JPS5940117Y2 - パイプの多点同時曲げ用型 - Google Patents
パイプの多点同時曲げ用型Info
- Publication number
- JPS5940117Y2 JPS5940117Y2 JP9181678U JP9181678U JPS5940117Y2 JP S5940117 Y2 JPS5940117 Y2 JP S5940117Y2 JP 9181678 U JP9181678 U JP 9181678U JP 9181678 U JP9181678 U JP 9181678U JP S5940117 Y2 JPS5940117 Y2 JP S5940117Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die
- bending
- pipe
- mold
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、たとえば冷蔵庫の熱交換器として使用される
蛇行形パイプを底形するための、多点同時曲げ加工装置
における曲げ型に関する。
蛇行形パイプを底形するための、多点同時曲げ加工装置
における曲げ型に関する。
従来の蛇行形パイプの成形方法を第11図〜第2図によ
って説明する。
って説明する。
各図において1(よ、ダイス、2はローラ、3は被加工
材であるパイプであって、ダイス1およびローラ2の周
囲には曲げ加工中におけるパイプ3の扁平化を拘束する
ための溝が設けられている。
材であるパイプであって、ダイス1およびローラ2の周
囲には曲げ加工中におけるパイプ3の扁平化を拘束する
ための溝が設けられている。
まずパイプ3を二点鎖線で示す如くダイス1とそのまわ
りに公転するローラ2(二点鎖線で示す)の間にセット
し、パイプ3の一端を固定する。
りに公転するローラ2(二点鎖線で示す)の間にセット
し、パイプ3の一端を固定する。
つぎにローラ2をダイス1のまわりに第1図の矢印方向
に回転させるとパイプ3は実線の如く曲げ加工される(
これが1点曲げである)。
に回転させるとパイプ3は実線の如く曲げ加工される(
これが1点曲げである)。
加工後、第1図の■方向にパイプ3を抜き取り、前記し
た1点曲げを逐次繰返して所要の蛇行形パイプを形成す
る。
た1点曲げを逐次繰返して所要の蛇行形パイプを形成す
る。
したがって曲げ加工に多大の時間がかかるという欠点が
あった。
あった。
この欠点を解決するため、前記した1点曲げ用のダイス
1およびローラ2を複数組使用して多点同時曲げを行な
うことが可能である。
1およびローラ2を複数組使用して多点同時曲げを行な
うことが可能である。
その状況を第3図および第4図によって説明する。
各国において第1図と同一番号を付したものは同一部分
である。
である。
第3図に示す如く、1個のダイス1と2個のローラ2か
らなるパイプ曲げ型を逐次逆向きに所定の間隔をおいて
一直線上に配設し、パイプ3をダイス1.1+、 1+
+、・・・とローラ2,2′、2″、・・・・・・・・
・の間にセットする。
らなるパイプ曲げ型を逐次逆向きに所定の間隔をおいて
一直線上に配設し、パイプ3をダイス1.1+、 1+
+、・・・とローラ2,2′、2″、・・・・・・・・
・の間にセットする。
つぎに第4図に示す如く、ローラ、2.21.211.
・・・・・・をダイス1. 1’、 ド、・・・・・
・のまわりに矢印方向に回転させると同時に、ダイスと
ローラの各組1 、2 ;II、 21 ;1llt
211 、・・・・・・をX、 Y方向に制御しながら
移動させて曲げ加工を行なう(詳細は特願昭52−10
689、「直線上素材を多数の円弧を含む形状に同時曲
げする装置」に記載)と蛇行形のパイプ3が形成される
。
・・・・・・をダイス1. 1’、 ド、・・・・・
・のまわりに矢印方向に回転させると同時に、ダイスと
ローラの各組1 、2 ;II、 21 ;1llt
211 、・・・・・・をX、 Y方向に制御しながら
移動させて曲げ加工を行なう(詳細は特願昭52−10
689、「直線上素材を多数の円弧を含む形状に同時曲
げする装置」に記載)と蛇行形のパイプ3が形成される
。
ところが曲げ加工時にパイプ3が扁平化し、たとえ2個
のローラ2がダイス1の回りにそれぞれ90°公転して
もパイプ3はそれぞれの側で70°程度合わせて140
°程度しか曲がらない。
のローラ2がダイス1の回りにそれぞれ90°公転して
もパイプ3はそれぞれの側で70°程度合わせて140
°程度しか曲がらない。
したがって90′曲げを行なうためには、ローラ2をそ
れぞれ110゜程度公転させる必要がある。
れぞれ110゜程度公転させる必要がある。
しかしこのような曲げ加工を行なうと、第5図に示すよ
うに、曲げられたパイプ3の内側におけるダイス1への
巻付は角が180°以上になる。
うに、曲げられたパイプ3の内側におけるダイス1への
巻付は角が180°以上になる。
このため製品3を取り出すために、第6図に示す如く、
ダイス1. It、 1++。
ダイス1. It、 1++。
・・・・・・、およびローラ2.2’、 2”、・・・
・・・を後退させようとしても、ダイス1.1’、 1
”・・・・・・は製品3に巻付けられて後退することが
できないという欠点があった。
・・・を後退させようとしても、ダイス1.1’、 1
”・・・・・・は製品3に巻付けられて後退することが
できないという欠点があった。
本考案は上記した従来技術の問題点を解決するために、
パイプの曲げ曲率と同一の曲率を有する半円溝と該半円
溝に接続する平行部とからなるダイスを設け、先端に前
記半円溝(工相応する凹部を形成したポンチを前記ダイ
スの半円溝に対向して往復動可能に配設し、1対のロー
ラを前記ダイスの両側に往復動可能に配設することによ
って、ダイスの後退が可能で且つ180°近いパイプの
多点同時曲げが可能な曲げ型を提供することにある。
パイプの曲げ曲率と同一の曲率を有する半円溝と該半円
溝に接続する平行部とからなるダイスを設け、先端に前
記半円溝(工相応する凹部を形成したポンチを前記ダイ
スの半円溝に対向して往復動可能に配設し、1対のロー
ラを前記ダイスの両側に往復動可能に配設することによ
って、ダイスの後退が可能で且つ180°近いパイプの
多点同時曲げが可能な曲げ型を提供することにある。
以下本考案を第7図〜第8図(=示すl実施例によって
説明する。
説明する。
第7図は1組のパイプ曲げ用型を示す正面図であって、
その右半分はパイプ3を曲げる前の状態を、また左半分
はパイプ3を曲げた後の状態をそれぞれ示す。
その右半分はパイプ3を曲げる前の状態を、また左半分
はパイプ3を曲げた後の状態をそれぞれ示す。
第7図において1はパイプ3の曲げ曲率と同一の曲率を
有する半円溝5とこれに接続する平行部6とからなるダ
イスであって、ダイス1にはパイプjの半径と同程度の
半円溝が設けられている。
有する半円溝5とこれに接続する平行部6とからなるダ
イスであって、ダイス1にはパイプjの半径と同程度の
半円溝が設けられている。
隻は先端にダイス1の半円溝5に相当する凹部11を形
成tたポンチであって、四部11にはパイプ3の半径と
同程度の半円溝が設けられ、溝の角は落とし丸み12を
付けである。
成tたポンチであって、四部11にはパイプ3の半径と
同程度の半円溝が設けられ、溝の角は落とし丸み12を
付けである。
2は周囲にパイプ3の半径と同程度の半円溝を設けたl
対のローラであって、両ローラ2の溝底の間隔はパイプ
の曲げピンチP+パイプ径りとなるように保持されてい
る。
対のローラであって、両ローラ2の溝底の間隔はパイプ
の曲げピンチP+パイプ径りとなるように保持されてい
る。
ポンチ10とローラ2とは互いに独立に、ダイス1の平
行部6と平行に往復動可能に配設されている。
行部6と平行に往復動可能に配設されている。
このように構成した曲げ用型にお−いて、ダイス1とポ
ンチ10の間に直線状のパイプ素材3をセットシ(第7
図の右側の状態)、ポンチ10をダイス1の方向に進行
させることによって頂部が曲げられる。
ンチ10の間に直線状のパイプ素材3をセットシ(第7
図の右側の状態)、ポンチ10をダイス1の方向に進行
させることによって頂部が曲げられる。
これを曲げの第1段階と呼ぶことにする。次にポンチ1
0でパイプ3を保持した状態で、■対のローラ2を進行
させることによって両側部も曲げられる。
0でパイプ3を保持した状態で、■対のローラ2を進行
させることによって両側部も曲げられる。
ローラ2がダイス1の半円溝5と平行部6との境界7に
至るまでを曲げの第2段階と呼ぶ。
至るまでを曲げの第2段階と呼ぶ。
ローラ2をさらに進行させ、曲げが完了(第7図の左側
の状態)するまでを曲げの第3段階と呼ぶ。
の状態)するまでを曲げの第3段階と呼ぶ。
以上のようにしてパイプ3を曲げ4とき、パイプ頂部は
曲げの第1段階においてポンチ10とダイス1との間で
曲げられるとともに、引きつづいて加圧保持されること
によって断面形状の変化が拘束される。
曲げの第1段階においてポンチ10とダイス1との間で
曲げられるとともに、引きつづいて加圧保持されること
によって断面形状の変化が拘束される。
また曲げの第2段階においては、ローラ2とダイス頂点
8での曲げ(ポンチなしの曲げ)のようにスパンの広い
3点曲げの際にしばしば問題となるダイス頂点での腰折
れといわれる欠陥を生じることはなくなる。
8での曲げ(ポンチなしの曲げ)のようにスパンの広い
3点曲げの際にしばしば問題となるダイス頂点での腰折
れといわれる欠陥を生じることはなくなる。
ローラ2の進行によってパイプ3の両側も曲げられるが
、第2段階終了時における曲げ角度は両側で140°程
度である。
、第2段階終了時における曲げ角度は両側で140°程
度である。
曲げの第3段階においては、ローラ2の進行とともにロ
ーラ2に接触する部分のパイプの扁平化も逐次減少し、
それに伴なって曲げ角度も180°に近づく。
ーラ2に接触する部分のパイプの扁平化も逐次減少し、
それに伴なって曲げ角度も180°に近づく。
外径8φ肉厚0.8mmのアルミニウムパイプを本実施
例の曲げ型によって曲げピッチ30mmに曲げたときの
、曲げの第3段階におけるローラ2のダイス平行部6へ
の進入量Sと曲げ角度2θとの関係は第8図の如くなり
、進入量10mmfu度で170°を越えほぼ180°
に近い曲げを得ることができる。
例の曲げ型によって曲げピッチ30mmに曲げたときの
、曲げの第3段階におけるローラ2のダイス平行部6へ
の進入量Sと曲げ角度2θとの関係は第8図の如くなり
、進入量10mmfu度で170°を越えほぼ180°
に近い曲げを得ることができる。
ダイス1は半円溝5と平行部′6からなるためパイプ3
力fダイス1に引っかかることなくダイス1を容易に後
退させることが可能となる。
力fダイス1に引っかかることなくダイス1を容易に後
退させることが可能となる。
以上詳細に説明したように本考案によれば、パイプの曲
げ曲率と同一の曲率を有する半内部と該半内部に接続す
る平行部とからなるダイスを設け、先端に前記半内部に
相応する凹部を形成したポンチを前記ダイスの半内部に
対向して往復動可能に配設し、1対のローラを前記ダイ
スの両側に往復動可能に配設するようにしたので、ダイ
スの後退が可能で且つ180°近いパイプの多点同時曲
げが可能となる。
げ曲率と同一の曲率を有する半内部と該半内部に接続す
る平行部とからなるダイスを設け、先端に前記半内部に
相応する凹部を形成したポンチを前記ダイスの半内部に
対向して往復動可能に配設し、1対のローラを前記ダイ
スの両側に往復動可能に配設するようにしたので、ダイ
スの後退が可能で且つ180°近いパイプの多点同時曲
げが可能となる。
第1図は従来の蛇行形パイプの成形方法を示す正面図、
第2図は第1図の■−■断面を示す図、第3図は従来の
ダイスを用いた多点同時曲げの加工開始前を示す平面図
、第4図は従来のダイスを用いた多点同時曲げの加工終
了時を示す正面図、第5図は第4図のパイプ曲げ部の詳
細を示す正面図、第6図は多点同時曲げの加工終了後に
製品を取り出す状態を示す正面図、第7図は本考案の1
実施例を示す正面図であって、その右半分はパイプ曲げ
加工開始前を、左半分はパイプの曲げ加工終了時をそれ
ぞれ示す。 第8図は本実施例におけるローラのダイス平行部への進
入量とパイプ曲げ角度との関係を示す線図である。 1・・・・・・ダイス、2・・・・・・ローラ、3・・
・・・・パイプ、5・・・・・・ダイスの半内部、6・
・・・・・ダイスの平行部、10・・・・・・ポンチ、
11・・・・・・ポンチの凹部。
第2図は第1図の■−■断面を示す図、第3図は従来の
ダイスを用いた多点同時曲げの加工開始前を示す平面図
、第4図は従来のダイスを用いた多点同時曲げの加工終
了時を示す正面図、第5図は第4図のパイプ曲げ部の詳
細を示す正面図、第6図は多点同時曲げの加工終了後に
製品を取り出す状態を示す正面図、第7図は本考案の1
実施例を示す正面図であって、その右半分はパイプ曲げ
加工開始前を、左半分はパイプの曲げ加工終了時をそれ
ぞれ示す。 第8図は本実施例におけるローラのダイス平行部への進
入量とパイプ曲げ角度との関係を示す線図である。 1・・・・・・ダイス、2・・・・・・ローラ、3・・
・・・・パイプ、5・・・・・・ダイスの半内部、6・
・・・・・ダイスの平行部、10・・・・・・ポンチ、
11・・・・・・ポンチの凹部。
Claims (1)
- パイプを蛇行形に形成するための多点同時曲げ用型にお
いて、パイプの曲げ曲率と同一の曲率を有する半内部と
該半内部に接続する平行部とからなるダイスを設け、先
端に前記半内部に相応する凹部を形成したポンチを前記
ダイスの半内部に対向して往復動可能に配設し、1対の
ローラを前記ダイスの両側に往復動可能に配設したこと
を特徴とするパイプの多点同時曲げ用型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9181678U JPS5940117Y2 (ja) | 1978-07-05 | 1978-07-05 | パイプの多点同時曲げ用型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9181678U JPS5940117Y2 (ja) | 1978-07-05 | 1978-07-05 | パイプの多点同時曲げ用型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5511245U JPS5511245U (ja) | 1980-01-24 |
JPS5940117Y2 true JPS5940117Y2 (ja) | 1984-11-12 |
Family
ID=29021430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9181678U Expired JPS5940117Y2 (ja) | 1978-07-05 | 1978-07-05 | パイプの多点同時曲げ用型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5940117Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5005378B2 (ja) * | 2006-04-17 | 2012-08-22 | 新日本製鐵株式会社 | 管材のプレス曲げ加工装置及び方法 |
KR100813292B1 (ko) * | 2006-06-14 | 2008-03-13 | 주식회사 애강 | 파이프 성형 프레임 및 이를 이용한 파이프 성형 방법 |
EP2127774B1 (en) * | 2007-02-21 | 2016-12-21 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Apparatus and method for press-bending tube material |
KR101308630B1 (ko) * | 2011-06-29 | 2013-09-23 | 합성메데아 주식회사 | 연속 굽힘 가공 파이프 및 파이프의 연속 굽힘 가공방법 |
-
1978
- 1978-07-05 JP JP9181678U patent/JPS5940117Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5511245U (ja) | 1980-01-24 |
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