JPS5945136B2 - カラ−拡散転写用写真感光シ−ト - Google Patents

カラ−拡散転写用写真感光シ−ト

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JPS5945136B2
JPS5945136B2 JP54041311A JP4131179A JPS5945136B2 JP S5945136 B2 JPS5945136 B2 JP S5945136B2 JP 54041311 A JP54041311 A JP 54041311A JP 4131179 A JP4131179 A JP 4131179A JP S5945136 B2 JPS5945136 B2 JP S5945136B2
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Japan
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compound
alkyl group
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JP54041311A
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茂敏 小野
真作 藤田
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B29/00Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling
    • C09B29/0003Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling from diazotized anilines
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C8/00Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
    • G03C8/02Photosensitive materials characterised by the image-forming section
    • G03C8/08Photosensitive materials characterised by the image-forming section the substances transferred by diffusion consisting of organic compounds
    • G03C8/10Photosensitive materials characterised by the image-forming section the substances transferred by diffusion consisting of organic compounds of dyes or their precursors

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カラー拡散転写法用写真感光シートに関する
ものである。
特に新規な色素供与化合物を含有するカラー拡散転写法
用ハロゲン化銀写真感光シートに関するものである。
拡散転写法写真においては、色素供与化合物として、色
素化合物部分と拡散性変換部分とが結合した化合物が使
用される。
拡散性変換部分とは、アルカリ性条件下での現像処理の
結果、その前後で色素供与化合物の拡散性を変える機能
をもつ部分である。色素供与化合物は、拡散性変換部分
の機能によつて、色素放出型色素供与化合物と色素固定
型色素供与化合物とに分類される。色素放出型色素供与
化合物は、もともと非拡散性であるが、拡散性変換部分
の機能によつてアルカリ性条件下での現像処理の結果、
拡散性の色素を放出する。かかる色素放出型色素放出化
合物の例としてJ色素放出レドツクス化合物」があげら
れる。色素固定型色素供与化合物とは、もともと拡散性
であるが(あるいは、拡散性色素を放出するか)、現像
処理の結果拡散性変換部分の機能によつて、非拡散性に
なる(あるいは拡散性色素を放出しなくなる)ような化
合物である。かかる色素固定型色素供与化合物の例とし
て、特開昭51−63618号、同53−35533号
に記載されたものがあげられる。特開昭48−3382
6号、同49−114424号、向49−126331
号、同49−126332号、同50−115528号
、同51−104343号、米国特許3928312号
、同3931144号、同3954476号、及び「リ
サーチ ディスクローシャー」(ResearchDi
sclOsure)誌130巻、13024(1975
年2月発行)には色素放出レドツクス化合物を用いるカ
ラー拡散転写色像形成法が述べられている。
ここで「色素放出レドツクス化合物」とは、レドツクス
母核と呼ばれる拡散性変換部分と色素(その前駆体も含
む)部分とか結合した化合物である。このレドツクス母
核は始めそこに結合しているバラスト基の働きでこのレ
ドツクス化合物を不動化せしめるが、アルカリ性条件下
での酸化還元(レドツクス)反応により、それ自身分裂
して色素部分を含む化合物(色素化合物)を放出させる
作用をする。即ち、このレドツクス化合物と組合わせれ
た感光性ハロゲン化銀乳剤層を有する感材を露光し、ア
ルカリ処理液で現像すると、現像されたハロゲン化銀量
に応じてこのレドツクス化合物自身は酸化され、更にア
ルカリ処理液によつて色素部分を含む化合物(以下、色
素化合物と称する)と例えば非拡散性キノン化合物とに
分裂するものである。その結果、この色素化合物は、受
像層に拡散してそこに転写像を与える。イエロ一色素を
放出するレドツクス化合物の例としては、米国特許39
28312号、前述の「リサーチ・デイスクロージヤ」
(ResearchDisclOsure)誌、等に記
載されたものがある。
しかし、これらの先行文献に具体的に記載されている色
素放出レ\゛ツクス化合物を用いた場合、転写色像の安
定性が不十分であること(例えば耐光性か不十分であつ
て、明所でのカラー画像の退色か大きかつた)、更には
色素部分の転写が不十分であること(転写速度が遅いこ
と)などの技術的問題点があつた。さらに特開昭52−
JモV27号には、改良されたイエロ一色素放出レドツク
ス化合物が記載されているが、その後の研究の結果、上
記特開昭に記載されている放出された色素化合物の耐光
性が不十分であるという欠点を持つことが判明した。
更に[リサーチ・デイスクロージヤ」誌、164巻、1
6475(1977年12月発行)や特開昭53−14
9328号でもイエロ一色素放出レドツクス化合物が知
られているが、PHによる色相変化がない点についての
いつそうの改良が望まれている。本発明の目的は、 第1に、安定なイエロ一色素像を与える色素供与化合物
の提供にある。
第2に、色素部分の色相の良好な色素供与化合物の提供
にある。
第3に、広いPH領域にわたつて色相変化がない転写像
を与える色素供与化合物の提供にある。
第4に、色素部分の転写性を高めた色素供与化合物の提
供にある。第5に、比較的少量のハロゲン化銀の存在下
でも十分な濃度の転写色素像を与える色素供与化合物を
含有するカラー拡散転写法用感光シートの提供にある。
第6に、感光要素も利用できる、いわゆる“ネガ利用型
゛カラー拡散転写法用感光シートの提供にある。
本発明者らは、種々検討した結果、下記一般式(1)又
は()の色素供与化合物を含有するカラー拡散転写法用
写真感光シートが、上記の如き諸目的を効果的に達成し
、十分に満足できる写真性能苓有している事を見出した
上記一般式においては、色素部分に−0−RlO−R2
なる基が存在することが特徴である。
この−0−R1−0−R2の基が存在することにより第
一に後述するところの転写像の光褪色が防止されること
が認められ、これにより明所でのカラー画像の保存性が
著しく向上した。また第二に後述するところのPHによ
る色相の変化を抑える効果をもたらす。
この−0−R1−0−R2の基が存在することにより、
これら二つの効果を同時に満たすことができる。この−
0−R1−0−R2の基が単なるアルコキシ基あるいは
Hの場合には、このような明所での良好な画像の保存性
とPHによる色相の変化を抑える効果を同時に満たすこ
とはできない。
更に詳しく説明すると、 R1で表わされる炭素数2以上のアルキレン基は、直鎖
でも分枝していてもよく、好ましくは炭素数2〜8のも
のが適している。
(ただし分枝アルキレン基のうちアセタール結合を形成
するものは含まない。)R1の特に好ましい例として、
−(CH2)p−(ただしpは2〜4の整数)で表わさ
れる直鎖アルキレン基や、−CH(CH3)CH2コC
H3−CH2−CH2一占H−など炭素数3〜4の分枝
アルキレン基をあげることができる(アセタール結合を
形成するものは含まない)。
原料の入手のし易さからR1が−CH2CH2−である
場合が殊に有利である。R1かメチレン基である場合、
−0一CH2−0−R2の如くアセタール結合となるた
め、化学的に(特に酸性で)不安定であり、合成途上に
分解してしまうので好ましくない。−0−R1一O−R
2基の2個の酸素原子が、R1の中の同一炭素原子に結
合している場合(アセタール結合となつている場合)も
、同じ理由で好ましくない。R2で表わされるアルキル
基は、直鎖でも分枝してもよく、好ましくは炭素数1〜
8のものである。R2としては、合成上の見地から無置
換アルキル基が好ましく、その特に好ましい例としては
、炭素数1〜4の直鎖または分枝アルキル基(例えぼメ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基など)があげられる。特にR2としてはメ
チル基またはエチル基が好ましく、なかでもメチル基が
すぐれている。R2で表わされる置換アルキル基の置換
基としては例えばアルコキシ基(例えばメトキシ、エト
キシなど)やジアルキルアミノ基(例えばジエチルアミ
ノなど)等を挙げる事ができる。B1は水素原子、アル
キル基、置換アルキル基、アリール基またはアラルキル
基を表わし、B2は水素原子、アルキル基、置換アルキ
ル基、アリール基、アラルキル基、−COR3によつて
表わされるアシル基(R3はアルキル基、置換アルキル
基、アラルキル基またはアリール基を示す。
)、アルキルスルホニル基、置換アルキルスルホニル基
、アリールスルホニル基を表わす。ただしBl,B2が
アルキル基の場合、炭素数1〜8のアルキル基(より好
ましくは炭素数1〜4)が好ましい。
また置換アルキル基の場合、アルキル残基が炭素数1〜
8(より好ましくは炭素数1〜4)の置換アルキル基が
好ましい。置換アルキルの置換基の例として−SO2N
R4R5で表わされるスルフナモイル基(R4,R5は
上記と同義)、−CONR4R5で表わされるカルバモ
イル基(R4,R5は上記と同義)、−NHSO2R3
で表わされるスルホンアミド基(R3は上記と同義)、
一NHCOR3で表わされるカルボンアミド基(R3は
上記と同義)、シアノ基、アルコキシ基、ハロゲン原子
または置換フエニル基などかあげられる。
B2の−COR3のR3の好ましい例は、炭素数1〜8
(より好ましくは炭素数1〜4)のアルキル基、アルキ
ル残基が炭素数1〜8(より好ましくは炭素数1〜4)
の置換アルキル基、フエニル基、炭素数6〜9の置換フ
エニル基があげられる。Dは水素原子、アルキル基、置
換アルキル基、アルコキシ基、置換アルコキシ基または
ハロゲン原子を表わし、Eは水素原子、トリフルオルメ
チル基、−COOR3で表わされるカルボン酸エステル
(R3は上記と同義)、ニトロ基、ハロゲン原子、アル
キル基、置換アルキル基、アルコキシ基、置換アルコキ
シ基、アルキルスルホニル基、置換アルキルスルホニル
基、アリールスルホニル基、アルキルカルボニル基、置
換アルキルカルボニル基、−NHSO2R3で表わされ
るスルホンアミド基(R3は上記と同義)、−NHCO
R3で表わされるカルボンアミド基(R3は上記と同義
)、−SO2NR4R5で表わされるスルフアモイル基
(R4,R5は上記と同釦、または−CONR4R5で
表わされるカルバモイル基(R4,R5は上記と同義)
を表わす。
E又はMが式−SO2NR4R5で表わされるスルフア
モイル基および−CONR4R5で表わされるカルバモ
イル基の場合、R4としては水素原子や炭素数1〜8(
より好ましくは炭素数1〜4)のアルキル基またはアル
キル残基が炭素数1〜8(より好ましくは炭素数1〜4
)の置換アルキル基が好ましい。R5としては水素原子
、炭素数1〜8(より好ましくは炭素数1〜4)のアル
キル基、アルキル残基が炭素数1〜8(より好ましくは
炭素数1〜4)の置換アルキル基、ベンジル基、フエニ
ル基、炭素数6〜9の置換フエニル基が好ましい。又、
R4とR5とが、直接または酸素を介して結合して、5
〜6員環を形成していてもよい(例えば、N−モルホリ
ノスルフアモイル基又はN−モルホリノカルバモイル基
を表わす。)。この内で1R4,R5が共に水素原子で
あるか、または2R4,R5の少なくとも一方が水素原
子であり、他方が炭素数1〜4のアルキル基である場合
が、安価で入手し易い点や転写性に富む点から特に好ま
しい。D,El又はMがアルキル基の場合、炭素数1〜
8のアルキル基(より好ましくは炭素数1〜4)が好ま
しい。また置換アルキル基の場合、アルキル残基が炭素
数1〜8(より好ましくはl〜4)の置換アルキル基が
好ましい。この置換アルキルの置換基および上記のR3
〜R5における置換アルキルの置換基の例としては、シ
アノ基、アルコキシ基、ヒドロキシル基、カルボキシル
基、スルホ基、ハロゲン原子などを挙げることができる
。またR3〜R5の置換アルキル基の置換基のその他の
例として、−NHSO2R3で表わされるスルホンアミ
ド基(ただしR3は上記と同義)、一NHCOR3で表
わされるカルボンアミド基(ただしR3は上記と同義)
、−SO2NR4R5で表わされるスルフアモイル基(
ただしR4,R5は上記と同義)または−CONR4R
5で表わされるカルバモイル基(ただしR4,R5は上
記と同義)などを挙げることができる。R3とR5にお
ける置換フエニル基の置換基としては例えばヒドロキシ
基、ハロゲン原子、カルボキシ基、スルホ基、スルフア
モイル基、カルバモイル基、スルホンアミド基、または
カルボンアミド基などを挙げることができる。
Bl,B2及びR3のアリール基の好ましい例としては
フエニル基および置換フエニル基(置換基としては炭素
数1〜4のアルキル基、置換アルキル基、炭素数がl〜
4のアルコキシ基、置換アルコキシ基、ハロゲン原子、
シアノ基、スルフアモイル基およびカルバモイル基など
が挙げられる。
)であり、特に好ましくはフエニル基である。Bl,B
2及びR3のアラルキル基の好ましい例はベンジル基、
置換ベンジル基(置換基としては炭素数1〜4のアルキ
ル基、炭素数がl〜4のアルコキシ基およびハロゲン原
子などが挙げられる。)およびフエネチル基であり、特
に好ましくはベンジル基である。D,El又はMで表わ
されるハロゲン原子としては、特に塩素原子が好ましい
D,E、又はMで表わされるアルコキシ基および置換ア
ルコキシ基は、含まれるアルキル部分の炭素数がl〜8
(より好ましくはl〜4)のものが好ましい。
mおよびqはO又はlを表わす。
xは式−A1−(T)n−(A2)p−(式中、A,と
A2は互いに同じでも異つていてもよく、それぞれアル
キレン基、アラルキレン基、又はアリーレン基を表わし
、Tはオキシ、カルボニル、カルボキシアミド、カルバ
モイル、スルホンアミド、スルフアモイル又はスルホニ
ルから選択した2価の基を表わし、nおよびpは互いに
同じでも異つていてもよく、それぞれ0又はlを表わす
)の2価基を表わす。Zは水素原子、アルキル基又は置
換アルキル基を表わすが、好ましくは水素原子である。
更に好ましくは、q=0の場合であつて、しかもY−X
がY−アリーレン一NHSO2−のときである。
ここで前記のアリーレン基はフエニレン基、及びアルキ
ル基、アルコキシ基、6アルコキシアルコキシ基などの
置換基で置換されたフエニレン基を含む。
特に好ましいのは、放出色素の拡散速度の観点からm二
0に該当する化合物である。
Lで表わされるアルキレン基は直鎖でも分枝してもよく
、好ましくは炭素数1〜8(より好ましくはl〜4)の
ものが適している。
lはl又は0を表わす。Yは拡散性変換部分、即ちアル
カリ性条件下での現像処理の結果、式(1)又は()で
表わされる゜アゾ色素画像形成化合物とは拡散性が異な
るアゾ色素化合物を与える成分を表わす。
式(1)又は()の化合物としては現像処理の結果、酸
化されて自己分裂して拡散性色素を与えるような非拡散
性色素供与化合物(色素放出レドツクス化合物)が挙げ
られる。
この型の化合物に有効な拡散性変換部分YはN一置換ス
ルフアモイル基である。例えば、Yとして次の式(4)
で表わされる基を挙げることができる。式中、βはベン
ゼン環を形成するに必要な非金属原子群を表わし、該ベ
ンゼン環に炭素環もしくはヘテロ環が縮合して例えばナ
フタレン環、キノリン環、5,6,7,8−テトラヒド
ロナフタレン環、クロマン環等を形成してもよい。
更に上記ベンゼン環又は該ベンゼン環に炭素環もしくは
ヘテロ環が縮合して形成された環には、ハロゲン原子、
アルキル基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキ
シ基、ニトロ基、アミノ基、アルキルアミノ基、アリー
ルアミノ基、アミド基、シアノ基、アルキルメルカプト
基、ケト基、カルボアルコキシ基、ヘテロ環基(更にこ
れらの基に置換基が結合していてもよい)等が置換して
いてもよい。αは−0G1又は−NHG2で示される基
を表わす。ここにG1は水素原子又は加水分解されて水
酸基を生ずる基を表わし、好ましくは一凸G3又は−μ
m0−G3で示される基である。ここにG3はアルキル
基特にメチル基、エチル基、プロピル基の如き炭素原子
数1〜18のアルキル基、クロルメチル基、トリフルオ
ロメチル基等の炭素原子数1−18のハロゲン置換アル
キル基、フエニル基、置換フエニル基を表わす。又、G
2は水素原子、炭素原子数1〜22個のアルキル基又は
加水分解可能な基を表わす。ここに上記G2の加水分解
可能な基として好ましいものは、−8G4,−SO2G
5又は−SOG5で示される基である。ここにG4は、
メチル基の如き炭素原子数1〜4のアルキル基:モノ、
ジもしくはトリクロロメチル基やトリフルオロメチル基
の如きハロゲン置換アルキル基:アセチル基の如きアル
キルカルボニル基:アルキルオキシ基;ニトロフエニル
基やシアノフエニル基の如き置換フエニル基;低級アル
キル基もしくはハロゲン原子で置換された又は未置換の
フエニルオキシ基;カルボキシル基;アルキルオキシカ
ルボニル基;アリールオキシカルボニル基;アルキルス
ルホニルエトキシ基又はアリールスルホニルエトキシ基
を表わす。又、G5は置換又は未置換のアルキル基又は
アリール基を表わす。更にbは0,1又は2の整数であ
る。
但し上記αには上述の如き−NHG2のG2として上述
した一般式(4)で示される化合物を不動性かつ非拡散
性にするアルキル基に該当するものが導入されている場
合を除いて(即ちαが{)G1で示される基である時及
びαが−NHG2で示されかつG2が水素原子、炭素原
子数1〜8のアルキル基、又は加水分解可能な基である
ときには)、bはl又は2、好ましくは1である。Ba
llはバラスト基を表わす。バラスト基については、後
に詳しく説明する。この種のYの具体例は、特開昭48
−33826および特開昭53−50736に述べられ
ている。この型の化合物に適するYの別の例として、次
の式(B)で表わされる基が挙げられる。式中、Bal
l,α,bは式(Aρ場合と同義であり、〆は炭素環た
とえばベンゼン環を形成するのに必要な原子団を表わし
、該ベンゼン環に更に炭素環もしくは複素環が縮合して
ナフタレン環、キノリン環、5,6,7,8−テトラヒ
ドロナフタレン環、クロマン環等を形成してもよい。
更に上記各種の環にハロゲン原子、アルキル基、アルコ
キシ基、アリール基、アリールオキシ基、ニトロ基、ア
ミノ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アミド
基、シアノ基、アルキルメルカプト基、ケト基、カルボ
アルコキシ基、ヘテロ環基(これらの基には更に置換基
が結合していてもよい)等が置換していてもよい。この
種のYの具体例は、特開昭51−113624および米
国特許4053312に記載されている。さらにこの型
の化合物に適するYの別の例として、次の式(C)で表
わされる基が挙げられる。式中、BalI,b,αは式
(4)の場合と同義である。
fはヘテロ環たとえばピラゾール環、ピリジン環などを
形成するに必要な原子団を表わし、該ヘテロ環に更に炭
素環もしくは、ヘテロ環が縮合していてもよく、さらに
上記の各種の環に式(3)に於いて述べた環への置換基
と同じ種類の置換基などが置換していてもよい。この種
のYの具体例は特開昭51−104343に記載されて
いる。さらにこの型の化合物に有効なYとして式(自)
で表わされるものがある。′−S..TU−0八 式中、γは好ましくは水素原子又はそれぞれ置換基を有
するもしくは無置換のアルキル基、アリール基もしくは
ヘテロ環基、または−CO−G6をG8衣わし;G6は
−0G7、−S−G7または−N/F )
\G9を表わし(G7は水素原子、
アルキル基、シクロアルキル基またはアリール基を表わ
し、さらにこのアルキル基、シクロアルキル基およびア
リール基は置換基をもつていてもよく、G8は前記G7
基と同じ基を表わし、あるいはG8は、脂肪族または芳
香族のカルボン酸またはスルホン酸から導かれたアシル
基を表わし、G9は水素原子もしくは非置換または置換
アルキル基を表わす);δは、縮合ベンゼン環を完成さ
せるために必要な残基を表わし、さらにこの縮合ベンゼ
ン環はlまたはそれ以上の置換基をもつていてもよく;
かつγおよび/またはδにより完成された前記縮合ベン
ゼ7環上の置換基は、バラスト基であるかまたはバラス
ト基を含むものである。
この種のYの具体例は、特開昭51−104343およ
び同53−46730に記載されている。さらにこの型
の化合物に適するYとして式(匂で表わされる基があげ
られる。
式中、Ballは式囚の場合と同義であり、εは酸素原
子または二N(f基(σは水酸基または置換基を有して
もよいアミノ基を表わす)であり、とくにεが=Nσ基
の場合にはσはH2N−σなるカルボニル試薬をケトン
基と脱水反応せしめた結果形成される=C=N−σ基に
おけるσが代表的であり、その際のH2N−σなる化合
物としてはたとえはヒドロキシルアミン、ヒドラジン類
、セミカルバジド類、チオセミカルバジド類等があり、
具体的にはヒドラジン類としてはヒドラジン、フニニル
ヒドラジンあるいはそのフエニル基にアルキル基、アル
コキシ基、カルボアルコキシ基、ハロゲン原子等の置換
基を有する置換フエニルヒドラジンさらにはイソニコチ
ン酸ヒドラジン等をあげることができる。
またセミカルバジド類としてはフエニルセミカルバジド
またはアルキル基、アルコキシ基、カルボアルコキシ基
、ハロゲン原子等の置換基を有する置換フエニルセミカ
ルバジド等をあげることができ、チオセミカルバジド類
についてもセミカルバジドと同様の種々の誘導体をあげ
ることができる。また式中のβ7は5員環、6員環ある
いは7員環の飽和又は不飽和の非芳香族炭化水素環であ
り、具体的にはたとえばシクロペンタノン、シクロヘキ
サノン、シクロヘキセノン、シクロペンチノン、シクロ
ヘプタノン、シクロヘプテノン等を代表的なものとして
挙げることができる。
また、さらにこの5員乃至7員の非芳香族炭化水素環の
適当な位置で他の環と融合して縮合環を形成してもよい
ここに他の環は芳香族性を示すと否とにかかわらず、又
炭化水素環であると複素環であるとにかかわらず種々の
環であつてよいが、縮合環を形成するときは、例えばイ
ンダノン、ベンツシクロヘキセノン、ベンツシクロヘプ
テノン等の如く、ベンゼンと上記5員乃至7員の非芳香
族炭化水素環が融合してなる縮合環の場合が本発明にお
いてより好ましい。上記5員乃至7員の非芳香族炭化水
素環又は上記縮合環はアルキル基、アリール基、アルキ
ルオキシ基、アリールオキシ基、アルキルカルボニル基
、アリールカルボニル基、アルキルスルホニル基、アリ
ールスルホニル基、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基
、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アミド基、ア
ルキルアミド基、アリールアミド基、シアノ基、アルキ
ルメルカプト基、アルキルオキシカルボニル基等の置換
基を1以上有してもよい。
GlOは水素原子、または弗素、塩素、臭素等のハロゲ
ン原子を表わす。
この種のYの具体例としては特開昭53−3819に記
載がある。その他に本発明の化合物のYとしては、例え
ば特公昭48−32129、同48−39165、特開
昭49−64436、米国特許3443943などに記
載されているものがあげられる。
式(1)又は()で表わされる別の型の化合物としては
、アルカリ性条件下では自己閉環するなどして拡散性色
素を放出するが、現像薬酸化体と反応すると、色素放出
を実質的に起こさなくなるような非拡散性の色素供与化
合物があげられる。
この型の化合物に有効なYとしては、例えば式(F)に
あげたものがあげられる。
式中、♂はヒドロキシル基、第1級もしくは第2級アミ
ノ基、ヒドロキシアミノ基、スルホンアミド基等の酸化
可能な求核性基あるいはそのプリカーサ一であり、好ま
しくはヒドロキシル基である。
・α′2は、ジアルキルアミノ基も
しくは♂に定義した基の任意のものであり、好ましくは
ヒドロキシル基である。
Gl4は−CO−,−CS一等の求電子性基であり好ま
しくは−CO−である。Gl5は酸素原子、硫黄原子、
セレン原子、窒素原子等で 5あり、窒素原子である場
合は水素原子、炭素原子1〜10個を含むアルキル基も
しくは置換アルキル基、炭素原子6〜20個を含む芳香
族化合物残基で置換されていてもよい。好ましいGl5
は酸素原子である。Gl2は炭素原子1〜3個を有する
ア 1ルキレン基であり、aは0またはlを表わし好ま
しくはOである。Gl3は炭素原子1〜40個を含む置
換もしくは未置換のアルキル基、又は炭素原子6〜40
個を含む置換もしくは未置換のアリール基であり、好ま
しくはアルキル基である。Gl6,Gl7及びGl8は
各々水素原子、ハロゲン原子、カルボニル基、スルフア
ミル基、スルホンアミド基、炭素原子1〜40個を含む
アルキルオキシ基もしくはGl3と同義のものであり、
Gl6とGl7は互いに連結して5乃至7員の環を形成
してもよい。又八11G17は一(Gl2)a−々−G
l4−Gl5−であつてもよい。
ただしGl3,Gl6,Gl7及ひGl8のうちの少く
とも一つはバラスト基を表わす。この種のYの具体例は
、特開昭51−63618に記載がある。この型の化合
物に適するYとして、さらに式(C5)で表わされる基
かあげられる。
i− 式中、Ball.汀は式(B)のそれらと同じであり、
Gl9はアルキル基(置換アルキル基も含む)である。
この種のYの具体例については、特開昭53一3553
3に記載がある。
この型の化合物に適するYとして、さらに式(有)で表
わされる基がある。
式中、Balllβ5は式(3)のそれらと同じであり
、Gl9は式(G)のそれと同じである。
この種のYの具体例については、特開昭49−1116
28および同52−4819に記載がある。式(1)で
あられされるさらに別の型の化合物としては、ハロゲン
化銀によつて酸化された発色現像薬の酸化物とカツプリ
ング反応を行う際に拡散性色素を放出する非拡散性化合
物(色素放出力ブラ一)があげられる。
これに有効なYとしては、米国特許3227550号に
あげられている基が代表的である。例えばYとして式(
J)で表わされるものがあげられる。(Ball−CO
up),−Link− (J)式中、COupは
発色現像剤の酸化物とカツプリングしうるカプラー残基
、例えば5−ピラゾロン型カプラー残基、フエノール型
カプラー残基、ナフトール型カプラー残基、インダノン
型カプラー残基あるいは開鎖ケトメチレンカプラー残基
等を表わす。
Ballはバラスト基を表わす。LinkはCOup部
分の活性点に結合しており、上記式(J)で表わされる
基をYとして有する式(1)又は()で表わされる色素
供与化合物が発色現像剤の酸化物とカツプリング反応を
行なう際に、COup部分との間の結合が開裂しうる基
を表わし、例えばアゾ基、アゾキシ基、−0−、−Hg
−、アルキリデン基、−S−、−S−S−もしくは−N
HSO,等を挙げることができる。
tはLinkがアルキリデン基である場合は1又は2を
Llnkが上記のその他の基である場合にはlを表わす
上記式(J)により示されるYの中で好ましいものはC
Oupがフエノール型カプラー残基、ナフトール型カプ
ラー残基もしくはインダノン型カプラー残基でありLi
nkが−NHSO2−のものである。
式(1)又は()であられされるさらに別の型の化合物
としては、当初アルカリ条件下では拡散性であるが、現
像処理により酸化されて非拡散性になる化合物(色素現
像薬)があげられる。この型の化合物に有効なYとして
は米国特許2983606号にあげられたものが代表的
である。上記の化合物の中で特に望ましいのは色素放出
レドツクス化合物であり、Yとして有効な基はN一置換
スルフアモイル基である。
N一置換スルフアモイル基のN一置換基としては炭素環
基あるいはヘテロ環基が望ましい。N一炭素環置換スル
フアモイル基の例としては、上記のうち、式(A)およ
び(有)で表わされるものが特に好ましい。N−ヘテ口
環置換スルフアモイル基の例としては上記のうち、式(
C)および(D)で表わされるものが特に好ましい。一
般式(4)で表わされる基の特に好ましいものについて
説明する。
αは−0G1で示される基を表わす。ここにG1は水素
原子または加水分解されて水酸基を生ずる基、たとえば
−8G3または一凸0G3で示される基を表わす。ここ
にG3は炭素数1〜18、特に好ましくはl〜4、のア
ルキル基;炭素数1〜18、特に好ましくはl〜4、の
ハロゲン置換アルキル基:フエニル基:炭素数6〜14
、好ましくは6〜10、の置換フエニル基を表わす。β
はベンゼン環を形成するに必要な非金属原子群を表わす
が、このベンゼン環にさらに炭素環が縮合してナフタレ
ン環を形成しているものが特に好ましい。このナフタレ
ン環にはバラスト基のほかに、ハロゲン原子、アルキル
基(好ましくは炭素数1〜10)、アルコキシ基(好ま
しくは炭素数1〜10)、置換アルキル基(好ましくは
炭素数1〜10)、フエニル基、置換フエニル基(好ま
しくは炭素数6〜10)、ナフチル基、置換ナフチル基
(好ましくは炭素数10〜14)、フエノキシ基、置換
フエノキソ基(好ましくは炭素数6〜10)、ナフチル
オキシ基、置換ナフチルオキシ基(好ましくは炭素数1
0〜14)、ニトロ基、アミノ基、モノあるいはジアル
キルアミノ基(好ましくは炭素数1−10)、モノある
いはジ置換アルキルアミノ基(好ましくは炭素数1−1
0)、アリールアミノ基(好ましくは炭素数6〜14)
、アミド基(好ましくは炭素数1〜10)、シアノ基、
アルキルチオ基(好ましくは炭素数1−10)、ケト基
(好ましくは炭素数2〜11)、カルボアルコキシ基(
好ましくは炭素数2〜11)、へゼロ環基(好ましくは
ヘテロ環を構成する原子数が3〜10のもの)が置換し
ていてもよい。Ballはバラスト基を表わし、bは好
ましくは1である。−般式(B)で表わされる基の特に
好ましいものについて説明する。αは−0G1で表わさ
れる基を表わす。ここにG1は水素原子または加水分解
されて水酸基を生じる基、たとえば一凸G3または−μ
0G3で示される基を表わす。ζこにG3は炭素数1−
18、特に好ましくはl〜4、のアルキル基;炭素数1
〜18、特に好ましくはl〜4、のハロゲン置換アルキ
ル基;フエニル基;炭素数6〜14、好ましくは6〜1
0、の置換フエニル基を表わす。β5はベンゼン環を形
成するに必要な非金属原子団を表わす。このベンゼン環
にはバラスト基の他に、ハロゲン原子、アルキル基(好
ましくは炭素数1−10)、アルコキシ基(好ましくは
炭素数1〜10)、フエニル基、置換フエニル基(好ま
しくは炭素数6〜11)、アリールオキシ基(好ましく
は炭素数6〜11)、ニトロ基、アミノ基、アルキルア
ミノ基(好ましくは炭素数1−10)、アリールアミノ
基(好ましくは炭素数6〜11)、アミド基、シアノ基
、アノレキルチオ基(好ましくは炭素数1−10)、ケ
ト基(好ましくは炭素数2〜11)、カルボアルコキシ
基(好ましくは炭素数2〜11)、ヘテロ環基等が置換
していてもよい。Ballはバラスト基を表わし、bは
lが好ましい。一般式(C)で表わされる基のうち、特
に好ましいものについて説明する。
αは水酸基が好ましいが、加水分解して水酸基を生じる
基、たとえば−0凸G3または−0−80G3で示され
る基であつてもよい。ここにG3は炭素数1〜18、特
に好ましくはl〜4のアルキル基;炭素数1〜18、特
に好ましくはl〜4、のハロゲン置換アルキル基:フエ
ニル基;炭素数6〜14、特に好ましくは6〜10、の
置換フエニル基を表わす。fはピラゾニル環を形成する
に必要な原子団を表わす。このピラゾール環にはバラス
ト基(BalI)のほかにハロゲン原子、アルキル基(
好ましくは炭素数1〜10)、アルコキシ基(好ましく
は炭素数1〜10)、置換アルキル基(好ましくは炭素
数1〜10)、フエニル基、置換フエニル基(好ましく
は炭素数6〜10)、フエノキシ基、置換フエノキシ基
(好ましくは炭素数6〜10)、ナフチル基、置換ナフ
チル基(好ましくは炭素数10〜14)、ナフチルオキ
シ基、置換ナフチルオキシ基(好ましくは炭素数10−
14)、ニトロ基、アミノ基、モノあるいはジアルキル
アミノ基(好ましくは炭素数1−10)、モノあるいは
ジ置換アルキルアミノ基(好ましくは炭素数1−10)
、アリールアミノ基(好ましくは炭素数6〜14)、ア
ミド基(好ましくは炭素数1−10)、シアノ基、アル
キルチオ基(好ましくは炭素数1−10)、ケト基(好
ましくは炭素数2〜11)、カルボアルコキシ基(好ま
しくは炭素数2〜11)、ヘテロ環基(好ましくはヘテ
ロ環を構成する原子数が3〜10のもの)が置換してい
てもよい。bはlが特に好ましい。一般式(自)で表わ
される基において特に好ましいγか−COG6であるも
のについて以下に説明する。
ここにG6は−0G7、−S−G7または−N/V
\(を表わす。
G7は水素原子を表わし、あるいは、炭素原子をl〜3
2個有するアルキル基(たとえばメチル基、エチル基、
イソプロピル基、n−オクタデシル基)、シクロアルキ
ル基(たとえばシクロヘキシル基)、アリール基(たと
えばフエニル基)を表わし、前記のアルキル基、シクロ
アルキル基およびアリール基は置換基をもつていてもよ
く、たとえば、前記アルキル基はヒドロキシル基、アル
コキシ基、アリロキシ基、ハロゲン、カルボキシル基ま
たはスルホ基で置換されていてもよく、前記アリール基
はハロゲン、アルキル基、アルコキシ基、ジアルキルア
ミノ基、アシルアミノ基、カルボキシル基またはスルホ
基で置換されていてもよい。
G8は前記G7の定義のところで述べた基のいずれかを
表わし、あるいはG8は、脂肪族または芳香族のカルボ
ン酸またはスルホン酸から導かれたアシル基を表わす。
G9は水素原子を表わし、もしくは炭素原子を1〜32
個有する非置換または置換アルキル基を表わす。
基δにより完成される前記縮合ベンゼン環は、lまたは
それ以上の置換基をもつていてもよく、たとえば次の置
換基をもつていてもよい:ハロゲンたとえば塩素、臭素
;炭素原子数32個までのアルキル基たとえばメチル基
、ブチル基、ヘキサデシル基;アリール基たとえばフエ
ニル基(このアリール基は置換基をもつていてもよく、
該置換基の例には次のものがあげられる:ハロゲン、ア
ルキル基、アルコキシ基、ジアルキルアミノ基、アシル
アミノ基);アラルキル基たとえばベンジル基;シクロ
アルキル基たとえばシクロヘキシル基:アルコキシ基た
とえばメトキシ基、エトキシ基、ドデシルオキシ基、ヘ
キサデシルオキシ基;アルアルコキシ基たとえばベンジ
ルオキシ基、アシルアミノ基またはアシル基(このアシ
ル基は、脂肪族または芳香族カルボン酸またはスルホン
酸から導かれたものであつてよい);シアノ基、スルホ
基、カルボキシル基、スルフアモイル基、カルバモイル
基(このカルバモイル基またはスルフアモイル基の窒素
原子上の1またはそれ以上の水素原子は任意的に置換さ
れていてもよく、たとえばアルキル基で置換されていて
もよい);または、縮合炭素環またはヘテロ環を完成さ
せるのに必要な原子または原子団。
基δにより完成された前記縮合ベンゼン環がいくつかの
置換基をもつものである場合には、これらの置換基は全
部同一である必要はない。
本発明に係る色素放出レドツクス化合物は現像処理以前
には写真層を通じて拡散するものであつてはならない。
この目的のために、この化合物はバラスト基を、たとえ
ば残基G6の中に有し、あるいは、δにより完成される
前記縮合ベンゼン環上の置換基の中に有するものである
。δにより完成される前記縮合ベンゼン環上の置換基あ
るいはG6が長鎖アルキル基を含まないものであつても
、前記色素放出レドツクス化合物は充分な耐拡散性を保
持できることがある。
なぜならばその分子を、前記色素残基の寸法に応じて充
分大形のものにすることができるからである。あるいは
、充分大形のバラスト基を適当に選択することにより、
この色素放出レドツクス化合物に充分な耐拡散性を与え
ることができる。前記インドール基中の縮合ベンゼン環
にある置換基またはG6か2価基である場合には、これ
は2個のインドール環をつなぐものであつてもよく、た
とえば下記の如きものであり得る。
〔ただし、Dyeは、式(1)又は(肪こおいて、Yを
除いた部分を表わし、T′はδで完成されるベンゼン環
の置換基(前述)の二価基を、G6′はG6の二価基を
表わす。
〕同様に、他の色素放出型の画像形成化合物の場合も、
T′なる基で連結することができる。
バラスト基は色素放出レドツクス化合物を、アルカリ性
処理液中で現像する間においても、非拡散性にし得る様
な有機バラスト基であり、これは炭素原子数8から40
までの疎水性基を含む基であることが好ましい。このよ
うな有機バラスト基は色素放出レドツクス化合物に直接
ないしは連結基(例えばイミノ結合、エーテル結合、チ
オエーテル結合、カルボンアミド結合、スルホンアミド
結合、ウレイド結合、エステル結合、イミド結合、カル
バモイル結合、スルフアモイル結合等の単独又は組合せ
)を介して結合する。バラスト基の具体例のいくつかを
以下に記す。
アルキル基及びアルケニル基(例えばドデシル基、オク
タデシル基)、アルコキシアルキル基(例えば特公昭3
9−27563号に記載されているが如き3−(オクチ
ルオキシ)プロピル基、3−(2−エチルウンデシルオ
キシ)プロピル基)、アルキルアリール基(例えば、4
−ノニルフエニル基、2,4−ジ一Tert−ブチルフ
エニル基)、アルキルアリルオキシアルキル基(例えば
、2,4−ジ一Tert−ペンチルフエノキシメチル基
、α−(2,4−ジ一Tert−ペンチルフエノキシ)
プロピル基、1−(3−ペンタデシルフエノキシ)一エ
チル基、等)、アシルアミドアルキル基(例えば米国特
許3337344号及び向3418129号に記載され
ているが如き基、2−(N−ブチルヘキサデカンアミド
)エチル基、等)、アルコキシアリール及びアリールオ
キシアリール基(例えば、4−(n−オクタデシルオキ
シ)フエニル基、4−(4−n−ドデシルフエニルオキ
シ)フエニル基、等)、アルキルないしアルケニルの長
鎖脂肪族基とカルボキシルないしはスルフオ基といつた
水可溶化基を併せもつ残基(例えば、l−カルボキシメ
チル−2−ノナンデセニル基、l−スルホヘプタデシル
基、等)、エステル基で置換されたアルキル基(例えば
、l−エトキシカルボニルヘプタデシル基、2−(n−
ドデシルオキシカルボニル)エチル基、等)、アリール
基またはへゼロ環基で置換されたアルキル基(例えば、
2一〔4−(3−メトキシカルボニルヘンアイコサンア
ミド)フエニル〕エチル基、2−〔4−(2−n−オク
タデシルスクシンイミド)フエニル〕エチル基、等)、
およびアリールオキシアルコキシカルボニル基で置換さ
れたアリール基(例えば、4−〔2−(2,4−ジ一T
ert−ペンチルフエニルオキシ)−2−メチルプロピ
ルオキシカルボニル〕フエニル基、等)。上記有機バラ
スト基の中でとくに好ましいものは、以下の一般式で表
わされるように、連結基と結合したものである。
ここでJ1は、炭素数7から39、好ましくは7から3
2までの直鎖または分枝アルキル基(例えばドデシル基
、テトラデシル基、ヘキサデシル基)を表わす。
J2は、水素原子または炭素数1〜39、好ましくはl
〜32までの直鎖または分枝アルキル基を表わす。J3
は炭素数1〜10、好ましくはl〜6の直鎖または分枝
アルキレン基(たとえばプロピレン基、ブチレン基など
)を表わし:J4は水素原子または炭素数1〜32、好
ましくはl〜25の直鎖又は分枝のアルキル基(たとえ
ばTert−アミル基、ペンタデシル基など)を表わし
:J5は炭素数1〜33、好ましくはl〜25の直鎖又
は分枝のアルキル基又はは炭素数1〜37、好ましくは
l〜25の直鎖または分枝のアルキル基を表わし;J7
は炭素数8〜40、好ましくは8〜32のアルキル基を
表わし;J8は炭素数1−10、好ましくは1〜6の直
鎖または分枝のアルキレン基を表わし;JOは炭素数1
〜38、好ましくはl〜30の直鎖または分枝のアルキ
レン基を表わし:Jlのは炭素数1〜38、好ましくは
l〜30のアルキル基またはを表わし;nはl〜5の整
数(好ましくは1または2)を表わす。
式(B)で表わされるスルフアモイル基の具体例として
は次のようなものが挙げられる。
式囚で表わされるスルフアモイル基の具体例としては次
のようなものがある。
さらに米国特許4135929号、[リサーチ・デイス
クロージヤ(ResearchDiscIOsure)
」、130巻、13024号(1975、2月発行)記
載の基もYとして有効である。
式(ハ)で表わされるYの具体例としては、次のような
ものがある。
本発明のさらに好ましい化合物は上記一般式(1),(
肪こより表わされ、かつ式中の表示かそれぞれ下記の如
き化合物である:〔R1は−CH2CH2−であり; R2は炭素数1〜4の直鎖または分枝アルキル基(例え
はメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基など)であり;Nl,B2は互いに同
じでも又は異なつていてもよく、炭素数1〜4の直鎖ま
たは分枝アルキル基(例えばメチル基、エチル基、n−
プロピル基、n−ブチル基など)またはアルキル残基の
炭素数かl〜4の直鎖または分枝の置換アルキル基を表
わし、置換基としてはシアノ基、アルコキシ基、ヒドロ
キシ基、カルボキシル基、スルホ基、ハロゲン原子、−
SO2NR4R5(R4とR5は前記と同義)表わされ
るスルフアモイル基、−CONR4R5(R4とR5は
前記と同義)で表わされるカルバモイル基、−NHSO
2R3(R3は前記と同義)で表わされるスルホンアミ
ド基または−NHCOR3(R3は前記と同義)で表わ
されるカルボンアミド基であり;Dは水素原子、炭素数
1〜4の直鎖または分枝アルキル基(例えばメチル基、
エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基など)、炭素
数1〜4のアルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ
基)またはハロゲン原子を表わし:Eは水素原子、トリ
フルオルメチル基、炭素数1〜4の直鎖または分枝アル
キル基(例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、
n−ブチル基など)、ニトロ基、ハロゲン原子、−SO
2NR4R5で表わされるスルフアモイル基(ただしR
4およびR5は同じでも異つていてもよく、それぞれ炭
素数1〜4のアルキル基、またはアルキル残基が炭素数
1〜4の置換アルキル基を表わす。
該置換アルキル基の置換基としてはシアノ基、アルコキ
シ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、スルホ基などであ
る。またR4とR5とが直接または酸素を介して結合し
て5〜6員環を形成していてもよい)、または−CON
R4R5で表わされるカルバモイル基(ただしR4,R
5は上記と同義)であり;Y−XはY−アリーレン一N
HSO2−を表わし、Yは一般式(A),(B),(0
又は(9)で表わされるスルフアモイル基を表わす。m
はO又はlを表わすが、0である場合の方がより好まし
い。
qはOであり; Zは水素原子であり; Lはl〜4の直鎖又は分枝のアルキレン基(例えばメチ
レン基、エチレン基、n−プロピレン基、n−ブチレン
基など)又はフエニレン基を表わし;Mは−SO2NR
4R5で表わされるスルフアモイル基(ただしR4,R
5は上記と同義)を表わす。
〕本発明の特に好ましい化合物は、上記一般式(1)又
は()にて表わされ、しかも式中の表示がそれぞれ下記
に示すものである。〔R1は−CH2CH2−であり; R2は炭素数1〜4の直鎖アルキル基であり;Bl,B
2は互いに同じでも又は異なつていても良く炭素数1〜
4の直鎖アルキル基またはアルキル残基の炭素数がl〜
4の直鎖の置換アルキル基を表わし、置換基としてはシ
アノ基、ヒドロキシ基またはハロゲン原子、或いは前記
の如きスルフアモイル基、カルバモイル基、スルホンア
ミド基またはカルボンアミド基であり;D,Eは互いに
同じでも又は異なつていても良く、水素原子、メチル基
、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、ハロゲン原子で
あり;Y−XはY−アリーレン一NHSO2−を表わし
、Yは一般式(A),(B),(C)又は(自)で表わ
されるスルフアモイル基を表わし;mは0又はlであり
; qは0であり; ZはHであり; Lはl〜4の直鎖のアルキレン基を表わし;Mは−SO
2NR4R5(ただしR4,R5は互いに同じでも異な
つても良く水素、メチル基、エチル基を表わす。
]本発明の色素放出レドツクス化合物の具体例を次に示
す。
化合物 1 (ただし B2=C2H5 化合物 2 化合物1の式において 化合物 3 化合物1の式において CH3の化合物 C3H6の化合物 化合物 4 化合物1の式において B2=C2H4SO2NH2の化合物 化合物 5 化合物1の式において の化合物 化合物 6 化合物1の式において B2=C2H4NHSO2CH3の化合物化合物 7 化合物1の式において B2=C2H4NHSO2C4H,(n−)の化合物化
合物 8化合物1の式において の化合物 化合物 9 化合物1の式において の化合物 化合物 (ただし B2=C2H,) 化合物 11 化合物10の式において B2=C2H4SO2NH,の化合物 化合物 12 化合物10の式において B2=C2H4NHSO2CH3の化合物卜化合物 1
3 化合物10の式において の化合物 化合物 (ただし B1=B2二C2H4OH) 化合物 15 化合物14の式において B1=B2=C2H4Clの化合物 化合物 16D 〜 化合物14の式において 化合物 (ただし D=CH3) 化合物 18 化合物17の式において D=0CH3 化合物 19 参 化合物17の式において D=Cl 化合物 20 化合物17の式において D=Br 化合物 21 化合物 22 (ただし B2=C2H5) 化合物 23 化合物22の式において B2二C2H4NHSO2CH3 化合物 24 (ただし B2二C2H5) 化合物 25 化合物24において B2=C2H4NHSO2CH3の化合物化合物 26 化合物24において の化合物 化合物 27 (ただし B2二C2H5) 化合物 28 化合物27の式において 化合物 29 (ただし ピ=C2H5) 化合物 30 化合物29の式において の化合物 化合物 31 化合物 32 (ただし J=SO2) 化合物 33 化合物32の式において J二COの化合物 化合物 34 化合物 35 (ただし B2=C2H5) 化合物 36 化合物35の式において 化合物 37 化合物39 (ただし B2=C2H5) 化合物 40 化合物39の式において B2−C2H4Clの化合物 化合物 41 化合物39の式において B2=C2H4NHSO2CH3の化合物本発明の化合
物は、アルカリ条件下で酸化されることによつて、次式
(I[I)または(IV)に示すような新規なイエロ一
色素化合物を放出できる。
〔ただしBl,B2,D,E,Rl,R2,Z,X,L
,M,m,q,lは式(1),()の場合と同義である
本発明の化合物の合成法の例としては(で表わされるス
ルホニルハライドと式(),(頂,(Vl),(),ま
たは(X)で表わされるアミンとの縮合反応があげられ
る。
〔ただし Bl,B2,D,E,Rl,R2,Z,X,Yは式(1
)の場合と同義であり、α,β,β′,F,δ,γ,b
は式CA),(B),(0,0))と同義である。
R6はハロゲン原子(たとえは塩素原子、フツ素原子)
を表わす。〕本発明の化合物の合成例の別の例としては
、式(XI)で表わされる酸ハライドと式…),[ハJ
又は(駒で表わされるアミンとの縮合反応があけられる
〔ただしB2′DラE2RlラR2ラM2LツZラXラ
mラQ,lは式()の場合と同義であり、α,β,β′
,β″,δ,γ,bは式(A),(B),(C),(D
)の場合と同義である。
R6は式(の場合と同義である。〕この縮合反応は、通
常塩基性物質の存在下に行なうことが望ましい。かかる
塩基性物質の例としては、アルカリ金属あるいはアルカ
リ土類金属の水酸化物(たとえば水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化カルシウムなど
)、脂肪族アミン(たとえばトリエチルアミンなど)、
芳香族アミン(たとえばN,N−ジエチルアミンなど)
、ヘテロ芳香族アミンたとえば(ピリジン、キノリン、
α−,β−,またはγ−ピコリン、ルチジン、コリシン
、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジンなど)、お
よびヘテロ環塩基(1,5−ジアザビシクロ〔4,3,
0〕ノネン一5;1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0
〕ウンデセンー7など)かあげられる。R6が塩素原子
の場合、すなわち式(V),(Xl)0化合物がスルホ
ニルクロライドである場合には、特に上記のうちヘテロ
芳香族アミン(就中ピリジン)が優れている。式(の化
合物を合成するのに必要なジアゾ成分(X)は次のよう
にして合成することができる。(ただし符号は式(1)
又は()の場合と同義である)第一段階は、(自)とR
2−0−R1−00との反応であるが、後者は、R2−
0−R1−0Hなるアルコールを、金属ナトリウムまた
は水素化ナトリウムなどによつて処理することによつて
得られる。(X)を得る反応は、過剰のR2−0−R1
−0Hを溶媒として用いることが好ましい。式(X)の
化合物を得る別の方法としては、化合物(Xlll)を
R2−0−R1−0H(溶媒として用いる)中に懸濁さ
せ、二酸化マンガンまたはケイ酸ナトリウム(Na2O
−NSiO2、ただしn=約1〜約3)の存在下に、水
酸化ナトリウムと反応させる方法がある。この方法は、
金属ナトリウムまたは水酸化ナトリウムの如き発火性物
質を使用しない点で優れている。式(X)の化合物を得
る環元反応の例としては、鉄粉による還元、接触水素添
加(ラネーニツケルまたはパラジウム一炭素触媒)、ヒ
ドラジン還元(ラネーニツケル、パラジウム炭素または
活性炭触媒)などが代表的なものである。
ジアゾ成分(X)をジアゾ化し、式(X)に示す化合物
(カブラ一またはカツプリング成分)とカツプリングさ
せて、式(X)で表わされるアゾ色素を得る。
このアゾ色素のスルホン酸基を塩化剤を用いてスルホニ
ルハライドとすれば式(V)で表わされる化合物か合成
できる。(ただし符号は式(1)又は()の場合と同義
である)。
式(X)の化合物を式(の化合物(X:cl)に変換す
るには塩化剤としてオキシ塩化リン(POcl,)、塩
化チオニル(SOa2)、または五塩化リン(Pcl5
)などを使用することが好ましい。この際、N,N−ジ
メチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミドま
たは、N−メチルピロリドンなどの存在下に行なうこと
が望ましい。式()で示されるアミンは例えば特開昭4
8−33826および特開昭53−50736に記載さ
れたものが代表的であり、式(VII)で示されるアミ
ンは例えば特開昭51−113624お.よび米国特許
4053312に記載されたものが代表的である。
また1で示されるアミンは例えば特開昭51−1043
43が代表的であり、式()で示されるアミンは例えば
特開昭53−3819に記載されたものが代表的である
。式(X)で示されるアミンの合成例の代表的なものと
してZが水素の場合次の図式の経路があげられる。
式(X)で表わされる化合物から式(XVII)で表わ
される化合物を得るには、塩化剤としては、上記化合物
(の合成で述べたものか挙げられる。
この場合も、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−
ジメチルホルムアミドまたはN−メチルピロリドンなど
の存在下に、反応させることが望ましい。式(X)であ
られされるスルホニルクロライドとバラスト基を有する
−またはp−ヒドロキシルアリールアミン(),(,鳩
又は()との縮合反応によつて式(X)の化合物を得る
には、上記式(の化合物と式(),(MI),惰,()
または(XP化合物との縮合反応の際に述べた如き塩基
性物質の存在下に該縮合反応を行うことが望ましい。式
(X)の化合物を得る還元反応の例としては、接触水素
添加、鉄粉による還元、ヒドラジン還元(ラネーニツケ
ルパラジウム炭素または活性炭触媒)などか代表的なも
のである。化合物(IXX)においては、p位を占める
R2−0−R1−0−の基のためにアミノ基の塩基度が
上つていることを強調したい。この故に、次工程のスル
ホニルハライド(との縮合反応が容易に進行するという
有利な点がある。また下記のジアゾ成分(XX)をジア
ゾ化し、式(XXI)で示す化合物(カブラ一またはカ
ツプリング成分)とカツプリングさせて、式(XXll
)で表わされるアゾ色素を得る。このアゾ色素のスルホ
ン酸基を塩化剤を用いてスルホニルハライドとすれば式
(XI)で表わされる化合物が合成できる。式(Xl)
を得るには(の合成と同様に行なえば良い。本発明に用
いる色素放出レドツクス化合物およびその中間体の代表
的合成例について以下に詳しく説明する。参考合成例1
.: 2−(2−メトキシエトキシ)−5−ニトロベンゼンス
ルホン酸ナトリウムの合成(方法 1) 300mjメチルセロソルブ中に7.39水素化ナトリ
ウム(50%流動パラフイン懸濁物の形で;14.69
)を加えて調製したナトリウム−2−メトキシーエチラ
ート液に攪拌しつつ2−クロロ−5ニトロベンゼンスル
ホン酸ナトリウムを559加えた。
反応混合物を、湯浴で30分間80〜85℃で加熱攪拌
した。熱口過を行つて後、母液にイソプロピルアルコー
ル1.51を加えて晶析させた。析出結晶を口集後、イ
ソプロピルアルコール100m1にて洗浄した。収量
599m.p.238〜239コC(方法 2) 2−クロロ−5−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム
5.29、二酸化マンガン0.69、メチルセロソルブ
15me、水1m1および水酸化ナトリウム0.959
を混和し、75℃で40分間撹拌した。
冷却後、不溶物を淵去し、淵液をイソプロピルアルコー
ル100aに注ぎ入れた。析出した結晶を淵取して、2
−(2−メトキシエトキシ)−5−ニトロベンゼンスル
ホン酸ナトリウム4.8gを得た。M.p.238〜2
39℃ (方法 3) 方法2の二酸化マンガンのかわりにケイ酸ナトリウム(
3号;Na2O・NSiO2;n=約3)0.89を用
いて、全く同様の処理により、2−(2一メトキシエト
キシ)−5−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム4.
89を得た。
(Na2O−NSiO2のうち、n=約1、約2、また
は約2,5のものを用いても上記と同様の結果が得られ
た。)参考合成例2.: 2−(2−エトキシ−エトキシ)−5−ニトロベンゼン
スルホン酸ナトリウムの合成300m1エチルセロソル
ブ中に739の水素化ナトリウム(50%流動パラフイ
ン懸濁物の形で14.6g)を加えて調製したソデイウ
ム一2−エトキシーエチラート液中に、2−クロロ−5
−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム559を加えた
この反応混合物を80〜85℃に保つて30分間加熱撹
拌した。反応終了後、不溶物を口別した後、減圧にて口
液から150m1のエチルセロソルブを留去した。濃縮
した液にイソプロピルアルコール300m2を加えて氷
冷した。析出した結晶を口別後、イソプロピルアルコー
ル100m1にて洗浄し、風乾した。収量 339m.
p.248〜249℃ 参考合成例3,: 2−(2−ブトキシエトキシ)−5−ニトロベンゼンス
ルホン酸ナトリウムの合成合成例1.(方法2)のメチ
ルセロソルブのかわりにエチレングリコールモノブチル
エーテルを用いて、同様の処理により、標記化合物を得
た。
M.p.lO4〜106℃参考合成例4.: 5−アミノ−2−(2−メトキシエトキシ)ベンゼンス
ルホン酸の合成2−(2−メトキシエトキシ)−5−ニ
トロベンゼンスルホン酸309、還元鉄309、塩化ア
ンモニウム0.69および水60aの混合溶液を80〜
85℃に保つて2時間加熱攪拌した。
反応終了後、不溶物を口別し、済液にイソプロピルアル
コール200d加えて氷冷した。析晶した結晶を済取し
、イソプロピルアルコール50W11にて洗浄し、風乾
した。収量 23f! M.p.25O℃以上 合成例1化合物1の合成 (1) N,N−ジエチル−4−〔4−(2−メトキ3
シエトキシ)−3−スルホフエニルアゾ〕−アニリンの
合成水酸化ナトリウム4.0gと水80m1からなる溶
液に5−アミノ−2−(2−メトキシエトキシ)ベンゼ
ンスルホン酸13.39を加え、さらに亜硝酸ソーダ3
.89を加え完溶させた。
この溶液を5℃以下で2規定塩酸100m1に滴下し、
30分間撹拌し反応を完結させた(この溶液をジアゾ液
と称する)。別に酢酸ナトリウム139、水100m1
およびメタノール50aからなる混合溶液にN,N−ジ
エチルアニリン7.09を加え、10℃以下で上記調整
のジアゾ液を滴下した。
滴下終了後10℃以下で30分撹拌し、ついで室温で1
時間攪拌した後、析出した結晶を済取し、アセトン20
0m1で洗浄し、風乾した。収量 19.09mp20
0℃以上 (2) N,N−ジエチル−4−〔4−(2−メトキシ
エトキシ)−3−クロロスルホニルフエニルアゾ〕−ア
ニリンの合成上記(1)で得たN,N−ジエチル−4−
〔4−(2−メトキシエトキシ)−3−スルホフエニル
アゾ〕−アニリン13f!、アセトニトリル100dお
よびオキシ塩化リン13−からなる混合溶液にN,N−
ジメチルアセトアミド10m1を30℃以下で滴下した
滴下終了後3時間攪拌し、氷水500m1の中に徐々に
注いだ。析出した結晶を済別後、水200m1で洗浄し
、風乾した。収量 11.09mp103〜104℃ (3)化合物1の合成 N,N5−ジメチルアセトアミド40TfL1に8.0
9の2−アミノ−4−ヘキサデシロキシ一5−メチルー
フエノール塩酸塩、トリエチルアミン2.8m1および
ピリジン3.0m1を加えた。
上記混合液を撹拌しつつこれに上記(2)で得たN,N
−ジエチル−4−4−(2−メトキシエトキシ)一3−
クロロスルホニルフエニルアゾ〕−アニリン8.59を
加え、その後室温で2時間攪拌した。攪拌した後、メタ
ノール120m1、水40112を反応液に加えた。析
出した結晶を淵別後、N,N−ジメチルアセトアミド5
0m1およびメタノール100m1の混合溶媒で再結晶
を行なつた。収量 12.09mp158〜160晶C
減色法による天然色の再現には、ある波長範囲に選択的
分光感度をもつ乳剤と同波長範囲に選択的な分光吸収を
もつ色素を供与する化合物との組合せの少なくとも二つ
からなる感光要素が使用される。
特に、青感性ハロゲン化銀乳剤と黄色の色素を供与する
化合物との組合せ、緑感性ハロゲン化銀乳剤とセゼンタ
色素を供与する化合物との組合せ並びに赤感性ハロゲン
化銀乳剤とシアン色素を供与する化合物との組合せから
なる感光要素は有用である。上記色素を供与する化合物
として本発明の色素供与化合物か使用しうることはいう
までもない。これら乳剤と色素供与化合物との組合せ単
位に於て、ハロゲン化銀乳剤層と該色素供与化合物含有
層とを面対面の関係で層状に重ねて塗布してもよいし、
或いはハロゲン化銀と色素供与化合物とをバインダー中
で各々粒子の形で混合して一層として塗布してもよい。
好ましい重層構成では、露光側から青感性乳剤層、緑感
性乳剤層、赤感性乳剤層が順次に配置され、特に沃化銀
を含有する高感度ハロゲン化銀乳剤の層の場合には青感
性乳剤層と緑感性乳剤層との間に黄色フイルタ一層が配
置されるとよい。
黄色フイルタ一層は黄色のコロイド銀分散物、油溶性黄
色色素の分散物、塩基性重合体に媒染された酸性色素も
しくは酸性重合体に媒染された塩基性色素等を含む。乳
剤層は相互に中間層によつて隔離されていることが有利
である。中間層は感色性の異る乳剤層間に起る好ましく
ない相互作用を防止する。中間層は例えばゼラチン、ポ
リアクリルアミド、ポリ酢酸ビニルの部分加水分解物の
如き親水性ポリマー、米国特許第3625685号に記
載されている親水性ポリマ一と疎水性ポリマーのラテツ
クスから形成される細孔をもつポリマー又は米国特許3
384483号に記載されているアルギン酸カルシウム
のように処理組成物によつて次第に親水性を増加するポ
リマーなどのポリマーの単独又は組合せによつて構成さ
れる。本発明に使用するハロゲン化銀乳剤は、塩化銀、
臭化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀もしくはこれ
らの混合物の親水性コロイド状分散物であつて、ハロゲ
ン組成は感光材料の使用目的と処理条件に応じて選択さ
れるが、沃化物含量がlモル%から10モル%、(塩化
物含量が30モル%以丁であり)、残余が臭化物である
ような沃臭化銀ないし塩沃臭化銀乳剤が特に好ましい。
用いるハロゲン化銀の粒子サイズは通常粒子サイズでも
微粒子サイズでもよいが、平均粒子径が約0,1ミクロ
ンから約2ミクロンの範囲にあるものが好まし0)。更
に、感光材料の使用目的によつては粒子径が均一なもの
であることが望ましい。用いる粒子の晶形は立方晶形で
も、八面体或いは混合晶形であつてもよい。これらのハ
ロゲン化銀乳剤は、例えば、゛グラフキデ”(P.Gl
afkides)著゛シミ一 ホトグラフイーク”「C
himiePhOtOgrap一Hique」(第2版
、1957年;(PaulMOntelラParis)
第18章〜第23章に記述されているような慣用の方法
によつて作ることができる。本発明に使用するハロゲン
化銀乳剤はゼラチンに含有されている天然増感剤、チオ
硫酸ナトリウムまたはN,N,N/一トリエチルチオ尿
素の如き硫黄増感剤;チオシアネート金錯塩、チオ硫酸
金錯塩の如き金増感剤;または塩化第1スズ、ヘキサメ
チレンテトラミンの如き還元増感剤と組合せて加熱処理
することによつて化学増感されていることが望ましい。
本発明には粒子表面に潜像を形成し易い乳剤も、また米
国特許2592550号、同3206313号等に記載
されているような内部潜像型乳剤のみならず直接ポジ乳
剤も使用することができる。本発明に使用するハロゲン
化銀乳剤は、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3
a,7−テトラザインデン、5−ニトロイミダゾール、
l−フニニル一5−メルカプトテトラゾール、8−クロ
ロマーキユリキノリン、ベンゼンスルフイン酸、パイロ
カテキン、4−メチル−3−スルホエチルチアゾリジン
一2−チオン、4−フエニル一3ースルホエチルチアゾ
リジン一2−チオンのような添加剤によつて安定化され
てもよい。
この他にカドミウム塩や水銀塩等の無機化合物、及びパ
ラジウムのクロロ錯塩の如き白金族元素の錯塩等の無機
化合物も本発明の感光材料の安定化に有用である。本発
明に使用するハロゲン化銀乳剤にはポリエチレンオキサ
イド化合物のような増感性化合物を含有してもよい。本
発明に使用するハロゲン化銀乳剤は、所望に応じて分光
増感色素によつて拡大された感色性をもち得る。
有用な分光増感剤にはシアニン類、メロシアニン類、ホ
ロボーラシアニン類、スチリル類、ヘミシアニン類、オ
キサノール類、ヘミオキサノール類等がある。分光増感
剤の具体的な例は前述のP.Glafkid一Esの著
書第35章〜41章及びF.M.′゛ヘイマ一゛(Ha
mer)著゛ザ シアニン アンド リレーゼット゛[
TheCyanineandRelatedCOmpO
一Undslゞゞインターサイエンス″(Inters
cience)に記載されている。
特に塩基性複素環核の窒素原子かヒドロキシル基、カル
ボキシル基、スルフオ基を有する脂肪族基(例えばその
ような基を置換基として有するアルキル基)によつて置
換されているシアニン類、例えば米国特許250377
6号、同3459553号、同3177210号に記載
されているようなものは本発明の実施に特に有用である
。本発明に用いる色素供与化合物は、担体である親水性
コロイド中に化合物の型に応じて種々の方法で分散する
ことができる。
例えばスルホ基、カルボキシル基のような解離性基をも
つ化合物は水もしくはアルカリ性水溶液に溶解してから
親水性コロイド溶液に加えることかできる。水性媒体に
溶け難く、有機溶媒に溶け易い色素供与化合物は、その
有機溶媒中に溶解して得られる溶液の形で親水性コロイ
ド溶液に加え、攪拌などによつて微細な粒子に分散させ
る。このような分散方法の詳細については、米国特許2
322027号、同2801171号、同294936
0号、同3396027号に記載されている。色素供与
化合物の分散を安定化し、色素像形成を促進するために
、色素供与化合物を実質的に水に不溶で、沸点が常圧で
約200℃以上の高沸点溶媒に溶解して感光要素中に組
入れることが有利である。この目的に適する高沸点溶媒
としては、高級脂肪酸のトリグリセリド、ジーオクチル
チアジペートのような脂肪族エステル;ジ一n−ブチル
フタレートのようなフタール酸エステルリトリ一0−ク
レジルフオスフエート、トリ−n−ヘキシルフオスフエ
ートのようなリン酸エステル;N,N−ジエチルラウリ
ルアミドの如きアミド:2,4−ジ一n−アミルフエノ
ールの如きヒドロキシ化合物等がある。さらに色素供与
化合物の分散を安定化した色素像形成を促進するために
、感光シート中に色素供与化合物と共に親溶媒性のポリ
マーを組込むことが有利である。この目的に適する親溶
媒性のポリマ一としては、シエラツク;フエノール・ホ
ルムアルデヒド縮合物;ポリ−n−ブチルアクリレート
;n−ブチルアクリレートとアクリル酸とのコポリマ一
;n−ブチルアクリレートとスチレンとメタクルアミド
の共重合物等かある。これらポリマーは色素供与化合物
と共に有機溶媒に溶解してから、ゼラチン等の写真用親
水性コロイド中に分散してもよく、また色素供与化合物
の親水性コロイド分散物に、乳化重合等の手段で調製し
た該ポリマーのヒドロゾルの形で添加してもよい。色素
供与化合物の分散は、一般に大きな剪断力のもとで有効
に達成される。例えば高速回転ミキサー、コロイドミル
、高圧ミルクホモジナイザー英国特許第1304264
号に公示された高圧ホモジナイザー、超音波乳化装置な
どが有用である。色素供与化合物の分散は界面活性剤を
乳化助剤として用いることによつて著しく助けられる。
本発明に使用する色素供与化合物の分散に有用な界面活
性剤としては、トリイソプロピルナフタリンスルフオン
酸ナトリウム、ジノニルナフタレンスルフオン酸ナトリ
ウム、p−ドデシルベンゼンスルフオン酸ナトリウム、
ジオクチルスルホサクシネート・ナトリウム塩、セチル
硫酸ナトリウム塩、特公昭39−4293および英国特
許1138514号に公示されているアニオン界面活性
剤かあり、これらアニオン活性剤とアンヒドロヘキシト
ールの高級脂肪酸エステルとの併用は、米国特許367
6141号に公示されているように特に良好な乳化能を
示す。さらに特公昭43−13837号、米国特許29
92104号、同3044873号、同3061428
号、同3832173号などに開示された分散方法も本
発明の化合物の分散に有効である。本発明に用いられる
ハロゲン化銀乳剤層;色素供与化合物を含有する層;保
護層もしくは中間層のような補助層等の処理液浸透性層
は、結合剤として親水性ポリマーを含有している。
親水性ポリマーとしては、ゼラチンを用いるのが有利で
あるが、それ以外の親水性ポリマーも用いることができ
る。
たとえばゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分子とのグ
ラフトポリマー、アルブミン、カゼイン等の蛋白質;ヒ
ドロキシエチルセルロース、力几ボキシメチルセルロー
ス、セルローズ硫酸エステル類等の如きセルロース誘導
体、アルギン酸ソーダ、澱粉誘導体などの糖誘導体;ポ
リビニルアルコール、ポリビニルアルコール部分アセタ
ール、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリアクリル酸、
ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビニルイ
ミダゾール、ポリビニルピラゾール等の単一あるいは共
重合体の如き多種の合成親水性高分子物質を用いること
ができる。
ゼラチンとしては石灰処理ゼラチンのほか、酸処理ゼラ
チンやBull.SOc.Sci.PhOt.Japa
n,煮16,30頁(1966)に記載されたような酵
素処理ゼラチンを用いてもよく、また、ゼラチンの加水
分解物や酵素分解物も用いることかできる。
ゼラチン誘導体としては、ゼラチンにたとえば酸ハライ
ド、酸無水物、イソシアナート類、ブロモ酢酸、アルカ
ンサルトン類、ビニルスルホンアミド類、マレインイミ
ド化合物類、ポリアルキレンオキシド類、エポキシ化合
物類等種々の化合物を反応させて得られるものが用いら
れる。その具体例は米国特許2614928号、同31
32945号、同3186846号、向3312553
号、英国特許861414号、同1033189号、同
1005784号、特公昭42−26845号などに記
載されている。前記ゼラチン・グラフトポリマ一として
は、ゼラチンにアクリル酸、メタアクリル酸、それらの
エステル、アミドなどの誘導体、アクリロニトリル、ス
チレンなどの如き、ビニル系モノマーの単一(ホモ)ま
たは共重合体をグラフトさせたものを用いることができ
る。ことに、ゼラチンとある程度相溶性のあるポリマー
たとえばアクリル酸、メタアクリル酸、アクリルアミド
、メタアクリルアミド、ヒドロキシアルキルメタアクリ
レート等の重合体とのグラフトポリマーが好ましい。こ
れらの例は米国特許2763G25号、同283176
7号、同2956884号などに記載がある。代表的な
合成親水性高分子物質はたとえば西独特許出願(0LS
)2312708号、米国特許3620751号、同3
879205号、特公昭43−7561号、記載のもの
である。本発明の写真感光シートに用いるハロゲン化銀
乳剤層、色素供与化合物を含有する層または他の親水性
コロイド層には塗布助剤、無機または有機の硬膜剤など
を含有しうる。
塗布助剤としては、プロダクト・ライセンシング・イン
デツクス(PLI)、92巻(1971,12月発行)
煮9232の108頁のCOatingaidsの項に
記載されているものが用いられうる。
硬膜剤としてはPL,92巻黒9232の108頁のH
ardenersの項に記載されているものが用いられ
うる。
本発明の感光ソートは処理中に著しい寸度変化を起さな
い平面状の物質に、杢発明の色素放出レドツクス化合物
と組合わされた感光性ハロゲン化銀写真乳斎躇を少くと
も一層、直接または間接に塗布してなるものである。
かかる支持体の例としては、通常の写真感光材料に用い
られているセルロースアセテートフイルム、ポリスチレ
ンフイルム、ポリエチレンフタレートフイルム、ポリカ
ーボネートフイルム等のポリマーかあげられる。そのほ
かに、支持体として有効なのは、たとえば紙および表面
をポリエチレンのような水を透さないポリマ一でラミネ
ートした紙などである。色素供与化合物を用いて、カラ
ー拡散転写画像を得るための方法の例として、特開昭4
9−114424号、同48−33826号のペルキー
特許788268号などに記載されたものがある。
これらの方法は、本発明の色素供与化合物と組合せて使
用することができる。本発明の色素供与化合物、なかで
も色素放出レドツクス化合物を用いて、カラー拡散転写
画像を得るための方法の例として、次の各プロセスを含
むものがあげられる。
(A)本発明の色素放出レドツクス化合物と組合わされ
た感光性ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層(以下、
感光要素という)を有する支持体よりなる感光シートを
イメージワイスに露光すること。
(B)上記感光性ハロゲン化銀乳剤層上に、アルカリ性
処理組成物を延展して、ハロゲン化銀現像薬の存在下に
各感光性ハロゲン化銀の現像を行なうこと。
(C)その結果露光量に応じて生じた現像薬の酸化体が
、色素放出レドツクス化合物をクロス酸化すること。
(D)上記色素放出レドツクス化合物の酸化体を開裂さ
せて、拡散性色素を放出せしめること。
(匂 放出された色素かイメージワイスに拡散して受像
層(感光層と直接または間接に接している)上に転写画
像を形成すること。上記プロセスにおいて、色素供与化
合物・、なかでも色素放出レドツクス化合物をクロス酸
化できるものである限り、どのようなハロゲン化銀現像
薬でも使用することができる。
このような現像薬、は、アルカリ性処理組成物の中に含
ませてもよいし、感光要素の適当な層に含ませてもよい
。本発明において使用しうる現像薬の例をあげると次の
通りである。ハイドロキノン類、アミノフエノール類(
例えば、N−メチルアミノフエノール)、ピラゾリドン
類(例えばフエニドン、l−フエニル一3−ビラゾリド
ン)、ジメゾン(1−フエニル一4,4−ジメチル−3
−ピラゾリドン)、l−フエニル一4−メチル−4−オ
キシメチル−3−ピラゾリドン)、フエニレンジアミン
類(例えばN,N−ジエチル−p−フエニレンジアミン
、3−メチル−N,N−ジエチル−p−フエニレンジア
ミン、3−メトキシ−N−エトキシ−p−フエニレンジ
アミン)など。
ここにあげたもののなかで、フエニレンジアミン類など
のカラー現像薬よりも一般に受像層のステイン形成を軽
減する性質を具えている白黒現像剤が、特に好ましい。
本発明の色素供与化合物、なかでも色素放出レドツクス
化合物を用いた場合、普通の表面潜像型乳剤を用い、反
転機構を併用しないと転写像はネガ像、残存像はポジ像
を形成する。
ハロゲン化銀乳剤が直接ポジハロゲン化銀乳剤(直接ポ
ジ乳剤には露光後、現像中にカブらせる事によつて直接
反転ポジ像が得られる乳剤をも含む。たとえば内部潜像
型乳剤またはソーラリゼーシヨン型乳剤など)であれば
、受像部位にポジ画像か得られる。上記のソーラリゼー
シヨン型乳剤については、6ミース″(Mees)編6
ザ スイオリ一 オブザ フオトグラフイツク プロセ
ス1「TheTheO一RyOfthePhOtOgr
aphicPrOcess」(1942年:McMll
lanCO.NewYOrk)261〜297ページに
記載されているものが有用である。その調製法について
は、例えば英国特許443245号、同462730号
、米国特許2005837号、同2541472号、同
3367778号、同3501305号、同35013
06号および同3501307号等に記載されている。
本発明に有利に使用される内部潜像型乳剤については、
米国特許2592250号等に記載がある。
この型の乳剤のカブラせ剤としては、米国特許2588
982号、同2563785号に記載されたヒドラジン
類、同3227552号に記載されたヒドラジドとヒド
ラゾン、英国特許1283835号、特公昭49−38
164号、米国特許3734738号、同371949
4号、同3615615号に記載された四級塩化合物が
代表的なものである。
さらに、米国特許3227551号、3227554号
、同3364022号に記載されているようなDIR反
転乳剤方式、あるいは英国特許904364号に記載さ
れているような溶解物理現像による反転乳剤方式につい
ても、本発明の色素供与化合物、なかでも色素放出レド
ツクス化合物と組合わせることが可能である。
前記の感光要素と組合せて用いる事のできる受像要素は
、媒染剤、例えば米国特許3148061号に記載され
たポリ一4−ビニルピリジンーラテツクス(特にポリビ
ニルアルコール中の)、米国特許3003872号記載
のポリビニルピロリドン、米国特許3239337号に
記されているような、四級アンモニウム塩を含むポリマ
ーなどを単独で又は組合せて含む媒染層を有することが
必須である。
媒染剤としては、米国特許2882156号、同362
5694号、同3709690号などに記載の塩基性ポ
リマーも有効である。その他米国特許2484430号
、同3271147号、同3184309号、同327
1147号などに記載された媒染剤も有効である。本発
明の感光性ソートは、処理組成物から持ちこまれるアル
カリを中和する機能をもつていることが好ましい。この
ためには処理液中のアルカリを中和するに充分な量の酸
性物質、即ち展開された処理液のアルカリに対して当量
以上の面積濃度の酸性物質を含有する中和層を感光性シ
ート(例えばカバーシートや受像要素中)に組込むこと
が有利である。中和層を有するカバーソートの使い方と
しては、剥離した受像要素に張りつけるというやり方も
有効である。好ましい酸性物質としては米国特許298
3606号、同2584030号、同3362819号
などに記載されているものが代表的である。
中和層にはこれらの酸性物質の外に、セルローズ・ナイ
トレート、ポリ酢酸ビニルの如きポリマーを含有させる
ことができ、米国特許3557237号に記載されてい
るように可塑剤を含有させることもできる。ドイツ特許
出願(0LS)2038254号に記されているように
酸性物質はミクロカプセル化して感光性シートに組入れ
ることができる。本発明に用いられる中和層(ないしは
酸性物質含有層)は、展開される処理液層から中和速度
調節層(タイミング層)によつて隔離されていることが
望ましい。
タイミング層の例としては、ゼラチン、ポリビニルアル
コールまたは米国特許3455686号、同40090
30号、同3785815号、特願昭50−JモV946
号、同50−90616号、特開昭48−92022号
、同49−64435号、同49−22935号、同5
1−JモV333号、特公昭44−15756号、向46
−12676号、同48−41214号、西独特許出願
(0LS)1622936号、向2162277号、8
リサーチ ディスクローシャー1[ResearchD
isclOsure誌」 151巻15162(197
6年)などに記載された化合物がある。このタイミング
層は、中和層による処理液のPH低下を遅延させて、所
要の現像と転写が充分に進行する働きをする。本発明の
好ましい実施態様においては受像要素は、支持体上に順
次、中和層−タイミング層一媒染層(受像層)の配列を
なす重層構成をもつ。
受像要素の詳細は特開昭47−13285、米国特許3
295970号、英国特許1187502号などに記載
がある。本発明に使用しうる処理要素を構成する処理組
成物は、ハロゲン化銀乳剤の現像と拡散転写色素像の形
成とに必要な処理成分を含有した液状組成物であつて、
溶媒の主体は水であり、他にメタノール、メチルセロソ
ルブの如き親水性溶媒を含むこともある。
処理組成物は、乳剤層の現像を起させるに必要なPhを
維持し、現像と色素像形成の諸過程中に生成する酸(例
えば臭化水素酸等のハロゲン化水素酸、酢酸等のカルボ
ン酸等)を中和するに足りる量のアルカリを含有してい
る。アルカリとしては水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルソウム分散物、水酸化
テトラメチルアンモニウム、炭酸ナトリウム、リン酸3
ナトリウム、ジエチルアミン等のアンモニウム、アルカ
リ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物もしくは塩
、又はアミン類が使用され、好ましくは室温において約
12以上の…をもつ、特にPHl4以上となるような濃
度の苛性アルカリを含有させることが望ましい。さらに
好ましくは処理組成物は高分子量のポリビニルアルコー
ル、ヒドロキシエチルセルローズ、ナトリウムカルボキ
シメチルセルローズの如き親水性ポリマーを含有してい
る。これらのポリマーは処理組成物に室温でlポイス以
上、好ましくは数百(500〜600)乃至1000ボ
イス程度の粘度を与え、処理時の組成物の均一な展開を
容易にするばかりでなく、処理の過程で感光要素と受像
要素に水性溶媒が移動して処理組成物が濃縮されたとき
は非流動性の膜を形成して、処理後の各要素が一体化す
るのを助ける。このポリマー膜は、拡散転写色素像の形
成が実質的に終了したのちには、それ以上の着色成分の
受像層への移動を抑制して画像の変化を防止するのに役
立ちうる。処理組成物はこの他に、処理中にハロゲン化
銀乳剤が外部光によつてカブるのを防止するためにTi
O2、カーボンブラツク、PH指示色素のような吸光性
物質や、米国特許3579333号に記載されているよ
うな減感剤を含有していることが場合によつては有利で
ある。
さらに処理液組成物中にはベンゾトリアゾールの如き現
像抑制剤を添加することができる。上記の処理組成物は
、米国特許2543181号、同2643886号、同
2653732号、同2723051号、同30564
91号、同3056492号、同3152515号等に
記載されているような破裂可能な容器に入れて使用する
ことが好ましい。
本発明の写真感光シートが写真フイルム・ユニツトの形
態である場合、即ち、イメージ・ワイスに露光した後、
一対に並置された押圧部材の間にそのフイルムユニツト
を通過せしめることにより写真処理を行ない得るように
構成されているフイルムユニツトである場合は、例えば
下記の諸要素:1)支持体2)前述のような感光要素、 3)前述のような受像要素、 4)前述のような処理要素、及び 5)現像剤(処理要素中の感光要素中)を含む。
前記フイルムユニツトにおける一実施態様に於ては、感
光要素と受像要素とは面対面の関係で重ね合わされてお
り、露光後のの両要素の間にアルカリ性処理組成物を展
開することによつて処理される。この際、受像要素を画
像の転写後に剥離してもよいし、米国特許341564
5号に記されているように、剥離することなく像を鑑賞
できるようになつていてもよい。別の実施態様に於ては
、支持体上に受像要素と感光要素をこの順序に一体化し
て配置させることもできる。
たとえばペルキー特許757960号に開示されている
ように透明な支持体に受像層、実質的に不透明な光反射
層(例えばTlO2層とカーボンブラツタ層)そして前
記したような単数又は複数の感光性層を順次塗布したも
のが有効である。感光要素に露光した後、遮光するに充
分な程度に不透明なプロセスシートと面対面に重ね、両
者の間に処理組成物を展開する。重ね合わせて一体化し
たタイプであつて、本発明を適用するに当つて最も推奨
すべき実施態様は、ペルキー特許第757959号に開
示されている。
この態様によれば、透明な支持体の上に、受像層、実質
的に不透明な光反射層(たとえば前記のようなもの)、
そして前記した単数又は複数の感光層か順次塗布されて
おり、これにさらに透明なカバーシートが面対面に重ね
られている。遮光のための不透明化剤(たとえばカーボ
ンブラツク)を含むアルカリ性処理組成物を収容する破
裂可能な容器は、上記感光層の最上層と透明なカバーシ
ートに隣接して配置される。このようなフイルムユニツ
トを、透明なカバーシートを介して露光し、カメラから
取り出す際に押圧部材によつて容器を破裂させ、処理組
成物(不透明化剤を含む)を感光層とカバーソートとの
間に一面にわたつて展開する。これにより、感光要素は
サンドイツチの形で遮光され、明所で現像が進行する。
これらの実施態様のフイルムユニツトには、いずれも先
に述べたように中和機構を組込む事が推奨される。
なかでも、カバーシートに中和層を設ける(所望により
更にタイミング層を処理液が展開される側に設ける)事
が好ましい。
また、本発明の色素供与化合物、なかでも色素放出レド
ツクス化合物を使用することができる別の有用な積層一
体化形態は、米国特許3415644号、同第3415
645号、同第3415646号、同第3647487
号、及び同第3635707号、ドイツ特許出願(0L
S)2426980号に記載されている。
本発明によつて得られる効果及び利点としては、次の事
が挙げられる。
第1に放出される色素の耐光性が良好であるので、光褪
色が少ないカラー画像を得る事が出来る。
第2に、放出される色素の色相が良好である(南によつ
ても変化しない)ので、他の色相の良好な色素供与化合
物と組合せれば、高品質のカラー画像を得る事が出来る
。第3に、放出される色素の転写性が良好であるので感
光要素の露光部における残存色素か、非常に少ない。
したかつて、必要ならば感光要素を剥離し、それに脱銀
処理を施して未反応の色素放出レドツクス化合物による
ネガカラー画像を得る(ネガ利用)のに有効である。
実施例 1 化合物1から放出される色素化合物A: の20〜をl/10N水酸化ナトリウム水溶液5.0m
1に溶解した。
ポリエチレンテレフタレート透明支持体に、次の媒染剤
3.09/イを含む媒染層を塗布し、短冊形に切つて媒
染ストリツプスを作つた。この媒染ストリツプを、上記
色素化合物Aの溶液に浸し、極大波長の吸光度が約0.
5〜1.0になるように媒染させた。
このようにして得た媒染済みのストリツプを、各種PI
iに調整した緩衝液に漬けた状態で、可視吸収を測定し
た。(第1図)。比較のため、比較用化合物B,Cにつ
いても同様の手順で、各種Phでの可視吸収を測定した
。それぞれ第2図および第3図に示す。比較化合物B: 比較化合物C: 第1図から明らかなように本発明の化合物から放出され
る色素化合物の可視吸収は、PH約9,2〜4.51の
広い範囲にわたつてほとんど変化しない。
これに反して、比較化合物B,CはPH9.l8とPH
4.5lとの間で、可視吸収が大きく変化することがわ
かつた。拡散転写法の写真ユニツトにおいては、処理液
を展開した直後の高PH(約10以上)から、(酸性ポ
リマー層の中和機構が作用することによつて、)低PH
(約5以下)まで、ユニツト内のPHが大きく変動する
したがつてこのようなPH範囲で可視吸収の変化を伴う
上記比較化合物BおよびCのごとき化合物は、好ましく
ない。本発明の化合物は、実施例1に示すように広いP
H範囲にわたつて可視吸収がほとんど変化しないという
利点がある。
このようにR2−0−R1−0−の基においては、2個
の酸素原子が存在していることが大きな意味をもつてい
ると考えられる。
実施例 2 化合物6から放出される色素化合物D: の20ηをl/10N水酸化ナトリウム水溶液5.0m
1に溶解した。
ポリエチレンテレフタレート透明支持体に次の媒染剤3
,09/M2を含む媒染層を塗布し、短冊形に切つて媒
染ストリツプスを作つた。&0しv この媒染ストリツプを、上記色素化合物Dの溶液に浸し
、極大波長の吸光度が約0.90になるように媒染した
このようにして得た媒染済みのストリツプを、PH5.
Oに調整した緩衝液に漬した後、風乾した。上記試料を
パイレツクス管に入れ、ロータリー照射器(400W高
圧水銀灯)で照射し、褪色の経時変化を測定した後、褪
色の半減期(t1/2)を求めた。比較のため、比較用
化合物Eについても同様の手順で褪色の半減期(tl/
2)を求めた。
結果を表1に示す。比較用化合物E: 表1から明らかなように本発明の化合物から放出される
色素化合物Dは比較用化合物Eに比べ光堅牢性に優れて
いることが解つた。
以上の如く、R2−0−R,−0一基か置換されている
化合物がPHによる色相変化のない化合物であり、しか
も光堅牢性に優れている化合物である事が判つた。
実施例 1 ポリエチレンテレフタレート透明支持体上に次の各層を
順次塗布して感光ソートを作つた。
(1)次の媒染剤3.0g/M2およびゼラチン3.0
9/イを含む媒染層。x:y=50:50(モル比) (2)酸化チタン209/M2およびゼラチン2.09
/Trlを含む白色反射層。
(3)カーボンブラツク2.709/イおよびゼラチン
2.709/wlを含む遮光層。
(4)下記のシアン色素放出レドツクス化合物ン (0
.50f!/M2)、ジエチルラウリルアミド(0.2
59/イ)およびゼラチン(1.149/イ)を含む層
(5)赤感性の内部潜像型直接反転沃臭化銀乳剤(ハロ
ゲン化銀中のハロゲン組成:沃素が2モル%、銀の量で
1.99/wl、ゼラチン1.49/イ)および下記の
構造式のカブラセ剤(4,1ワ/A9lモル)およびド
デシルハイドロキノンスルホン酸ナトリウム(0.13
9/イ)を含む層。
(6)ゼラチン(2.69/イ)と2.5−ジ一t−ペ
ンタデシルハイドロキノン(0.89/wl)を含む層
。(7)下記のマゼンタ色素放出レドツクス化合物(0
.459/イ)、ジエチルラウリルアミド(0.109
/イ)、2.5−ジ一t−ブチルハイドロキノン(0.
00749/1rI)およびゼラチン(0.769/イ
)を含む層。
(9)ゼラチン(2.69/M2)、2.5−ジ一t−
ペンタデシルハイドロキノン(0.89/M2)を含む
層。
Oω 本発明の化合物1(0.809/r/)、ジエチ
ルラウリルアミド(0,169/M2)、2.5−ジー
t−ブチルハイドロキノン(0.0129/1r1)お
よびゼラチン(0.789/M2)を含む層。
(自)青感性の内部潜像型直接反転沃臭化銀乳剤(沃臭
化銀のハロゲン組成:沃素が2モル%、銀の量で2,2
9/M2、ゼラチン1.79/M2)第(5)層で用い
たと同じカブラセ剤(2.6即/A9lモル)およびド
デシルハイドロキノンスルホン酸ナトリウム(0.09
49/M2)を含む層。(代)ゼラチン(0.949/
I)を含む層を塗布して感光シートを作製した。この感
光ンートを適当に裁断し、その小片をカメラに入れて、
撮影してから、下記のカバーシートを感光シートに重ね
合わせ、両シートの間に下記の処理液を85μの厚さに
なるように展開した。なお展開は加圧ローラーの助けを
かりて、25゜Cで行なつた。その結果、特にその黄色
が光堅牢な美しい天然色転写画像が得られた。処理液: 上記組成の処理液の0.89を圧力で破壊可能な容器に
充填した。
カバーシート ポリエチレンテレフタレート支持体上に酸性ポリマー層
(中和層)としてポリアクリル酸(10重量%水溶液で
粘度約1,000cp)159/イおよびその上にタイ
ミング層としてアセチルセルロース(1009のアセチ
ルセルロースを加水分解して39,4gアセチル基を生
成する)348g/M2およびスチレン一無水マレイン
酸コポリマー(組成比、スチレン:無水マレイン酸二約
60:40、分子量約5万)0.29/M2を塗布して
カバーシートを作成した。
【図面の簡単な説明】
第1,2,3図はそれぞれ媒染した色素化合物A,B及
びCの可視吸収ヌベクトルを表わす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 感光性ハロゲン化銀乳剤層を少なくとも一層有し、
    かつ該乳剤層の少なくとも一つが一般式( I )または
    (II)▲数式、化学式、表等があります▼( I )▲数
    式、化学式、表等があります▼(II)ただし 〔B^1は水素原子、アルキル基、置換アルキル基、ア
    リール基またはアラルキル基を表わし;B^2は水素原
    子、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、アラル
    キル基、−COR^3によつて表わされるアシル基(R
    ^3はアルキル基、置換アルキル基、アラルキル基また
    はアサール基を示す。 )、アルキルスルホニル基、置換アルキルスルホニル基
    、アリールスルホニル基を表わし;Dは水素原子、アル
    キル基、置換アルキル基、アルコキシ基、置換アルコキ
    シ基、またはハロゲン原子を表わし;Eは水素原子、ト
    リフルオルメチル基、−COOR^3で表わされるカル
    ボン酸エステル基(R^3は上記と同義)、ニトロ基、
    ハロゲン原子、アルキル基、置換アルキル基、アルコキ
    シ基、置換アルコキシ基、アルキルスルホニル基、置換
    アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、アルキ
    ルカルボニル基、置換アルキルカルボニル基、−NHS
    O_2R^3で表わされるスルホンアミド基(R^3は
    上記と同義)、−NHCOR^3で表わされるカルボン
    アミド基(R^3は上記と同義)、−SO_2NR^4
    R^5で表わされるスルファモイル基(ここでR^4は
    、水素原子、アルキル基または置換アルキル基を表わし
    、R^5は、水素原子、アルキル基、置換アルキル基、
    アラルキル基またはアリール基を示す。 R^4とR^5は直接または酸素原子を介して連結して
    環を形成していてもよい)、または−CONR^4R^
    5で表わされるカルバモイル基(R^4、R^5は上記
    と同義)を表わし;R^1は炭素数2以上のアルキレン
    基を表わし;R^2はアルキル基または置換アルキル基
    を表わし;mおよびqは0または1を表わし; Jはスルホニルまたはカルボニルから選択された2価の
    基を表わし;Zは水素原子またはアルキル基または置換
    アルキル基を表わし;Xは式−A、−(T)_n−(A
    _2)_p−(式中A_1、A_2はそれぞれ同一また
    は異なり、アルキレン基またはアリーレン基を表わし、
    Tはオキシ、カルボニル、カルボキシアミド、カルバモ
    イル、スルホンアミド、スルファモイル、スルフィニル
    またはスルホニルから選択した2価の基を表わし、nお
    よびpは0または1を表わす。 )の2価の結合基を表わし;lは1又は0を表わし; Lはアルキレン基またはアリーレン基を表わし;Mは水
    素原子、アルキル基、置換アルキル基、アルコキシ基、
    置換アルコキシ基、ハロゲン原子、−SO_2NR^4
    R^5で表わされるスルファモイル基(たぢしR^4、
    R^5は上記と同義)又は−CONR^4R^5で表わ
    されるカルバモイル基(ただしR^4、R^5は上記と
    同義)を表わし;Yはアルカリ性条件下での現像処理の
    結果、一般式( I )又は(II)で表わされる化合物と
    は拡散性が異なるアゾ色素化合物を与える成分を表わす
    。 〕で表わされる−OR^1−O−R^2基置換アゾ色素
    供与化合物と組合わされていることを特徴とする写真感
    光シート。
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