JPS5939798B2

JPS5939798B2 - 送達物品引受装置

Info

Publication number: JPS5939798B2
Application number: JP51025851A
Authority: JP
Inventors: 哲夫堀井
Original assignee: Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1976-03-10
Filing date: 1976-03-10
Publication date: 1984-09-26
Also published as: JPS52108892A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、記録を必要とする送達物品、たとえば書留郵
便物を引受ける送達物品引受装置に関する。

近年、郵便業務の省力化の要求が高まり、普通郵便物に
ついては、選別取揃押印機、郵便番号自動読取区分機の
実用化により、ポストから取集され、または窓口にて引
受けられた郵便物は、選別取揃押印区分までほとんど人
手を介在させな（ても処理し得るようになった。

しかしながら、書留郵便物については、その授受のたび
ごとに引受時に郵便物に付与される引受番号なる識別情
報を人為的に記録しており、はとんど機械化がなされな
かった。

最近、その引受業務（窓口で受付ける業務）を機械的に
行なえるようにしたものが開発された。

それは、第１図および第２図に示すような装置であり、
利用者は引受番号票発行ボタンａを押して、第３図に示
すような一端にアルミ箔すを有し、引受番号Ｃの印刷さ
れた引受番号票ｄを引受番号票受取口ｅより受取る。

この裏面には感圧接着剤ｆが塗布されており、さらに保
護紙ｇが付いている。

利用者は、この引受番号票ｄを保護紙ｇを剥がして差し
出すべき書留郵便物りの宛名面の所定位置に貼付する。

つぎに、利用者は、郵便物引受口ｉへ郵便物りを挿入す
る。

機械内部では郵便物りに付された引受番号票ｄが検知部
ｊによって検知され、引受番号票ｄが所定位置に正しく
貼付されているものについては、奥に取込まれ、引受番
号票ｄが無いかあるいは誤った位置に貼付されているも
のについては、上記引受口ｉに戻すようになっている。

また、奥に取込まれた郵便物りはその表面（宛名面）お
よび裏面（差出人住所氏名が記載）を複写印刷部ｋによ
って２部複写印刷され、そのうちの１部はロール紙のま
ま機械内部に保存されもう１部はカッター１で切断され
て引受証発行口ｍから利用者に引受証ｎとして与えられ
る。

なお、この引受証ｎには書留郵便物りの表面裏面および
引受番号票、引受時間帯などが印刷されているので、後
に事故があった際の、調査、損害賠償のための証拠とす
ることができる。

一方、書留郵便物ｄ自体は複写印刷部ｋを通ったのち集
積部０に集積される。

集積された郵便物ｄ・・・・・・・・・は人手によって
、査数、取揃、押印、区分が行なわれ、区分された郵便
物ｄ・・・・・・・・・は、上記引受装置で付与された
引受番号Ｃを記録した送達証とともに把束され、次工程
（他局への運搬など）へ送られることになる。

この機械の開発によって、窓口において郵便局員がいち
いちナンバリングで引受番号を郵便物上に押印し、さら
に手書で引受証を作成していた業務が省力化されること
になった。

しかしながら、この方式の機械には次に述べる大きな欠
陥があり、更に便利な機械の開発が要望されていた。

その欠陥とは、（イ）引受番号票発行ボタンがいつでも自由に押せるた
め、引受けられて機械内部に集積された書留郵便物に貼
付されている引受番号は、通し番号にならず順序が逆転
したり抜けがあったりするため、後段の人手処理上、極
めて不具合である。

（ロ）引受番号票を所定位置に正しく貼付することが、
利用者に要求される。

これは利用者に対し、今まで以上の労力を要求すること
になり不具合である。

（・ラ引受番号票を検知する必要があるため、引受
番号票自体に特殊な処理（現在はアルミ箔を貼付）を施
こさなければならず高価になる。

等がある。

本発明は、上記事情にもとづきなされたもので、その目
的とするところは、記録を必要とする書留郵便物等の送
達物品の引受業務を更に省力化し、また、利用者の負担
も少くできる送達物品引受装置を提供しようとするもの
である。

以下、本発明の一実施例を第４図〜第８図にもとづいて
説明する。

第４図に示す１は送達物品引受装置たとえば書留郵便物
引受機の本体で、この本体１の前面には送達物品である
ところの書留郵便物２を挿入する引受口３および後述す
る引受証４を利用者に渡すための引受証発行口５が設け
られている。

また、本体１内には上記引受口３に挿入された書留郵便
物２を略水平に取込み搬送する物品搬送路６が設けられ
ている。

この物品搬送路６はローラ７．７を介して張設された２
条の下面ベルト８゜８とローラ９・・・・・・・・・を
介して張設された２組の２条の上面ベルト１０ａ、１
０ａ、ｉｏｂｊ１ｏｂとの相互対向面によって
形成されている。

また、上記ロー−ｙ７、７、９・・・・・・・・・
は図示しない駆動機構を介して駆動され、上記下面ベル
ト８，８および上面ベルト１０ａｚ１０ａ、
１０ｂｓ１０ｂは同速で所定方向に無端走行し
、書留郵便物２はその両側端縁部を挾持された状態で搬
送される。

また、物品搬送路６の中途部には取込まれた書留郵便物
２にそれ以後の記録処理のための識別情報たとえば引受
番号１６を付与する識別情報付与機構１１が設けられて
いる。

この識別情報付与機構１１は第５図に詳図するように構
成されている。

すなわち、上面ベル）１０ａ、１０ａの終端部と上面ベ
ル）１０ｂ、１０ｂの起端部との間には供給ローラ１
２および補助ローラ１３が常時転接する状態に設けられ
ていて、引受番号ロール１４の一枚分の引受番号票１５
を繰出し供給するようになっている。

上記引受番号ロール１４は第６図に示すように引受番号
１６が印刷されミシン目が入って切断し易くなっている
記録体としての引受番号票１５・・・・・・・・・を連
設したものと上記引受番号票１５・・・・・・・・・の
裏面に塗布しである感圧接着剤を保護する保護紙１７を
合せてロール状に巻いたものである。

なお、上記保護紙１７は上記補助ローラ１３に掛げ渡さ
れたのち引受番号ロール装着部の下方に設けられた巻取
リール１８に巻取られるようになっている。

一方、供給ローラ１２と補助ローラ１３とによって供給
された最前端の引受番号票１５は貼付機構としての抑圧
切断機１９によって下面ガイド板２０側に押圧され、２
枚目の引受番号票１５から切り離され、予め所定位置に
到達して停止状態にある書留郵便物２に貼着されるよう
になっている。

また、第４図に示すように書留郵便物２を取込搬送する
上記物品搬送路６の終端側には引受番号票１５が貼付さ
れた書留郵便物２を横方向に搬送して次の処理行程であ
る集積部２１に導び（第２の物品搬送路２２が設けられ
ている。

この第２の物品搬送路２２はタイミングプーリ２３・・
・・・・・・・を介して張設された２条のタイミングベ
ルト２４゜２４に装着され、無端走行する複数個の透明
なトレイ２５・・・・・・・・・によって形成されてい
る。

さらに、第２の物品搬送路２２に対向して書留郵便物２
０表面、裏面を同時に２部複写印刷する複写印刷機構２
６が設けられている。

この複写印刷機構２６はロール状複写紙２７の移送路に
沿って帯電装置２８、露光装置２９、現像装置３０、定
着装置３１を設けたものであり、上記露光装置２９はラ
ンプ、ハーフミラ−、ミラー、レンズ等の組合せからな
り、書留郵便物２の表面の画像を２つ複写紙２７に結像
させる第１光学系２９ａと、この第１の光学系２９ａと
同一構成を有し、ランプ、ハーフミラ−、ミラー、レン
ズ等の組合せからなり、書留郵便物２の裏面の画像を２
つの複写紙２７に結像させる第２光学系２９ｂとからな
っている。

そして、書留郵便物２０表面、裏面が同時に２部露光さ
れるようになっている。

また、複写印刷機構２６の複写紙搬出側には、スリッタ
３２が設けられていて上記複写紙２７を長手方向に沿っ
て順次切断され控３３と引受証４・・・・・・・・・と
に分けられる。

上記控３３は巻取リール３４によって順次巻取られてロ
ール紙のまま保管され、引受証４・・・・・・・・・は
カッター３５によって１通ずつ切断され、シュータ−３
６を滑って前記引受証発行口５に搬出される−ように構
成されている。

一方、引受口３の近傍には、第７図にも示すように情報
検知機構として、たとえば切手３８の枠色を検知する公
知の切手検知器３７が設けられていて、書留郵便物２に
予め付与されている識別情報以外の他の情報すなわち規
定の切手３８が正しく貼付されているか否かを自動的に
検知するようになっている。

また、この切手検知器３７での検知結果が否であった場
合には下面ベルト８，８および上面ベルト１０ａ、
１０ａ、１０ｂ、１０ｂが掛は渡されているロ
ーラ７．７，９・・・・・・・・・を逆方向に回転する
ように制御するようになっている。

そして、上記物品搬送路６を形成する上記上面ベルト８
，８、下面ベルト１０ａ、１０ａ、１０ｂ。

１０ｂが書留郵便物２を利用者に戻す物品返送路３９を
も形成するようになっている。

しかして、引受口３より切手貼付面を上にして挿入され
た書留郵便物２は下面ベルト８，８と上面ベル）１０ａ
、１０ａとによって挾持されて取込まれ、切手検知器３
７部を通過する。

ここで、切手３８の枠色が検知され、書留郵便物２に用
いるべき切手３８が貼付されていればそのまま物品搬送
路６によって取込搬送される。

また切手３８が貼付されていないかあるいは認められて
いない枠色の切手３８が貼付されているか、切手３８の
貼付に不備があって検知できず、検知結果が否と判定さ
れた場合には、下面ベルト８，８、上面ベル）１０ａ、
１０ａが逆方向に無端走行し、書留郵便物２は引受口３
に戻される。

また、物品搬送路６によって取込搬送された書留郵便物
２が所定位置に到達すると図示しない制御機構の働きで
上記ベル）８，８，１０ａ。

１０ａ、ｉｏｂ、１０ｂが停止する。

つぎに識別情報付与機構１１の供給ローラ１２、補助ロ
ーラ１３および保護紙１７０巻取リール１８が所定量回
動して引受番号票１５が供給されるとともに押圧切断機
１９が下降して引受番号票１５が切断され書留郵便物２
０所定位置に貼付される。

また、引受番号票１５が貼付された書留郵便物２は第２
の物品搬送路２２を形成するトレイ２５に乗せされて複
写印刷機構２６に搬送され、ここで書留郵便物２０表面
および裏面が引受証４用と控３３用の２部複写印刷され
る。

また、複写紙２７はスリッタ３２によって長手方向に２
分され控３３はロール状のま＼保管され、引受証４・・
・・・・・・・はカッター３５によって切断され引受証
発行口５に搬出される。

この引受証４には第８図に示すように書留郵便物２０表
面、裏面、だげでなく、引受番号票、引受時間帯等が印
刷されているので、利用者はそれを受取って、後に事故
があった際の調査、損害賠償のための証拠とすることが
できる。

一方、書留郵便物２自体は複写印刷機構２６を通過後、
トレイ２５から自然落下して集積部２１に集積されるこ
とになる。

なお、上述の一実施例において、情報検知機構として切
手検知器３７を設け、切手３８の枠色を検知するように
したが、諸外国の切手に用いられる燐、螢光などの発光
処理した部分を検知するようにしてもよい。

また、切手３８と同等に料金計器印影などの料額印面を
も検知できるようにしてもよい。

さらに、料金別後納印など検知不可能な料額印面のもの
か、印刷されている郵便物でも受入れ可能とするために
、人為的に検知器３７を不働状態にし得るように切換可
能としてもよい。

さらに、上記実施例では、検知すべき情報として切手ま
たは料額印面に限って説明したが、他の識別可能なマー
クたとえば矩形枠で囲った書留の赤口を検知するように
してもよい。

その他、本発明は上記実施例に限定されるものではなく
、本発明の要旨を変えない範囲で種々変形実施可能なこ
とは勿論である。

本発明は、以上説明したように記録を必要とする送達物
品を引受ける装置であって、引受口に挿入された送達物
品を取込み搬送する物品搬送路を設けるとともに、この
物品搬送路によって取込まれた送達物品にそれ以後の記
録処理のための識別情報を付与する識別情報付与機構を
設けたものである。

したがって、引受口に挿入されて取込まれたものに識別
情報が付与されるために、従来のように利用者が引受番
号票を差し出すべき送達物品に貼付する従来方式の欠点
、すなわち、（イ）引受番号票発行ボタンがいつでも自由に押せるた
め、引受けられて機械内部に集積された書留郵便物に貼
付されている引受番号は、通し番号にならず順序が逆転
したり抜けがあったりするため、後段の人手処理上、極
めて不具合である。

（）→ 引受番号票を検知する必要があるため、引受番
号票自体に特殊な処理（現在はアルミ箔を貼付）を施さ
なければならず高価になる。

等が取り除かれ、利用者の便、また、郵便局員等の整理
上の省力の効果は極めて太き（、しかも経済性も向上で
きるといった犬なる効果を奏する。

また、引受口に挿入された送達物品に予め付与されてい
るその物品の引受けが正当であることを示す識別情報以
外の他の情報（たとえば切手、書留マーク等）を検知す
る情報検知機構を設け、この検知結果が正であった場合
に上記送達物品を取込み、検知結果が否であった場合に
送達物品を利用者に戻すようにしたものである。

したがって、予め付与されているべき情報が付与されて
いない送達物品は装置に受入れられないため、後段の人
手による料金確認業務等の著しい省力化が可能となると
ともに利用者が不備に気付いて不備を解消すべく速やか
に対処できるといった効果を奏する。

さらに、識別情報付与機構は、予め識別情報が記録しで
ある記録体を貼付するようにしたから機構が簡単で保守
性が良、・とともに送達物品の中身の状態によって識別
情報の記録状態が損われることがない。

また、送達物品の引受口と返却口とを兼用するようにし
たから、利用者に送達物品が返却される場合に非常にわ
かり易（確実に利用者に戻すことができる。

さらに返却口兼用の引受口から挿入された送達物品の取
込み搬送と返送動作を１つの物品搬送路で行なえるよう
にしたから、装置がコンパクトになるとともに返却時に
おける送達物品返送系路を極力短くでき、利用者への返
却動作を迅速かつ確実に行なえる。

また、返送路兼用の物品搬送路とこの物品搬送路の終端
側に設けられ引受可とされた送達物品を後処理部に搬送
する第２の物品搬送路が引受口に挿入された送達物品を
そのままの姿勢で略水平搬送する構成であるため、送達
物品の搬送系路が簡単で良（、しかも良好な搬送状態が
得られるといった効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来装置の使用状態を説明するための見取図、
第２図は同装置の構成を概略的に示す横断平面図、第３
図は同装置に使用される引受番号票の斜視図、第４図は
本発明装置の一実施例の構成を概略的に示す斜視図、第
５図は同実施例の要部である識別情報付与機構の概略的
側面図、第６図は同実施例に使用される引受番号票の貼
着前の状態を示す斜視図、第７図は同実施例の要部であ
る情報検知機構部の概略的側面図、第８図は同実施例装
置によって発行される引受証の平面図である。２・・・・・・送達物品（実施例では書留郵便物）、３
・・・・・・引受口、６・・・・・・物品搬送路、１１
・・・・・・識別情報付与機構、１６・・・・・・識別
情報（実施例では引受番号）、３７・・・・・・情報検
知機構（実施例では切手検知器）、３８・・・・・・他
の情報（実施例では切手）、３９・・・・・・物品返送
路。

Claims

【特許請求の範囲】

１記録を必要とする送達物品を引受ける装置であって
、送達物品が略水平に挿入される返却口兼用の引受口と
、この引受口に一端部を対向させた状態かつ略水平状態
に形成された返送路兼用の物品搬送路と、この物品搬送
路の中途部に設けられ上記引受口に挿入された送達物品
に予め付与されているその物品の引受けが正当であるこ
とを示す情報を検知する情報検知機構と、この情報検知
機構での検知結果が正であった場合に上記送達物品を取
込み搬送し、検知結果が否であった場合に上記送達物品
を上記引受口に返送すべく物品搬送路を制御する手段と
、上記情報検知機構のすぐ後段に設けられ上記物品搬送
路によって取込まれた送達物品にそれ以後の記録処理の
ための識別情報を送達物品に付与する識別情報付与機構
と、上記物品搬送路の終端側に設けられ識別情報が付与
された送達物品をそのまま水平状態で次の処理行程に向
けて搬送する第２の物品搬送路とを具備してなることを
特徴とする送達物品引受装置。