JPS5943118A - ポリオレフイン発泡繊維およびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリオレフィン系発泡繊維及びその製造方法に
関し、更に詳しくは並列型あるいは鞘芯型複合構造を有
するポリオレフィン系複合繊維において、繊維軸方向に
沿ってその繊維表面を支配的に形成する複合成分（以下
１３成分と略記する）のみに実質的に発泡セルを有し、
その”発泡セルの一部□・示繊維表面に開裂した構造を
一″ｆ′が・、ｙ０賃ｊ８・、、シ゛°°“〜°°岱・
−″・叩・維強度が１．５〜５．０ｉｆ／ｄである細繊
度ポリオレフィン系拠泡−笈びそｉ遣方法に関す鼾・ポ
リプロピレン、ポリ千、チ、レフ等のポリオＬ；：フィ
ン系繊維は比、＠が小きく強度が大きいとい。

う利点を有するが一般にぬめり感あるいはワキシー（Ｗ
ａｘｙ）、と呼ばれる感力虫を与える次点を有し、特に
、繊度が小さな繊維ではこのぬめ）感が助長され問題ど
なっでいた１、この欠点を痔消するために繊維断面形状
を円□形以外の様々な形状とする所謂異形糸がｉ′案さ
れていｇが満足なものｔままだ′得られキい遅い、。

本発明者らはぬめり感の無い細繊度のポリオレフィン系
機ｆ：ｉｌ：の開発に鋭滝努力の結果、繊維を発、泡さ
、せ空、？発泡、セル党、一部を該繊維空部に開裂さぜ
ることにより優れた風合のポリオレフィン系繊維をイＩ
Ｉることが出来ることな知υ本発明を完成するに到った
。すなわち本発明は１、）単繊維繊度が０゜５〜８０デ
ニール、ｔＲ維強１・：・　度が１．５〜５．’　０１
　／　ｄの複合繊維であって、繊Ｉ１．．Ｉ１１．．．
維ｉ呻り、向悴沿ってその繊維表面を支配的に形成−す
乞抜合成分のみが実質的に発泡し、かつ発泡：セｊＱの
一部ｊｆ’ｓａ　ｋｉ　ｓ面に開裂しまた構造を有する
：：ポリオレフイン系発発泡繊維 ２）単繊維繊度が１．５〜１８０デニールの未延伸糸を
２〜８倍に延伸して単繊維繊度が０．５〜３０デニー、
化の複合繊維を製造するに際し、繊、維＠疼：沿って・
嘩維表面、を支配的にノ暖成する複合成分（以下Ｂ成分
と略記する）にのみ実質的に発泡剤を添加し、他の複合
成分（以下Ａ成分と略記する）には発泡剤・を添加せず
、各複合成分をその複合比率（Ａ成分）／（Ｂ成分）が
８゜／７０以上士あ＃）：かつ未延伸糸の断面におけ６
Ｂ成分（りＭｌ　％　”Ｆ均厚筺７．２〜１５＜、７ａ
’ｙと□なる様に配合することを特徴とするポリオレフ
ィン未発・拘繊維の製造方法である。

溶融紡鬼法による発泡繊維の製造は特公昭４８−４５８
６．特公昭４５−８６８８９．特公昭′５５−４０６８
２等に記されているように従来公知であるが、いずれも
単糸繊度が５００デニ一ル近傍以上の關直外所謂毛ノラ
イレメントに関す゛るもめであって、□繊維の低比量化
Ｊ光輝性刊与、腰の強さ□を改善すると（！：′等を目
的とするものである。紡出未延伸糸中の発泡セルの天き
さは一般に・５ん１七で夛ロシ担度ヤあ′□シ、小さい
九め比軸的容易に溶融紡糸す：るとと氷出来る１、　　
　　　　　　　　　　　１１．６７．、、、。

しかし、”本廃明の目的とすス８６デニシｆ以下の細繊
度の繊維に鰺いてはＪ未延伸繊維の繊度Ｇ１、太くても
ぜいぜい１３′ｏデ三□−ル以下であり、これに対応す
る繊維直径は大略ｉ□８０□ミン・ロン程度となるため
、こ□のよう力ね【糸１作を鵬−包繊維として得ようと
しそも線材０簡“径′に文１するｑ市？包セルの大きさ
か過大で、紡糸ノズルよ：□り吐出きれる繊維形成性重
合体の連続性が発・池セルにより阻害され、曳糸性が悪
くなシ、非常に１難であった。特に、□本発明のように
発泡セルの出来るだけ多くを繊維表面で開裂させ、それ
によシ、生ずる表面亀裂によつ・て風合を改良するもの
では高い発泡倍率（気相／固相の比）が必−要であ、す
、ますます紡糸が困難となる。

□　本発明は、複合＃Ｉ１．維Ｏｔａ維■Ｊ方向に沿っ
てその繊維表面を支配的に形成す名複合成分のみを発泡
させ、他の複合成分は発泡させないととＫ・よってト記
の紡糸の困・難件を回避するもめであ　　　　□フ松合
紡糸において実質的に発泡□しない複合成分の支持効・
釆によってｆＲ，Ｗｌｉ全体としての曳糸性、延伸性、
・繊維強度を保持させるものである１２本　　　　□発
明に類似り発りＪとしては、′特公昭４８−５４７　　
　　□に外層部のみを発泡させた複合繊維め製造方法　
　　１：が開示されヤいるが、得られる繊維ｔ、ｔ　８
　ｏ　６・−：９００・デニニルと太く、またポリオレ
フィンは外層に用いることが出来ないとして籐り、□本
発明の、目的とす：′る細繊度の発泡繊維は知られすい
ない。　　′　　□ オａｑｏ。１つ□？　、Ｂ　、Ｊ？　！Ｊオフシロ、ｋ
　　□ン；１、特別な制限は、なく、例えば、エチレン
、プロピレン、４−メチルペンテン−１笠の単独重合体
の仙これらを・主成分とする共重合体あるいは−Ｙ−の
ような１１１合体の洞８合物かい１れも・（要用でき、
こわら−Ｅｉ＜合体にｔｉｔポリオレフィンに通常使用
さＪする安定剤、ｊ′：１゛１別　（ｉｊ、’　ｉ市防
往ｊ１′１等の添加物を含イＪさ、けることも１１１能
でｉ）ｊ＋る。

本発明の発泡、４裁λイ１にｒ：Ｉ、ボＩＪ、ｌレフイ
ンの炎賓（＝１成形に７０１７１’；用いられる発泡剤
がいずれも使用ｒ＋ＪｆｊｆＪであり、１７！Ｉえばブ
ゾシカルボン−）゛ミド、ノくリウノ＼アソ゛ジカル；
１ζ八′・ンレート、Ｎ、Ｎ’−ジニトロソペンタメチ
ｌ、ｚンｊ゛トラミン、ｐ−）ルエンスルポニルセミ力
ルバジド、トリヒドラジノトリアジン等が誉げられる１
　これら発泡剤の添加ｒ＋’ｉ’、　Ｉ’、１、目的と
する偵躬（の軟度、発汁ジ成分（Ｂ）のノｔＪｉみ等に
応じて：Ｌｉ＋’ｊ宜加減されるか、−、−Ｍｊｉ：　
（／ｉ７は発泡成分（Ｂ　）に対１−７０□１・−２，
ＯＬＲ：ｆｋ：　’づろ、好−ましく（・よ０，２〜１
．０　ＡＯｊ＋、％である。

本究明の発２ｒ４　、ｌ・ＡＱ　Ｊｆｌは従来公知の鞘
芯型もしくｔよ並列型の１匁ｉ−Ｙ紡糸ＬＪ金を用いて
製造することが出来、複合の各成分とし２てＵＪ二前Ｗ
Ｑ各種ポリオレフィンのｆｌ：λまの組み合せ（同一種
を含む）を選ぶととが出来るが、発泡層による１戦合改
良の効果を発揮するためには鞘成分を発泡さぜフ、二鞘
芯型複合繊維とすることがｊ［＜も好−よ［７く、並列
型であれば繊維＋ｌｌ＋ｌｌ上沿ってその４（ｊＪＪｆ
ｌ表向を支配的に形成する成分を発７ｆｉさせた偏芯並
列型複合繊維と′することが好゛ましい１゜ト記ｉｊ、
　、６イ、次？イ１−にＬ・υｌる発泡成分（１３）中
に発生した発？ｂシセルの一部（出来るだけ多ぐ）を繊
維表１■て開りソン＼−ヤ勲るために【′、シ紡出１．
ｆｃ未延伸糸ＩＪｆｉ面にお（ｊる発ｉ’ｌジ成分（Ｂ
　）の」に１（論平均ノリみを２〜１５ミクロンとする
必要がある。′ずｌわぢ、通常の紡糸条件で未延伸糸中
（（発生する発泡セルの大きさ＆、Ｊ偵径が５〜１５ミ
ク「〕ン程度であり、発１１１１考成分（Ｂ）の理論平
均厚みがと扛ら発泡セルの直径（以上であると繊維表面
で開裂する発泡セルの割合が低下１〜、同一の発？１１
シバ１１添加量では風合改善の効果が少くなり、添加＆
”（を増せは用紡件が悪くなる、逆に、発′？１２成分
（Ｉ３）の厚みが２ミクロンに達しないと、この厚みに
対して発泡セルの大きさが過大となり、繊維表面に開裂
セルによる鋭角的な凹凸の形成が不可１１ヒとがる３、
こ仁で発泡成分ＣＢ）の理論平均厚、今とυ−１１、鞘
＋１′’＞型複合繊託の有ｉ合比から算出される　発泡
剤を添加］〜ないと想定した場合の、未３４’Ｆ、伸糸
の４・ｉ’ｊ　！ｊ−’Ｚ分の羽均厚みであり、並列型
複合イｊＡｌｉ　Ａイ［ｊ　ｆに１４Ｘ１“ｆ芯ス＜［
Ｊに４＜＊　＞Ｉ　Ｌ株雄表面占イ・Ｊ率で補正す−る
ことによりｔ′？出で号ズ１．る。

４”　Ｓｌｌ″ｉ　’ＪＪ　ＯＩｌｌ　２１１（＋、代
Ｋｊｌにｊｉ−イー７−５Ｕｕｌｔ、　（／Ｊ曳糸性、
延ｆｉｌｌ　ｉで１：」、・よび：ｉｒ、１斤［１強ｊ
；ｊ　ｆ保持する）ζめに、鞘芯型抱合Ａ＋’Ｑ　Ａ’
：＊　’Ｔ：　Ｌ１１成分、並列型腹合４９＜　？＜ａ
−ｒニーは繊ｊｆｉ’Ｊ衣面古ｖ−ｒ率の低い成分は実
％ｊ的に発泡（〜ないことＺ；パ必”）２で４・）す、
ζ０−〕より、を非発泡成分（Ａ）の前１，１シイ１゛
５ン１−ｐＪ、成分（Ｂ’）にλ・しする４・、（介比
率を３０／′ｌＯ以−１−とする必要がある１゜本発明
の発７（・月・１・（維をｉ（する／ζｄ）の紡糸条件
は、使用するポリオｌ／フ・ｆン及び二５ｊ　ＩＦ＞　
Ｍりの４１ｉｉ訂（によ７＞　−７Ｔ　；１′Ｉ′ｌ宜
Ｋ　設ｓ、ｉ］すｉ　＋、　ｉａ　ｋ、ｔ：　ｌらｆｌ
　イが、一般的なポリオし・フィン系複合ｉｒａ　ｊｌ
ｌＧの紡糸東口が？’、ｊ、　？４ｉ：そのま＼適用で
き、例えば、紡糸温度１ｓｏ−３５０℃、紡糸速度２０
０　”−４，０００ｙｉｒ　／　ｍｉｎで押出し、紡糸
［１会直下で空気による冷却を行い、ドジフト率１００
へ−８，（１００で引取ると−とにより１．５・・１３
０デニールの発泡未延伸糸全得る。次いでこの未延伸糸
ケ２−・８倍に延沖し単繊）′ＩＬ繊度０．５・〜３０
デニールの発ン１ｑ延伸糸とする３、この延伸に伴って
授９　、ｉ、ｊ１表面に佼δ＋（（：　ｒ！’＋！＋力
向に沿つｔ多数のｉｘｘ　ｈｕｔな１１ｔが形成される
と共にＩＡ維形状が歪となり風合が格段に向−トシ、か
つ二次！１１１丁に削え得る繊維強度が付−Ｌｊされる
、。

以上詳述し７たように、本発明（ｔｉ従来ＬＬ４　’）
’＋、ｉｌ；であった細繊度のポリオレフィン系発泡、
絨ｆｆ、１１の製造を可能に（〜たものであり、ぬめり
感の無い、ｔｌｌｌ繊展ポリオポリィン糸繊度ケ長１供
するものである。

本発明の発泡繊維υコ、その表面が従来公知の所謂異形
断面繊維に見られるような比較的人形で規則的な凹凸形
状と異り、（））！細でシン、グムな形状の満、をイｊ
するｋ　、Ｖ）異形断面繊維よりも−Ｊｉ；１ｙ〕めり
感の無い、）−毛様の風合を−イ１し、又イ・・”Ｉら
？ｆｑ内部に琴泡セルを含有ｊるため繊維比重の低減と
い□う効果も併せ持ってやる。

本発明の拠泡繊、維は捲棉糸あるいは鉋捲縮糸−又、短
繊維あるい１、長繊維等各イ１１の繊維形態で織物用９
編物用、不織布用、抄紙用等各種の用途に用いることが
出来る１、− 以下実施例によつキ本発明を具体的に説萌す実施例１，
２、比較例１〜３ 孔径１．０ｍｍ、孔数２４０ホールの鞘芯型複合紡糸ｒ
］金を用い、鞘成分および芯成分の入力にメルトフロー
レート（ＪＩＳ　Ｋ６７５８）２１．３ポリプロビレフ
を、発蔽剤としてアソジカしレボンアミド（分ｊＱ８　
Ｗ１度ｔ９’？Ｌ２ｔｏ℃）を、それぞれ表ζで示した
如き鞘／芯の複合比並びにｉ泡剤の添加邦、で用い、総
社出ＭＨ２０”’０１　／　ｍｉｎ・溶融押出温度２６
０°Ｃ１紡糸ロ金ｊｉ’ｏ下５鵡８０（専の間の冷却空
気２３°ＣＸＯ，’？：）ｔ／’ｓｅｅ’、’引取速度
７１４２／Ｊ　／　ｒｎｉｎめ条件で動子した。

□実施例１および実施例２はいずれも可紡性が良く、単
繊−繊度ｔｊ、５ｒエールの発泡未延伸先例１られ冬示
、比較例１〜８においてはいずれ一苛紡性ｆｉ”４Ｍ”
ｈ６て惑く、発泡未延伸糸の採取は出来なかった。

−ｍ　’％ｔ”　Ｉ　Ｌ　主び実−側御で得られた上記
発泡未に褌：糸ｉそれぞれ４．１　＄−よび３．７倍の
延伸倍率で延伸し、１４山／吋め機械捲縮を付した後、
繊維長６４問に切断して単繊維繊度がそれぞれ８．０お
±び８．３デニ□−ルの発泡短繊維を得た。。

とれらの発泡短繊維を梳綿機を通し開繊してウェブとし
、ａ、Ｏデニールの非発泡短繊維ウェブと対比して風合
を評価したとζ為、全くぬめり感の無□い、ソフトでさ
らりとした風合を有してい飢　　　′　　　　　　　　
　　　□実施例′３　　　　　　　　　　′ 鞘成分としてメルトインデックス（ＪＩＳ　Ｋ６７６’
０）２８．０の低圧法ポリエチレン、芯成分としてメル
トフローレート（ＪＩＳ　Ｋ６７５８）６．８を□用い
た以外は実施例１と同様の方法によってボリエ′；レフ
よ）成る鞘成分が□発泡しｆｃ’短繊維を得、梳綿機を
通してウェブ□とじた。このウェブも実施例１と同様の
優れた風合を・示し、た。

実施例４ 孔径１．ＱＷｆｆ、孔数２４０ボールの並列壓複合紡糸
Ｌｉ金を用い、メルトフローレート６．８のボリグロビ
レフ７，１７複合のＡ成分、発泡剤としてアゾジカルボ
ンアミド０．４％を含有する・メルトフローレート２１
．８のポリプロピレンを複合のＢ成分、複合比５０１５
０′・とじ、：総社・出：量２０□０１／ｍｉｎ、溶融
紡糸温′度２８０°Ｃ５紡糸口金面下５〜８０αの間の
冷却空気２　Ｂ　’（”ｉ　Ｘ　Ｏユ８ｍ□／ｓｅｅ、
引取速度７１４□ｆｆｌ／ｍ’ｉｎの条件で紡糸し、単
繊維繊度１０．５デニールの発泡未延伸糸を得た。

この未延伸糸の断面を光学顕微鏡で明察じたところ、Ｂ
成分（発泡側成分）がＡ成分（非発泡側成分）を取り囲
む様な配置となシ、□、繊舶も断面周長の７８％を占め
ていた。との未延伸糸・□を８．８倍の延伸倍率で延伸
し、１２．８山／吋の機械捲縮を付した後、繊維長５′
１請に切断・しで単繊細繊・度８．８デニールの発泡短
＃Ｉ！維を得た。・この発泡短繊維から成るクエプは実
施例１と全く同様の風合を有するものであった。

実施例”′５〜７．比較例４〜６ 孔径１．５門、孔数６０ホールの鞘芯型複合紡糸口金を
用い□、鞘成分および芯成分の双方にメルトブローレー
ト６．８のポリプロピレンを、発い、溶融紡糸温度２６
０℃、紡糸口金面下５〜ｓｏｍの間の冷却空気２３℃×
・０．８１ｎ／ｓｅｃ、　　　　　　：引取速度５・・
Ｏ’、０　′７７２　／　ｍｉｎの条件で紡糸した。

実施例５〜７はいずれも可紡性が良く、又、比較例５：
も１ずまずの可紡性があり、いずれも単　　　□性が悪
□く未・延伸糸を採取出来なかった。　　　　　　　　
１次いでン・上記発泡未延伸糸ｆ、′表に示した延伸倍
率で延伸し、１４山／吋の捲縮を付し、繊維長６４問に
切断した後、梳綿様を通して開繊しウ　　　　：１−ｒ
６ブ、’し、−ｒ風合全評価した。実／１＋例５・〜シ
で得られｈ−ウェブ′はぬめり感の無い良好な風合を示
した。ト）戸１咬１到５で得られブ、−ウェブは、その
発泡イＬ；シ１１・ｆトの鞘１７１へ（１）Ｊ９さに対
し２発、ト（剤の添加；ｄが相対的！／Ｃ少々／）１つ
たためイ、哉オ′１１、表面に開裂した発泡セルの生成
が少な（、、ｌｒａめり感の残存−ｊ“るウェブであ一
つに１゜

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例１で得られた発泡繊維の断面の模式図で
ある。１：芯成分、２：鞘成分、；３：泡。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）単ＩＪＪＪ、　Ｋ・ｆｔ：個度カｏ、　５〜８０
   デニール、繊維強度が１．５〜５．０１ｉ’／ｄの行１
   合繊Ｓイｔであって、繊維軸方向に１１１ってその供ｈ
   （表面を支配的に形成する複合成分のみが実質的に発泡
   し、かつ発泡セルの一部が繊維表面にＤトｊ裂した構造
   を有するポリオレフィン系発ン包イ穢、唯。 （２）乾式不織布用短繊紐としで用いられる、繊維形態
   が拉縮数が５〜１５＋１＋／吋、繊維長が３０へ−ｉｇ
   ｏだパである特許Ｘ’ｒ’！求の範１；４１１第（１）
   項記載のポリオレフィン系発泡繊維。 （３＞　　４ノド紙用ストランドチョップとして用いら
   れる、繊Ａイト形態が実質的に無捲縮であり、繊維長が
   １〜２０ｍＭである特許Ｂ’ｌｌ求の１１１Σ囲第（１
   ）項記ＩｉＪシのポリオレフィン系発泡ｊｔＲｋｉｋ。 （４）位ノ宿を４丁しない、あるいは（立縮を有するマ
   ルチフイラ！ントである特許請求の範囲第（１）項記載
   のポリオレフィン系発泡繊維、。 （５）単繊維繊度が１．５〜１３０デニールの未延伸糸
   を２〜８倍に延伸して単繊維繊度が０．５〜３０デニー
   ルの複合繊維を製造するに際し、繊維軸に沿って繊維表
   面を支配的に形成する複合成分（以下Ｂ成分と略記する
   ）にのみ実質的に発泡剤を添加し、他の複合成分（以下
   Ａ成分と略記する）には発泡剤を添加せず、各複合成分
   をその複合比率（Ａ成分）／（Ｂ成分）が８０／７０以
   上でありかつ未延伸糸の断面におけるＢ成分の理論平均
   厚みが２−・１５ミクロンとなる様に配合することを特
   徴とするポリオレフィン系発泡繊維の製造方法。