JPS5940843B2 - カチオンポリマ−の製造法 - Google Patents

カチオンポリマ−の製造法

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JPS5940843B2
JPS5940843B2 JP6147475A JP6147475A JPS5940843B2 JP S5940843 B2 JPS5940843 B2 JP S5940843B2 JP 6147475 A JP6147475 A JP 6147475A JP 6147475 A JP6147475 A JP 6147475A JP S5940843 B2 JPS5940843 B2 JP S5940843B2
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JP
Japan
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polymerization
vinyl monomer
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choline chloride
cationic polymer
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JP6147475A
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直幸 鈴木
洋二 和田
昭久 古野
正雄 石井
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 H2C■工OOR2咲二:X−(I) 〔式中、R1は−H、−CH3を示し、 R2は−CH2CH2−2−CH2CHCH2−を示し
、R3およびR4は−CH3、−CH2CH3を示し、
R5は−CnH2n+1(n=0〜4)、−CH20、
一CH2COOHを示し、X−はCl−、CH3SOT
、−2SOi−を示す〕で表わされるビニルモノマーの
高濃度水溶液重合を塩化コリンの存在下で行うことによ
り粉末状のカチオンポリマーを工業的に効率よく製造す
る方法に関する。
粉末状のポリマーを工業的に有利に取得するには、製造
プロセスが簡単なこと、設備費の安いこと、ランニング
コストの低いこと等の観点から、1できるだけ高濃度で
重合し、重合後に乾燥等の操作を加えないこと、2高濃
度で重合することから重合発熱が大きくなり、ポリマー
の劣化等を引起すため、この制御を容易に行なうこと、
3引火、爆発の危険や毒性のある薬品を使わないこと、
4反応速度が大であること、5ポリマーの粉砕性の良好
なこと、6ポリマーの溶解性、残存モノマー量、高分子
量化等の性能の優れていることなどが望まれる。
一般式(1)で表わされるビニルモノマーは一般的に水
に対する溶解度が大きく、しかも重合熱が比較的小さい
例えばジメチルアミノエチルメタクリレート塩酸塩の常
温における水に対する溶解度は約81重量%/水溶液で
あり、重合熱は約73d/9である。又ジメチルアミノ
エチルメタクリレートのメチルクロライド4級塩では常
温における溶解度は約82重量%/水溶液であり、重合
熱は約67C(1t/gである。このようなことから非
常に高い濃度で重合することが可能であり、しかも他の
水溶性のビニルモノマー、例えばアクリルアマイド、メ
タクリル酸等のように高濃度で重合することによる不溶
化現象はおこりにくい。しかしながら重合後に乾燥する
ことなしに粉砕できるポリマーを得るためには、より少
ない含水率で重合する必要があるにもかかわらず、溶解
度の点から制約を受けざるを得ない。このため粉砕性を
改善する他の手段が望まれていた。本発明者等は、一般
式(4)で表わされるビニルモノマーから粉砕性の良好
なカチオンポリマーを有利に製造する方法について種々
検討した結果、般式(1)で表わされるビニルモノマー
の水溶液重合において、水溶液中の上記ビニルモノマー
と塩化コリンの合計が82重量?以上で、塩化コリンの
一 1量が上記ビニルモノマーの一量
以下もしくは上記ビニルモノマーとこれに対し25重量
?を越えない共重合可能な他のビニルモノマーとの合計
量の1量以下で重合を行うことを特徴とする本発明方法
を完成するに到つた。
本発明において用いる一般式()で表わされるビニルモ
ノマーの具体例としては、例えばジメチルアミノエチル
メタクリレートの硫酸塩、塩酸塩、ジメチル硫酸塩、メ
チルクロライド4級塩等が挙げられる。
つぎに本発明において用いる塩化コリンは式で表わされ
る化合物である。
本発明において塩化コリンは重合液中に溶解させるが、
一部結晶のまま懸濁していることは何らさしつかえない
この場合、重合中の発熱により結晶は溶解し、この溶解
による吸熱が重合発熱を見かけ上低くするため、かえつ
て良好な結果をもたらす。特に、アクリルアマイド、メ
タクリルアマイド、アクリルニトリルのように重合発熱
の大きいビニルモノマーを共重合する場合には、重合発
熱の制御を容易にできるなど良い結果を与える。そして
このような結晶存在下であつても、塩化コリン存在下で
は重合に悪影響はほとんどなく、かえつて溶解性の優れ
た、残存モノマーの少ない、高分子量のカチオンポリマ
ーが得られる。本発明者等は、一般式(1)で表わされ
るビニルモノマーの高濃度水爵液重合において存在させ
る物質として塩化コリン以外の他の物質についても種種
検討したが、重合に悪影響があつたり、あるいはポリマ
ーの品質を損なつたり、あるいは粉砕性を損なつたりす
るため、満足できるものはなかつたのである。
例えばメタノール、アセトン、アセトニトリル等の爵剤
類は重合中に発泡を起させ、しかも臭気、爆発性等の取
扱いの面でやつかいとなる。又尿素、チオ尿素等は塩化
コリンと同様に水溶性の結晶性物質であるが、重合に悪
影響を及ぼし、しかも得られる重合体の粉砕性を悪くす
る傾向を示す。又トリメチルドデシルアンモニウムクロ
ライドやアルキルベンジルジメチルアンモニウムクロラ
イドのような4級アンモニウム塩は重合に及ぼす影響も
少なく比較的よい結果を与えるが、しかし界面活性作用
があるためポリマーを水に溶解したとき泡立つなど好ま
しくない面がでてくる。又ジメチルエタノールアミンの
塩酸塩は重合を速めるが、ポリマーの分子量を低くし、
しかも残存モノマーを多くする傾向があり、さらに臭気
の点でも問題になる。さらに又、ハイドロキノン類、ク
ペロン、フエノチアジン、EDTA等は重合を制御する
目的で少量用いることが許されるだけである。かくして
一般式(1)で表わされるビニルモノマーの高濃度水溶
液重合において塩化コリンだけが前記1〜6の条件を満
足させることが認められたのであり、その上塩化コリン
は経済的にしかも安定した入手が可能である。
次に本発明を実施するには、一般式(4)で表わされる
ビニルモノマーと塩化コリンの合計が82重量%以上、
好ましくは82〜93重量%含む水溶液に、開始剤とし
てロンガリツト、第1鉄塩、L−アスコルビン酸、亜硫
酸塩等の還元剤と過酸化水素、過硫酸アルカリ、t−ブ
チルハイドロパーオキサイド等の過酸化物あるいは水溶
性のアゾ化合物を併用するか、又は三者を併用添加し、
例えば外部から熱の出入の少ない容器中に入れ、断熱重
合を行わせる。
重合の初期温度はO〜50℃が一般的に用いられるが、
ピーク温度は110〜150℃の範囲に入るように、初
期温度を調節することが好ましい。本発明においては、
(1)で表わされるビニルモノマーを単独で重合するほ
かに、その一部をアクリカ[ャgリル、アクリルアマイド
、メタクリルアマイド、アクリル酸、メタクリル酸、ア
クリル酸メチル等で代えて(1)で表わされるビニルモ
ノマーと共重合することはさしつかえない。
しかしこれらのモノマーは重合発熱量が大きいので、多
くを用いると重合の制御ができなくなり、得られるポリ
マーも不溶物やゲル物質を生じ易くなるため、塩化コリ
ンの存在下といえども、一般式(1)で表わされるビニ
ルモノマーに対し25重量%を越えて用いないようにす
る。本発明において、存在させる塩化コリンの量は、一
般式(1)で示されるビニルモノマーもしくはこれと上
記共重合可能な他のビニルモノマーとの合計量に対し一
量以上にもなると、重合率、残存モノマ一、分子量等の
点でカチオンポリマーの品質を損う傾向が認められるの
で、一般式(1)で示されるビニルモノマーもしくはこ
れと上記共重合可能な一 =
1他のビニルモノマーとの合計量の一量以下、好
ましくはn?D量である。
なお重合液のPHは一般的に3〜8が用いられる。この
ようにして得られた重合物は室温にまで冷却されて後、
粗砕機例えばジヨウクラツシヤ一で粗砕し、ついで粉砕
機もしくは微粉砕機例えばハンマーミルで中粉砕あるい
は微粉砕を行なうことにより容易に粉末状のカチオンポ
リマーにすることができる。
本発明により製造されるカチオンポリマーは凝集剤、土
壌改良剤、帯電防止剤、導電茄工剤、染色改良剤、紙力
増強剤、沢水性向上剤などとして有用である。
以下実施例を示して本発明をさらに説明するが、本発明
はこれにより制限されるものではない。
実施例 1ジメチルアミノエチルメタクリレートのメチ
ルクロライド4級化物を82.5重量%含む水溶液1k
gに塩化コリンの結晶1219を加えてよく混合したP
H7.Oの液に、L−アスコルビン酸0.029と過硫
酸カリウム0.0259を加え、液温を30℃に調節し
てテフロンコーテイングされた内容積1.31の魔法ピ
ンに入れる。
この魔法ピンに重合の開始するまで窒素を吹き込み、こ
の間の塩化コリンの結晶の沈降するのを防ぎ重合の開始
するのを確かめて後、窒素を止め、そのまま断熱重合せ
しめる。重合を開始する時間は開始剤を加えてから15
分であり、又最高温度に達するまでの時間は40分であ
つた。そしてこのときの最高温度は118℃であつた。
このようにして得られた重合物は室温に冷却した後、3
c角に粉砕し、ついでハンマー型粉砕機により平均粒径
1.5mmの粉末カチオンポリマーを得た。
このものは非常に溶解性がよく、1重量?水溶液のB型
粘度は3000cpであり、紫外線吸収法により求めた
残存モノマーは0.8%であつた。実施例 2 ジメチルアミノエチルメタクリレート塩酸塩の75重量
%とアクリルアマイドの8重量?を含む水溶液に、下記
第1表に示す量の塩化コリンを加え、PHを6.0に調
節し、これにロンガリツト0.003重量%/重合液と
t−ブチルハイドロパーオキサイド0.005重量%/
重合液を加え、実施例1に記載したと同様に重合し、粉
砕を行つた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I )〔式中、R
    _1は−H、−CH_3を示し、R_2は−CH_2C
    H_2−、▲数式、化学式、表等があります▼を示し、
    R_3およびR_4は−CH_3、−CH_2CH_3
    を示し、R_5は−CnH_2n+(n=0〜4)、▲
    数式、化学式、表等があります▼、−CH_2COOH
    を示し、X^−はCl^−、CH_3SO_4^−、1
    /2SO_4^−^−を示す〕で表わされるビニルモノ
    マーの水溶液重合において、水溶液中の上記ビニルモノ
    マーと塩化コリンの合計が82重量%以上で、塩化コリ
    ンの量が上記ビニルモノマーの1/2量以下もしくは上
    記ビニルモノマーとこれに対し25重量%を越えない共
    重合可能な他のビニルモノマーとの合計量の1/2量以
    下で重合を行うことを特徴とするカチオンポリマーの製
    造法。
JP6147475A 1975-05-16 1975-05-24 カチオンポリマ−の製造法 Expired JPS5940843B2 (ja)

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DE19762621456 DE2621456C3 (de) 1975-05-16 1976-05-14 Verfahren zur Herstellung kationischer Polymerisate und deren Verwendung als Ausflockungsmittel
GB2032176A GB1539257A (en) 1975-05-16 1976-05-17 Process for producing water-soluble cationic polymers
US05/842,157 US4190717A (en) 1975-05-16 1977-10-14 Process for producing polymer from quaternized acrylate monomer

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