JPS5940840B2 - アンドロスタン系の新規なジエン誘導体の製造法 - Google Patents

アンドロスタン系の新規なジエン誘導体の製造法

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JPS5940840B2
JPS5940840B2 JP49014628A JP1462874A JPS5940840B2 JP S5940840 B2 JPS5940840 B2 JP S5940840B2 JP 49014628 A JP49014628 A JP 49014628A JP 1462874 A JP1462874 A JP 1462874A JP S5940840 B2 JPS5940840 B2 JP S5940840B2
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ワルナン ジユリアン
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J21/00Normal steroids containing carbon, hydrogen, halogen or oxygen having an oxygen-containing hetero ring spiro-condensed with the cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton
    • C07J21/001Lactones
    • C07J21/003Lactones at position 17
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J31/00Normal steroids containing one or more sulfur atoms not belonging to a hetero ring
    • C07J31/003Normal steroids containing one or more sulfur atoms not belonging to a hetero ring the S atom directly linked to a ring carbon atom of the cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、次の一般式 する直鎖若しくは分枝鎖アルキノレ基又はアルカリ金属
原子を表わし、R2は水素原子又はメチル基を表わす〕
のアンドロスタン系の新規なジエン誘導体の製造法を目
的とする。
Rを表わすアルキル基は、例えば、メチル エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル又はtブチノレ基であつ
てよい。
R及びMを表わすアルカリ金属原子は、例えば、ナトリ
ウム又はカリウム原子である。
さらに、詳しくは、本発明は、次式 の生成物、次式 の生成物及びそのアルカリ塩、次式 の生成物 の生成物の製造法を目的とする。
本発明に従えば、後記の化学式1により例示されるよう
に、一般式1の生成物の製造法は、塩基性試剤の存在下
に次の一般式(ここでR2は水素原子又はメチル基を表
わし、R3は1又は2個の炭素原子を有するアルキノレ
基を表わす)の物質に式(CH3)3S+X−(ここで
Xは臭素原子又はよう素原子を表わす)のハロゲン化ト
リメチルスルホニウムを反応させて次の一般式(ここで
R2及びR3は前記の意味を有する)の生成物を得、、
これを脱水素剤で処理して次の一般式(ここでR2は前
記の意味を有する) の生成物を得、これを塩基性試剤の存在下に次式(これ
はRがアルキル基を表わし、R′とビが一緒になつてケ
トン基を表わす一般式1の生成物に相当する)の生成物
を得、所望ならばこの生成物をアルカリ加水分解、続い
て酸性化することにより処理して次の一般式(これはR
が水素原子を表わし、R1とwが一緒になつてケトン基
を表わす一般式1の生成物に相当する)の生成物を得、
所望ならばこの生成物を、等モル量のアルカリ塩基で処
理して対応するアルカリ塩を得ることを特徴とする。
この方法において、ハロゲン化トリメチルスルホニウム
を一般式の生成物に反応させる際に存在させる塩基性試
剤は、好ましくは、例えばナトリウムエチラートのよう
なアルカリアルコラードであるが、水素化ナトリウムの
ような水素化アルカリも使用できる。
式の生成物を式の生成物に転化するのに使用する脱水素
剤は好ましくはクロラニルであるが、例えば2・3−ジ
クロル−5・6−ジシアノベンゾキノンのようなp−ベ
ンゾキノンのその他の誘導体も使用し得る。式Vのマロ
ン酸アルキルを式の生成物を反応させる際に存在させる
塩基性試剤は、好ましくは、例えばナトリウムエチラー
トのようなアルカリアルコラードであるが、ナトリウム
アミドのようなアルカリアミド又は水素化ナトリウムの
ようなアルカリ水素化物も使用し得る。
一般式Vの生成物を一般式Vの生成物に転化するために
行なわれるアルカリ加水分解は、好ましくは水性媒質中
で水酸化ナトリウムによつて行なゎれるが、例えば水酸
化カリウム又は重炭酸ナトリウムのようなその他のアル
カリ試剤も同様に使用し得る。
加水分解は水性媒質中か又は水性アルコニル媒質中のい
ずれかで行なわれる。一般式1〃の生成物を対応するア
ルカリ塩に変換するのに使用し得るアルカリ塩基は、水
酸化ナトリウム又はカリウムである。
一般式のエポキシドは17β立体配置にあり、これらの
製造に使用される反応は立体特異的であつて、この異性
体をもつぱら与える。
本発明の各種の生成物のラクトン環に結合したアルコキ
シカルボニル及びヒドロキシカルボニル基はこの環に波
線によつて結合しているものとして表わされているが、
これは2個の異性体α及びβが得られ、そしてそれらの
混合物が得られることを表わす。
本発明の目的である合成法は、いくつかの観点から予期
できなかつた性格を有する。しかして、各操作に従つて
得られる収率は、特にこれらの操作が複雑な構造のステ
ロイド分子の製造を可能にするので非常に満足できる。
しかし、なかんづく、式の生成物に、式Vのマロン酸ア
ルキルと塩基性試剤との反応生成物、即ちマロン酸陰イ
オンを反応させることからなる段階においては、該陰イ
オZが式の生成物の17位置に選択的に結合するという
驚くべき方法が確立された。この陰イオンは共役3−ケ
ト−△−4・6一系と縮合して7位置で付加をし、そし
て同時に17位置でエポキシドと縮合してラクトンを形
成することが予期しえたのである。事実、文献は、マロ
ン酸陰イオン又はメチルカルボアニオンより生ずる陰イ
オンが一般式の生成物の場合と全ての点でル較できるケ
トジエン系に付加する多くの例を与えている(他にもあ
るが、M.yanagida氏のJ.Org.Chem
.23、690(1958);J.W.Ralls氏の
J.Amer.Chem.SOc.?.2123(19
53):J.A.Cambell,.J.C.Babc
Ock両氏のJ.Amer.Chem.SOc.湧L4
O69(1959);J.A.Campbell氏他の
SterOids↓、317(1963)を参照された
い。
ところが、縮合は17位置のエポキシドでのみ起り、7
位置で付加が起る証拠は何もなかつたのである。
本発明は、さらに、詳しくは、次式 の生成物の製造法であつて、塩基性試剤の存在下に次式
の生成物に式(CH3)3S+Br−の臭化トリメチル
スルホニウムを反応させて次式の生成物を得、 これを脱水素剤で処理して次式 の生成物を得、これを塩基性試剤の存在下にマロン酸エ
チルC2H5OCOCH2COOC2H5で処理して式
wの所望生成物を得ることを特徴とする製造法をu的と
する。
この方法を実施する好ましい条件では、式7の生成物を
臭化トリメチルスルホニウムと反応させる際に存在させ
る塩基性試剤は水素化ナトリウムであり、脱水素剤はク
ロラニルであり、そして式″の生成物をマロン酸エチル
と反応させる際に存在させる塩基囲試剤はナトリウムエ
チラートである。
本発明で得られる一般式 (これはR′とR″が一緒になつてケトン基を形成し、
Rがアルキル基を表わす前述の一般式1の生成物に相当
する)の化合物は、次の一般式 (ここでR2は水素原子又はメチル基を表わす)の生成
物の製造に使用することができる。
中性媒質中での加熱により一般式Vの化合物が一般式C
に転化されることは予期できなかつたことである。
このような反応の可能な機構は、特開昭49−1093
65号で類似生成物について記載されている。一般式C
の生成物は、さらに説明するように、治療学的な有益な
化合物である。
また、本発明で得られる一般式 (これはR1及びwが一緒になつてケトン基を形成し、
Rが水素原子を表わす前述の一般式1の生成物に相当す
る)の化合物も、一般式Cの生成物の製造に使用するこ
とができる。
本発明の方法で得られた一般式1の化合物は、一般式C
の誘導体以外に、治療学の分野で興昧のある誘導体の製
造にも有用性がある。
この有用性は、特開昭49−109365号に記載され
ており、これは式1の化合物を一般式RlCOSH(こ
こでR1は1〜4個の炭素原子を有する直鎖アルキル基
を表わす)のチオアルカン酸で処理して次の一般式(こ
こでRは水素原子又は1〜4個の炭素原子を有する直鎖
若しくは分枝鎖アルキル基を表わし、R1及びR2は前
記の意味を有する)の生成物を得、Rが水の場合には加
熱することによつて、またRがアルキル基を表わす場合
には水の存在下に加熱することによつて次の一般式(こ
こでR,及びR2は前述の意味を有する)の生成物に転
化することからなる。
R1及びR2がメチル基を表わす一般式Aの生成物並び
にR2がメチル基を表わす一般式Cの生成物は、それぞ
れスピロノラクトン及びカンレノンと呼ばれる。
それらは治療学の分野で興味ある生成物である。事実、
それらはアルドステロンの作用を与え(A.Burge
r氏の「MedicillalChemistry」第
3版第1001〜1003頁(1970年)を参照され
たい)、したがつて利尿作用のために使用レ得る。特に
、それらはある種の心臓病の処置に応用される。本発明
は、一般式1の化合物の製造に有用な新規な中間体生成
物として、次の一般式(ここでR2は水素原子又はメチ
ル基を表わし、R3は1又は2個の炭素原子を有するア
ルキノ嘩を表わす)の生成物の取得を可能にする。
下記の例は本発明を例示するものである。
例1 スピロ〔4・6−アンドロスタジエン一3−オン)−1
7β・2′一(4′−エトキシカルボニル1′−オキサ
シクロペンタン−51−オン)〕工程A:3−エトキシ
スピロ一17β−オキシラニル一3・5−アンドロスタ
ジエン45.27の水素化ナトリウムを1500CCの
ジメチルスルホキシド仲で懸濁液とする。
60℃で2時間加熱し、周囲温度で一夜接触させておく
次いで得られた黒色溶液に1200ccのテトラヒドロ
フランを加え、−5℃に冷却し、384yのよう化トリ
メチルスルホニウムを1350ccのジメチルスルホキ
シドに加えてなる懸濁液を添加する。−5℃に冷却した
前記混合物に、1200CCのテトラヒドロフランに溶
解した1507の3−エトキシ−3・5−アンドロスタ
ジエン一17オン(A.Serini.H.KOste
r両氏、Chem.Ber.7l、1766(1938
)の方法に従つて4−アンドロステン一3・17−ジオ
ンより出発して製造)を導入する。周囲温度に戻し、1
7時間攪拌する。次いでその反応混合物を151の氷水
に注ぎ、1時間攪拌する。生成した沈澱を真空▲過し、
それを水洗し、乾燥する。この生成物をアセトンから再
結晶することにより精製する。139.77の3−エト
キシスピロ一17β−オキシラニル一3・5−アンドロ
スタジエンを無色結晶の形で与える。
融点105℃o〔α〕繰=−161点(c=1%、1%
のピリジンを含有するエタノール)。
分析:C22H32O2 計算:C%80.44H%9.82 実測: 80.510.0 工程B:スピロ一17β−オキシラニル一4・6アンド
ロスタジエン一3−オン上記の工程で得られた507の
生成物を5%の水を含有する750CCのアセトン中で
懸濁液とする。
この懸濁液に光を断つて37.57のクロラニルを加え
、通常温度で3時間攪拌する。次いでその反応混合物を
100ccの36すBe′ソーダ液を含有する2.51
の水を注ぎ、1時間攪拌する。生成した沈澱を真空沢過
し、それを水洗し、乾燥する。塩化メチレンに溶解した
生成物をアルミナで沢過することにより精製する。
溶媒を蒸発させ、その残留物をアセトン中ですり砕いた
後、397のスピロ一17β−オキシラニル一4・6−
アンドロスメジエン一3−オンを無色結晶の形で得る。
融点240゜C0〔α〕=+390(C=0.5%、ク
ロロホルム)、分析:C2OH26O2計算:C%80
.50H%8.78 実測: 80.29.0 工程C:スピロ〔(3−エトキシ−3・5−アンドロス
タジエン)−17β・21−(45−エトキシカルボニ
ル−1′−オキサシクロベンダー5′オン)〕3.15
rのナトリウムと150CCのエタノールから出発して
ナトリウムエチラートのエタノール溶液を調製する。
この溶液に45,8yのマロン酸エチルと30yの工程
Aで製造した生成物を加える。5時間加熱還流し、次い
で周囲温度に冷却する。
その反応混合物を塩化アンモニウム飽和水溶液に注ぎ、
1時間攪拌する。生成した沈澱を真空沢過し、それを水
洗し、乾燥する。この生成物を無水エタノールから再結
晶することにより精製すると31.67のスピロ〔(3
−エトキシ−3・5−アンドロスタジエン)−17β・
2′一(4′一エトキシカルボニル一1′−オキサシク
ロペンタン−5′−オン)〕を無色結晶の形で与える。
融点131℃。分析:C27H38O5 計算:C%73.27H%8.65 実測: 73.08.8 工程D:スピロ〔(4・6−アンドロスタジエンー3−
オン)−17β・2′−(4′一エトキシカノレボニノ
レ一丁一オキサシクロペンタン一5′−オン)〕5.3
9yのナトリウムと350CCの無水エタノールから出
発してナトリウムエチラートのエタノール溶液を調製す
る。
この溶液に46.9yのマロン酸エチルと工程Bで調製
した35tの生成物を加える。3時間加熱還流し、次い
で周囲温度に冷却する。
その反応混合物を、175y(7>塩化アンモニウムを
875CCの氷水に溶解してなる溶液に注ぎ、1時間攪
拌する。生成した沈澱を真空沢過し、それを水洗し、乾
燥する。この生成物を無水エタノールから再結晶するこ
とにより精製すると41.3tのスピロ〔(4・6−ア
ンドロスタジエン一3−オン)−17β・2′−(4′
一エトキシカルボニル一1′−オキサシクロペンタン−
5′−オン)〕を無色結晶の形で与える。
NMRスペクトルは、この生成物がエトキシカルボニル
置換基の位置での異性体のそれぞれのほぼ等部分の混合
物よりなることを示す。融点149℃〔α〕D=−25
よ(c=0.5%、クロロホルム)。
Uスペクトル−エタノールλMax284nmε=26
000 分析:C25H32O, 計算:C%72.78H%7.81 実測: 72.77.7 工程D:スピロ〔(4・6−アンドロスタジエンー3−
オン)−17β・l−(4′一エトキシカルボニル一1
′−オキサシクロペンタン−5′−オン)〕工程Cで製
造した307の生成物を5%の水を有する300cCの
アセトン中で懸濁液とする。
この懸濁液に18.27のクロラニルを加え、周囲温度
で2時間撹拌する。次いでその反応混合物を1500C
Cの水に注ぎ、塩化メチレンで抽出する。抽出用溶媒を
乾燥し、蒸発させた後、その残留物を280CCの塩化
メチレンに溶解し、不溶物を沢過し、沢液をアルミナで
処理する。アルミナを除去し、溶媒を蒸発させた後、そ
の残留物をエタノールから再結晶する。15.1yのス
ピロ〔(4・6−アンドロスタジエン一3−オン)−1
7β・2′−(4′一エトキシカルボニル一1′−オキ
サシクロペンタン−5′−オン)〕を無色結晶の形で得
る。
融点149℃。UVスペクトル−エタノール λMax284nmε=26000 この生成物は、工程Dに記載のものと同等である。
例2 スピロ〔(4・6−アンドロスタジエン一3−オン)−
17β・2!一(4′一カルボキシ一1′ーオキサシク
ロペンタン−5′−オン)〕例1の工程Dで製造した4
07の生成物を200ccの2Nソーダ水溶液を含有す
る200cCの水に導入する。
得られた混合物を周囲温度で15時間攪拌すると黄褐色
溶液を与える。これを5℃に冷却し、70cCの6N塩
酸水溶液で処理する。1時間攪拌した後に得られた沈澱
を真空沢過し、それを水洗し、乾燥する。
この生成物を1N水性ソーダに溶解し、濃塩酸で再沈澱
させることにより精製する。
35.47のスピロ〔(4・6−アンドロスタジエン一
3−オン)−17β・2′−(4′一カルボキシ一1′
−オキサシクロペンタン−5−オン)〕を無色結晶の形
で得る。
融点130℃で分解を開始。〔α〕2δ一一35℃(C
−1%、クロロホルム)UVスペクトル−エタノールλ
283nmε=25850 max 分析2C23H2805 計算:C%71.85H%7.34 実測: 71.67.5 例3 スピロ〔(4・6−エストラジエン一3−オン)17β
・2′−(4′一エトキシカルボニノレ一丁一オキサシ
クロペンタン一51−オン)〕工程A:3−エトキシス
ピロ一17β−オキシラニル一3・5−エストラジエン
14.37のナトリウムメチラートを125ccのジメ
チルスルホキシド沖で懸濁させる。
この懸濁液を60℃で2時間加熱し、次いで7℃に戻す
。50ccのテトラヒドロフラン、267の臭化トリメ
チルスルホニウム、及び150CCのテトラヒドロフラ
ンに溶解した25fの3−エトキシ−3・5−エストラ
ジエン一17−オン(C.Djerassi氏、J.A
nl.Chem.SOc.l湯、4117(1953)
の方法に従つて製造)を加える。
20℃に戻し、この温度で2時間攪拌する。
次いで11の氷水を加え、生成した沈澱を真空沢過し、
水洗する。エタノールから再結晶すると、22.77の
3−エトキシスピロ一17β−オキシラニル一3・5−
エストラジエンを無色結晶の形で与える。融点160℃
。〔α〕賃=−1770(C=1%、ピリジン)分析:
C2lH3OO2計算:C%80.21H%9,62 実測: 79.99.7 工程B:スピロ一17β−オキシラニル一4・6−エス
トラジエン一3−オン例1の工程Bにおけるように実施
するが、ただし20tの3−エトキシスピロ一17β−
オキシラニル一3・5−エストラジエンを使用して、ア
セトンで再結晶した後、12.3rのスピロ一17β−
オキシラニル一4・6−エストラジエン一3−オンを無
色結晶の形で得る。
融点184℃。〔α〕賃=−32.6の(c−0.5%
、クロロホルム)分析:Cl9H24O2 計算:C%80.24H%8.51 実測: 80.58.7 工程C:スビロ〔(4・6−エストラジエン一3−オン
)−17β・2′−(4′一エトキシカルボニル一1′
−オキサシクロベンタン一5′−オン)〕例1の工程D
におけるように実施するが、ただし117のスピロ一1
7β−オキシラニル一4・6−エストラジエン一3−オ
ンを使用し、そしてエタノールから再結晶した後、97
のスピロ〔(4・6−エストラジエン一3−オン)−1
7β・2′−(4′一エトキシカルボニル一1′−オキ
サシクロペンタン−5′−オン)〕を無色結晶の形で得
る。
NMRスペクトルは、この生成物がエトキシカルボニル
置換基の位置での異性体の混合物よりなることを示す。
エタノールから2回補助的に再結晶すると単一生成物を
与える。
融点185〜186℃。〔α〕賃=−1300(c=0
.5%、クロロホルム)分析:C24H3OO5 計算:C%72.34H%7.59 実測 72.27.3 例4 17β−ヒドロキシ−4・6−プレグナジエン一3−オ
ン−21−カルボン酸のγ−ラクトンオートクレーブに
3rのスピロ〔(4・6−アンドロスタジエン一3−オ
ン)−17β・2′−(4しカルボキシ一1′−オキサ
シクロペンタン−5′−オン)〕と60ccのトルエン
を導入する。
オートクレーブを閉じ、125℃で17時間攪拌し続け
ると圧力は2.51<g/Cdとなつた。次いで、反応
媒質を真空下に蒸発させ、その残留物をクロロホ,L/
ムに溶解する。そのクロロホルム溶液を重炭酸ナトリウ
ム飽和溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。ク
ロロホルムを蒸発させた後、その残留物を沸騰イソプロ
ピルエーテルで溶解する。結晶生成物を得、これを真空
▲過すると、2f7の17β−ヒドロキシ−4・6−プ
レグナジエン一3−オン−21−カルボン酸のγ−ラク
トンを無色結晶の形で得る。融点163℃。〔α〕冒=
+21。
(c=1%、クロロホルム)。例517β−ヒドロキシ
−4・6−プレグナジエンー3−オン−21−カルボン
酸のγ−ラクトンオートクレーブに37のスピロ〔(4
・6−アンドロスタジエン一3−オン)−17β・ク一
(4!一エトキシカルボニル一1仁オキサシクロペンタ
ン−5′−オン)〕、57CCのトルエン及び3CCの
水を導入する。
オートクレーブを閉じ、120〜125℃で攪拌すると
圧力は3kg/C1!iとなつた。加熱攪拌を15時間
続ける。次いで反応媒質を真空下に蒸発させて残留物と
なし、これにイソプロピルエーテルを加えて結晶化させ
る。得られた結晶を沸騰イソプロピルエーテルで洗浄し
、次いで真空沢過する。しかして、2.45tの17β
−ヒドロキシ−4・6−ブレグナジエン一3−オン−2
1−カルボン酸のr−ラクトンを無色結晶の形で得る。
融点163℃、〔α〕賃=+21。
(c=1%、クロロホルム)。この生成物は例4で得ら
れたものと同一である。例61、9−ノル一17β−ヒ
ドロキシ−4・6−プレグナジエン一3−オン−21−
カルボン酸のγ−ラクトンオートクレーブに、例3の工
程Cで製造した1fの生成物、8cCのトルエン及び2
ccの水を導入する。
140℃で撹拌すると圧力は3kg/CrAとなつた。
加熱撹拌を15時間続ける。次いで反応混合物を真空下
に蒸発させ、残留物を得、これをエタノールに還流させ
ながら溶解させる。冷却後、得られた結晶を真空▲過し
、氷冷エタノールで洗浄する。0.6yの19−ノル一
17β−ヒドロキシ−4・6−プレグナジエン一3−オ
ン−21−カルボン酸のγ−ラクトンを無色結晶の形で
得る。
融点244〜245℃、〔α〕賃=−475(C=1%
、クロロホルム)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の一般式 I ▲数式、化学式、表等があります▼( I ′)(ここで
    R_2は水素原子又はメチル基を表わし、alkは1〜
    4個の炭素原子を有する直鎖若しくは分枝鎖アルキル基
    を表わす)の化合物を製造するにあたり、塩基性試剤の
    存在下に次の一般式▲数式、化学式、表等があります▼
    (II)(ここでR_2は水素原子又はメチル基を表わし
    、R_3は1又は2個の炭素原子を有するアルキル基を
    表わす)の物質に式(CH_3)_3S^+X^−(こ
    こでXは臭素原子又はよう素原子を表わす)のハロゲン
    化トリメチルスルホニウムを反応させて次の一般式▲数
    式、化学式、表等があります▼(III)(ここでR_2
    及びR_3は前記の意味を有する)の生成物を得、これ
    を脱水素剤で処理して次の一般式▲数式、化学式、表等
    があります▼(IV)(ここでR_2は前記の意味を有す
    る) の生成物を得、これを塩基性試剤の存在下に次式▲数式
    、化学式、表等があります▼(V)(ここでalkは1
    〜4個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖アルキル基を
    表わす)のマロン酸アルキルで処理して所期化合物を得
    ることを特徴とする式 I ′の化合物の製造法。 2 次の一般式 I ″ ▲数式、化学式、表等があります▼( I ″)(ここで
    R_2は水素原子又はメチル基を表わす)の化合物及び
    そのアルカリ塩を製造するにあたり、塩基性試剤の存在
    下に次の一般式▲数式、化学式、表等があります▼(I
    I)(ここでR_2は水素原子又はメチル基を表わし、
    R_3は1又は2個の炭素原子を有するアルキル基を表
    わす)の物質に式(CH_3)_3S^+X^−(ここ
    でXは臭素原子又はよう素原子を表わす)のハロゲン化
    トリメチルスルホニウムを反応させて次の一般式▲数式
    、化学式、表等があります▼(III)(ここでR_2及
    びR_3は前記の意味を有する)の生成物を得、これを
    脱水素剤で処理して次の一般式▲数式、化学式、表等が
    あります▼(IV)(ここでR_2は前記の意味を有する
    ) の生成物を得、これを塩基性試剤の存在下に次式▲数式
    、化学式、表等があります▼(V)(ここでalkは1
    〜4個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖アルキル基を
    表わす)のマロン酸アルキルで処理して次の一般式▲数
    式、化学式、表等があります▼( I ′)の生成物を得
    、この生成物をアルカリ加水分解、続いて酸性化するこ
    とにより処理して所期の式 I ″の化合物を得、所望な
    らばこれを当モル量のアルカリ試剤で処理して対応する
    アルカリ塩を得ることを特徴とする式 I ″の化合物及
    びそのアルカリ塩の製造法。
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