JPS5941342Y2 - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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JPS5941342Y2
JPS5941342Y2 JP10213379U JP10213379U JPS5941342Y2 JP S5941342 Y2 JPS5941342 Y2 JP S5941342Y2 JP 10213379 U JP10213379 U JP 10213379U JP 10213379 U JP10213379 U JP 10213379U JP S5941342 Y2 JPS5941342 Y2 JP S5941342Y2
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JP
Japan
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signal
transistor
ignition
internal combustion
coil
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JP10213379U
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JPS5620068U (ja
Inventor
徹也 近藤
Original Assignee
国産電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、パンテリを電源とする無接点式の内燃機関用
点火装置に関するものである。
一般に無接点式の点火装置においては、機関の回転と同
期して信号を発生する信号発電コイルの出力により点火
時期を定めるが、二輪車等の小形の車輛等に用いる内燃
機関用点火装置では信号発電コイルの出力を大きくとれ
ないため、信号発電コイルの出力をトランジスタ増幅回
路ヲ斤して点火制御回路に入力している。
従来二輪車等においては、スタータモータによる始動と
キックによる始動とを併用できるようにしたものが多か
ったが最近では、コストを下げるため、スタータモータ
による始動ができるものではキックによる始動機構を省
略する傾向にある。
ところがスタータモータを動作させた際には、バッテリ
の電圧が大幅に(例えば12Vが4〜5Vに)低下する
ため、従来のトランジスタ増幅回路により信号を増幅す
る点火装置を用いた場合には増幅回路が正常に動作しな
くなった点火時期が変動したり、点火動作が行なわれな
くなったりする不都合があった。
本考案の目的は、パンテリ電圧が低下した場合でも点火
時期に変動がなく、正常に点火動作を行なわせることが
できるようにした内燃機関用点火装置を提供することに
ある。
以下図示の実施例により本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示したもので、同図におい
て1は1次コイル1a及び2次コイル1bを有する点火
コイル、2は図示しない機関の気筒に取付けられ、2次
コイル1bに負荷された点火プラグである。
1次コイル1a及び2次コイル1bはそれぞれの一端が
共通接続されてその共通接続点がスイッチSWを介して
負極端子を接地したノくツテリ3の正極端子に接続され
、1次コイル1aの他端はエミツタを接地したnpn
トランジスタ4のコレクタに接続されている。
またバッテリ3の正極端子にはダイオード5のアノード
が接続され。
このダイオードのカソードと接地との間に平滑用コンデ
ンサ6が接続されている。
ダイオード5のカソードと接地間にはまた信号出力回路
Iが接続され、信号出力回路7の出力端子がトランジス
タ4のベースに接続されている。
ダイオード5のカソードはまたソースSがゲートGに接
続された電界効果トランジスタ(以下FETという。
)8のドレインDに接続され、FET 8のソースSは
アノードを接地したツェナーダイオード9のカソードに
接続すれている。
F”ET80ソースSとソエナーダィオード90カソー
ドとの接続点Aには工5ツタを接地したnpn )ラン
ジスタ10のベース及びコレクタがそれぞれ抵抗11及
び12を介して接続され、トランジスタ10のコレクタ
が信号出力回路Iの入力端子に接続されている。
トランジスタ10のベースエ5ツタ間にはアノードを接
地側にしてダイオード13が並列接地され、一端を接地
した信号発電コイル14の他端が抵抗15を介してダイ
オード130カンードとトランジスタ10ノヘースとの
接続点に接続されている。
上記点火装置において信号発電コイル14は機関と同期
回転する信号発電機内に配置されるか、または機関と同
期回転する磁石発電機内に配置され、滴定の位置で点火
時期を定めるための信号を出力する。
信号出力回路Iは例えば信号発電コイル14から所定の
極性の信号が発生したときに立上って所定の期間持続す
る矩形波状の信号を出力する回路で、信号発電コイル1
4から発生する信号の幅が比較的広い場合、この信号出
力回路7は波形整形回路または増幅器により構成される
また信号発電コイル14の出力信号が−くルス状の場合
、信号出力回路Iは例えば単安定マルチバイブレータに
より構成され、所定の幅の矩形波状の信号を出力する。
上記実施例においてスイッチSWを閉じると、バッテリ
3からダイオード5、FET8及び抵抗11を介L−て
トランジスタ10にベース電流が流れ、トランジスタ1
0が導通状態になる。
このときトランジスタ10のコレクタの電位はほぼ零に
なっているため、信号出力回路Iは信号を出力しない。
ここでスタータモータ等により機関を回転させると信号
発電コイル14に信号が誘起し、信号発電コイル14に
図示の矢印方向の信号電圧が誘起した際に信号発電コイ
ル14からダイオード13及び抵抗15を通して電流が
流れる。
これによりトランジスタ100ベース電位が負になり、
トランジスタ10が遮断状態になる。
このときトランジスタ10のコレクタの電位が高くなり
、信号出力回路lはこの電位の上昇や受けて信号を出力
する。
これによりトランジスタ4にベース電流が流れ、トラン
ジスタ4が導通してバッテリ3から1次コイル1a及び
トランジスタ4のコレクタ・エミツタを通して電流が流
れる。
ここで信号発電コイル14が幅の広い信号を出力し、信
号出力開回路γが増陥器により構成されているとすると
、信号発電コイル14の図示の矢印方向の出力が零にな
るかまたは十分小さな値になったときにトランジスタ1
0が再度導通し、信号出力回路Tの入力信号が零になる
したがって信号出力回路γの出力が零になり、トランジ
スタ4が急速に遮断される。
これにより1次コイル1aを流れていた電流がaされ、
2次コイル1bに高電圧が誘起して点火プラグ2に火花
が生じる。
尚上記の説明では、信号出力回路7に入力信号が与えら
れたとき(トランジスタ10が遮断状態になったとき)
に信号出力回路7から出力信号が発生してトランジスタ
4が導通し、続いて点火時期に信号出力回路Iが信号の
出力を停止してトランジスタ4を遮断させるようにした
が、逆に信号出力回路7に入力信号が与えられていない
とき(トランジスタ10が導通状態にあるとき)に信号
出力回路Iが信号発生してトランジスタ4が導通し、信
号出力回路1に入力信号が与えられたとキ(トランジス
タ10が遮断したとき)に信号出力回路7が信号の出力
を停止してトランジスタ4を遮断させる場合もある。
この場合は信号発電コイル14に誘起する図示の矢印方
向の信号が滴定レベルまで立上った時点で点火が行なわ
れる。
上記のような点火装置において、トランジスタ4をオン
オフするための信号を正しく発生させるためには、バッ
テリの電圧の如何に拘らずトランジスタ10のベース電
流を常に一定にすることが望ましい。
ところが従来のこの種の装置では、第1図のFET8の
部分が単なる抵抗器からなっていたため、バッテリの電
圧が低下するとトランジスタ10を導通状態にするのに
必要なベース電流を流せなくなり、またバッテリの電圧
が低下した場合にトランジスタ10に十分なベース電流
を流すように抵抗11の値を小さくしておくと、信号コ
イル14の矢印方向の誘起電圧が小さいとき、即ち機関
の始動時や低速回転時にトランジスタ10を遮断できな
くなって点火動作を行なわせることができなくなること
がある。
しかるに本考案のようにFET8を挿入すると、その定
電流特性により。
バッテリの電圧が大幅に変動してもトランジスタ100
ベース電流を一定に保つことができる。
第2図はFETのドレイン電流IDのゲートソース間電
圧VGS及びドレインソース間電圧VDSに対する特性
を示したもので、同図の第1象現に示した曲線群はゲー
トソース間電圧を異ならせた場合のID VDSW性
を示し、第2の象現に示した曲線はID−VGS特性を
示している。
第2図から明らかなように、Vos=0とした場合、M
l、l Sに対してドレイン電流が飽和し、一定値ID
5Sになる。
したがって第1図に示したようにソースをゲートに結合
してvGs=0としたF’ETを挿入すると、パンテリ
3の電圧が大幅に変動してもそのドレイン電流は一定と
なり、ツェナーダイオード9を流れる電流を常に一定に
することができる。
ツェナーダイオード9を流れる電流が一定になると、ツ
ェナーダイオードの内部抵抗による電圧降下が常に一定
になるため、第1図のA点の電位VAは第3図の曲線a
のように広範囲のバッテリ電圧Eに対して一定になり、
バッテリ電圧が大幅に変動しても(第3図に示した例で
は4〜12Vの変動があっても)トランジスタ10のベ
ース電流を一定に保つことができる。
これに対し、第1図のF胛8を単なる抵抗で置き換えた
場合には、バッテリ電圧Eの変動によってツェナーダイ
オード9に流れる電流が変化し、ツェナーダイオード9
の内部抵抗による電圧降下が変化するため、第1図のA
点の電位は第3図の曲線すに示すように変動し、バッテ
リ電圧が6V以下に低下するとトランジスタ10に十分
なベース電流を流すことができなくなる。
尚上記実施例では、単気筒の機関を例にとって説明した
が、2気筒以上の機関を点火するために第1図に示した
のと同様の点火回路が複数組設けられる場合にも本考案
を適用でき、この場合FET8とツェナーダイオード9
とは複数の点火回路に対して共用することができる。
即ち、多気筒内燃機関用の点火装置を構成する場合には
1例えば点火コイル1と、トランジスタ4及び信号出力
回路Iかもなる点火制御回路とトランジスタ10乃至抵
抗15からなる信号増幅回路と信号コイル14とを複数
組設け、バッテリ3乃至ツェナーダイオード9の回路は
1組だけ設ければよい。
また、上記の実施例では、点火コイルの1次コイルに対
して直列に半導体スイッチを挿入して1次電流を遮断す
ることにより点火コイルの2次コイルに高電圧を誘起さ
せる電流遮断形の点火装置を例にとったが、電流遮断形
の点火装置としては点火電源コイルと点火コイルの1次
コイルとに対して並列に半導体スイッチを挿入して、こ
の半導体スイッチをオンオフすることにより点火コイル
の2次コイルに高電圧を誘起させろものである。
この場合も、バッテリを電源とするトランジスタ増幅器
により点火時期を定める信号を増幅する構成がとられる
場合には本考案を適用できる。
更に、コンデンサ充放電式点火装置においてバッテリを
電源とする信号の増幅回路が設けられる場合にも本考案
を適用できる。
以上のように、本考案によれば、バッテリの電圧が大幅
に変動しても信号を増幅するトランジスタのベース電流
を一定に保つことができるため、スタータモータにより
機関を始動する場合のようにパンテリの電圧変動が大き
い場合でも支障なく正常に点火動作を行なわせることが
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す接続図、第2図はFE
Tの特性を示す線図、第3図は本考案と従来の装置との
相違を説明する線図である。 1・・・・・・点火コイル、3・・・・・・バッテリ、
4・・・・・・トランジスタ、1・・・・・・信号出力
回路、8・・・・・・FET。 9・・・・・・ツェナーダイオード、10・・・・・・
トランジスタ、13・・・・・・ダイオード、14・・
・・・・信号発電コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関の回転に同期して信号を発生する信号発電コイ
    ルと、バッテリからコレクタ電流及びベース電流が供給
    され前記信号発電コイルから得られる信号を増幅するト
    ランジスタ増幅回路とを具備し、前記増幅回路により増
    幅された信号により点火時期を定める内燃期間用点火装
    置において、前記トランジスタ増幅回路の非接地側電源
    入力端子はソースをゲートに直結した電界効果トランジ
    スタのソース・ドレイン間回路を通して前記バッテリー
    に結合され、且つ該非接地側電源入力端子と接地間にツ
    ェナーダイオードが接続されていることを特徴とする内
    燃機関用点火装置。
JP10213379U 1979-07-24 1979-07-24 内燃機関用点火装置 Expired JPS5941342Y2 (ja)

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JPS5620068U JPS5620068U (ja) 1981-02-21
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JP5686197B2 (ja) * 2011-09-16 2015-03-18 富士電機株式会社 内燃機関用点火装置

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