JPS5942581B2 - 自硬性鋳物砂組成物 - Google Patents
自硬性鋳物砂組成物Info
- Publication number
- JPS5942581B2 JPS5942581B2 JP936980A JP936980A JPS5942581B2 JP S5942581 B2 JPS5942581 B2 JP S5942581B2 JP 936980 A JP936980 A JP 936980A JP 936980 A JP936980 A JP 936980A JP S5942581 B2 JPS5942581 B2 JP S5942581B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foundry sand
- self
- sand composition
- hardening
- added
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Mold Materials And Core Materials (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自硬性鋳物砂組成物に関するものである。
鋳物砂には自硬性を与えるために種々のバインダー力劾
■えられている。無機系バインダーとしてセメント、水
ガラス、ベントナイト等が、有機系バインダーとしてフ
ラン樹脂、フェノール樹脂、乾性油等がそれぞれ知られ
ており、また各バインダーについての硬化手段も種々提
案されている。一般に無機系バインダーは安価であり、
非常に高い耐熱性を有してはいるが、この高い耐熱性が
逆に鋳造後の鋳型の崩壊性を悪くし、鋳物砂の再利用及
び型ばらし作業の能率を低下させるという欠点があつた
。このような理由から最近では有機系バインダーが注目
され、実用化されつつある。すなわち、有機系バインダ
ーは鋳物砂への添加量が少量でよく、造型性にすぐれて
おり、かつ鋳造後の鋳物砂を焼成することにより簡単に
回収、再生できるという利点がある。そこで、本発明者
は有機系バインダーのうち特に安価なフェノール樹脂に
着目し、鋭意検討した結果、造型作業時におけるホルム
アルデヒドによる悪臭の発生及び注湯時における鋳型の
崩壊あるいは変形を改善防止する自硬性鋳物砂組成物を
見出し、本発明に達した。
■えられている。無機系バインダーとしてセメント、水
ガラス、ベントナイト等が、有機系バインダーとしてフ
ラン樹脂、フェノール樹脂、乾性油等がそれぞれ知られ
ており、また各バインダーについての硬化手段も種々提
案されている。一般に無機系バインダーは安価であり、
非常に高い耐熱性を有してはいるが、この高い耐熱性が
逆に鋳造後の鋳型の崩壊性を悪くし、鋳物砂の再利用及
び型ばらし作業の能率を低下させるという欠点があつた
。このような理由から最近では有機系バインダーが注目
され、実用化されつつある。すなわち、有機系バインダ
ーは鋳物砂への添加量が少量でよく、造型性にすぐれて
おり、かつ鋳造後の鋳物砂を焼成することにより簡単に
回収、再生できるという利点がある。そこで、本発明者
は有機系バインダーのうち特に安価なフェノール樹脂に
着目し、鋭意検討した結果、造型作業時におけるホルム
アルデヒドによる悪臭の発生及び注湯時における鋳型の
崩壊あるいは変形を改善防止する自硬性鋳物砂組成物を
見出し、本発明に達した。
すなわち、本発明は、アニリン及びメラミンからなる群
から選ばれた含窒素化合物、レゾール型フェノール−ホ
ルムアルデヒド樹脂、及び鋳物砂を含有することを特徴
とする自硬性鋳物砂組成物に関するものである。
から選ばれた含窒素化合物、レゾール型フェノール−ホ
ルムアルデヒド樹脂、及び鋳物砂を含有することを特徴
とする自硬性鋳物砂組成物に関するものである。
本発明に使用するバインダーはレゾール型フエノールー
ホルl、アルデヒド樹脂であり、アルカリ金属の水酸化
物、炭酸塩、アルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、水
酸化アンモニウム塩等のアルカリ性触媒の存在下に、フ
ェノール類とホルムアルデヒド類とを、フェノール類に
対するホルムアルデヒド類のモル比が1以上になるよう
な割合で反応させて得たホルムアルデヒドの含有量が1
0wt%以下のレゾール型フェノール樹脂に、硫酸、p
−トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸のような強
酸を硬化剤として加えることにより得られる。
ホルl、アルデヒド樹脂であり、アルカリ金属の水酸化
物、炭酸塩、アルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、水
酸化アンモニウム塩等のアルカリ性触媒の存在下に、フ
ェノール類とホルムアルデヒド類とを、フェノール類に
対するホルムアルデヒド類のモル比が1以上になるよう
な割合で反応させて得たホルムアルデヒドの含有量が1
0wt%以下のレゾール型フェノール樹脂に、硫酸、p
−トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸のような強
酸を硬化剤として加えることにより得られる。
フェノール類として、フェノール、クレゾール、キシレ
ノール、アルキルフェノール、フェニルフェノール、カ
テコール、レゾルシン等が挙けられ、またホルムアルデ
ヒド類として、ホルマリン、パラホルムアルデヒド、ポ
リオキシメチレン、トリオキサン等が挙げられる。レゾ
ール型フエノール樹脂は鋳物砂に均一に混合して使用す
るために液状物にする必要がある。
ノール、アルキルフェノール、フェニルフェノール、カ
テコール、レゾルシン等が挙けられ、またホルムアルデ
ヒド類として、ホルマリン、パラホルムアルデヒド、ポ
リオキシメチレン、トリオキサン等が挙げられる。レゾ
ール型フエノール樹脂は鋳物砂に均一に混合して使用す
るために液状物にする必要がある。
レゾール型フエノール樹脂が低粘度である場合には特に
溶剤を加えなくてもよいが、高粘度である場合には溶剤
を加えて30wt%以上の濃度の溶液として使用する。
このような溶剤として、水、メタノール、エタノール、
プロパノール、イソプロパノール、エチレングリコール
のようなアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン
のようなケトン類、その他ジオキサン、ジオキソラン、
フルフリルアルコール、フルフラール、酢酸セロソルブ
等も挙げられる。レゾール型フエノールーホルムアルデ
ヒド樹脂の含有量は鋳物砂に対して0.5〜5wt%、
特に1〜2.5wt%が好ましい。
溶剤を加えなくてもよいが、高粘度である場合には溶剤
を加えて30wt%以上の濃度の溶液として使用する。
このような溶剤として、水、メタノール、エタノール、
プロパノール、イソプロパノール、エチレングリコール
のようなアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン
のようなケトン類、その他ジオキサン、ジオキソラン、
フルフリルアルコール、フルフラール、酢酸セロソルブ
等も挙げられる。レゾール型フエノールーホルムアルデ
ヒド樹脂の含有量は鋳物砂に対して0.5〜5wt%、
特に1〜2.5wt%が好ましい。
次に本発明に使用する含窒素化合物は、アニリン及び/
又はメラミンである。
又はメラミンである。
含窒素化合物の含有量はフエノール類に対して2〜50
wt%、特に5〜20wt%が好ましい。この含有量が
低いと鋳造時のホルムアルデヒドによる悪臭がひどくて
抗圧力が余り改善されず、またこの含有量が高いと鋳造
時の抗圧カカ5低下するので好ましくない。さらに本発
明に使用する鋳物砂は一般に使用されるものでよく、特
に制限はない。本発明による自硬性鋳物砂組成物は、通
常、アルカリ性触媒の存在下、フエノール類とホルムア
ルデヒド類とを反応させて得たメチロールフエノールに
、アニリン及びメラミンからなる群から選ばれた含窒素
化合物を加え、場合によつてはさらに溶剤、保存剤を加
えてメチロールフエノール含有溶液を一旦、調製し、こ
の溶液を硬化剤を含有する鋳物砂に加え、均一に混合す
るように十分混練することにより調製される。
wt%、特に5〜20wt%が好ましい。この含有量が
低いと鋳造時のホルムアルデヒドによる悪臭がひどくて
抗圧力が余り改善されず、またこの含有量が高いと鋳造
時の抗圧カカ5低下するので好ましくない。さらに本発
明に使用する鋳物砂は一般に使用されるものでよく、特
に制限はない。本発明による自硬性鋳物砂組成物は、通
常、アルカリ性触媒の存在下、フエノール類とホルムア
ルデヒド類とを反応させて得たメチロールフエノールに
、アニリン及びメラミンからなる群から選ばれた含窒素
化合物を加え、場合によつてはさらに溶剤、保存剤を加
えてメチロールフエノール含有溶液を一旦、調製し、こ
の溶液を硬化剤を含有する鋳物砂に加え、均一に混合す
るように十分混練することにより調製される。
本発明による自硬性鋳物砂組成物は、これを木型に入れ
て常温に放置するだけで造型することができ、造型作業
時におけるホルl・アルデヒドによる悪臭発生を改善し
、また注湯時における鋳型の崩壊あるいは変形の防止の
可能な抗圧力をもたせることができる。
て常温に放置するだけで造型することができ、造型作業
時におけるホルl・アルデヒドによる悪臭発生を改善し
、また注湯時における鋳型の崩壊あるいは変形の防止の
可能な抗圧力をもたせることができる。
さらに鋳型表面のザラツキがない良好な鋳肌の造型物を
得ることができる。実施例1〜2及び比較例反応釜にフ
エノール9409、80%パラホルムアルデヒド563
9、水140g及び水酸化カルシウム18.8f!を仕
込み、60℃で4時間反応した後、含窒素化合物を所定
量加え均一に混合してメチロールフエノール含有溶液を
得た。
得ることができる。実施例1〜2及び比較例反応釜にフ
エノール9409、80%パラホルムアルデヒド563
9、水140g及び水酸化カルシウム18.8f!を仕
込み、60℃で4時間反応した後、含窒素化合物を所定
量加え均一に混合してメチロールフエノール含有溶液を
得た。
この溶液の保存性を良くするためp−トルエンスルホン
酸水溶液を加えてPH6にした。次に鋳物砂2k9を混
合機に投入し、70%濃度のp−トルエンスルホン酸水
溶液99を加えl分間混錬後、前記溶液30yを加えさ
らに1分間混練した。
酸水溶液を加えてPH6にした。次に鋳物砂2k9を混
合機に投入し、70%濃度のp−トルエンスルホン酸水
溶液99を加えl分間混錬後、前記溶液30yを加えさ
らに1分間混練した。
Claims (1)
- 1 アニリン及びメラミンからなる群から選ばれた含窒
素化合物、レゾール型フェノール−ホルムアルデヒド樹
脂、及び鋳物砂を含有することを特徴とする自硬性鋳物
砂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP936980A JPS5942581B2 (ja) | 1980-01-31 | 1980-01-31 | 自硬性鋳物砂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP936980A JPS5942581B2 (ja) | 1980-01-31 | 1980-01-31 | 自硬性鋳物砂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56109134A JPS56109134A (en) | 1981-08-29 |
JPS5942581B2 true JPS5942581B2 (ja) | 1984-10-16 |
Family
ID=11718551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP936980A Expired JPS5942581B2 (ja) | 1980-01-31 | 1980-01-31 | 自硬性鋳物砂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5942581B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6368177U (ja) * | 1986-10-23 | 1988-05-09 | ||
JPH0525112Y2 (ja) * | 1986-12-09 | 1993-06-24 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5947042A (ja) * | 1982-09-13 | 1984-03-16 | Daicel Chem Ind Ltd | 鋳型用粘結剤 |
JPS59202135A (ja) * | 1983-04-28 | 1984-11-15 | Aisin Chem Co Ltd | 結合剤被覆砂粒 |
WO2009130763A1 (ja) * | 2008-04-22 | 2009-10-29 | 三菱電機株式会社 | 電気回路開閉操作装置 |
-
1980
- 1980-01-31 JP JP936980A patent/JPS5942581B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6368177U (ja) * | 1986-10-23 | 1988-05-09 | ||
JPH0525112Y2 (ja) * | 1986-12-09 | 1993-06-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56109134A (en) | 1981-08-29 |
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