JPS5942941B2 - 漏電しや断器の引外し装置 - Google Patents

漏電しや断器の引外し装置

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JPS5942941B2
JPS5942941B2 JP9072679A JP9072679A JPS5942941B2 JP S5942941 B2 JPS5942941 B2 JP S5942941B2 JP 9072679 A JP9072679 A JP 9072679A JP 9072679 A JP9072679 A JP 9072679A JP S5942941 B2 JPS5942941 B2 JP S5942941B2
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司 中村
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明保持磁石を用いた電磁式漏電しゃ断器の引外し
装置に関する。
電路の漏電を零相変流器により検出し、その二次出力を
保持磁石を用いたいわゆる閉鎖電磁石に加えて機械力を
発生させ、引外し機構を動作させて電路をしゃ断する電
磁式の漏電しゃ断器は、制御電源が不要で電源欠相時の
漏電保護が可能なため電源欠相の機会が多いとされてい
る分岐回路あるいは使用環境が過酷な自動販売機や電気
温水器の内蔵用として比較的小定格のものが多く使用さ
れていた。
しかし最近は受配電設備の地絡保護など大容量の漏電し
ゃ断器の要求も多くなった。
大容量の漏電しゃ断器は必然的に開閉接触部の接触圧力
、開離力を大きくする必要があり、このために開閉機構
を動作させる大きな引外し駆動力を要する。
これに対処するには零相変流器や閉鎖電磁石を大形にし
て直接大きな機械力を得るか、小形の閉鎖電磁石の発生
する機械力を増大するかの2方法がある。
しかし零相変流器や閉鎖電磁石には高価な磁性合金を使
用しているので前者は当然高価になる。
後者はばねで付勢されたレバーをラッチと係合させてお
き、閉鎖電磁石の接極子が釈放されるときの小さな力で
ラッチとの係合を解いてばねに蓄えられた大きな力で開
閉機構を開路する構成である。
第1図は一般に用いられている閉鎖電磁石1の正面図で
ある(横形的側面図は第3図参照)。
第1図において永久磁石2の磁束の一部は継鉄3を介し
て接極子4を吸引している。
接極子4は接極子支え5に支持され、図示しない釈放ば
ねで軸6の周りを時計方向に回動するよう付勢されてい
るが、常時はこのばねの力に打勝って継鉄3に吸引され
ている。
7は継鉄3に巻かれた減磁コイルである。
電路に漏電が発生して図示しない零相変流器の二次コイ
ルに電圧を誘起し、これに接続された減磁コイル7に交
流電流が流れると、継鉄3の磁束が減少した瞬間に接極
子4は釈放されて接極子支え5、軸6とともに時計方向
に回動する。
引外し装置は後記第2図に示すように前記閉鎖電磁石1
を収納したケース8の外に設けられ、ケース8から突き
出した軸6に固定されたトリップレバー19により動作
する。
第2図は従来から用いられている定格容量を増大するた
めの引外し装置で、漏電しゃ断器の投入状態を示す。
第2図において、駆動レバー9は軸10に回動自在に取
付けられ駆動ばね11により反時計方向に付勢されてい
るが、その係合部9aが保持軸12の半月状の部分12
aとかみ合いその位置を拘束されている。
釈放レバー13は保持軸12と一体として結合され復帰
ばね14により時計方向に付勢されている。
動作表示ボタン15は駆動レバー9にピン16により連
結されてその上面は漏電しゃ断器ケースのカバー17の
外面に僅かに露出している。
これらの機構は支持板18により支えられている。
今電路の負荷側に漏電が発生すると第1図に示した閉鎖
電磁石の接極子4が釈放されて軸6が回動し、閉鎖電磁
石1のケース8外で軸6に固定されたトリップレバー1
9が回動して釈放レバー13の先端を押すため、これに
結合されている保持軸12も共に回動して駆動レバー9
の拘束を解く。
したがって、駆動レバー9は駆動ばね11に蓄えられた
力により軸10の周りを回動する。
こうして駆動レバー9の先端9bに覗われた強い力が図
示しない開閉機構に伝えられ漏電を発生した負荷をしゃ
断する。
動作表示ボタン15は駆動レバー9が回動した際、カバ
ー17の外面に飛び出し、漏電しゃ断器が動作したこと
を表示する。
閉鎖電磁石1に固定されたトリップレバー19は開閉機
構とトリップレバー19との間に設けられた図示しない
リセット棒の動作により自動的に第2図に示す位置に復
帰する。
このとき釈放レバー13は復帰ばね14の力を受けてト
リップレバー19の動きに追随する。
負荷の漏電が排除されたとき動作表示ボタン15を押せ
ば駆動レバー9が第2図の状態に復帰し、開閉機構の再
投入が可能になる。
この漏電しゃ断器は駆動レバーや駆動ばねにより閉鎖電
磁石の駆動力を増大し、しゃ断容量を増加させることは
できるが、動作表示に主眼がおかれており、動作表示ボ
タンを押すことによりこれをリセットするとともに駆動
レバーをリセットしてから開閉機構部の投入操作を行わ
ねば投入できないという不便があり、動作確認のテスト
時もその都度表示ボタンを押し込まねばならなかった。
また、漏電しゃ断器を配電盤などに取付けるには動作表
示装置を必要としない場合も駆動レバーのリセット用き
してパネルに表示ボタンの孔をあけて操作表面に出す工
作をする面倒もあった。
この発明は上述の欠点を除いて、小形の閉鎖電磁石でし
ゃ断可能な定格容量の大きい、操作簡単な漏電しゃ断器
を提供することを目的さする。
この目的は本発明によれば、電路の漏電を検知する閉鎖
電磁石の動作に応じて回動動作するトリップレバーと、
このトリップレバーと電路を開閉する開閉操作機構との
間に挿入され、駆動ばねにより所定の回動力向に付勢さ
れ該駆動ばねの付勢力により開閉操作機構をトリップす
る駆動レバーおよび該駆動レバーと係合して常時は駆動
レバーを非トリップ位置に保持し前記トリップレバーの
閉鎖電磁石の動作による回動動作によりその係合が解か
れるラッチと、前記トリップレバーと駆動レバーとを連
結し、一端が対応するトリップレバー若しくは駆動レバ
ーに設けた長孔に係止された連結棒と、前記駆動レバー
と可動接触子とを連結し一端が対応する駆動レバー若し
くは可動接触子に設けた長孔に係止されたリセット棒と
を備え、前記連結棒およびリセット棒はトリップ動作時
に長孔内を移動し、可動接触子の開離動作に応じてリセ
ット棒は駆動レバーを連結棒はトリップレバーをそれぞ
れリセット位置に引き戻すように構成することによって
達成される。
つぎにこの発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する
第3図において20は電路の主導体が電源から負荷側に
貫通する零相変流器で、21はその二次コイルである。
1は既に第1図について説明した閉鎖電磁石であり、負
荷側に漏電が発生すると既に述べたように釈放ばねの付
勢で接極子4を釈放させて図示していない引外し機構を
駆動して電路をしゃ断する。
接極子4は一度釈放された後に図示されていないリセッ
ト機構によりリセットされて再び吸着状態に復帰する。
この発明は前記漏電しゃ断器において、漏電により接極
子4が釈放されて開閉操作機構を駆動するまでの引外し
装置およびリセット機構に関するものである。
第4図において18は支持板で側板22との間にこの発
明の電磁形引外し装置を構成する各部品が保持されてい
る。
19は閉鎖電磁石1の回動軸6(第1図または第2図参
照)に固定、されたトリツブレバーで、接極子4が吸引
された状態で図の位置を保っている。
ラッチ23は復帰ばね24により反時計方向に付勢され
ているが、軸10に回動自在に取付けられたT字状の駆
動レバー9の一端9aと係合してトリップレバー19と
の間に間隙aを保っている。
駆動レバー9は駆動ばね11により反時計方向に付勢さ
れているがラッチ23と係合して静止している。
図示していない開閉操作機構を動作させるトリップクロ
ーバ−25はその脚25aに取付けたばね26により反
時計方向に付勢されているが、脚25bが支持板18に
係止されているため脚25cは駆動レバー9の他端9b
との間に間隙すを保って静止している。
可動接触子27は開閉操作機構により動作され固定接触
子28と接離する。
連結棒29はトリップレバー19にあけられた孔19
ac!=T字状の駆動レバー9の脚部に設けられた長孔
9cとの間に設けられ、連結棒の一端29aはU字状に
曲げられて長孔9c中を自在に移動できる。
リセット棒30は、可動接触子27の一端に設けられた
孔27aとT字状駆動レバー9の脚部に設けられた長孔
9dとを連結し、リセット棒30の一端30aはU字状
に曲げられて長孔9dの中を自在に移動できる。
全漏電が発生して閉鎖電磁石が動作すると第5図に示す
ようにトリップレバー19は反時計方向に回動し、その
一端はラッチ23を押してこれを時計方向に回動させる
するとラッチ23と駆動レバー9との保合が解かれ、駆
動レバー9は駆動ばね11の付勢により反時計方向に回
動し、トリップクロスパー25の脚25cを押して時計
方向に回動させる。
このとき連結棒29はトリップレバー19と連結されて
いるので右方へ移動するが、駆動レバー9が反時計方向
に回動するので、U字状に曲げた連結棒29の一端29
aは、駆動レバー9の長孔9c中で拘束されることはな
い。
リセット棒30は他端が可動接触子27に連結されてお
り、図示していない開閉操作機構が動作して可動接触子
27が開極するまではその位置を拘束される。
したがって駆動レバー9が反時計方向に回動するきリセ
ット棒30の一端30aは長孔9dの左端部に相対的に
移動する。
トリップクロスパー25の回動により、開閉操作機構が
動作して可動接触子27が開極されるとこれに引張られ
てリセット棒30は左方に移動し、駆動レバー9を駆動
ばね11に抗して時計方向に回動させる。
同時に連結棒29も左方に移動し、トリップレバー19
を時計方向に回動させる。
また、トリップクロスパー25の脚25cは駆動レバー
9の押圧から解放されてばね26に引張られる。
こうして引外し装置は第6図に示すリセット状態となる
この状態ではトリップレバー19とラッチ23との間隙
は、トリップレバー19が連結棒29に引張られている
ため投入時のaよりも大きいa′である。
また、駆動レバー9とトリップクロスパー25の脚25
cとの間隙は、駆動レバー9がリセット棒30に引張ら
れているため投入時のbよりも大きいb′に抑えられて
いる。
漏電が排除された後図示していない開閉操作機構により
可動接触子27が投入され、固定接触子28と接触する
と、リセット棒30の拘束が解かれ駆動レバー9は駆動
ばね11に引張られて反時計方向に回動し、ラッチ23
と係合し、間隙b′はbになる。
同時に連結棒29も右方へ移動するのでトリップレバー
19も拘束を解かれトリップレバー19と連動する閉鎖
電磁石1の接極子4がその継鉄3に吸引され間隙a′は
aに戻る。
こうしてこの発明の電磁形引外し装置は第4図の投入状
態に戻る。
この発明による引外し装置を有する漏電しゃ断器は、通
常の手動による開閉の際には開閉操作機構により単に可
動接触子が離接動作をするだけで、投入状態は第4図、
開路状態は第6図に示すようになり、この状態が繰返さ
れる。
なお、前述の実施例においては駆動レバー9に長孔9c
、9dを設けてそれぞれの連結棒29、リセット棒3
0の一端を係止するように構成されているが、この長孔
はトリップレバー19、可動接触子27に設けても良い
以上に述べたようにこの発明による漏電しゃ断器は、駆
動はねて付勢された駆動レバーをラッチと係合させてお
き、閉鎖電磁石の接極子の小さな釈放力でラッチの保合
を解いて駆動ばねに蓄えられた大きな力で開閉操作機構
を開路する構成である。
したがって、大きな駆動力が得られ、可動接触子に大き
な接触圧力と開離力を与えている大容量漏電しゃ断器の
引外し装置として用いることができる。
しかも、可動接触子が開路すると同時に装置全体が自動
的にリセットされ、電路の漏電が排除されたさきに一動
作で漏電しゃ断器を投入することができ操作は簡単であ
る。
また、漏電検出装置や閉鎖電磁石は従来の小形のものを
使用しているから生産コストは安い。
【図面の簡単な説明】
第1図は閉鎖電磁石の正面図、第2図は従来の大容量漏
電しゃ断器の引外し装置概略側面図、第3図は漏電しゃ
断器の結線図、第4図ないし第6図はこの発明による漏
電しゃ断器の引外し装置概略側面図で第4図は投入状態
、第5図はしゃ所動作中、第6図はしゃ断とリセット完
了状態を示す。 1・・・・・・閉鎖電磁石、9・・・・・・駆動レバー
、9 c t9d・・・・・・駆動レバーの長孔、11
・・・・・・駆動ばね、19・・・・・・閉鎖電磁石の
トリップレバー、23・・・・・・ラッチ、29・・・
・・・連結棒、30・・・・・・リセット棒。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電路の漏電を検知する閉鎖電磁石の動作に応じて回
    動動作するトリップレバーき、このトリップレバーと電
    路を開閉する開閉操作機構との間に挿入され、駆動ばね
    により所定の回動力向に付勢され該駆動ばねの付勢力に
    より開閉操作機構をトリップする駆動レバーおよび該駆
    動レバーさ係合して常時は駆動レバーを非トリップ位置
    に保持し前記トリップレバーの閉鎖電磁石の動作による
    回動動作によりその係合が解かれるラッチと、前記トリ
    ップレバーと駆動レバーとを連結し一端が対応するトリ
    ップレバー若しくは駆動レバーに設けた長孔に係止され
    た連結棒さ、前記駆動レバーと可動接触子とを連結し一
    端が対応する駆動レバー若しくは可動接触子に設けた長
    孔に係止されたリセット棒さを備え、前記連結棒および
    リセット棒はトリップ動作時に長孔内を移動し、可動接
    触子の開離動作に応じてリセット棒は駆動レバーを連結
    棒はトリップレバーをそれぞれリセット位置に引き戻す
    ことを特徴さする漏電しゃ断器の引外し装置。
JP9072679A 1979-07-17 1979-07-17 漏電しや断器の引外し装置 Expired JPS5942941B2 (ja)

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JPS5615523A JPS5615523A (en) 1981-02-14
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JPS58102397A (ja) * 1981-12-14 1983-06-17 Nec Corp 情報処理装置
JPS62109147A (ja) * 1985-11-08 1987-05-20 Mitsubishi Electric Corp ランダムアクセスメモリの異常検出方式

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