JPS5944235B2 - 製本方法 - Google Patents
製本方法Info
- Publication number
- JPS5944235B2 JPS5944235B2 JP52092006A JP9200677A JPS5944235B2 JP S5944235 B2 JPS5944235 B2 JP S5944235B2 JP 52092006 A JP52092006 A JP 52092006A JP 9200677 A JP9200677 A JP 9200677A JP S5944235 B2 JPS5944235 B2 JP S5944235B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spacer
- printing
- sheet
- binding
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sheet Holders (AREA)
- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、アルバム、スクラップブック、盲人用点字本
等の各紙葉間にスペーサーを設けた縫物の製本方法に関
するものである。
等の各紙葉間にスペーサーを設けた縫物の製本方法に関
するものである。
この種の縫物は、紙葉間に間隔がないと各紙葉上に設け
た盲人用点字及びスクラップされた押葉、押花等が押圧
されてつぶされやすい状態となる。
た盲人用点字及びスクラップされた押葉、押花等が押圧
されてつぶされやすい状態となる。
このため従来は各紙葉の綴代部に厚紙を当て、重ね合せ
て綴つていた。しかし、これらの作業はほとんど人手に
よるもので非常に手間どるため、コスト高と時間を必要
としていた。また、特願昭50−107896号特開昭
52−32727号公報に記載されているような製本方
法もあるが、この方法だと紙葉の綴代部に所望の印刷手
段により、スペーサーを容易に短時間に形成でき、しか
も出来上つた縫物は各紙葉に設けた盲人用点字等をつぶ
しにくいという利点を有するものの第1図に示す如く、
各紙葉2に腰の弱いものを使用したり、紙葉2の面積が
大きくなつたりすると、前小口5の部分が自から又は外
圧により重ね合つてしまい、各紙葉2上に設けられた盲
人用点字3がつぶされてしまうという欠点を有していた
。本発明は、これら従来の製法の欠点を補つた製本方法
であつて、縫物の綴代部及び小口の少なくとも一方にス
ペーサーを印刷手段により効果的に作り出すことを特徴
とするもので、前小口が広がつたり又は外圧により前小
口が狭くなリスクラップされたものをいためることがな
い等の効界を有するものである。
て綴つていた。しかし、これらの作業はほとんど人手に
よるもので非常に手間どるため、コスト高と時間を必要
としていた。また、特願昭50−107896号特開昭
52−32727号公報に記載されているような製本方
法もあるが、この方法だと紙葉の綴代部に所望の印刷手
段により、スペーサーを容易に短時間に形成でき、しか
も出来上つた縫物は各紙葉に設けた盲人用点字等をつぶ
しにくいという利点を有するものの第1図に示す如く、
各紙葉2に腰の弱いものを使用したり、紙葉2の面積が
大きくなつたりすると、前小口5の部分が自から又は外
圧により重ね合つてしまい、各紙葉2上に設けられた盲
人用点字3がつぶされてしまうという欠点を有していた
。本発明は、これら従来の製法の欠点を補つた製本方法
であつて、縫物の綴代部及び小口の少なくとも一方にス
ペーサーを印刷手段により効果的に作り出すことを特徴
とするもので、前小口が広がつたり又は外圧により前小
口が狭くなリスクラップされたものをいためることがな
い等の効界を有するものである。
次に本発明を図面を参照に説明する。
第2図は本発明に係る製本方法によつて得られた縫物の
紙葉の斜視図を示すもので紙葉2の綴代部4及び前小口
5にスペーサー1が形成されている。スペー 。サー1
は印刷方法により紙葉2上に形成するが、厚盛印刷に用
いられるグラビア印刷、孔版印刷等の印刷法が特に有効
である。また、エンボソグラフによる印刷法、即ちグラ
ビア印刷、オフセット印刷等により印刷をし、印刷イン
キが乾燥されないうちに粉末状の樹脂を印刷された層に
振りかけ、後に加熱して樹脂粉末を台紙上に融着してス
ペーサーを形成する方法も効果が得られる。また印刷イ
ンキとしては発泡インキを使用すると更に効果的である
。即ち、発泡インキを使用してスペーサーを形成する場
合はグラビア印刷、孔版印刷等により印刷後乾燥してか
ら加熱し、印刷層を発泡させればよい。スクリー印刷用
インキを使用する場合には、スクリーン印刷により数回
の重ね刷りを行い、所望の厚さに層を形成し乾燥してス
ペーサーを形成すればよい。このスペーサの厚さは各紙
葉上に設けられた盲人用点字や、スクラツプされた押花
等の厚さに対応して決定すれば良く、各紙葉間の間隔が
あまり必要でない場合には、孔版印刷により刷り重ねる
方法、広い間隔が必要な場合には、発泡インキを利用す
る方法等が適宜選択され得る。
紙葉の斜視図を示すもので紙葉2の綴代部4及び前小口
5にスペーサー1が形成されている。スペー 。サー1
は印刷方法により紙葉2上に形成するが、厚盛印刷に用
いられるグラビア印刷、孔版印刷等の印刷法が特に有効
である。また、エンボソグラフによる印刷法、即ちグラ
ビア印刷、オフセット印刷等により印刷をし、印刷イン
キが乾燥されないうちに粉末状の樹脂を印刷された層に
振りかけ、後に加熱して樹脂粉末を台紙上に融着してス
ペーサーを形成する方法も効果が得られる。また印刷イ
ンキとしては発泡インキを使用すると更に効果的である
。即ち、発泡インキを使用してスペーサーを形成する場
合はグラビア印刷、孔版印刷等により印刷後乾燥してか
ら加熱し、印刷層を発泡させればよい。スクリー印刷用
インキを使用する場合には、スクリーン印刷により数回
の重ね刷りを行い、所望の厚さに層を形成し乾燥してス
ペーサーを形成すればよい。このスペーサの厚さは各紙
葉上に設けられた盲人用点字や、スクラツプされた押花
等の厚さに対応して決定すれば良く、各紙葉間の間隔が
あまり必要でない場合には、孔版印刷により刷り重ねる
方法、広い間隔が必要な場合には、発泡インキを利用す
る方法等が適宜選択され得る。
スペーサーの形成個所は第2図に示したものに限定され
ずに、第3図に示す種々のものが可能である。即ちaに
示すように綴代部4及び前小口5に、bに示すように綴
代部4及び天6と地7に、cに示すように綴代部4及び
前小口5、天6、地7にそれぞれスペーサ一1を形成し
てもよい。このようにして綴代部及び少なくとも小口の
一方(前小口)、天、地を含む)にスペーサを形成した
紙葉を得たら、スペーサーを形成した紙葉を重ね合せる
か、スペーサーを形成した紙葉とスペーサーを形成して
いない紙葉を交互に、または数枚単位各に重ね合せた後
綴代部を所望の接着剤または金具等によつて綴じて綴物
を製造する。
ずに、第3図に示す種々のものが可能である。即ちaに
示すように綴代部4及び前小口5に、bに示すように綴
代部4及び天6と地7に、cに示すように綴代部4及び
前小口5、天6、地7にそれぞれスペーサ一1を形成し
てもよい。このようにして綴代部及び少なくとも小口の
一方(前小口)、天、地を含む)にスペーサを形成した
紙葉を得たら、スペーサーを形成した紙葉を重ね合せる
か、スペーサーを形成した紙葉とスペーサーを形成して
いない紙葉を交互に、または数枚単位各に重ね合せた後
綴代部を所望の接着剤または金具等によつて綴じて綴物
を製造する。
第4図は背固めの様子を示す説明図である。本発明方法
によれば、アルバムあるいはスクラツプブツクなどに使
用する場合、前小口あるいは天地の部分が外圧により重
ね合つてしまつたり、あるいは不揃いになるようなこと
がなく、製本加工時においては、前小口及び天地のせば
まりのない状態で仕上げ断裁ができるため、きれいな断
裁面を形成することができるものである。以下に本発明
の実施例を示す。
によれば、アルバムあるいはスクラツプブツクなどに使
用する場合、前小口あるいは天地の部分が外圧により重
ね合つてしまつたり、あるいは不揃いになるようなこと
がなく、製本加工時においては、前小口及び天地のせば
まりのない状態で仕上げ断裁ができるため、きれいな断
裁面を形成することができるものである。以下に本発明
の実施例を示す。
実施例 1
発泡インキ(東洋インキ製造製りオフオームW)を使用
し、第2図に示す如く紙葉2の綴代部4及び前小口5に
スクリーン印刷により巾211の線状のパターンを印刷
し、乾燥後120℃で1分間加熱し0.6〜0.81!
程度の盛り上がりを持つたスペーサー1を形成した後、
第4図に示す如く背10の部分に酢酸ビニールエマルジ
ヨンを主成分とした接着剤8を用いて軽く圧着状態で背
糊を施し、寒冷紗9を当て背固めをして綴物を得た。
し、第2図に示す如く紙葉2の綴代部4及び前小口5に
スクリーン印刷により巾211の線状のパターンを印刷
し、乾燥後120℃で1分間加熱し0.6〜0.81!
程度の盛り上がりを持つたスペーサー1を形成した後、
第4図に示す如く背10の部分に酢酸ビニールエマルジ
ヨンを主成分とした接着剤8を用いて軽く圧着状態で背
糊を施し、寒冷紗9を当て背固めをして綴物を得た。
実施例 2
紙葉上の綴代部及び小口(前小口、天、地)にオフセツ
ト印刷にて3mm巾の線状パターンを第3図Cの如く施
し、インキが未乾燥状態で RKCTYPE社の Ra
isedprintinggiasscOat粉末を塗
布し、余剰の粉末を除去した後、120℃の雰囲気中で
粉末を溶融させ150μ程度の盛り上がりのあるスペー
サーを有した紙葉を得た。
ト印刷にて3mm巾の線状パターンを第3図Cの如く施
し、インキが未乾燥状態で RKCTYPE社の Ra
isedprintinggiasscOat粉末を塗
布し、余剰の粉末を除去した後、120℃の雰囲気中で
粉末を溶融させ150μ程度の盛り上がりのあるスペー
サーを有した紙葉を得た。
次にこれを重ね合せ綴代部分を接着剤により背固めする
ことにより前小口のせばまりのない綴物が得られた。こ
の綴物の紙葉上に喋の羽根を貼り付けたところ、羽根が
一つぶされず、各紙葉に貼り付けた羽根が擦れることが
ないので鱗粉の脱落もなく喋の羽根の見本帖としては好
都合であつた。実施例 3紙葉の両面に感光性樹脂製で
版厚250μのスクリーン印刷版を用い、点字のコード
を直径1.4muで形成すると共に綴代部及び小口(前
小0、天、地)に線巾277!mの線パターンで発泡イ
ンキ(東洋インキ製造製りオフオームW)を用いスクリ
ーン印刷し乾燥した後、140℃に加熱した加熱ローラ
ーを75(177!/分の速度で通過させ発泡せしめス
ペーサーを形成したものを重ね合わせて上製本した。
ことにより前小口のせばまりのない綴物が得られた。こ
の綴物の紙葉上に喋の羽根を貼り付けたところ、羽根が
一つぶされず、各紙葉に貼り付けた羽根が擦れることが
ないので鱗粉の脱落もなく喋の羽根の見本帖としては好
都合であつた。実施例 3紙葉の両面に感光性樹脂製で
版厚250μのスクリーン印刷版を用い、点字のコード
を直径1.4muで形成すると共に綴代部及び小口(前
小0、天、地)に線巾277!mの線パターンで発泡イ
ンキ(東洋インキ製造製りオフオームW)を用いスクリ
ーン印刷し乾燥した後、140℃に加熱した加熱ローラ
ーを75(177!/分の速度で通過させ発泡せしめス
ペーサーを形成したものを重ね合わせて上製本した。
出来上つた綴物は前小口部分のせばまりも表われず、台
紙上に印刷した点字が変形することなく非常に良好であ
つた。
紙上に印刷した点字が変形することなく非常に良好であ
つた。
第1図は従来の綴物を示す説明図、第2図は本発明の製
本方法によ一〕て得られた綴物の紙葉の一部を示す斜視
図、第3図は本発明において紙葉上に形成するスペーサ
ーの種々の形成例を示す説明図、第4図は本発明によつ
て得られた綴物の一実施例を示す説明図である。 1・・・・・・スペーサー、2・・・・・・紙葉、3・
・・・・・盲人用点字、4・・・・・・綴代部、5・・
・・・・前小口、6・・・・・・天、7・・・・・・地
、8・・・・・・接着剤、9・・・・・・寒冷紗、10
・・・・・・背。
本方法によ一〕て得られた綴物の紙葉の一部を示す斜視
図、第3図は本発明において紙葉上に形成するスペーサ
ーの種々の形成例を示す説明図、第4図は本発明によつ
て得られた綴物の一実施例を示す説明図である。 1・・・・・・スペーサー、2・・・・・・紙葉、3・
・・・・・盲人用点字、4・・・・・・綴代部、5・・
・・・・前小口、6・・・・・・天、7・・・・・・地
、8・・・・・・接着剤、9・・・・・・寒冷紗、10
・・・・・・背。
Claims (1)
- 1 紙葉の綴代部及び少なくとも小口あるいは天地に発
泡インキを使用して所望の印刷手段及び加熱手段によつ
て任意な巾と厚さをもつたスペーサーを形成し、該スペ
ーサーを形成した紙葉とスペーサーを形成していない紙
葉を任意に組み合せるか、あるいは該スペーサーを形成
した紙葉のみを重ね合せ、綴代部を接着剤または金具等
によつて綴加工した後、小口及び天地を仕上げ断截する
ことを特徴とする製本方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52092006A JPS5944235B2 (ja) | 1977-07-30 | 1977-07-30 | 製本方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52092006A JPS5944235B2 (ja) | 1977-07-30 | 1977-07-30 | 製本方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5427821A JPS5427821A (en) | 1979-03-02 |
JPS5944235B2 true JPS5944235B2 (ja) | 1984-10-27 |
Family
ID=14042355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52092006A Expired JPS5944235B2 (ja) | 1977-07-30 | 1977-07-30 | 製本方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5944235B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6820688B2 (ja) * | 2016-08-25 | 2021-01-27 | カシオ計算機株式会社 | 立体造形物の製造方法、印刷データ作成装置、及び、プログラム |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5232727A (en) * | 1975-09-05 | 1977-03-12 | Toppan Printing Co Ltd | Method of binding books |
-
1977
- 1977-07-30 JP JP52092006A patent/JPS5944235B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5232727A (en) * | 1975-09-05 | 1977-03-12 | Toppan Printing Co Ltd | Method of binding books |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5427821A (en) | 1979-03-02 |
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