JPH07149844A - 硬化助剤として、ヒドロキシベンゼンおよびヒドロキシナフタレン化合物のアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルを用いたラジカル硬化ゴム - Google Patents

硬化助剤として、ヒドロキシベンゼンおよびヒドロキシナフタレン化合物のアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルを用いたラジカル硬化ゴム

Info

Publication number
JPH07149844A
JPH07149844A JP6220363A JP22036394A JPH07149844A JP H07149844 A JPH07149844 A JP H07149844A JP 6220363 A JP6220363 A JP 6220363A JP 22036394 A JP22036394 A JP 22036394A JP H07149844 A JPH07149844 A JP H07149844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
naphthalene
dimethacrylate
diacrylate
benzene
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6220363A
Other languages
English (en)
Inventor
Kirkwood Storer Cottman
カークウッド・ストアー・コットマン
Kevin L Rollick
ケヴィン・ルイス・ロリック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Goodyear Tire and Rubber Co
Original Assignee
Goodyear Tire and Rubber Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Goodyear Tire and Rubber Co filed Critical Goodyear Tire and Rubber Co
Publication of JPH07149844A publication Critical patent/JPH07149844A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F255/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00
    • C08F255/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00 on to polymers of olefins having two or three carbon atoms
    • C08F255/06Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00 on to polymers of olefins having two or three carbon atoms on to ethene-propene-diene terpolymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F279/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00
    • C08F279/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00 on to polymers of conjugated dienes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 改良された共硬化剤を用いるゴムの改善され
たラジカル硬化系および該硬化系を用いたラジカル硬化
ゴムを提供する。 【構成】 ラジカル開始剤と、共硬化剤としての、二個
またはそれ以上のヒドロキシル基を含むヒドロキシベン
ゼン化合物またはヒドロキシナフタレン化合物のヒドロ
キシル基の少くとも二個がエステル化されているアクリ
ル酸エステルまたはメタクリル酸エステルとを用いて、
天然ゴムおよびジエン系単量体から誘導される合成ゴム
をラジカル架橋して耐磨耗性とエヤーオーブン老化性が
極めて優れたゴムを得る。推奨される共硬化剤は、一分
子当たり二個または三個のアクリレート基またはメタク
リレート基を含むヒドロキシベンゼンのアクリル酸また
はメタクリル酸エステル化合物であり、共硬化剤の使用
量はゴム100重量部当たり約1〜50重量部である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共硬化剤(または硬化
助剤)を用いたラジカル硬化ゴムに関し、さらに詳しく
は、改良された共硬化剤を用いる改善された硬化系に関
する。
【0002】
【従来の技術】硬化性重合体(エラストマーを含む)の
ために最も普通に用いられている硬化系は、硫黄硬化系
または過酸化物硬化系に分類される。過酸化物硬化系
は、硬化剤として、しばしば、有機過酸化物と記される
化合物を用い、ラジカル機構によって架橋を開始する。
過酸化物硬化系の利点は、低い圧縮永久ひずみで架橋す
る能力、耐化学薬品性および耐油性が良好、変色が小さ
い、および汚染性が小さく色の安定性が良い、などであ
る。過酸化物硬化系に関連する問題としてスコーチ(早
期加硫)と低い耐老化性がある。過酸化物硬化系では、
この欠点を改良し、一方で過酸化物硬化系の望ましい特
性を利用するために、硬化助剤が用いられて来た。一般
に、これら硬化助剤は低分子単量体であり、通常はメタ
クリレート類、アクリレート類、シアヌレート類または
イソシアヌレート類である。
【0003】硬化助剤は、通常、架橋密度を増加させ、
その架橋密度を過酸化物硬化エラストマーの硬化状態で
増大させる。従って、しばしば、所定の硬化状態を達成
するのに必要な過酸化物の量を減らすことが可能にな
る。普通、硬化助剤は硬化速度には影響しない。その負
の面は、スコーチ時間を短くする可能性があることであ
る。
【0004】ゴムとプラスチック・ニュースRubb
er & Plastics News)1989年、
2月20日号、40〜43ページに、エラストマーの架
橋に有機過酸化物を利用することが記載されている。各
種有機過酸化物およびペルオキシケタール類が列挙さ
れ、有機過酸化物の助けで架橋できる代表的な重合体が
論議されている。この記事には、硬化助剤の効果につい
ても簡単に考察されており、言及されている硬化助剤
(または共硬化剤)の中にはトリメチロールプロパン・
トリメタクリレート(TMPTMA)がある。
【0005】ゴムとプラスチック・ニュース、1991
年、9月2日号、37〜40ページには、主として、硬
化助剤を用いた硬化エラストマーゴムのスコーチ安全性
が記載されている。その中に述べられているように、硬
化助剤は過酸化物硬化エラストマーの加工性を改善し、
その物理的性質を向上させるために用いられる。硬化助
剤は反応性可塑剤として挙動し、そしてコンパウンド混
合物の粘度を低下させる低分子量単量体であるとして説
明されている。この記事は、硬化助剤が架橋密度を増大
させ、しばしば過酸化物の所要量を減らすことを指摘し
ている。他方、硬化助剤は、その記事が指摘しているよ
うに、スコーチ時間をより短くする。挙げられている代
表的な硬化助剤は1,3‐ブチレングリコールジメタク
リレート(BGDMA)、トリメチロールプロパン・ト
リメタクリレート(TMPTMA)、亜鉛ジアクリレー
ト(ZDA)および亜鉛ジメタクリレート(ZDMA)
である。
【0006】米国特許第3,751,378号[発明者
コウパースワルテ(Cowperthwalte)達]
明細書には、エラストマーの過酸化物硬化が記載されて
おり、その中では多官能性液体脂肪族アクリレートまた
はメタクリレートが硬化助剤として使用されている。そ
の硬化助剤の一つはTMPTMA(SR‐350)であ
る。硬化処方中に約0.3〜3部の、N‐ニトロソジア
リールアミン(N‐ニトロソジフェニルアミンが、特に
例示されている)またはN,N´‐ジニトロソ・ジフェ
ニル‐p‐フェニレンジアミンのいずれかを含めること
によりムーニーのスコーチ時間が改善される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ゴムのラジ
カル、即ち遊離ラジカルによる硬化系および、硬化助剤
として、一分子当り少くとも二個のアクリレートまたは
メタクリレート基を含む、ヒドロキシベンゼン化合物ま
たはヒドロキシナフタレン化合物のアクリル酸エステル
またはメタクリル酸エステル、またはそれらの混合物を
用いる硬化方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明の概要 本発明のもう一つの態様は、(a)天然ゴムおよびジエ
ン系モノマーおよびその混合物から誘導される合成ゴム
から選ばれたラジカル硬化性重合体、(b)ラジカル開
始剤、および(c)一分子当り少くとも二個のアクリレ
ートまたはメタクリレート基を含む、ヒドロキシベンゼ
ン化合物またはヒドロキシナフタレン化合物のアクリル
酸エステルまたはメタクリル酸エステルまたはそれらの
混合物である共硬化剤または硬化助剤を含んで成る、ラ
ジカル硬化性重合体組成物に関する。このラジカル開始
剤は、有機ラジカル前駆体または高エネルギー放射線で
ある。
【0009】本発明の更なる態様は前記の硬化製品また
は加硫物に関する。本発明による共硬化剤を用いて硬化
したゴムは、当該技術分野で知られている同じゴムを含
むが硬化助剤が異なる(または硬化助剤を用いてない)
過酸化物硬化重合体より、NBS(米国国立標準局)耐
磨耗性が有意に大きい。本発明の硬化ゴムはまた優れた
老化特性を示す。スコーチ時間は、当該技術分野で知ら
れている硬化助剤を用いた過酸化物硬化系の場合より僅
かないし有意に優れている。
【0010】特許請求の範囲を含めて、本明細書全体
で、全ての量は、別に特記しない限り、重量部である。
また“phr”はゴム100部当たりの重量部を意味す
る。
【0011】発明の詳細な説明 本発明を実施する際に用いられる共硬化剤(または硬化
助剤)は、一分子当り少くとも二個のヒドロキシル基を
含む、ヒドロキシベンゼン化合物またはヒドロキシナフ
タレン化合物のアクリル酸エステルまたはメタクリル酸
エステルであり、そのヒドロキシル基の少くとも二個
が、アクリル酸またはメタクリル酸のエステルに変換さ
れている。出発ヒドロキシベンゼン化合物またはヒドロ
キシナフタレン化合物が二個のヒドロキシル基を有する
場合には、両方がエステル化される(即ち、フリーのヒ
ドロキシル基は存在しない)。出発化合物中に三個また
はそれ以上のヒドロキシル基が存在する場合には、その
全てがエステル化される必要はない(即ち、一個または
それ以上のヒドロキシル基が存在し得る)。出発ヒドロ
キシベンゼン化合物およびヒドロキシナフタレン化合物
は単環式および複環式フェノール系化合物と呼び換える
ことができる。この親フェノール系化合物は分子当り二
個または三個のヒドロキシル基を含むことが望ましい。
【0012】望ましい共硬化剤は分子当り二個のヒドロ
キシル基を含むヒドロキシベンゼン化合物、即ちヒドロ
キノン、レゾルシノールおよびカテコールのジアクリレ
ートおよびジメタクリレートエステルである。その他の
硬化助剤はジエステル類およびトリエステル類、即ち分
子当り三個のヒドロキシル基を含むトリヒドロキシベン
ゼンであるフロログルシノール(1,3,5‐トリヒド
ロキシベンゼン)、ピロガロール(1,2,3‐トリヒ
ドロキシベンゼン)およびヒドロキシキノール(1,
2,4‐トリヒドロキシベンゼン)のジアクリレート
類、トリアクリレート類、ジメタクリレート類およびト
リメタクリレート類である。
【0013】他の共硬化剤はジヒドロキシナフタレンの
異性体(即ち、1,2‐、1,3‐、1,4‐、1,5
‐、1,6‐、1,7‐、1,8‐、2,3‐、2,6
‐または2,7‐ジヒドロキシナフタレン)のいずれか
のジエステル類およびトリヒドロキシナフタレンの異性
体類(例えば、1,3,5‐トリヒドロキシナフタレ
ン)のいずれかのジエステル類およびトリエステル類で
ある。各場合のエステル基はアクリル酸エステルまたは
メタクリル酸エステル基である。
【0014】本発明で用いられる特定のエステル類には
以下のものが含まれる:1,3‐ベンゼン・ジアクリレ
ート(レゾルシノール・ジアクリレートとしても知られ
ている)、1,3‐ベンゼン・ジメタクリレート(レゾ
ルシノール・ジメタクリレートとしても知られてい
る)、1,4‐ベンゼン・ジアクリレート(ヒドロキノ
ン・ジアクリレートとしても知られている)、1,4‐
ベンゼン・ジメタクリレート(ヒドロキノン・ジメタク
リレートとしても知られている)、1,2‐ベンゼン・
ジアクリレート、1,2‐ベンゼン・ジメタクリレー
ト、1,2‐ナフタレン・ジアクリレート、1,2‐ナ
フタレン・ジメタクリレート、1,3‐ナフタレン・ジ
アクリレート、1,3‐ナフタレン・ジメタクリレー
ト、1,4‐ナフタレン・ジアクリレート、1,4‐ナ
フタレン・ジメタクリレート、1,5‐ナフタレン・ジ
アクリレート、1,5‐ナフタレン・ジメタクリレー
ト、1,6‐ナフタレン・ジアクリレート、1,6‐ナ
フタレン・ジメタクリレート、1,7‐ナフタレン・ジ
アクリレート、1,7‐ナフタレン・ジメタクリレー
ト、1,8‐ナフタレン・ジアクリレート、1,8‐ナ
フタレン・ジメタクリレート、2,3‐ナフタレン・ジ
アクリレート、2,3‐ナフタレン・ジメタクリレー
ト、2,6‐ナフタレン・ジアクリレート、2,6‐ナ
フタレン・ジメタクリレート、2,7‐ナフタレン・ジ
アクリレート、2,7‐ナフタレン・ジメタクリレー
ト、1,3,5‐ベンゼン・トリアクリレート、1,
3,5‐ベンゼン・トリメタクリレート、1,2,3‐
ベンゼン・トリアクリレート、1,2,3‐ベンゼン・
トリメタクリレート、1,2,4‐ベンゼン・トリアク
リレート、1,2,4‐ベンゼン・トリメタクリレー
ト、1‐ヒドロキシベンゼン‐3,5‐ジアクリレー
ト、1‐ヒドロキシベンゼン‐3,5‐ジメタクリレー
ト、1‐ヒドロキシベンゼン‐2,3‐ジアクリレー
ト、1‐ヒドロキシベンゼン‐2,3‐ジメタクリレー
ト、1‐ヒドロキシベンゼン‐2,4‐ジアクリレー
ト、1‐ヒドロキシベンゼン‐2,4‐ジメタクリレー
ト、1,3,5‐ナフタレン・トリアクリレート、1,
3,5‐ナフタレン・トリメタクリレートおよびその異
性体類、1‐ヒドロキシナフタレン‐3,5‐ジアクリ
レート、およびその異性体類、1‐ヒドロキシナフタレ
ン‐3,5‐ジメタクリレートおよびその異性体類。
【0015】最も望ましい共硬化剤は1,4‐ベンゼン
・ジアクリレートと1,4‐ベンゼン・ジメタクリレー
トである。
【0016】本発明のこれらアクリレート類およびメタ
クリレート類は当該技術分野で知られている任意の方法
で製造される。アクリル酸およびメタクリル酸のエステ
ル類を製造する幾つかの一般的方法の例が米国特許第
3,984,372号、4,168,387号および
4,562,281号の明細書に説明されている。これ
らの特許は本発明で用いられるアクリル酸またはメタク
リル酸エステルを特定しているわけではないが、これら
の特許で用いられた一般的な方法は本発明で用いられる
アクリレート類およびジメタクリレート類の製造に用い
られる。
【0017】前に説明したように、単一の共硬化剤また
はその混合物のいずれかを用いることができる。
【0018】この共硬化剤または硬化助剤は、それら自
身では橋かけを開始する能力がないので、その様に呼ば
れる。それらはむしろラジカル開始剤と併用で用いら
れ、硬化の過程を改良し、諸性質を向上させる。
【0019】共硬化剤またはその混合物の量は約1から
約50phr(ゴム100重量部当たりの重量部)の間
で広範囲に変えられ、望ましくは約2から約20ph
r、更に望ましくは約5から約20phrである。
【0020】本発明の硬化剤(一次硬化剤)はラジカル
開始剤である。ラジカル開始剤は二つのグループに大別
される。即ち、有機ラジカル前駆体(必しもそうではな
いが、最も普通には、有機過酸化物)と紫外線、ガンマ
線、電子ビームおよびこの技術分野で知られている他の
手段などの高エネルギー放射線。
【0021】高エネルギー放射線照射はヒドロキシベン
ゼンまたはヒドロキシナフタレンのアクリル酸またはメ
タクリル酸エステルを含むゴムに十分な線量の高エネル
ギー粒子線を照射することにより行われる。この処理
は、その組成物を厚み約1.3mmから6.4mm
(0.05から0.25インチ)の薄層にして、0.5
から15メガラッドの高エネルギー線量を与える条件下
で高エネルギー電子ビ−ムを通してやる。この線量は、
通常、ゴムを比較的柔軟な製品から硬い製品まで、任意
の希望の程度に架橋するのに十分である。一般に、2か
ら10メガラッドの線量が推奨される。通常、線量率
は、多少の変動はあってもよいが、約0.02から5メ
ガラッド/秒である。例えば、1.27cm(0.5イ
ンチ)までのより厚いシートでは、電子ビ−ムを最初一
方の側から、次いで反対側から二度通すことにより希望
の結果が得られる。
【0022】常用の照射装置で、この技術分野で知られ
ている方法によって、さまざまな線量率が達成可能であ
る。例えば、加熱された陰極フィラメントから環状電子
ビームを放射する300KeVの電子加速器を用いるこ
とにより、希望の照射量が得られる。この電子は走査磁
石で誘導され、約2.54mmから61mm(1から2
4インチ)の薄いチタンウインドウを通って出てくる。
10ミリアンペアの操作電流で3kwのビーム出力が得
られる。送達された線量はよく知られているブルーセロ
ファン法で測定できる。ヘンリー(Hennley)と
リッチマン(Richman):Anal.Chem.
28,1580(1956)参照。ビーム電流、ビーム
直径および線源までの距離を変えることにより、異なる
照射線量率が得られる。
【0023】適した有機ラジカル前駆体としてはジアシ
ルまたはジアルキルペルオキシド類、ヒドロペルオキシ
ド類、ペルオキシエステル類またはペルオキシケタール
類などのペルオキシド類があり、次のような化合物が含
まれる:ジアルキルペルオキシド類 ジクミルペルオキシド、α,α´‐ビス(t‐ブチルペ
ルオキシ)‐イソプロピルベンゼン、2,5‐ジメチル
‐2,5‐ジ(t‐ブチルペルオキシ)ヘキサン、t‐
ブチルクミルペルオキシド、ジ‐t‐ブチルペルオキシ
ド、2,5‐ジメチル‐2,5‐ジ‐(t‐ブチルペル
オキシ)ヘキシン‐3;ペルオキシケタール類 1,1‐ビス(t‐ブチルペルオキシ)‐3,3,5‐
トリメチルシクロヘキサン、1,1‐ジ(t‐ブチルペ
ルオキシ)‐シクロヘキサン、n‐ブチル‐4,4‐ビ
ス(t‐ブチルペルオキシ)‐バレリレート、エチル‐
3,3‐ジ(t‐ブチルペルオキシ)ブチレート;ジアシルペルオキシド類 ラウロイルペルオキシド;ヒドロペルオキシド類 t‐ブチルヒドロペルオキシド、t‐アミルヒドロペル
オキシド、クメンヒドロペルオキシド;ペルオキシエステル類 t‐ブチルペルオキシピバレート、t‐ブチルペルオキ
シ‐2‐エチルヘキサノエート、t‐ブチルペルオキシ
ベンゾエート。
【0024】有機ラジカル前駆体の量は個々のゴム、有
機ラジカル前駆体および希望の硬化速度に依存して変化
するであろう。一般的に言えば、その量は、約1から約
50phrの範囲である。望ましくは、その量は約2か
ら20phrで、5から20phrが最も推奨される。
【0025】本発明の方法に従って硬化または架橋され
るゴムはある程度の不飽和部位を有していなければなら
ない。従って、本発明では、飽和重合体の利用を意図し
ない。適した不飽和重合体には天然ゴムおよびジエンモ
ノマーから誘導された合成ゴムが含まれる。一般に、任
意のジエン重合体、即ち1,3‐ブタジエンまたはイソ
プレンのような共役ジエンの単独重合体または共重合体
が、本発明の方法により架橋できる。この技術分野の熟
練者は認識しているように、ジエン重合体は不飽和であ
る。
【0026】本発明の方法に従って架橋または硬化され
る代表的ゴムには次のようなゴムがある:エチレン‐プ
ロピレン‐ジエン三元共重合体(EPDM)、天然ポリ
イソプレンゴム(NR)、合成ポリイソプレン(I
R)、スチレン‐イソプレンゴム(SIR)、スチレン
・ブタジエンゴム(SBR)、スチレン‐イソプレン‐
ブタジエンゴム(SIBR)、ポリブタジエンゴム(B
R)、ニトリルゴム(アクリロニトリル‐ブタジエン共
重合体)(NBR)、部分水素化ニトリルゴム(少くと
も4%の不飽和結合を含む)(HNBR)、ポリクロロ
プレン(CR)。
【0027】本発明で使用される望ましいゴムは天然ポ
リイソプレン、合成ポリイソプレン、スチレン‐イソプ
レンゴム、スチレン‐ブタジエンゴム、スチレン‐イソ
プレン‐ブタジエンゴム、ポリブタジエンゴム、ニトリ
ルゴムおよび部分水素化ゴム(IR、SIR、SBR、
SIBR、BR、およびHNBR等)。
【0028】上記の物に加えて、このラジカル硬化性ゴ
ムに他の添加物が添入することができる。これら添加物
はラジカル硬化性重合体で普通用いられている物で、例
えばカーボンブラック、シリカ、酸化亜鉛、ステアリン
酸、粘着性付与樹脂、加工助剤、酸化防止剤、オゾン亀
裂防止剤、活性化剤、発泡剤、可塑剤、ワックスおよび
オイルなどである。これら添加物は常用量で用いられ
る。
【0029】加工条件と加工方法はラジカル硬化ゴムに
常用されているのと同じである。混練では、希望なら、
マスターバッチの調製を行ってもよい。バンバリー・ミ
キサーのような常用の混練装置が用いられる。有機ラジ
カル前駆体を用いる場合には、硬化は常用の温度、例え
ば約100℃から200℃(212°Fから392°
F)で常用の硬化時間行われる。
【0030】本発明の方法で硬化または架橋した重合体
は、耐磨耗性と高温老化特性(空気中と熱水中の両方)
が際立って優れている。
【0031】本発明の組成物は、市販の共硬化剤を使用
した対照組成物に比べて、スコーチ特性が良好で、架橋
密度が高いことが分かった。本発明の方法による実験試
料をトリメチロールプロパン・トリメタクリレート(T
MPTMA)または亜鉛ジメタクリレート(ZDMA)
のいずれかを含む対照試料(共硬化剤以外の組成と加工
条件は、同じ)と比較したレオメーター試験で、本発明
の方法による実験試料は全実験試料で最小トルクが対照
試料のどれより小さいことで示されているように、TM
PTMAと混練した試料よりスコーチ特性が僅かに良好
で、ZDMAと混練した対照試料よりスコーチ特性が有
意に優れていることが分かった。最小トルクのデーター
は、また、本発明のコンパウンドでは可塑化が良好なこ
とを示している。本発明の方法による試料は、最大トル
クとデルタトルクの値がTMPTMAで調製した試料よ
り大きく、架橋密度がより大きいことを示す。ZDMA
を含む試料で得られた最大トルクの値は、常に、本発明
の実験試料での値より大きいが、デルタトルクの値は変
動する。これはZDMAを含むコンパウンドのスコーチ
性によると考えられる。これは、本発明のコンパウンド
では良好な耐スコーチ性と高い架橋密度が組合わされて
いることを示す。このような組合わせは、試験したこの
二つの市販の共硬化剤のいずれかを含むコンパウンドで
は見られない。
【0032】本発明の硬化コンパウンドは過酸化物硬化
エラストマーの一般的特性である低い圧縮永久ひずみを
示す。この発明の試験試料の圧縮永久ひずみは標準試料
(共硬化剤を含まない)の値と大体同じであった。
【0033】
【実施例】この実施例では、A〜Hと名付けた異なる組
成の硬化エラストマー試料の調製と試験について説明す
る。これら試料は次の通りである: A‐標準試料‐硫黄硬化(硬化助剤なし)、 B‐標準試料‐過酸化物硬化(硬化助剤なし)、 CとD‐対照試料‐過酸化物硬化;硬化助剤はトリメチ
ロールプロパン・トリメタクリレート(TMPTMA)
であるSR‐350、 EとF‐対照試料‐過酸化物硬化;硬化助剤はサルトマ
ー カンパニー、ウエスト チェスター、ペンシルバニ
ア(Sartomer Co.,WestChes t
er,Pennsylvania)から市販されている
亜鉛ジメタクリレート(ZDMA)であるSR‐36
5、 GとH‐実験試料‐過酸化物硬化;硬化助剤はヒドロキ
ノン ジメタクリレート(HQDMA)。
【0034】硬化助剤の添入量は組成物C、EおよびG
では5phrで、組成物D、FおよびHでは10phr
である。
【0035】下記の表1は硬化助剤を比較したものであ
り、分子量、当量、およびSR‐350、SR‐365
およびヒドロキノンジメタクリレート(HQDMA)の
10グラム当たりのミリ当量数(mEq)を示す。
【0036】
【表1】 実施例A 1,4‐ベンゼン・ジメタクリレートの合成 攪拌機、水流コンデンサー、温度計および滴下ロートを
備えた1リットルの三つ口フラスコにヒドロキノン
(1,4‐ベンゼンジオール)55g,メタクリル酸
(MAA)94.5g、テトラヒドロフラン100mL
およびトルエン350mLを入れた。次に、冷却しなが
らトリエチルアミン244gを加えた。次いで、塩化ホ
スホリル(POCl3 )121gを22から55℃の間
で20分かけて添加した。フラスコ内容物を更に72℃
で二時間反応させ、次いで濾過した。濾液を蒸留して揮
発分を除去すると、琥珀色の結晶性の半固体75gが残
った。それを250mLのメタノールに溶かし、ドライ
アイス中で結晶化させて融点87℃から89℃の白色粉
末を得た。ゲル透過クロマトグラフィ−(GPC)とN
MR法でこの生成物が1,4‐ベンゼン・ジメタクリレ
ートであることを確めた。
【0037】実施例B 1,4‐ベンゼン・ジメタクリレートの合成 上記の装置を用いて、ヒドロキノン(1,4‐ベンゼン
ジオール)110gをトリエチルアミン323gとトル
エン700gに溶解した。温度を18℃と46℃の間の
温度に維持しながら、239gのメタクリロイルクロリ
ドを30分かけて添加した。反応器の内容物を更に30
分反応させ、次いで250mLの水で二度洗った。生成
物を3gのジチオン酸ソーダ、Na224 を含む2
50mLの水で最終的に洗浄し、次いで濾過した。4‐
ヒドロキシテンポ(4−hydroxytempo)と
しても知られているラジカル重合禁止剤・4‐ヒドロキ
シ‐2,2,5,6‐テトラメチルピペリジン・N‐オ
キシド(CAS登録番号2226‐96‐2)約0.1
gを添加してから、生成物から揮発物を除去した。残っ
た生成物を650mLのメタノールに溶解し、‐8℃で
結晶化させた。この白色粉末の乾燥重量は155gであ
った。GC分析は、この生成物は純度91.3%の1,
4‐ベンゼン・ジメタクリレートであることを示した。
【0038】実施例C 1,3‐ベンゼン・ジアクリレートの合成 上記の装置を用いて、レゾルシノール(1,3‐ベンゼ
ンジオール)27.5gとトルエン220gとを掻き混
ぜた。この混合物にトリエチルアミン55gと4‐ヒド
ロキシ‐2,2,5,6‐テトラメチルピペリジン・N
‐オキシド0.1gを加えた。このフラスコ内容物を1
5℃に冷却し、次いで52.5gのアクリロイルクロリ
ドを20℃と24℃の間で20分かけて添加した。この
反応混合物をさらに20分攪拌し、次いでガスクロマト
グラフィー(GC)で分析した。GC分析は、5.5%
の1‐ヒドロキシベンゼン・3‐アクリレートと94.
0%の1,3‐ベンゼン・ジアクリレートが含まれるこ
とを示した。反応生成物を温水で二度洗い、傾瀉除去
し、そして濾過した。トルエンおよび他の揮発物を蒸留
で除去した。GC分析は、この最終生成物は4.8%の
1‐ヒドロキシベンゼン‐3‐アクリレートと95.2
%の1,3‐ベンゼン・ジアクリレートを含むことを示
した。NMR法で、1,3‐ベンゼン・ジアクリレート
の構造を確めた。
【0039】実施例D 1,5‐ナフタレン・ジアクリレートの合成 上で説明した装置を用いて、1,5‐ジヒドロキシナフ
タレン25.0g、トルエン150gおよびトリエチル
アミン39、4gを反応器中で掻き混ぜた。次いで、反
応器に28.4gのアクリロイルクロリドを38℃以下
で15分かけて滴下した。反応器にテトラヒドロフラン
50mLを加え、生成物をより良く可溶化させることを
試みた。反応器の内容物を更に30分攪拌後、水を15
0mL添加した。この塩を含んだ水は層分離しない。次
いで、反応器の内容物を濾過した。この濾別したケーキ
を熱水で洗浄した。GC分析は、この単離された生成物
が95.4%の希望の1,5‐ナフタレン・ジアクリレ
ート、3.3%の1‐ヒドロキシナフタレン‐5‐アク
リレートおよび1.4%の未反応の1,5‐ジヒドロキ
シナフタレンを含んでいることを示した。この生成物は
148〜152℃の融点を有していた。
【0040】実施例E 1,3,5‐ベンゼン・トリメタクリレートの合成 実施例Bと類似の方法で、1,3,5‐トリヒドロキシ
ベンゼンをメタクリロイルクロリドと反応させて1,
3,5‐ベンゼン・トリメタクリレートを合成した。G
C分析は、この生成物が95%の希望の生成物を含んで
いることを示した。
【0041】混練 標準試料AおよびB、対照試料C〜F、および実験(ま
たは試験)試料GおよびHを含む、全ての試料は、表2
に示した調合処方で混練りされた。表2に示した全ての
量はゴム100部当たりの重量部(phr)である。
【0042】
【表2】 硬化およびレオメーター試験 表2に示したA〜Hの組成を有する試料を160℃(3
20°F)および171℃(340°F)で硬化させ
た。モンサント モデル #R100s レオメーター
を用い、アーク 1度、速度100CPM(サイクル/
分)、60分間でレオメーター・データを求めた。レオ
メーター試験結果およびその他の硬化データを下の表3
に示した。トルクの値は全てデシニュートン・メーター
(dN.m)で表した。表3中で用いた略号は次の通り
である。
【0043】略号の説明 t´c50:50%硬化所要時間、(分)、 t´c90:90%硬化所要時間、(分)、 硬化速度 :(S90‐S25)/(t´c90‐t´c2
5)、dNm/分、式中、S90は90%硬化時点のトル
ク;S25は25%硬化時点のトルク;t´c25は、2
5%硬化所要時間、(分)。
【0044】MS :ムーニー粘度、小さいロータ
ーで測定。
【0045】T5 :最小値から5ムーニー単位増
加するに要する時間、(分)。
【0046】
【表3】 表3に示した硬化データは、この実験共硬化剤・HQD
MAがSR‐350およびSR‐365に対し幾つかの
利点を有していることを示している。この実験共硬化剤
の最小トルクは、全ての場合、市販の硬化助剤より小さ
い。これは一部はより良好なスコーチ性(SR‐350
に比べると極く僅か良好なだけであるが)と、恐らくは
より良い可塑化性に反映する。SR‐350の方が、そ
のメタクリレート含有レベルが10%高いにも拘らず、
最大トルクとデルタ・トルクの値も実験共硬化剤の方が
SR‐350より大きい。SR‐365で得られる最大
トルクは常に実験共硬化剤での値より高いが、デルタ・
トルクはばらつく。
【0047】実験試料GおよびHのスコーチ時間はSR
‐350を含む試料(試料CおよびD)より僅かに良い
だけであるが、SR‐365を含む試料(試料Eおよび
F)より非常に優れている。
【0048】物理的性質 AからHの組成を有する試料の物理的諸性質を測定し
た。測定した物理的性質は:比重、引張強さ(ポンド/
平方インチ、psi)、伸びパーセント、ショアー硬度
A、引裂強さ(ポンド/インチ、ppi)、NBS(米
国国立標準局)耐磨耗性である。これらの性質を成形し
たままの、即ち老化前の硬化試料で測定した。
【0049】全ての引張り試験、即ち引張強さと伸びパ
ーセントはユナイテッドモデル(United Mod
el)FM‐30 DMIVA引張り試験機、ダイCを
用い、ASTM D‐412の方法に従って求めた。
【0050】硬度試験はショアー ジュロメーター(S
hore Durometer)タイプA2、モデル4
150を用いて、ASTM D‐2240の方法で行っ
た。
【0051】磨耗試験はNBS磨耗試験機を用いて、A
STM D‐1630の方法で行った。
【0052】レオメーター試験データはモンサント・レ
オメーター モデルNo.R100S(ASTM D‐
2084)を用いて得られた。
【0053】スコーチ試験はムーニー粘度計、モデル1
300を用い、ASTM D‐1646の方法で行っ
た。
【0054】結果を次の表4に示した。表4の標題の
“最初の物理的性質”という用語は老化前の性質のこと
を意味する。
【0055】
【表4】 引張強さは試料相互であまり大きく変わらない。
【0056】伸びはコンパウンドによって有意に変動し
た。実験試料は伸びの減少が一番大きかった。実験試料
GおよびHでの伸びは、SR‐350を用いた試料Cお
よびDの類似荷重での伸びの約60〜70%であった。
硬化助剤としてSR‐365を用いた試料EおよびFで
の伸びはさらに大きい。実験試料および対照試料の両方
で、硬化助剤の量が多いと、伸びが低下する。この低下
度は割合小さいが、硬化助剤を用いた試料ではコンパウ
ンドにより有意に変化する。(硬化助剤を含まない標準
試料AおよびBは有意に低い硬度を示した)。試料E
(ZDMA:5phr)は期待された値および得られた
他のデータのラインから外れている。この値は誤って測
定または報告された可能性がある。実験試料GおよびH
での伸びの値が対照試料C〜Fに比べて小さいのは、実
験試料での架橋度がより大きいことを示す。
【0057】実験試料GおよびHでのNBS耐磨耗性の
値は際立つており、標準試料または対照試料で得られた
値より遥かに大きい。
【0058】圧縮永久ひずみは、各組成の数種の試料を
212F(100℃)で48時間および250F(12
1℃)で70時間処理して測定した。圧縮永久ひずみ
は、ASTM D‐395、方法Bに示されているよう
に、パーセントで記録された。結果を次の表5に示す。
【0059】
【表5】 老化試験 試料AからHの物理的性質を老化後に測定した。老化試
験は次の条件で行われた: (1)循環式エヤーオーブン中、121℃(250°
F)で70時間; (2)ASTM #3オイル中での液中老化、100℃
(212°F)で70時間; (3)ASTM 燃料B中での液中老化、室温で70時
間; (4)水中での液中老化、100℃(212°F)で7
0時間。
【0060】“保持率 %”および“変化ポイント”と
いう用語は、同じ組成の老化処理をしていない試料での
同じ物理的性質に対する老化処理試料の性質の対比を示
すものである。
【0061】表6に老化試料の性質を示した。
【0062】
【表6】 実験硬化助剤HQDMA(試験GおよびH)は市販の硬
化助剤(欄:C〜F)で得られた値に比べてかなりの向
上を示す。実験試料および対照試料の両方で、共硬化剤
のレベルが上がると圧縮永久ひずみが増す。5phrレ
ベルである実験試料(試験G)では、SR‐350を5
phr含む試料(試験C)より圧縮永久ひずみが相対基
準で約25%、または絶対基準で2.5%ポイント低
い。他の比較用硬化助剤・SR‐365を加えて混練し
た試料は非常に大きい圧縮永久ひずみを示した(試験
E)。
【0063】実験試料(試験GおよびH)は比較用硬化
助剤のいずれか用いた試料(試験C〜F)より空気中老
化性が有意に優れている。5phrの硬化助剤を含む実
験試料(試験G)は元の引張強さの56%と元の伸びの
51%を保持し;10phrの実験硬化助剤を含む試料
(試験H)は元の引張強さの79%と元の伸びの65%
を保持した。これは比較用硬化助剤で得られた結果(試
験C〜F)に比べて際立った改善を示すもので、過酸化
物硬化標準試料(試験B)で得られた値より著しく増加
している。エヤーオーブン老化性能は過酸化物硬化物で
は一般に劣っている。この試験では、原料重合体の安定
剤だけが存在する酸化防止剤であるから、この老化性能
はより悪化することもある。
【0064】液状媒体中での液中老化試験では、実験試
料と比較試料との間に大きな差はなかった。
【0065】本発明を例を挙げて説明する目的で幾つか
の代表的実施態様と詳細を示したが、当該技術分野の熟
練者には本発明の精神と範囲を逸脱することなしに、さ
まざまな変更と修正がなされ得ることは明らかであろ
う。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケヴィン・ルイス・ロリック アメリカ合衆国オハイオ州44262,モンロ ー・フォールズ,ルデン・アベニュー 102

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジカル開始剤、および共硬化剤として
    の、一分子当り少くとも二個のアクリレート基またはメ
    タクリレート基を含むヒドロキシベンゼン化合物または
    ヒドロキシナフタレン化合物のアクリル酸エステルまた
    はメタクリル酸エステル、またはそれらの混合物を用い
    ることを特徴とする、エチレン‐プロピレン‐ジエン三
    元共重合体、天然ポリイソプレンゴム、合成ポリイソプ
    レン、スチレン‐イソプレンゴム、スチレン‐ブタジエ
    ンゴム、スチレン‐イソプレン‐ブタジエンゴム、ポリ
    ブタジエンゴム、ニトリルゴム、部分水素化ニトリルゴ
    ム、ポリクロロプレンおよびそれらの混合物より成る群
    から選ばれた重合体またはその混合物の遊離ラジカル硬
    化法。
  2. 【請求項2】 該共硬化剤が1,3‐ベンゼン・ジアク
    リレート、1,3‐ベンゼン・ジメタクリレート、1,
    4‐ベンゼン・ジアクリレート、1,4‐ベンゼン・ジ
    メタクリレート、1,2‐ベンゼン・ジアクリレート、
    1,2‐ベンゼン・ジメタクリレート、1,2‐ナフタ
    レン・ジアクリレート、1,2‐ナフタレン・ジメタク
    リレート、1,3‐ナフタレン・ジアクリレート、1,
    3‐ナフタレン・ジメタクリレート、1,4‐ナフタレ
    ン・ジアクリレート、1,4‐ナフタレン・ジメタクリ
    レート、1,5‐ナフタレン・ジアクリレート、1,5
    ‐ナフタレン・ジメタクリレート、1,6‐ナフタレン
    ・ジアクリレート、1,6‐ナフタレン・ジメタクリレ
    ート、1,7‐ナフタレン・ジアクリレート、1,7‐
    ナフタレン・ジメタクリレート、1,8‐ナフタレン・
    ジアクリレート、1,8‐ナフタレン・ジメタクリレー
    ト、2,3‐ナフタレン・ジアクリレート、2,3‐ナ
    フタレン・ジメタクリレート、2,6‐ナフタレン・ジ
    アクリレート、2,6‐ナフタレン・ジメタクリレー
    ト、2,7‐ナフタレン・ジアクリレート、2,7‐ナ
    フタレン・ジメタクリレート、1,3,5‐ベンゼン・
    トリアクリレート、1,3,5‐ベンゼン・トリメタク
    リレート、1,2,3‐ベンゼン・トリアクリレート、
    1,2,3‐ベンゼン・トリメタクリレート、1,2,
    4‐ベンゼン・トリアクリレート、1,2,4‐ベンゼ
    ン・トリメタクリレート、1‐ヒドロキシベンゼン‐
    3,5‐ジアクリレート、1‐ヒドロキシベンゼン‐
    3,5‐ジメタクリレート、1‐ヒドロキシベンゼン‐
    2,3‐ジアクリレート、1‐ヒドロキシベンゼン‐
    2,3‐ジメタクリレート、1‐ヒドロキシベンゼン‐
    2,4‐ジアクリレート、1‐ヒドロキシベンゼン‐
    2,4‐ジメタクリレート、1,3,5‐ナフタレン・
    トリアクリレートおよびその異性体類、1,3,5‐ナ
    フタレン・トリメタクリレートおよびその異性体類、1
    ‐ヒドロキシナフタレン‐3,5‐ジアクリレート、お
    よびその異性体類、1‐ヒドロキシナフタレン‐3,5
    ‐ジメタクリレートおよびその異性体類より成る群から
    選ばれることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 該共硬化剤の量が1から50phrであ
    ることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 該遊離ラジカル開始剤が有機の遊離ラジ
    カル開始剤であることを特徴とする、請求項1に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 該ラジカル開始剤が高エネルギー放射線
    であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 次の: (a)天然ゴムおよび、ジエン系単量体およびその混合
    物から誘導された合成ゴムより成る群から選ばれた遊離
    ラジカル硬化性重合体;および(b)遊離ラジカル開始
    剤、および(c)一分子当り少くとも二個のアクリレー
    ト基またはメタクリレート基、またはそれらの混合物を
    含むヒドロキシベンゼン化合物またはヒドロキシナフタ
    レン化合物のアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エ
    ステルである共硬化剤;から成ることを特徴とする遊離
    ラジカル硬化性重合体組成物。
  7. 【請求項7】 該共硬化剤が1,3‐ベンゼン・ジアク
    リレート、1,3‐ベンゼン・ジメタクリレート、1,
    4‐ベンゼン・ジアクリレート、1,4‐ベンゼン・ジ
    メタクリレート、1,2‐ベンゼン・ジアクリレート、
    1,2‐ベンゼン・ジメタクリレート、1,2‐ナフタ
    レン・ジアクリレート、1,2‐ナフタレン・ジメタク
    リレート、1,3‐ナフタレン・ジアクリレート、1,
    3‐ナフタレン・ジメタクリレート、1,4‐ナフタレ
    ン・ジアクリレート、1,4‐ナフタレン・ジメタクリ
    レート、1,5‐ナフタレン・ジアクリレート、1,5
    ‐ナフタレン・ジメタクリレート、1,6‐ナフタレン
    ・ジアクリレート、1,6‐ナフタレン・ジメタクリレ
    ート、1,7‐ナフタレン・ジアクリレート、1,7‐
    ナフタレン・ジメタクリレート、1,8‐ナフタレン・
    ジアクリレート、1,8‐ナフタレン・ジメタクリレー
    ト、2,3‐ナフタレン・ジアクリレート、2,3‐ナ
    フタレン・ジメタクリレート、2,6‐ナフタレン・ジ
    アクリレート、2,6‐ナフタレン・ジメタクリレー
    ト、2,7‐ナフタレン・ジアクリレート、2,7‐ナ
    フタレン・ジメタクリレート、1,3,5‐ベンゼン・
    トリアクリレート、1,3,5‐ベンゼン・トリメタク
    リレート、1,2,3‐ベンゼン・トリアクリレート、
    1,2,3‐ベンゼン・トリメタクリレート、1,2,
    4‐ベンゼン・トリアクリレート、1,2,4‐ベンゼ
    ン・トリメタクリレート、1‐ヒドロキシベンゼン‐
    3,5‐ジアクリレート、1‐ヒドロキシベンゼン‐
    3,5‐ジメタクリレート、1‐ヒドロキシベンゼン‐
    2,3‐ジアクリレート、1‐ヒドロキシベンゼン‐
    2,3‐ジメタクリレート、1‐ヒドロキシベンゼン‐
    2,4‐ジアクリレート、1‐ヒドロキシベンゼン‐
    2,4‐ジメタクリレート、1,3,5‐ナフタレン・
    トリアクリレートおよびその異性体類、1,3,5‐ナ
    フタレン・トリメタクリレートおよびその異性体類、1
    ‐ヒドロキシナフタレン‐3,5‐ジアクリレートおよ
    びその異性体類、1‐ヒドロキシナフタレン‐3,5‐
    ジメタクリレートおよびその異性体類より成る群から選
    ばれることを特徴とする、請求項6に記載の遊離ラジカ
    ル硬化性組成物。
  8. 【請求項8】 該共硬化剤の量が1から50phrであ
    ることを特徴とする、請求項6に記載の遊離ラジカル硬
    化性組成物。
  9. 【請求項9】 該遊離ラジカル開始剤が有機の遊離ラジ
    カル前駆体であることを特徴とする、請求項6に記載の
    遊離ラジカル硬化性組成物。
  10. 【請求項10】 該遊離ラジカル開始剤が高エネルギー
    放射線であることを特徴とする、請求項6に記載の遊離
    ラジカル硬化性組成物。
  11. 【請求項11】 該重合体が天然ポリイソプレンゴム、
    合成ポリイソプレン、スチレン‐イソプレンゴム、スチ
    レン‐ブタジエンゴム、スチレン‐イソプレン‐ブタジ
    エンゴム、ポリブタジエンゴム、ニトリルゴム、部分水
    素化ニトリルゴム、ポリクロロプレンおよびそれらの混
    合物より成る群から選ばれたものであることを特徴とす
    る、請求項6に記載のラジカル硬化性組成物。
JP6220363A 1993-09-22 1994-09-14 硬化助剤として、ヒドロキシベンゼンおよびヒドロキシナフタレン化合物のアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルを用いたラジカル硬化ゴム Pending JPH07149844A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/124,787 US5310811A (en) 1993-09-22 1993-09-22 Free radical cured rubber employing acrylate or methacrylate esters of hydroxybenzene and hydroxynaphthalene compounds as co-curing agents
US124787 1993-09-22

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07149844A true JPH07149844A (ja) 1995-06-13

Family

ID=22416777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6220363A Pending JPH07149844A (ja) 1993-09-22 1994-09-14 硬化助剤として、ヒドロキシベンゼンおよびヒドロキシナフタレン化合物のアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルを用いたラジカル硬化ゴム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5310811A (ja)
EP (1) EP0644232B1 (ja)
JP (1) JPH07149844A (ja)
CA (1) CA2112621A1 (ja)
DE (1) DE69401882T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003261511A (ja) * 2001-12-27 2003-09-19 Merck Patent Gmbh 重合可能な単環式化合物
JPWO2011092973A1 (ja) * 2010-01-26 2013-05-30 Jnc株式会社 液晶組成物および液晶表示素子
JP2019099772A (ja) * 2017-12-08 2019-06-24 株式会社リコー 活性エネルギー線硬化型組成物、活性エネルギー線硬化型インク、組成物収容容器、2次元又は3次元の像形成装置、2次元又は3次元の像形成方法、及び硬化物の製造方法

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1284931B1 (it) * 1996-10-08 1998-05-28 Enichem Spa Processo in continuo per la reticolazione selettiva della fase dispersa di polimeri aes impiegante apparecchi di miscelazione posti
US6328084B1 (en) 1997-12-30 2001-12-11 Pirelli Pneumatici S.P.A. Vehicle tire with a particular carcass ply and/or a particular circumferentially inextensible annular structure
US6300421B1 (en) * 1999-03-04 2001-10-09 The Goodyear Tire & Rubber Company Preparation of peroxide vulcanized rubber composition and articles having at least one component thereof
US6569375B1 (en) 2000-04-11 2003-05-27 Apex Medical Technologies, Inc. Vulcanization of dip-molded rubber articles with molten media baths
ES2267940T3 (es) * 2001-01-30 2007-03-16 Daikyo Seiko, Ltd. Una composicon de caucho o de un producto reticulado utilizada para un tapon de caucho para un medicamento o un tratamiento medico.
WO2002096677A1 (en) * 2001-05-29 2002-12-05 Societe De Technologie Michelin Runflat tire
US7297370B2 (en) * 2004-12-22 2007-11-20 General Electric Company Curable encapsulant composition, device including same, and associated method
US20100012241A1 (en) * 2006-12-20 2010-01-21 Xiaofeng Shaw Yang Cushion gum
WO2008079107A1 (en) * 2006-12-20 2008-07-03 Societe De Technologie Michelin Low hysteresis rubber elastomer
US20100113643A1 (en) * 2007-04-09 2010-05-06 Designer Molecules, Inc. Curatives for epoxy adhesive compositions
US7901016B2 (en) * 2007-10-19 2011-03-08 Veyance Technologies, Inc. Track segment with EP(D)M rubber based backer and method of making
US8440755B2 (en) * 2009-07-01 2013-05-14 Bridgestone Corporation Method of making hydroxyaryl-functionalized interpolymer
KR101300661B1 (ko) * 2010-05-06 2013-08-27 한국생산기술연구원 플로로글루시놀계 아크릴레이트 및 그의 제조방법
IL236137B (en) * 2014-12-08 2019-02-28 Gadiv Petrochemical Ind Ltd Tri-esters of 1,2,4-benzenetriol as plasticizers in plastic compositions
WO2017050953A1 (fr) 2015-09-25 2017-03-30 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Utilisation d'un dérivé de polyphénol aromatique silylé pour la fabrication d'une résine phénol-aldéhyde de renforcement d'une composition de caoutchouc
FR3041633A1 (fr) * 2015-09-25 2017-03-31 Michelin & Cie Compose esterifie pour eviter la reticulation precoce d'une resine phenol aldehyde
EP3352998B1 (fr) 2015-09-25 2020-06-10 Compagnie Générale des Etablissements Michelin Utilisation d'un dérivé de polyphénol aromatique estérifié pour la fabrication d'une résine phénol-aldéhyde de renforcement d'une composition de caoutchouc
US10711131B2 (en) 2015-09-25 2020-07-14 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin High-strength rubber composition comprising an aromatic polyphenol derivative

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3751378A (en) * 1971-03-31 1973-08-07 Sartomer Ind Inc Inhibiting prevulcanization of rubber with polyfunctional methacrylate monomers as cross-linking coagents with peroxides
US3843502A (en) * 1971-06-01 1974-10-22 Firestone Tire & Rubber Co Promoters for radiation induced cross-linking in polymer substances
US3989611A (en) * 1973-01-08 1976-11-02 The Firestone Tire & Rubber Company Radiation treatment of polymers containing isobutylene
US3867270A (en) * 1973-09-13 1975-02-18 Exxon Research Engineering Co UV curing of conjugated diene-containing butyl rubber
US4168387A (en) * 1974-05-06 1979-09-18 The Goodyear Tire & Rubber Company Esters of polyphenolic compounds as built-in antioxidants
US3984372A (en) * 1974-05-06 1976-10-05 The Goodyear Tire & Rubber Company Polymer compositions containing esters of polyphenolic compounds as built-in antioxidants
US3954907A (en) * 1974-11-27 1976-05-04 Union Carbide Corporation Composition with selected vinyl compounds and process for avoiding scorching of ethylene polymer composition
US4562281A (en) * 1983-12-14 1985-12-31 Sumitomo Chemical Company, Limited Production of bisphenol derivatives
US4882389A (en) * 1987-01-12 1989-11-21 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Electrical insulating resin

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003261511A (ja) * 2001-12-27 2003-09-19 Merck Patent Gmbh 重合可能な単環式化合物
JP4553550B2 (ja) * 2001-12-27 2010-09-29 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 重合可能な単環式化合物
JPWO2011092973A1 (ja) * 2010-01-26 2013-05-30 Jnc株式会社 液晶組成物および液晶表示素子
JP5765236B2 (ja) * 2010-01-26 2015-08-19 Jnc株式会社 液晶組成物および液晶表示素子
JP2019099772A (ja) * 2017-12-08 2019-06-24 株式会社リコー 活性エネルギー線硬化型組成物、活性エネルギー線硬化型インク、組成物収容容器、2次元又は3次元の像形成装置、2次元又は3次元の像形成方法、及び硬化物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5310811A (en) 1994-05-10
DE69401882D1 (de) 1997-04-10
CA2112621A1 (en) 1995-03-23
DE69401882T2 (de) 1997-08-14
EP0644232B1 (en) 1997-03-05
EP0644232A1 (en) 1995-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07149844A (ja) 硬化助剤として、ヒドロキシベンゼンおよびヒドロキシナフタレン化合物のアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルを用いたラジカル硬化ゴム
US4857571A (en) Prevulcanization retardation of free-radical cured rubber
US5208294A (en) Hydrogenated nitrile vulcanizates
US6277925B1 (en) Allyl compounds, compositions containing allyl compounds and processes for forming and curing polymer compositions
US4248987A (en) Process for vulcanizing rubber at a low temperature
US3775387A (en) Process for preparing conjugated diene butyl
CA2641740C (en) Polybutadiene compositions, methods and articles
JP2950966B2 (ja) ポリマーの添加剤
CZ385297A3 (cs) Vytvrditelná polymerní kompozice a způsob přípravy roubováním vytvrzené polymerní kompozice
EP0835282B1 (en) Improved phenolic scorch retarders
JP4964395B2 (ja) 早期架橋を遅らせる組成物
US4228265A (en) Process for producing sulfur-curable acrylic rubbers
US3177165A (en) Antioxidants comprising reaction products of liquid rubbers and aromatic amines and compositions containing same
CA1076744A (en) Method of chemically bonding antioxidants into polymeric materials
EP0570160A2 (en) Rubber composition
DE4425620A1 (de) Schlagzähmodifizierte Formmassen auf Basis Polyisobutylen-haltigem Polycarbonat
EP0109008B1 (en) Stabilization of poly-(alkadiene-1,3)
US4727105A (en) Oligomeric amine and phenolic antidegradants
BR112020016619A2 (pt) Composições de borracha líquida com baixo teor de enxofre curáveis e métodos para a sua fabricação
US3398111A (en) Chemical promotion of a rubber-filler composition with tetramethylene bis
US4166892A (en) Process for vulcanizing rubber at a low temperature
JPH0616871A (ja) キュア可能な組成物及びキュアエラストマーを得るためのその使用
US3141867A (en) Cross-linking polymeric materials
USRE31322E (en) Process for producing sulfur-curable acrylic rubbers
DE19921416C2 (de) Verfahren zur Herstellung von Glycidyl-enthaltenden Nitril-Butadien-Polymeren, insbesondere Elastomeren