JPS5941436B2 - ウオ−タジエツト推進装置 - Google Patents
ウオ−タジエツト推進装置Info
- Publication number
- JPS5941436B2 JPS5941436B2 JP12964876A JP12964876A JPS5941436B2 JP S5941436 B2 JPS5941436 B2 JP S5941436B2 JP 12964876 A JP12964876 A JP 12964876A JP 12964876 A JP12964876 A JP 12964876A JP S5941436 B2 JPS5941436 B2 JP S5941436B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- steering nozzle
- impeller
- propulsion device
- jet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、船外から吸入した水をインペラによつて加速
して後方に噴出し、その反動で船体を推進させるウォー
タジェット推進装置に関するものである。
して後方に噴出し、その反動で船体を推進させるウォー
タジェット推進装置に関するものである。
従来、この種のウォータジェット推進装置における後進
装置は、第１図ＡおよびＢに示す構造のものがある。
装置は、第１図ＡおよびＢに示す構造のものがある。
すなわち、同図Ａに示すものは、インペラダクト１に連
設したノズル２に、その噴出口３ａの下方に切欠き３ｂ
を有する舵取用ノズル３を横方向に回動自在に設け、さ
らに噴出口３ａを開閉すると共に噴流を転向させるパケ
ット４を回動自在に設けたものである。一方、同図Ｂに
示すものは、舵取用ノズル３の噴出口３ａ付近の下部に
前方に向つて開口する後進用ノズル５を突設し、さらに
噴出口３ａを開閉するパケット６を回動自在に設けたも
のである。しかるに前者の後進装置においては、後進時
１辷切欠き３ｂから噴出される噴流を極力前方水平方向
に向けさせて後進力を大きくするために、パケット４の
先端部を長く形成している。
設したノズル２に、その噴出口３ａの下方に切欠き３ｂ
を有する舵取用ノズル３を横方向に回動自在に設け、さ
らに噴出口３ａを開閉すると共に噴流を転向させるパケ
ット４を回動自在に設けたものである。一方、同図Ｂに
示すものは、舵取用ノズル３の噴出口３ａ付近の下部に
前方に向つて開口する後進用ノズル５を突設し、さらに
噴出口３ａを開閉するパケット６を回動自在に設けたも
のである。しかるに前者の後進装置においては、後進時
１辷切欠き３ｂから噴出される噴流を極力前方水平方向
に向けさせて後進力を大きくするために、パケット４の
先端部を長く形成している。
このため、後進時にはパケット４の先端部が船底下に突
出することになり、浅瀬あるいは水面直下に岩等が存在
するような所では使用できず、またこのような所で使用
したときにはパケット自体を破損してしまうか、あるい
は無理に下すと操作系ないしパケットを破損してしまう
という不具合がある。一方、後者の後進装置においては
、後進用ノズル５が前進航走の際に抵抗となつて作用す
るし、またこの後進用ノズル５が浅瀬あるいは岩等によ
つて破損されやすいという不具合がある。さらに両者い
ずれの後進装置においても、後進時の噴流は船底下前方
、すなわちインテークダクトＴの吸入口Ｔａ下に向けて
噴出されるために再びインテークダクト１に吸込まれや
すく、したがつて吸入水中への空気の混入により負荷が
低下しエンジン回転数があがりエンジンの許容回転数を
越えてしまう不具合があるとともに、空気の混入により
効率が悪い不具合がある。本発明はこのような不具合を
一挙に解消するもウーので、舵取用ノズルの側部に後進
時の噴流を側方から前方に転向させる後進用ノズルを設
けるというきわめて簡単な構成により、下方に突出する
いかなる部材をももたず、しかもエンジンの負荷に何ら
の影響をも与えないのみならず、後進件能の良い後進装
置を備えたウォータジェット推進装置を提供するもので
ある。
出することになり、浅瀬あるいは水面直下に岩等が存在
するような所では使用できず、またこのような所で使用
したときにはパケット自体を破損してしまうか、あるい
は無理に下すと操作系ないしパケットを破損してしまう
という不具合がある。一方、後者の後進装置においては
、後進用ノズル５が前進航走の際に抵抗となつて作用す
るし、またこの後進用ノズル５が浅瀬あるいは岩等によ
つて破損されやすいという不具合がある。さらに両者い
ずれの後進装置においても、後進時の噴流は船底下前方
、すなわちインテークダクトＴの吸入口Ｔａ下に向けて
噴出されるために再びインテークダクト１に吸込まれや
すく、したがつて吸入水中への空気の混入により負荷が
低下しエンジン回転数があがりエンジンの許容回転数を
越えてしまう不具合があるとともに、空気の混入により
効率が悪い不具合がある。本発明はこのような不具合を
一挙に解消するもウーので、舵取用ノズルの側部に後進
時の噴流を側方から前方に転向させる後進用ノズルを設
けるというきわめて簡単な構成により、下方に突出する
いかなる部材をももたず、しかもエンジンの負荷に何ら
の影響をも与えないのみならず、後進件能の良い後進装
置を備えたウォータジェット推進装置を提供するもので
ある。
以下その構成等を図に示す実施例により詳細に説明する
。第２図は本発明に係るウォータジェット推進装置の縦
断側面図と横断面図で、これらの図において、符号１１
ａおよび１１ｂは船体の船尾板と船底、１２はインテー
クダクト、１３はインペラ、１４はこのインペラ１３を
駆動するための駆動軸で図の右方においてエンジン（図
示せず）に連結されている。
。第２図は本発明に係るウォータジェット推進装置の縦
断側面図と横断面図で、これらの図において、符号１１
ａおよび１１ｂは船体の船尾板と船底、１２はインテー
クダクト、１３はインペラ、１４はこのインペラ１３を
駆動するための駆動軸で図の右方においてエンジン（図
示せず）に連結されている。
１５は前記インペラ１３を囲繞するごとく設けられたイ
ンペラダクトで、その一端は前記インテークダクト１２
の噴出口１２ａに連結され、他端にはノズル１６が一体
に延設されている。
ンペラダクトで、その一端は前記インテークダクト１２
の噴出口１２ａに連結され、他端にはノズル１６が一体
に延設されている。
なお、１７は前記１駆動軸１４の先端部を軸支する軸受
１８を保持する静翼、１９はインテークダクト１２の吸
込口１２ｂに架設された浮遊物阻止格子である。２０は
後述する前後進切換用パケット２１と共に本発明の要部
を構成する舵取用ノズルで、前記ノズル１６に連通する
ごとく回動自在に設けられている。
１８を保持する静翼、１９はインテークダクト１２の吸
込口１２ｂに架設された浮遊物阻止格子である。２０は
後述する前後進切換用パケット２１と共に本発明の要部
を構成する舵取用ノズルで、前記ノズル１６に連通する
ごとく回動自在に設けられている。
すなわち、この舵取用ノズル２０の入口側の開口端２０
ａは、図に示す直進状態においてノズル１６の噴出口と
同軸上に対向しており、また軸２２を枢軸として横方向
に回動自在に設けられている。そして、この舵取用ノズ
ル２０の両側部には、後進時の噴流Ｆ，を側方Ｆ２から
前方Ｆ３に転向させる後進用ノズル２３が一体に設けら
れている。同図に示す実施例において、この後進用ノズ
ル２３は、舵取用ノズル２０の噴出口２０ｂ付近の両側
壁２０ｃに開口した切欠口２３ａと、この切欠口２３ａ
に連設され、かつその前方下部に開口した噴出口２３ｂ
を有する導出部材２３ｃとによつて形成されている。２
４は舵取用ノズル２０の前記切欠口２３ａ付近に垂設し
た整流板で、前進時、特に舵取用ノズル２０を回転させ
て旋回する時の噴流が後進用ノズル２３方向に流れるの
を防止するためのものである。
ａは、図に示す直進状態においてノズル１６の噴出口と
同軸上に対向しており、また軸２２を枢軸として横方向
に回動自在に設けられている。そして、この舵取用ノズ
ル２０の両側部には、後進時の噴流Ｆ，を側方Ｆ２から
前方Ｆ３に転向させる後進用ノズル２３が一体に設けら
れている。同図に示す実施例において、この後進用ノズ
ル２３は、舵取用ノズル２０の噴出口２０ｂ付近の両側
壁２０ｃに開口した切欠口２３ａと、この切欠口２３ａ
に連設され、かつその前方下部に開口した噴出口２３ｂ
を有する導出部材２３ｃとによつて形成されている。２
４は舵取用ノズル２０の前記切欠口２３ａ付近に垂設し
た整流板で、前進時、特に舵取用ノズル２０を回転させ
て旋回する時の噴流が後進用ノズル２３方向に流れるの
を防止するためのものである。
２１は舵取用ノズル２０に回動自在に設けた前後進切換
用パケットで、その回転操作によつて舵取用ノズル２０
の噴出口２０ｂを開閉するものである。
用パケットで、その回転操作によつて舵取用ノズル２０
の噴出口２０ｂを開閉するものである。
なお第２図ａは開いた状態、換言すれば前進時の状態を
示し、また同図ｂは閉じた状態、すなわち後進時の状態
をそれぞれ示している。本発明（まこのように構成され
ているから、船舶を後進させる時には、前後進切換用パ
ケット２１を下方に回動することによつて噴出口２０ｂ
を閉塞し、第２図ｂに示すようにノズル１６から噴出す
る噴流Ｆ，をパケット２１によつて側方Ｅ２に転向させ
、さらにこの流れを導出部材２３ｃで前方斜め下方Ｆ３
に導びくことによつて噴出口２３ｂより噴出させる。
示し、また同図ｂは閉じた状態、すなわち後進時の状態
をそれぞれ示している。本発明（まこのように構成され
ているから、船舶を後進させる時には、前後進切換用パ
ケット２１を下方に回動することによつて噴出口２０ｂ
を閉塞し、第２図ｂに示すようにノズル１６から噴出す
る噴流Ｆ，をパケット２１によつて側方Ｅ２に転向させ
、さらにこの流れを導出部材２３ｃで前方斜め下方Ｆ３
に導びくことによつて噴出口２３ｂより噴出させる。
以上説明したように本発明に係るウォータジェット推進
装置には、ノズルから噴出される噴流を側方から前方に
転向させる後進用ノズルが舵取用ノズルの側部に設けら
れており、また前後進切換用パケットは単に噴出口を閉
塞するためのものであるから、後進時においても下方に
突出する部材は無く、したがつて浅瀬あるいは水面下の
泊等によつて損傷するおそれはない。
装置には、ノズルから噴出される噴流を側方から前方に
転向させる後進用ノズルが舵取用ノズルの側部に設けら
れており、また前後進切換用パケットは単に噴出口を閉
塞するためのものであるから、後進時においても下方に
突出する部材は無く、したがつて浅瀬あるいは水面下の
泊等によつて損傷するおそれはない。
同様全開前進件能が損なわれることもない。また舵取用
ノズル２０の両側の側壁に切欠き口を設けたので、大き
な流路断面積を確保でき効搾が良く大きな後進力が得ら
れる。
ノズル２０の両側の側壁に切欠き口を設けたので、大き
な流路断面積を確保でき効搾が良く大きな後進力が得ら
れる。
そしてインペラダクト１５に対し横方向に回動自在な舵
取用ノズル２０の両側の側壁に切欠き口を設け、さらに
前方下部に噴出口を有する導出部材を切欠口に連設して
いるので、噴出口より噴出される噴流が船体に当たるこ
とがなく、後進旋回時両側の噴出口のうち片方が、イン
ペラダクト１５の方を向くが、該導出部材により噴流が
インペラダクト１５に当たることがない。つまり、直進
後進時大きな後進力が得られるとともに、後進時大きな
旋回力が得られる。そして噴流がインテークダクトの水
の吸込口より側方にある該導出部材の噴出口より前方下
方に噴出されるので、空気を巻き込んだ噴流が再び吸込
口よりすいこまれることはなく、負荷が低下しエンジン
回転数があがりエンジンの許容回転数を越えてしまう不
具合もない。
取用ノズル２０の両側の側壁に切欠き口を設け、さらに
前方下部に噴出口を有する導出部材を切欠口に連設して
いるので、噴出口より噴出される噴流が船体に当たるこ
とがなく、後進旋回時両側の噴出口のうち片方が、イン
ペラダクト１５の方を向くが、該導出部材により噴流が
インペラダクト１５に当たることがない。つまり、直進
後進時大きな後進力が得られるとともに、後進時大きな
旋回力が得られる。そして噴流がインテークダクトの水
の吸込口より側方にある該導出部材の噴出口より前方下
方に噴出されるので、空気を巻き込んだ噴流が再び吸込
口よりすいこまれることはなく、負荷が低下しエンジン
回転数があがりエンジンの許容回転数を越えてしまう不
具合もない。
空気の混入により効率が悪い不具合もない。
第１図ＡおよびＢは従来のウォータジェット推進装置を
示す縦断側面図、第２図は本発明に係るウォータジェッ
ト推進装置の一実施例を示す縦断側面図と要部の横断面
図である。 １２・・・・・・インテークダクト、１３・・・・・・
インペラ、１５・・・・・・インペラダクト、１６・・
・・・・ノズル、２０・・・・・・舵取用ノズル、２１
・・・・・・前後進切換用パケット、２３・・・・・・
後進用ノズル、２３ａ・・・・・・切欠口、２３ｂ・・
・・・・噴出口、２３ｃ・・・・・・導出部材。
示す縦断側面図、第２図は本発明に係るウォータジェッ
ト推進装置の一実施例を示す縦断側面図と要部の横断面
図である。 １２・・・・・・インテークダクト、１３・・・・・・
インペラ、１５・・・・・・インペラダクト、１６・・
・・・・ノズル、２０・・・・・・舵取用ノズル、２１
・・・・・・前後進切換用パケット、２３・・・・・・
後進用ノズル、２３ａ・・・・・・切欠口、２３ｂ・・
・・・・噴出口、２３ｃ・・・・・・導出部材。
Claims (1)
- １ エンジンに連結されたインペラを囲むごとく形成さ
れたインペラダクトと、このインペラダクトに連設され
たノズルと、このノズルに連通するごとく設けた舵取用
ノズルおよびこの舵取用ノズルの噴出口を開閉する前後
進切換用バケットとを備えてなり、前記舵取用ノズルの
側壁に設けた切欠口と、この切欠口に連接されるととも
に、舵取用ノズル下面以上の位置に配設された導出部材
と、前記切欠口中央より下方且つ導出部材の前方下部に
形成された噴出口とよりなり、後進時の噴流を前記舵取
用ノズルの両側方から前記インペラダクトの下方に転向
させる後進用ノズルを設けたことを特徴とするウォータ
ージェット推進装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12964876A JPS5941436B2 (ja) | 1976-10-28 | 1976-10-28 | ウオ−タジエツト推進装置 |
| US06/069,049 US4252075A (en) | 1976-10-28 | 1979-08-23 | Water jet propulsion system with laterally disposed reverse ports |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12964876A JPS5941436B2 (ja) | 1976-10-28 | 1976-10-28 | ウオ−タジエツト推進装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5355892A JPS5355892A (en) | 1978-05-20 |
| JPS5941436B2 true JPS5941436B2 (ja) | 1984-10-06 |
Family
ID=15014703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12964876A Expired JPS5941436B2 (ja) | 1976-10-28 | 1976-10-28 | ウオ−タジエツト推進装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5941436B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5671646U (ja) * | 1979-11-02 | 1981-06-12 | ||
| JPH061194U (ja) * | 1992-06-17 | 1994-01-11 | 川崎重工業株式会社 | 水噴射推進装置の後進推力低下防止装置 |
-
1976
- 1976-10-28 JP JP12964876A patent/JPS5941436B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5355892A (en) | 1978-05-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6332816B1 (en) | Jet-propelled boat | |
| JPH0631071B2 (ja) | 水ジェット推進艇 | |
| JPH04345591A (ja) | ジェット推進艇 | |
| JPH0657558B2 (ja) | 水噴射推進船のビルジ水排出装置 | |
| US5199913A (en) | Small, jet-propelled boat | |
| US5304078A (en) | Reverse thrust bucket for jet device | |
| JPH0444480Y2 (ja) | ||
| JPS5941436B2 (ja) | ウオ−タジエツト推進装置 | |
| JP2749086B2 (ja) | 小型ジェット推進艇の表示装置 | |
| US4252075A (en) | Water jet propulsion system with laterally disposed reverse ports | |
| US5312275A (en) | Jet boat diverter nozzle with built-in ride plate | |
| JPH0615834Y2 (ja) | ウォータジェット推進装置 | |
| JP2888377B2 (ja) | 水噴射式船舶推進機 | |
| JPH07237576A (ja) | 高速艇の船尾装置 | |
| JP2829114B2 (ja) | 水噴射推進操舵装置および方法 | |
| JP2810642B2 (ja) | 小型滑走艇の抵抗抑制装置および抵抗抑制方法 | |
| JP2758309B2 (ja) | ウォータジェット推進機 | |
| JP2710060B2 (ja) | 船外機 | |
| JP2904443B2 (ja) | 小型船のウォータジェット推進装置 | |
| JP2929540B2 (ja) | ジェット推進艇の推進機部の構造 | |
| JP2966915B2 (ja) | 水ジェット推進艇の表示装置 | |
| JPS6160250B2 (ja) | ||
| JP3458112B2 (ja) | 水噴射推進装置 | |
| JP2966916B2 (ja) | 水ジェット推進艇のシフト操作装置 | |
| JPS5910213Y2 (ja) | ヘドロ浚渫用サクシヨンヘツド |