JP2516046Y2 - マンホール蓋固定構造 - Google Patents

マンホール蓋固定構造

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JP2516046Y2
JP2516046Y2 JP1992003642U JP364292U JP2516046Y2 JP 2516046 Y2 JP2516046 Y2 JP 2516046Y2 JP 1992003642 U JP1992003642 U JP 1992003642U JP 364292 U JP364292 U JP 364292U JP 2516046 Y2 JP2516046 Y2 JP 2516046Y2
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manhole cover
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manhole
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一夫 高山
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一夫 高山
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マンホール蓋によりマ
ンホール開口部を閉じる際のマンホール蓋固定構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、マンホール蓋の重量は比較的重い
ことから、マンホール蓋によりマンホール開口部を覆っ
た後に、マンホール蓋を固定しないか、又はマンホール
蓋は、ボルトとナットによる締結方法又は南京錠による
施錠方法により固定されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、マンホ
ール蓋を固定しない場合には、マンホールの中から吹き
上げる風により、マンホール蓋が外れる問題があった。
また、上記締結方法や施錠方法では、マンホール蓋の固
定が面倒であり、かといって例えば、水処理槽の槽蓋の
場合に簡単に開けられると危険である。
【0004】そこで、本考案は、上記事情に鑑みてなさ
れたものであり、マンホール蓋を容易かつ確実に固定で
き、しかも素手で簡単に固定解除できないマンホール蓋
固定構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、マンホール蓋によりマンホール開口部を閉
じるマンホール蓋固定構造において、前記開口部に係止
孔を設け、前記蓋には先端が略Z字状に折曲形成された
プラグ棒を有する上下移動可能なプレートプラグと、前
記プラグ棒を挿通する挿通孔を有しこの挿通孔内で前記
プラグ棒の折曲部が上下移動することにより水平方向に
移動し先端が前記係止孔に出没係止する係止部材と、
プレートプラグを収容すると共に前記プレートプラグを
上方に付勢するスプリングと上部にハンドル挿通孔が設
けられたキーボックスとを設け、前記ハンドル挿通孔に
先端が挿入され、押し下げることにより前記プレートプ
ラグを下方に移動させ、回動することによって先端上部
を前記キーボックス内壁面に係止させて前記プレートプ
ラグの移動状態を保持するロックハンドルとを具備した
ことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】ロックハンドルの押下げによってプラグ棒を有
するプレートプラグが下方に移動するとともに、プラグ
棒の折曲部が係止部材の挿通孔内で下方に移動し、これ
により係止部材が水平移動しマンホール蓋に設けた係止
部材は、マンホール開口部に設けた係止孔から離脱
る。また、ロックハンドルを引き抜くことによってスプ
リング力によってプレートプラグが上方に移動復帰する
ので係止部材はプレートプラグが下方移動する前と同様
係止孔に係止する。これにより、マンホール蓋により
マンホール開口部を閉じる際に、ロックハンドルの操作
によってマンホール蓋はマンホール開口部に容易かつ確
実に固定される。また、ロックハンドルの回動操作によ
りハンドル先端部がキーボックスの内壁面に係止すると
ともに、係止部材の移動状態が保持される。このためロ
ックハンドルを挿入したままマンホール蓋をマンホール
から取外したり、設置したりする操作を容易に行なえ
る。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して詳述
する。
【0008】図1は本考案のマンホール蓋固定構造の一
実施例を示すマンホール開口部1及びマンホール蓋2の
断面図である。
【0009】前記マンホール開口部1には、コンクリー
ト10に枠部材11が埋め込まれており、枠部材11は
鍔12を備えた段付き円筒形状又は角形状を有してい
る。枠部材11の大径部13には、互いに対向する位置
に一対の係止孔13a,13aが設けられ、この係止孔
13a,13aを覆うカバー14がそれぞれ設けられて
いる。このカバー14により、後述するマンホール蓋2
のピン21及びロックスライダ31がコンクリート10
で埋まらないようにしている。また、枠部材11の大径
部13と小径部15とを接続する段差部16で後述する
マンホール蓋2を受けるようになっている。
【0010】前記マンホール蓋2は、前記マンホール開
口部1の大径部13の内径よりやや小さい外径寸法の断
面略コ字状を有している。マンホール蓋2は、その側面
部20に、前記大径部13の一方の係止孔13aに係止
し得るピン21を突設し、このピン21に対向する側面
部20に後述するロック棒31bが挿通するための挿通
孔20aを設けている。また、マンホール蓋2の上面部
22には、このマンホール蓋2を固定するためのロック
部3が配設されている。
【0011】前記ロック部3は、プレートプラグ30,
係止部材としてのロックスライダ31,キーボックス3
2,スプリング33及びプレート34を具備している。
このロック部3の各部の構造を図2乃至図5をも参照し
て説明する。図2はプレートプラグ30とロックスライ
ダ31との関係を示す斜視図、図3はキーボックス32
の一部破断部のある斜視図、図4はプレートプラグ3
0,ロックスライダ31及びキーボックス32の組合わ
せ状態を示す底面図、図5はプレート34の平面図であ
る。
【0012】プレートプラグ30は、上下方向Vに移動
可能なものであり、キャップ部30aから略Z字状に折
曲されたプラグ棒30bを突出させ、キャップ部30a
の周面に上下方向Vに沿う溝30cを設け、キャップ部
30aの上面に長方形状の突部30dを設けている。
【0013】ロックスライダ31は、板状のスライダ部
31aを有し、このスライダ部31aにプラグ棒30b
を挿通するための挿通孔31cが備えられ、さらにスラ
イダ部31aにはロック棒31bが固定されて構成され
ており、これにより、プラグ棒30bを有するプレート
プラグ30が上下方向Vに移動すると挿通孔31c内で
プラグ棒30bの折曲部が上下移動し全体が水平方向H
に移動するようになっている。
【0014】キーボックス32は、プレートプラグ30
を覆うものであり、鍔を備えた有底筒状を有し、内周面
に上下方向Vに沿う突部32aを設け、底部にプラグ棒
30bが挿通して水平方向Hに移動するための長穴32
b及びスライダ部31bを水平方向Hに案内するための
レール32cを設けている。
【0015】スプリング33は、キーボックス32内に
収容され、プレートプラグ30をその弾性力により上方
Vへ押し上げるものである。
【0016】プレート34は、このロック部3全体を取
付孔34aにより上面部22に取り付けるためのもので
あり、図5に示すロックハンドル4が挿通するための
方形状のハンドル挿通孔34bが設けられている。ロッ
クハンドル4は図6に示すように、前記長方形状のハン
ドル挿通孔34bに対応する形状の先端部を有してい
る。ハンドル挿通孔34b内にはスプリング33が設け
られ、これによりプレートプラグ30が持ち上げられ、
プレートプラグ30の突部30dが入り込むようになっ
ている。
【0017】次に上記構成の実施例のマンホール蓋固定
構造の作用を図7及び図8をも参照して説明する。
【0018】まず、図7に示すように、前記プレート3
4のハンドル挿通孔34bに前記ロックハンドル4の先
端を挿入して、ロックハンドル4を押下げ、ロックスラ
イダ31を内側(水平方向)Hに移動させ、回動操作し
た後マンホール蓋2を斜めにして、マンホール蓋2から
突設しているピン21をマンホール開口部1側の枠部材
11の大径部13に設けられた一方の係止孔13aに挿
通して係止する。すなわち、ロックハンドル4をマンホ
ール蓋2側のプレート34のハンドル挿通孔34bから
スプリング33の弾性力に抗して下方向Vに挿通して押
下げ、ロックハンドル4を約90°回動させる。ロック
ハンドル4の押下げ操作により、プレートプラグ30
は、プレートプラグ30の溝30がキーボックス32の
突部32aに係合し、この突部32aに沿って下方向V
に移動する。また、ロックスライダ31の挿通孔31c
内でプラグ棒30bの折曲部が下方移動し、ロックスラ
イダ31はキーボックス32のレール32cに沿って内
側(水平方向)Hに移動する。そして、ロックハンドル
4の回動操作により、ロックハンドル4の先端上部がキ
ーボックス32の内壁面に係止された状態となるので、
ロックスライダ31のロック棒31bが十分に内側(水
平方向)Hに移動した状態が保持される。
【0019】次に、図8に示すように、マンホール蓋2
を枠部材11の段差部16に載置し、ロックハンドル4
を元に回動することによってロックハンドルの係止状態
を解除した後引き上げる。スプリング33の弾性力によ
りプレートプラグ30が持ち上げられるとともに、挿通
孔31内でプラグ棒30bの折曲部が上方移動し、ロッ
クスライダ31は、キーボックス32のレール32cに
沿って外側(水平方向)Hに移動し、ロック棒31bが
図1に示すように、マンホール開口部1側の枠部材11
の大径部13の他方の係止孔13aに係止する。これに
よりマンホール蓋2がマンホール開口部1の枠部材11
に固定される。
【0020】このような上記構成の実施例のマンホール
蓋固定構造によれば、ロックハンドル4の簡単な操作に
よりマンホール蓋2をマンホール開口部1の枠部材11
に容易に固定できる。また、マンホール蓋2側のピン2
1及びロック棒31bがマンホール開口部1側の係止孔
13a,13aにそれぞれ挿通してマンホール蓋2をマ
ンホール開口部1に確実に固定しているので、マンホー
ルの中から風により吹き上げられても、マンホール蓋2
が外れることがなくなる。また、人為的にロックハンド
ル4無しでは、マンホール蓋2を開けることはできない
ので危険防止ができる。また、ロックハンドルの回動操
作によってロックハンドルの先端部をキーボックス内壁
面に係止させ、ロック棒の内側への移動状態を保持する
ことができるのでロックハンドルを挿入したままマンホ
ール蓋から取外したり、設置したりする操作を容易に行
なうことができる。さらに、ロックハンドル4を引き抜
いた際には、その挿通孔34bが自動的に塞がれるので
ゴミやホコリ等が入ることもない。
【0021】なお、本考案は上記実施例に限定されず、
その要旨を変更しない範囲内で種々に変形実施できる。
【0022】
【考案の効果】本考案によれば、ロックハンドルの押下
げによってプラグ棒を有するプレートプラグが下方に移
するとともに、プラグ棒の折曲部が係止部材の挿通孔
内で下方に移動し、これにより係止部材が水平移動し
ンホール蓋に設けた係止部材は、マンホール開口部に設
けた係止孔から離脱する。また、ロックハンドルを引き
抜くことによってスプリング力によってプレートプラグ
が上方に移動復帰するので係止部材はプレートプラグが
下方移動する前と同様に係止孔に係止する。これによ
り、マンホール蓋によりマンホール開口部を閉じる際
に、ロックハンドルの操作によってマンホール蓋はマン
ホール開口部に容易かつ確実に固定されるとともに、ロ
ックハンドルの挿通孔が塞がれゴミやホコリ等が入るこ
ともない。また、ロックハンドルの回動操作によりハン
ドル先端部がキーボックスの内壁面に係止するととも
に、係止部材の移動状態が保持される。このためロック
ハンドルを挿入したままマンホール蓋をマンホールから
取外したり、設置したりする操作を容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のマンホール蓋固定構造の一実施例を示
すマンホール開口部及びマンホール蓋の断面図である。
【図2】プレートプラグとロックスライダとの関係を示
す斜視図である。
【図3】キーボックスの一部破断部のある斜視図であ
る。
【図4】プレートプラグ,ロックスライダ及びキーボッ
クスの組合わせ状態を示す底面図である。
【図5】プレートの平面図である。
【図6】ロックハンドルの斜視図である。
【図7】図1の示すマンホール蓋固定構造の作用を示す
断面図である。
【図8】図1の示すマンホール蓋固定構造の作用を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 マンホール開口部 2 マンホール蓋 13a 係止孔 31 ロックスライダ(係止部材)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホール蓋によりマンホール開口部を
    閉じるマンホール蓋固定構造において、前記開口部に係
    止孔を設け、前記蓋には先端が略Z字状に折曲形成され
    たプラグ棒を有する上下移動可能なプレートプラグと、
    前記プラグ棒を挿通する挿通孔を有しこの挿通孔内で前
    記プラグ棒の折曲部が上下移動することにより水平方向
    に移動し先端が前記係止孔に出没係止する係止部材と、
    該プレートプラグを収容すると共に前記プレートプラグ
    を上方に付勢するスプリングと上部にハンドル挿通孔が
    設けられたキーボックスとを設け、前記ハンドル挿通孔
    に先端が挿入され、押し下げることにより前記プレート
    プラグを下方に移動させ、回動することによって先端上
    部を前記キーボックス内壁面に係止させて前記プレート
    プラグの移動状態を保持するロックハンドルとを具備し
    たことを特徴とするマンホール蓋固定構造。
JP1992003642U 1992-01-07 1992-01-07 マンホール蓋固定構造 Expired - Lifetime JP2516046Y2 (ja)

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JPH0612544U JPH0612544U (ja) 1994-02-18
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