JPS5943617B2 - 化粧目地における隙間充填法 - Google Patents

化粧目地における隙間充填法

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JPS5943617B2
JPS5943617B2 JP2097979A JP2097979A JPS5943617B2 JP S5943617 B2 JPS5943617 B2 JP S5943617B2 JP 2097979 A JP2097979 A JP 2097979A JP 2097979 A JP2097979 A JP 2097979A JP S5943617 B2 JPS5943617 B2 JP S5943617B2
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JP
Japan
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gap
joint
decorative
string
stock solution
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JP2097979A
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JPS55114750A (en
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幸雄 高橋
武男 斎藤
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、建築物の壁面その他において、化粧板等の外
装用のパネル材を張設した場合の目地間隙に対し化粧用
目地材を挿入止着せる所謂化粧目地における隙間充填法
に関する。
従来より、建築物の壁面その他における外装用パネル材
の目地は金属またはプラスチック製の化粧用目地材を挿
入上着して外観的体裁の良い化粧目地とすることが多い
そしてこれに使用される化粧用目地材3は目地間隙2よ
り広幅の押え板部4とその裏面側中央の挿込部5とから
なる断面路T字形状をなすものが一般的であり、通常挿
込部5の挿込側端部にパネル材1,1への掛止部が設け
られており、第1図のとと(目地間隙2に挿入上着され
る。
現場施工の場合、パネル材間の目地の間隙が3〜15I
IMと幅があり、目地間隙は一定でないのが普通であっ
て、挿込部とパネル材端面との間に隙間ができる。
そのため目地材が左右遊動できて土着状態が不安定であ
る上、気密性が悪(充分な断熱、防音、防水効果が得ら
れなかった。
本発明は、上記に鑑みて、目地間隙に化粧用目地材を挿
入止着した場合に生じる隙間をな(すべ(、間隙の変動
幅に対応させて該隙間をポリウレタン発泡体にて充填せ
んとしたものであり、その要旨とするところは、パネル
材の目地間隙に対1゜て上記化粧用目地材を挿入止着す
る場合において、硬質ウレタン系発泡性樹脂原液を含浸
させた紐状物を前記目地材の挿込部とパネル材との隙間
に装入して前記原液を発泡、硬化させることを特徴とす
る化粧目地における隙間充填法にある。
次に本発明の実施態様を図面によりながら説明する。
1.1は壁面等に張設した外装用のパネル材、2はその
目地間隙である。
3は金属またはプラスチックよりなる化粧用目地材であ
って、目地間隙2より広幅の押え板部4とその裏面側中
央の挿込部5とからなる断面略丁字形をなし、第2図お
よび第4図の実施例では押え板部40両側端にパネル材
1,1への押接縁4’、4’が設けられ、挿込部5の挿
込側端部にはパネル材1,1への弾性掛止部5’、5’
が設けられている。
第3図のように挿込部5の前記弾性掛止部を有さない単
なる1字形をなす化粧用目地材3を使用する場合もある
また押え板部4が彎曲状をなす場合もある。
そして、目地間隙2に対し化粧用目地材3を挿入止着す
る際、ポリオールとジイソシアネートとの二液および触
媒、発泡剤等の添加剤を混合したもの等からなる硬質ウ
レタン系発泡性樹脂原液を多孔質で可撓性のある紐状物
6に含浸させるとともに、樹脂原液が含浸した紐状物6
,62本を、第2図のように目地材3の挿込部両側に装
着し、この状態で挿込部5を目地間隙2に挿入止着する
ことにより、前記紐状物6,6を挿込部5とパネル材1
.1端面との間に装入した発泡、硬化させる(第3図、
第4図)。
上記二液混合樹脂原液の一層分であるポリオールとして
、エチレンジアミン系あるいはジエチレントリアミン系
あるいはジエチレントリアミン系のものを用いれば反応
時間が長(なり施工に都合が良い。
この樹脂原液は混合後6〜10分で発泡、硬化を完了す
るので、施工現場において必要量の樹脂原液をその都度
混合するとともに、樹脂原液の混合−組状物への樹脂原
液−組状物装着一目地材挿入の一連の作業を、樹脂原液
が発泡、硬化を完了するまでの時間内に終えることがで
きる。
上記のようにして、樹脂原液が含浸した紐状物6.6を
所定時間内に目地材3の挿込部5とパネル材1,1との
隙間に装入すれば、その後誓(して樹脂原液の発泡、硬
化が行なわれ、挿込部5とパネル材1.1との前記隙間
が紐状物6.6と一体化したポリウレタン発泡体a、
aにて充填されることになる。
気温が低い場合にはドライヤー等で加温して発泡、硬化
を促進すればよい。
なお、上記本発明の実施に使用する組状物6としては、
連続気泡の合成樹脂発泡体の長尺物あるいは麻紐等の繊
維製の紐等、多孔質で樹脂原液を含浸保持できかつ可撓
性のある素材よりなるものであればよい。
紐状物に用いる合成樹脂発泡体としては軟質ポリウレタ
ン発泡体、ポリ塩化ビニールおよびゴム系発泡体等が使
用される。
特に紐状物6が合成樹脂発泡体のようにこれ自体坤縮性
を有するものの場合には、目地材3の挿込部5とパネル
材1,1との隙間の大きさに応じてその紐状1物を伸縮
調整することにより、樹脂原液による発泡充填量を調整
することができる。
上記のような本発明の隙間充填法による施工試験例を次
に示す。
〔1〕紐状物として軟質ポリウレタン発泡体を用い、目
地間隙10ItMの垂直目地において施工したところ、
樹脂原液の使用量40〜60f/mで、施工後の気密性
は良好であった。
〔2〕紐状物として麻撚紐を用い、目地間隙10MNの
垂直目地において施工したところ、樹脂原液の使用量2
5〜40 f / mで、施工後の気密性は良好であっ
た。
以上のように本発明の方法によれば、壁面等に張設され
た外装用のパネル材の目地間隙に断面略丁字形の化粧用
目地材を挿入止着した場合における前記目地材の挿込部
とパネル材との隙間を硬質ポリウレタン発泡体にて確実
に充填できる。
特に上記化粧用目地材使用の所謂化粧目地では、硬質ウ
レタン系発泡性樹脂原液を注入や塗布手段により目地材
の挿込部とパネル材との隙間に装入するのは極めて困難
なものであるが、本発明においては上記樹脂原液を紐状
物に含浸させて用い、これを目地間隙への目地材挿入の
際に挿込部両側に装着する等して前記隙間に装入するも
のであるから、樹脂原液が液状をなすものであるにも拘
らず全長に亘って所定量を確実に保持し得て同等不都合
な(現場発泡により容易に隙間充填を行なえるのである
しかも本発明の場合、樹脂原液は紐状物に保持されてい
るので、垂直目地であっても発泡、硬化までに垂れ下が
ったり、下方にかたまってしまうようなことがな(、隙
間の全長に亘って均一に発泡充填できる上、前記のとと
(発泡する樹脂がその粘着性忙よりパネル材および目地
材に対し直に接着することと発泡による圧着作用とが相
まって、パネル材および目地材と密にかつ強固に結合で
きることになる。
従って、本発明の方法を実施することにより、従来より
隙間の存在がと(普通のこととされていた化粧目地即ち
目地間隙に断面略丁字形の化粧用目地材を挿入止着した
目地において、実質上の隙間をな(し得て気密性を非常
に高め、優れた断熱防音、防水効果を発揮できる。
しかも化粧用目地材の挿込部がパネル材との間に充填さ
れた硬質ポリウレタン発泡体にて挾持された状態となり
、化粧用目地材が遊動するおそれはなく、その安定性が
極めて良好なものとなる。
殊に第4図のごと(挿入部に掛止部を有さない化粧用目
地材を用いて施工することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の化粧目地を例示する断面図、第2図は本
発明の実施例を示す施工途中の断面図、第3図は施工完
了状態の断面図、第4図は別な実施例を示す施工完了状
態の断面図である。 1.1・・・パネル材、2・・・目地間隙、3・・・化
粧用目地材、4・・・押え板部、5・・・押込部、6,
6・・・硬質ウレタン系発泡性樹脂原液が含浸した紐状
物、7.7・・・硬質ポリウレタン発泡体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 パネル材の目地間隙に対し、該間隙より広幅の押え
    板部とその裏面側中央の挿込部とからなる断面路T字形
    の化粧用目地材を挿入止着する場合において、硬質ウレ
    タン系発泡性樹脂原液を含浸させた紐状物を前記目地材
    の挿込部とパネル材との隙間に装入して前記原液を発泡
    、硬化させることを特徴とする化粧目地における隙間充
    填法。 2 樹脂原液が含浸した紐状物を、目地間隙への目地材
    挿入前に挿込部両側に装着してお(ことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の化粧目地における隙間充填法
    。 3 紐状物が、多孔質で可撓性のある素材よりなる特許
    請求の範囲第1項または第2項記載の化粧目地における
    隙間充填法。 4 紐状物が連続気泡を有する合成樹脂発泡体よりなる
    特許請求の範囲第1項、第2項または第3項のうちいず
    れか1項に記載の化粧目地における隙間充填法。 5 紐状物が、吸水性を有する麻、木綿その他の繊維よ
    りなる特許請求の範囲第1項、第2項または第3項のう
    ちいずれか1項に記載の化粧目地における隙間充填法。 6 化粧用目地材が挿込部の端部にパネル材への掛止部
    を備えたものである特許請求の範囲第1項、第2項、第
    3項、第4項または第5項のうちいすか1項に記載の化
    粧目地における隙間充填法。
JP2097979A 1979-02-23 1979-02-23 化粧目地における隙間充填法 Expired JPS5943617B2 (ja)

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JPH03275842A (ja) * 1990-03-23 1991-12-06 Sekisui Chem Co Ltd 軒天井の目地部の構造
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