JPS5940705Y2 - 火炎感知器用保護カバ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、火災感知器を外部の衝撃から保護するため
の保護カバーに関する。

従来より体育館の天井面等に設置される火災感知器は、
その建築物の用途上、外部から予期しない衝撃が加わる
可能性が有るため、保護カバーによって包囲することに
より保護している。

これら従来の保護カバーは、感知器周囲にネジ正め等に
より固着されるものである。

そこで、天井直に固着されたソケットから感知器本体を
脱着する時、あるいは、定期点検等のために試験器と連
結させる時等には、保護カバーを固着しているネジ等を
外して感知器本体を露出させていた。

しかし、上記のように、設置場所が体育館等の高い天井
面である場合は、この保護カバーの取り外し作業は困難
を極めた。

ところで、上記脱着作業あるいは点検作業を天井付近へ
近付かずとも床面より行なえるように、長い棒の先端に
脱着器あるいは試験器を取り付けた工具が種々使用され
ている。

そこで、この考案による保護カバーは、床伺より簡単に
取り外し、取り付けが行なえるようにすることにより、
脱着作業あるいは点検作業を全て床面より行なえるよう
に構成したものであって、以下図面に基づいて詳細に説
明する。

図面は、この考案による保護カバーの一実施例であって
、第１図はその正崩図、第２図は火災感知器と共に天井
面Ｃに設置した状態を示す側面図第３図は第２図のよう
に設置した保護カバーの取り外し状態を示す側面図をそ
れぞれ示し、火災感知器りを取り囲むのに十分な大きさ
を有する枠体１の一方の開口端の周縁には、天井面Ｃに
固着するためビスが貫通し得るビス穴２０が穿たれたフ
ランジ２が形成されており、他力の開口端には、上記火
災感知器りを取り囲む枠蓋３０が蝶番４により取り付け
られている。

上記枠蓋３０には、火災感知器りを包囲する形状に成型
された剛線３１の基部が固着されており、これによって
防護柵３を形成している。

また枠体３０と枠体１との間には掛は止め手段としての
マグネットキャッチ５が設置されている。

以上のように、この考案による保護カバーは構成されて
いるので、保護カバーを取り外して火災感知器りを露出
させる場合には、先端に鉤状の金具を有する長い棒を床
面より操作してその鉤状の金具を防護柵３の剛線３１に
引っ掛け、下方〜引き下げることにより、マグネット・
キャッチ５が解錠して容易に防護柵３が開き、よって極
めて簡単に火災感知器りを露出させることができる。

１た、保護カバーを取り付けるのも、第３図に示すよう
に、蝶番４を介して垂れ下がっている防護柵３を、長い
棒の先端等で押し上げることによりマグネット・キャッ
チ５を鎖錠させて、容易に防護柵３を閉じることができ
る。

なお、上記実施例においては、枠蓋３０と枠体１との間
の掛は止め手段として、マグネット・キャッチ５を用い
たが、この外防護柵３の引き下げ、押し上げによって容
易に解錠、鎖錠の行なえる掛は止め手段として、ローラ
・キャッチ、ばねキャッチ等を用いてもよい。

【図面の簡単な説明】

図面は、この考案による保護カバーの一実施例を示し、
第１図はその正面図、第２図および第３図は設置状態の
側作図であって、各図を通して同一部分は同一符号で示
しである。 Ｄ−・・火災感知器、Ｃ・・・天井作、１−・・枠体、
４・・・蝶番、３・−・防護柵、５・・・マグネット・
キャッチ（掛は止め手段）。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 火災感知器を囲繞して一端が天井面に固着される枠
   体と、該枠体の他端に蝶番を介して開閉自在に連結され
   た防護柵と、該防護柵と上記枠体との間に設けられ、上
   記防護柵の開閉操作により施解錠する掛は止め手段とを
   具備することを特徴とする火災感知器用保護カバー。 ２ 掛げ止め手段として、マグネットキャッチを用いた
   実用新案登録請求の範囲第４項記載の火災感知器用保護
   カバー。