JPS5944343A - m−ニトロフエニルアルキルエ−テルの製造法 - Google Patents
m−ニトロフエニルアルキルエ−テルの製造法Info
- Publication number
- JPS5944343A JPS5944343A JP15456582A JP15456582A JPS5944343A JP S5944343 A JPS5944343 A JP S5944343A JP 15456582 A JP15456582 A JP 15456582A JP 15456582 A JP15456582 A JP 15456582A JP S5944343 A JPS5944343 A JP S5944343A
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- Japan
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- reaction
- alcohol
- dinitrobenzene
- ether
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、m−二l−口フェニルアルキルエーテルの製
造方法に関する。詳しくは炭酸ガス存在下にm−ジニト
ロベンゼンと低級脂肪族アルコール、芳香族低級アルキ
ルアルコール、脂環族アルコールなどのアルコール類と
を反応させるm−二l−ロフェニルアルキルエーテルの
製造方法(こ関するものである。その目的とするところ
は、染ネ−1、農薬、医薬等の合成中間体として有用な
化合物であるn1−ニ1−ロフェニルアルキルエーテル
を、工業的に安価かつ高収率で製造する方法を捺供する
ものである。
造方法に関する。詳しくは炭酸ガス存在下にm−ジニト
ロベンゼンと低級脂肪族アルコール、芳香族低級アルキ
ルアルコール、脂環族アルコールなどのアルコール類と
を反応させるm−二l−ロフェニルアルキルエーテルの
製造方法(こ関するものである。その目的とするところ
は、染ネ−1、農薬、医薬等の合成中間体として有用な
化合物であるn1−ニ1−ロフェニルアルキルエーテル
を、工業的に安価かつ高収率で製造する方法を捺供する
ものである。
従来、m−−−1−ロフェニルアルキルエーテルの合成
に関しては、lTl−二l−1,1フエノールを経由し
てこれをアルコールと反応さIJ−る方法や、In−二
)−ロアニリンをシアゾニウ1\塩として、これをアル
コールと反応させて得る方法などがあるか、合成に多段
階かつ複雑な反応を要し、安全性についても問題がある
。また、m−ダニ1〜ロベンセンとアルコキシ1−から
一段階で得られる方法も報告されているが、溶媒として
ヘキサメヂルホスポルアミドを用いたり、クラウンj−
・−1ルや長鎖−ノ′ルキル基を有する四級アンモニラ
l、塩などの相聞移動触媒を必要とするものであり、工
業的副原料として高価なものを必要どしている欠点があ
り、さらに、ヘキ→ツメデルホスホルアミドは、毒性に
関して、相間移動触媒はその回収の困雛さに関して問題
がある。また、これらの反応系では、そのアルカリ性条
件下の反応であるために、タール化が進行するなど反応
の選択性を上げるのは困難であ−)ノこ。
に関しては、lTl−二l−1,1フエノールを経由し
てこれをアルコールと反応さIJ−る方法や、In−二
)−ロアニリンをシアゾニウ1\塩として、これをアル
コールと反応させて得る方法などがあるか、合成に多段
階かつ複雑な反応を要し、安全性についても問題がある
。また、m−ダニ1〜ロベンセンとアルコキシ1−から
一段階で得られる方法も報告されているが、溶媒として
ヘキサメヂルホスポルアミドを用いたり、クラウンj−
・−1ルや長鎖−ノ′ルキル基を有する四級アンモニラ
l、塩などの相聞移動触媒を必要とするものであり、工
業的副原料として高価なものを必要どしている欠点があ
り、さらに、ヘキ→ツメデルホスホルアミドは、毒性に
関して、相間移動触媒はその回収の困雛さに関して問題
がある。また、これらの反応系では、そのアルカリ性条
件下の反応であるために、タール化が進行するなど反応
の選択性を上げるのは困難であ−)ノこ。
本発明者らは、種々検討の結果、炭酸ガス存在下にm−
ジニl−ロベンゼンとアルコール類を反応させることに
より一段階でm−二1〜口フェニルアルキルエーテルを
、選択性良く製造でき、かつ工業的にも有利な方法を見
出し本発明方法を完成させたものである。
ジニl−ロベンゼンとアルコール類を反応させることに
より一段階でm−二1〜口フェニルアルキルエーテルを
、選択性良く製造でき、かつ工業的にも有利な方法を見
出し本発明方法を完成させたものである。
本発明で用いる原料のアルコール類としては、メタノー
ル、エタノール、n−プロパツール、is。
ル、エタノール、n−プロパツール、is。
−プロパツール、n−ブタノール、1SO−ブタメール
、t−ブタノール、アリルアルコールなど低級飽和ある
いは不飽和脂肪族アルコールや、ベンジルアルコール、
エチルベンゼンアルコールなど低級アルキル置換の芳香
族アルコールや、シクロヘキサメールなとの脂環族アル
コールなどを挙げることができる。アルコールの量は、
In−ジニ1−ロベンゼンに対して1モル比以上存在し
ていればよいが、溶媒を用いない時は好ましくは溶媒を
兼ねて、m−シュ1−ロベンゼンに対して100倍モル
以下の過剰量使用する。
、t−ブタノール、アリルアルコールなど低級飽和ある
いは不飽和脂肪族アルコールや、ベンジルアルコール、
エチルベンゼンアルコールなど低級アルキル置換の芳香
族アルコールや、シクロヘキサメールなとの脂環族アル
コールなどを挙げることができる。アルコールの量は、
In−ジニ1−ロベンゼンに対して1モル比以上存在し
ていればよいが、溶媒を用いない時は好ましくは溶媒を
兼ねて、m−シュ1−ロベンゼンに対して100倍モル
以下の過剰量使用する。
本発明方法においては、溶媒は必ずしも使用する必要は
なく、溶媒を使用すれば転化率は上るが反応後の精製を
考慮した場合は、むしろ溶媒を使用しないほうか好まし
い。溶媒を使用する場合は、直接反応に関与するもの以
外は、はとんどの溶媒は使用でき、ベンゼン、キシレン
なとの炭化水素類、ジオキサン、クライム、シフライ1
1などのエーテル顧、ジメチルポルムアミ1−、ジメチ
ルスルホキシドなどの双極性非プロ1−ン溶媒を挙ける
ことができる。また、前記したように反応させるアルコ
ールを溶媒を兼ねて多量に使用してもよく、m−ジニl
−ロベンゼンは、はとんどのアルコール類に常温ではm
lf溶性であるため、反応後の未反応m−ジニ1−口・
ベンゼンの分離回収を蒸留によらず固液分離による場合
は、反応に用いるアルコールを自溶媒として大過剰量用
いるのが好ましい。反応及び自溶媒となるアルコ−・ル
類は含水していても問題はない。
なく、溶媒を使用すれば転化率は上るが反応後の精製を
考慮した場合は、むしろ溶媒を使用しないほうか好まし
い。溶媒を使用する場合は、直接反応に関与するもの以
外は、はとんどの溶媒は使用でき、ベンゼン、キシレン
なとの炭化水素類、ジオキサン、クライム、シフライ1
1などのエーテル顧、ジメチルポルムアミ1−、ジメチ
ルスルホキシドなどの双極性非プロ1−ン溶媒を挙ける
ことができる。また、前記したように反応させるアルコ
ールを溶媒を兼ねて多量に使用してもよく、m−ジニl
−ロベンゼンは、はとんどのアルコール類に常温ではm
lf溶性であるため、反応後の未反応m−ジニ1−口・
ベンゼンの分離回収を蒸留によらず固液分離による場合
は、反応に用いるアルコールを自溶媒として大過剰量用
いるのが好ましい。反応及び自溶媒となるアルコ−・ル
類は含水していても問題はない。
炭酸カスについては、加圧の必要は特にないか、1〜1
. Okg/ crj程度加圧した方が反応は速い。し
かし、あまり高い圧力では、加熱反応時の圧力か高圧に
なり過ぎ装置の上で適当ではない。反応温度は100°
0以上が必要であるが、好ましい反応温度]10〜25
0’Oに設定することにより加圧の程度を加減するのが
望ましい。
. Okg/ crj程度加圧した方が反応は速い。し
かし、あまり高い圧力では、加熱反応時の圧力か高圧に
なり過ぎ装置の上で適当ではない。反応温度は100°
0以上が必要であるが、好ましい反応温度]10〜25
0’Oに設定することにより加圧の程度を加減するのが
望ましい。
本発明方法においては、m−ジニ)〜ロベンゼンの転化
率はそれほど大きくはないか、目的生成物への選択率が
非常に大きい。また、溶媒を使用してアルカリ性条件下
で実施されている公知方法と比較して、本発明方法では
中性ないし酸性条件下で反応は実施されるので、タール
などの副生成物が殆んど含まれず、また必ずしも溶媒を
用いなくても反応は進行するので、反応後の副生成物の
除去や溶媒から未反応m−シニトロヘンゼンの分離回収
を、爆発の危険性が潜在している蒸留手段を用いなくて
も、固液分離により未反応m−ジニ1−ロベンゼンは容
易に分離回収できる。また従来のような高価な有機溶媒
やアルカリの代りに安価な炭酸カスの使用のみで充分で
あるので、本発明方法は、有利な工業的製造方法である
。
率はそれほど大きくはないか、目的生成物への選択率が
非常に大きい。また、溶媒を使用してアルカリ性条件下
で実施されている公知方法と比較して、本発明方法では
中性ないし酸性条件下で反応は実施されるので、タール
などの副生成物が殆んど含まれず、また必ずしも溶媒を
用いなくても反応は進行するので、反応後の副生成物の
除去や溶媒から未反応m−シニトロヘンゼンの分離回収
を、爆発の危険性が潜在している蒸留手段を用いなくて
も、固液分離により未反応m−ジニ1−ロベンゼンは容
易に分離回収できる。また従来のような高価な有機溶媒
やアルカリの代りに安価な炭酸カスの使用のみで充分で
あるので、本発明方法は、有利な工業的製造方法である
。
以下に実施例を挙げるが、もちろんこれにより本発明は
何ら限定されるものではない。
何ら限定されるものではない。
実施例1
m−ジニl−ロヘンゼン16.8.!?(0,1モル)
、メタノール1.’00ml (約241モル)を5
+1 Fl meオー1−クレープに什込み、炭酸カス
圧を3 kvtaAに維持して+ 8 (1’0て20
時間反応させた。反応終了後、反応液を冷却しガスクロ
マ1−グラフィーにより分析の結果、m−ジニトロヘン
ゼンの転化率は40%で、nl−二ト1コアニソールの
収率38%であり、その選択率は95チであった。一方
室温まで冷却した反応液中の未反応m −ダニ1ヘロベ
ンゼンは、結晶となり容易に濾過分離できて、その99
gを回収した。
、メタノール1.’00ml (約241モル)を5
+1 Fl meオー1−クレープに什込み、炭酸カス
圧を3 kvtaAに維持して+ 8 (1’0て20
時間反応させた。反応終了後、反応液を冷却しガスクロ
マ1−グラフィーにより分析の結果、m−ジニトロヘン
ゼンの転化率は40%で、nl−二ト1コアニソールの
収率38%であり、その選択率は95チであった。一方
室温まで冷却した反応液中の未反応m −ダニ1ヘロベ
ンゼンは、結晶となり容易に濾過分離できて、その99
gを回収した。
実施例2
m−シニ)〜ロベンゼン16.8 g(Oi モル)、
1so−プロパツール100meを500m1オー1〜
タレープに仕込み、炭酸ガス圧を3 kg/cnI加圧
に維持して、+ 80 ’C”で20時間反応させた。
1so−プロパツール100meを500m1オー1〜
タレープに仕込み、炭酸ガス圧を3 kg/cnI加圧
に維持して、+ 80 ’C”で20時間反応させた。
反応終了後、反応液を冷却しカスクロマI−グラフィー
により分析の結果1m−シニ1へロヘンゼンの転化率3
1%で、In−二I−Dフェ、m/lzイソプロピル′
J−一テルの収率2り係で、選択率O11%であった。
により分析の結果1m−シニ1へロヘンゼンの転化率3
1%で、In−二I−Dフェ、m/lzイソプロピル′
J−一テルの収率2り係で、選択率O11%であった。
実施例3
m−ジニ1〜ロベンゼン]、 6.8 F (0,1モ
ル)、ベンジルアルコール21.6 g(0,2モル)
、N、N−ジメヂルホル1\アミド1.00mlを50
0m/!オー1−クレープに仕込み、炭酸ガス圧3kg
/lylに加圧維持して、180“Cで20時間反応さ
せた。反応終了後、反応液を冷却しカスクロマ1へグラ
フィーにより分析の結果m−ジニ1−ロベンゼンの転化
2m25%で、m−二1〜口フェニルヘンシルエーテル
の収率23%であり、選択率92係であった。
ル)、ベンジルアルコール21.6 g(0,2モル)
、N、N−ジメヂルホル1\アミド1.00mlを50
0m/!オー1−クレープに仕込み、炭酸ガス圧3kg
/lylに加圧維持して、180“Cで20時間反応さ
せた。反応終了後、反応液を冷却しカスクロマ1へグラ
フィーにより分析の結果m−ジニ1−ロベンゼンの転化
2m25%で、m−二1〜口フェニルヘンシルエーテル
の収率23%であり、選択率92係であった。
特許出願人 三井東圧化学株式会社
271−
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ■、炭酸ガス存在下に、1 +10 ’O以−にの温度
で−m −ジニ)−ロベンゼンとアルコール類を反応さ
せることを特徴とするm−ニトロフ上ニルアルキルエー
テルの製造方法。 2 m−ジニ)−ロベンゼンに対して過剰mのアルコー
ル類を用いて行なう特許請求の範囲第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15456582A JPS5944343A (ja) | 1982-09-07 | 1982-09-07 | m−ニトロフエニルアルキルエ−テルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15456582A JPS5944343A (ja) | 1982-09-07 | 1982-09-07 | m−ニトロフエニルアルキルエ−テルの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5944343A true JPS5944343A (ja) | 1984-03-12 |
JPH033651B2 JPH033651B2 (ja) | 1991-01-21 |
Family
ID=15587013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15456582A Granted JPS5944343A (ja) | 1982-09-07 | 1982-09-07 | m−ニトロフエニルアルキルエ−テルの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5944343A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109942441A (zh) * | 2019-04-04 | 2019-06-28 | 上海工程技术大学 | 一种间氨基苯酚的制备方法 |
-
1982
- 1982-09-07 JP JP15456582A patent/JPS5944343A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109942441A (zh) * | 2019-04-04 | 2019-06-28 | 上海工程技术大学 | 一种间氨基苯酚的制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH033651B2 (ja) | 1991-01-21 |
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