JPH08104827A - 道路標示用塗料 - Google Patents

道路標示用塗料

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Publication number
JPH08104827A
JPH08104827A JP6240953A JP24095394A JPH08104827A JP H08104827 A JPH08104827 A JP H08104827A JP 6240953 A JP6240953 A JP 6240953A JP 24095394 A JP24095394 A JP 24095394A JP H08104827 A JPH08104827 A JP H08104827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
rubber
paint
road marking
powder rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6240953A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Saito
正 斉藤
Toru Okuyama
透 奥山
Shinji Ishizaki
信治 石崎
Masahiko Mikami
正彦 三上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Sanwa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Corp
Sanwa Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Bridgestone Corp, Sanwa Kogyo Co Ltd filed Critical Bridgestone Corp
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Publication of JPH08104827A publication Critical patent/JPH08104827A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、雨天などのウエット時、凍結時で
も安全な道路標示用塗料を提供する。 【構成】 塗料100重量部に、廃タイヤなどを原料と
する粉ゴム0.1〜10重量部配合することによりすべ
り摩擦抵抗を大きくしたことを特徴とする道路標示用塗
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路のセンターライ
ン、横断歩道、指示ライン、速度標示等の道路標示に用
いられる道路標示用塗料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、道路標示用塗料としては、車のド
ライバーや歩行者などが充分識別できるように、耐候
性、摩耗性に優れた熱可塑性樹脂に充填剤、着色剤を添
加したものが、一般的であった。また、夜間に車のライ
ト等に対して反射光を発してより際立たせるために充填
剤にセラミック粉、ガラスビ−ズ等を用いることも一般
的に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き道路標示用
塗料は、道路の区画線などとして道路に塗装されたとき
雨天時に排水性が悪かったり、冬期に表面の水分が凍結
するなどして大変滑りやすいという問題があった。特
に、道路のカ−ブを走行中の車が遠心力により、センタ
−ラインを踏んだときにスリップしやすい、また雨天時
の十字路、交差点においても横断歩道標示用塗料が塗装
されているので車の制動がうまく行かないなどの問題が
あった。
【0004】本発明は、このような従来の技術に鑑みて
なされたものであり、雨天や冬期でも安全な道路標示用
塗料を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明では、塗
料100重量部に、粉ゴム0.1〜10重量部配合する
ことにより、上記問題点の解決を図った。雨天時、凍結
時、車がブレーキをかけた時タイヤとの動摩擦を大きく
するため、塗料に加硫された粉ゴム混入させる方法であ
る。即ち、粉ゴムを添加した道路標示用塗料は、水に濡
れた状態でタイヤトレッドゴムとの動摩擦が大きくな
り、気温が0℃以下の塗装表面が凍結した状態でも動摩
擦が大きくなる。
【0006】本発明で用いられる粉ゴムは、天然ゴム、
合成ゴムなどの加硫ゴムなど特に限定されないが、主に
廃タイヤから、補強材として使用されているナイロン、
ポリエステル等の有機繊維、スチ−ルコ−ド等を除いた
ものを機械的に粉砕したものが好適に用いられる。粉ゴ
ムの添加量としては、道路標示用途料100重量部に対
して、粉ゴム0.1〜10重量部、更に好ましくは0.
1〜5重量部である。粉ゴム添加量が10重量部を超え
ると、粉ゴムに配合されている汚染性のある老化防止剤
等の影響で変色しやすくなってしまう。また、粉ゴム添
加量が0.1重量部未満だと、動摩擦抵抗を大きくする
効果が殆ど得られなくなってしまう。
【0007】本発明で用いられる粉ゴムの粒子径は出来
るだけ小さい方が好ましい。粉ゴムの粒子径が、2mm
以上になると塗装表面が荒くなり過ぎ、美観上問題とな
る。更に好ましい粒子径は、0.1〜2mmである。
0.1mm以下の粉ゴムの微細化には粉砕エネルギーの
増加に伴うコストアップや、作業性の低下などがあるの
で、実用的には粒子径0.1〜2mmが好ましい。な
お、粉ゴムの粒子径は図1に示すように粉ゴムの最大粒
子径として測定するものとする。
【0008】本発明で用いられる道路標示用塗料は、骨
格となる樹脂として、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、
ウレタン樹脂、マレイン酸樹脂、アクリル樹脂、クマロ
ンイデン樹脂、石油樹脂、ロジン樹脂など比較的耐候性
に優れた樹脂が好適に用いられる。また、充填剤として
は、炭酸カルシウム、硅砂、タルクなどが望ましい。更
に、着色剤として、二酸化チタン、亜鉛華、酸化鉄、チ
タンイエロ−などが用いられる。また、光反射剤とし
て、直径1mm程度のガラスビースを添加しても良い。
これらが、加熱溶融型塗料として好適に用いられる。
【0009】
【作用】本発明においては、塗料に粉ゴムを添加するこ
とにより、水に濡れた状態でタイヤトレッドゴムとの動
摩擦が大きくなり、さらに気温が0℃以下の塗装表面が
凍結した状態でも動摩擦が大きくなる。
【0010】
【実施例】以下に本発明を実施例、比較例を挙げて、具
体的に説明する。表1に加熱溶融型道路標示用塗料の組
成を示す。粉ゴムとその他の材料を同時に添加し、ナウ
ターミキサーにより熱溶融混合した。粉ゴムの添加量は
その他の樹脂、充填剤などの材料を100として重量部
で表示した。実施例1として、粉ゴム0.5重量部、実
施例2として粉ゴム3重量部、実施例3として粉ゴム5
重量部を添加し、比較例として粉ゴムの無いものをあげ
ている。これらについて、すべり摩擦抵抗を英国製のポ
ータブルスキットレジスタンステスターを用いて、規格
値BPN値を測定した。まず、熱溶融化したサンプルを
測定用コンクリート板の上に厚さ約1mm塗布し、これ
を1日放置した後、測定用コンクリート板の塗料塗布面
の表面に薄く水を散布し、一方に一般に使用されている
タイヤのトレッドゴムと同じゴム片を振り子の先端に取
り付けて、室温下でのゴムと塗料塗布面とのウエット時
のすべり摩擦抵抗BPN値を測定した。更に、同様のサ
ンプルを−5℃の冷凍室に半日放置後に、室温ですべり
摩擦抵抗BPN値を測定した。その結果を表1に示す。
粉ゴムの添加なし(比較例)のBPN値を100とし
て、指数で表した。この結果、粉ゴムを添加することに
より、タイヤゴムと、道路標示用塗料塗布面とのすべり
摩擦抵抗値がウエット時、凍結時共に大きくなり、滑り
にくくなることが明らかとなった。
【表1】
【0011】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、塗料1
00重量部に、粉ゴム0.1〜10重量部配合すること
により、すべり摩擦抵抗の大きい即ち、雨天や凍結時で
も安全性の高い道路標示用塗料を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例に粉ゴムの模式的縦断面
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三上 正彦 広島県広島市安佐北区安佐町大字後山570 −1

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料100重量部に、粉ゴム0.1〜1
    0重量部配合したことを特徴とする道路標示用塗料。
  2. 【請求項2】 前記粉ゴムの粒子径が2mm以下である
    ことを特徴とする請求項1記載の道路標示用塗料。
  3. 【請求項3】 前記粉ゴムの粒子径が0.1〜2mmで
    あることを特徴とする請求項1記載の道路標示用塗料。
  4. 【請求項4】 前記道路標示用塗料が加熱溶融型塗料で
    あることを特徴とする請求項1記載の道路標示用塗料。
JP6240953A 1994-10-05 1994-10-05 道路標示用塗料 Pending JPH08104827A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100376335B1 (ko) * 1999-09-10 2003-03-17 홍영근 폐타이어 고무가 연속상을 이루는 마찰재 및 그 제조방법
WO2006100529A1 (en) * 2005-03-22 2006-09-28 Panagiotis Vrettakos Production of coatings and plasters based on detrited recycled rubber
KR100727717B1 (ko) * 2006-02-24 2007-06-13 (주)아해 폴리아미드수지를 이용한 재용융형 도로표지용 도료조성물
KR100773200B1 (ko) * 2006-02-24 2007-11-02 (주)아해 폴리아미드 수지를 이용한 재용융형 특수구역 표시용도료조성물
KR100964888B1 (ko) * 2009-07-02 2010-06-23 주식회사 에코그린 재용융형 미끄럼 방지 조성물의 시공방법

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