部)領域に設けられた電極
300は発生した光電流を集中させる作翔をする。
一般にnエミツタ層NEは不純物濃度が高く、光の吸収
係数が大きいため、NE表面から光を入射する方法は適
当ではない。そこで、第5図に示したようにpベース層
PBに光照射する方法が採用されている。一方、高耐圧
のサイリスタではPB層の不純物濃度を低くしてあるた
め、PB層の抵抗は高くなる。
したがつて、PB層内に発生した、主に正孔による光電
流は受光部のPB層による抵抗を通つてNE層の直下の
PB層部分を流れる。点弧に有効な電流を考慮する場合
に、受光部のPB層における電圧降下は点弧には寄与し
ないため、この部分での電圧降下は小さい方が良い。本
実施例のように、光ゲート(受光部)領域に電極300
を設けておき、受光部内で発生した光電流を一旦電極3
00に集中させてから、補助サイリスタのNE直下のP
B層に流すようにするこノとにより、受光部内のPB層
における無駄な電圧降下を少なくすることができる。
一方、過電圧が印加された場合には、保護装置4からの
電流が電極300を通るので、通常の電気ゲート式サイ
リスタのpゲートとして働くことになり、サイリスタが
局部的に破壊するのを防ぐことができる。
ダイオード200は、通常の光点弧のときに、発生した
光電流が電極300を通つて過電圧保護回路に流れ、光
点弧感度が低下するのを防ぐために設けてある。
したがつて、過電圧保護回路自体が上記の方向に電流が
流れるのを防ぐ機能を持つたものであれば、あるいは光
電流が実質的に過電圧保護回路に流れない程度であれば
、ダイオード200を設ける必要はない。第6図は本発
明の他の実施例である。
第1の実施例と異なる点は、主サイリスタの周辺にも順
過電圧印加時に主サイリスタを点弧させるゲート電極3
01を設け、過電圧保護回路の一端と該ゲート電極30
1との間にダイオード400を接続したことである。ゲ
ート電極301を設けたことにより、順過電圧印加時に
光補助サイリスタと主サイリスタの周辺との両方から同
時に点弧が開始するため、それだけ広い面積で点弧でき
、電流集中によるサイリスタの破壊をさらに防止できる
効果がある。またダイオード400は、通常の順電圧で
しかもDv/Dtが大きい場合に、主サイリスタ周辺で
発生した変位電流による電流成分が、該ゲート電極30
1→ダイオード200→受光部電極300を通つて光補
助サイリスタのNE直下のpベースPBに流れ込み、光
補助サイリスタが誤点弧するのを防止するのに有効であ
る。以上に図示説明した実施例では増幅ゲート形のサイ
リスタの例を示したが、本発明はこれに限られるもので
はなく、補助サイリスタを有しないサイリスタ構造のも
のにも適用できるものであり、この場合も何ら本発明の
効果を損うものではない。
光駆動型サイリスタを直流送電変換用に採用する場合に
は、多数個を直列接続して用いることが多いため、過電
圧保護は変換装置全体の信頼性の点から重要であり、本
発明の構造の光駆動型半導体制御整流装置を用いると、
過電圧印加時には確実に保護できるので極めて有効であ
る。同時に受光部の一部分に過電圧保護用電極手段を設
けているため受光部領域に発生した光電流は他に離散す
ることなく該電極手段に集められ、通常の光点弧時には
有効な点弧電流となり、光点弧感度を向土させることが
できる。このように本発明になる電極手段は通常時と過
電圧印加時の両方に有効なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は光駆動型サイリスタの回路を示す従来例、第2
図は過電圧印加時の電流一電圧特性、第3図は他の従来
例を示す等価回路図、第4図、第5図は本発明の1実施
例を示す平面図および縦断面図、第6図は本発明装置の
他の実施例を示す縦断面図である。 1・・・・・・サイリスタ、2・・・・・・点弧用光源
、4・・・・・・過電圧保護素子、14・・・・・・カ
ソード電極、15・・・・・・アノード電極、300・
・・・・・受光部電極、301・・・・・・ゲート電極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 互いに隣接して、その順序に配列され、それらの間
    にpn接合が形成されたpnpnの4層よりなる半導体
    基体と、前記4層の両外側層にそれぞれオーミック接触
    されたアノードおよびカソード電極と、前記4層の中間
    層の一つに点弧制御用光を照射する手段とを有する光駆
    動型半導体制御整流装置において、前記中間層の点弧制
    御用光が照射される光ゲート領域が半導体基体の一主表
    面に露出され、前記光ゲート領域の一部に、カソード電
    極およびこれとオーミック接触された外側層から離間さ
    れた受光部電極手段を設けたことを特徴とする光駆動型
    半導体制御整流装置。 2 特許請求の範囲第1項において、該受光部電極手段
    は光駆動型半導体制御整流装置の順過電圧保護回路の一
    方の端子に連結され、該順過電圧保護回路の他方の端子
    は前記陽極領域に連結されており、順過電圧印加時に光
    駆動型半導体制御整流装置を電気的に強制点弧すると同
    時に、光ゲート領域に光が入射された時には、前記光ゲ
    ート領域に発生した光電流を該受光部電極手段に集中し
    、光駆動型半導体制御整流装置の有効な点弧電流とする
    ことを特徴とした光駆動型半導体制御整流装置。 3 特許請求の範囲第2項において、光ゲート領域内の
    該電極手段と、前記順過電圧保護回路の一方の端子との
    間に、該一方の端子から該電極手段に流れる方向が順方
    向になるようにダイオードを挿入したことを特徴とする
    光駆動型半導体制御整流装置。 4 特許請求の範囲第2または第3項において、前記光
    ゲート領域と離間した陰極領域の周辺に露出した前記4
    層の中間層のひとつに順過電圧印加時に電気ゲートとし
    て働く第2の電極手段を設け、該第2の電極手段を前記
    過電圧保護回路の一方の端子と連結したことを特徴とす
    る光駆動型半導体制御整流装置。 5 特許請求の範囲第4項において、前記第2の電極手
    段と前記過電圧保護回路の一方の端子との間に、該一方
    の端子から該第2の電極手段に流れる方向が順方向にな
    るようにダイオードを挿入したことを特徴とする光駆動
    型半導体制御整流装置。
JP54003972A 1979-01-19 1979-01-19 光駆動型半導体制御整流装置 Expired JPS5945232B2 (ja)

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JPS59124160A (ja) * 1982-12-29 1984-07-18 Fuji Electric Corp Res & Dev Ltd 光サイリスタ
JP7429126B2 (ja) * 2020-01-31 2024-02-07 新光電気工業株式会社 基板固定装置

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