JPS5943879B2 - スピ−カ用ボイスコイルの製造法 - Google Patents
スピ−カ用ボイスコイルの製造法Info
- Publication number
- JPS5943879B2 JPS5943879B2 JP18428180A JP18428180A JPS5943879B2 JP S5943879 B2 JPS5943879 B2 JP S5943879B2 JP 18428180 A JP18428180 A JP 18428180A JP 18428180 A JP18428180 A JP 18428180A JP S5943879 B2 JPS5943879 B2 JP S5943879B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voice coil
- manufacturing
- jig
- photocurable resin
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R9/00—Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
- H04R9/02—Details
- H04R9/04—Construction, mounting, or centering of coil
- H04R9/046—Construction
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はコイル部にボビンが存在しないスピーカ用ボイ
スコイルの製造法に係り、高品質で高性能なものを生産
性よく製造できる方法を提供しようとするものである。
スコイルの製造法に係り、高品質で高性能なものを生産
性よく製造できる方法を提供しようとするものである。
従来におけるスピーカ用ボイスコイルとしては、第1図
に示すように、紙、アルミニウム箔、耐熱性フィルムな
どをボビン材1とし、このボビン材1にフェスなどを塗
布して接着層を設け、これを短冊状に切断してカーリン
グ加工により円筒状にし、これをマグネットワイヤ2を
巻回し、この巻線の施されない部分に補強紙3を貼付け
て製造されていた。
に示すように、紙、アルミニウム箔、耐熱性フィルムな
どをボビン材1とし、このボビン材1にフェスなどを塗
布して接着層を設け、これを短冊状に切断してカーリン
グ加工により円筒状にし、これをマグネットワイヤ2を
巻回し、この巻線の施されない部分に補強紙3を貼付け
て製造されていた。
このように従来のスピーカ用ボイスコイルは非常に多く
の工程を経て製造されており、ボビン材1とマグネット
ワイヤ2とは相互に接着層どうしをメタノールなどによ
って再活性して接着結合しており、生産性が悪く、マグ
ネットワイヤ2の巻回部にボビン材1が存在するため、
スピーカの磁気回路の磁気ギャップの寸法も大きくする
必要があり能率を低下させ、真円なボビンとすることも
困難であるなどの欠点を有するものであった。
の工程を経て製造されており、ボビン材1とマグネット
ワイヤ2とは相互に接着層どうしをメタノールなどによ
って再活性して接着結合しており、生産性が悪く、マグ
ネットワイヤ2の巻回部にボビン材1が存在するため、
スピーカの磁気回路の磁気ギャップの寸法も大きくする
必要があり能率を低下させ、真円なボビンとすることも
困難であるなどの欠点を有するものであった。
本発明は以上のような従来の欠点を除去するものである
。
。
以下、本発明の実施例を図面第2図〜第5図により説明
する。
する。
すなわち、本発明により製造されたスピーカ用ボイスコ
イルは第2図に示すようにコイル部4の上部に光硬化性
樹脂を主としたボビン5が結合されて構成されている。
イルは第2図に示すようにコイル部4の上部に光硬化性
樹脂を主としたボビン5が結合されて構成されている。
このスピーカ用ボイスコイルは、第3図A−Eに示すよ
うに製造される。
うに製造される。
まず、第3図Aに示すように自動巻線機などによってマ
グネットワイヤ6を巻回してコイル部4とし、このコイ
ル部4を第3図Bに示すように回転可能なポリ弗化エチ
レン樹脂または金属の表面にポリ弗化エチレン樹脂をコ
ーティングしてなる治具7に装着し、この治具7を回転
しながら、第3図Cに示すようにコイル部4の一端に一
部がかかるように光硬化型樹脂8を均一な厚みになるよ
うに治具7上に塗布する。
グネットワイヤ6を巻回してコイル部4とし、このコイ
ル部4を第3図Bに示すように回転可能なポリ弗化エチ
レン樹脂または金属の表面にポリ弗化エチレン樹脂をコ
ーティングしてなる治具7に装着し、この治具7を回転
しながら、第3図Cに示すようにコイル部4の一端に一
部がかかるように光硬化型樹脂8を均一な厚みになるよ
うに治具7上に塗布する。
次に第3図りに示すように塗布した光硬化型樹脂8に水
銀ランプ9を用いて紫外線を照射し、光硬化型樹脂8を
硬化させボビン5とする。
銀ランプ9を用いて紫外線を照射し、光硬化型樹脂8を
硬化させボビン5とする。
その後、治具7より抜いて第3図Eに示すスピーカ用ボ
イスコイルを得る。
イスコイルを得る。
なお、コイル部4とボビン5とはコイル部4の上端に光
硬化型樹脂8が塗布されて入りこんでいるため、この光
硬化型樹脂8を硬化させることにより強固に結合される
。
硬化型樹脂8が塗布されて入りこんでいるため、この光
硬化型樹脂8を硬化させることにより強固に結合される
。
また、第4図に示すように上記光硬化型樹脂8に集成マ
イカ10を混入することにより耐熱性が向上し、第5図
に示すようにガラスクロス11を用いれば耐熱性、寸法
安定性が向上する。
イカ10を混入することにより耐熱性が向上し、第5図
に示すようにガラスクロス11を用いれば耐熱性、寸法
安定性が向上する。
なお、ガラスクロス11を用いる場合は第3図Cの光硬
化型樹脂8を塗布する前にコイル部4の延長部の治具7
上にガラスクロス11を巻付けておくことにより製造で
きる。
化型樹脂8を塗布する前にコイル部4の延長部の治具7
上にガラスクロス11を巻付けておくことにより製造で
きる。
次に具体例でついて説明すると、コイル部4の延長部に
ガラスクロスを配置し、ベンゾイソメチルエーテルを3
部均一に配合したエポキシアクリレート樹脂を塗布し、
1 kW/CIrLの水銀ランプにて約15秒間照射し
て硬化させて厚さ100μのボビンを形成して構成した
。
ガラスクロスを配置し、ベンゾイソメチルエーテルを3
部均一に配合したエポキシアクリレート樹脂を塗布し、
1 kW/CIrLの水銀ランプにて約15秒間照射し
て硬化させて厚さ100μのボビンを形成して構成した
。
このスピーカ用ボイスコイルの熱変形温度は200℃以
上で機械的強度も22.0 kg/cmとなつた。
上で機械的強度も22.0 kg/cmとなつた。
以上のように本発明のスピーカ用ボイスコイルの製造法
によれば、生産性に優れ、均一な厚みをもった真円なボ
ビンを備えたものが得られ、しかもコイル部にはボビン
が存在しないため、コイル部の肉厚をコイル部のみの厚
みとすることができて、スピーカの磁気回路の磁気ギャ
ップを小さくできて能率の向上も計れ、さらに耐熱性、
寸法安定性にも優れたものとすることができ、工業的価
値の犬なるものである。
によれば、生産性に優れ、均一な厚みをもった真円なボ
ビンを備えたものが得られ、しかもコイル部にはボビン
が存在しないため、コイル部の肉厚をコイル部のみの厚
みとすることができて、スピーカの磁気回路の磁気ギャ
ップを小さくできて能率の向上も計れ、さらに耐熱性、
寸法安定性にも優れたものとすることができ、工業的価
値の犬なるものである。
第1図は従来のスピーカ用ボイスコイルを示す半断面正
面図、第2図は本発明のスピーカ用ボイスコイルの製造
法により製造したスピーカ用ボイスコイルの一例を示す
半断面正面図、第3図A〜Eは同方向の製造工程順の半
断面正面図、第4図、第5図は同方法によるボビンの構
成を示す要部拡大断面図である。 4・・・・・・コイル部、5・・・・・・ボビン、6・
・・・・・マクネットワイヤ、7・・・・・・治具、8
・・・・・・光硬化型樹脂、9・・・・・・水銀ランプ
、10・・・・・・集成マイカ、11・・・・・・ガラ
スクロス。
面図、第2図は本発明のスピーカ用ボイスコイルの製造
法により製造したスピーカ用ボイスコイルの一例を示す
半断面正面図、第3図A〜Eは同方向の製造工程順の半
断面正面図、第4図、第5図は同方法によるボビンの構
成を示す要部拡大断面図である。 4・・・・・・コイル部、5・・・・・・ボビン、6・
・・・・・マクネットワイヤ、7・・・・・・治具、8
・・・・・・光硬化型樹脂、9・・・・・・水銀ランプ
、10・・・・・・集成マイカ、11・・・・・・ガラ
スクロス。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 マグネットワイヤを巻回したコイル部を治具に装着
し、この治具上に一部がコイル部にかかるように光硬化
型樹脂を均一な厚みとなるように塗布し、この光硬化型
樹脂に光を照射して硬化させコイル部と結合されたボビ
ンとし、治具から取出すことを特徴とするスピーカ用ボ
イスコイルの製造法。 2 光硬化型樹脂として集成マイカを混合したものを用
いたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のスピ
ーカ用ボイスコイルの製造法。 3 光硬化型樹脂を塗布する治具上に塗布前にガラスク
ロスを配置したことを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載のスピーカ用ボイスコイルの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18428180A JPS5943879B2 (ja) | 1980-12-24 | 1980-12-24 | スピ−カ用ボイスコイルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18428180A JPS5943879B2 (ja) | 1980-12-24 | 1980-12-24 | スピ−カ用ボイスコイルの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57107697A JPS57107697A (en) | 1982-07-05 |
JPS5943879B2 true JPS5943879B2 (ja) | 1984-10-25 |
Family
ID=16150566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18428180A Expired JPS5943879B2 (ja) | 1980-12-24 | 1980-12-24 | スピ−カ用ボイスコイルの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5943879B2 (ja) |
-
1980
- 1980-12-24 JP JP18428180A patent/JPS5943879B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57107697A (en) | 1982-07-05 |
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