JPS5945023B2 - 螢光体 - Google Patents

螢光体

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JPS5945023B2
JPS5945023B2 JP13479577A JP13479577A JPS5945023B2 JP S5945023 B2 JPS5945023 B2 JP S5945023B2 JP 13479577 A JP13479577 A JP 13479577A JP 13479577 A JP13479577 A JP 13479577A JP S5945023 B2 JPS5945023 B2 JP S5945023B2
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JP
Japan
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phosphor
terbium
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oxide
brightness
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JP13479577A
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JPS5468784A (en
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武 高原
稔 渡辺
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は例えばガス放電管又は陰極線管に使用するた
めの螢光体に関する。
賦活剤として一種又は一種以上の希土類金属を含有する
発光物質に関しては多くの発表がなされている。
特に緑色を発する発光物質を得ることが企てられている
。この物質は水銀蒸気放電管、特に高圧水銀蒸気放電管
の色の再現を改善する為に、又はカラーテレビジョン受
像管に用いるために特に重要である。この物質の研究に
於いては特に変換効率が高いこと及び温度依存性の優れ
ていることに注意が払われている。これ等の特性はテル
ビウムを賦活剤として用い、異種発光物質を組合わせる
ことによつて得られることが確かめられている。例えば
テルビウムで賦活したアルミン酸イツ*(1−x−y)
Re203・nAl1−ZPIで表わされる螢光体にあ
る。一般式から明らかなようにこの発明の螢光体は、イ
ットリウム、ガドリニウム及び又はランタンのテルビウ
ム賦活アルミニウムリン酸塩又はアルミニウムとリンの
一部[トリウム(Y3Al5012)、マグネシウムア
ルミン酸塩巨CeTb)M9Al14O、9)、硅酸塩
等である。紫外線又は電子線によつて励起した場合には
、これ等の物質はテルビウムで賦活されるために490
) 550) 595mm付近にピークを持つスペクト
ルを発する。このような物質の他の特性は、賦活剤であ
るテルビウムを含む結晶構造及び格子成分によつて左右
される筈である。この発明は特に輝度、温度依存性を向
上するように改良されたテルビウム賦活アルミニウムリ
ン酸塩螢光体を提供するものである。
即ちこの発明はReをイットリウム、、ガドリニウム、
ランタンの少なくとも一種の金属とし、n、x、y、2
に関してそれぞれ0.25≦n≦1.3; 0.01≦
X≦0.5; 0≦y≦0.3;0≦z≦0.9と規定
するとき、一般式、、si2Zo4・ XTb203・
yce2o3をケイ素で置換した化合物であつて、更
に共賦活剤として金属Reの一部をセリウムで置換して
いるる螢光体を含む。
この発明の螢光体例えば分子式 0.84Y203・0.5A1P04・0.16Tb2
03で示される螢光体は、テルビウム賦活の既知螢光体
と同様、第1図曲線図に示すように490、550、5
95nm付近のピークをもつ発光スペクトルを呈する。
そしてこれと同様な範囲の励起線で発光 5する公知の
Y3Al5Ol2:Tb螢光体と比較すると、簡略表現
でRe2O3・NAll−2p1−Zsi2Z/の25
37λ励起による相対輝度を示したものである。この特
性曲線から、zがOから0.9までの範囲で輝度を向上
することが確認される。一般式中nの値は希土類元素と
リンアルミニウムの比を表わすものである。
相対輝度がこのnを変化させることによつて、即ち結晶
構造を変化させることによつて変化し、結晶構造依存性
があることは第5図から知られる。この図は炙Tb又は
Re2O3・NAll−Zpl−2si2204/Ce
、Tbで示されるこの発明の螢光体2537λと365
0λ励起で実質的に優れた特性を示す。
特にRe2O3・NAlPO4/Ce.Tbは3650
λ励起で効率良く発光する。第1表に比較データを示す
。以下この発明の螢光体の一般式に於いてX.y、Z,
.nの値を定めた理由について説明する。
まず 2賦活剤として用いるテルビウム濃度xについて
述べる。相対輝度はテルビウム濃度Xに依存するもので
あることが第2図に示す例えばY2O3・0.5A1P
04/Tb(Tb濃度16%)の2537λ励起線に於
ける相対輝度対テルビウ 2ム濃度の特性から明らかと
なつた。
この特性曲線ではxが0.01以下及び0.5以上では
輝度低下をもたらして好ましくない。従つてxの範囲は
0.01から0.5までとあり、更に好ましくは0.0
5から0.3までの範囲である。次に共賦活剤として用
いるセリウム濃度yについて述べる。
第1表に示したように3650λ励起でセリウムからテ
ルビウムへのエネルギー増感があることは明瞭である。
いま第3図に例えばY2O3・0.5A1P04/Tb
(16モル%)の2537λ、3650λ励起線による
相対輝度対セリウム濃度の特性を示したものである。こ
の特性曲線から明らかなようにセリウム添加により25
37λ、3650λ励起で輝度は向上するが、30モル
%以上では2537λ励起で発光輝度の低下が大きい。
従つてセリウム濃度は30モル%以下が好ましい。次に
zについて述べる。
一般式からあきらかなように、リン酸アルミニウムの一
部は酸化硅素で置き換えられる。zはリン、アルミニウ
ムを両方共硅素で置換した割合を表わす。第4図は横軸
にはzを、縦軸には螢光体輻射線に変換する効率は常温
に於ける変換効率と殆ど相違しない。
このことは高圧水銀蒸気放電灯に組合わせ用いる際発光
色の再現性を良好にする。螢光体は放電管の内管近傍に
あるために、発生する熱をうけてかなり高温になる。又
陰極線管に於 !いてはこの特性は、例えばプロジエク
シヨンテレビジヨンに用いる場合高いスクリーン負荷を
許容するため重要である。これ等の螢光体は常法によつ
て容易に製造することが出来る。
例えばイツトリウム、ガドリニウ lム及びランタンの
すくなくとも一種とテルビウム又はこれに更にセリウム
を加えたものから成る希土類酸化物、或いは酸化物の代
りに加熱暁成により酸化物に変化し得る例えば炭酸塩、
シユウ酸塩、硝酸塩等化合物、リン酸アルミニウム及び
要すれば酸化硅素と融剤とを配合し微細に粉砕してそれ
ぞれの原料を均一に混合した後暁成すれば良い。混合工
程では全体を均一に混合する必要がある。混合材料が同
一であつても混合の均一度が異ると製品の特性を相違す
るからである。従つて各原料 】粉末を何れも適当な液
体に溶解し、溶液中の各希土類元素を適当な沈澱剤を加
えて共沈させ混合材料に用いることが好ましい。例えば
原料を溶解する液体として硝酸を用い、又沈澱剤として
シユウ酸溶液を用い、混合するとシユウ酸塩として希土
類元素を共沈出来る。以下特にz−0の実施例について
述べる。
(1)酸化テルビウム83.97g1−及び酸化イツト
リウム266.3gI−を比重1.38の濃硝酸に溶解
し、この硝酸溶液を純水で31に稀釈する。
この混*・合溶液をよく撹拌し、60℃に加熱する。一
方、シユウ酸二水和物800grを純水21に溶解した
シユウ酸水溶液を80℃に加熱して、これを撹拌し乍ら
、上記60℃に加熱した硝酸溶液に添加し、添加を終了
したあと、更に10分間攪拌する。この溶液にはイツト
リウヘテルビウムのシユウ酸塩が生成し共沈しているか
ら、放冷して傾潟し純水で洗浄を繰り返し、沈澱を吸引
沢過する。この沈澱を150℃で10時間乾燥し、更に
800℃で3時間加熱分解してシュゥ酸塩を酸化物とす
る。このようにして得られた酸化物150grにリン酸
アルミニウム36.66?、フツ化カリウム3.45g
rを配合しよく混合した後8%水素を含む還元雰囲気中
で1300℃に於いて3時間焼成する。これを水で洗浄
し150℃で乾燥する。このようにして得られた螢光体
は0.84Y203・0.5A1P04・0.16Tb
203の式で表現され、ほS同じ発光スペクトルをもつ
Y3AI5Ol2/Tbに比較して2537λの励起で
は128%、3650λの励起では235%明るさが向
上する。
温度依存性も2537λ励起では300℃で室温の10
5%である。
2)前述と同じ方法でアルミニウムリン酸塩を製造した
各例螢光体についてモル成分、2537λ、3650λ
励起による室温での輝度及び300℃に於ける2537
λ励起の光出力パーセントを示す。但し第2表ではテル
ビウム賦活アルミン酸イツトリウム(YO.84TbO
.l6)3A15012を標準とし、2537λ又は3
650λの常温輝度をそれぞれ100、300℃光出力
パーセント95として用いてある。
両例ではリン酸アルミニウムを用いているが、酸化アル
ミニウムとリン酸アンモニウムを原料として用いてもさ
し支えない。
次にO<zの実施例について述べる。
(3)酸化テルビウム83.97gI−および酸化イツ
トリウム266.3gI−を比重1.38の濃硝酸88
0m1に溶解し、この硝酸溶液を純水31に希釈する。
この混合溶液をよく攪拌し60℃に加熱する。シュウ酸
二水和物800grを純水21K体溶解したシユウ酸水
溶液を80℃に加熱し撹拌し乍ら60℃の硝酸溶液に添
加し更に10分間攪拌を続行する。この混合溶液中には
イツトリウム、テルビウムのシユウ酸塩が生成し共沈す
る。これを放冷傾潟して純水で数回洗浄を繰返し沈澱を
吸引▲過する。この沈澱を150℃で10時間乾燥し、
更に800℃で3時間加熱分解してシユウ酸塩を酸化物
とする。このようにして得られた酸化物150grにシ
リカ25.29『、リン酸アルミニウム11.00gr
フツ化カリウム3.45grを配合混合し8%水素を含
む還元雰囲気中で1300℃に於いて3時間焼成し水で
よく洗浄して150℃で乾燥する。このようにして得ら
れた螢光体はで表わされ、ほ\同じ発光スペクトルをも
つY3Al5Ol2/Tb(16モル%)に比較して2
537λ励起で135%、3650λ励起で240%明
かるさを向上する。
温度依存性は300℃に於いて2537λ励起で96%
であり、Y2SiO5/Tbの70%よりすぐれる。
]((4)前述と同じ方法で同様の螢光体を製造
した。各例螢光体についてモル成分、2537λ、36
50λ励起による室温での輝度及び300℃に於ける2
537λ励起の光出力パーセントを第2表と同様に第4
表に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例螢光体の発光スペクトルを示
す線図、第2図は実施例螢光体に係り、相対輝度とテル
ビウム濃度との関係を示す線図、第3図は同じく相対輝
度とセリウム濃度との関係を示す線図、第4図は同じく
相対輝度と硅素置換量に係るzとの関係を示す線図、第
5図は同じく相対輝度と、希土類元素とリンアルミニウ
ムとの比に係るnの関係を示す線図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 Reをイットリウム、ガドリニウム、ランタンの少
    なくとも一種の金属とし、n、x、y、zに関してそれ
    ぞれ0.25≦n≦1.3;0.01≦x≦0.5;0
    ≦y≦0.3;0≦z≦0.9と規定するとき、一般式
    (1−x−y)Re_2O_3・nAl_1_−_zP
    _1_−zSi_2_zO_4・xTb_2O_3・y
    Ce_2O_3で表わされることを特徴とする螢光体。
JP13479577A 1977-11-11 1977-11-11 螢光体 Expired JPS5945023B2 (ja)

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JPS6010065B2 (ja) * 1981-06-16 1985-03-14 株式会社東芝 緑色発光螢光体
JPS57207678A (en) * 1981-06-18 1982-12-20 Toshiba Corp Fluorescent lamp

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