JPH10203784A - 建設機械のカウンタウエイト検出装置 - Google Patents
建設機械のカウンタウエイト検出装置Info
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- JPH10203784A JPH10203784A JP1027597A JP1027597A JPH10203784A JP H10203784 A JPH10203784 A JP H10203784A JP 1027597 A JP1027597 A JP 1027597A JP 1027597 A JP1027597 A JP 1027597A JP H10203784 A JPH10203784 A JP H10203784A
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- Japan
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- mounting
- bracket
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クレーンなどの建設機械におけるカウンタウ
エイトの装着を正確に検出する。 【解決手段】 カウンタウエイト9,10,11を取り
付けるためのブラケット15にスペーサ3A,3Bが溶
接されたプレート19を取り付ける。スペーサ3A,3
Bにはインナカウンタウエイト9の取付ボルト2および
アウタカウンタウエイト11の取付ボルト8の有無を非
接触にて検出する近接スイッチ1A,1Bを設ける。プ
レート19には近接スイッチ1A,1Bを保護するため
のカバー4を設ける。
エイトの装着を正確に検出する。 【解決手段】 カウンタウエイト9,10,11を取り
付けるためのブラケット15にスペーサ3A,3Bが溶
接されたプレート19を取り付ける。スペーサ3A,3
Bにはインナカウンタウエイト9の取付ボルト2および
アウタカウンタウエイト11の取付ボルト8の有無を非
接触にて検出する近接スイッチ1A,1Bを設ける。プ
レート19には近接スイッチ1A,1Bを保護するため
のカバー4を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーンなどの建
設機械において、それらの後端部に着脱されるカウンタ
ウエイトの有無を検出する装置に関する。
設機械において、それらの後端部に着脱されるカウンタ
ウエイトの有無を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、クレーンなどの建設機械では、作
業時の安定性を維持するために1または複数のカウンタ
ウエイトがメインフレームの後端部に取付ボルトにより
装着される。その際、カウンタウエイトの装着状態は、
オペレータや作業員の目視または建設機械に設けられた
リミットスイッチや近接スイッチなどの検出手段を用い
て確認される。検出手段によってカウンタウエイト装着
状態を確認する一例として、実開平4−34290号公
報に示すものが知られている。これは、複数に分割され
たカウンタウエイトを油圧シリンダ(ジャッキ)で吊り
下げて車体に装着する形式のものであって、カウンタウ
エイト吊り下げ時に油圧シリンダの負荷圧を測定してカ
ウンタウエイトの装着状態を検出するものである。そし
てこのようにカウンタウエイトの装着状態を検出し、モ
ーメントリミッタにおいて、カウンタウエイトの総重量
に応じた定格荷重曲線を設定して作業を行うようにして
いる。
業時の安定性を維持するために1または複数のカウンタ
ウエイトがメインフレームの後端部に取付ボルトにより
装着される。その際、カウンタウエイトの装着状態は、
オペレータや作業員の目視または建設機械に設けられた
リミットスイッチや近接スイッチなどの検出手段を用い
て確認される。検出手段によってカウンタウエイト装着
状態を確認する一例として、実開平4−34290号公
報に示すものが知られている。これは、複数に分割され
たカウンタウエイトを油圧シリンダ(ジャッキ)で吊り
下げて車体に装着する形式のものであって、カウンタウ
エイト吊り下げ時に油圧シリンダの負荷圧を測定してカ
ウンタウエイトの装着状態を検出するものである。そし
てこのようにカウンタウエイトの装着状態を検出し、モ
ーメントリミッタにおいて、カウンタウエイトの総重量
に応じた定格荷重曲線を設定して作業を行うようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オペレ
ータや作業員の目視によってカウンタウエイトの装着状
態を確認するには、オペレータが運転室から降りたり、
別に作業員を置いたりしなければならない。一方、車体
上に設けたリミットスイッチや近接スイッチなどの検出
手段を用いて確認する場合には、1つのカウンタウエイ
トの装着の有無は検出することができるが、そのカウン
タウエイトに重ねて複数の他のカウンタウエイトを装着
する場合には、他のカウンタウエイトの有無を検出する
ことができない。
ータや作業員の目視によってカウンタウエイトの装着状
態を確認するには、オペレータが運転室から降りたり、
別に作業員を置いたりしなければならない。一方、車体
上に設けたリミットスイッチや近接スイッチなどの検出
手段を用いて確認する場合には、1つのカウンタウエイ
トの装着の有無は検出することができるが、そのカウン
タウエイトに重ねて複数の他のカウンタウエイトを装着
する場合には、他のカウンタウエイトの有無を検出する
ことができない。
【0004】本発明の目的は、カウンタウエイトを重ね
て装着する場合であっても、カウンタウエイトの有無を
正確に検出することができる建設機械のカウンタウエイ
ト検出装置を提供することにある。
て装着する場合であっても、カウンタウエイトの有無を
正確に検出することができる建設機械のカウンタウエイ
ト検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
〜図9を参照して説明すると、請求項1の発明は、車体
の後端部に少なくとも1つのカウンタウエイト9,1
0,11を取付ボルト2,8により取り付けてなる建設
機械のカウンタウエイト検出装置に適用され、取付ボル
ト2,8の有無に基づいてカウントウエイト9,10,
11の有無を検出する検出手段1A,1Bを備えたこと
により上記目的を達成する。請求項2の発明は、カウン
タウエイト9,10,11は、車体の後端部に設けられ
たブラケット15に取り付けられてなり、検出手段1
A,1Bはブラケット15における取付ボルト2,8が
貫通する貫通孔近傍に設けられている。請求項3の発明
は、検出手段1A,1Bを収納する着脱自在な収納カバ
ー4を備えてなる。請求項4の発明は、検出手段1A,
1Bは、取付ボルト2,8の有無を非接触にて検出する
手段である。請求項5の発明は、取付ボルト2,8が貫
通する円筒部材3A,3Bがブラケット19に固定さ
れ、検出手段は円筒部材3A,3Bに取り付けられた近
接センサ1A,1Bであり、近接センサ1A,1Bの検
出面は円筒部材3A,3Bの内周面より後退した位置に
設置されている。
〜図9を参照して説明すると、請求項1の発明は、車体
の後端部に少なくとも1つのカウンタウエイト9,1
0,11を取付ボルト2,8により取り付けてなる建設
機械のカウンタウエイト検出装置に適用され、取付ボル
ト2,8の有無に基づいてカウントウエイト9,10,
11の有無を検出する検出手段1A,1Bを備えたこと
により上記目的を達成する。請求項2の発明は、カウン
タウエイト9,10,11は、車体の後端部に設けられ
たブラケット15に取り付けられてなり、検出手段1
A,1Bはブラケット15における取付ボルト2,8が
貫通する貫通孔近傍に設けられている。請求項3の発明
は、検出手段1A,1Bを収納する着脱自在な収納カバ
ー4を備えてなる。請求項4の発明は、検出手段1A,
1Bは、取付ボルト2,8の有無を非接触にて検出する
手段である。請求項5の発明は、取付ボルト2,8が貫
通する円筒部材3A,3Bがブラケット19に固定さ
れ、検出手段は円筒部材3A,3Bに取り付けられた近
接センサ1A,1Bであり、近接センサ1A,1Bの検
出面は円筒部材3A,3Bの内周面より後退した位置に
設置されている。
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態
によるカウンタウエイト検出装置が適用されるクレーン
の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面
図、図2はカウンタウエイトの取付状態を示すクレーン
後端部分の側面断面図、図3は図2のA方向矢視図、図
4は図2のI−I線断面図である。
施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態
によるカウンタウエイト検出装置が適用されるクレーン
の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面
図、図2はカウンタウエイトの取付状態を示すクレーン
後端部分の側面断面図、図3は図2のA方向矢視図、図
4は図2のI−I線断面図である。
【0008】図1に示すように、本実施の形態によるカ
ウンタウエイト検出装置が適用されるクレーンは、下部
走行体100に上部旋回体101が旋回可能に取り付け
られている。上部旋回体101の前部にはキャブ17が
取り付けられており、後端部分にはインナカウンタウエ
イト9、センタカウンタウエイト10およびアウタカウ
ンタウエイト11が重ねて取り付けられている。
ウンタウエイト検出装置が適用されるクレーンは、下部
走行体100に上部旋回体101が旋回可能に取り付け
られている。上部旋回体101の前部にはキャブ17が
取り付けられており、後端部分にはインナカウンタウエ
イト9、センタカウンタウエイト10およびアウタカウ
ンタウエイト11が重ねて取り付けられている。
【0009】図1〜図4に示すように、インナカウンタ
ウエイト9には、6つのボルト取付用孔9a〜9fが、
センタカウンタウエイト10には4つのボルト取付用孔
10a〜10dが、アウタカウンタウエイト11には2
つのボルト取付用孔11a,11bが形成されている。
ボルト取付用孔9a,9bはボルト取付用孔10a,1
0bおよび11a,11bとそれぞれ対応する位置に、
ボルト取付用孔9c,9dはボルト取付用孔10c,1
0dとそれぞれ対応する位置に形成されている。センタ
カウンタウエイト10の上部には凸部10Aが形成され
ており、この凸部10Aはインナカウンタウエイト9に
形成された凹部9Aに挿嵌される。上部旋回体100の
メインフレーム102には、カウンタウエイト9,1
0,11を取り付けるための断面L字状のブラケット1
5が設けられている。そして、インナカウンタウエイト
9およびアウタカウンタウエイト11は後述するように
してブラケット15に、センタカウンタウエイト10は
不図示のブラケットに取り付けられる。
ウエイト9には、6つのボルト取付用孔9a〜9fが、
センタカウンタウエイト10には4つのボルト取付用孔
10a〜10dが、アウタカウンタウエイト11には2
つのボルト取付用孔11a,11bが形成されている。
ボルト取付用孔9a,9bはボルト取付用孔10a,1
0bおよび11a,11bとそれぞれ対応する位置に、
ボルト取付用孔9c,9dはボルト取付用孔10c,1
0dとそれぞれ対応する位置に形成されている。センタ
カウンタウエイト10の上部には凸部10Aが形成され
ており、この凸部10Aはインナカウンタウエイト9に
形成された凹部9Aに挿嵌される。上部旋回体100の
メインフレーム102には、カウンタウエイト9,1
0,11を取り付けるための断面L字状のブラケット1
5が設けられている。そして、インナカウンタウエイト
9およびアウタカウンタウエイト11は後述するように
してブラケット15に、センタカウンタウエイト10は
不図示のブラケットに取り付けられる。
【0010】図5はカウンタウエイト9,11のブラケ
ット15への取付部分の構成を示す分解斜視図、図6は
その正面断面図、図7は図6のII−II線断面図、図
8は取付部分を組み立てた状態を示す平面図、そして図
9はその正面図である。図5〜図9に示すように、カウ
ンタウエイト9,11の取付部分は、プレート19とプ
レート19を保護するカバー4とからなる。プレート1
9にはスペーサ3A,3Bがプレート19を貫通して溶
接されており、これらのスペーサ3A,3Bにはそれぞ
れインナカウンタウエイト9およびアウタカウンタウエ
イト11を取り付けるための取付ボルト2,8が挿入さ
れる。スペーサ3A,3Bには、後述するようにして近
接スイッチ1A,1Bを挿入するためのスイッチ用孔3
a,3bが形成されている。プレート19におけるスイ
ッチ用孔3a,3bの近傍には、近接スイッチ1A,1
Bを固定するためのブラケット5A,5Bが形成されて
いる。
ット15への取付部分の構成を示す分解斜視図、図6は
その正面断面図、図7は図6のII−II線断面図、図
8は取付部分を組み立てた状態を示す平面図、そして図
9はその正面図である。図5〜図9に示すように、カウ
ンタウエイト9,11の取付部分は、プレート19とプ
レート19を保護するカバー4とからなる。プレート1
9にはスペーサ3A,3Bがプレート19を貫通して溶
接されており、これらのスペーサ3A,3Bにはそれぞ
れインナカウンタウエイト9およびアウタカウンタウエ
イト11を取り付けるための取付ボルト2,8が挿入さ
れる。スペーサ3A,3Bには、後述するようにして近
接スイッチ1A,1Bを挿入するためのスイッチ用孔3
a,3bが形成されている。プレート19におけるスイ
ッチ用孔3a,3bの近傍には、近接スイッチ1A,1
Bを固定するためのブラケット5A,5Bが形成されて
いる。
【0011】そして、図6および図7に示すように、近
接スイッチ1A,1Bはスペーサ3A,3Bのスイッチ
用孔3a,3bに挿入されるとともに、取付ナット6に
よりブラケット5A,5Bにそれぞれ固定される。この
際、近接スイッチ1A,1Bは、スペーサ3A,3Bに
取付ボルト2,8を挿入した際に、これらの取付ボルト
2,8に接触しないように、取付ナット6により位置調
節を行って固定される。これにより、スペーサ3A,3
Bに取付ボルト2,8を挿入した際の近接スイッチ1
A,1Bの破損を防止することができる。なお、近接ス
イッチ1A,1Bの出力はモーメントリミッタ18に入
力される。また、ブラケット15のスペーサ3A,3B
に対応する位置には、取付ボルト2,8が挿通するボル
ト取付用孔15a,15bが形成されている。
接スイッチ1A,1Bはスペーサ3A,3Bのスイッチ
用孔3a,3bに挿入されるとともに、取付ナット6に
よりブラケット5A,5Bにそれぞれ固定される。この
際、近接スイッチ1A,1Bは、スペーサ3A,3Bに
取付ボルト2,8を挿入した際に、これらの取付ボルト
2,8に接触しないように、取付ナット6により位置調
節を行って固定される。これにより、スペーサ3A,3
Bに取付ボルト2,8を挿入した際の近接スイッチ1
A,1Bの破損を防止することができる。なお、近接ス
イッチ1A,1Bの出力はモーメントリミッタ18に入
力される。また、ブラケット15のスペーサ3A,3B
に対応する位置には、取付ボルト2,8が挿通するボル
ト取付用孔15a,15bが形成されている。
【0012】プレート19にはボルト挿入孔19a,1
9bが形成されており、このボルト挿入孔19a,19
bにボルト14A,14Bが挿入され、ブラケット15
に形成されたボルト取付孔15c,15d(15dは不
図示)に螺合されることにより、プレート19がブラケ
ット15に固定される。また、プレート19にはカバー
用ねじ座20,21が形成されている。
9bが形成されており、このボルト挿入孔19a,19
bにボルト14A,14Bが挿入され、ブラケット15
に形成されたボルト取付孔15c,15d(15dは不
図示)に螺合されることにより、プレート19がブラケ
ット15に固定される。また、プレート19にはカバー
用ねじ座20,21が形成されている。
【0013】カバー4はプレート19を覆う箱形状をな
し、スペーサ3A,3Bに対応する位置にはスペーサ用
孔4A,4Bが形成されている。またその側面にはボル
ト取付用孔4c,4dが形成されており、カバー4をプ
レート19に取り付けて、ボルト取付用孔4c,4dの
位置とプレート19におけるカバー用ねじ座20,21
のボルト取付用ねじ孔20a,21aの位置とを対応さ
せ、カバー取付用ボルト7A,7Bをこれらのボルト取
付用孔4cおよび4dを介してねじ孔20a,21aに
それぞれ螺合してカバー4をプレート19に固定する。
また、ボルト取付用孔4dの下方には、近接スイッチ1
A,1Bの配線を通すためのラバー13により保護され
た孔が形成されている。
し、スペーサ3A,3Bに対応する位置にはスペーサ用
孔4A,4Bが形成されている。またその側面にはボル
ト取付用孔4c,4dが形成されており、カバー4をプ
レート19に取り付けて、ボルト取付用孔4c,4dの
位置とプレート19におけるカバー用ねじ座20,21
のボルト取付用ねじ孔20a,21aの位置とを対応さ
せ、カバー取付用ボルト7A,7Bをこれらのボルト取
付用孔4cおよび4dを介してねじ孔20a,21aに
それぞれ螺合してカバー4をプレート19に固定する。
また、ボルト取付用孔4dの下方には、近接スイッチ1
A,1Bの配線を通すためのラバー13により保護され
た孔が形成されている。
【0014】なお、上記ブラケット15はインナカウン
タウエイト9およびアウタカウンタウエイト11を取り
付けるものであるが、センタカウンタウエイト10を取
り付けるためのブラケットはメインフレーム102に別
途設けられるものである。そして、このブラケットに
は、近接スイッチが設けられており、この近接スイッチ
によりセンタカウンタウエイト10を取り付けるための
取付ボルトの有無を検出するものである。
タウエイト9およびアウタカウンタウエイト11を取り
付けるものであるが、センタカウンタウエイト10を取
り付けるためのブラケットはメインフレーム102に別
途設けられるものである。そして、このブラケットに
は、近接スイッチが設けられており、この近接スイッチ
によりセンタカウンタウエイト10を取り付けるための
取付ボルトの有無を検出するものである。
【0015】次いで、カウンタウエイト9,10,11
のブラケット15への取り付けについて説明する。ま
ず、インナカウンタウエイト9のボルト取付用孔9e,
9fに取付ボルト2を挿入し、ブラケット15のボルト
取付用孔15aおよびスペーサ3Aに挿入する。そして
取付ボルト2の先端にナット12Aを螺合してインナカ
ウンタウエイト9をブラケット15に固定する。次い
で、インナカウンタウエイト9の凹部9Aにセンタカウ
ンタウエイト10の凸部10Aを挿嵌するとともにボル
ト取付用孔10c,10dにボルト2よりも長い不図示
の取付ボルトを挿入し、この取付ボルトをインナカウン
タウエイト9に形成されたボルト取付用孔9c,9dに
挿入し、取付ボルトの先端にナットを螺合してセンタカ
ウンタウエイト10をブラケットに固定する。さらに、
アウタカウンタウエイト11をセンタカウンタウエイト
10を覆うようにしてブラケット15に取り付ける。す
なわち、アウタカウンタウエイト11のボルト取付用孔
11a,11bにセンタカウンタウエイト10の取付ボ
ルトよりもさらに長い取付ボルト8を挿入し、この取付
ボルト8をセンタカウンタウエイト10のボルト取付用
孔10a,10bおよびインナカウンタウエイト9のボ
ルト取付用孔9a,9bに挿入するとともに、ブラケッ
ト15のボルト取付用孔15bおよびスペーサ3Bに挿
入する。そして取付ボルト8の先端にナット12Bを螺
合してアウタカウンタウエイト11をブラケット15に
固定する。
のブラケット15への取り付けについて説明する。ま
ず、インナカウンタウエイト9のボルト取付用孔9e,
9fに取付ボルト2を挿入し、ブラケット15のボルト
取付用孔15aおよびスペーサ3Aに挿入する。そして
取付ボルト2の先端にナット12Aを螺合してインナカ
ウンタウエイト9をブラケット15に固定する。次い
で、インナカウンタウエイト9の凹部9Aにセンタカウ
ンタウエイト10の凸部10Aを挿嵌するとともにボル
ト取付用孔10c,10dにボルト2よりも長い不図示
の取付ボルトを挿入し、この取付ボルトをインナカウン
タウエイト9に形成されたボルト取付用孔9c,9dに
挿入し、取付ボルトの先端にナットを螺合してセンタカ
ウンタウエイト10をブラケットに固定する。さらに、
アウタカウンタウエイト11をセンタカウンタウエイト
10を覆うようにしてブラケット15に取り付ける。す
なわち、アウタカウンタウエイト11のボルト取付用孔
11a,11bにセンタカウンタウエイト10の取付ボ
ルトよりもさらに長い取付ボルト8を挿入し、この取付
ボルト8をセンタカウンタウエイト10のボルト取付用
孔10a,10bおよびインナカウンタウエイト9のボ
ルト取付用孔9a,9bに挿入するとともに、ブラケッ
ト15のボルト取付用孔15bおよびスペーサ3Bに挿
入する。そして取付ボルト8の先端にナット12Bを螺
合してアウタカウンタウエイト11をブラケット15に
固定する。
【0016】このようにして、取付ボルト2,8により
インナカウンタウエイト9およびアウタカウンタウエイ
ト11をブラケット15に取り付けると、プレート19
のスペーサ3A,3Bに設けられた近接スイッチ1A,
1Bが、取付ボルト2,8の存在を検出して検出信号を
モーメントリミッタ18に出力する。モーメントリミッ
タ18においては、この検出信号に基づいて定格荷重曲
線が設定される。
インナカウンタウエイト9およびアウタカウンタウエイ
ト11をブラケット15に取り付けると、プレート19
のスペーサ3A,3Bに設けられた近接スイッチ1A,
1Bが、取付ボルト2,8の存在を検出して検出信号を
モーメントリミッタ18に出力する。モーメントリミッ
タ18においては、この検出信号に基づいて定格荷重曲
線が設定される。
【0017】このように本実施の形態においては、イン
ナカウンタウエイト9およびアウタカウンタウエイト1
1をブラケット15に取り付けるための取付ボルト2,
8の存在を近接スイッチ1A,1Bにより検出すること
によりインナカウンタウエイト9およびアウタカウンタ
ウエイト11の有無を確認することができるため、複数
のカウンタウエイトを重ねて装着する場合であっても各
カウンタウエイト9,11の有無を正確に検出すること
ができる。
ナカウンタウエイト9およびアウタカウンタウエイト1
1をブラケット15に取り付けるための取付ボルト2,
8の存在を近接スイッチ1A,1Bにより検出すること
によりインナカウンタウエイト9およびアウタカウンタ
ウエイト11の有無を確認することができるため、複数
のカウンタウエイトを重ねて装着する場合であっても各
カウンタウエイト9,11の有無を正確に検出すること
ができる。
【0018】また、非接触式の近接スイッチ1A,1B
により取付ボルト2,8の有無を検出するようにしたた
め、カウンタウエイト9,10,11の装着の際に近接
スイッチ1A,1Bが破損されることを防止することが
できる。また、近接スイッチ1A,1Bはカバー4内に
収容されることとなるため、物体の落下や雨あるいは塵
埃などによる近接スイッチ1A,1Bの破損を防止する
ことができる。
により取付ボルト2,8の有無を検出するようにしたた
め、カウンタウエイト9,10,11の装着の際に近接
スイッチ1A,1Bが破損されることを防止することが
できる。また、近接スイッチ1A,1Bはカバー4内に
収容されることとなるため、物体の落下や雨あるいは塵
埃などによる近接スイッチ1A,1Bの破損を防止する
ことができる。
【0019】さらに、カバー4はカバー取付用ボルト7
A,7Bにより容易に脱着することができるため、近接
スイッチ1A,1Bの故障時などにおけるメインテナン
スを容易に行うことができる。
A,7Bにより容易に脱着することができるため、近接
スイッチ1A,1Bの故障時などにおけるメインテナン
スを容易に行うことができる。
【0020】さらにまた、取付ボルト2,8の端部をス
ペーサ3A,3Bに挿通してナット12A,12Bによ
りカウンタウエイト9,11を取り付けるようにした上
で、スペーサ3A,3Bの内周面から若干後退した位置
に近接スイッチ1A,1Bの検出面を設置するように取
付ナット6により位置決めしているため、取付ボルト
2,8が振動などにより振れたとしても、近接スイッチ
1A,1Bに取付ボルト2,8が接触することがなく、
近接スイッチ1A,1Bの破損を防止することができ
る。
ペーサ3A,3Bに挿通してナット12A,12Bによ
りカウンタウエイト9,11を取り付けるようにした上
で、スペーサ3A,3Bの内周面から若干後退した位置
に近接スイッチ1A,1Bの検出面を設置するように取
付ナット6により位置決めしているため、取付ボルト
2,8が振動などにより振れたとしても、近接スイッチ
1A,1Bに取付ボルト2,8が接触することがなく、
近接スイッチ1A,1Bの破損を防止することができ
る。
【0021】なお、上記実施の形態においては、非接触
式の近接スイッチ1A,1Bにより取付ボルト2,8の
有無を検出することによりカウンタウエイト9,11の
有無を検出しているが、接触式のリミットスイッチなど
により取付ボルト2,8の有無を検出してもよい。ま
た、上記実施の形態においては、センタカウンタウエイ
ト10の有無を検出するために近接スイッチを設けてい
るが、図10に示すように、メインフレーム102に接
触式のリミットスイッチ16を設け、このリミットスイ
ッチ16のオン/オフによりセンタカウンタウエイト1
0の有無を検出してもよい。
式の近接スイッチ1A,1Bにより取付ボルト2,8の
有無を検出することによりカウンタウエイト9,11の
有無を検出しているが、接触式のリミットスイッチなど
により取付ボルト2,8の有無を検出してもよい。ま
た、上記実施の形態においては、センタカウンタウエイ
ト10の有無を検出するために近接スイッチを設けてい
るが、図10に示すように、メインフレーム102に接
触式のリミットスイッチ16を設け、このリミットスイ
ッチ16のオン/オフによりセンタカウンタウエイト1
0の有無を検出してもよい。
【0022】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、近接スイッチ1A,1Bが検出手段を構成する。
て、近接スイッチ1A,1Bが検出手段を構成する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、取付ボルトの有無を検出することによりカウン
タウエイトの有無を検出するようにしたため、複数のカ
ウンタウエイトを重ねて装着する場合であっても、各カ
ウンタウエイトの存在を確実に検出することができる。
そして、検出結果をモーメントリミッタなどに入力して
定格荷重曲線を設定することにより、クレーンなどにお
ける吊荷荷重を正確に設定することができる。
よれば、取付ボルトの有無を検出することによりカウン
タウエイトの有無を検出するようにしたため、複数のカ
ウンタウエイトを重ねて装着する場合であっても、各カ
ウンタウエイトの存在を確実に検出することができる。
そして、検出結果をモーメントリミッタなどに入力して
定格荷重曲線を設定することにより、クレーンなどにお
ける吊荷荷重を正確に設定することができる。
【0024】請求項3の発明によれば、検出手段を収納
する収納カバーを設けたため、物体の落下や雨あるいは
塵埃による検出手段の破損を防止することができる。ま
た、収納カバーを着脱自在としたため、検出手段が破損
した場合などにおいてメインテナンスを容易に行うこと
ができる。
する収納カバーを設けたため、物体の落下や雨あるいは
塵埃による検出手段の破損を防止することができる。ま
た、収納カバーを着脱自在としたため、検出手段が破損
した場合などにおいてメインテナンスを容易に行うこと
ができる。
【0025】請求項4の発明によれば、検出手段を非接
触にて取付ボルトの有無を検出するものとしたため、カ
ウンタウエイトの取付時において取付ボルトが検出手段
に接触することによる検出手段の破損を防止することが
できる。
触にて取付ボルトの有無を検出するものとしたため、カ
ウンタウエイトの取付時において取付ボルトが検出手段
に接触することによる検出手段の破損を防止することが
できる。
【0026】請求項5の発明によれば、ブラケットに取
り付けられた円筒部材の内周面から後退した位置に近接
センサの検出面を設置したため、取付ボルトが振動など
により振れたとしても、近接センサに取付ボルトが接触
することがなくなり、これにより近接センサの破損を防
止することができる。
り付けられた円筒部材の内周面から後退した位置に近接
センサの検出面を設置したため、取付ボルトが振動など
により振れたとしても、近接センサに取付ボルトが接触
することがなくなり、これにより近接センサの破損を防
止することができる。
【図1】本発明の実施の形態によるカウンタウエイト検
出装置が適用されるクレーンの構成を示す図であり、
(a)は平面図、(b)は側面図
出装置が適用されるクレーンの構成を示す図であり、
(a)は平面図、(b)は側面図
【図2】カウンタウエイトの取付状態を示すクレーン後
端部分の側面断面図
端部分の側面断面図
【図3】図2のA方向矢視図
【図4】図2のI−I線断面図
【図5】カウンタウエイトのブラケットへの取付部分の
構成を示す分解斜視図
構成を示す分解斜視図
【図6】カウンタウエイトのブラケットへの取付部分の
構成を示す正面断面図
構成を示す正面断面図
【図7】図6のII−II線断面図
【図8】取付部分を組み立てた状態を示す平面図
【図9】取付部分を組み立てた状態を示す正面図
【図10】センタカウンタウエイトの検出手段の構成を
示す図
示す図
2,8 取付ボルト 3A,3B スペーサ 4 カバー 5A,5B ブラケット 6 取付ナット 7A,7B カバー取付用ボルト 9 インナカウンタウエイト 10 センタカウンタウエイト 11 アウタカウンタウエイト 15 ブラケット 16 リミットスイッチ 100 下部走行体 101 上部旋回体 102 メインフレーム
Claims (5)
- 【請求項1】 車体の後端部に少なくとも1つのカウン
タウエイトを取付ボルトにより取り付けてなる建設機械
のカウンタウエイト検出装置において、 前記取付ボルトの有無に基づいてカウントウエイトの有
無を検出する検出手段を備えたことを特徴とする建設機
械のカウンタウエイト検出装置。 - 【請求項2】 前記カウンタウエイトは、前記車体の後
端部に設けられたブラケットに取り付けられてなり、 前記検出手段は前記ブラケットにおける前記取付ボルト
が貫通する貫通孔近傍に設けられていることを特徴とす
る請求項1記載の建設機械のカウンタウエイト検出装
置。 - 【請求項3】 前記検出手段を収納する着脱自在な収納
カバーを備えたことを特徴とする請求項1または2記載
の建設機械のカウンタウエイト検出装置。 - 【請求項4】 前記検出手段は、前記取付ボルトの有無
を非接触にて検出する手段であることを特徴とする請求
項1、2または3記載の建設機械のカウンタウエイト検
出装置。 - 【請求項5】 前記取付ボルトが貫通する円筒部材が前
記ブラケットに固定され、前記検出手段は前記円筒部材
に取り付けられた近接センサであり、該近接センサの検
出面は前記円筒部材の内周面より後退した位置に設置さ
れていることを特徴とする請求項2記載のカウンタウエ
イト検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1027597A JPH10203784A (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 建設機械のカウンタウエイト検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1027597A JPH10203784A (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 建設機械のカウンタウエイト検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10203784A true JPH10203784A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=11745771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1027597A Pending JPH10203784A (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 建設機械のカウンタウエイト検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10203784A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6285982B1 (en) * | 1997-08-22 | 2001-09-04 | Hitachi, Ltd. | Sound decompressing apparatus providing improved sound quality during special reproducing such as forward search reproducing and reverse search reproducing |
EP1724230A2 (en) * | 2005-05-16 | 2006-11-22 | Kobelco Cranes Co., Ltd. | Weight detecting apparatus for crane and crane having the same |
JP2012171781A (ja) * | 2011-02-24 | 2012-09-10 | Tadano Ltd | ブーム式作業車におけるカウンタウエイト重量検出用のハーネス配線構造 |
WO2012163190A1 (zh) * | 2011-06-01 | 2012-12-06 | 湖南三一智能控制设备有限公司 | 起重机活动配重的检测装置及方法 |
-
1997
- 1997-01-23 JP JP1027597A patent/JPH10203784A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6285982B1 (en) * | 1997-08-22 | 2001-09-04 | Hitachi, Ltd. | Sound decompressing apparatus providing improved sound quality during special reproducing such as forward search reproducing and reverse search reproducing |
EP1724230A2 (en) * | 2005-05-16 | 2006-11-22 | Kobelco Cranes Co., Ltd. | Weight detecting apparatus for crane and crane having the same |
EP1724230A3 (en) * | 2005-05-16 | 2007-08-08 | Kobelco Cranes Co., Ltd. | Weight detecting apparatus for crane and crane having the same |
US7340373B2 (en) | 2005-05-16 | 2008-03-04 | Kobelco Cranes Co., Ltd. | Weight detecting apparatus for crane and crane having the same |
JP2012171781A (ja) * | 2011-02-24 | 2012-09-10 | Tadano Ltd | ブーム式作業車におけるカウンタウエイト重量検出用のハーネス配線構造 |
WO2012163190A1 (zh) * | 2011-06-01 | 2012-12-06 | 湖南三一智能控制设备有限公司 | 起重机活动配重的检测装置及方法 |
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