JPS5945041B2 - 水上構造物の構築工法 - Google Patents
水上構造物の構築工法Info
- Publication number
- JPS5945041B2 JPS5945041B2 JP54171135A JP17113579A JPS5945041B2 JP S5945041 B2 JPS5945041 B2 JP S5945041B2 JP 54171135 A JP54171135 A JP 54171135A JP 17113579 A JP17113579 A JP 17113579A JP S5945041 B2 JPS5945041 B2 JP S5945041B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- precast concrete
- hanging
- concrete slab
- construction method
- pillow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Revetment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、たとえば海上橋、湾岸道路橋、海上空港、海
上基地、石油掘削用海上足場、桟橋、岸壁、海上灯台、
海洋リクレーション施設等のように水上に建設される水
上構造物の構築工法に関するものである。
上基地、石油掘削用海上足場、桟橋、岸壁、海上灯台、
海洋リクレーション施設等のように水上に建設される水
上構造物の構築工法に関するものである。
この種の水上構造物は、地上の構造物に比べ、作業員の
作業場がなく、機械の搬入や鉄筋組立等に支障が生じて
作業の工程が遅れることが多く、また、水上の作業であ
るから安全面においても、十分な処置を講じることが困
難であり、水上作業中に墜落するような人的事故が発生
するのが常だった。
作業場がなく、機械の搬入や鉄筋組立等に支障が生じて
作業の工程が遅れることが多く、また、水上の作業であ
るから安全面においても、十分な処置を講じることが困
難であり、水上作業中に墜落するような人的事故が発生
するのが常だった。
本発明は上述した実情に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、上記従来の欠点を解消し、作業工程の
短縮を図るとともに、安全面における諸問題も解決でき
るようにした水上構造物の構築工法を提供しようとする
ものである。
とするところは、上記従来の欠点を解消し、作業工程の
短縮を図るとともに、安全面における諸問題も解決でき
るようにした水上構造物の構築工法を提供しようとする
ものである。
以下、本発明を図面に示す一施工例にもとづいて説明す
る。
る。
本発明の要旨とするところは、水底に打込んだ枕部材の
頭頂部に、当該杭部材に挿込まれる孔と吊り下げ用係止
具を設けたプレキャストコンクリート版を前記頭頂部に
挿入し枕部材上端から吊り部材を介して前記吊り下げ用
係止具と係止させ吊り下げ支持し、コンクIJ−ト打設
に際しての足場及び底型枠として使用し、かつこのプレ
キャストコンクリート版に上にコンクリートを打設して
プレキャストコンクIJ )版と一体構造の水上構造
物を構築するとした点にある。
頭頂部に、当該杭部材に挿込まれる孔と吊り下げ用係止
具を設けたプレキャストコンクリート版を前記頭頂部に
挿入し枕部材上端から吊り部材を介して前記吊り下げ用
係止具と係止させ吊り下げ支持し、コンクIJ−ト打設
に際しての足場及び底型枠として使用し、かつこのプレ
キャストコンクリート版に上にコンクリートを打設して
プレキャストコンクIJ )版と一体構造の水上構造
物を構築するとした点にある。
これを図面に基づき詳述すると、まず、鋼管杭などから
なる所要本数の枕部材1・・・を、第1図に示すように
、水上より作業船B上の杭打機8にて水底2に打設する
。
なる所要本数の枕部材1・・・を、第1図に示すように
、水上より作業船B上の杭打機8にて水底2に打設する
。
これら打設された枕部材1・・・は、その頭頂部1a・
・・が満潮時および干潮時における水面x 、 x’上
に突出されるようにする。
・・が満潮時および干潮時における水面x 、 x’上
に突出されるようにする。
この状態では枕部材1・・・に足場はない。
次に、第2図に示すように、前記打設された枕部材1・
・・が挿入まれる孔9・・・と吊り下げ係止具10・・
・を設けて陸上にてあらかじめ製作されたプレキャスト
コンクリート版3を、作業船Bのクレーン4で吊込み、
枕部材1・・・の頭頂部1a・・・を孔9・・・に挿込
む。
・・が挿入まれる孔9・・・と吊り下げ係止具10・・
・を設けて陸上にてあらかじめ製作されたプレキャスト
コンクリート版3を、作業船Bのクレーン4で吊込み、
枕部材1・・・の頭頂部1a・・・を孔9・・・に挿込
む。
次いで、このプレキャストコンクリート版3をクレーン
4で吊ったままの状態で、第3図に示すように、作業船
B上の別のクレーン11にて、相対向する2本の枕部材
1,1の上端1b、1b上にたとえば1本のH形鋼より
なる吊り部材5をかけ渡す。
4で吊ったままの状態で、第3図に示すように、作業船
B上の別のクレーン11にて、相対向する2本の枕部材
1,1の上端1b、1b上にたとえば1本のH形鋼より
なる吊り部材5をかけ渡す。
次いで、第4図に示すように、上記クレーン4にて吊持
されているプレキャストコンクリート版3の吊り下げ係
止具10・・・を、上記枕部材1・・・の上端1b・・
・にかけ渡されている吊り部材5・・・の各フランジ部
5a、5aを貫通してナツト12にて取付けた吊下ボル
ト6・・・に第8図に示すように係止させて、クレーン
4に代えてプレキャストコンクリート版3を支持させる
(この状態が第9図に示されている)。
されているプレキャストコンクリート版3の吊り下げ係
止具10・・・を、上記枕部材1・・・の上端1b・・
・にかけ渡されている吊り部材5・・・の各フランジ部
5a、5aを貫通してナツト12にて取付けた吊下ボル
ト6・・・に第8図に示すように係止させて、クレーン
4に代えてプレキャストコンクリート版3を支持させる
(この状態が第9図に示されている)。
上述のように水平部材5・・・に支持されたプレキャス
トコンクリート版3は、第5図に示すように、コンクリ
ート7を打設するに際しての足場および底型枠として使
用され、このプレキャストコンクリート版3上に、コン
クリート7を打設してプレキャストコンクリート版3と
コンクリート7を一体構造とし、第6図および第7図に
示される岸壁の如き水上構造物Aが構築されるのである
。
トコンクリート版3は、第5図に示すように、コンクリ
ート7を打設するに際しての足場および底型枠として使
用され、このプレキャストコンクリート版3上に、コン
クリート7を打設してプレキャストコンクリート版3と
コンクリート7を一体構造とし、第6図および第7図に
示される岸壁の如き水上構造物Aが構築されるのである
。
本発明は以上説明したように、水底2に打込んだ枕部材
1・・・の頭頂部1a・・・に、プレキャストコンクリ
ート版3をクレーン4で吊込み、この吊込んだプレキャ
ストコンクリート版3を、前記枕部材1・・・の上端1
bにかけ渡された吊り部材5・・・に取付けた吊下ボル
ト6・・・に支持させて、コンクリート打設に際しての
足場および底型枠として使用し、かつこのプレキャスト
コンクリート版3上に、コンクリート7を打設してプレ
キャストコンクリート版3と一体構造の水上構造物Aを
構築するようにしたので、プレキャストコンクリート版
3を利用することにより、鉄筋組立型枠作業が簡単に施
工でき、しかも、作業が安全であるとともに、プレキャ
ストコンクリート版3は、あらかじめ陸上で製作するの
で、自由な形状が決定でき、さらに、そのプレキャスト
コンクリート版3は、陸上で十分な管理のもとに製作す
るので、精度が均等で、強度の高いものが得られ、量産
ができ、コストが安くでき、運搬が容易で、作業工程を
大幅に短縮できる。
1・・・の頭頂部1a・・・に、プレキャストコンクリ
ート版3をクレーン4で吊込み、この吊込んだプレキャ
ストコンクリート版3を、前記枕部材1・・・の上端1
bにかけ渡された吊り部材5・・・に取付けた吊下ボル
ト6・・・に支持させて、コンクリート打設に際しての
足場および底型枠として使用し、かつこのプレキャスト
コンクリート版3上に、コンクリート7を打設してプレ
キャストコンクリート版3と一体構造の水上構造物Aを
構築するようにしたので、プレキャストコンクリート版
3を利用することにより、鉄筋組立型枠作業が簡単に施
工でき、しかも、作業が安全であるとともに、プレキャ
ストコンクリート版3は、あらかじめ陸上で製作するの
で、自由な形状が決定でき、さらに、そのプレキャスト
コンクリート版3は、陸上で十分な管理のもとに製作す
るので、精度が均等で、強度の高いものが得られ、量産
ができ、コストが安くでき、運搬が容易で、作業工程を
大幅に短縮できる。
第1図ないし第6図は本発明工法の一施工例をその施工
順序にしたがって示す側面図、第7図は第6図の平面図
、第8図は吊り部材とプレキャストコンクIJ−ト版の
吊り下げ係止具との取付状態を示す斜視図、第9図は水
平部材によるプレキャストコンクIJ −ト版の支持状
態を示す斜視図である。 1・・・・・・枕部材、1a・・・・・・枕部材の頭頂
部、1b・・・・・・枕部材の上端、2・・・・・・水
底、3・・・・・・プレキャストコンクリート版、4・
・・・・・クレーン、5・・・・・・吊り部材、6・・
・・・・吊下ボルト、7・・・・・・コンクリート、8
・・・・・・杭打機、10・・・・・・吊り下げ係止具
、A・・・・・・水上構造物、B・・・・・・作業船。
順序にしたがって示す側面図、第7図は第6図の平面図
、第8図は吊り部材とプレキャストコンクIJ−ト版の
吊り下げ係止具との取付状態を示す斜視図、第9図は水
平部材によるプレキャストコンクIJ −ト版の支持状
態を示す斜視図である。 1・・・・・・枕部材、1a・・・・・・枕部材の頭頂
部、1b・・・・・・枕部材の上端、2・・・・・・水
底、3・・・・・・プレキャストコンクリート版、4・
・・・・・クレーン、5・・・・・・吊り部材、6・・
・・・・吊下ボルト、7・・・・・・コンクリート、8
・・・・・・杭打機、10・・・・・・吊り下げ係止具
、A・・・・・・水上構造物、B・・・・・・作業船。
Claims (1)
- 1 水底に打込んだ枕部材の頭頂部に、当該杭部材に挿
込まれる孔と吊り下げ用係止具を設けたプレキャストコ
ンクリート版を前記頭頂部に挿入し枕部材上端から吊り
部材を介して前記吊り下げ用係止具と係止させ吊り下げ
支持し、コンクIJ−ト打設に際しての足場及び底型枠
として使用し、かつこのプレキャストコンクリート版に
上にコンクリートを打設してプレキャストコンクリート
版と一体構造の水上構造物を構築することを特徴とする
水上構造物の構築工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54171135A JPS5945041B2 (ja) | 1979-12-28 | 1979-12-28 | 水上構造物の構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54171135A JPS5945041B2 (ja) | 1979-12-28 | 1979-12-28 | 水上構造物の構築工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5693916A JPS5693916A (en) | 1981-07-29 |
JPS5945041B2 true JPS5945041B2 (ja) | 1984-11-02 |
Family
ID=15917626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54171135A Expired JPS5945041B2 (ja) | 1979-12-28 | 1979-12-28 | 水上構造物の構築工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5945041B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05339919A (ja) * | 1992-06-12 | 1993-12-21 | Yoshinobu Miyashita | 桟橋等の施工方法 |
CN105178126B (zh) * | 2015-08-31 | 2018-02-02 | 中国矿业大学 | 一种多年冻土区路桥过渡带组合结构及施工方法 |
CN110144895A (zh) * | 2019-04-11 | 2019-08-20 | 武汉船用机械有限责任公司 | 打桩辅助设备 |
JP7037825B2 (ja) * | 2019-12-27 | 2022-03-17 | 丸栄コンクリート工業株式会社 | 水上構造物の構築 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4828214A (ja) * | 1971-08-14 | 1973-04-14 |
-
1979
- 1979-12-28 JP JP54171135A patent/JPS5945041B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4828214A (ja) * | 1971-08-14 | 1973-04-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5693916A (en) | 1981-07-29 |
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