JPS587163B2 - ケイキバンホゴカバ− - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は計測盤保護カバーに関するものである多くの産
業車輛は鎖錠機構を有しないで運転室ヲ有しそれは多く
の場合完全に開いている。

このような車輛は一般に作業期間の間では、作業現場に
放置されたままであり、計測器、ゲージ、スイッチ等の
破損の如きいたづらによる事故を受けることがしばしば
ある。

計器の補修は高価で時間がかかり、そして車輛は計器が
なくては安全に運転することができないので非生産的な
休止時間が生ずることになる。

計器盤用の幾つかの保護カバーが用いられているが、こ
れらのカバーは一般に計器に手を近づけるために容易に
変形され得るフィバーガラス又は軽量金属板から作られ
ている。

まだ多くのカバーは大型であり、且つ不使用期間中計器
盤から取外して計器盤から離れたところに保管して作業
者および他の車輌部分並に制御装置の操作のじゃまにな
らないようにしなければならない。

従って、本発明の目的は計器箱用の計器盤保護カバーの
改良を提供することである。

本発明の他の目的は著しい害悪に耐えることができかつ
不使用時でも実質的に自己保管できる計器盤保護カバー
の改良を提供することである。

本発明の他の目的はいたずらのため計器に近づいたり損
傷を加えたりする如き行為を抑制するため計器盤に取付
けられた計器を完全に包囲しかつ信頼性を以て保護する
のを有効ならしめ、一方計器を通常みたり計器に手を近
づけたりするのを可能としながらじゃまにならないコン
パクトな保管位置へ便宜に操作することができる上記特
徴を有する計器盤保護カバーを提供することである。

本発明の他の目的及び利点は添付図面及び以下の記載か
ら一層容易に明らかとなる。

図面を参照して一層詳細にのべると、本発明の原理を適
用した計器盤保護カバーは符号１１で一部を示した計器
箱と組み合わせて符号１０で総体的に示してある。

計器箱は上壁１２と下壁１３とによって形成されたほぼ
中空のハウジングであり、これらの上下の壁は共にその
両端部を１対のほぼ平行な側壁に接合されており、この
側壁の１つが符号１４で示してある。

ほほ垂直な端壁１６は上下の壁の間と側壁の間に延在す
る。

計器盤１７は端壁１６内にへこませてあって端壁と上壁
との間に上部フランジ１８を形成している。

計器盤の下縁１９は端壁からほぼ水平方向に外方に延び
第５図に最もよく示すように貫通する孔２１を有する。

孔２３が貫通して設けてある直立突片２２は両側壁の中
間で上壁１２に固定され、この孔を有する端部はフラン
ジ１８を越えて外方に延びている。

多数の計器又はゲージが計器盤に適当に取付けてあり、
その幾つかが符号２４，２６，２７で示してある。

１対の取付ブラケット（その１つが符号２８で示してあ
る）は、それぞれ側壁１４に固定されている。

各ブラケットはフランジ部分２９を有しこのフランジ部
分はそれぞれの側壁から横方向に間隔をあけて側壁にほ
ぼ平行に配置されている。

第４図に最もよく示すように、側壁に形成された孔３２
と溶接又はそれに類したものの如きものにより側壁の内
面に固定されたナット３３とに軸線方向に整列してフラ
ンジ部分２９にに孔３１が設けられている。

計器盤保護カバー１０は１対のヒンジ止めされた上部外
方カバ一部分３４と下部内方カバ一部分３６とを含み、
これらのカバ一部分はそれぞれ第３図に示すオーバーラ
ップした保護位置へ引込み可能にして相対運動すること
ができ、計器盤１７を拘束されることなく監視すること
ができる。

下部内方カバ一部分は計器ハウジング１１に対して横方
向に配置された細長い彎曲板３７を含む。

１対のアーム（その１つが符号３８で示してある）がそ
れぞれこの彎曲板の端部に固定されている。

ベアリング環３９が各アームの末端に固定され、このベ
アリング環は第４図に一層明瞭に示すように球面ベアリ
ング組立体４１を受入れる孔４０が設けてある。

ベアリング組立体は側壁１４にブラケット２８のフラン
ジ部分２９との間に配置されたスリーブ４２に回転自在
に取付けられている。

ボルト４３はスリーブ４２とフランジ部分、側壁の孔３
１，３２をそれぞれ貫通しナット３３に螺合して固定さ
れている。

彎曲板の下縁は内向きの唇状片４４を備え、また上縁は
外方に丸められてフツク４５を形成している。

この彎曲板は孔４０と同心の軸線を有する円の円弧に沿
って彎曲している。

同様にして、上部外方カバ一部分３４は、第３図に示す
後退して開いた位置で下部カバ一部分３６の彎曲板３７
に対して同心状でかつ間隔をあけた関係にある彎曲板４
６を有する。

彎曲板４６は彎曲板３７よりも僅かに長くその端部には
１対のアーム（その１つが符号４７で示してある）が固
定してある。

各アーム４７は下部カバ一部分３６のそれぞれ隣接する
アーム３８から外方に間隔をあけてこのアームにほぼ平
行である。

ベアリング環４８は各アームの末端に固定され、第４図
に一層明瞭に示すように球面ベアリング組立体５０を収
容する孔４９が設けてある。

ベアリング組立体はスリーブ４２に回転自在に取付けて
あり、ベアリング組立体４１から軸線方向に外方に間隔
をあけてある。

上部カバ一部分３４の下縁は内側に丸められて彎曲板３
７のフツク４５に噛合うように係合するフツク５１を形
成している。

板４６の上縁は内方に曲げてあって計器盤保護カバー１
０が第３図の後退位置にある時計器盤１７の下縁１９に
ほぼ平行な全幅のフランジ５２を形成している。

孔５３がアーム４７の中間でフランジ５２を貫通してい
る。

孔５５が貫通して設けてある鎖錠突片５４が７ランジ５
２付近で板４６の外面に固定されている。

第１図及び第２図に一層明瞭に示すように、この突片５
４は保護カバー１０が第１図の閉位置にある時、突片２
２に隣接するように位置決めされている。

タブ５６が板３１のフツク４５に固定されてこのフツク
から内方に延びている。

計器盤保護カバー１０が後退位置にあると、このタブは
計器盤１７の下縁１９にほぼ平行となる。

１対の弾性パッド５７．５８がタブの上下面にそれぞれ
固定されている。

孔５９がタブ５６とパッドを貫通している。

第３図及び第５図に一層明瞭に示すように、鎖錠機構６
０が計器盤保護カバー１０を第３図の後退位置に解放自
在に保持するのに用いられ、この機構は円柱形掛止部材
６１を有する。

この掛止部材ハ一端にローレット部分６２を形成し他端
に柄６３を形成している。

柄６３にはスペード状部分６７で終っている小径部分６
６付近に環状フランジ６４が形成されている。

柄６３は板４６のフランジ５２の孔５３を摺動自在に貫
通し、ローレット部分とフランジ５２との間にばね６８
が配置されている。

掛止部材をフランジ５２に保持するため柄６３には環状
フランジ６４とフランジ５２との間に保持リング６９が
摺動自在に配置されている。

細長いスロツト７２を設けた細長い板７１はそのスロッ
ト７２が孔２１に整列するように計器盤１７の下縁１９
の下側にリベット止めされるか他の方法で適当に固定さ
れている。

本発明の動作は上記説明から明瞭であると思うが、動作
の概略を以下に更にのべる。

計器盤カバーが使用されていない時にはこのカバーは第
３図の後退位置に保管される。

この位置ではカバ一部分３４，３６は下壁１３の付近に
との下壁にほぼ平行な関係にして配置されており、下部
カバ一部分は上部カバ一部分内にコンパクトに重合され
ている。

タプ５６に固定されたパッド５８は計器盤１７の下縁１
９に支持されてこれらのカバ一部分がそれ以上更に下降
運動するのを制限する。

上部カハ一部分３４のフランジ５２はタブ５６のパツド
５１上に支持される。

これらのカバ一部分を後退位置に保持するため掛止部材
６１のスペード状部分６７を細長いスロット７２を通し
て挿入し掛止部材を９０°回転してスペード状部分がス
ロットに対し直角になるようにする。

計器盤１７に取付けられた計器に手を近づけるのを阻止
するためには掛止部材６１を９０°回転することによっ
て掛止機構６０を解放し、スリーブ４２とボルト４３と
を中心にして上部カバー３４を手で上方にピボット運動
する。

そうすると、カバーのフツク５１が下部カバ一部分３６
のフツク４５に噛合係合して計器を保護するように計器
の上方を遮蔽した関係に下部カバーを上方にピボット運
動して搬送する。

上部カバ一部分のフランジ５２が上部フランジ１８付近
に位置決めされると、計器盤カバー１０は突片２２，５
４の孔２３，５５にそれぞれ挿入したナンキン錠７３に
よって閉位置に固定される。

下部カバ一部分の唇状片４４は計器盤１７の下縁１９に
接触するように設けてあって計器箱１１に対してカバ一
部分が更に上方にピボット運動するのを制限している。

上記説明から容易に明らかになることであるが、本発明
の構造体は、計器類を見たい時には、通常計器箱下方の
コンパクトに重合されたじゃまにならない自己保管位置
に配置されており、またいたずらによって行われる計器
への接近及び損傷を抑制するために使用していない時に
は計器を確実に遮蔽する関係にして完全に包囲する位置
へ容易にピボット運動することができる改良された計器
盤保護カバーを提供する。

上部カバ一部分のフランジ５２と下部カバ一部分の唇状
片４４とは、相互に噛合うフック４５，５１と共に保護
カバーの構造上の剛直性を増す。

本発明を好ましい実施例を詳細に参照してのべだが、本
発明の範囲に入る種々の変形が可能であることは明らか
であり本発明は特許請求の範囲に定められた以外には限
定されるものではない。

本発明の好ましい実施態様を要約して示すと、下記の通
りである。

（１）前記カバ一手段が１対のカバ一部分を有し、該部
分が重合しオーバーラップした後退位置へ制限された相
対運動を許すように形成された衝合手段を有し、前記衝
合手段は前記カバ一部分を１つのユニットとして前記閉
位置に向けて移動するように相互に係合することができ
る特許請求の範囲１項の計器盤保護カバー。

（２）前記カバ一部分は所定の上部彎曲板と下部彎曲板
とをそれぞれ有し、前記彎曲板の各々は上縁と下縁とを
有し前記衝合手段は前記上部彎曲板の下縁と前記下部彎
曲板の上縁とに配置されている第１項の計器盤保護カバ
ー。

（３）前記衝合手段は前記上部彎曲板の下縁に沿って形
成された内方配置のフックと前記下部彎曲板の上縁に沿
って形成された外方配置のフックとを有する第２項の計
器盤保護カバー。

（４）前記下部彎曲板は前記閉位置でそのピボット運動
を制限するために計器箱と衝合するように前記下部彎曲
板の下縁に沿って形成された内方配置のフランジ付唇状
片を有する第３項の計器盤保護カバー。

（５）前記彎曲板が前記ピボット手段と同心の軸線を有
するそれぞれの円弧まわりに相対的に揺動運動するよう
に同心的に相関させてある第４項の計器盤保護カバー。

（６）前記後退位置にある前記彎曲板のピボット運動を
制限するようにした弾性ストッパ一手段を有する第５項
の計器盤保護カバー。

（７）前記弾性ストッパ一手段が前記計器箱に衝合する
ように前記下部彎曲板に固定されかつ前記計器箱と前記
上部彎曲板との間に配置されている第６項の計器盤保護
カバー。

（８）前記カバ一手段を前記後退位置に解放自在に保持
する掛止機構を含む第７項の計器盤保護カバー。

（９）前記カバ一手段を前記閉位置から揺動するのを阻
止するため前記カバ一手段を前記閉位置に選択的にロッ
クする手段を有する第８項の計器盤保護カバー。

（１０）前記ピボット手段が前記カバ一手段の前記アー
ムの各々に設けられたベアリング手段と前記ベアリング
手段の各々を前記計器箱にピボット止めするボルトとを
有する第９項の計器盤保護カバー。

（１１）前記カバ一部分の各々が前記ビボット手段と同
心の軸線を有するそれぞれの円弧まわりに相対的に揺動
運動するように同心的に相関させた彎曲板を含み、且つ
前記保護カバーが前記引込位置にあるカバ一部分のピボ
ット運動を制限するだめ前記計器箱に衝合するように前
記下部カバーの前記フックに固定された弾性ストッパ一
手段と、前記カバ一部分を前記後退位置に解放自在に保
持する掛止機構と、前記カバ一部分を前記閉位置から揺
動するのを阻止するため前記カバ一部分を前記閉位置に
選択的にロックする手段とを有する特許請求の範囲第２
項の計器盤保護カバー。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理を適用した計器盤保護カバーを計
器箱に関連して示す斜視図、第２図は計器をカバーした
閉位置にしてあるのを示す第１図の計器盤保護カバーの
側面図、第３図は使用していない時に貯蔵位置にあるの
を示す計器盤保護カバーの側面図、第４図は第２図の■
−■線に沿って切断された断面図、第５図は第３図の■
−■線に沿って切断した断面図、第６図は第５図の掛止
機構の底面図である。 １０・・・・・・計器盤保護カバー、１１・・・・・・
計器箱、１４・・・・・・側壁、１７・・・・・・計器
盤、３４・・・・・・上部カバ一部分、３６・・・・・
・下部カバ一部分、３７，４６・・・・・・彎曲板、３
８，４７・・・・・・アーム、４１，５０・・・・・・
ベアリング組立体、４２・・・・・・スリーブ、４３・
・・・・・ボルト、４４・・・・・・唇状片、４５，５
１・・・・・・フック。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 計器盤に取付けられた複数の計器を有する計器箱用
   の計器盤保護カバーであって、相対する端部を有しこの
   端部にそれぞれ固定された１対のアームを有するカバー
   手致にして所定の上部彎曲板と下部彎曲板とを含み、該
   彎曲板の各々が上縁と下縁とを有するカバ一手段と、前
   記計器を確実に包囲する閉じた保護覆い位置と計器盤を
   制限せず監視することを可能とする後退した開位置との
   間で前記カバ一手段を選択的にピボット運動するように
   前記カバ一手段のアームを計器箱の外部に作動的に取付
   けるピボット手段と、前記上部彎曲板の下縁に沿って形
   成された内方配置のフックと前記下部彎曲板の上縁に沿
   って形成された外方配置のフックとを有し前記２つの彎
   曲板をユニットとして前記閉じた位置へ移動するため前
   記内方配置のフックを外方配置のフックと係合可能にし
   かつ前記２つの彎曲板を隣り合ってオーバーラップした
   後退位置へ制限された相対移動をゆるす衝合手段とを備
   え、前記下部彎曲板は前記閉位置でそのピボット運動を
   制限するために計器箱と衝合するように前記下部彎曲板
   の下縁に沿って形成された内方配置のフランジ付唇状片
   を有する計器盤保護カバー。