JPS594175B2 - 被覆触媒を使用する窒素酸化物除去 - Google Patents

被覆触媒を使用する窒素酸化物除去

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JPS594175B2
JPS594175B2 JP48144613A JP14461373A JPS594175B2 JP S594175 B2 JPS594175 B2 JP S594175B2 JP 48144613 A JP48144613 A JP 48144613A JP 14461373 A JP14461373 A JP 14461373A JP S594175 B2 JPS594175 B2 JP S594175B2
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oxide
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • B01D53/74General processes for purification of waste gases; Apparatus or devices specially adapted therefor
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    • B01D53/8625Nitrogen oxides
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    • B01J23/70Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the iron group metals or copper
    • B01J23/72Copper

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、窒素酸化物及び酸素の両方を含有する煙道ガ
ス及び硝酸プラントテールガスの如き廃ガスから窒素酸
化物を除去する方法に関する。
好ましい具体例では、本発明は窒素酸化物、硫黄酸化物
及び酸素を含有する煙道ガスから窒素酸化物を除去する
方法に関する。
石炭ヌは油の如き硫黄含有化石燃料を空気で燃焼させる
と、酸素の他に硫黄酸化物及び窒素酸化物の両方を含有
する煙道ガスが生成する。
分量は燃料の硫黄含量に且つ燃焼条件に左右されるが、
典型的な量は約0.1〜0.5容量%(より普通には約
0.2〜0.3容量%)のS02、微量のS03及び約
300〜1500 ppm(容量比)の窒素酸化物(N
Ox)であって、そしてそのうちの約85〜90%がN
Oで、残部がNO2である。
二酸化硫黄の量は、低硫黄燃料の使用によって減少させ
得る。
また、典型的な煙道ガス流れは、過剰空気の使用によろ
い(らかの遊離酸素、普通には約1〜約8容量%の酸素
、少量のフライアッシュ、残部の大部の二酸化炭素、水
蒸気及び窒素も含有する。
窒素酸化物は、常備源からの他の廃ガス特に硝酸プラン
トからのテールガスの成分でもある。
二酸化硫黄は大気汚染物として長らく認められており、
そしてその除去のための多数の方法が提案されてきた。
これらの方法は、三酸化硫黄が存在するときにはそれも
除去する、ごく最近になって、窒素酸化物も大気汚染物
として認められてきた。
硝酸プラントテールガス及び煙道ガスの如き酸素含有廃
ガスにアンモニアを加えそして得られた混合物を適当な
触媒と接触させることによって、該煙道ガスから窒素酸
化物を除去できろことは周知である。
文献の多くは、貴金属触媒の使用を開示する。
例えば、触媒として白金、パラジウム、ルテニウム、コ
バルト又はニッケルを用いて約150〜250℃で酸化
条件下にNOxをアンモニアで選択的に還元することを
開示するエッチ・シー・アンダー七ン氏外のInd、E
ng、Chem、、53.199〜204及び硝酸プラ
ントテールガスから窒素酸化物を除去する際に150〜
400℃の温度で白金族金属担持触媒を使用することを
開示する米国特許第2975022号を参照されたい。
しかしながら、貴金属触媒は硫黄によって容易に毒され
、それ故にそれは、もし、煙道ガスの如き処理しようと
するガス混合物が硫黄酸化物を含有するならば有用でな
い。
アンモニアによる窒素酸化物の選択的還元のために非金
属触媒を使用することを開示する文献としては、米国特
許第3008796号(HNO3テールガス;鉄、コバ
ルトヌはニッケル担持触媒;250〜800’F )、
米国特許第3279884号(HNO3テールガス;触
媒としてのバナジウム、モリブデン又はタングステンの
酸化物;150〜400℃);米国特許第344906
3号(自動車の排気ガス;活性化アルミナの如き担体に
酸化銅を担持させた触媒;250〜800’F)及びド
イツ国特許第1259298号(煙道ガスs F e
203 Cr 203−CrO3触媒)が挙げられる
興味ある他の文献としては、Chem 、Eng 、P
rogress S ym posiumSerie
s、67.74〜92 (1971)(貴金属触媒ヌは
ニッケル;350℃よりも低い温度)、Atomosp
heric Environment 、 6,29
7′307(1972)(バリウムで促進させたクロム
酸銅又は酸化ニッケル+銅酸化物担持γ−アルミナ)、
及びケイ・オツド及びエム・シェルフ両氏のThe J
ourml of Physical Chem 1
stry 。
」、37〜43(1972)(低表面積酸化銅、150
〜200℃)が挙げられる。
他方、アンモニアとの反応によって硝酸プラントテール
ガスから窒素酸化物を接触除去する従来法が“不成功パ
として特徴づけられているエッチ・ジエイ・ホール氏外
のEnvironmental 5cience an
dTechnology 、5.320〜326(19
71年4月)を参照されたい。
また、半該技術の状態の包括的詳論は、ダブリュー・バ
ートツク氏外の11常備源の窒素酸化物制御法の系統的
研究″と題する雑文、レポートA、GR2NO869(
PB192789)、1969年11月20日(ナショ
ナル・エア・ポリューション・コントロール・アトミニ
ストレージョンのプロセス・コントロール・エンジニア
リング部門の約定APH−22−68−65の下に調製
)、第■巻、セクション5(第5−1〜5−65頁)に
含まれている。
被覆した高表面積担体ヌはキャリアを有する触媒を用い
て窒素酸化物の還元及び他の反応を行うことは知られて
いる。
米国特許第3615166号には、高表面積不活性耐火
性物質(例えば、アルミナ)のコア及び前記コアを実質
上覆うドリア又はジルコニアの被覆を有するキャリアに
貴金属を担持させてなる、硝酸プラントのテールガスの
如き廃ガス中の窒素酸化物を還元するための触媒が記載
されている。
被覆は、トリウム又はジルコニウムの水溶性塩の水溶液
から沈殿される。
また、米国特許第3502595号には、少なくとも僅
かに水和されたγ−アルミナを、加水分解及びか焼時に
無機酸化物を生成するエチルオルトシリケート及びテト
ライソプロピルチタネートの如きアルキルエステルと反
応させることによるシリカ−アルミナ及びチタニア−ア
ルミナの如き無機酸化物及びアルミナの担体並びに分解
触媒の製造が記載されている。
なお、金属酸のアルキルエステル例えばテトライソプロ
ピルチタネートは金属アルコキシドとも称される。
金属アルコキシドの反応は、”Metal Crgan
ic Compounds ’+第10〜37頁(19
59)のAC8専攻論文A23における”Metal
Alkoxides ”(ビー・シー・プラツドリー氏
)に記載されている。
高温度で固体収着剤を用いて煙道ガスから硫黄酸化物を
選択的に除去することは周知である。
この種の方法においてしばしば言われる目標は、90%
S02除去である。
特に好ましい収着剤は、例えば英国特許第108971
6号に開示される高表面積アルミナ例えばγ−アルミナ
に担持された酸化鋼である。
また、米国特許第3630943号には、収着剤として
酸化銅−酸化鉄−アルミナ三成分混合物又はこれらの酸
化物のどれか2種の二成分混合物を使用する二酸化硫黄
の除去が開示されている。
他の周知収着剤としては、例えば米国特許第35018
97号及び英国等許第1154009号に記載される酸
化カリウム−五酸化バナジクム担持アルミナ及び米国資
源局レポートRI5735 (1961)に記載される
アルカリ化アルミナ(酸化力リワムヌはナトリウムで処
理したアルミナ)が挙げられる。
本発明に従えば、窒素酸化物は、窒素酸化物、硫黄酸化
物及び酸素を含有するガスにアンモニアを加えそして得
られるガス混合物を、アルミナ基材及び前記基材上の第
二耐火性酸化物の被覆からなる多孔質耐火性キャリアに
少な(とも1種の非貴金属遷移金属酸化物活性物質を担
持させた触媒と接触させて窒素酸化物を選択的に還元す
ることによって該ガスから除去される。
本発明は、窒素酸化物、硫黄酸化物及び酸素を含有する
ガス混合物を処理してその窒素酸化物含量を減少させる
のに特に有用である。
本発明のある具体例では、硫黄酸化物含量も減少される
これらのガス混合物のうちで最も重要なものは、発電所
のボイラーの如き常備燃焼源で発生される煙道ガスであ
る。
煙道ガスは石炭の如き固体燃料又は燃料油若しくは残油
の如き液体燃料の燃焼によって通常発生され、そしてこ
れは周知のように窒素酸化物、硫黄酸化物及び酸素を通
常含有する。
典型的な煙道ガス組成範囲は、本明細書では既に記載済
みである。
低硫黄固体ヌは液体燃料を用いるときでさえも、煙道ガ
スは、硫黄によって容易に毒される貴金属触媒の使用の
場合を除いて、通常い(らかの二酸化硫黄及び三酸化硫
黄を含有する。
本発明はか〜る煙道ガスの処理に特に有用であるけれど
も、本発明は、例えばスクラッピングして硫黄化合物を
予め除去しておいた天然ガス又は他のガス状燃料の燃焼
によって生成される硫黄の含まない煙道ガスの処理にも
使用することができる。
また、本発明は、窒素酸化物を含有する硝酸プラントテ
ールガスの如き他の廃ガスの処理にも有用である。
本発明の好ましい具体例に従えば、アンモニアがガス流
れに加えられ、そして得られるガス混合物は、アルミナ
基材及び該基材上の第二耐火性酸化物の被覆からなる被
覆高表面積多孔質耐火性担体に非貴金属遷移金属酸化物
を担持させてなる触媒と接触される。
本発明の触媒用のキャリア基材は、γ−アルミナの如き
高表面積アルミナである。
キャリア基材は、約75m”/S’より小さくないそし
て好ましくは約100〜約250m/Pの範囲内の表面
積を有する。
キャリア基材は予め形成した粒子の形態であって、これ
は所望の粒度及び形状であってよい。
適半な形状としては、球状、押出物(本質上円筒状)、
サドル(%に米国特許第2639909号に示される形
状がインタロツクスサドル)及びリングが挙げられる。
アルミナ基材は、少量(即ち、アルミナ基材の重量より
も少ない被覆重量)の第二耐火性酸化物で被覆される。
この被覆材料は、シリカ、チタニア、ジルコニア、セリ
ア若しくはドリアの如き耐火性金属酸化物であってよい
チタニアは、本発明に従った被覆材料として特に好まし
い。
被覆は、無被覆触媒と比較して特にガス流れ中に硫黄酸
化物が存在する場合に触媒寿命及び長期間強度維持を改
善する安定剤として作用する。
酸化物被覆材料の被覆重量は、一般には、アルミナの重
量を基にして約2〜約20重量%の範囲内である。
本明細書における用語゛被覆′1は、完全に覆っている
(即ち、連続被膜が形成されている)場合及び部分的に
覆っている(即ち、被膜が不連続である)場合を含めて
広い意味で使用される。
この場合に、全面被覆であるか又は部分被覆となるかは
、担体の表面積及び用いる被覆材料の重量%に左右され
る。
一例として、200 m’/ ′?の表面積を有する典
型的なアルミナを用いた場合には、その上に連続被膜を
形成するには約16重量%のチタニアが必要とされよう
窒素酸化物還元触媒に対して好適な触媒活性物質は、非
貴金属遷移金属の酸化物である。
好ましい非貴金属遷移金属は、銅並びに周期律表の第v
B、VIB及び■B族の金属及び第■族の鉄族金属であ
る。
周期律表の族番号は、例えばランジ氏の” Handb
ook of Chem 1stry ”第8版、第5
6及び57頁(1952)に複写されている如き工ソチ
・ディー・デミフグ氏の” Periodic Cha
rtof the Elements ”の慣例に従っ
ている。
適当な遷移金属酸化物としては、鉄、コバルト、ニッケ
ル、バナジウム、クロム、モリブデン及びタングステン
の酸化物が挙げられる。
本発明に従った好ましい触媒は、チタニア被覆アルミナ
に担持させた酸化鉄である。
被覆材料は、所望の酸化物被覆材料に相当する加水分解
性有機化合物を含有する液体媒体中にアルミナキャリア
を浸漬させることによって適用できる。
所望の酸化物被覆が金属酸化物であるときには、加水分
解性有機化合物は有機金属化合物である。
好ましくは、加水分解性有機化合物は、所望の被覆材料
に相当する無機酸のアルキルエステルである。
アルキル基は、1〜約8個好ましくは2〜約6個の炭素
原子を含有する低級アルキル基である。
適当な加水分解性化合物としては、テトライソプロピル
チタネート、テトラブチルジルコネート及びテトラエテ
ルシリケートが挙げられる。
これらのエステルは、金属アルコキシドとも又はシラン
誘導体とも称することができる。
加水分解性有機化合物はアルコキシドは液体炭化水素例
えばヘキサン若しくはヘプタンの如き適当な溶媒中の溶
液状態ヌは塊状のどちらであってもよいが、どちらの場
合でも有機化合物は液体形態で供給される。
アルコール溶媒を用いるときには、溶媒アルコールはエ
ステルのアルコール部分と通常間シである。
適当なアルコールとしては、イソプロピルアルコール、
n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、第ニブ
チルアルコール及び類似物が挙げられる。
酸化物被覆材料の付着量は、溶剤中の有機化合物の濃度
、浸漬時間、浸漬温度又はこれらの任意の組合せの変動
によって制御できる。
液体媒体のはg室温から沸点までの浸漬温度が好適であ
るが、好ましい浸漬温度は約50〜60℃で、そして好
ましい浸漬時間は約30分から約1時間である。
キャリア粒子は、所望の浸漬時間に達したときにデカン
テーションの如き適当な手段によって液体媒体から分離
できる。
次いで、キャリア物質は、水蒸気で処理され、そして加
水分解性有機化合物を相当する酸化物に転化させるため
にか焼される。
これは、通常の含水量を持つ空気の如き湿ったガス雰囲
気にキャリア粒子を適当な長時間さらすことによって達
成できる。
例えば、浸漬済みのキャリア粒子を周囲空気に室温で約
16時間(即ち、一晩)さらすと、所望の加水分解後、
アルミナとその上にある所望の酸化物被覆との複合体キ
ャリアを乾燥させそしてか焼する。
浸漬、加水分解、乾燥及びか焼は、1回の浸漬及び加水
分解が十分な厚さの被覆をもたらさない場合には所望の
厚さの被覆をもたらすために望まれるだけの多(の回数
を繰返すことができる。
被覆キャリアは、所望の金属活性物質の分解可能な化合
物を適当な溶媒中に溶解させた溶液で含浸される。
好ましい含浸溶液は、金属塩の水溶液である。
これらの塩は、含浸済みの収着剤を乾燥してか焼するこ
とによって相半する酸化物に転化され得る。
本発明に従って使用される被覆触媒は、特にガス流れ中
に硫黄酸化物が存在する場合に、無被覆高表面積アルミ
ナキャリア上に同じ活性物質を有する触媒よりも良好な
触媒寿命及び耐摩耗性を有する。
強度及び耐摩耗性の改善は、煙道ガスからの窒素酸化物
の除去に特に重要である。
と云うのは、煙道ガスは、特に石炭から誘導されたとき
には、触媒寿命に有害なフライアッシュの如き粒子状物
質を含有する場合があるからである。
更に、煙道ガス中における硫黄酸化物の存在は、周知の
如(アルミナ基材収着剤の収着寿命に有害である。
何故ならば、硫黄酸化物の存在は、無被覆アルミナ基材
収着剤を用いるときに表面積及び粒子強度の低下を引き
起す場合があるからである。
また、煙道ガス脱硫法は通常循環式であり、そして窒素
酸化物還元触媒床及び煙道ガス脱硫収着剤床の両方に再
生ガス(通常、還元ガス)を通すのがしばしば好都合で
、ある。
特に窒素酸化物転化期間及び再生期間中に床温度に相異
があるときには、循環の反復は触媒寿命に有害である。
煙道ガス中に存在する硫黄酸化物は、アルミナ担体(基
材)を含むNH3−NOx反応用触媒に対して種々の悪
影響を及ぼす。
具体的に言えば、硫黄酸化物は、NH3−NOx反応に
対する触媒の活性低下を引き起し、またアルミナ基材に
対して表面積及び粒子強度の低下を引き起こす可能性が
ある。
アルミナの高度の硫酸化(サルフエーション)は、低活
性の触媒をもたらす。
か(して、煙道ガス中の硫黄酸化物は、触媒の有効性及
び寿命を低下させる。
しかしながら、本願発明に従って、アルミナ基材に対し
で特定の耐火性酸化物の被覆を適用すると、触媒の機械
的及び化学的安定性が改善され、それ故にその使用寿命
が向上される。
更に、本発明によれば、無M化物被覆アルミナ担体を含
む触媒は、無被覆アルミナ担体を含むものよりも二酸化
硫黄含有煙道ガスの脱硝効果に対して優れていることが
判明した。
実験によれば、例えば、チタニア被覆アルミナ担体に鉄
を担持させた触媒は特に低温において高い窒素酸化物除
去活性を有すること、シリカ被覆アルミナ担体に銅を担
持させた触媒は大きい硫酸化抵抗性を有ししかもなお同
等の窒素酸化物除去活性を有すること、チタニア被覆ア
ルミナ担体に銅を担体させた触媒は硫酸化に対して抵抗
性がありしかも優秀な窒素酸化物転化活性を有すること
が示された。
か(して、本願発明に係る被覆アルミナ担体は、無被覆
担体よりも二酸化硫黄含有煙道ガスの脱硝効果に対して
優れた触媒を提供することができる。
本願発明におけるこの耐火性酸化物被覆の使用が触媒の
活性を低下させないでむしろその活性を増大するという
事実は、特に注目すべき点であり本願発明の有意義な効
果を示すものである。
本発明の第1具体例に従えば、アンモニアが煙道ガスの
流れに加えられ、そして得られるガス混合物は、高表面
積多孔質耐火性担体に酸化鉄を担持させてなる触媒と接
触される。
好ましくは、ガス混合物は、反応器に収容される前記触
媒の固定床に通される。
窒素酸化物含量が実質上減少された反応器流出物が得ら
れる。
ガス流れに加えられるアンモニアの量は、存在する窒素
酸化物(NOx)1モル当り少な(とも約0.5モルで
ある。
これは、窒素酸化物が90容量%のNO及び10容量%
のN02よりなるという仮定のもとに窒素酸化物の還元
に必要とされる化学量論的量の少なくとも約0.7倍を
表わす。
窒素酸化物の還元は、次の式によって表わすことができ
る。
(1) 6 NO+ 4 NT(3→5N2+6H2
0(213NO□+4NH3→7/2N2+6H20ア
ンモニアの好ましい量はNOx 1モル当り少なくと
も約0.6モルであり、そしてアンモニアの最も好まし
い量は、NOx 1モル当りはg化学量論的量(NO
xが90%NO及び10%NO2であるときにNOx
1モル当りアンモニア0.73モル)からアンモニア約
5モルの範囲内である。
アンモニアの化学量論的量を一旦越えると、NOxのほ
ぼ定量的還元が達成され、そしてアンモニア量の増加は
意義ある程低いNOx流出値をもたらさない。
他方、本発明に従って用いる触媒の場合には、煙道ガス
中の酸素によるアンモニアの窒素酸化物への接触酸化は
回避されるか又は少なくとも最少に保たれ、しかして実
質上過剰のアンモニアは実質的量の流出NOxをもたら
さない。
実質的過剰のアンモニアを供給するときでさえも、アン
モニアは煙道ガス流出物中には通常検出されない。
加えられたアンモニアを含有する煙道ガス流れは、少な
(とも約500下好ましくは約600〜約950下特に
は約650〜約750下の範囲内のガス流入温度で触媒
と接触される。
ガスが触媒床を通過するときの空間速度は、ブ般には約
1000〜約50000 v/v/ hr好ましくは約
5000〜約20000 v/ v/ hr の範囲内
である。
本願発明の方法は、11酸化条件!1下に行われなげれ
ばならない。
こ工で“酸化条件“とは、酸化可能なすべてのガス成分
がそれらの平衡状態に酸化された後にいくらかの酸素(
例えば、1容量%以上そして好ましくは2〜6容量%の
酸素)が残存することを意味する。
これに対して、本願発明の実施に当っては、還元条件は
望まれずそして有効でない。
本願発明における酸化条件の必要性について以下に説明
する。
本願発明に従ってガス混合物から除去しようとする窒素
酸化物であるNO及びNO2は、それらの酸化状態にお
いて本質上平衡にある。
しかしながら、酸素及びその適当な吸収剤と触媒の共存
下では、それらの窒素酸化物は、酸素と反応し、そして
酸素それ自体よりも強力な酸化剤である短寿命の化合物
を形成するものと思われる。
他方、NO2はそのまへで強力な酸化剤であることが周
知であり、この特性のために濃硫酸の製造や漂白剤とし
て工業的に広(用いられている。
また、アンモニアNH3の酸化は、一般的には、Noの
生成をもたらす反応かヌはN2やN20の生成をもたら
すいわゆる窒素対型反応である。
しかしながら、本願発明におけるように、もし反応条件
特に温度レベルが、添加されたNH3が分子状酸素によ
ってご(僅かだけ酸化される程であるならば、初期のN
O在びNO2から酸素との反応によって形成された化合
物であるより強力な酸化剤が、その添加されたNH3に
対する主要な酸化剤源となる。
か〜る酸化剤及びNH3の両方とも、窒素を含有するの
で、窒素対型のNH3酸化反応が主に生起し、しかして
N2及びN20の生成が促進される。
か(して、本願発明に従えば、NH3のNO及びNO2
への酸化が回避されるかヌは少な(とも最小限にされる
NH3のNO生成酸化反応はN2の生成が少ないのみな
らず最終的にはHNO3の生成に通じるので、この反応
は煙道ガス浄化系においては最小限にされなければなら
ない。
発電所の操業では、節減装置(エコノマイザ−)と空気
予熱器との間で煙道ガス(こへでは温度は典型的には約
600〜750’Fである)を処理するか、又は空気予
熱器から出てくるガス(これは、典型的には約300″
Fの温度である)を処理するのが便利である。
300’P程の低い温度で活性のNOx還元触媒は、容
易に毒され且つ限定された寿命を有する。
従って、発電所の操業では、煙道ガス流れが節減装置を
通過した後で且つそれが予熱器に入る前にアンモニアが
該ガス流れに加えられる。
こ〜で、本発明を、硫黄酸化物(SO2及び5O3)及
び窒素酸化物の両方を煙道ガスから除去する追加的な具
体例に関して説明することにする。
ガス類から硫黄酸化物を除去するための公知の選択的収
着剤、好ましくは酸化銅担持アルミナを用いることがで
きる。
別の硫黄酸化物除去収着剤としては、酸化カリウム−五
酸化バナジウム担持アルミナ及びアルカリ化アルミナが
挙げられる。
窒素酸化物還元触媒は、先に記載したように、被覆アル
ミナキャリアに担持させた遷移金属酸化物である。
各場合において、硫黄酸化物の除去は斯界に周知の条件
下に実施でき、そして窒素酸化物の除去は本発明の第1
具体例に関して本明細書に先に記載した条件下に実施で
きる。
かくして、硫黄酸化物の除去は、好ましい酸化銅担持ア
ルミナ収着剤の場合には約600〜900″′Fのガス
流入温度及び約1000〜10000 v/v/hr
の空間速度で実施できる。
窒素酸化物除去は、第1具体例に関して先に記載した条
件下に、例えば、先に記載した如きアンモニア量、少な
くとも約500’F好ましくは約600〜950’Fの
ガス流入温度及び約1000〜50000v/v/hr
の空間速度で実施される。
第2具体例に従えば、硫黄酸化物(即ち、S02及び少
量の5O3)を第一段階反応器で除去し、第1段階ガス
流出物にアンモニアを導入し、そして得られたガス混合
物を上記の如き選択的NOx 、還元触媒を収容する第
2段階反応器に通す。
第1段階収着剤は、斯界に周知の如き還元ガスで周期的
に再生されなげればならない。
第2段階反応器は、しばしば触媒だけを置換及び再生し
て連続的に操作できる。
別法として、両段術は、両段術に還元ガスを通しながら
循環式で操作することができる。
第1段階では典型的には流入する二酸化硫黄の約90%
が除去されるので、第2段階を通過するガスはい(らか
の二酸化硫黄典型的には容量比で約100〜500 p
pmを含有する。
本発明の第3具体例に従えば、アンモニアを煙道ガス流
れに加えそして得られたガス混合物を上記の如きNOx
還元触媒を収容する第1段階反応器に通し、次いで上記
の如き選択的硫黄酸化物除去収着剤を収容する第2段階
反応器に通す。
本発明の第4具体例に従えば、窒素酸化物及び硫黄酸化
物は、触媒−収着剤混成床を収容する反応器で同時に除
去される。
この触媒−収着剤床は、先に記載の如(、非貴金属酸化
物被覆アルミナNOx還元触媒好ましくは酸化鉄担持チ
タニア被覆アルミナ+酸化銅担持アルミナ又は他の硫黄
酸化物除去収着剤を含有する。
好ましい触媒−収着剤混成床は、酸化鉄担持チタニア被
覆アルミナと酸化銅担持アルミナとの組合せである。
床におけるCu対Fe の原子比は好ましくは約0.5
対約2の範囲内であり、最とも好ましくははg等量のC
u及びFe (原子基準で)が使用される。
別法として、反応器床は酸化銅担持被覆アルミナを含有
してよ(、そしてこの場合にはこれはチタニア、ジルコ
ニア、セリア及びトリアの如き耐火性金属酸化物で被覆
される。
シリカは、この場合において次に望ましい被覆物質で、
特に、アルミナを基にして約5重量%よりも多い量にお
いてである。
と云うのは、シリカは脱硫活性を減少する傾向があるか
らである。
この具体例では、ガス流入温度は約600〜9001で
、そして空間速度は約1000〜10000v/v/h
r好ましくは約2000〜5000v/v/hr で
ある。
アンモニアは、煙道ガスが反応器に入る前に上記の量で
加えられる。
流入する硫黄酸化物及び窒素酸化物を約90%以上除去
することができる。
二酸化硫黄流出濃度は目立って上昇するので、累積全S
O2流出量が予定の百分率即ち流入する煙道ガス中の累
積量SO2の10%に達したときに、反応器への煙道ガ
スの流通を中止しそして触媒−収着剤を適当な再生ガス
で再生する。
周知の還元ガス及びガス混合物例えば水素、一酸化炭素
、これらの混合物、水素とスチームとの混合物(好まし
くは、約20〜40容量%の水素及び60〜80容量%
のスチーム)及びガス状炭化水素例えばエタン、プロパ
ン、ブタン、オクタン等を窒素ヌはスチームで希釈しな
いで用いることができる。
こ〜で、本発明を以下の実施例に関して更に説明する。
例1 酸化銅担持アルミナ収着剤の二酸化硫黄除去活性を本例
に従って測定した。
この例は本発明に従ったものではないが、例2及び例3
の理解を容易にするために提供するものである。
本例での反応器は、長さ12inで直径1 inの垂直
管状ガラス反応器であって、30CC(19,61)の
酸化銅担持アルミナ収着剤(5,7重量%Cu)を固定
床で収容するものであった。
収着剤の上下の空間容積は、不活性セラミックビーズで
充填されていた。
多数の収着−再生サイクルを包含する実験を実施した。
本例では、最初の4つのサイクルを報告する。
各サイクルは、合成煙道ガス(容量比で2700 pp
mのSO2,2%の酸素及び残部の窒素)の流れを50
00v/v/hr の空間速度で反応器に通す収着期
間、それに続いて、20容量%の水素及び80容量%の
スチームよりなる再生ガスを収着剤に5000 v/v
/ hr の空間速度で10分間通す再生期間よりなっ
ていた。
煙道ガス及び再生ガスの流入温度は、サイクル1及び2
では650″Fでサイクル3及び4では750’Fであ
った。
各サイクルでSO□流出物が300ppmに達したとき
の時間、流出物中のS02の累積量が供給した全SO2
の10%(90%SO2除去)に達したときの時間及び
これらの時間における硫酸化百分率(即ち、硫酸銅に転
化されたCu0%)を以下の第1表に記載する。
例2 本例は、本発明に従ってS02及びNOxの両方を2段
階反応器系で除去することに関する。
酸化鉄を担持させたチタニア被覆アルミナよりなるNO
x還元触媒を次の如くして調製した。
即ち、1000)’で3時間か焼されそして184rn
:/flの表面積(BET)及び0.73CC/fIの
孔容積(BET)を有するアルミナの1/8in押出物
を活柱付フラヌコに入れ、そしてそれをテトライソプロ
ピルチタネートで被った。
フラスコ及びその内容物を50〜60℃に加熱し、この
温度で30分間維持した。
冷却後、テトライソプロピルチタネートをデカンテーシ
ョンし、そしてアルミナ押出物を蒸発皿に広げた。
押出物を週末にわたって空気中で放置させ、次いで10
00’Fで16時間か焼した。
チタニアの百分率(重量比で)はアルミナを基にして1
9.4重量%であった。
上記チタニア被覆アルミナ押出物30グに、11.47
の硝酸第二鉄Fe(NO3)3・9H20を約162の
水中に溶解させた溶液(約40重量%の硝酸第二鉄)を
含浸させた。
含浸させた押出物を風乾し、次いで3時間か焼して硝酸
第二鉄を酸化第二鉄に転化させた。
全収着剤重量を基にしたFe。ば分率は5%であった。
上記の鉄担持チタニア被覆アルミナを2段階反応器系で
NOx還元活性について試験した。
第1段階反応器は長さ12inで直径1 inの管状ガ
ラス反応器であって、例1からの使用済み酸化銅担持ア
ルミナ収着剤を収容していた。
この収着剤は、30CC(19,67)の体積を有し且
つ5.7重量%の銅含量(Cu金属として)を有してい
た。
第2段階反応器は、長さJoinで直径1 inの管状
ガラス反応器であって、上記の鉄担持チタニア被覆アル
ミナ触媒22グを収容していた。
両反応器の残りの部分(即ち、収着剤又は触媒が充填さ
れていない部分)には不活性セラミックビーズを充填さ
せた。
上記反応器系を用いて多数の収着−再生サイクルを含め
た実験を実施した。
この例は、本実験における最初の4つのサイクルを記載
するものである。
各サイクルは、合成煙道ガスの流れを連続した2つの反
応器に通す収着期間、それに続いて、20容量%の水素
及び80容量%のスチームよりなる再生ガスを煙道ガス
と同じ方向で両反応器に通す再生期間よりなっていた。
合成煙道ガスは、容量比で2700 ppmのS02.
1230 ppmのNOx、2%の酸素及び残部の窒素
を含有していた。
第2及び第3サイクルの間に、アンモニアを約10cc
/分の速度で第1段階流出ガスに注入したが、これは元
の煙道ガス中に存在する窒素酸化物を基にして化学量論
的量の約4.4倍を表わす(窒素酸化物が100%NO
として存在すると仮定して)。
第1及び第3サイクルの間には、系にはアンモニアを全
(導入しなかった。
各サイクルの収着期間は、以下の第2表に記載した最長
時間の間実施された。
収着期間を停止させると、流出物中のSO2の累積全量
は流入する煙道ガス中のSO2の量の10%より多かっ
た(例1の第1表を参照されたい)。
すべてのサイクルにおいて、第1段階反応器度及び空間
速度はそれぞれ650下及び5000 v/ v/hr
で、そして第2段階ガス流入温度及び空間速度はそれ
ぞれ750’F及び約5000 v/v/hr であっ
た。
全再生期間は、650”Fの流入温度及び5000 v
/v/hr の空間速度と共に10分間であった。
第1及び第3サイクルの間、アンモニアを全(供給しな
いと、これらのサイクルの初期部分の間にいくらかの窒
素酸化物が除去された。
これらのサイクルの各々における10.5分後にNOx
濃度は煙道ガス供給材料中の元の約50%であって、急
速に上昇しつNあった。
第2及び第4サイクルの間、第1段階反応器と第2段階
反応器との間でアンモニアを注入すると、35分の操作
後に第2段階流出物にはNOxが実質上全く検出されな
かった。
操作データ及び結果を以下の第2表に要約する3例3 本例は、例2に記載した実験の第5サイクル及び第6サ
イクルを記載する。
反応器系、SO2除去収着剤及びNOx還元触媒は、例
2と同じであった。
例2の操作を反復したが、但し、ずっと長い収着期間を
用い、両反応器での煙道ガス流入温度はサイクル6では
650下で、そしてアンモニア供給速度は両収着期間の
間変動させた。
累積全流出SO2が煙道ガス供給材料中の累積全SO□
の10%より上になった後にも、この例における収着期
1間を長らく継続した。
アンモニア供給速度は、サイクル5では0.2〜5cc
/分そしてサイクル6では2〜IQcc/分変動させた
(すべてのアンモニア供給速度は、ガス状アンモニアと
してロタメータによって測定された)。
データ(アンモニア供給速度の変動を含めて)及び結果
を以下の第3表に提供する。
第3表において朱印を付けた時間はアンモニア供給速度
を変化させたときの時間で、そして相当するアンモニア
速度は変更前の供給速度を表わす。
例4 本例は、本発明に従った被覆アルミナ基材を含む触媒の
効力を無被覆アルミナ基材を含むものと比較する。
二酸化硫黄の存在下におけるアンモニアと窒素酸化物と
の反応を促進させるための被覆アルミナ基材物質からな
る触媒の効力を例示するために多数の実験を行なった。
第一の一連の試験では、15容量%のCO2゜6.5容
量%の酸素、10容量%の水、200vppmのNOx
(主にNoとして)、100 vppmの二酸化硫黄
及び残部の窒素よりなるガス混合物にアンモニアを混合
し、次いでこれを約437゜v / hr / vの空
間速度で試験触媒上を通した(4Qccの触媒試料)。
試験において用いたアンモニア/NOxモル比は1.1
25:1であった。
各触媒試料試験は、4つの異なった試験期間よりなって
いた。
第一の試験期間では、試験ガス混合物を620’Fの触
媒床流入温度で触媒床に導入した。
ガス流れは平衡状態に達したと思われるまで続けられ、
そして流出するガス流れについてNOx分析を行なった
第二の試験期間は同様の態様で行われたが、しかし68
0Tの流入ガス温度が用いられた。
第三及び第四の試験期間は同様の態様で行われたが、但
し、730’F及び800丁の流入温度が用いられた。
チタニア及びジルコニア被覆アノベナ担体は、アルミナ
にテタニTヌはジルコニアアルコキシドを接触させ、し
かる後にその被覆を空気中において加水分解しそしてそ
の後に加水分解済み担体を空気中においてか焼して被覆
を酸化物形態に転化させることによって調製された。
被覆基材物質及び比較試験で用いたアルミナ(これ自体
は、1000’Fで3時間か焼さレタ)は、しかる後に
、粉砕されそして8〜10メツシユにふるい分けられた
次いで、チタニア及びジルコニア被覆物質並びに無被覆
アルミナのい(らかに含水硝酸第二鉄の水溶液を含浸さ
せ、乾燥させ、しかる後にか焼して含浸鉄を酸化物形態
に転化させた。
硝酸第二鉄の使用量は、全触媒を基にして約5重量%の
鉄を提供するのに十分なものであった。
種々の触媒物質で得られたNOx転化率を以下の第4表
に要約する。
第4表のデータから明らかであるように、アルミナにチ
タニアを被覆し次いで鉄を含浸させると、特に低温にお
いて高いNOx除去活性を持つ触媒が得られる。
また、ジルコニア被覆基材に担持された鉄は僅かに低い
活性を示すが、しかしこれは活性度の面から見れば慣用
の鉄担持アルミナ触媒よりもなお有効である。
チタニア被覆及びジルコニア被覆アルミナを鉄が加えら
れていない無被覆アルミナと比較すると、チタニア及び
ジルコニア被覆は、明らかに、高温において基材アルミ
ナに対していくらかの触媒活性を加えることが示されて
いる。
次に、銅をシリカ被覆アルミナに担持させてなる触媒の
硫酸化抵抗及びNOx転化能力を例示するために同様の
一連の試験を実施した。
シリカ被覆アルミナ物質は、アルミナにテトラエテルシ
リケートを接触させることによって調製された。
しかる後、この処理済み物質を空気中において加水分解
しそしてか焼して基材物質を得た。
触媒基材物質にCu(NO3)2・3H20を含浸させ
ることによってそれに銅を組み入れた。
この一連の試験に用いた触媒に対して、先ず、該触媒に
3000vppmのSO2,200vppmのN0x(
主にNOとして)、6.5容量%の酸素、10容量%の
水、15容量%のCO2及び残部の窒素よりなるガス流
れを800’Fにおいて65時間接触させることによっ
て促進硫酸化環境を施した。
このガス混合物は、触媒上を約5000 v/hr/v
の空間速度で通された。
触媒に促進硫酸化環境を施した後、用いた空間速度が約
17500 v/hr/vであったこと以外は第4表の
試験に関して先に特定したガス流れ及び操作を使用して
触媒の各部分をNOx転化率について試験した(lQc
cの触媒試料)。
試験の結果を以下の第5表に記載する。第5表のデータ
は、シリカ被覆アルミナ基材物質が無被覆アルミナ物質
よりも硫酸化に対して大きい抵抗性を有することを示す
更に、データは硫酸化抵抗性がシリカ被覆レベルの増大
と共に向上することを示す。
しかしながら、NOx除去活性は、シリカの使用量が増
加するにつれて急速に低下する。
多量のシリカ被覆(36重量%)を含有する基材物質又
は100%シリカ担体は、低いNOx除去活性を示す。
次に、銅をチタニア被覆アルミナに担持させてなる触媒
の硫酸化抵抗及びNOx転化能力を例示するために第三
の一連の試験を実施した。
テタニア被覆アルミナ担体は、アルミナにチタニアアル
コキシドを接触させ、しかる後にその被覆を空気中にお
いて加水分解しそしてその後に加水分解済み担体を空気
中においてか焼して被覆を酸化チタン形態に転化させる
ことによって調製された。
しかる後、被覆基材物質及び比較試験で用いたアルミナ
(これ自体は、1000’Fで3時間か焼された)を粉
砕し、そして8〜10メツシユにふるい分けした。
実験9の触媒以外は、基材物質にCu (NO3)2・
3H20の水溶液を含浸させた。
しかる後、含浸済み物質を乾燥させ、そしてか焼して銅
を酸化物形態に転化させた。
実験9の被覆担体にCu5O,を含浸させることによっ
てその触媒に銅を組み入れた。
NOx転化を試験するに先立って、試験触媒のい(らか
に対して、先ず、温和な硫酸化環境又は促進硫酸化環境
のどちらかを施した。
温和な硫酸化操作は、触媒に100 vppmのSO2
,6,0容量%の酸素及び残部の窒素よりなるガス混合
物を約17500のv/ hr / vの空間速度にお
いて650丁で様々の時間接触させることよりなってい
た。
促進硫酸化操作は、触媒に3000 vppmのSO2
,200vppmのN0x(主にNO)、6.5容量%
の酸素、10容量%の水、15容量%のCO2及び残部
の窒素よりなるガス混合物を800下の温度及び約50
00 v/hr/ vの空間速度で様々な時間接触させ
ることによりなっていた。
硫酸化の試験をした後、もし適用できるならば、反応器
から触媒を排出させそして表面積、細孔容積及び硫酸塩
wt%について分析した。
次いで、用いた空間速度が約17500 v/hr/
v であったこと以外は第4表に関して先に特定したガ
ス流れ及び操作を使用して、これらの硫酸化触媒及び他
の非硫酸化触媒の各部分をNOx転化率について試験し
た。
これらの試験の結果を以下の第6表に記載する。
第6表のデータは、チタニア被覆アルミナ担体に担持さ
れた銅が促進硫酸化条件において通常の銅担持アルミナ
触媒よりも硫酸化に対して抵抗性があることを示す。
更に、チタニア被覆担体で形成した触媒は、銅担持アル
ミナ触媒と比較して優秀なNOx転化活性を有する。
実験9に示されるように、チタニア被覆アルミナ上の硫
酸銅も亦、アンモニアとの反応によるNOx の転化に
対して十分に作用する。
例5 本例は、銅担持アルミナ基材触媒に対するチタニア被覆
の強度向上効果につ℃・て記載する。
触媒試料を煙道ガスの脱硫に用いた後に、校正した粉砕
装置において強度の保持率を測定評価した。
結果を以下の第7表に記載する。試料AI及び2は、ア
ルミナサドルの単一バッチから得た試料であった。
これらの試料は、試験A及びBの再生産性を監視するの
に用いられた。
試料&4〜7は、押出してか焼したサドル形状アルミナ
粒子の他のバッチから得た試料にチタニア及び(又は)
銅の被覆を付着させることによって作られた触媒試料で
あった。
これらの試料の担体単独の場合は、試料A3として示さ
れる。
試験A及びBは、小型パイロットプラントにおける煙道
ガス脱硫試験であった。
各試験において、試料は一緒に脱硫試験を施こされた。
各試料は混合を防ぐために網目容器に入れられ、そして
対応する試料は2つの試験において反応器内で同じ位置
を占めていた。
試料A3〜8は反応器の煙道ガス流入口から同じ距離(
13〜18in) 離れた所に置かれ、そして試料扁
1及び2は流入口から約20〜22 in離れた所に置
かれた。
また、各試験において、約30の異なった試料が粉砕装
置で強度保持について評価された。
試験AはSO2含有模造煙道ガスへの1153サイクル
の露出次いで60%スチーム−40%H2混合物による
再生よりなっており、これに対して試験Bは1151サ
イクルの露出次いで同じ再生よりなっていた。
模造煙道ガスの組成は、2000ppmのSO2,2,
5%の酸素及び残部の窒素よりなっていた。
流入温度は650下で、そして圧力は大気圧であった。
上記の表に示す強度変化%は、未使用試料、及び使用済
み試料即ち試験が終了した後に反応器から取り出した試
験容器から排出させた対応する試料を上記粉砕装置にお
いて粉砕し、次いで使用済み試料の粉砕に要しだ力対未
使用試料の粉砕に要した力の比率に100を掛けること
によって得られた。
上記のデータを見ると、触媒基材上に銅が全(存在しな
い場合には僅かな強度向上が生じることが示される(試
料扁1.2.3及び7の比較)。
試料A5のみが小さい強度損失を示す。
しかし、試料A4を試料A3と比較すると、銅の担持は
、担体の強度を太き(低下させること(即ち、強度保持
率67%対108%)が示される。
他方、試料A6ヌは8をA4と比較すると、チタンによ
るアルミナの被覆は強度損失を少なくすることが示され
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 窒素酸化物、酸素及び二酸化硫黄を含むガス混合物
    中の窒素酸化物を窒素へ転化させることによって該窒素
    酸化物の量を選択的に減少させる方法において、 (a) 前記ガス混合物にアンモニアを加え、そして
    (b) 得られたガス混合物を反応帯域において少な
    くとも1種の非貴金属遷移金属酸化物を担体に担持させ
    てなる選択的NO還元触媒と約500〜約950下の範
    囲内の温度で接触させ、この場合に前記非貴金属遷移金
    属は鉄、コバルト、ニッケル、銅、バナジウム、クロム
    、モリブデン及びタングステンよりなる群から選定され
    、前記担体はチタニア、ジルコニア、シリカ、セリア、
    トリア及びそれらの混合物よりなる群から選定される耐
    火性酸化物で被覆されたアルミナからなり、しかも前記
    ガス混合物中の酸素の量は前記接触を酸化条件下に生せ
    しめるのに十分なものとする、 ことを含む窒素酸化物の選択的減少法。
JP48144613A 1972-12-27 1973-12-27 被覆触媒を使用する窒素酸化物除去 Expired JPS594175B2 (ja)

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