JPS5943483B2 - 無定形共重合体の低温加硫方法 - Google Patents

無定形共重合体の低温加硫方法

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JPS5943483B2
JPS5943483B2 JP58038275A JP3827583A JPS5943483B2 JP S5943483 B2 JPS5943483 B2 JP S5943483B2 JP 58038275 A JP58038275 A JP 58038275A JP 3827583 A JP3827583 A JP 3827583A JP S5943483 B2 JPS5943483 B2 JP S5943483B2
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元 小浦
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無定形エチレン−α−オレフィンー非共役ポリ
エン共重合体の改良された加硫方法に関する。
更に詳しくは、改良された低温加硫方法に関するもので
ある。無定形エチレン−α−オレフインー非共役ポリエ
ン共重合体の加流は通常加硫剤としてイオウを用いて1
20℃以上などの高温で行われており、低温では充分な
加硫が行えない。
このため施行上加熱が困難な用途には使用できず、用途
の拡大において大きな障害となつている。SBRやポリ
ブタジエンなどのジエン系ゴムについては、イオウを加
硫剤とし、イソブチルザントゲン酸亜鉛などの塩を加硫
促進剤とする低温加硫方法が知られており、また無定形
エチレン−α−オレフィンー非共役ポリエン共重合体を
低温で加硫する試みとしてかかる無定形共重合体に加硫
剤として有機ヒドロペルオキシドを用い、加硫促進剤と
して、8〜18個の炭素原子を含有する脂肪族、または
環状脂肪族のコバルトまたはマンガン塩を用いる低温加
硫方法が知られている(特公昭45−16584号)。
しかしながら、これらの方法を無定形エチレン−α−オ
レフィンー非共役ポリエンの低温加硫方法に適用しても
、均一加硫がむずかしく、かつ、加硫速度も満足すべき
ものでなく、すぐれた機械的特性を有する加硫物が得ら
れない。
現在までのところ、無定形エチレン−α−オレフィンー
非共役ポリエン共重合体の低温加硫方法に関しては有効
な方法が見出されていない。本発明者は、無定形エチレ
ン−α−オレフィンー非共役ポリエン共重合体の低温加
硫方法を改良すべく鋭意研究した結果、加硫速度の制御
が容易で、かつすぐれた機械的特性を有する加硫物を与
えるすぐれた低温加硫方法を見出し本発明に到達した。
即ち、本発明は無定形エチレン−α−オレフィンー非共
役ポリエン共重合体を、加硫剤として有機ヒドロペルオ
キシド、加硫促進剤として油溶性でありかつ炭素数8〜
18の有機カルボン酸の遷移金属塩を用い、炭素−炭素
二重結合を有する化合物の存在下で加硫することを特徴
とする低温加硫方法である。
本発明で用いる無定形エチレン−α−オレフィンー非共
役ポリエン共重合体とは、エチレン、α−オレフィンお
よび非共役ポリエンからなる低不飽和無定形共重合体で
ある。
α−オレフィンの例としてはプロピレン、ブテン−1、
ヘキセン一1などを挙げることができる。特にプロピレ
ン、ブテン−1が好ましい。非共役ポリエンとは非共役
二重結合を2個以上含有する環式または非環式ポリエン
であり、例えば、ヘキサジエン−1,4、ヘキサジエン
−1,5、ヘプタジエン一1,6、2−メチル−ペンタ
ジエン1,4などの非環式非共役ジエン、オクタトリエ
ン一1,4,7などの非環式非共役トリエン、エチリデ
ンノルポルネン、シンクロペンタジエン、シクロオクタ
ジエン−1,4、シクロオクタジエン−1,5、シクロ
ドデカジエン−1,6、シクロドデカジエン−1,7、
シクロヘプタジエン−1,4、シクロヘキサジエン一1
,4、ノルボルナジエン、メチレンノルポルネル、5−
メチルーテトラヒドロインデンなどの環式非共役ジエン
、シクロドデカトリエン一1,5,9、などの環式非共
役トリエンを挙げることができる。
中でも環式非共役ジエンが好ましく、特にシンクロペン
タジエン、エチリデンノルボルネンが好ましい。特に好
ましい無定形エチレン一α−オレフイン一非共役ポリエ
ン共重合体はエチレンープロピレンージシクロペンタジ
エン共重合体、エチレンープロピレンーエチリデンノル
ポルネン共重合体である。共重合体中のエチレン含量は
20ないし85モル%、好ましくは30ないし80モル
%であり、非共役ポリエンの含量は0.1ないし20モ
ル%、好ましくは0.1ないし15モル%である。本発
明の無定形共重合体成分は2種以上混合して使用しても
よいし、また他のゴムとブレンドして使用しても差支え
ない。本発明で使用される有機ヒドロペルオキシドとは
一般式R{)0H(式中Rは脂肪族、環状脂肪族または
芳香族残基であり、これらは置換基を有していてもよい
。)で表わされるものであり、具体例としては、クメン
ヒドロペルオキシド、プロモーt−ブチル−ヒドロペル
オキシド、p−タンタンヒドロペルオキシド、t−アミ
ルヒドロペルオキシド、M,p−ジーイソプロピルベン
ゼンーモノーヒドロペルオキシド、M,p−ジーイソプ
ロピルベンゼンージーヒドロペルオキシドなどを挙げる
ことができる。良好な機械的特性を有する加硫物を得る
ために必要な有機ヒドロペルオキシドの量は、使用する
ヒドロペルオキシドの種類に応じて若干異なるが、通常
無定形共重合体100重量部に対して0.1ないし20
重量部の割合で使用され、好ましくは0.2ないし15
重量%の割合で使用される。本発明で使用される油溶性
の有機カルボン酸の遷移金属塩とは、有機カルボン酸と
鉄、マンガン、コバルト、ニツケル、亜鉛、銅、錫、ク
ロムなどの遷移金属との塩であつて油溶性のものをいう
油溶性の遷移金属塩としては、通常炭素数8ないし18
の有機カルボン酸の遷移金属塩が使用される。かかる有
機カルボン酸としては力フリル酸、ペラルゴン酸、力プ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、ス
テアリン酸などの脂肪族カルボン酸;ナフテン酸などの
脂環族カルボン酸を挙げることができる。好ましい遷移
金属塩はステアリン酸銅、ステアリン酸ニツケル、ステ
アリン酸亜鉛、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸鉄
、ステアリン酸マンガン、オレイン酸コバルト、オレイ
ン酸亜鉛、オレイン酸銅、オレイン酸ニツケル、オレイ
ン酸マンガン、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸銅、ナ
フテン酸クロム、ナフテン酸ニツケル、ラウリン酸鉄、
ラウリン酸マンガン、ラウリン酸コバルト、ラウリン酸
亜鉛、力プリン酸亜鉛、力プリン酸コバルト、力プリン
酸マンガン、力プリン酸鉄、力プリン酸ニツケル、力プ
リン酸銅、力プリン酸コバルトなどである。油溶性の有
機カルボン酸の遷移金属塩は、無定形共重合体成分10
0重量部に対して1を超え15重量部、好ましくは1.
5ないし10重量部の割合で使用される。本発明で使用
する炭素一炭素二重結合を有する化合物としては、通常
沸点が120℃以上のものが好ましく使用される。
かかる化合物の具体的な例として(ま、ラウリルメタク
リレート、エチレングリコールジメタクリレート、トリ
エチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレン
グリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、メチルメタクリレートnブチルア
クリレート等のアタリル酸エステル;ジアリルフマレー
ト、ジアリルフタレート、テトラアリルオキシエタン、
トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート
等のアリル化合物;ジビニルベンゼン、ビニルトルエン
等の芳香族ビニル化合物;シクロヘキセン、ヘキセン〜
1、ヘキセン一2ミヘプテン一1、ヘプテン一2、ヘプ
テン一3、ヘプタジエン一1,3、ヘプタジエン一1,
5等のモノまたはジオレフイン;などを挙げることがで
きる。炭素一炭素二重結合を有する化合物は、無定形共
重合体成分100重量部に対して0.1ないし30重量
部の割合で使用するのが好ましい。またこれら化合物を
2種以上使用しても差支えない。無定形共重合体に有機
ヒドロペルオキシド、炭素一炭素二重結合を有する化合
物および油溶性の有機カルボン酸の遷移金属塩を混合す
る方法は、公知の方法が採用できる。
例えば、オープンロールミル、ボールミル、バンバリー
ミキサ一、ニーダ一などを用いて行われる。混合順序に
は特に制限はないが、通常無定形共重合体に有機ヒドロ
ペルオキシドを配合し、次いで遷移金属塩を添加する方
法が行われる。無定形共重合体の加硫は、通常5℃ない
し60℃の温度で5時間ないし20日間の間で適当な条
件を選び得る。
また更に長時間加硫しても差支えない。本発明の無定形
共重合体には、通常使用される黒色または白色充填剤、
軟化剤、酸化防止酸、顔料などの種々の添加剤を配合し
てもよい。
本発明に従えば、低温で加硫できるため、従来本発明の
無定形共重合の使用が困難であつたシーラント、シート
用途など種々の用途への使用が可能となる。
以下実施例にて本発明を詳細に説明するが、本発明の範
囲を限定するものではない。
実施例 1.〜3. 表1.に示す割合で、無定形エチレンープロピレンージ
シクロペンタジエン共重合体(エチレン含量;68モル
%、シンクロペンタジエン含量;1.2モル%、ムー[
メ[粘度MLl+4100℃:38)ジビニルベンゼン
、HAFカーボンブラツク、クメンヒドロペルオキシド
(80%クメン溶液、表1.の重量部は溶液としての値
)および表1.に示す遷移金属塩のキシレン溶液(1重
量%、表1.の重量部は溶液としての値)をこの順序で
オープンロールを用いて室温で混合して混合物を作成し
た。
得られた混合物より厚さ2關のシートを作成し、室温に
放置して加硫させ、機械的特性の経時変化を測定した。
その結果を表2.に示した。尚、表中のMlOOは伸び
100%でのモジユラス(Kp/CTL)、TBは引張
強さ(K2/CwL2)、EBは破壊点での伸び(%)
、HSはJISK−6301に従つて測定した硬度を表
わす。
比較例 1.、2. 実施例1.で用いたのと同じ無定形エチレンープロピレ
ンージシクロペンタジエン共重合体、クメンヒドロペル
オキシドクメン溶液およびHAFカーボンブラツクとジ
ビニルベンゼンおよびステアリン酸鉄を用いて表3.に
示す割合で混合物を作成した。
得られた混合物について実施例と同様の加硫を行い加硫
物の機械的特性を測定した。
その結果を表4.に示した。比較例3.、実施例4. 表5.で示す割合で実施例1.と同様に混合物を作成し
、実施例1.と同様の加硫を行い加硫物の機械的特性を
測定した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 無定形エチレン−α−オレフィン−非共役ポリエン
    共重合体を、加硫剤として該共重合体100重量部当り
    0.1〜20重量部の有機ヒドロペルオキシドを、加硫
    促進剤として該共重合体100重量部当り1(1を除く
    )〜15重量部の油溶性でありかつ炭素数8〜18の有
    機カルボン酸の遷移金属塩を用い、該共重合体100重
    量部当り0.1〜30重量部の炭素−炭素二重結合を有
    する化合物の存在下で加硫を行うことを特徴とする低温
    加硫方法。
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JPS4981442A (ja) * 1972-12-09 1974-08-06
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