JPS5939881B2 - 感湿素子 - Google Patents
感湿素子Info
- Publication number
- JPS5939881B2 JPS5939881B2 JP54050176A JP5017679A JPS5939881B2 JP S5939881 B2 JPS5939881 B2 JP S5939881B2 JP 54050176 A JP54050176 A JP 54050176A JP 5017679 A JP5017679 A JP 5017679A JP S5939881 B2 JPS5939881 B2 JP S5939881B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensing element
- relative humidity
- humidity
- moisture sensing
- electrical resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
- Non-Adjustable Resistors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は相対湿度を検出する感湿素子に関するものであ
る。
る。
従来、Fe2O3・Al2O3、NiO、及びZnOな
どの金属酸化物を用いて、湿度検出素子が作られて来た
が、これらの素子の湿度一電気抵抗特性は実用上の要求
を十分に満たすものではなかつた。
どの金属酸化物を用いて、湿度検出素子が作られて来た
が、これらの素子の湿度一電気抵抗特性は実用上の要求
を十分に満たすものではなかつた。
例れば、NiOの場合、60%以下の相対湿度では感度
がにぶく、Fe2O3・ Al2O3の場合には抵抗値
が大きいと言う欠点があつた。(応用物理35、355
(1966))又、塩化リチウム感湿素子もよく知られ
ているが、潮解性の塩を用いるために高湿度雰囲気で使
用すると、塩が流れ出し、使用出来なくなると言う欠点
があつた。本発明は上記のような従来のものの欠点を除
去するためになされたもので、従来の材料にかわる新し
い材料を提供しようとするものである。
がにぶく、Fe2O3・ Al2O3の場合には抵抗値
が大きいと言う欠点があつた。(応用物理35、355
(1966))又、塩化リチウム感湿素子もよく知られ
ているが、潮解性の塩を用いるために高湿度雰囲気で使
用すると、塩が流れ出し、使用出来なくなると言う欠点
があつた。本発明は上記のような従来のものの欠点を除
去するためになされたもので、従来の材料にかわる新し
い材料を提供しようとするものである。
本発明にかゝわる磁器組成物はMIO(PO4)6(O
H)2(ここでMはBr、CoおよびBaのうちから選
ばれた少くとも1種を主成分とすることを特徴とし、そ
の電気抵抗は従来の金属酸化物に比べ低く、相対湿度0
%〜100%にわたつて大きく抵抗値が変化するので、
相対湿度を容易に検出することが出来る。又、この材料
は、安価な原料から、通常の磁器製造技術で容易に製造
することが出来、工業製品として有利な条件を有してい
る。以下に、この発明の詳細を実施例を用いて説明する
。出発原料として純度99.9%以上のCaHPO4と
caco3をCa10(PO4)(OH)2の組成にな
るように秤量し、ポールミル中で混合する。
H)2(ここでMはBr、CoおよびBaのうちから選
ばれた少くとも1種を主成分とすることを特徴とし、そ
の電気抵抗は従来の金属酸化物に比べ低く、相対湿度0
%〜100%にわたつて大きく抵抗値が変化するので、
相対湿度を容易に検出することが出来る。又、この材料
は、安価な原料から、通常の磁器製造技術で容易に製造
することが出来、工業製品として有利な条件を有してい
る。以下に、この発明の詳細を実施例を用いて説明する
。出発原料として純度99.9%以上のCaHPO4と
caco3をCa10(PO4)(OH)2の組成にな
るように秤量し、ポールミル中で混合する。
十分混合した後、シリコニツト発熱体を用いた電気炉を
用いて、水蒸気増囲気において100OOC310時間
反応させる。反応させた後、粉砕し、ポリビニルアルコ
ール水溶液を加え、乳鉢の中で混合し造粒する。700
〜/Cdの圧力で25mmφ×3m[の円板状に成形し
、上述の電気炉を用いて水蒸気雰囲気中で5時間焼成す
る。
用いて、水蒸気増囲気において100OOC310時間
反応させる。反応させた後、粉砕し、ポリビニルアルコ
ール水溶液を加え、乳鉢の中で混合し造粒する。700
〜/Cdの圧力で25mmφ×3m[の円板状に成形し
、上述の電気炉を用いて水蒸気雰囲気中で5時間焼成す
る。
焼成後、自然放冷した後、焼結体を電気炉より取り出す
。Ca10(PO4)10(OH)2が合成されている
かどうかを粉末X線回折線で調べた結果、上記の焼成条
件で、CaHPO4とcaco3が反応してCa10(
PO4)6(OH)2に変化していることが明らかとな
つた。
。Ca10(PO4)10(OH)2が合成されている
かどうかを粉末X線回折線で調べた結果、上記の焼成条
件で、CaHPO4とcaco3が反応してCa10(
PO4)6(OH)2に変化していることが明らかとな
つた。
この材料はアパタイトと呼ば減る構造を有している。B
に、O(PO4)6(OH)2、Ba(PO4)6(O
H)2あるいはこれらの固溶体についても、MHPO4
とMoO3(MはCa、BrおよびBaのうちから選ば
れた少くとも一種)を原料として同様の方法で合成する
ことが出来る。尚、使用原料の純度は必ずしも99.9
%以上の純度を必要とせず、含まれている不純物によつ
ては、これ以下の純度の原料を使用することが出来る。
又、合成方法も、必ずしも上述の方法だけではなく、水
溶液中での合成が可能である。電気炉から取出された焼
結体の上に電極を、金ペーストを用いてスクリーンメツ
シユ法で櫛形に印刷し、800℃で焼成することによつ
て電極を作成した。
に、O(PO4)6(OH)2、Ba(PO4)6(O
H)2あるいはこれらの固溶体についても、MHPO4
とMoO3(MはCa、BrおよびBaのうちから選ば
れた少くとも一種)を原料として同様の方法で合成する
ことが出来る。尚、使用原料の純度は必ずしも99.9
%以上の純度を必要とせず、含まれている不純物によつ
ては、これ以下の純度の原料を使用することが出来る。
又、合成方法も、必ずしも上述の方法だけではなく、水
溶液中での合成が可能である。電気炉から取出された焼
結体の上に電極を、金ペーストを用いてスクリーンメツ
シユ法で櫛形に印刷し、800℃で焼成することによつ
て電極を作成した。
第1図はこの感湿素子の構造を示す。
図において1a,1bは電極、2はCalO(PO′4
)6(0H)2を主成分とする焼結体である。電極1a
,1bにリード線3を接続し、電気抵抗測定器によつて
櫛形電極1a,1bの間の電気抵抗を測定する。次に上
述の方法で得た感湿素子の相対湿度一電気抵抗特性を測
定した。その結果を第2図に示す。図かられかるように
、その湿度一電気抵抗特性は、相対湿度0%〜100%
の全領域にわたつてほぼ直線状になり、広い相対湿度範
囲において相対湿度を測定出来ることがわかる。又、室
温における湿度測定を繰り返し行つた結果、変化量が数
%以内であり、きわめて安定な素子であることが確認さ
れた。上記素子の応答速度は、相対湿度0の状態から1
00(:!)の相対湿度の変化に対応して数十秒であり
、実用上十分に速い応答速度を有している。
)6(0H)2を主成分とする焼結体である。電極1a
,1bにリード線3を接続し、電気抵抗測定器によつて
櫛形電極1a,1bの間の電気抵抗を測定する。次に上
述の方法で得た感湿素子の相対湿度一電気抵抗特性を測
定した。その結果を第2図に示す。図かられかるように
、その湿度一電気抵抗特性は、相対湿度0%〜100%
の全領域にわたつてほぼ直線状になり、広い相対湿度範
囲において相対湿度を測定出来ることがわかる。又、室
温における湿度測定を繰り返し行つた結果、変化量が数
%以内であり、きわめて安定な素子であることが確認さ
れた。上記素子の応答速度は、相対湿度0の状態から1
00(:!)の相対湿度の変化に対応して数十秒であり
、実用上十分に速い応答速度を有している。
又この素子の材料は100℃を越える高温において安定
であり、500℃以下の比較的低温における材料の安定
性は高いと考えられる。以上、CalO(PO4)6(
0H)2の感湿特性について、その詳細を述べたが、S
rlO(PO4)6(0H)2,Ba10(PO4)6
(0H)2、およびこれらの固容体についてもCalO
(PO4)6(0H)2と同様にアバタイト構造を有し
優れた感湿特性を有するものである。
であり、500℃以下の比較的低温における材料の安定
性は高いと考えられる。以上、CalO(PO4)6(
0H)2の感湿特性について、その詳細を述べたが、S
rlO(PO4)6(0H)2,Ba10(PO4)6
(0H)2、およびこれらの固容体についてもCalO
(PO4)6(0H)2と同様にアバタイト構造を有し
優れた感湿特性を有するものである。
第1図はこの発明の一実施例による感湿素子の構成図、
第2図はこの発明の感湿素子の相対湿度−電気抵抗特性
図である。 1a,1bは電極、2は焼結体、3はリード線である。
第2図はこの発明の感湿素子の相対湿度−電気抵抗特性
図である。 1a,1bは電極、2は焼結体、3はリード線である。
Claims (1)
- 1 M_1_0(PO_4)_6(OH)_2(MはS
r、CaおよびBaのうちから選ばれた少くとも1種)
を主成分とすることを特徴とする感湿素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54050176A JPS5939881B2 (ja) | 1979-04-23 | 1979-04-23 | 感湿素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54050176A JPS5939881B2 (ja) | 1979-04-23 | 1979-04-23 | 感湿素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55141706A JPS55141706A (en) | 1980-11-05 |
JPS5939881B2 true JPS5939881B2 (ja) | 1984-09-27 |
Family
ID=12851880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54050176A Expired JPS5939881B2 (ja) | 1979-04-23 | 1979-04-23 | 感湿素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5939881B2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-23 JP JP54050176A patent/JPS5939881B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55141706A (en) | 1980-11-05 |
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