JPS5939810B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS5939810B2
JPS5939810B2 JP4695079A JP4695079A JPS5939810B2 JP S5939810 B2 JPS5939810 B2 JP S5939810B2 JP 4695079 A JP4695079 A JP 4695079A JP 4695079 A JP4695079 A JP 4695079A JP S5939810 B2 JPS5939810 B2 JP S5939810B2
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JP
Japan
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magnetic
acid
coating
carbon atoms
magnetic recording
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JP4695079A
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JPS55139637A (en
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信行 山本
務 沖田
高史 米山
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気記録媒体に関し、特に走行性の改良された
磁気テープに関するものである。
従来、磁気記録媒体の磁気記録再生装置における摩擦の
代表である走行テンションは、温湿度に極めて依存し、
また、テープ鳴き、ヘッド摩耗、スチル耐久性、ヘッド
目づまり、ドロップ・アウト等様々な問題が存在した。
これらの問題を改良するために、(1)磁性塗液に潤滑
剤を添加し、支持体上に磁性塗液を塗布する方法(添加
法)、および(2)磁気記録媒体の磁性層表面に潤滑剤
を塗布する方法(塗布法)が知られている。しかし上記
の添加法では潤滑剤の一部は磁性層内に存在し、充分な
潤滑作用を発揮しないばかりでなく、磁気テープの引張
強度等の機械的性質を悪化させてしまつていた。
その結果、磁性層の粉が落ちてテープ走行経路を汚した
り、ビデオテープではヘッド目づまりという現象を起こ
していた。即ち、潤滑剤の可塑化作用によつて、磁気テ
ープをもろくさせてしまうという欠点があつた。従来添
加法において公知の潤滑剤としては脂肪酸、脂肪酸エス
テル、脂肪酸アミド、シリコンオイル、動植物油等およ
びそれらの混合系、例えば、特公昭47−15624に
開示される脂肪酸エステル−脂肪酸アミド混合系および
特公昭51一39081に開示される脂肪酸−脂肪酸エ
ステル混合系等がある。又、塗布法では上述の如き公知
の潤滑剤を用いた場合でも高湿度条件下で走行テンショ
ンが大きく、更に、くり返し用いた時の走行性(以下、
くり返し走行性という)が悪くなるという致命的な欠点
があつた。
一方、磁気記録媒体の記録密度を上げるためには、磁気
層表面を平滑にすることが不可欠であり、カレンダリン
グ処理、スムーズニングシート処理が行なわれているが
、上記の公知の潤滑剤を用いた場合でも摩擦が大きく、
ひいては走行性を満足させることができなかつた。
すなわち、添加という方法の限界および従来公知の潤滑
剤による走行性改良の限界というものが大きな課題とし
て存在していた。
本発明は従来の潤滑剤では得られなかつた塗布法による
潤滑化処理の欠点を改良し、常湿時及び特に高湿条件に
おいて走行テンションが小さく、くり返し走行性の良好
な磁気記録媒体を提供するものである。
本発明の目的は第1に粉落ち等による走行経路の汚れが
生じない磁気記録媒体を提供することである。
第2に高湿条件下においても走行テンシヨンの小さい磁
気記録媒体を提供することである。
第3に表面平渭化処理によつて磁性層の表面粗さが小さ
い場合でも走行テンシヨンの小さい磁気記録媒体を提供
することである。第4にくり返し走行性の良い磁気記録
媒体を提供することである。
第5にドロツプ・アウトの少ない磁気記録媒体を提供す
ることである。
すなわち、本発明は(a)炭素数が12〜22の飽和お
よび不飽和脂肪酸の群から選出された少なくとも1種の
化合物、(b)脂肪酸残基の炭素数が14〜22の飽和
および不飽和脂肪酸エステルの群から選択された少なく
とも1種の化合物、および(c)炭素数が12〜26の
飽和および不飽和脂肪酸アミドの群から選出された少な
くとも1種の化合物を磁性層の表面上に設けたことを特
徴とする磁気記録媒体であり、上記の磁性層は非磁性支
持体上に磁性塗布液を塗布、配向、乾燥して設け、表面
平渭化処理を行なつた塗布型磁性層を有した磁気記録媒
体であることが好ましい。
上記の(a)炭素数が12〜22の飽和および不飽和脂
肪酸としては下記の一般式(4)で示される化合物が使
用される。
〔A〕 R1COOH 但し、R1は炭素数11〜21のアルキル、炭素数11
〜21のアルケニルまたは炭素数11〜21のアルカジ
エニルである。
上記のR1は具体的にはウンデシル、ドデシル(ラウリ
ル)、トリデシル、テトラデシル(ミリスチル)、ぺン
タデシル、ヘキサデシル(パルミチルまたはセチル)、
ヘプタデシル、オクタデシル(ステアリル)、ノナデシ
ル、エイコシル、ヘンエイコシル、ウンデセニル、ドデ
セニル、トリデセニル、テトラデセニル、ぺンタデセニ
ル、へキサデセニル、へ・プタデセニル、オクタデセニ
ル、ノナデセニル、エイコセニル、ヘンエイコセニル、
へプタデカジエニル、オクタデカジエニルなどである。
具体的にはラウリン酸(n−ドデカン酸)、nートリデ
カン酸、ミリスチン酸(n−テトラデカン酸)、n−ペ
ンタデカン酸、パルミチン酸(nーへキサデカン酸)、
n−へプタデカン酸、ステアリン酸(n−オクタデカン
酸)、n−ノナデカン酸、n−エイコサン酸、n−ヘン
エイコサン酸およびべヘン酸(n−ドコサン酸)などの
飽和脂肪酸;9−ドデセン酸、4−テトラデセン酸、5
−テトラデセン酸、9−テトラデセン酸、9−ヘキサデ
セン酸、6−オクタデセン酸、オレイン酸(9−cis
−オクタデセン酸)、エライジン酸(9−trans−
オクタデセン酸)、11−オクタデセン酸、9−エイコ
セン酸、13−cisードコセン酸、13−trans
−ドコセン酸、リノール酸(9,12−オクタデカジエ
ン酸などの不飽和二重結合を1個または2個有した不飽
和脂肪酸などである。
これらは2種以上混合して用いても良い。これらのうち
でも上記の一般式〔A〕においてR1の炭素数が13〜
19のもの、特に13〜17のものが好ましく、具体的
にはミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸などである。
前記の(b)脂肪酸残基の炭素数が14〜22の飽和お
よび不飽和脂肪酸エステルとしては前記の一般式〔A〕
で示される脂肪酸とアルキルまたは置換アルキルアルコ
ールの反応によつて得られた下記の一般式〔B〕で示さ
れる化合物が使用される。
〔B〕 R,COOR3但し、R2は炭素数13〜21
のアルキル、炭素数13〜21のアルケニルまたは炭素
数13〜21のアルカジエニル;R3は炭素数2〜6の
アルキルまたは炭素数4〜10の置換アルキルを示す。
上記のR2は具体的にはトリデシル、テトラデシル(ミ
リスチル)、ぺンタデシル、ヘキサデシル(パルミチル
またはセチル)、ヘプタテシル、オクタデシル(ステア
リル)、ノナデシル、エイコシル、^、ンエイコシル、
トリデセニル、テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキ
サデセニル、ヘプタデセニル、オクタデセニル、ノナデ
セニル、エイコセニル、ヘンエイコセニル、ヘプタデカ
ジエニル、オクタデカジエニルなどであり、R3は具体
的にはエチル、プロピル、n−ブチル、secーブチル
、tert−ブチル、アミル(n−ぺンチル)、へキシ
ルなどのアルキルおよびエトキシエチル、プロポキシエ
チル、n−ブトキシエチル、Sec−ブトキシエチル、
Terf−ブトキシエチル、ペンタオキシエチル、ヘキ
サオキシエチル、エトキシプロピル、プトキシプロピル
、ペンタオキシプロピル、ヘキサオキシプロピル、エト
キシブチル、プロポキシブチル、ブトキシブチル、ペン
タオキシブチル、ヘキサオ牛ジブチルなどのアルコキシ
アルキルである。
具体的にはエチルミリステート、プロピルパルミテート
、エチルステアレート、n−ブチルステアレート、Se
c−ブチルステアレート、Tert−ブチルステアレー
ト、n−アミルステアレート、n−ブチルアラキネート
、n−ブチルエイコサネート)、n−ブチルオレエート
(n−ブチル−9一Cis−オタクデセネート)、n−
ブチル−9一Tert−オクタデセネート、エチルリノ
レート(エチル−9,12−オクタデカジエノエート)
、エトキシエチルミリステート、エトキシエチルパルミ
テート、エトキシエチルステアレート、nーブトキシエ
チルステアレート、n−ペンタオキシエチルステアレー
ト、n−ヘプタオキシエチルステアレート、n−ブトキ
シエチルオレエート(nーブトキシエチル一9−Cis
−オクタデセネート)、n−ブトキシプロピルミリステ
ート、n−ブトキシプロピルステアレート、n−ブトキ
シプロピルオレエート、n−ベンタオキシプロピルステ
アレート、ペンタオキシブチルステアレート、ヘキサオ
キシブチルステアレートなどの脂肪酸エステルである。
これらは2種以上混合して用いても良い。これらのうち
でも上記の一般式〔B〕においてR2の炭素数が17〜
21、R3の炭素数が6〜8のものが好ましく、具体的
にはエチルステアレート、n−ブチルステアレート、S
ec−ブチルステアレート、Tert−ブチルステアレ
ート、nーアシレステアレート、n−ブチルアラキネー
ト(n−ブチルエイコサネート)、n−ブトキシエチル
ステアレート、n−ヘプタオキシエチルステアレート、
Sec−ブトキシエチルオレエート(Sec−ブトキシ
エチル一9−Cis.−オクタデセネート)などである
前記の(c)炭素数12〜26の飽和および不飽和脂肪
酸アミドとしては下記の一般式〔C〕で示されるアルカ
ンアミド、アルケンアミド、アルカジエンアミド、アル
カトリエンアミドおよびアルカテトラエンドアミドが使
用される。
〔C〕 R4CONH2 但し、R4は炭素数11〜25のアルキル、炭素数11
〜25のアルケニル、炭素数11〜25のアルカジエニ
ル、炭素数11〜25のアルカトリエノイルまたは炭素
数11〜25のアルカテトラエノイルである。
上記のR4は具体的にはウンデシル、ドデシル(ラウリ
ル)、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、へ+
サデシル、ヘプタデシル、オクタデシル(ステアリル)
、ノナデシル、エイコシル、ヘンエイコシル、ドコシル
、トリコシル、テトラコシル、ペンタコシル、ウンデセ
ニル、ドデセニル、トリデセニル、テトラデセニル、ヘ
キサデセニル、ヘプタデセニル、オクタデセニル、ノナ
デセニル、エイコセニル、△.ンエイコセニル、ドコセ
ニル、トリコセニル、テトラコセニル、ペンタコセニル
、ヘプタデカジエニル、オクタデカジエニル、ヘプタデ
カトリエニル、オクタデカトリエニル、^.プタデカテ
トラエニル、オクタデカテトラエニル、ノナデカテトラ
エニル、エイコサテトラエニルなどである。
具体的にはn−ドデカンアミド、n−トリデカンアミド
、n−テトラデカンアミド、n−ペンタデカンアミド、
n−ヘキサデカンアミド、n−ヘプタデカンアミド、n
−オクタデカンアミド、nーノナデカンアミド、n−エ
イコサンアミド、n−ヘンエイコサンアミド、n−ドコ
サンアミド、n−トリコンサンアミド、n−テトラコサ
ンアミド、n−ペンタコサンアミド、n−ヘキサコサン
アミド、9−ドデセンアミド、4−テトラデセンアミド
、5−テトラデセンアミド、9−ヘキサデセンアミド、
6−オクタデセンアミド、9−Cisーオクタデセンア
ミド、9−Trans−オクタデセンアミド、11−オ
クタデセンアミド、9−エイコセンアミド、13−Ci
sドコセンアミド、13−Trans−ドコセンアミド
、トリコセンアミド、テトラセンアミド、ベンタコセン
アミド、ヘキサコセンアミド、9,12−オクタデカジ
エンアミド、9,11,13−オクタデカトリエンアミ
ド、9,12,15−オクタデカトリエンアミド、9,
11,13,15−オクタデカテトラエンアミド、5,
8,11,14−エイコサ1トラエンアミドなどである
これらは2種以上混合して用いても良い。これらの内で
も上記の一般式〔C〕においてR4の炭素数が11〜2
3のアルカンアミド類、アルカケンアミド類が好ましく
、特に好ましいものはn−ドデカンアミド(C,lH2
3CONH2)、n−オクタデカンアミド(Cl7H3
5CONH2)、9一Cis−オクタデセンアミド(C
l7H33CONH2)、トリコセンアミド(C22H
43CONH2)等である。
上記の一般式〔A〕,〔B〕および〔C〕の化合物の塗
布は磁性層の塗膜平渭化工程の前または後で行なう。
これらの潤渭剤は有機溶剤を用いて塗布するが、有機溶
剤としては潤渭剤のみを溶かし、磁性層のバインダーに
は影響しないものが好ましく、メチルアルコール、エチ
ルアルコール等のアルコール類:アセトン、メチルエチ
ルケトン等のケトン類;ヘキサン等の脂肪族炭化水素類
;ベンゼン、トルエン、車シレン等の芳香族炭化水素類
、塩化メチレン等の塩素系炭化水素類;エチルエーテル
等のエーテル類などが使用される。
これら(a),(b)および(c)の三群の潤渭剤の混
合比率は〔A〕の潤滑剤、〔B〕の潤滑剤および〔C〕
の潤滑剤が、それぞれ約0.5−8重量部、約1〜5重
量部および約0.3〜2重量部;好ましは1〜3重量部
、1〜3重量部および0.5〜l重量部とするのが良く
、それぞれの群において、少なくとも一踵が使用される
塗布溶液の濃度は3〜10wt−%の溶液濃度で、塗布
量は潤滑剤の総和が約5〜200〜/m゛、好ましくは
10〜100!となるように塗布すれば良い。
又、磁性層のバインダーとしては後述の説明および実施
例に示した如くあらゆる種類のバインダーが使用される
前述の潤渭剤系を塗布したことにより、テープの膜強度
が劣化せず、粉落ち等による走行径路の汚れが皆無とな
つた。
また、高湿時、および磁性層表面が極めて平滑な場合、
といつた苛酷な条件下においても、走行テンシヨンが小
さくなつた。さらに、非常に驚くべきことに塗布処理の
最大の問題であつた繰り返し走行にも耐えられるように
なつた。その他スチル耐久性、テープ鳴き等も現在望み
うる最良のものとなつた。本発明に使用される磁性層と
は、強磁性微粉末を、結合剤、添加剤及び溶剤等に混線
分散した磁性塗刺を塗工、配向、乾燥して塗布型磁性層
を設けたものである。
上記の塗布型磁性層に使用する磁性塗相の製法に関して
は特公昭35−15号、39−26794号、43−1
86号、47−28043号、47−28045号、4
7−28046号、47−28048号、47−314
45号、48一11162号、48−21331号、4
8−33683号、ソ連特許明細書308,033号;
米国特許2,581,414号,[J2,855,l5
6号;同3,240,621号;回3,526,598
号;邑J3,728,262号;Pl3,79O,4O
7号;同3,836,393号等にくかしく述べられて
いる。
これらlこ記載されている磁気塗料は強磁性微粉末、バ
インダー、塗布溶媒を主成分とし、この他に分散剤、潤
渭剤、研磨剤、帯電防止剤等の添加剤を含む場合もある
。上記の強磁性微粉末としては強磁性酸化鉄、強磁性二
酸化クロム、強磁性合金粉末などが使用できる。
上記の強磁性酸化鉄は一般式FeOxで示した場合のX
値が1.33≦X≦1.50の範囲にある強度磁性酸化
鉄、すなわち、マグヘマイト(γ一Fe2O3,x=1
.50)、マグネタイト(Fe3O4,x−1.33)
及びこれらのベルトラード化合物(FeOx,l.33
〈X〈1.50)である。
上記のX値はの式で示される。
これらの強磁性酸化鉄には2価の金属が添加されていて
も良い。
2価の金増としてはCr,Mn,CO,Ni,Cu,Z
nなどがあり、上記酸化鉄に対して0〜10at0mi
c%の範囲で添加される。
上記の強磁性二酸化クロムはCrO2およびこれにNa
,K,Ti,V,Mn,Fe,CO,Ni,Tc,Ru
,Sn,Ce,Pbなどの金属、P,Sb,Teなどの
半導体、またはこれらの金属の酸化物を0〜20wt.
%添加したCrO2が使用される。上記の強磁性酸化鉄
および強磁性二酸化クロムの針状比は2/1〜20/1
程度、好ましくは5/1以上、平均長は0.2〜2.0
μm程度の範囲が有効である。
上記の強磁性合金粉末は金属分が75wt−%以上であ
り、金属分の80wt%またはそれ以上が少なくとも一
種の強磁性金属(すなわち、Fe,CO,Ni,Fe−
CO,Fe−Ni,CO−Ni,またはCO−Nl−F
e)であり、金属分の20wt−%またはそれ以下、好
ましくは0.5〜5wt−%がAl,Si,S,Sc,
Ti,V,Cr,Mn,Cu,Zn,Y,MO,Rh,
Pd,Ag,Sn,Sb,Te,Ba,Ta,W,RE
,Au,Hy,Pb,Bi,La,Ce,Pr,Nd,
B,Pなどの組成を有するものであり、少量の水、水酸
化物または酸化物を含む場合もある。
上記の強磁性合金粉末は長径が約0.5μm以下の粒子
である。具体的lこは、特公昭36−5515号、同3
7一4825号、同39−5009号、同39−103
07号、同44−14090号、同45一18372号
、同47−22062号、β)47一2513号、同4
6−28466号、同46一38755号、同47−4
286号、同47一12422号、同47−17284
号、同47一18509号、同47−18573号、[
148−39639号、米国特許3,036,215号
;同3,031,341号;同3,100,194号;
「13,242,005号 同3,389,014号;
英国特許752.659号:同782.762号;同1
,007,323号;フランス特許1,107,654
号;西ドイツ公開特許(0LS)1,281,334号
等に記載されている。
前記の磁性層のバインダーとしては従来公知の熱可塑性
樹脂、熱硬化性樹脂又は反応型樹脂やこれらの混合物が
使用される。
熱可塑性樹脂として軟化温度が150℃以下、平均分子
量が10,000〜200,000、重合度が約200
〜2000程度のもので、例えば塩化ビニル酢酸ビニル
共重合体、塩化ビニル塩化ビ[■■重合体、アクリル酸
エステルアクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステ
ル塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステルスチレ
ン共重合体、メタクリル酸エステルアクリロニトリル共
重合体、メタクリル酸エステル塩化ビニリデン共重合体
、メタクリル酸エステルスチレン共重合体、ウレタンエ
ラストマー、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデンアクリロ
ニトリル共重合体、ブタジエンアクリロニトリル共重合
体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロー
ス誘導体(モスロースアセテートブチレート、セルロー
スダイアセテート、セルローストリアセテート、セルロ
ースプロピオネート、ニトロセルロース等)、スチレン
ブタジエン共重合体、ポリエステル樹脂、各種の合成ゴ
ム系の熱可塑性樹脂(ポリブタジエン、ポリクロロプレ
ン、ポリイソプレン、スチレンブタジエン共重合体など
)及びこれらの混合物等が使用される。
これらの樹脂の例示は特公昭37−6877号、39−
12528号、39−19282号、40一5349号
、40−20907号、41−9463号、41−14
059号、41−16985号、42−6428号、4
2−11621号、43−4623号、43−1520
6号、44−2889号、44−17947号、44−
18232号、45−14020号、45−14500
号、47−18573号、47−22063号、47一
22064号、47−22068号、47−22069
号、47−22070号、48一27886号、米国特
許3,144,352号;同3,419,420号;同
3,499,789号;同3,713,887号に記載
されている。
熱硬化性樹脂又は反応型樹脂としては塗布液の状態では
200,000以下の分子量であり、塗布、乾燥後に添
加することにより、縮合、付加等の反応により分子量は
無限大のものとなる。
又、これらの樹脂のなかで、樹脂が熱分解するまでの間
に軟化又は溶融しないものが好ましい。具体的には例え
ばフエノール・ホルマリンーノボラツク樹脂、フエノー
ル・ホルマリンーレゾール樹脂、フエノール・フルフラ
ール樹脂、キシレン・ホルムアルデヒド樹脂、尿素樹脂
、メラミン樹脂、乾性油変性アルキツド樹脂、石炭酸樹
脂変性アルキツド樹脂、マレイン酸樹脂変性アルキツド
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂と硬化剤
(ポリアミン、酸無水物、ポリアミド樹脂、その他)、
末端イソシアネートポリエステル湿気硬化型樹脂、末端
イソシアネートポリエーテル湿気硬化型樹脂、ポリイソ
シアネートプレポリマ一(ジイソシアネートと低分子量
トリオールとを反応させて得たl分子内に3ケ月以上の
イソシアネート基を有する化合物、ジイソシアネートの
トリマー及びテトラマ一)、ポリイソシアネートプレポ
リマ一と活性水素を有する樹脂(ポリエステルポリオー
ル、ポリエーテルポリオール、アクリル酸共重合体、マ
レイン酸共重合体、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト共重合体、パラヒドロキシスチレン共重合体、その他
)、及びこれらの混合物等である。これらの樹脂の例示
は特公昭39−8103号、40−9779号、41−
7192号、41一8016号、41−14275号、
42−18179号、43−12081号、44−28
023号、45−14501号、45−24902号、
46一13103番、47−22065号、47一22
066号、47−22067号、47−22072号、
47−22073号、47−28405号、47−28
048号、47−28922号、米国特許3,144,
353号;同3,320,090号;同3,437,5
10号:同3,597,273号;同3,781,21
0号;同3,781,211号に記載されている。これ
らの結合剤の単独又は組合わされたものが使われ、他に
添加剤が加えられる。
強磁性粉末と結合剤との混合割合は重量比で強磁性粉末
100重量比に対して結合剤10〜200重量部、好ま
しくは13〜100重量部の範囲で使用される。磁性層
には、前記のバインダー、強磁性微粉末の他に添加剤と
して分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤等が加えられ
てもよい。分散剤としては力フリル酸、力プリン酸、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸
、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン酸
、ステアロール酸等の炭素数12〜18個の脂肪酸(R
lCOOH,Rlは炭素数11〜17個のアルキルまた
はアルケニル基):前記の脂肪酸のアルカリ金属(Ll
,Na,K等)またはアルカリ土類金属(Mg,Ca,
Ba)から成る金属石鹸;前記の脂肪酸エステルの弗素
を含有した化合物:前記の脂肪酸のアミド;ポリアルキ
レンオキサイドアルキルリン酸エステルリレジチン;ト
リアルキルポリオレフインオ午シ第四アンモニウム塩(
アルキルは炭素数1〜5個、オレフインはエチレン、プ
ロピレンなど):等が使用される。
この他に炭素数12以上の高級アルコール、およびこれ
らの他に硫酸エステル等も使用可能である。これらの分
散剤は結合剤100重量部に対して0.5〜20重量部
の範囲で添加される。これらについては特公昭39−2
8369号、同44−17945号、同48−7441
号、同48−15001号、同48−15002号、同
48一16363号、同50−4121号、米国特許3
,387,993号;同3,470,021号等に記載
がある。本発明においては磁性層に油滑剤を添加してあ
つても良く、潤渭剤としてはジアルキルポリシロキサン
(アルキルは炭素数1〜5個)、ジアルコキシポリシロ
キサン(アルコキシは炭素数1〜4個)、モノアルキル
モノアルコキシポリシロキサン(アルキルは炭素数1〜
5個、アルコキシは炭素数1〜4個)、フエニルポリシ
ロキサン、フロロアルキルポリシロキサン(アルキルは
炭素数1〜5個)などのシリコンオイルリグラフアイト
などの導電性微粉末:化モリブデン、二硫化タングステ
ンなどの無機微粉末:ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエチレン塩化ビニル共重合体、ポリテトラフルオロ
エチレンなどのプラスチツク微粉末;α−オレフイン重
合物:常温で液状の不飽和脂肪族炭化水素(n−オレフ
インニ重結合が末端の炭素に結合した化合物、炭素数2
0);炭素数12〜20個の一塩基性脂肪酸と炭素数3
〜12個の一価のアルコールから成る脂肪酸エステル類
、フルオロカーボン類などが使用できる。
これらの潤滑剤は結合剤100重量部に対して0.2〜
20重量部の範囲で添加される。これらについては特公
昭34−29709号、同38一11033号、同43
−23889号、同46一40461号、同47−15
621号、同47一18482号、同47−28043
号、同47一30207号、同47−32001号、同
48−7442号、同49−14247号、同50−5
042号、同52−14082号、同52−18561
号、特開昭52−8804号、同52−49803号、
同52−49804号、同52一49805号、同52
−67304号、同52一70811号、米国特許2,
654,681号;同3,470,021号;同3,4
92,235号;同3,497,411号;同3,52
3,086号;同3,625,760号;同3,630
,772号:同3,634,253号;同3,642,
539号;同3,687,725号:同3,996,4
07号:同4,007,313号;同4,007,31
4号:同4,018,967号;同4,018,968
号ビIBMTechnicalDisclOsureB
ulletin″VOl.9,滝7,Page779(
1966年12月);4ELEKTR0NIK″196
1年、.4612,Page380等に記載されている
。研磨剤としては一般に使用される材料で溶融アルミナ
、炭化ケイ素、酸化クロム(Cr2O3)、コランダム
、人造コランダム、ダイアモンド、人造ダイアモンド、
ザクロ石、エメリ一(主成分:コランダムと磁鉄鉱)等
が使用される。
これらの研磨剤はモース硬度が5以上であり、平均粒子
径が0.05〜5μの大きさのものが使用され、特に好
ましくは0.1〜2μである。これらの研磨剤は結合剤
100重量部に対して0.5〜20重量部の範囲で添加
される。これらについては特公昭47一18572号、
同48−15003号、同48一15004号(米国特
許3,617,378号)、同49−39402号、同
50−9401号、米国特許3,007,807号:同
3,041,196号;同3,293,066号、同3
,630,910号;同3,687,725号;同4,
015,042号:英国特許1,145,349号:西
ドイツ特許(DT−PS)853,211号;同1,1
01,000号に記載されている。帯電防止剤としては
カーボンブラツク、カーボンブラツクグラフトポリマ一
などの導電性微粉末:サポニンなどの天然界面活性剤;
アルキレンオキサイド系、グリセリン系、グリシドール
系などのノニオン界面活性剤;高級アルキルアミン類、
第4級アンモニウム塩類、ピリジンその他の複素環類、
ホスホニウム又はスルホニウム類などのカチオン界面活
性剤;カルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステル基
、燐酸エステル基等の酸性基を含むアニオン界面活性剤
;アミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミ/アルコール
の硫酸または燐酸エステル類等の両性活性剤などが使用
される。
上記の導電性微粉末は結合剤100重量部に対して0.
2〜20重量部が、界面活性剤は0.1〜10重量部の
範囲で添加される。これら帯電防止剤として使用し得る
導電性微粉末および界面活性剤化合物の一部は特公昭4
6一22726号、同47−24881号、同47一2
6882号、同48−15440号、同48一2676
1号、特開昭52−18561号、同52−38201
号、米国特許2,271,623号、同2,240,4
72号、同2,288,226号、同2,676,12
2号、同2,676,924号、同2,676,975
号、同2,691,566号、同2.727,860号
、同2,730,498号、同2,742.379号、
同2,739,891号、同3,068,101号、同
3,158,484号同3,201,253号、同3,
210,191号、同3,294,540号、同3,4
15,649号、同3,441,413号、同3,44
2.654号、同3,475,174号、同3,545
,974号、西ドイツ特許公開(0LS)1,942,
665号、英国特許1,077,317号、同1,19
8,450号等をはじめ、小田良平他著「界面活性剤の
合成とその応用」(槙書店1964年版);A.M.シ
ユワルッ&J.W.ペイリ著「サーフエス アクテイブ
ニージエンツ」(インターサイエンス・パプリケーシヨ
ン・インコーポレテイド1958年版);J.P.シス
リ一著「エンサイクロペデイア オブ サーフエスアク
テイヴ エージエンツ、第2巻」(ケミカルハブ.リツ
シユカンパニ一1964年版);「界面活性剤便覧」第
6刷(産業図書株式会社、昭和41年12月20日)な
どの成書に記載されている。
これらの界面活性剤は単独または混合して添加してもよ
い。
これらは帯電防止剤として用いられるものであるが、時
としてその他の目的、たとえば分散、磁気特性の改良、
潤滑性の改良、塗布助剤として適用される場合もある。
塗布溶媒に使用する有機溶媒としては、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキ
サノン等のケトン系;メタノール、エタノール、プロパ
ノール、ブタノール等のアルコール系;酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸グリコールモ
/エチルエーテル等のエステル系:エーテル、グリコー
ルジメチルエーテル、グリコールモノエチルエーテル、
ジオキサン等のグリコールエーテル系;ベンゼン、トル
エン、半シレン等のタール系(芳香族炭化水素);メチ
レンクロライド、エチレンクロライド、四塩化炭素、ク
ロロホルム、エチレンクロルヒドリン、ジクロルベンゼ
ン等の塩素化炭化水素等のものが選択して使用できる。
磁性粉末及び前述のバインダー、分散剤、潤渭剤、研磨
剤、帯電防止剤、溶剤等は混練されて磁性塗相とされる
混練にあたつては、磁性粉末及び上述の各成分は全て同
時に、あるいは個々順序に混練機に投人される。
たとえばまた分散剤を含む溶剤中に磁性粉末を加え所定
の時間混練をつづけて磁性塗制とする方法などがある。
磁性塗利の混線分散にあたつては各種の混練機が使用さ
れる。
例えば二ロロールミル、三本ロールミル、ボールミル、
ベブルミル、トロンミル、サンドグライダ一Szegv
ariアトライター、高速インペラー分散機、高速スト
ーンミル、高速度衝撃ミル、デイスパ一、ニーダ一、高
速ミキサーホモジナイザー、超音波分散機などである。
混線分散に関する技術は、T.C.PATTON茗の沖
AintFlOwandPlgmentDispers
lOn゛(1964年、JOhnWiley&SOns
社発行)(こ述べられている。又、米国特許第2,58
1,414号、同28855,156号にも述べられて
いる。支持体上へ前記の磁気記録層を塗布する方法とし
てはエアードクターコート、ブレードコート、エアナイ
フコート、スタイズコート、含浸コート、リバースロー
ルコート、トランスフアーロールコート、グラビアコー
ト、キズコート、キヤストコート、スプレイコート、ス
ピンコート等が利用でき、その他の方法も司能であり、
これらの具体的説明は朝倉書店発行の「コーテイング工
学」253頁〜277頁(昭和46.3.20発行)に
詳細に記載されている。
又、重層磁気記録体の場合は非磁性支持体上に上記の塗
布法によつて磁性層を塗布、乾燥し、この工程を繰り返
して連続塗布操作により2層の磁性層を設けたものであ
る。
又、特開昭48一98803号(西ドイツ特許DT−0
S2,309,159号)、同48−99233号(西
ドイツ特許DT−AS2,3O9,l58号)等に記載
された如く、多層同時塗布法によつて同時に2層の磁性
層を設けても良い。磁性層の厚昧は乾燥厚昧で約0.5
〜6μmの範囲となるように塗布する。
重層の場合は合計で上記の範囲とされる。又、この乾燥
厚味は磁気記録体の用途、形状、規格などにより決めら
れる。このような方法により、支持体上に塗布された磁
性層は必要により前記のようlこ層中の磁性粉末を配向
させる処理を施したのち、形成した磁性層を乾燥する。
又必要により表面平渭化加工を施したり、所望の形状に
裁断したりして、本発明の磁気記録体を製造する。特に
本発明に於ては磁気記録層の表面平滑化処理をほどこす
と、表面が平滑で、且つ耐摩耗性にすぐれた磁気記録体
が得られることが判明した。
この表面平渭化処理は乾燥前のスムーズニング処理、あ
るいは乾燥後のカレンダリング処理によつて行なわれる
。配向処理は下記の条件で行なわれる。
配向磁場は交流または直流で約500〜30000e程
度である。
磁性体の配向方向は、その用途により定められる。
即ち、サウンドデープ、小型ビデオテープ、メモリーテ
ープなどの場合にはテープの長さ方向に平行であり、放
送用ビデオテープなどの場合には長さ方向に対して、3
0オ乃至90どの傾きをもつて配向される。磁性粉末の
配向方法は下記の特許中にも述べられている。
例えば米国特許1,949,840号:2,796,3
59号;3,001,891号;3,172,776号
:3,416,949号;3,473,960号、3,
681,138号:特公昭32−3427号;39−2
8368号;40−23624号;40一23625号
;41−13181号;48一13043号;48−3
9722号などである。
又、特開昭52−79905号、米国特許3,775,
178号、西ドイツ特許公告(DT一AS)1,190
,985号に記載された如く、重層の場合には上層と下
層の配向を異なつた方向に行なつても良い。
配向後の磁性層の乾燥温度は約50〜120℃程度、好
ましくは70〜100℃、特に好ましくは80〜90℃
で、空気流量はl〜5K2/d1好ましくは2〜3K1
/M2で、乾燥時間は約30秒〜10分間程度、好まし
くは1〜5分である。
前記の磁性層の乾燥前の塗膜表面のスムーズニング処理
としてはマグネツトスムーザ一、スムーズニングコイル
、スムーズニングブレード、スムーズニングブランケツ
ト等の力法が必要に応じて使用される。これらは、特公
昭47−38802号、英国特許1,191,424号
、特公昭48一11336号、特開昭49−53631
号、同50−112005号、同51−JモV303号等
に示されている。磁性層の乾燥後の塗膜表面のカレンダ
リング処理はメタルロールとコツトンロール、または合
成樹脂(たとえばナイロン、ポリウレタンなど)ロール
、あるいはメタルロールとメタルロールなどの2本のロ
ールの間を通すスーパーカレンダー法によつて行なうの
が好ましい。
スーパーカレンダーの条件は約25〜50Kg/CTn
のロール間圧力で、約35〜150℃の温度で、5〜2
00m/Minの処理速度で行なうのが好ましい。温度
及び圧力がこれらの上限以上になると磁性層および非磁
性支持体に悪影響がある。又、処理速度が約5m/Mi
n以下だと表面平渭化の効果が得られなく、約200卵
葡1n.以上だと処理操作が困難となる。これらの表面
平渭化処理については米国特許2.688,567号:
同2,998,325号;同3,783,023号;西
独公開特許(0LS)2,405,222号;特開昭4
9−53631号、同50−10337号、同50−9
9506号、同51−92606号、同50−1020
49号、同51−103404号、特公昭52−174
04号などに記載されている。
前記の非磁性支持体の素材としてはポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート等のポ
リエステル類:ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリ
オレフイン類;セルローストリアセテート、セルロース
ダイアセテート、セルロースアセテートブチレート、セ
ルロースアセテートプロピオネート等のセルロース誘導
体;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル系
樹脂;ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミドイミ
ド等プラスチツクの他に用途に応じてアルミニウム、銅
、スズ、亜鉛またはこれらを含む非磁性合金などの非磁
性金属類;ガラス、陶器、磁器などのセラミツク類:紙
、バライタまたはポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−ブテン共重合体などの炭素数2〜10のα−ポリ
オレフイン類を塗布またはラミネートした紙などの紙類
も使用できる。
これらの非磁性支持体は使用目的に応じて透明あるいは
不透明であつても良い。又、非磁性支持体の形態はフイ
ルム、テープ、シート、デイスク、カード、ドラム等い
ずれでも良く、形態に応じて種々の材相が必要に応じて
選択される。これらの非磁性支持体の厚みはフイルム、
テープ、シート状の場合は約2〜50μm程度好ましく
は3〜25μmである。
又、デイスク、カード状の場合は0.5〜10mm程度
であり、ドラム状の場合は円筒状とし、使用するレコー
ダーに応じその型は決められる。又、本発明の支持体は
帯電防止、転写防止、ワウフラツタ一の防止、磁気記録
体の強度向上、バツク面のマツト化等の目的で、磁性層
を設けた側の反対の面(バツク面)がいわゆるバツクコ
ート(BackcOat)されていてもよい。
このバツク層は組成としては前記の潤滑剤、研磨剤、帯
電防止層などの少なくとも1種の添加剤、および場合に
よつてはこれらを均一に分散させるために分散剤を前記
のバインダー、塗布溶媒と混練、分散した塗布液を上記
の支持体のバツク面上に塗布、乾燥して設けたものであ
る。
前記の磁性層およびバツク層は支持体上にどちらがが先
に設けられても良い。通常使用される好ましい添加剤は
カーボンブラツク、グラフアイト、タルク、Cr2O3
、α一Fe2O3(ベンガラ)、シリコーンオイルなど
であり、バインダーは前記のうち熱硬化性樹脂又は反応
型樹脂が好ましい。
バツク層全固形分に対して無機化合物の添加剤の場合は
約30〜85wt.%、好ましくは40〜80wt.%
有機化合物の添加剤の場合は約0.1〜30wt.%、
好ましくは0.2〜20wt.%の混合比で設けられる
又、乾燥厚昧は約0.5〜5.0μmの範囲で磁気記録
体の全厚、用途、形状、目的等に応じて任意に選択する
ことができる。上記のバツクコートに関しては、例えば
特公昭52−13411号、同52−17401号、特
開昭50−150407号、同52−8005号、同5
2−8006号、同52−17003号、同52−25
603号、同52−30403号、同52−37405
号、逼152−40303号、同52−40304号、
実公昭52−6268号、同52−8419号、実開昭
52−13411号、同52−17401号、米国特許
2,804,401号、同3,293,066号、同3
,617,378号、同3,062,676号、同3,
734,772号、同3,476,596号、同2.6
43,048号、同2,803,556号、同2,88
7,462号、同2.923,642号、同2,997
,451号、同3,007,892号、同3,041,
196号、同3,115,420号、同3,116,6
88号、同3,761,311号等に示されている。以
下に本発明を実施例および比較例により更に具体的に説
明する。
ここに示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精神か
ら逸脱しない範囲において変更しうるものであることは
本業界に携わるものにとつては容易に理解されることで
ある。従つて、本発明は、下記の実施例に制限されるべ
きではない。尚、以下の実施例および比較例において部
はすべて重量部を示す。
実施例 1 〔磁性塗布液1〕 上記の組成の磁性塗布液1をボールミル中で72時間混
合分散した後、厚昧14μmのポリエチレンテレフタレ
ートフイルム上に乾燥厚昧が5μmとなるように塗布し
、0.02秒間、2,500ガウスの直流磁場により配
向処理を行ない、100℃の温度で2分間乾燥した。
得られた広巾の磁気ウエブをメタルロール(クロムメツ
キされたスチールロール、バツクアツプロール)とコツ
トンロール(カレンダーロール)を用いて501<9/
?のロール間圧力、60℃の温度および30m/Min
.の処理速度でスーパーカレンダー処理を行なつた。〔
潤清剤塗布液1〕 上記の組成の潤滑剤塗布液1を潤清剤塗布量が50fn
9/TIとなるように塗布し、50℃の温度で1分間乾
燥した後、1/2インチ巾にスルツトし、ビデオテープ
を得た。
サンプル,46.1とする。実施例 2下記の組成の磁
性塗布液および潤清剤塗布液を使用して、実施例1と同
様な工程により1/2インチ巾のビデオテープを得た。
サンプル應2とする。〔磁性塗布液〕 実施例 3 下記の組成の磁性塗布液および潤渭剤塗布液を使用して
、実施例1と同様な工程により1/2インチ巾のビデオ
テープ0を得た。
サンフ0ルA6.3とする。〔磁性塗布液〕 〔潤滑剤塗布液〕 実施例 4 実施例3における磁性塗布液および下記の組成の潤滑剤
塗布液を使用して、実施例1と同様な工程により1/2
インチ巾のビデオテープを得た。
サンプル.464とする。〔潤渭剤塗布液〕 比較例 1 実施例1および2における潤清剤塗布液1およびを下記
の組成の潤渭剤塗布液CIおよびCにかえ、1/2イン
チ巾のビデオテープを得た。
それぞれサンプル洗C−1およびC−2とする。〔潤清
剤塗布液CI〕〔潤滑剤塗布液C〕 比較例 2 実施例1における磁性塗布液1に1.5部のミリスチン
酸および3部のn−ブチルステアレートを添加し、実施
例1と同様な処法で潤渭剤塗布を行なわずに1/2イン
チ巾のビデオテープを得た。
サンプル/16C−3とする。上記と同様にして3部の
n−ブチルステアレートおよび0.8部のn−ドデカン
アミドを磁性塗布液1へ添加し、潤滑剤塗布を行なわず
にl/2インチ巾のビデオテープを得た。
サンプル.46.C−4とする。以上のサンプルNOs
.l〜4およびC−1〜C4ζこついて磁気テープのス
チル時間の測定および走行テンシヨンの評価を行なつた
結果を第1表に示す。上記の結果から本発明の磁気記録
媒体は3成分の潤清剤を塗布したため長時間の繰り返し
走行性に優れ、温湿度依存性の少ない磁気テープが得ら
れた。
また、塗布したため、テープの膜強度が不変となり、粉
落ちが生ぜず、その結果、テープ走行経路を汚さず、ビ
デオテープレコーダーではヘツド目づまりが90時間走
行させても皆無となつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (a)炭素数が12〜22の飽和および不飽和脂肪
    酸の群から選択された少なくとも1種の化合物、(b)
    脂肪酸残基の炭素数が14〜22の飽和および不飽和脂
    肪酸エステルの群から選択された少なくとも1種の化合
    物、および(c)炭素数が12〜26の飽和および不飽
    和脂肪酸アミドの群から選択された少なくとも1種の化
    合物を磁気層の表面上に設けたことを特徴とする磁気記
    録媒体。
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