JPS5943656Y2

JPS5943656Y2 - コ−ドプラグの取付装置

Info

Publication number: JPS5943656Y2
Application number: JP7402180U
Authority: JP
Inventors: 正佐藤
Original assignee: クラリオン株式会社
Priority date: 1980-05-30
Filing date: 1980-05-30
Publication date: 1984-12-25
Also published as: JPS56175979U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、カーステレオ、カーラジオ等の音響機器に対
し、ＤＩＮ（ドイツ工業規格）コードその他のコードを
接続する際にコード側のプラグを音響機器の機体に取付
けるための装置に関する。

ＤＩＮコードその他のコードを接続する場合、通常、各
コード端部に設けた。

プラグとソケットが外れないように、プラグやソケット
には引き抜き防止用のロック機構が付設されている。

このロック機構には各種あるが、一般には、プラグとソ
ケットの双方にネジを有するリング状の係止環を取付け
、プラグとソケットを嵌込んだ後、双方の係止環をネジ
込むもの（ネジ式ロック機構）か、プラグ側に押ボタン
により出没する係止突起を設けておき、これをソケット
側の凹部に係合させるもの（係合式ロック機構）が使用
されている。

一方、上述のようなコードをテープデツキ、アンプ等の
音響機器に接続するには、機器側にソケット形の端子を
固定して釦き、このソケット端子にコード側のプラグを
嵌込むようにしている。

ところが、カーステレオ等のように振動その他が荷酷な
条件のもとにあっては、単にコードプラグをソケット内
に嵌込んだだけでは、振動等によりプラグが外れてし１
うおそれがある。

もちろん、この場合、コード同士の接続と同様に、ソケ
ットのある機器側にプラグの取付装置を設け、これをコ
ードプラグに予め設けられているロック機構に係合させ
ることにより、コートプラグの引き抜きを防止すること
は可能である。

しかし乍ら、コードプラグに設けられているロック機構
は主なものだけでも二種類あるため、機器側に双方のロ
ック機構に適したプラグ取付装置を設けることは不可能
であった。

また、ネジ式又は係合式のいずれかに合う取付装置を機
器側に設けたとしても、機器側にネジを設けたり係合用
の凹部を設けなければならず、ソケット端子部分の形状
が大形且つ複雑化して、製作コストを上昇させる欠点が
生ずる。

また、ソケット端子や機器の形状によっては、このよう
な大形の取付装置を設けるだけのスペースもないことが
多く、現実には単にソケット端子にコードプラグを嵌込
むだけで接続を行わざるを得なかった。

本考案は、上述の如き従来型のコードプラグの取付装置
の欠点を解消せんとして提案されたもので、詳しくは、
機器側にコードプラグの挿入孔を設けると共に、この挿
入孔の開口縁部に先端が鍵形に屈曲した係止突起を設け
て、この係止突起にコードプラグに設けたロック機構の
ネジ又は係止突起を係合させることにより、極めて単純
な構成で、しかもネジ式又は係合式いずれのロック機構
を具えたコードプラグをも機器側に確実に係止できるよ
うにした、コートプラグの取付装置を提供することを目
的とする。

進んで、本考案を図示の実施例に基いて具体的に説明す
る。

第１図は、本考案の第１実施例の正面図で、図中１はカ
ーステレオ、カーラジオ等の音響機器におけるリアカバ
ー、２はこのリアカバー１に穿設したコードプラグの挿
入孔である。

このリアカバー１の内面には、挿入孔２の位置に合わせ
てソケット形端子（図示せず）が固定されて釦り、挿入
孔２内にコードプラグの先端を挿入した場合、コードプ
ラグとソケット形端子とが互いに嵌合されるようになっ
ている。

リアカバー１の外面における挿入孔２の近傍、即ち開口
縁部には係止突起３が設けられている。

この係止突起３は全体として鍵形（Ｌ字形）に屈曲して
いるもので、その先端部は挿入孔２の中心部側に向いて
いる。

このような構成を有する第１実施例の取付装置に対しコ
ードプラグ１０を取付けるには、第２．３図のようにす
る。

即ち、第２図はネジ式のロック機構を具えたコードプラ
グ１０の取付状態を示すものである。

このコードプラグ１０は、コード１１の先端に取付けら
れており、その本体部分の先端には接続用の金属製スリ
ーブ形端子１２が設けられている。

そして、本体部分の外周には、リング状の係止環１３が
回転自在に取付けられ、その先端側にはロック用の雄ネ
ジ１４が形成されている。

このコートプラグ１０を前記取付装置に結合させるには
、捷ず、プラグ先端のスリーブ形端子１２を挿入孔２内
に差し込み、リアカバー１の背面に固定したソケット形
端子に嵌着させる。

次いで、係屯環１３の雄ネジ１４めネジ山（谷の部分）
に、係止突起３の先端を係合させ、係止環１３を回転さ
せる。

すると、係止突起３があたかもナツト（酸ネジ）として
の作用゛を果し、結果として、係止環１３と係止突起が
結合され、コードプラグ１０はリアカバー１に係止され
る。

一方、第３図は、保合式のロック機構を具えたニア−）
”７”ラグ２０の取付状態を示す。

このコードプラグ２０ば、第２図のコートプラグ１ｏと
同様に、コード２１の先端に取付けられ、且つコードプ
ラグ２０の先端に金属製のスリーブ形端子２２を有する
ものである。

そして、このスリーブ形端子２２の根元部分には、スプ
リングにより突出傾向を付与された係止突起２３が出没
自在に設けられている。

また、コードプラグ２０の本体部分には、この係止突起
２３を没入させるための押ボタン２４が配設されている
。

このコードプラグ２３を本実施例の取付装置によって機
器のリアカバー１に取付けるには、リアカバー１の挿入
孔２内にプラグ先端のスリーブ形端子２２を嵌込む。

すると、このスリーブ形端子２２の根本部分に設けた係
止突起２３が、リアカバー１側の係止突起３の内側に入
り込み、両係止突起３．２３が互いに係合するので、コ
ードプラグ２０はリアカバー１から不用意に外れること
のないように取付けられる。

なお、コードプラグ２０を取外すには、押ボタン２４を
押してプラグ側の係止突起３をスリーブ形端子２２の表
面に没入させて、リアカバー側の係止突起３との係合状
態を解除する。

上記の第１実施例に示す通り、本考案の取付装置は、音
響機器の機体側（例えＨＩＪアカバー）にプラグの挿入
孔と係止突起を設けることを要件とするものであるが、
この係止突起の数は一個に限定されるものではなく、第
４図の第２実施例の如く、複数個の係止突起３を挿入孔
２の周辺部に設け、これら係止突起３の先端をコードプ
ラグ側のネジ１４や係止突起に係合させても良い。

筐た、この係止突起３は、リアカバーを金属製とした場
合のように、リアカバーの一部を切り起こして形成する
こともできるが、プラスチック製リアカバー等にあって
はリアカバー上に一体成形により突出させてもよい。

以上の各実施例に示す通り、本考案の取付装置は、音響
機器の機体側に挿入孔と錐状の係止突起を設けるだけの
極めて簡単な構成である。

従って、本考案によれば、機体のソケット端子部分の構
造が複雑化したり、その製造に大きな手間やコストがか
かるという不都合を伴うことなく、音響機器に対しコー
ドプラグを確実に取付けることが可能となる。

また、本考案の取付装置は、コードプラグ側のロック機
構がネジ式でも係合式でも取付けを行うことができ、汎
用性の点からも優れている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案たるコードプラグの取付装置の第１実施
例を示す正面図、第２図は第１実施例の取付装置にネジ
式ロック機構を具えたコードプラグを取付けた状態を示
す断面図、第３図は同上取付装置に係合式ロック機構を
具えたコードプラグを取付けた状態を示す断面図、第４
図は本考案の第２実施例の取付装置にネジ式ロック機構
を具えたコードプラグを取付けた状態を示す断面図であ
る。１・・・・・・リアカバー、２・・・・・・挿入孔、３
・・・・・・係止突起、１０．２０・・・・・・コード
プラグ、１１．２１・・・・・・コード、１２．２２・
・・・・・スリーブ形端子、１３・・・・・・係止環、
１４・・・・・・雄ネジ、２３・・・・・・係止突起、
２４・・・・・・押ボタン。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】１コードプラグを接続すべき音響機器等の機体側に、
コードプラグの挿入孔を形成し、この挿入孔におけるプ
ラグの挿入側の開口縁部には、先端が挿入孔の中心側へ
屈曲した係止突起を設け、この係止突起をコードプラグ
側のロック機構に係合させるようにしたことを特徴とす
るコートプラグの取付装置。２挿入孔の開口縁部に係止突起を複数個設けた第１項
のコードプラグの取付装置。３コートプラグ側のロック機構として、プラグ本体の
外周部にネジを有する係止環を回転自在に嵌合して成る
ものを使用し、この係ｔｈｉのネジに係止突起の先端を
係合させた第１項又は第２項のコードプラグの取付装置
。