JPS5944410A - 街路交差点標識 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、街路交差点標識に関するものである。

従来、信号機の設置がなされていない街路の交差点には
、白色塗料でＬ字形状、丁字形状あるいは十字形状など
のマーキングを道路の舗装面上に行ない、そこが交差点
であることを標示していた。

このマーキング面は表面が平らであり、その上を通過す
る車両のタイヤによって表面が摩擦され、従って比較的
短期間で表面必Ｉ剥れたり、あるいは汚染されたりする
ため、視認性が悪くなって交通の安全性を損わしめ、ま
た見た目にもきたないなどの欠点があった。

また別に、街路交差点には、電気式点滅標示装置が埋設
されている場合もあり、この場合には点滅する窓があま
りにも小さいので、がなりの設置費を要するにもかがわ
らず、昼間における視認性は殆んどゼロに等しい欠点が
ある。更に、交差点中央に金属性反射体標識が設置され
ている場合もあるが、この場合には通過車両がこの標識
上に乗り上げて通過するたび毎に、地盤の振動や騒音が
発生し、また歩行者がつまずく危険性を常に有しており
、その上反射体表面に短期間のうちに付着する砂塵など
が視認性を悪くするなどの欠点がみられる。

本発明に係る街路交差点標識は、着色塗装されかつガラ
スピーズを散布密着させた表面上を、更に透明性塗料で
塗布した四角形状のプラスチック発泡体中央板の少くと
も２辺側に＜着色塗装された表面にガラスピーズを散布
密着させ、その上を透明性塗料で塗布した長方形状のプ
ラスチック標示板〜を設置してなり、上記したような各
種街路交差点標識にみられるような欠点をいずれも有し
てはいない。

四角形状、一般には正方形状のプラスチック発泡体、好
ましくはポリウレタンフォームよりなる中央板は、例え
ば日本ポリウレタン製品ユロネート４０２３に同社製品
ニラポラン１６０のようなグリコール系鎖延長剤を加え
、高速攪拌を行なって成形型に注入、発泡させ、固化物
を型から離型させることにより成形され、それは一般に
３〜５陥程度の厚さを有している。

このプラスチック発泡体は、それ自体が着色されている
が、その表面にそれと同色の例えばウレタン系白色また
は黄色の塗料が着色塗装され、これと同時に細粒ガラス
ピーズを均一に散布し、自然乾燥させて塗装面にガラス
ピーズを一体として密着硬化せしめ、更にその表面上に
透明性塗料、例えばウレタン系透明クリヤーを塗布し、
６０〜８０℃で３０分間程度加熱乾燥させる。

また、長方形状のプラスチック、好ましくはポリウレタ
ンよりなる標示板は、例えば日本ボリウレクン製品コロ
ネート４０７６に大日本インキ化学製品バンデックスＥ
のようなアミン系鎖延長剤を加え、これを遠心注型機に
注入し、厚さが１〜３閣程度の白色あるいは黄色の辺側
か円弧状の面取りシートに成鹿し、それを長方形、例え
ば５０　Ｘ１５、ｃｒｎの大きさに裁断して製造される
。なお成形は、カレンダー成形法、射出成形法、プレス
成形法などによって行なうこともできる。この着色シー
トの表面に、上記と同様のウレタン系白色または黄色塗
料の塗布、ガラスピーズの散布密着および透明性塗料の
塗布が行われる。

これら中央板および標示板の材料として用いられるポリ
ウレタンは、耐候性、耐摩耗性、柔軟性および弾力性に
特にすぐれており、硬度（、ｙＩｓＡ）も約４０〜８０
と軟かさの点でもすぐれている。その代表的な物性値の
一例を示すと、次の如くである０ 硬度（Ｊ工ＳＡ）　　　　　　９０ １００％モジュラス　　　　　　７０〜引張り強さ　　
　　　　２８１シ 引裂き強さ　　　　　　７４〜 伸　　び　　　　　　　　　　　　５４０　％反撥弾性
　　　　　　　４２％ 中央板および標示板よりなる交差点標識の街路交差点へ
の設置は、中央板の少くとも２辺側、即ち中央板の２辺
側にＬ字形状、中央板の３辺側に丁字形状あるいは中央
板の４辺側に十字形状となるように、それぞれ２枚、３
枚または４枚の標示板が泡付けられる。中央板とその各
辺側に数句けられる標示板とは、それらが互いに対向す
る辺の長さが等しく、かつその対向辺間に約１０闘程度
の間隔が保たれるように一般には設置される。

設置された交差点標識において、発泡体よりなる中央板
は、視認性を良好ならしめるため各標示板より少し高く
設置されているが、発泡体であるため、そこに自転車や
歩行者の荷重が加わってもその形状は変形性および復元
性に富んでいる。また、雨などで濡れた状炉の場合でも
、細粒のガラスピーズおよびその表面に焼付塗装された
透明性塗料の存在によって滑り踏い。また、塗装面の耐
摩耗試験くヤスリ具を取付は固定した回転摩耗試験機に
よる摩耗試験）の結果、塗膜は約２５０回連の摩耗試験
に耐えることが判明し、これは車輪タイヤの摩擦による
摩耗に対しては約１２５　、０００回程鹿の摩擦に耐え
得ることを推測させる。

交、差点標識にとって最も重要な視認性については、標
識全体が平坦ではなく中央板部分が高くなっており、ま
た中央板および各標識板の表面には細粒のガラスピーズ
が固定されているので、昼間は太陽光で白色あるいは黄
色に輝き、夜間はヘッドライトの照射光で再帰反射して
、いずれも明確な標示がなされる。

従来のマーキング方法では、交通量の多い交差点では半
年毎位に補修塗装が行われていたが、本発明に係る交差
点標識は、少くとも４〜５年間程度良好な標識機能を保
持しており、経済性の点でもすぐれている。価格性の点
が特に問題になる場合には、標示板材料としてポリウレ
タンより廉価なプラスチック材料を使用することもでき
、この場合には、塗装表面に傷が付いても、標示板全体
が着色されていることでカバーすることができる。

代理人 弁理士　吉　１）俊　夫 ４３−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、着色塗装されかつガラスピーズを散布密着させた紙
   面上を、更に透明性塗料で塗布した四角形状のプラスチ
   ック発泡体中央板の少くとも２辺側に、着色塗装された
   表面にガラスピーズを散布密着させ、その上を透明性塗
   料で塗布した長方形状のプラスチック標示板を設置して
   なる街路交差点標識。 λ中央板がポリウレタンフォームからなる特許請求の範
   囲第１項記載の街路交差点標識。 ３、標示板がポリウレタンからなる特許請求の範囲第１
   項記載の街路交差点標識。 ４、中央板の２辺側にＬ字形状に標示板を設置した特許
   請求の範囲第１項記載の街路交差点標識。 ５、中央板の３辺側に丁字形状に標示板を設置した特許
   請求の範囲第１項記載の街路交差点標識。 ６、中央板の４辺側に十字形状に標示板を設置した特許
   請求の範囲第１項記載の街路交差点標識。