JPH0114629Y2 - - Google Patents

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JPH0114629Y2
JPH0114629Y2 JP1984156068U JP15606884U JPH0114629Y2 JP H0114629 Y2 JPH0114629 Y2 JP H0114629Y2 JP 1984156068 U JP1984156068 U JP 1984156068U JP 15606884 U JP15606884 U JP 15606884U JP H0114629 Y2 JPH0114629 Y2 JP H0114629Y2
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pine
asphalt
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ring
wire
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JP1984156068U
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JPS6172575U (ja
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Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Revetment (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、土木の湾岸造成工事等で水底等に敷
設するアスフアルトマツトで敷設の際に吊り上げ
る吊り部の改良に関する。
〔従来の技術〕
アスフアルトマツトは、アスフアルト、石粉、
砂、砕石等の混合物を陸上においてプレキヤスト
した主材としてのアスフアルトマスチツクと補強
芯材等によつて構成され、港湾、海岸の構造物等
の洗堀防止、砂の吸出防止、ケーソン等コンクリ
ート構造物の滑動防止等に広く利用さており、そ
の特有の粘弾性状、大きな撓み性およびすぐれた
耐久性を有する。
ところで、かかるアスフアルトマツトは敷設の
際には吊り上げて降していくことが必要となり、
従来吊り構造として第3図、第4図に示すように
マツト本体1内に芯材2と平行するようにワイヤ
ーロープ3を埋設し、その端部に形成する吊り輪
4の部分を本体1の端部に顕出させるようにして
いた。図中5はワイヤーロープ3に適宜に取付け
た止め金具で、帯金等を利用する。
そして、この吊り輪4部分を吊り具(図示せ
ず)に止めてクレーン等で吊り上げるものであ
る。
また、該アスフアルトマツトをコンクリートケ
ーソン等の重力式構造物の底部に敷設する場合、
陸上で予めアスフアルトマツト上にケーソン等の
コンクリート構造物を製作し両者を結合した上で
水中に沈める方法が採用されるが、この方法では
製作したマツト運搬してケーソンの製作台にの
せ、該マツトの上で鉄筋を組み、さらに型枠を組
んでコンクリート打設を行うことになる。
この場合、アスフアルトマツト本体1からは第
5図に示すように番線6(なまし鉄線)をワイヤ
ーロープ3若しくは該ワイヤーロープ3に掛け渡
す丸棒鋼に下端を止めて上方に突出させておき、
この番線6の上端をケーソン内の鉄筋等にむすび
つけてマツトをケーソン下面に取付けていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来の吊り部では、ワイヤーロープ
3端の吊り輪4の部分がマツト本体1の側部から
突き出るので、マツトを複数枚敷き並べるときの
目地部でこれが邪魔にならないように切断して除
去しなければならず、またこの吊り輪4が張り出
す部分だけ仮置ヤードの面積を多く必要とする。
さらに、かかるワイヤーロープ3による吊り上
げ方法では吊つた際のマツトの伸びが大きく、加
えて吊り上げ個所を容易に変更することも不可能
である。
また、番線を突出させる方法では、マツトを積
み重ねてストツクする際にこの番線がつぶれてし
まうおそれがあり、番線ではケーソンとの結合も
少しこころもとない点がある。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、
余分な突出部分もなく安定して粘弾性、大きな撓
み性を有し柔かなマツトを吊り上げることがで
き、しかもアスフアルトマツト製作時にマツト厚
の管理用ゲージとしても使用でき簡単に製作でき
るアスフアルトマツトの吊り部を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、下部に厚さ
管理ゲージ及び十字に重ね合わせた2枚の水平な
帯金を固定し、上端開口から吊り下げ用ボルトの
下端を挿入螺合可能なように内部にねじ溝を形成
した筒体を、その上端が顕出するようにマツト内
に埋設することを要旨とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、アスフアルトマツト製作時に
は、型枠内に配設される厚さ管理ゲージによりマ
ツト厚が自動的に決定されマツト内に埋設した十
字に重ね合わせた2枚の帯金に組合わされた筒体
にリングボルトやアンカーボルト等吊り下げ用の
ボルトを必要に応じて簡単に取付けることがで
き、これによりマツトを安全に吊り下げることが
できる。また、クレーンで吊り下げる場合も、ケ
ーソン底部に取付けてケーソンごと建込む場合も
同一の吊り部ですみ汎用性に富むものである。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案のアスフアルトマツトの吊り部
の実施例を示す分解斜視図、第2図は同上使用状
態を示す側面図で、図中7はソケツトとなる金属
製筒体を示し、その内側にはねじ溝8が刻設され
ている。図中9,9′は中央にボルト貫通孔10
を設けた帯金で、11はワツシヤータイプの本体
リング11aから下方に突起11bを突出させた
厚さ管理ゲージ、12は止めボルト、13はリン
グボルト、14は上端をフツク状にしたアンカー
ボルトを示し、これらボルト12,13,14は
前記筒体7に螺合可能な径のものとする。
以上が使用する部品であり、これら組合せるに
は筒体7の下端開口に十字に重ね合せた帯金9,
9′のボルト貫通孔10を重ね合せ、帯金9′の下
面に厚さ管理ゲージ11の本体リング11aを介
在させて下方からボルト12をゲージ11、帯金
9′、帯金9の順で貫通させ、その先端を筒体7
の下端から螺入させる。このようにすれば、筒体
7の下端に直交する水平な帯金9,9′と下方に
突起11bが突き出るゲージ11がしつかりと固
定される。
一方、アスフアルトマツトはアスフアルトプラ
ントでアスフアルト、石粉、細骨材粗骨材を加熱
混合し、さらにクツカーで混合物を加熱混合した
マスチツクを主体としこれを高温のまま型枠へ流
し込んで作製するものであるが、型枠への打設は
複数層に分けて行ない、途中の層を形成した段階
で前記帯金9,9′等がついた筒体7や芯材2を
適宜セツトし、その上に次段の層を形成するべく
新たなマスチツクを打設する。このようにして、
筒体7はその上端だけがマツト本体1の上面に顕
出するようにして該本体1内に埋設される。この
場合、ゲージ11の突起11bの先端は型枠の底
面に当接するか突きささるかするので、筒体7の
上端までの高さが型枠内で固定され、これを目安
にマスチツクを打設すればマツトの厚さ管理がで
きる。なお、該筒体7はマツト本体1の周辺部に
沿つて適宜間隔で並べられて多数個埋設されるも
のであり、またマツト本体1の上面と筒体7の上
端は完全に一致する高さでなくともよい。
次に使用法について説明すると、ストツクヤー
ドにマツトを段積みするような場合は筒体7には
何も結合しないでおく。マツトを吊り上げるに
は、任意の個所の筒体7を利用し、その上端開口
からリングボルト13を螺合挿入し、その頭上リ
ング部を介して吊り上げワイヤー端を結ぶかハン
ガータイプの吊り具の鉤をここに引掛けるなどし
てクレーンで吊る。
この際、筒体7には十分に重ね合わせた2枚の
帯金9,9′が組合わせてあるので、吊り上げら
れるアスフアルトマツトが粘弾性、大きな撓み性
を有する柔らかいものであつても吊り上げによる
荷重は帯金9,9′により分散されるからマツト
が大きく伸びるような心配はなく安定した状態で
吊り上げられる。
一方、ケーソン等の底部にアスフアルトマツト
を取付けてしまうには、前記リングボルト13の
代りにアンカーボルト14を筒体7に螺合して取
付け、その上部突出端をケーソン躯体中に埋込む
ことになる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案のアスフアルトマツト
の吊り部は、従来のようにワイヤーロープ端の吊
り輪部がマツト本体側端から突き出ることもない
ので、目地部の処理も楽に行なえ、また仮置ヤー
ドでも場所も取らないですむものである。
さらに、ワイヤーロープを埋設する場合に比べ
てマツト本体の伸びが小さいので、安定した状態
で吊り上げることができ、また、吊り上げ個所を
容易に変更できるので現場の状況に応じて種々の
対応が可能となる。
また、アスフアルトマツトをケーソン底部に予
め取付けて一体的に水中に沈めるような場合でも
緊結用の番線(なまし鉄線)を必要とせず、同一
の吊り部を利用してアンカーボルトを取付けるこ
とができるもので手数がかからず、しつかりと固
定できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のアスフアルトマツトの吊り部
の実施例を示す分解斜視図、第2図は同上使用状
態を示す側面図、第3図は従来例を示す一部切欠
いた平面図、第4図は同上要部の縦断側面図、第
5図は他の従来例を示す縦断側面図である。 1……アスフアルトマツト本体、2……芯材、
3……ワイヤーロープ、4……吊り輪、5……止
め金具、6……番線、7……金属製筒体、8……
ネジ溝、9,9′……帯金、10……ボルト貫通
孔、11……厚さ管理ゲージ、11a……本体リ
ング、11b……突起、12……止めボルト、1
3……リングボルト、14……アンカーボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内側にねじ溝を刻設した筒体の下端に、十字に
    重ね合わせた帯金及び本体リングから下方に突起
    を突出させた厚さ管理ゲージの本体リング部をボ
    ルトで取付け、これら筒体、帯金及び厚さ管理ゲ
    ージの組合わせ体を該筒体の上端が顕出するよう
    にマツト内に埋設したことを特徴とするアスフア
    ルトマツトの吊り部。
JP1984156068U 1984-10-15 1984-10-15 Expired JPH0114629Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984156068U JPH0114629Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

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JP1984156068U JPH0114629Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

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Publication Number Publication Date
JPS6172575U JPS6172575U (ja) 1986-05-17
JPH0114629Y2 true JPH0114629Y2 (ja) 1989-04-28

Family

ID=30714084

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JP1984156068U Expired JPH0114629Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3290958B2 (ja) * 1998-07-13 2002-06-10 環境工学株式会社 土木構築物用ユニット、土木構築物用ユニットの製造方法及び土木構築物
JP5737785B2 (ja) * 2011-07-01 2015-06-17 サントップエンジニア株式会社 ドレーン材打設用ケーシング

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS54113274U (ja) * 1978-01-30 1979-08-09
JPS5664456U (ja) * 1979-10-18 1981-05-30

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JPS6172575U (ja) 1986-05-17

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