JPS5942711Y2 - 電子腕時計 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は二次電池へ充電されているか、されていない
かを知らせる液晶表示に関するものである。

従来の太陽電池を備えた腕時計では、太陽電池から二次
電池へ充電されているかどうかを知らせる表示がないの
で、充電の有無について確認できないので非常に不安が
あった。

又たくさんの機能素子を使用している時計が故障した時
には充電有無の表示がないと、太陽電池部分の故障か、
二次電池部分の故障力＼あるいはそれ以外の故障かを携
帯状態から知る時に困難な面があった。

この考案は上記の欠点を除去するために、太陽電池から
二次電池へ充電されているかどうかを知らせる表示をつ
げて、使用上便利にしたことを目的としたものである。

以下第１図、第２図で詳細に説明する。

第１図は充電の有無状態を液晶表示している平面図であ
る。

１は太陽電池、２は液晶パネルでその上に時刻表示３と
充電の有無を知らせる表示４が配置されている。

充電の有無を知らせる表示４は、液晶表示がつくと、二
次電池は過充電になっていて充電されていない状態を示
している。

液晶表示が消えると二次電池へ充電されている状態を知
らせる。

第２図は本考案の実施例に利用されている回路図である
。

太陽電池５と二次電池８との間には、コレクタ抵抗６．
トランジスタ１１、定電圧ダイオード１０からなる電圧
検出回路Ａと、トランジスタ１２を有する電圧バイパス
回路Ｂとが並列に設けられていて、前記トランジスタ１
１のコレクタとコレクタ抵抗６の間は前記トランジスタ
１２０ベースと接続され電圧検出回路Ａの出力点ａを構
成している。

この出力点をモニター信号としてインバータ１３．ドラ
イバー１４．セグメント９へと供給するようになってい
る。

なお符号Ｔは逆流防止ダイオードを示している。

上記構成において。二次電池８へ過充電にならないよう
に定電圧ダイオード１０のオン電圧を適当に選んでいく
と、二次電池８の電圧がある値以上になると定電圧ダイ
オード１０が導通してトランジスタ１１のエミッタ電流
が流れる。

従って、コレクタ抵抗６を流れる電流が増加し、コレク
タの電位ａ点が低下する。

ａ点が低下するとインバータ１３は出力が１になってド
ライバ１４からセグメント９へ伝わり液晶表示される。

又ａ点の低下でトランジスタ１２はＯＮになり、ｂ−ｃ
間を流れるので二次電池への電流は流れなくなる。

充電の時は定電圧ダイオード１０が働かないので、ａ点
の電位は高く、インバーク１３の出力は０になって液晶
表示はつかない。

以上述べたように、この考案は太陽電池から二次電池へ
充電されているかどうかを知らせるのに液晶表示されて
いるので、充電の有無がわかり、携帯者にとって安心し
て確認できる効果を有する。

さらに時計が故障した場合、充電有無の表示によって太
陽電池の故障であるか、二次電池の故障であるか、その
他の故障であるかを携帯状態で推定することができる効
果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例で示している充電有無の平面図
、第２図は本考案の実施例で利用されている回路図であ
る。 １．５・・・・・太陽電池、２・・・・・・液晶パネル
、３・・・・・・時刻表示、４・・・・・・充電有無の
表示、６・・・・・・コレクタ抵抗、７・・・・・・逆
流防止ダイオード、８・・・・・・二次電池、９・・・
・・・セグメント、１０・・・・・・定電圧ダイオード
％ ｌＬ１２・・・・・・トランジスタ、１３・・・・
・・イン′９−タ、１４・・・・・・ドライノく。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 太陽電池と二次電池を電源とした電子腕時計において、
   太陽電池と二次電池の間に二次電池への充電状態を検出
   する電圧検出回路と、二次電池の電圧がある値以上にな
   ったとき前記電圧検出回路の働きで二次電池への電流が
   流れないよう設けられた電流バイパス回路とを並列に設
   け、前記電圧検出回路の出力点ａからのモニター信号を
   得て二次電池へ充電されている状態と充電されていない
   状態を知らせる表示手段を設けてなる電子腕時計。