JPS5941172Y2 - 車輌用タイヤ止め器 - Google Patents

車輌用タイヤ止め器

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Publication number
JPS5941172Y2
JPS5941172Y2 JP1977066130U JP6613077U JPS5941172Y2 JP S5941172 Y2 JPS5941172 Y2 JP S5941172Y2 JP 1977066130 U JP1977066130 U JP 1977066130U JP 6613077 U JP6613077 U JP 6613077U JP S5941172 Y2 JPS5941172 Y2 JP S5941172Y2
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JP
Japan
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tire
side walls
support member
grounding
shaft
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JP1977066130U
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JPS53160151U (ja
Inventor
信一郎 山崎
親司 都築
Original Assignee
アイシン精機株式会社
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Publication date
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Priority to JP1977066130U priority Critical patent/JPS5941172Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車輌用タイヤ止め器に関するものである。
接地部材、タイヤ受は部材及び支持部材とから構成され
た折り畳み可能な鉄板製タイヤ止め器は格納スペースが
少なく持ち運びにも便利であることから広く使用されて
いる。
本考案は上記従来品に比して軽量で且つ加工工数も少な
く、そして格納スペースも上記従来品と同等で足りる車
輌用タイヤ止め器を提供しようとするものである。
以下にその実施例を説明すると、100はタイヤ受は部
材、200は接地部材、300は支持部材で、いずれも
樹脂軽合金等の軽量春による型成形品である。
タイヤ受は部材100はタイヤを受ける矩形の主面1の
両側に側壁3,4を後側に後壁2を連続して有し、前側
に肉厚がほぼ一定の半円状軸受部5が側壁3,4間に長
く延在し、これらがいずれも主面1の周囲に連続してつ
らなり蓋状をしている。
主面1と後壁2とはほぼそのなす角が90度であり、更
に主面1と後壁2はその交叉部内面6が同心の4分円状
をなし、蓋状内面で前記軸受部5の外面より連続して側
壁3,4に平行に伸びた側方リブ7.8の終端部7b、
8bは、該交叉部内面6から連続した同一円形状に切欠
かれた軸受面7a。
8aが形成され、更にこの半径よりわずかに大なる幅で
、該後壁2の内面との間隔をあけて終っている。
9、10.11は同じく前記軸受部5の外面より連続し
て側方リブ7.8に平行に、はぼ等間隔を置いて伸びた
内方リブであり、各々のリブ長さは側方リブ7.8のそ
れより短く、又、リブ高さも前記軸受部5の外角に近い
部分を除いて側方リブ7゜8のそれより低くなっている
側壁3.4の向い合う内面には軸受部5と同心の円形く
ぼみ3a。
4aが形成されてお・す、該円形くぼみ3a、4aはそ
の直径のほぼ3分の2の幅で、主面1の面とはほぼ直角
に側壁3,4の下端に向かって溝部3b。
4bが抜けている。
更に側壁3,4の各々の略中央位置には互いに向い合う
内面にスナップ用くぼみ3c、4cが形成されている。
又、主面1の上面には幅方向に長い5本のくぼみ条12
.13.14.15.16がほぼ等間隔に形成されてい
る。
接地部材200は地面に置かれる矩形の底面17の上方
両側に側壁19.20を、後側に後壁18を連続して有
し、上方前側に肉厚がほぼ一定の部分円状軸部21が側
壁19.20内に長く延在し、これらがいずれも底面1
7の周囲に連続してつらなり箱状をしている。
ここで、側壁19.20間の外幅寸法は前記タイヤ受は
部材100の側壁3,4間の内幅寸法上りらずかに小さ
く、軸部21の外径は前記軸受部5の内径よりわずかに
小さく、又、底面17から軸部21の中心までの高さは
、軸部21の半径寸法より小さくしである。
軸部21はその裏面が下方に向けて抜けており、5本の
縦方向リブ32.33.34.35.36が等間隔で下
方に向けて垂下し、各々の側面形状は下方が底面17の
延長線に一致し、前方が軸部21の外径形状に一致する
さて、該軸部21の軸心にその内部分の軸心が一致する
小判状突起22.23は側壁19゜20より夕H則に向
けて対称的に突設され、直径は前記タイヤ受部材100
の円径くぼみ3a、4aの直径よりわずかに小さく更に
小判状の平行部の幅寸法は前記溝部3b、4bの幅寸法
よりわずかに小さく又、平行部の平行軸方向は底面17
の面方向にほぼ一致している。
前記側壁19.20の上端からはそれぞれ互いに内方に
向い合った案内壁24.25を持つ、該案内壁24.2
5は前記接地部材200の長手方向に長く延在しており
、その後端は前記接地部材200の後壁18にほぼ達す
る位置にあり、又全長は前記支持部材300の長さより
長く、更に前端やや手前には該案内壁24.25を部分
的に切り落した切欠き26.27をそれぞれ持ち、該切
欠き26.27の近傍のみ該案内壁24.25の側壁1
9.20内面よりの張出し長さが短くなっている(第1
2図)。
又、該案内壁24.25の向い合った端面間の距離は、
前記タイヤ受は部材100の側方リブ7:8の外側面間
の距離よりわずかに大となっている。
(第6図等)。
28.29は接地部材200の両側壁19.20の長手
方向略中央位置に突出したスナップ用突起であり、該ス
ナップ用突起28.29の中心から、前記部分円状軸部
21の中心までの距離は、前記タイヤ受は部材100の
軸受部5の中心から、前記スナップ用くぼみ3c、4c
までの距離に等しく、該スナップ用突起28.29の幅
寸法は前記スナップ用くぼみ3c、4cの幅より小さく
、更に、該スナップ用突起28.29のそれぞれの突起
高さは前記スナップ用くぼみ3c、4cのそれぞれのく
ぼみ深さよりわずかに小さい。
30は前記接地部材200の後壁18の更に外方中央位
置に突設された後部実記であり、下端は底面17の平面
の延長上にほぼ位置し、前記後壁18の上端よりななめ
下方に張出した形となっている。
又、接地部材200の底面17と後壁18とはその交叉
部内面31が4分円状をなし前記案内壁24.25の底
面と前記底面17の上面との距離とほぼ等しい直径にな
っている。
接地部材200の前記底面17はほぼ中央位置を中心に
して3本の帯状くぼみ39.38.37がそれぞれ独立
した矩形のループとなって、この順序で等間隔に設けら
れてお・す、該帯状くぼみ37.39の底面17の下方
に向かって開放された溝となっても・す、その中間にあ
る該帯状くぼみ38は底面17の上方に向かって開放さ
れた溝となっている。
支持部材300は全体が矩形状で、上端の円軸48、下
端の円軸49を矩形の薄板状部分52が連結し、該薄板
状部分52の両側端には該薄板状部分52を中心として
両側に張り出した側壁40.41の高さは、前記円軸4
8.49のそれぞれの円周を接してなる2本の直線の距
離に等しい。
又、該両側壁40.41の間には同じく薄板部分52を
中心にして両側に張り出した4本のリブ44.45.4
6.47が等間隔で側壁40゜41に平行に円軸48.
49にぶつかるまで伸びており各々の全高さは円軸48
.49のそれぞれの円周を接してなる2本の直線の距離
に等しい。
すなわち、支持部材300のリブを含めた全厚さは円軸
48.49のそれぞれの円周を接してなる1本の接線間
の距離に等しい。
さて、支持部材300の側壁40.41の上端には更に
りH則に向かって中実の半円状軸部50.51が突出し
ており、これらの軸心は前記上端円軸48に一致し、半
円の直線部分の方向は支持部材300の長手方向にほぼ
平行でかつ、半円の直線部分から円周に至るまでの厚さ
は、前記タイヤ受は部材100の側方リブ7.8の終端
部7b、8bと後端2の内面との距離よりわずかに薄く
、又円軸側の直径は前記切欠かれた軸受面7a、7bの
直径に等しいか、わずかに小さく、更に半円状軸部50
゜51の直径は前記切欠かれた軸受面7a、7bの直径
よりわずかに小さくなっている。
又、支持部材300の側壁40.41の下端には更に外
側に向かって中空の管状軸部42.43が突出しており
、これらの軸心は前記後端円軸49の軸心に一致し、こ
れらの直径は円軸49の直径よりわずかに小さく、又円
軸49の直径は前記接地部材200の前記交叉部内面3
1の直径及び前記案内壁24.25の底面と前記底面1
7の上面との距離のいずれよりもわずかに小さくなって
いる。
さて、支持部材300の両側壁40.41間の外幅寸法
は、前記タイヤ受は部材100の側方リブ7.8間の内
幅寸法よりわずかに小さく、前記半円状軸部50゜51
の最外部間の距離は前記側方リブ7.8間の内幅寸法に
ほぼ等しく、前記接地部材200の前記両案内壁24.
25の向い間った端面間の距離よりわずかに小さい。
又、前記中空管状軸部42.43の最外部間の距離は前
記接地部材200の前記両側壁19.20の内幅寸法よ
りわずかに小さい。
さてリブの配列に関しでは、第6図示の如く支持部材3
00の4本のリブ44.45゜46、47はそれらの各
々の間に前記タイヤ受は部材100の前記内方リブ9.
10.11がこの順序で互いに干渉なく入り込む間隔と
される。
又、前記タイヤ受は部材100の前記内方リブ9,10
.のリブ高さは第6図示の如く前記支持部材300のリ
ブ44.45.46゜47の薄板状部分52から突出し
た部分の突出高さと、タイヤ受は部材100の主面1の
面沿いにほぼ同一高さとされるが、タイヤ受は部材10
0の後壁2の内面から支持部材300の全長に等しい長
さを越えた前方部分に於いては、その高さは該タイヤ受
は部材100の軸受部5の下端に至るまでの高さに等し
い(第8図)。
又、前記タイヤ受は部材100の前記両側方リブ7.8
の高さは、第8図示の如くその長手方向の中程で低くさ
れた形状となっている。
前記接地部材200の前記切欠き26.27の各々の長
手方向の切欠き幅寸法は、前記支持部材300の前記管
状軸部42、43の外径寸法よりやや小さくなっており
、かつ、その中心位置は第10図に示す如く、タイヤ受
は部材100の円形状に切欠かれた軸受面7 a、 7
bの軸心と前記支持部材300の上端円軸48の軸心
が一致して回転可能となった状態で、該支持部材300
が該タイヤ受は部材100の主面11の内側に押し付け
られた時の該支持部材300の管状軸部42.43の軸
心が、該タイヤ受は部材100の軸受部5の軸心と該接
地部材200の軸部21の軸心とが一致して回転する時
の軌跡に一致する位置に設けられる。
以上の如く形成されたタイヤ受は部材100.接地部材
200 、支持部材300の各々の組付は方法及びその
結合状態について説明する。
第9図に於いて、接地部材200の両側方に突出する小
判状突起22.23の各々の2面幅はタイヤ受は部材1
00の両側壁3,4の内側に設けられた溝部3b、4d
より小さいから、両軸線を一致させて、すなわちタイヤ
受は部材100と接地部材200とをほぼ直交させて、
矢印P方向接地部材200を押し込めば形状説明から自
明な如く、タイヤ受は部材100の軸受部5内面と接地
部材200の軸部21外面が接触するまで移動し、更に
小判状突起22.23の外径寸法はタイヤ受は部材10
0の円形くぼみ3 a、 4 aの内径よりわずかに小
さく、かつ、タイヤ受は部材100の軸受部5と円径く
ぼみ3a、4aとはいずれも同心で、接地部材200の
軸部21と小判状突起22゜23とはいずれも同心であ
るから、第9図の状態に於いて接地部材200とタイヤ
受は部材100とはその各々の軸心が一致して回転自在
となり、矢印Q方向に回転させれば両者が外れることは
ない。
一方、支持部材300の両側方上端に突出する半円状突
起50.51の直線部分からの円の頂点までの距離(す
なわち厚さ)はタイヤ受は部材100の両側方リブ78
の終端部7b、8bと後壁2の内面との距離(すなわち
溝幅)より小さいから、両軸線を一致させてすなわちタ
イヤ受は部材100と支持部材300とをほぼ直交させ
て、矢印R方向に支持部材300を押し込めば形状説明
から自明の如く、タイヤ受は部材100の4分円状交叉
部内面6に上端円軸48が接触するまで移動し、更に半
円状突起22.23と後端円軸48が同心で、タイヤ受
は部材100の4分状交叉部内面6と軸受面7a、8a
とが同一円を構威し、かつこの円の直径が支持部材30
0の上端円軸及び半円状突起22.23よりわずかに大
きいから、第9図の状態に於てタイヤ受は部材100と
支持部材300こはその各々の軸心が一致して回転自在
となり、矢印S方向に回転させれば両者が外れることは
なく、又、タイヤ受は部材100の両側方リブ7.8間
の内幅寸法は支持部材300の側壁40.41間の外幅
寸法よりわずかに大きくされているだけであるから支持
部材300はタイヤ受は部材100の両側方リブ78に
はさまれて殆んど幅方向にずれることもないさて、支持
部材300を矢印S方向に更に回転させれば、支持部材
300の4本のリブ44.45.46.47の各々の間
にタイヤ受は部材100の内方リブ9,10.11をは
さみ込んだ状態で、リブ44.45.46.47.
がタイヤ受は部材100の主面1の裏側に接触するか、
又はタイヤ受は部材100の内方リブ9.10.11の
下端が支持部材300の薄板状部分52の表面に接触す
る位置まで回転して第10図の如き状態となる。
この状態から第10図矢印下方向にタイヤ受は部材10
0を接地部材200に押し付ければ両者の回転結合位置
を中心に回転して、支持部材300の管状突起42、4
3は相対する接地部材200の両側壁19.20の各上
端より互いに向い合って延在する案内壁24.25の切
欠き26.27の上方に強く接触する。
管状突起42、43は中空である程度の弾性変化が可能
であり、更に案内壁24.25の高さ切欠き26.27
の近傍のみ低くなってお・す、タイヤ受は部材100の
後端を上から押す力はテコの原理により管状突起42.
43が切欠き26.27の中に押し込まれようとする力
を拡大することとなるから容易に第10図2点鎖線の位
置まで管状突起42.43は押し込まれる。
又同時に第6図示の如く接地部材200の両側に突出し
たスナップ用突起28.29にタ°イヤ受は部材100
の両側内方下端が強く押し付けられて、側壁3,4が拡
開されスナップ用くぼみ3c、4cの中にスナップ用突
起28.29が入り込んだ状態となる。
この時、タイヤ受は部材100の内面に支持部材300
の上方が圧接される寸法にあれば、支持部材300はタ
イヤ受は部材100と接地部材200の中にはさまれて
ガタ付くことがない。
次に本考案装置を使用する為、側面略三角形状に組立て
る順序を説明する。
第2図の如き折り畳まれた状態で、タイヤ受は部材10
0の両側壁3,4の後方を一方の手で把持し、他方の手
で支持部材300後端の後部突起30を上方より下方に
押せば支持部材300のスナップ用突起28、29がタ
イヤ受は部材100の両側壁3,4を拡開してスナップ
用くぼみ3c、4cから解放される。
更に押しひろげると、タイヤ受は部材100と接地部材
200とは、両者の回転結合部分を中心に回転し、支持
部材300は上端円軸48及びこれと同軸の半円状突起
50.51がタイヤ受は部材100の交叉円周6及び側
方リブ7.8の軸受面7a、8aに於いて回転自在であ
り、かつ、管状突起42.43が接地部材200 a底
面17の上面と案内壁24.25とではさまれる摺動自
在であるから、上端円軸48がタイヤ受は部材100と
相互回転しつつ、管状突起42.43が第2図右方向に
接地部材200の底面17の上面を摺動する。
第2図の状態に於いて管状突起42.43はこれの弾性
変形により、接地部材200の切欠き26.27内を上
方に向けて通過することも可能ではあるが、後端円軸4
8が自在にタイヤ受は部材100と相互回転出来るのに
対して、管状突起42.43は弾性変形をともなわない
と切欠き26.27を通過できないから、タイヤ受は部
材100の後方を把持して拡開させる状態に於いて管状
突起42.43がその摺動軌跡を外れることはあり得な
い。
支持部材300が接地部材200に対してほぼ直角の位
置まで拡開させた後、支持部材300の下方を把持して
更に第1図右方向に移動させれば、支持部材300の管
状突起42.43が更に摺動して、遂には下端円軸49
が接地部材200の底面17と後壁18の交叉部内面3
1に接触して使用状態となる。
第2図の折り畳まれた状態から第1図の拡開された状態
にいたるまでの各結合状態について説明すれば、支持部
材300の管状突起42.43は常にその上部に接地部
材200の案内壁24.25があり接地部材200から
外れることがない。
支持部材300とタイヤ受は部材100の主面1とのな
す角は第1図の如き使用状態に至るまで常に90度以下
であり、支持部材300とタイヤ受は部材100の後壁
2が平行となることばないから1.支持部材300の半
円状突起50.51は常にタイヤ受は部材100の側方
リブ7.8の軸受部7a、8aに引掛っており、終端部
7b、 8bと後壁2の内面とが作る溝を通って、半
円状突起が抜は出すことはない。
ここで、タイヤ受は部材100と支持部材300の長さ
によっては第1図の状態に於いて両者のなす角が90度
又はそれ以上にもなり得るが、この場合に於いてはタイ
ヤ受は部材の主面1と後壁2のなす角を更に大きく設計
すれば同様に外れないから、本考案の範囲に入る。
又、タイヤ受は部材100と接地部材200とはそのな
す角が90度に達することはないから、接地部材200
の小判状突起22.−23の円周部分が常にタイヤ受は
部材100の円形くぼみ3 a、 4 aに引掛ってお
り溝部3b、4bを通って小判状突起22.23が抜は
出すことはない。
次に第1図の如く組立てられた本考案装置のタイヤ受は
部材100に車輌のタイヤが接触して車輌の移動を防止
する場合の各部材にかかる力関係について説明する。
タイヤ受は部材100がタイヤを受ける場合、その力は
タイヤ受は部材100全体に分布荷重として働き、特に
タイヤ受は部材100の上方に向かって大きくなる分布
荷重となる。
これらの分布荷重は軸受部5で接地部材200の軸部2
1に、交叉部内面6で支持部材300の上端円軸48に
伝えられる。
タイヤ受は部材100の接地部材200及び支持部材3
00との接触とほぼ幅方向全体にわたっているから、軸
承されている部分の上面で幅方向に曲げモーメントを受
けることなく一様な圧縮荷重のみとなる。
両軸車間の中央部にかかる分布荷重はタイヤ受は部材1
00の主面1に長平方向の曲げモーメントを生ずるが、
側方リブ7.8及び内方リブ9.10.11による補強
、更に1番重要なのは折り畳んだ時の高さいっばいに張
り出された両側の側壁3,4により断面係数が大きく、
又、側壁3,4、後壁2、軸受部5がいずれも連続して
蓋状となっているから、曲げにより側壁3,4の下端面
が伸びたり外方に拡がる力及び支持部材300の反力に
より後壁2が外方に拡がる力はいずれも互いに伝達され
て変形を防止する。
又通常この種装置はタイヤ幅よりもその幅が小さく、し
かもタイヤがゴム製の空気袋であるから、タイヤ受は部
材100の主面1の長手方向中央部よりも側壁3,4側
にかかる分布荷重の方が大きく従って幅方向のモーメン
トは比較的小さいから主面1上面の幅方向に長いくぼみ
条12゜13、14.15.16は外方リブ7.8、内
方リブ9゜10、 11が直交していることも助けとな
って軽量化には非常に効果的である。
支持部材300はその薄板状部分52の両端に円軸48
、49がその全幅にわたり延在しており、各々の中心線
は薄板状部分52の厚板の中央線に一致した形状であり
、又上端円軸48はタイヤ受は部材100の直径がほぼ
同一な交叉部内面6と、下端円軸49は接地部材200
の直径がほぼ同一な交叉部内面31とそれぞれ接触して
いる為完全な圧縮力のみを受ける形となり曲げを受ける
ことはないから薄板部分52は比較的薄くてよい。
座席については、側壁40゜41及びリブ44.45.
46.47は交果的である。
さて、半円状突起50.51は上端円軸48の直径より
その径が小さくなっており、半円状突起部分50.51
がタイヤ受は部材100の上方よりの力を受けることは
ない。
同様にして管状突起42.43の直径は下端円軸49の
直径より小さいから、接地部材200の交叉部内面31
からの反力を受けることはない。
又、タイヤ受は部材100の軸受部5の直径と接地部材
200の軸部21の直径の差すなわちガタ量より、タイ
ヤ受は部材100の円形くぼみ3a、4aの直径と接地
部材200の小判状突起22.23の直径との差すなわ
ちガタ量の方が大きければ、タイヤ受は部材100がら
伝えられる力は、小判状突起22.23には伝わらない
さて接地部材200は支持部材300及びタイヤ受は部
材100より下向きの力を受ける。
接地部材200の交叉部内面31には幅方向全体に均−
の力を受け、下面に圧縮力を受けるだけであり、又、支
持部材300の下端円軸49が、第1図の更に右方向に
移転しようとする力は後壁18のほぼ全幅で受け、この
後壁18は両側壁19.20に連続しているから容易に
変形することなく受けられる。
この時後方突起30の下端は接地しているから後壁18
が後へそれようとするのを支えるのに有効である。
支持部材300の軸部21に均一に加えられた力は、軸
部21の幅全体にそのまま垂下して底面17につらなる
壁面及び軸部21の裏面からそのまま垂下した長手方向
リブ32.33.34.35.36 (第12図)及び
両側壁19.20により地面に伝えられる。
又軸部21を第1国史に左方へ移動させようとする力は
そのまま両側壁19.20に伝えられて容易に変形しな
い。
さて、接地面が一様に偏平でなく部分的に小石等の突起
がある場合に於いても本考案装置は有効である。
すなわち接地部材200の底面17の中程に突起があた
った場合、第12図の如くループ状長溝37゜38、3
9がしやばら状に配列されているから中程に於いては無
理なく上下方向に変位可能であり、接地部材200の全
体を変形させることなく、突起を吸収する突起がしやば
ら状部分以外にあたった時には、両側壁19.20.後
壁18.軸部21がそれぞれ連続してつらなり、又、特
に両側壁19.20にはそれぞれ案内壁24.25が形
成されて曲げ剛性を上げているから容易に変形しない。
以上詳述した如く本考案によれば従来の折り畳み可能な
鉄板製タイヤ止め器に比して軽量で加工工数が少なく、
格納スペースも従来と同等で足りる秀れたタイヤ止め器
を得ることができる。
しかも、本考案では、タイヤ受は部材に、接地部材及び
支持部材を揺動自在に取り付けるに、タイヤ受は部材に
円形くぼみ若しくは軸受部を設け、接地部材及び支持部
材の軸部及び上端軸部の両端を嵌合なくしでいる。
そして、嵌合を可能とするために、前記タイヤ受は部材
の主面と直交する方向に前記円形くぼみ及び軸受部に溝
部若しくは切欠きを形威し、前記接地部材の軸部両端及
び支持部材の上端軸部両端に底面方向或いは長平方向に
少なくとも一面切欠き面を形成し、前記軸部両端と前記
上端軸部の幅寸法を前記円形くぼみの溝部及び軸受部の
切欠きより小としている。
従って、接地部材の軸部両端と支持部材の上端軸部両端
は、タイヤ受は部材と直交する方向から、タイヤ受は部
材の円形くぼみ若しくは軸受部に嵌合させられる。
しかし、タイヤ止め器として使用するように、タイヤ受
は部材、接地部材、及び支持部材を三角形状に組立てた
場合には、接地部材と支持部材はタイヤ受は部材と何ら
直交せず、よって、嵌合が維持される。
このため、接地部材及び支持部材を、タイヤ受は部材に
回動自在とするのは、タイヤ受は部材の軸受部或いは円
弧状内面と、接地部材の軸部並びに支持部材の上端軸部
となる。
よって、これらは、型成型により予め精度よく形成でき
るから、タイヤ受は部材、接地部材、及び支持部材は、
互いに円滑に且つガタもなく揺動することとなって、無
理な荷重が作用せず、強度上極めて有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は使用状態に組立てられた本考案装置の側面図、
第2図は格納状態に折りたたまれた本考案装置の側面図
、第3図は第2図に於けるAA断面図、第4図は第2図
に於けるBB断面図、第5図は第2図に於けるCC断面
図、第6図は第2図のDD断面図、第7図は第2図に於
けるCC断面図、第8図は第7図に於けるFF断面図、
第9図はタイヤ受は部材に支持部材及び接地部材を組付
ける状態を示した組付説明図、第10図は接地部材に支
持部材を取付ける状態を示した取付説明図、第11図は
本考案装置の構成部品であるタイヤ受は部材の下面図、
第12図は本考案装置の構成部品である接地部材の上面
図である。 100・・・・・・タイヤ受【1部材、200・・・・
・・接地部材、300・・・・・・支持部材、1・・・
・・・主面、2,18・・・・・・後壁、3゜4、19
.20.40.41・・・・・・側壁、5・・・・・・
軸受部、21゜48、49・・・・・・軸部、17・・
・・・・底面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 接地のための矩形の底面を有する接地部材と、タイヤを
    受けるため矩形の主面を有し前部にて前記接地部材の前
    部に揺動自在に取付けられたタイヤ受は部材と、上端に
    て前記タイヤ受は部材の後部に摺動自在に取付けられた
    支持部材とを備えた折り畳み可能な車輌用タイヤ止め器
    に於て、前記接地部材、前記タイヤ受は部材及び前記支
    持部材は何れも合成樹脂又は軽合金を材料とする型戊型
    品であり、前記接地部材は前記底面の面側に一体的に形
    成されて上方へ突出する一対の側壁と、前記底面の後端
    に一体的に形成されて上方へ突出し且つ面端を前記面側
    壁と一体的に連結する後壁と、前記底面の前端に一体的
    に形成されて上方へ突出し且つ面端を前記面側壁と一体
    的に連結する略半円筒形状の軸部とを具備し、前記タイ
    ヤ受は部材は前記主面の両側に一体的に形成されて下方
    へ突出する一対の側壁と、前記主面の後端に一体的に形
    成されて下方へ突出し且つ両端を前記両側壁と一体的に
    連結する後壁と、前記主面の前部に一体的に形成されて
    下方へ突出し且つ両端を前記両側壁と一体的に□連結す
    る略半径筒形状の軸受部とを具備し、前記支持部材は矩
    形の板状部と、この板状部の両側に一体的に形成された
    一対の側壁と、前記板状部の上下両端に一体的に形成さ
    れ且つ両端を前記両側壁と一体的に連結した一対の軸部
    とを具備し、前記接地部材の前記軸部に前記タイヤ受は
    部材の前記軸受部が接触し、前記タイヤ受は部材の前記
    主面と前記後壁とで形成される角部の円弧状内面に前記
    支持部材の上端軸部が接触し得、しかも、前記タイヤ受
    は部材の側壁の向い合う内面に夫々前記軸受部と同心の
    円形くぼみを形成し、該円形くぼみに前記接地部材の前
    記軸部両端を嵌合なすとどもに、前記円形くぼみ(4前
    記タイヤ受は部材の前記主面と直交する方向で前記側壁
    の下端に向って抜けた溝部を設け、前記接地部材の前記
    軸部両端に前記底面方向に少なくとも一面切欠き面を設
    けて、前記軸両端の幅を前記溝部より小とし、且つ、前
    記タイヤ受は部材の両側に一対のリブを形成し、該各リ
    ブに前記円弧状内面と同心の軸受部を設け、該軸受部に
    前記支持部材の上端軸部両端を嵌合なすとともに、前記
    軸受部を前記タイヤ受は部材の主面と直交する方向にて
    切欠き、前記接地部材の前記上端軸部両端に前記接地部
    材の長手方向に少なくとも一面切欠き面を設けて、前記
    上端軸部両端の幅を前記切欠きより小とした車輌用タイ
    ヤ止め器。
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