JPS5942958Y2 - 洗い場付浴槽 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は洗い腸性浴槽の改良に関するものである。

従来の洗い腸性浴槽は、第２図に示すように洗い場１ａ
と浴槽２ａとが一体のもの、第３図に示すように洗い場
１ｂと一方エプロン付き浴槽２ｂとか別体に成形され、
浴槽のエプロン３を介して両者が一体的に接続している
もの（例えば、実開昭４８−２２４３９号公開公報参照
）、第４図に示すように腰板４で囲った洗い場１ｃから
一体に延長した浴槽嵌合部５に浴槽２ｃを嵌め込んで一
体化したものなどが実用に供されているが、第２図に示
す全体が一体戊形のものは、大型の成形金型を必要とし
、成形費が嵩むのみならず、洗い場、浴槽の寸法が特定
されてしまい、施工現場の設置条件に合うものが得られ
ず、また全体の寸法が大形になるため戸建住宅や中高層
集合住宅などに搬入する場合、搬入が不可能となるおそ
れがあり、また戸建住宅における設置は、布基礎が邪魔
となり施工が難かしくなる欠点がある。

さらに、第３図に示した構造のものは、浴槽側と洗い場
とが別体であるから、搬入には好都合であるものの、洗
い湯側に垂下するエプロン３が通常の場合よりも長い寸
法のものとなるので、浴槽としては特殊な形状のものと
なり、従って丈の長いエプロンを有する特殊な浴槽を特
別に用意する必要があり、製造面からも生産管理の面か
らもきわめて不利なものとならざるを得ない。

つぎに、第４図に示す構造のものは、洗い場１ｃが腰板
４に囲まれ、浴槽嵌合部５を一体は有する大形のものと
なるので、搬入が困難となる欠点がある。

この考案は上記の従来構造の欠点を一掃するよう考案さ
れたもので、洗い場、浴槽、エプロン付縁枠の、それぞ
れ別体構造の王者を接続して洗い腸性浴槽を構成し、成
形も容易であり、寸法的に搬入毒１堰を受けることもな
く、また浴槽のレベル出し、固定も容易かつ正確に行え
る洗い腸性浴槽を提供することを目的とするものである
。

以下図示の実施例によりこの考案を詳細に説明する。

第１図の実施例においては、浅皿用の防水パンからなる
洗い場１０と浴槽２０との間にエプロン付縁枠３０を配
して洗い腸性浴槽が構成されている。

洗い場１０は従来の公知構造のもの上回様であり浴槽２
０に対しては、洗い湯側に面するエプロン３１を一体に
設けた縁枠３０が浴槽２０の上縁２３の廻りをぐるり囲
むように鋲止め、接着などの適宜手段で付設しである。

縁枠３０には洗い湯側を除く三方側に水返し壁３２が設
けである。

そして、上記のような構成の洗い腸性浴槽を設置するに
は、洗い場１０の底部に一体または別体に設けた受台１
１を設置面ＧＬに固定した受座１２゜１２上に載せて洗
い場１０を水平に設置し、ついで、前記受台から一体ま
たは別体に延長しである受台１３を前記受座と同様の受
座１４，１４上に載せ、浴槽２０を足２２，２２を介し
て水平に据置く。

この据置時、浴槽２０と縁枠３０とは一体的に接続され
縁枠３０のエプロン３１は洗い場１０側へ位置し、洗い
場１０に接続され、洗い場付浴槽が構成される。

以上延べたように、この考案によれば、洗い場と、浴槽
と、これら両者を接続するエプロン付縁枠とが、それぞ
れ別体の構造体からなり、これら別体の構造体である三
者が着脱自由に接続されてなるものであるから、それぞ
れ別個に成形でき、成形がきわめて容易であるとともに
、金型費もかからず、経済的に成形でき、出荷時の梱包
や搬入時などにおいては、バラした状態で梱担、搬入な
どができ、これら作業か楽に行え、また、浴槽のレベル
出し、固定も浴槽単体に対して行うため布基礎４０など
が存在していても据置工事の妨げとならず、容易かつ正
確に浴槽を据置くことができるなど、洗い場付浴槽とし
て実用的価値を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の実施例を示す縦断側面図、第２図か
ら第４図はそれぞれ従来構造の説明図である。 １０・・・・・・洗い場、２０・・・・・・浴槽、３０
・・・・・・エプロン付縁枠、３１・・・・・・エプロ
ン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 洗い場と、浴槽と、これら両者を接続するエプロン付縁
   枠とが、それぞれ別体の構造体からなり、これら別体の
   構造体である三者が着脱自由に接続されてなる構成の洗
   い腸性浴槽。