JP2531357Y2 - 取付け金具を有する転落防止体 - Google Patents

取付け金具を有する転落防止体

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JP2531357Y2 JP8297590U JP8297590U JP2531357Y2 JP 2531357 Y2 JP2531357 Y2 JP 2531357Y2 JP 8297590 U JP8297590 U JP 8297590U JP 8297590 U JP8297590 U JP 8297590U JP 2531357 Y2 JP2531357 Y2 JP 2531357Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、マンホール蓋等の地下構造物用蓋の受枠に
取付けて、内部の点検等のために開蓋した際に開口部へ
の作業者や通行人の転落を防止する取付け金具を有する
転落防止体に関する。
〔従来の技術〕
従来より、転落防止構造体を備えた地下構造物用蓋と
しては、例えば特公昭60−17904号公報、実公昭62−314
66号公報等に開示された構造のものがある。
これらは、開蓋後の内部作業時には受枠の開口部全体
を覆うように水平状態に維持され、昇降時には起立させ
ることができる梯子状あるいは格子状をなす転落防止構
造体を受枠内周面に形成された棚や梁等の架設部材に回
動自在に取付けたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、これらの地下構造物用蓋にあっては、
受枠の構造、特に、内周面の架設部材の形状,構造が製
作業者毎、さらには設置の対象となる地下構造物毎に異
なっているため、転落防止構造体は取付けるべき地下構
造物用蓋の受枠の型式毎に別々に調製されていた。
したがって、転落防止構造体を有しない地下構造物用
蓋について、後日に転落防止構造体を取付ける場合は、
それぞれの受枠の型式に応じたものを用意する必要があ
り、その手配および保管が非常に繁雑になるという問題
があった。
本考案の目的は、受枠の型式,架設部材の形状,構造
に関係なく、簡単に取付けることができ、しかも、確実
に転落防止機能を発揮できる取付け金具を有する転落防
止体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の取付け金具を有する転落防止体は、その目的
を達成するために、転落防止体の基端部に連結杆を回動
自在に挿通すると共に、この連結杆の両端に受枠内周面
の架設部材を挟持する上下部材からなる取付け金具を開
閉可能に蝶着し、更に前記受枠の内周面であって架設部
材に対向する位置に設けた受け止め部材に前記転落防止
体の先端部が載置することを特徴とする。
また、連結杆を回動自在に挿通する転落防止体の基端
部を、転落防止体に連結した連結部材によって構成する
と共に、この連結部材には前記転落防止体と連結するた
めの複数のボルト挿通孔を形成したものとしてもよい。
〔作用〕
取付け金具を構成する上下部材は、連結杆によって開
閉可能に蝶着されているので、その間に受枠内周面の架
設部材を挟み込んだ後、ボルトによって緊結することで
転落防止体の取付けが行える。
そして、転落防止体の基端部に連結杆を回動自在に挿
通しているので、昇降時には起立させて受枠の開口部を
開口し、開蓋後に内部作業するときには連結杆周りに転
落防止体の基端部を回転させてその先端部を倒してい
き、受枠の内周面に設けた受け止め部材に転落防止体の
先端部を載置して水平姿勢にすることで、受枠の開口部
の略前面をこの転落防止体で覆うことができる。
また、前記連結杆を回動自在に挿通する転落防止体の
基端部を、転落防止体に連結した連結部材によって構成
すると共に、この連結部材に前記転落防止体と連結する
ための複数のボルト挿通孔を形成したものでは、ボルト
挿通孔の使用位置を適宜選択することによって、転落防
止体と連結部材とを連結したときの全体の長さを受枠の
内径に即した長さに調節できる。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を詳細に説
明する。
第1図は、本考案に係る取付け金具を有する転落防止
体を示す平面図である。
同図において、取付け金具を有する転落防止体10は、
地下構造物用蓋の受枠7の開口部の略全面を覆う程度の
大きさで、受枠7内に水平状態に維持することで転落防
止として、また起立させることで昇降補助梯子として機
能する転落防止体4の基端部に連結杆6を回動自在に挿
通すると共に、この連結杆6の両端に受枠7内周面の架
設部材71を挟持する取付け金具1を蝶着した構造を有す
る。なお、図示の例では、設部材71は一体に連なった手
握り72部分も含めて称するものとする。
第2図は取付け金具1を示す分解斜視図である。
この取付け金具1は、上部材2と下部材3とによって
構成されており、上部材2の一方端部には下方に向けて
伸延する一対の挟持片21,21が形成され、これらの挟持
片21,21の側面には転落防止体4と回動自在に連結する
連結杆6を挿通するための挿通孔22,22がそれぞれ同軸
状に穿設されている。また、同上部材2の他方端部には
受枠7の架設部材71に取付けた後に下部材3と連結する
ためのボルト緊結孔23,24がそれぞれ穿設されている。
そして、上部材2の上面には、転落防止体4を起立状
態に保持するための嵌入孔25が穿設されている。また、
下面には、受枠7内周面の架設部材71を挟み込むための
取付け溝26が凹設されているが、取付け金具1を架設部
材71に対して回転不能に取付けるためには、この取付け
溝26を取付け具1の両側面に対して直角にならないよう
にやや斜めに形成し、さらに、下部材3との取付け孔2
3,24についても取付け溝26と平行に、換言すれば取付け
具1の両側面に対して直角にならないように穿設するの
が良い。
他方、下部材3の一方端部には、上部材2のボルト緊
結孔23,24と整合する位置にボルト緊結孔33,34がそれぞ
れ穿設されており、他方端部には、上部材2の一対の挟
持片21,21の感に嵌装される嵌装片31が上下に向けて延
設されており、この嵌装片31の側面には挿通孔22と整合
する挿通孔32が穿設されている。また、この下部材3の
上面には上部材2の取付け溝26と整合する取付け溝36が
凹設されている。
なお、この取付け金具1は、後述するように、上部材
2の挿通孔22と下部材3の挿通孔32とを整合させた状態
でそこに連結杆6が挿通されるので、上部材2と下部材
3とが連結杆6によって開閉可能に蝶着されることにな
る。
第3図は連結杆6を介して取付け金具1と回動自在に
取付けられる転落防止体4を示す平面図である。
この転落防止体4は、主枠部材41と該主枠部材41にさ
し渡された踏桟42と主枠部材41の基端側中央部から一方
側に突出した一対の補強部材43とによって構成されてい
る。そして、主枠部材41の補強部材43を取付けた両外側
位置には、転落防止体4を起立状態にした場合に第2図
に示した取付け金具1に穿設された嵌入孔25に嵌入する
嵌入突起44が取付けられている。
なお、この嵌入突起44を取付けるにあたっては主枠部
材41の基端側面に複数個の取付け孔を穿設しておくか、
若しくは一個の長孔状に穿設しておけば、受枠7内周面
の架設部材71の形状や構造によって取付け金具1の取付
け位置が変化しても、嵌入突起44の設置位置をこれに応
じて変更することができる。
第4図は転落防止体4の補強部材43に取付けられる連
結部材5の構造を示す側面図である。
この連結部材5は、その基部51に転落防止体4の補強
部材43の側面部にボルト止めを行うためのボルト挿通孔
52を穿設すると共に、その先端部53には連結杆6を挿通
するための開口54が設けられさらに、この開口54は閉止
部材55をボルト止めすることによって、連結杆6を遊挿
する環状穴が形成される。
なお、本実施例のように転落防止体4の基端部を別体
の連結部材5によって構成し、この連結部材5の基部51
にボルト挿通孔52を複数個穿設して転落防止体4の補強
部材43に連結する構成にすれば、ボルト挿通孔52の使用
位置を適宜選択することによって、転落防止体4と連結
部材5とを連結したときの全体の長さを受枠の内径に即
した長さに調節することができる。また、先端部53の開
口54についても、閉止部材55を使用することなく予め環
状穴として形成しておくこともできる。
転落防止体4を受枠7に固定するにあたっては、連結
部材5を第3図に示した転落防止体4の補強部材43にボ
ルト止めし、更に第4図に示した連結部材5の閉止部材
55によって閉止された開口54に連結杆6を遊挿して第1
図に示すように転落防止体4と連結部材5及び連結杆6
を組み立てると共に、この連結杆6の両側に第2図に示
す一対の取付け金具1の上下部材2,3の挿通孔22,32を整
合させた状態でそれぞれ挿通し、両端部にナット61を螺
着して取付け金具1の抜け止めを行う。そして、受枠7
の内周面に一体的に架設された架設部材71の一部を形成
している手握り72を取付け金具1の上下部材2,3の当接
面に形成した取付け溝26,36の間に挟み込むと共に、ボ
ルト緊結孔23,33および24,34にボルトを挿通して固定す
る。
このように、本考案の取付け金具を有する転落防止体
は、受枠7の架設部材の形状,構造にさほど影響されず
に、簡単に取付けることができる。
また、取付け後は、受枠7の転落防止体4の取付け側
に対向する側の両コーナー部に受け止め部材として配置
されている支持杆73に転落防止体4の先端部を載置する
ことによって、水平状態が維持される。また作業員の昇
降に際しては、連結杆6を支点にして転落防止体4を回
動起立させ、嵌入突起44を取付け金具1の嵌入孔25に差
し込むことによって、起立状態を維持することができ
る。
なお、支持杆73を有しない受枠7にあっては、連結部
材5のボルト挿通孔52を適宜選択し、転落防止体4と連
結部材5とを連結したときの全体の長さを調節すること
によって、その先端部を受枠7内周の棚部上に載置する
ようにしても良い。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の取付け金具を有する
転落防止体においては、転落防止体の基端部に連結杆を
回動自在に挿通すると共に、この連結杆の両端に受枠内
周面の架設部材を挟持する上下部材からなる取付け金具
を開閉可能に蝶着しているので内周面に架設部材を有す
るものであれば、如何なる形態の受枠にも取付けること
ができ、その転落防止機能に何等の支障を来すこともな
い。
更に、転落防止体の基端部を別体の連結部材によって
構成し、この連結部材に転落防止体と連結するための複
数のボルト挿通孔を形成したものでは、ボルト挿通孔の
使用位置を適宜選択することによって、転落防止体と連
結防止体とを連結したときの全体の長さを受枠の内径に
即した長さに調節できるので、受枠の形態や大きさの如
何にかかわらず、確実に転落防止機能を発揮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る取付け金具を有する転落防止体を
示す平面図、第2図は取付け金具1を示す分解斜視図、
第3図は連結杆6を介して取付け金具1と回動自在に取
付けられる転落防止体4を示す平面図、第4図は転落防
止体4の補強部材43に取付けられる連結部材5の構造を
示す側面図である。 1:取付け金具、2:上部材 3:下部材、4:転落防止体 5:連結部材、6:連結杆 7:受枠 10:取付け金具を有する転落防止体 21:挟持片、22:挿通孔 23,24:ボルト緊結孔、25:嵌入孔 26:取付け溝、31:嵌装片 32:挿通孔、33,34:ボルト緊結孔 36:取付け溝、41:主枠部材 42:踏桟、43:補強部材 44:嵌入突起、51:基部 52:ボルト挿通孔、53:先端部 54:開口、55:閉止部材 61:ナット、71:架設部材 72:手握り(架設部材) 73:支持杆(受け止め部材)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】転落防止体の基端部に連結杆を回動自在に
    挿通すると共に、この連結杆の両端に受枠内周面の架設
    部材を挟持する上下部材からなる取付け金具を開閉可能
    に蝶着し、更に前記受枠の内周面であって架設部材に対
    向する位置に設けた受け止め部材に前記転落防止体の先
    端部が載置することを特徴とする取付け金具を有する転
    落防止体。
  2. 【請求項2】前記連結杆を回動自在に挿通する転落防止
    体の基端部を、転落防止体に連結した連結部材によって
    構成すると共に、この連結部材には前記転落防止体と連
    結するための複数のボルト挿通孔を形成したことを特徴
    とする請求項1記載の取付け金具を有する転落防止体。
JP8297590U 1990-08-03 1990-08-03 取付け金具を有する転落防止体 Expired - Lifetime JP2531357Y2 (ja)

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