JPS5940657B2 - アンチスキツド制御回路故障診断装置 - Google Patents

アンチスキツド制御回路故障診断装置

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JPS5940657B2
JPS5940657B2 JP53057035A JP5703578A JPS5940657B2 JP S5940657 B2 JPS5940657 B2 JP S5940657B2 JP 53057035 A JP53057035 A JP 53057035A JP 5703578 A JP5703578 A JP 5703578A JP S5940657 B2 JPS5940657 B2 JP S5940657B2
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circuit
wheel
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アンチスキッドブレーキ装置におけるアンチ
スキッド制御回路の故障を診断するためのアンチスキッ
ド制御回路故障診断装置に関するものである。
車輛の急制動時において、車輪に対する制動入力が大き
すぎると、車輪がロックし、その結果制動効率が低下す
るばかりでなく、車輪の方向安定性や操向性が失われ、
非常に危険である。
そのような危険な状態を未然に防止するための装置とし
て、いわゆるアンチスキッドブレーキ装置が考えられて
いる。ところで、一般にアンチスキッドブレーキ装置は
、運転者の意志とは無関係に制動力を自動的に解除する
機構を含む装置であるため、この装置が誤作動したり故
障した場合には、制動力が全くかからない状態となる可
能性が生じる。
特に、アンチスキッドブレーキ装置の作動を制御する制
御回路の故障は、アンチスキッドブレーキ装置の作動に
多大な悪影響を与え、場合によつてはきわめて危険な事
態を招くこととなるので、アンチスキッド制御回路の故
障が生じたときには、それを直ちに検知して適切な処置
を取らなければならない。そこで、アンチスキッド制御
回路の故障を診断することが必要となるが、従来におい
ては、そのための満足すべき装置がなかつた。以上の点
にかんがみ、本発明は、構成が簡単で、従来のアンチス
キッドブレーキ装置に対しても容易に採用することがで
き、確実なアンチスキッド制御回路の故障を診断するこ
とができるような、アンチスキッド制御回路故障診断装
置を得ることを主な目的とするものである。
以下、図面により本発明の一実施例について説明する。
まず第1図には、本発明を実施するに好適な従来の車輛
用制動装置とその制御装置の典型的な一例が示されてい
る。
この第1図において、ブレーキペダル1はマスターシリ
ンダ2に対して作動的に連結されており、運転者がこの
ブレーキペダル1を踏むと、マスターシリンダ2は制動
油圧を発生するようになつている。マスターシリンダ2
は、油路3を介して、2輪以上の車輪に対して各車輪毎
に配備された制動装置50において、車体に装着された
ホィールシリンダ6内の一対のピストン7,8間に形成
された制動油室11に連通している。各ピストン7,8
のロッド9,10は、それぞれホィールシリンダ6の端
壁を貫通して外方へ延びており、各ロッド9,10の外
端部は、車輪に装着されたブレーキドラム4と摩擦接触
することにより制動トルクを発生する一対のブレーキシ
ュー5,5′にそれぞれ連結されている。したがつて、
ブレーキペダル1が踏まれることによりマスターシリン
ダ2が制動油圧を発生すると、この制動油圧は油路3を
経て各制動装置50における制動油室11内に伝達され
、その結果、各ピストン7,8が互いに離反する方向に
押圧移動され、それに伴つて各ブレーキシュー5,5′
がブレーキドラム4の摩擦面に向けて押圧され、ブレー
キドラム4と協働して車輪に対して制動トルクを発生す
る。制動油室11内の制動油圧が大きすぎると、各ブレ
ーキシュー5,5′とブレーキドラム4との間に発生す
る制動トルクが大きすぎ、その結果車輪がロック状態と
なる。
この危険な状態を防止するために、各ピストン7,8と
ホィールシリンダ6の端壁との間には一対の制御油室1
2,12′が形成されており、これらの制御油室12,
12′内の制御油圧を制御することにより、制動油室1
1内の制動油圧が大きすぎて車輪のロックの可能性ある
いは危険性が生じたときには、各ピストン7,8の制動
油圧による移動を抑制するように構成されている。そこ
で以下、制御油室12,12′内の制御油圧を制御する
ための制御装置について説明する。
ポンプPにより油槽Tから吸上げられた後加工された制
御油は、油路15および蓄圧器13を経て、電磁コイル
Sinにより切換制御されるインレットバルブ14の入
口側ボートに送られるようになつているとともに、イン
レットバルブ14の出口側ボートは、油路16を介して
制御油室12に、さらに油路17を介して制御油室12
′にそれぞれ連通している。また、制御油室12は油路
16、油路17、油路18を介して、さらに制御油室1
2′は油路18を介して、それぞれ電磁コイルSOut
により切換制御されるアウトレットバルブ19の入口側
ボートに連通しているとともに、アウトレットバルブ1
9の出口側ボートは油槽Tに連通している。インレット
バルブ14は、通常は第1図において右側位置に切換え
られた状態に保持されており、この状態においては各制
御油室12,12′はポンプPおよび蓄圧器13から遮
断されている。
そして、電磁コイルSinに通電されてインレツトルブ
14が作動すると、インレットバルブ14は第1図にお
いて左側位置に切換わり、その結果、ポンプPから送ら
れた制御油は蓄圧器13、インレットバルブ14を経て
、各制御油室12,12′内に圧送され、各ピストン7
,8を制御油室11内の制動油圧に抗して互いに接近す
る方向に押圧する。また、アウトレットバルブ19は、
通常は第1図において左側位置に切換えられた状態に保
持されており、この状態においては各制御油室12,1
2′はアウトレットバルブ19を介して油槽T内に開放
されている。
そして、電磁コイルSOutに通電されてアウトレット
バルブ19が作動すると、アウトレットバルブ19は第
1図において右側位置に切換えられ、その結果、各制御
油室12,12′は油槽Tから遮断される。そこで、第
1の状態として、各電磁コイルSin,SOutのいず
れにも通電されずインレットバルブ14およびアウトレ
ットバルブ19がいずれも不作動状態にあつて、インレ
ットバルブ14が右側位置に切換えられており、アウト
レットレットバルブ19が左側位置に切換えられている
状態を考えると、この状態においては、各制御油室12
,12′は油槽T内に開放されているので、各ピストン
7,8は制動油室11内の制動油圧のみに依存して押圧
移動され、その結果、制動時の制動トルクは運転者の制
動操作に従つて自由に増大する。
次に第2の状態として、電磁コイルSOutのみに通電
されてアウトレットバルブ19が作動し、右側位置に切
換えられた状態を考えると、この状態においては、各制
御油室12,12′は油槽Tから遮断され、各制御油室
12,12′内の制御油はロックされた状態となるので
、各ピストン7,8は、たとえ制動油室11内の制動油
圧が増加し続けたとしても、それ以上の移動を抑止され
る。
その結果、制動時の制動トルクは運転者の制動操作とは
無関係に一定の大きさに制限されるので、この第2の状
態は車輪のロックの可能性が生じた場合に適合する。そ
して、第3の状態として、各電磁コイルSin,SOu
tにともに通電されてインレットバルブ14およびアウ
トレットバルブ19がともに作動し、インレットバルブ
14が左側位置に切換えられ、アウトレットバルブ19
が右側位置に切換えられた状態を考えると、この状態に
おいては、ポンプPから送られた制御油は蓄圧器13、
゛インレットバルブ14を経て各制御油室12,12′
内に圧入されるとともに、各制御油室12,12′は油
槽Tから遮断されるので、各ピストン7,8は制動油室
11内の制動油圧に抗して互いに接近する方向に押圧移
動される。
その結果、制動時の制動トルクは運転者の制動操作とは
無関係に減少するので、この第3の状態は車輪のロック
の危険性が生じた場合に適合する。第2図には、一例と
して3つの車輪に対して互いに独立して作動する3系統
のアンチスキッド制御系統と、各系統中の演算・制御論
理回路装置24の部分に対する故障診断装置27の一例
が示されている。
まず、アンチスキッド制御系統について説明すると、各
車輪毎に互いに独立して対応する車輪の周速度を検出す
る3つの車輪速度検出装置20一1,20−2および2
0−3は、それぞれ第1、第2および第3の車輪の周速
度を検出した上、各車輪の周速度に比例した値の車輪速
度信号UWl,UW2,UW3をそれぞれ接点21−1
,22−1;21−2,22−2;21−3,22−3
間で作動するリレースイッチ33を介して演算・制御論
理回路装置24に送るようになつている。
この際、各車輪速度検出装置20−1,20−2および
20−3は、各車輪の速度を検出したときの信号が周波
数信号である場合には、これら周波数信号を制御し易い
電圧信号に変換した上、それらを出力信号として発生す
る周波数一電圧変換器を包含するものである。リレース
イッチ33はさらに3つの接点23一1,23−2,2
3−3を備え、ブレーキスイッチ32により通電される
電磁コイル33′の作用により、制動時には各接点21
−1,21−2,21−3をそれぞれ接点21−1,2
2−2,22−3に接続し、非制動時には各接点23−
1,23−2,23−3と各接点22−1,22−2,
23−3とをそれぞれ接続するように構成されている。
演算・制御論理回路装置24は単一の基準車輪速度設定
器25と、各車輪毎に設けられた3つの制御論理回路2
6−1,26−2,26−3とを有している。
基準車輪速度設定器25は、各車輪速度信号UW,,U
W2,UW3を入力信号として受け、これら3つの車輪
速度信号UWl,UW2,UW3から車体速度Uを推定
し、その車体速度Uに基づいて基準車輪速度を設定した
上、この基準車輪速度に比例した値を持つ基準車輪速度
信号URを出力信号として各制御論理回路26−1,2
6−2および26−3に送るように構成されている。各
制御論理回路26−1,26−2および26−3は、そ
れぞれ対応する車輪速度信号UWl,UW2,UW3と
、基準車輪速度設定器25から送られた基準車輪速度信
号URとを入力信号として受け、これらの信号について
論理演算を行つた上、それぞれ各車輪に対応したアウト
レットバルブ19を作動させる電磁コイルSOut−1
,S0ut−2,S0ut−3に通電するためのアウト
レットバルブ作動信号Bl,b2,b3、および同じく
それぞれ各車輪に対応したインレットバルブ14を作動
させる電磁コイルSin−1,Sin−2,Sin−3
に通電するためのインレットバルブ作動信号Cl,C2
,C3を出力信号として発生するように構成されている
この際、例えば第1番目の車輪(第2図においてはi=
1,2,3)のロックの可能性あるいは危険性が全くな
い場合には、アウトレットバルブ作動信号Biおよびイ
ンレッドバルブ作動信号Ciはいずれも発生せず、第1
番目の車輪のロックの可能性が生じたときにはアウトレ
ットバルブ作動信号Biのみが発生し、また、第1番目
の車輪のロックの危険性が生じたときにはアウトレット
バルブ作動信号Biおよびインレットバルブ作動信号C
iがともに発生する。次に故障診断装置27について説
明する。
第2図に示された故障診断装置27は、疑似車輪速度信
号aを発生し、非制動時にはリレースイッチ33の作用
により各接点23−1,22−1:23−2,22−2
;23−3,22−3を介して基準車輪速度設定器25
および各制御論理回路26−1,26−2,26−3の
入力側に接続される疑似車輪速度信号発振器28と、各
制御論理回路26−1,26−2,26−3の出力信号
であるアウトレットバルブ作動信号Bl,b2,b3お
よびインレットバルブ作動信号Cl,C2,C3を入力
信号として受け、単一の出力信号mを発生する故障診断
回路29と、リレースイッチ33の作用により非制動時
には接続状態に置かれ、制動時には切断状態に置かれる
常閉接点30を介して入力側が故障診断回路29の出力
側に接続され、故障診断回路29の出力信号mが演算・
制御論理回路装置24の故障により異常波形となつたと
きには演算・制御論理回路装置24の電源を切断して各
車輪に自由に制動力が付与される状態とするとともに警
報を発生する電源切断・警報発生装置31とを有する。
疑似車輪速度信号発振器28が発生する疑似車輪速度信
号aは、例えば第3図に示されるような規則的な正弦波
形を有し、このような正弦波形を有する疑似車輪速度信
号aが、リレースイッチ33の作用により、基準車輪速
度設定器25および各制御論理回路26−1,26−2
,26−3に送られると、各制御論理回路26−1,2
6一2,26−3はそれぞれ第3図に示されるような矩
形波形を有するアウトレットバルブ作動信号Bi(1=
1,2,3)およびインレットバルブ作動信号Ci(1
=1,2,3)を発生する。
第4図には故障診断回路29の詳細な回路図の一例が示
されている。
この第4図において、故障診断回路29は排他的論理和
回路である3つのEX−0R回路34−1,34−2,
34−3を有し、このうちEX−0R回路34−1はア
ウトレットバルブ作動信号b1とインレットバルブ作動
信号C1とを入力信号として受け、これら両信号Bl,
elの排他的論理和信号D,を出力信号として発生し、
EX−0R回路34−2はアウトレットバルブ作動信号
B2とインレットバルブ作動信号C2とを入力信号とし
て受け、これら両信号B2,C2の排他的論理和信号D
2を出力信号として発生し、また、EX−0R回路34
−3はアウトレットバルブ作動信号B3とインレットバ
ルブ作動信号C3とを入力信号として受け、これら両信
号B3,C3の排他的論理和信号D3を出力信号として
発生するように構成されている。ところで、各制御論理
回路26−1,26−2,26−3は、一般にそれぞれ
多数の電子回路部品により購成されているため、主とし
てこれら電子回路部品の不均質性により、各制御論理回
路26一1,26−2,26−3が発生する出力信号の
時間幅、すなわちパルス幅は必ずしも互いに均等ではな
い。
そこで、3つの制御論理回路26−1,26−2,26
−3の出力信号のうち、制御論理回路26−2の出力信
号のパルス幅が最も大きく、制御論理回路26−3の出
力信号のパルス幅が最も小さいものとすると、各アウト
レットバルブ作動信号Bl,b,,b3、各インレット
バルブ作動信号Cl,C2,C3、および各排他的論理
和信号Dl,d,,d3の非制動時における時間的変化
は、それぞれ第5図の実線で示されたようなものとなる
。再び第4図において、各排他的論理和信号Dl,d2
,d3はともに0R回路35に送られるとともにAND
回路36にも送られる。
0R回路35は、各排他的論理和信号Dl,d2,d3
を入力信号とすることによつて、第5図において実線で
示されたような信号eを出力信号として発生し、この信
号eをJK−フリップ・フロップ回路37および0R回
路41に送るとともに、反転回路38にも送る。
また、AND回路36は、各排他的論理和信号Dl,d
2,d3を入力信号とすることによつて、同じく第5図
において実線で示されたような信号fを出力信号として
発生し、この信号fをJK−フリップ・フロップ回路3
7および反転回路37および反転回路39に送る。反転
回路38は信号eを入力信号として受けることにより、
この信号eを反転させた状態の、第5図において実線で
示されたような信号eを出力信号として発生し、この信
号eをJK−フリップ・フロップ回路40に送る。
また、反転回路39は信号fを入力信号として受けるこ
とにより、この信号fを反転させた状態の、第5図にお
いて実線で示されたような信号了を出力信号として発生
し、この信号了をJK−フリップ・フロップ回路40に
送るとともに0R回路42にも送る。JK−フリップ・
フロップ回路37は、論理入力端子Jに論理信号「1」
が加えられているとともに端子Kには論理信号[0」が
加えられているリセット付JK−フリップ・フロップ回
路であつて、クロック端子Tにおいて信号eを入力信号
として受けるとともに、リセット端子Rにおいて信号f
を入力信号として受け、信号eの発生と同時に発生し信
号fの発生と同時に消滅する信号を反転した状態の、す
なわち信号fの発生と同時に発生し、信号eの発生と同
時に消滅する第5図において実線で示されたような信号
gを出力信号として出力端子Qから発生する。
JK−フリップ・フロップ回路40は、論理入力端子J
に論理信号「1」が加えられているとともに端子Kには
論理信号「0」が加えられているリセット付JK−フリ
ップ・フロップ回路であつて、クロック端子Tにおいて
信号了を入力信号として受けるとともに、リセット端子
Rにおいて信号冨を入力信号として受け、信号了の発生
と同時に発生し信号eの発生と同時に消滅する信号を反
転した状態の、すなわち信号eの発生と同時に発生し、
信号了の発生と同時に消滅する第5図において実線で示
されたような信号hを出力信号として出力端子Qから発
生する。
0R回路41は、0R回路35の出力信号である信号e
と、JK−フリップ・フロップ回路37の出力信号であ
る信号gとを入力信号として受け、出力信号として第5
図において実線で示されたような信号Kを発生し、また
、0R回路42は、比較回路39の出力信号である信号
了と、JK−フリップ・フロップ回路40の出力信号で
ある信号hとを入力信号として受け、出力信号として第
5図において実線で示されたような信号lを発生する。
そして、AND回路43は、0R回路41の出力信号で
ある信号kと、0R回路42の出力信号である信号Zと
を入力信号として受け、出力信号として第5図の実線で
示されたような信号mを発生する。第5図に示されたよ
うに、演算・制御論理回路装置24が正常に作動してい
る限り、リレースイッチ33の作用により、疑似車輪速
度信号発振器28が発生した疑似車輪速度信号aが基準
車輪速度設定器25および各制御論理回路26−1,2
6−2,26−3に送られた場合には、0R回路41の
出力信号である信号kおよび0R回路42の出力信号で
ある信号lは、ともに全く欠損のない直線的な波形を形
成し、したがつて、AND回路43の出力信号である信
号mも全く欠損のない直線的な波形を形成する。
次に、演算・制御論理回路装置24に故障が発生した場
合について説明する。
演算・制御論理回路装置24の故障モードとしては、以
下の4つの場合、すなわちアウトレットバルブ作動信号
のパルスの欠損、アウトレットバルブ作動信号の不消滅
、インレットバルブ作動信号の欠損、およびインレット
バルブ作動信号の不消滅が考えられる。そこで、例えば
アウトレットバルブ作動信号の欠損が第5図におけるア
ウトレットバルブ作動信号b1のA部において点線のよ
うに発生し、アウトレットバルブ作動信号の不消滅が第
5図におけるアウトレットバルブ作動信号b1のB型に
おいて点線のように発生し、インレットバルブ作動信号
の欠損が第5図におけるインレットバルブ作動信号C1
のC部において点線のように発生し、さらにインレット
バルブ作動信号の不消滅が第5図におけるインレットバ
ルブ作動信号C1のD部において点線のように発生した
ものとすると、排他的論理和信号d1、信号E,f,′
E,了,G,hにはそれぞれ第5図において点線で示さ
れるように異常波形が形成され、信号KOA′部および
D′部には、第5図において点線で示されるように、そ
れぞれアウトレットバルブ作動信号b1のA部における
信号欠損およびインレットバルブ作動信号C1のD部に
おける信号不消滅に対応する信号欠損が形成されるとと
もに、信号l(7)B′部およびC′部には、第5図に
おいて点線で示されるように、それぞれアウトレットバ
ルブ作動信号b1のB部における信号不消滅およびイン
レットバルブ作動信号C1のC部における信号欠損に対
応する信号欠損が形成される。その結果、AND回路4
3の出力信号、したがつて故障診断回路29の出力信号
である信号mには、第5図において点線で示されるよう
に、それぞれN,B″,C″,Yf′部において、信号
kあるいはl(7)A′,B/,C′,D′部の信号欠
損に対応する信号欠損が形成される。第6図には電源切
断・警報発生装置31の詳細な一例が示されている。
この第6図において、ベースが抵抗44を介して常閉接
点30に接続されたPNPトランジスタTrのエミッタ
は、陽極電源BATに接続されているとともにキープリ
レースイッチ49の接点45にも接続されている。キー
プリレースイッチ49はさらに演算・制御論理回路24
を介して接地されている接点46と、例えば警報灯のよ
うな警報器48を介して接地されている接点47とを有
する。PNPトランジスタTrのコレクタはキープリレ
ースイッチ49を作動するための電磁コイル49′を介
して接地されている。キープリレースイッチ49は、電
磁コイル49′に通電されていないときには、接点45
と接点46とを接続するとともに接点45と接点47と
の間を遮断しているが、一旦電磁コイル49′に通電さ
れると、接点45と接点46との間を遮断するとともに
接点45と接点47とを接続し、その後そのままの状態
を持続する。かくして、非制動時には、リレースイッチ
33の作用により常閉接点30は接続状態に置かれてい
るので、故障診断回路29の出力信号である信号mは常
閉拙点30、抵抗44を介してPNPトランジスタTr
のベースに送られる。
そして、演算・制御論理回路24に故障が発生していな
いときには、信号mには全く欠損が形成されないので、
PNPトランジスタTrは遮断状態にあつて電磁コイル
49′には通電されず、陽極電源BATが演算・制御論
理回路24に接続されていることによつて、演算・制御
論理回路24は正常に作動し続ける。演算・制御論理回
路24に故障が発生すると、信号mには欠損が形成され
るため、この信号mの欠損部によりPNPトランジスタ
Trのベース電位が低下してPNPトランジスタTrは
接続状態となり、電磁コイル49′が通電されることに
より、陽極電源BATが警報器48に接続されて警報器
48が警報を発生するとともに、演算・制御論理回路2
4は陽極電源BATから遮断されてその作動を停止し、
以後はこのままの状態が持続される。
以上のように本発明によれば、非制動時において、各車
輪に関する車輪速度信号に代えて疑似車輪速度信号発振
器が発生する疑似車輪速度信号をアンチスキッドブレー
キ装置の演算・制御論理回路装置の入力側に送ることに
より演算・制御論理装置の故障を診断するようにしたの
で、本発明の故障診断回路を従来のアンチスキッドブレ
ーキ装置に対しても容易に採用することができ、また、
演算・制御論理回路装置から出力信号として発生された
アウトレットバルブ作動信号およびインレットバルブ作
動信号をそれぞれ入力信号として受け、演算・制御論理
回路装置が疑似車輪速度信号として受けた際、アウトレ
ットバルブ作動信号およびインレットバルブ作動信号の
中に異常信号が含まれているときには、演算・制御論理
回路装置が故障したことを示す出力信号を発生する故障
診断回路を備えるようにしたので、確実にアンチスキッ
ド制御回路の故障を診断することができ、さらに全体と
しても構成が簡単であるアンチスキッド制御回路故障診
断装置が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は車輛用制動装置とその制動装置を制御するため
の制御装置の一例を示す要部説明図、第2図は第1図の
制御装置を作動させるための制御系統に本発明のアンチ
スキッド制御回路故障診断装置を適用した場合の一例を
示すブロック線図、第3図は疑似車輪速度信号とその疑
似車輪速度信号によつて得られるアウトレットバルブ作
動信号およびインレットバルブ作動信号との各一例を示
す信号波形図、第4図は故障診断回路の一例を示す論理
回路図、第5図は第2図および第4図中に示された各回
路装置が発生する信号の波形図、第6図は電源切断・警
報発生装置の一例を示す回路図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも2輪以上の車輪に対して、各車輪毎に配
    備されて各車輪に制動力を付与する流体圧作動式制動装
    置50と、これら各制動装置50の制動力を制御するた
    めの制御用流体を前記制動装置50に送る流路の途中に
    それぞれ設けられたインレットバルブ14と、前記制御
    用流体を前記制動装置50から排出する流路の途中にそ
    れぞれ設けられたアウトレットバルブ19と、制動時に
    おいて、それぞれ対応する車輪に関する車輪速度信号(
    U_Wi、i=1、2、・・・、n)について判断した
    上、対応する車輪のロックの可能性あるいは危険性が全
    くないときには、その車輪に対応するインレットバルブ
    14およびアウトレットバルブ19をともに不作動状態
    に置くことによりその車輪の制動力の自由な増大を許容
    し、対応する車輪のロックの可能性が生じたときには、
    その車輪に対応するアウトレットバルブ19のみを作動
    させることによりその車輪の制動力を一定に制限し、ま
    た、対応する車輪のロックの危険性が生じたときには、
    その車輪に対応するインレットバルブ14およびアウト
    レットバルブ19をともに作動させることによりその車
    輪の制動力を減少させるように、前記各インレットバル
    ブ14およびアウトレットバルブ19の作動を制御する
    演算・制御論理回路装置24とを備えたアンチスキッド
    ブレーキ装置の前記演算・制御論理回路装置24の故障
    を診断するためのアンチスキッド制御回路故障診断装置
    27であつて、非制動時において、各車輪に関する前記
    車輪速度信号Uwiに代えて疑似車輪速度信号aを前記
    演算・制御論理回路装置24の入力側に送るための疑似
    車輪速度信号発振器28と、前記演算・制御論理回路装
    置24から出力信号として発生された各アウトレットバ
    ルブ19を作動させるためのアウトレットバルブ作動信
    号(bi、i=1、2、・・・、n)および各インレッ
    トバルブ14を作動させるためのインレットバルブ作動
    信号(Ci、i=1、2、・・・、n)をそれぞれ入力
    信号として受け、前記演算・制御論理回路装置24が前
    記疑似車輪速度信号aを入力信号として受けた際、前記
    アウトレットバルブ作動信号biおよびインレットバル
    ブ作動信号Ciの中に異常信号が含まれているときには
    、前記演算・制御論理回路装置24が故障したことを示
    す出力信号mを発生する故障診断回路29とを備え、前
    記故障診断回路29は、各車輪に対応するアウトレット
    バルブ作動信号biおよびインレットバルブ作動信号C
    iのいずれか一方のみが発生しているとき出力信号とし
    て排他的論理和信号(di、i=1、2、・・・、n)
    を発生する第1の論理回路(34−i、i=1、2、・
    ・・、n)と、前記各排他的論理和信号diの全てを入
    力信号として受けることにより、前記各排他的論理和信
    号diが一つ以上発生しているとき単一の出力信号eを
    発生する第2の論理回路35と、前記各排他的論理和信
    号diが全て発生しているとき単一の出力信号fを発生
    する第3の論理回路36と、前記各排他的論理和信号d
    iがいずれも発生していないとき単一の出力信号@e@
    を発生する第4の論理回路38と、前記各排他的論理和
    信号diが全ては発生していないとき単一の出力信号@
    f@を発生する第5の論理回路39と、前記第3の論理
    回路36の出力信号fの発生と同時に発生し、前記第2
    の論理回路35の出力信号eの発生と同時に消滅する出
    力信号gを発生する第1のフリップ・フロップ回路37
    と、前記第4の論理回路38の出力信号@e@の発生と
    同時に発生し、前記第5の論理回路39の出力信号@f
    @の発生と同時に消滅する出力信号hを発生する第2の
    フリップ・フロップ回路40と、前記第2の論理回路3
    5の出力信号eまたは前記第1のフリップ・フロップ回
    路37の出力信号gが発生しているとき出力信号kを発
    生する第6の論理回路41と、前記第5の論理回路39
    の出力信号@f@または前記第2のフリップ・フロップ
    回路40の出力信号hが発生しているとき出力信号lを
    発生する第7の論理回路42と、前記第6の論理回路4
    1の出力信号におよび前記第7の論理回路42の出力信
    号lがともに発生しているとき出力信号mを発生する第
    8の論理回路43とを有している、アンチスキッド制御
    回路故障診断装置。 2 特許請求の範囲1記載のアンチスキッド制御回路故
    障診断装置において、前記故障診断回路29は、さらに
    、前記故障診断回路29の出力信号mが前記演算・制御
    論理回路装置24の故障を示したときには、前記演算・
    制御論理回路装置24の電源を切断するとともに警報を
    発生する電源切断・警報発生装置31を有している、ア
    ンチスキッド制御回路故障診断装置。 3 特許請求の範囲1記載のアンチスキッド制御回路故
    障診断装置において、このアンチスキッド制御回路故障
    診断装置は、さらに、ブレーキスイッチ32により作動
    され、制動時には前記演算・制御論理回路装置24の入
    力側を前記各車輪速度信号U_Wiの発生源に接続する
    とともに、前記疑似車輪速度信号発振器28から遮断し
    、非制動時には前記演算・制御論理回路装置24の入力
    側を前記各車輪速度信号U_Wiの発生源から遮断する
    とともに、前記疑似車輪速度信号発振器28に接続する
    リレースイッチ33を備えている、アンチスキッド制御
    回路故障診断装置。
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FR7912044A FR2434420A1 (fr) 1978-05-12 1979-05-11 Dispositif servant a diagnostiquer les derangements qui se produisent dans un circuit de commande d'organes electromagnetiques
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