JPS6116535Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電池１をスイツチ２を介して負荷３
に接続し、スイツチ２の負荷３側に接続した電圧
検出回路４により前記電池１の電圧を検出して表
示回路５で充電催促表示又は電池取換表示を表示
する如くして成る電池容量表示回路において、負
荷３に直列にダイオード６を接続して成る電池容
量表示回路に係るものである。

本考案の目的とするところは、モータ負荷の場
合にスイツチオフ直後のモータの逆誘起電圧によ
り電池電圧が低下したのと同じ状態が発生するこ
とによる誤動作を防止することにある。

充電式電気かみそり、乾電池式電気かみそり等
の電池を使用した機器において電池容量を表示す
る場合に、機器を使用していないときの電池消耗
を防止するために、従来、第１図のように電池１
をスイツチ２を介して接続した負荷３側に電圧検
出回路４を接続して電池電圧を検出し、表示回路
５で充電催促表示又は電池取換表示を表示するよ
うにしている。しかるに、負荷２がモータの場合
には、モータの逆誘起電圧により、電池１が消耗
していなくともスイツチ２のオフ直後にモータは
慣性により発電機として動作し、見かけ上、電池
１の電圧が低下したのと同じ状態が発生するた
め、表示回路５で充電催促表示又は電池取換表示
を誤表示してしまうという欠点を有していた。

本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、以
下実施例により詳細に説明する。

第２図において、１は電池で、スイツチ２を介
してダイオード６を直列接続した負荷３に接続し
ておき、スイツチ２の負荷側に接続した電圧検出
回路４により電池電圧を検出して表示回路５によ
り表示する。したがつて、負荷３にモータを使用
した場合に、スイツチ２のオフ直後にモータが発
電機として動作してもダイオード６の逆方向特性
により電圧検出回路４に電圧が印加されず、表示
回路５へ見かけ上の電圧検出信号が送られないた
め、充電催促表示又は電池取換表示は行なわれな
い。正常な使用によりスイツチ２のオン時に電池
１が消耗して電圧低下を起したときのみ電圧検出
回路４が動作し、表示回路５に電圧検出信号を送
り表示回路５で表示できる。第３図は本考案の具
体回路図である。

上述のように本考案は誘導性の負荷による逆誘
導電流が電圧検出回路に流れないように負荷に直
列にダイオードを接続しているので、誘導負荷に
発生した逆誘導電圧が電圧検出回路に影響を与え
ないように逆誘導電流を阻止することができ、さ
らにダイオード一本で負荷の逆誘導電圧の電圧検
出回路に与える影響をなくすことができるので、
回路構成を複雑にすることなく、コストが高くな
ることを極力抑えることができるという効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の電池容量表示回路のブロツク回
路図、第２図は本考案の一実施例のブロツク回路
図、第３図は同上の具体回路図である。 １……電池、２……スイツチ、３……負荷、４
……電圧検出回路、５……表示回路、６……ダイ
オード。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電池をスイツチを介して誘導性の負荷に接続
   し、スイツチの負荷側に接続した電池検出回路に
   より前記電池の電圧を検出して表示回路で充電催
   促表示又は電池取換表示を表示する如くして成る
   電池容量表示回路において、負荷による逆誘導電
   流が電圧検出回路に流れないように負荷に直列に
   ダイオードを接続して成る電池容量表示回路。