JPS5939756B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPS5939756B2
JPS5939756B2 JP56035123A JP3512381A JPS5939756B2 JP S5939756 B2 JPS5939756 B2 JP S5939756B2 JP 56035123 A JP56035123 A JP 56035123A JP 3512381 A JP3512381 A JP 3512381A JP S5939756 B2 JPS5939756 B2 JP S5939756B2
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gates
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俊雄 樫尾
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KASHIO KEISANKI KK
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KASHIO KEISANKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、演奏キーの操作により複数の異なる楽音が同
時に発生する所謂重奏(アンサンプル)の機能を有する
電子楽器に関する。
自然楽器の演奏では、例えば同一の種類の楽器を2Å以
上で同時に操作して楽音を発生する所謂重奏を行なうこ
とがある。
このような重奏では、同一種類の楽器といえども、全く
同じ音響が放音されるわけではなく、発生音響の周波数
のちがい、音色の微妙なちがい、ビブラート等のかかり
方のちがい等があり、それらの出力音が複合音として聞
える為、重厚な音響として聴取されることになるもので
ある。従来の電子楽器では、このような重奏の機能を有
するものはなく、演奏キーの操作に対応して発生される
のは一般に1個の楽音であり、重厚な音響をこのような
電子楽器で発生させることは出来なかつた。
この発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、演奏キ
ーの操作により複数の異なる楽音が発生して、重奏の機
能を果たす電子機器を提供することを目的とする。
以下、この発明の一実施例につき詳述するが、それに先
だつて以下の図面で用いられている論理記号についての
説明が第1図A,B,C,D,Eに示されており、その
中には各論理記号に対応する論理式、真理値表、一般的
論理記号が、又組合わせ回路例が記されている。
そこで特に注意を要することは、オアゲート及びアンド
ゲートの入力ラインに付されたインバータ記号はそのゲ
ートのみにしか有効でないということであり、詳細は各
図の組み合わせ回路例を参照されたい。第2図は第3図
A,B,C,Dの図面結合状態を示してある。
第3図Aに於いて、20は4ビツト([1],「2],
「4],「8」ウエィト)の入出力端を有し、矢印方向
に4ビツトパラレルにシフトする8本のラインメモリで
構成される音階コードレジスタ、21は2ビツト(「1
],「2」ウエイト)の入出力端を有し矢印方向に2ビ
ツトパラレルにシフトする8本のラインメモリで構成さ
れるオクターブコードレジスタであり、夫々操作された
演.奏キーに対応する音階入力コード、オクターブ入力
コードを記憶するようになる。即ち、後述される演奏キ
ーの操作に関連する入力指示信号の発生に同期して対応
する音階入力コード、オクターブ入力コードがアンドゲ
ート22〜27、オアゲート28−1〜28−4、オア
ゲート29,30を介して夫々音階コードレジスタ20
、オクターブコードレジスタ21に入力されるのである
。そして、入力された音階コード、オクターブコード(
以下音高コードと呼ぶ)はシフトパルス夏〇(本システ
ムの基本クロツクである)によつて順次矢印方向にパラ
レルシフトされ、8Z0のシフト時間後に各出力端より
、夫々インヒビツトゲート31−1〜31−4及びイン
ヒビツトゲート32,33を介して再び循環入力される
所謂ダイナミツクシフト動作を行うものである。そして
、新たな入力指示信号に同期してインヒビツトゲート3
1−1〜31−4及びインヒビツトゲート32,33を
閉じることにより各レジスタ20,21にある音高コー
ドは消去されるように制御される。また、音階コードレ
ジスタ20、オクターブコードレジスタ21は8本のラ
インメモリを有している為、例えば最大8通りの演奏キ
ーを同時に操作しても入力指示信号に同期して対応する
音階入力コード、オクターブ入力コードをタイミング順
位に従つて順次入力させ夫々をダィナミツクシフト循環
保持することができるのである。
つまり、8つの音を時分割的に制御するのである。本シ
ステムにおける音階コード、オクターブコードは第1表
及び第2表に記されるものである。34は楽音波形の1
周期(サイクル)を、前記音階コードレジスタ20、オ
クターブコードレジスタ21に循環記憶されている音高
コードに従つて夫々周期計数する周期計数レジスタで、
前述の音階コードレジスタ20、オクターブコードレジ
スタ21と同様に矢印方向にシフトパルスφ。
によつて順次ダイナミツクにシフトする8本のラインメ
モリを有して構成されている。この周期計数レジスタ3
4は基本的には楽音波形の1サイクルを時間的推移に伴
つて[16」のプロツクに分割する為に各プロツクのア
ドレスに対応する計数値を記憶する4ビツト16進から
なるプロツク計数レジスタ34−1と、このプロツク計
数歩進を指令する加算タイミング信号を取り出す為に後
述されるプロツク毎のステツプ数制御を行なう4ビツト
16進の同期計数レジスタ(TCレジスタ)34−2及
びプロツク計数レジスタ34−1のサイクル毎に計数歩
進される3ビツト8進のサイクル数レジスタ34−3か
ら構成されてなる。プロツク計数レジスタ34−1及び
サイクル数レジスタ34−3の各出力から発生する各ラ
インメモリの計数内容は後述するプロツク毎の波形プロ
グラム指定部35をそのま\通過し、第3図Bのアダー
36更には循環ゲートであるインヒビツトゲート37−
1〜37−7を介して夫々ダイナミツクに循環保持され
るもので、この循環サイクルにおいてバイナリに計数歩
進するアダー36は前述した加算タイミング信号発生時
に「+1」歩進されるのである。また、プロツク計数レ
ジスタ34−1の4ビツト( 「1],[2L「4],
「8]ウエィト)出力(第4図a参照)は「16]のプ
ロツクアドレスの中の特定プロツクアドレスを検出する
為のプロツク状態検出回路38に供給され、その出力9
より第4図bに示した「0]プロツタアドレス信号が、
出力1,2,3,4より人々第4図Cに示した出力信号
が取り出される。その中で出力1〜4は後述される音階
毎のステツプ補正数を決める音階ステツプマトリツクス
回路39に供給される。即ち、プロツク状態検出回路3
8の出力Oはインバーテイドアンドゲート38−1、イ
ンヒビツトゲート38−2,38−3を順次直列に接続
することによつてウエィト「1」,[2],「4],「
8]が共に゛0”である〔了・下・了・百〕の条件にて
「0」プロツクアドレス信号を、出力1はウエイト「1
]の出力をそのまま取り出し奇数プロツクアドレス信号
を、出力2はウエイト「1]が゛0゛で且つウエィト「
2」が゛1゛である〔1・2〕の条件をとるインヒビツ
トゲート38−4により「2」,「6],「10」,「
14]プロツクアドレス信号を、出力3はウエイト「4
]が゛1゛で且つウエイト「21,「1」力供に゛0゛
である〔4・2・1〕の条件を取る為にインヒビツトゲ
ート38−3,38−6を順次直列接続して「4],「
12]プロツクアドレス信号を、出力4はウエイト「8
」が″F゛でウエィ,ト「4L[2],「1」が゛0゛
である〔8・イ・下・了〕の条件を取る為にインヒビツ
トゲート38−7〜38−9を順次直列接続し「8]プ
ロツクアドレス信号を夫々出力するのである。一方、同
期計数レジスタ(TCレジスタ)34−2の4ビツト各
段の出力はアダー40の入カへ、このアダー40の5ビ
ツト各段の出力は減算器(サブトラクター)41に接続
され、更にサブトラクター41の4ビツト出力は循環制
御ゲートであるインヒビツトゲート42−1〜42−4
を介して夫々対応するビツト段の入力側に帰還されるよ
うになつている。また同期計数レジスタ34一2の各段
出力は前記したアダー36に供給される加算タイミング
信号を各オクターブに応じて出力する加算タイミング発
生回路43及び「1],[2],「4」ウエイトの3ビ
ツトの出力は後述するウエィトシフト回路44に供給さ
れる。更に、この加算タイミング発生回路43及びウエ
イトシフト回路44には前記オクターブコードレジスタ
21から出力される2ビツトの出力状態により第1〜第
4のオクターブ信号(01〜04)を発生するオクター
ブコードデコーダ45の出力信号が結合される〇即ち、
オクターブコードデコーダ45のインバーテイドアンド
ゲート45−1は第1オクターブ信号01を、インヒビ
ツトゲート45−2は第2オクターブ信号02を、イン
ヒビツトゲート45−3は第3オクターブ信号03を、
アンドゲート45−4は第4オクターブ信号04を夫々
前記した第2表に示したコード状態を検出することによ
つて出力するものである。オクターブ信号01〜03は
加算タイミング発生回路43のアンドゲート43−1,
43−2,43−3に夫々供給され、オクターブ信号0
2はウエイトシフト回路44のアンドゲート44−1に
、オクターブ信号03はアンドゲート44−2と44−
3に、オクターブ信号04はアンドゲート44−4,4
4−5及び44−6に供給される。加算タイミング発生
回路43のアンドゲート43−1には同期計数レジスタ
34−2の「1],「2],「4]ウエィトの出力信号
がオアゲート43−4,43−5を介して結合され、オ
アゲート43−5から出力される[2」,「4]ウエィ
トの出力信号はアンドゲート43−2に、更に「8]ウ
エイトの出力信号はアンドゲート43−3に結合されて
なる。また、これらアンドゲートの出力はインヒビツト
ゲ゛一ト43,−6,43−7、インバーテイドアンド
ゲート43−8に夫々結合され、更にインバーティドア
ンドゲート43−8にはウエィト「8」の出力信号が結
合されてなる。そして、これらインバーテイドアンドゲ
゛一ト43−8の出力はインヒビツト43−モ、更にイ
ンヒビツトゲート43−7の出力はインヒビツトゲート
43−6に直列的に接続され、インヒビツトゲート43
−6の出力より前記した加算タイミング信号を得るよう
になる。即ち、第5図に1つのラインメモリでの同期計
数レジスタ34−2の計数状態(第5図a)で示してあ
る図面から理解される様に、加算タイミング発生回路4
3における出力ライン5,5,6に夫々出力された第5
図bに示した出力信号はオクターブコードデコーダ45
からのオクターブ信号01〜04の夫々の発生出力に同
期してインヒビツトゲート43−6の出力5より第5図
cの出力信号として取り出されるのである。つまり、第
1オクターブ信号01では同期計数レジスタ34−2が
「0」計数時のみ、.第2オクターブ信号02では「0
」と「1]の計数時のみ、第3オクターブ信号03では
「0]〜「3]の計数時のみ、第4オクターブ信号04
では「0]〜「7]の計数時のみ加算タイミング発生回
路43より加算タイミング信号として出力されるのであ
る。.そして、このように得られた加算タイミング信号
はアダー40に「+8]加算指令信号として、またアン
ドゲート46−1〜46−4にゲート開放信号として供
給されると共に第3図Bのアダー36に[+1」加算指
令信号としても印加される。・一方、オクターブコード
デコーダ45から出力されるオクターブ信号01,02
,03,04は前記加算タイミング発生回路43を通過
して第3図Bにおける前記サブトラクター4,1に夫々
「−1],「−2」,「−4],「−8]の指令信号と
して供給される。従つて、周期計数レジスタ34−2→
アダー40→サブトラクター41→同期計数レジスタ3
4−2の循環ループ内では、基本的には同期計数レジス
タ34−2から出力される計数記憶値に対してアダー4
0にて前記加算タイミング信号に同期して「+8]加算
され、更にその加算結果はオクターブ信号01〜04に
応じた数値(オクターブ信号01では「−1]、オクタ
ーブ信号02では「−2]、オクターブ信号03では[
−4]、オクターブ信号04では「−8])で減算され
る動作が行われるのである。そして、アダー40には前
記加算タイミング信号の発生に同期して開放されるアン
ドゲート46−1〜46−4から音階に応じたステツプ
補正数が前記プロツク計数レジスタ34−1のプロツク
計数状態に応じて前記音階ステツプマトリツクス回路3
9より供給されるのである。即ち、楽音波形の1サイク
ルは時間推移に伴つて「16]のプロツクアドレスから
なり、各プロツクアドレスは基本クロツクφoの8倍以
上のクロツク数(基本クロツク周期の8倍の周期以上)
からなることになる。この基本クロツクφ。のl発が楽
音波形の1ステツプに相当し、結局各プロツクアドレス
は8ステツプ以上ということになる。楽音波形1サイク
ルの「16]プロツクアドレス中の夫々が8ステツプで
総計128ステツプ数とする場合が本システムにおける
最高音である(実際には本システムでは130ステツプ
数を最高音(CP)としている)。而して、最高音のス
テツプ数から1オクターブ下迄の間の各音階間のステツ
プ数を12Jの関係になるように増やすことにより、順
次音階に応じて長い周期となり低い音を得ることになる
。この音階に応じたステツプ補正数が次に説明する音階
ステツプマトリツクス回路39に組み込まれているので
ある。第3図Bの音階ステツプマトリツクス回路39に
は前述したプロツク状態検出回路38の出力1,2,3
,4の出力信号及び前記音階コードレジスタ20の4ビ
ツト出力が入力される。
そして、この音階ステツプマトリツクス回路39には第
1表に示した12音階の夫々のコード状態を検出するア
ンド機能マトリツクス回路39−1が設けられており、
音階に対応した12の出力ライン1〜[株](図に表わ
されているC音階検出ライン〜c≠音階検出ライン)が
取り出され、第1のオア機能マトリツクス回路39−2
、第2のオア機能マトリツクス回路39−3を通過して
アンドゲート394〜39−14に結合されている。第
1のオア機能マトリツクス回路39−2は各音階毎にC
〜C≠の順に「0,0,1,1,2,2,3,4,5,
5,6,7]のステツプ加数を出力ラインXl,X2,
X3の3本よりなるコード状態で出力するものでそのス
テツプ加数は音階毎に「16]プロツクの夫々に加数さ
れるのである。即ち、第3表に示した如くである。第2
のオア機能マトリツクス回路39−3は楽音波形の1サ
イクルの各音階に対してステツプ補正加数を与える為の
回路であり、その場合、ステツプ補正加数値を複数のプ
ロツクアドレスに対してならして平均的に加えるために
プロツク状態検出回路38から出力される1〜4の出力
を各音階に応じて選択するもので、第4図dに示した如
く音階に応じて”○゛印で示したプロツクアドレスが選
択される。
その選択信号は音階に応じた前記アンドゲート39−4
〜39−14に供給されるようになる。更に、アンドゲ
ート39−4〜39一14の出力はオアゲ゛一ト39−
15〜39一25の直列回路に接続され、最終オアゲー
ト39一25の出力ラインX4から音階毎に[1」〜「
15]のうちの選択されたプロツクアドレスに「+1]
補正信号が出力される。即ち音階ステツ′フ プマトリツクス回路39から出力されるステツプ補正数
は(ステツプ加数+ステツプ補正加数)である。
而して、音階ステツプマトリツクス回路39の出力ライ
ンXl,X2,X3,X4からの出力信号は前記プロツ
タ状態検出回路38から出力される[0]プロツクアド
レス信号の発生時以外でゲ゛一トの開かれるインヒビツ
トゲート47−1〜47−4に供給される。インヒビツ
トゲート47一1〜47−3は夫々対応するオアゲート
48−1〜48−3を介して夫々アンドゲート46〜2
〜46−4に供給されると共にインヒビツトゲート47
−4の出力はγンドゲ゛一ト46−1に供給されてなる
。従つて、[O]プロツクアドレス信号以外では前記加
算タイミング信号の発生に同期して[+8]と共に前記
したプロツクアドレス毎のステツプ加数及び選択された
プロツクアドレスに対して、「+1]されるステツプ補
正加数がアダー40に加算信号として供給されることと
なる。また、プロツク状態検出回路38から出力され,
る「O」プロツクアドレス信号発生時にはオγゲート4
8−4、アンドゲート46−2を介して[+2」補正値
が印加され前記加算タイミング信号の発生に同期して[
+8」加算と共に加算されることになる。結局、アダー
40に供給される音階によるプロツタアドレス毎の加算
値は最高オクターブ(第4オクターブ信号04)で第6
図に示す如くになり、更に、この値が各プロツクアドレ
ス内のステツプ数(基本クロツク数)に対応するように
なるもので、各音階の楽音波形の1サイクルのステツプ
数が同じく第6図の右欄に示してある。即ち、各音階間
のステツプ数が12Jの関係となつているのである。勿
論、アダー40に供給される前述した加算タイミングは
オクターブ信号01〜04に応じて異なり且つサブトラ
タタ一41で減算される値もオクターブ信号01〜04
jこよつて異なり、オクターブが低くなる(オクターブ
信号01方向)に従つて楽音波形のlサイクルの周期が
長くなるのである。而して、前記周期計数レジスタ34
及び音階コードレジスタ20、オクターブコードL・ジ
スタ21は8本のラインメモリを有し、各レジスタの矢
印方向の1サイクルは8φoのシフトパルスで1循する
為、楽音波形の制御は1循毎にしか制御できないのが通
常の考え方であるが、本システムによれば以下に述べる
シフトメモリを用いることによりレジスタの1循内の任
意の位置での制御が可能となる。
即ち、本システムでは第3図Cにおける出力音発生部側
(D/A変換回路の直前)に8本のラインメモリを矢印
方向に併設し、基本クロックφ。でシフト動作するシフ
トメモリ49を設けてなる。このシフトメモリ49は第
3図Aに於ける前述したウエイトシフト回路44から出
力される3ビツト(「1] ,「2] , 「4」ウエ
ィト)で表わされるコードによつて8本のラインメモリ
のいずれかがアドレス指定されるようになつており、出
力側に近いラインメモリから順にアドレス「O]〜「7
]になつている。即ち、このアドレス指定により最大8
φoシフトタイムの遅延が可能となるのである。また、
このシフトメモリ49のアドレスは第3図Aの加算タイ
ミング発生回路43から出力される加算タイミング信号
が第3図Cのアンドゲート50,51を介して供給され
たときのみ指定されるのであり、このシフトメモリ49
に印加されるアンドゲ゛一ト51の出力信号をイネーブ
ル信号と呼ぶ。第3図Aに於けるウエイトシフト回路4
4のアンドゲート44−1,44−3及び44−6には
同期計数レジスタ34−2のウエイト「1]の出力が、
アンドゲート44−2及び44−5にはウエィト「2]
の出力が、アンドゲート44−4にはウエイト「4]の
出力が印加され、そして、アンドゲート44−6は出力
ラインY1へ、アンドゲート44−3と44−5はオア
ゲート44−7つを介して出力ラインY2へ、アンドゲ
ート44一4と44−2はオアゲート44−8へ供給さ
れ、更にアンドゲート44−1の出力が供給されるオア
ゲート44−9を介して出力ラインY4へ結合される。
即ち、この出力ラインYl,Y2,Y4で5表わされる
3ビツト出力は前記シフトメモリ49にアドレス指定コ
ードとして供給されるようになり、同期計数レジスタ3
4−2の出力はオクターブ信号01〜04に応じて第4
表に示したアドレス指定となるのである。そして、後述
されるが、この指定されたアドレスのラインメモリより
アダー52からの出力値が順次φ。
パルスでシフトアツプしシフトメモリ49の出力より取
り出される。この様に、音階毎の楽音波形の1サイクル
は基準クロツクY。
を単位とするステツプできざまれ、各音階で異なるステ
ツプ数となるもので、その音階毎の周期作成のより理解
の為に第7図Aを用いて動作説明することにする。第7
図Aの動作は第6図に示した最高オクターブの04とし
音階名が“C゛の場合である。周期計数レジスタ34が
「O]で初期状態にある時点で加算タイミング発生回路
43から加算タイミング信号が出力される為、プロツク
状態検出回路38からの[0]プロツクアドレス信号に
同期してオアゲート48−4、アンドゲート46−3を
介して「+2]補正値が「+8」加算指令と共に与えら
れることになり、従つてアダー40にて(0+10)の
加算が行われる。この加算値10はサブトラクター41
で第4オクターブ信号04により「−8]減算され、減
算出力値「2]が同期計数レジスタ34−2に帰還され
る。また、加算タイミング信号はアダー36に「+1]
加算命令として供給されると共にイネーブル信号として
第3図Cのシフトメモリ49にも与えられる。この時シ
フトメモリ49のγドレスは「0]であり直ちにシフト
メモリ49のラインメモリ「O」から後述するアダー5
2の出力値が出力可能な出力タイミング状態にある。次
に8Z0シフトタイム後には同期計数レジスタ34−2
から「2]が出力され、プロツク計数レジスタ34−1
から[1]が出力される(夫々第7図AOb,e参照)
。この時点ではプロツク計数レジスタ34−1の出力は
「1]であるため音階ステツプマトリツクス回路39に
プロツク状態検出回路38の1出力が印加されるが音階
゛C゛ではこのマトリツクス回路39からは出力信号は
発生せず、従つてアダー40にはステツプ補正数は与え
られず、加算タイミング信号に同期して「+8]指令の
みが供給されることになり、結局(2+8)の加算が行
われる。更にサブトラクター41で「−8」減算され結
局減算出力値「2」が同期計数レジスタ34−2に帰還
される。また、加算タイミング信号に同期してアダー3
6に「+1]信号が供給され加算値[2]がプロツク計
数レジスタ34−1に帰還される。更にこの加算タイミ
ング信号は前記シフトメモリ49にイネーブル信号とし
て印加され、同期計数レジスタ(TC)34−2の出力
値「2」がウエイトシフト回路44に供給される為、そ
の出力Y2より“1゛信号が取り出され第4表から解る
ように、シフトメモリ49のアドレス「2]を指定する
ことになる。これによつてプロツクアドレス「1」の出
力タイミングは第7図AO:)iから解る様に2φoシ
フトタイム遅れてシフトメモリ49から出力される状態
となる。即ち、プロツクアドレス「0]と「1]の間は
10ステツプとなるのである。以下同様な動作が繰り返
され、音階“C゛では以下のプロツクアドレス間は8ス
テツプ間隔となり第6図に示した如き、楽音波形のlサ
イクルは130ステツプ数となるのである。また、第7
図B,Cには夫々同じく第4オクターブ信号04での音
階゛B”゛C≠゛゜についての動作説明が第7図Aの状
態図と同様にして示してある。第8図は第3図Cでのシ
フトメモリ49及びアダー52の詳細を示したもので、
49−1〜49−8は夫々10ビツトからなる8本のラ
インメモリ(49−4〜49−7は図面上では省略)で
、基本クロツクφ。
でシフトする。各ラインメモリ49−1〜49−8の入
力側には入力制御回路49−9〜49−16が設けられ
、図面中には簡略化の為に1ビツトのみについてのゲー
ト回路が示されているが全てのビツトが同様なゲート回
路からなつているのである。又このシフトメモリ49の
デコーダ49−17には第3図Aのウエイトシフト回路
44のYl,Y2,Y4の3ビツトのアドレス指定信号
が印加され、ここで「O]〜「7]のアドレス指定が行
われる。即ち、アドレス「0]〜「7]の順にラインメ
モリ49−1〜49−8が対応付けられているのである
。面して、アドレス[O]〜「7]の指定信号はイネー
ブル信号が供給されるアンドゲート49−18〜49−
25に与えられ、その出力は入力制御回路49一9〜4
9−16に供給される。入力制御回路49−9〜49−
16は指定されたアドレスのラインメモリから前記アダ
ー52の出力を入力させ、順次出力側にシフトさせるも
のである。そしてラインメモリ49−1の出力より出力
アダー49−26、ラツチ回路49−27を介してD/
A変換回路に供給するのである。又、ラツチ回路49一
27の出力は出力アダー49−26に循環されることに
より累算されるようになる。更にラインメモリ49−1
〜49−8の指定されたアドレスに対する直前のライン
メモリの出力はオアゲート49−28(1ビツトのみを
示してある)を介してアダー52の対応するウエイト段
に印加される。次に、第3図Aの53は同期セツトレジ
スタで1ビツトのラインメモリが8本直列に接続されて
なり、第3図Dの54はエンベロープレジスタで7ビツ
ト(「1] ,「2], 「4],「8],「16],
「32], 「64」ウエィト)のラインメモリ8本
矢印方向に併設接続されて構成されているもので、いず
れもシフトパルスφ。に同期して順次矢印方向にシフト
される。要するに、前記音階コードレジスタ20、オク
ターブコードレジスタ21、周期計数レジスタ34、同
期セツトレジスタ53、エンベロープレジスタ54は夫
々のラインメモリが対応付けられており、即ち、音階コ
ードレジスタ20、オクターブコードレジスタ21から
出力される音高コードに対しては、これに対応した制御
出力が周期計数レジスタ34、同期セツトレジスタ53
、エンベローブレジスタ54から発生される状態におか
れているのである。前記エンベロープレジスタ54の「
1」,「2],「4」 ,「8],「16]ウ,エィ
トの5ビツト出力によつて表わされる「O]〜「31]
の32通りの計数値でもつてエンベロープ係数値が指示
され、「32], 「64」のウエィトの2ビツトはエ
ンベロープのアタツク、ディケィ、リリース及びクリア
の4つのエンベロープ状態を示すものである。而して、
エンベロープレジスタ54の7ビツトの各段出力はアダ
ー55に対応するウエイト入力端に印加される。このア
ダー55の中の前記エンベロープ制御値を計数するアダ
ー55−1の各ビツト出力はそのキヤリ一出力信号時に
出力禁止制御するインヒビツトゲート56−1〜56一
5を介してエンベロープレジスタの「1],「2],「
4」 ,「8」, [16]ウエィトの対応する入j力
側に循環される。また、アダー55−1から発生するキ
ヤリ一出力信号はエンベローブレジスタ54の状態検出
ウエィト「32],「64」で「00」のタリγ状態を
検出するインバーゼットアンドゲート57の出力によつ
てゲート禁止されクるインヒビツトゲート55−2を介
して状態計数用のアダー55−3のキヤリ一入力端に印
加される。即ち、アダー55−3はエンベロープのクリ
ア状態以外ではキヤリ一出力信号を受け入れるのである
。そしてアダー55−3の出力はエンベロープレジスタ
54の「32] ,「64]のウエィト入力端にインヒ
ビツトゲート58−1,58−2を介して循環保持され
るようになる。また、このエンベロープレジスタ54の
「32]ウエィト段の入力側にオアゲート59を介して
前記した第3図Aに於ける演奏キーの入力指示信号が印
加されてなり、この為入力指示信号の発生によつて工ン
ベロープは直ちにアタツク状態におかれるようになる。
ここで、エンベローブ状態と「32],「64]のウエ
イトの2ビツトのコード状態との関係を第5表に示して
おく。第3図Aに於ける前記同期セツトレジスタ53の
出力はアンドゲート60、インヒビツトゲ゛一ト61の
一方入力端に印加さわる。
アンドゲート60の他方入力端には前記「O]プロツク
アドレス信号と前記加算タイミング発生回路43から出
力される加算タイミング信号との論理積を取るアンドゲ
ート62の出力が供給される。また、同期セツトレジス
タ53のセツトは後述されるエンベロープの状態に応じ
てインヒビツトゲート63から出力されるクロツク信号
(これをエンベロープクロツクと総称する)がオアゲー
ト64,65を通過して入力側に印加されることによつ
て行われる。尚、インヒビツトゲート63にはエンベロ
ープレジスタ54のオール「O]状態を検出するインヒ
ビツトゲート66−1〜66−5及びインバーゼットア
ンドゲート66−5の直列接続出力信号が印加されるた
め、オール「0]状態ではエンベロープクロツクはこの
インヒビツトゲート63を通過しないように制御される
。而して、同期セツトレジスタ53に「1]信号がセツ
トされると、アンドゲート62による「0」プロツクの
加算タイミング信号に同期してアンドゲート60が開放
され、前記アダー55への加算タイミング信号が発生さ
れると共にインヒビツトゲート61の出力が禁止される
為同期セツトレジスタ53には”0゛信号が書き込まれ
セツトが解除される。そして、アンドゲート60から出
力された加算タイミング信号はアンドゲート67−1〜
67−5にゲート開放信号として供給され、後述するエ
ンベロープ用のアダー55への加算値が供給されるよう
になり、これによつてアタツク、ディケィ、リリース状
態でのエンベロープ時間経過が推移するようになる。即
ち、同期セツトレジスタ53はエンベロープ用のアダー
55に印加される加算値を楽音波形「0]プロツクアド
レスに同期させるためのものである。また同期セツトレ
ジスタ53の出力が「0]でエンベロープレジスタ54
がオール「O]時にはインヒビツトゲート68より後述
するりセツト信号が出力される。前記エンベロープレジ
スタ54の「1],[2],「4],「8],「16]
ウエイトの5ビツト出力は第3図Cのウエイトシフト回
路69のイクスクルーシブオアゲート69−1〜69−
5に夫々供給される。第3図Cに於けるスィツチSl,
S2,S3,S4,S,,S6はα,β別音量曲線形式
指示スイツチであり、Sl,S3,S5のスィツチの組
はα音量曲線形式のアタツクA1ディケィD1リリース
Rを夫々指示し、S2,S4,S6のスィツチの組はβ
音量曲線型式のA,D,Rを夫々指示する。即ち、音量
曲線形式の種類は第9図に示した通り3ケのスィツチで
7通り指示出来るものであり、本例ではこの音量曲線形
式を2種類同時に選ぶことができ一方をα(スィツチS
l,S3,S,で選択)、他方をβ(スィツチS2,S
4,S6で選択)として呼称するものである。従つてα
,β別音量曲線形式の組み合わせ指示の種類は第10図
に示したようになる。さて、第3図Aの前述したプロツ
クアドレスの波形プログラム指定部35は楽音波形の1
周期を「O]〜「15」で示す「16のプロツクアドレ
スの夫々で、波形の立上り、立下りの微分係数値を「+
」(アップ)、「−」(ダウン)を伴つて指示するもの
であり、更に各プロツクアドレス毎に前記したあらかじ
め指定されている音量曲線形式のαを指定するかβを指
定するかが可能となるもので、β指示の場合に[1」信
号、α指示の場合に「O]信号出力となる。即ち、第1
1図にその指定の1例が示されているもので、各プロツ
ク毎に微分係数値[1],「2」,「4」及び「+],
「−]の指示が成されると共に更にα,βの音量曲線形
式の選択を行うことが出来るようになつている。そして
、波形プログラム指定部35の詳細は第12図に示され
るもので、プロツクアドレス「1]〜「15]の夫々の
プロツクアドレス毎に、微分係数値「1」 ,「2]「
4]の絶対値を指定するスィツチA1〜Al5、α/β
音量曲線形式指示スィツチC1〜Cl5、+/一指示ス
イツチD1〜Dl5を設けてあり、各プロツクアドレス
毎のスィツチ群の共通ラインには前記プロツク計数レジ
スタ34−1の計数値「1]〜「15]のプロツク状態
検出信号が結合されてなる。更に各プロツク毎の微分係
数値指定スイツチA1〜Al5、B1〜Bl5はデコー
ダE1〜El5を介して夫々微分係数値[1],「2]
,「4]の3つの指示信号として出力され、結局各対応
する指示信号同志がオアゲートを介して取り出されるの
である。尚プロツクアドレス「O]は常に「O]レベル
に設定されるのでスィツチ指定はなく、従つてプロツク
アドレス「1]〜「15]迄が指定可能となるのである
。而して、波形プログラム指定部35でプロツクアドレ
ス毎に指定された(ニ)指令信号は第3図Cに於けるア
ダー52に供給され、微分係数値「1」,「2」,「4
]の指令信号は第3図Cのウエイトシフト回路69に、
更にβ指令信号は第3図Bのイクスクルーシブオアゲー
ト70及び71に与えられる。そして、このβ指令信号
は通常イクスクルーシブオγゲート70を通過して、α
,β別音量曲線形式制御回路72のインヒビツトゲート
72−1〜72−3及びγンドゲート72−4〜72−
6に印加される。従つて、アンドゲート72−4〜72
−6はβ指示信号(゛1”)に同期し、インヒビツトゲ
ート72丁1〜72−3はα指示信号(゛0゜゛)に同
期して、α,β別音量曲線形式指示スィツチS,〜S6
によつて選択指示されたα,βに応じて出力されること
になり、インヒビツトゲート72−1とアンドゲート7
2−4の出力はオアゲート72−7に、インヒビツトゲ
ート72−2とアンドゲート72−5の出力はオアゲー
ト72−8に、ィンヒビツトゲート72−3とアンドゲ
ート72−6の出力はオアゲート72−9に接続されて
なる。オアゲート72−7の出力はアンドゲート72−
10、インヒビツトゲート72−11,72−12及び
アンドゲート72−13に供給され、オアゲート72−
8の出力はアンドゲート72−14及び前記インヒビツ
トゲート72−12に、オアゲ゛一ト72−9の出力は
アンドゲート72−15に供給される。また、アンドゲ
ート72−14の出力は前記インヒビツトゲート72−
11及びアンドゲート72−13に印加される。更に、
アンドゲート72−10とインヒビツト72−11はオ
アゲート72−16を介してオアゲート72−17へ、
インヒビツトゲート72一12の出力はアンドゲート7
2−18を介してオアゲート72−19へ、アンドゲー
ト72−13と72−15はオアゲート72−20へ供
給され、更にオアゲート72−17,72−19,72
一20は直列に接続されて結局オアゲート72一17の
出力として前記アンドゲート50へ供給されてなる。前
記アンドゲート72−10,72一14,72−15,
72−18はエンベロープ状態検出回路73からの検出
信号が接続されるもの Zで、即ち、通常はインバーテ
イドアンドゲート73−1はエンベロープのクリア状態
、インヒビツトゲート73−2はアタツク状態、インヒ
ビツトゲート73−3はデイケィ状態、アンドゲート7
3−4はリリース状態を検出し、インヒビツト Sゲー
ト73−2はアンドゲート72−10へ、インヒビツト
ゲート73−3はγンドゲート72一14,72−18
へ、ゲート開放信号として供給される。また、インバー
ティドアンドゲート73一1は前記エンベロープレジス
タ54のオール[0」状態の検出信号(※印で示してあ
る第3図D参照)と共にインヒビツトゲート73−5に
供給され、そのインヒビツトゲート73−5の出力は更
にアンドゲート73−4と共にオアゲート73−6を介
してアンドゲート73−15にゲ一 (卜開放信号とし
て供給される。従つて、α,β別音量曲線形式制御回路
72のオアゲート72−16はアタツク状態であつて音
量曲線形式が第9図の4〜7の指示の場合及びディケィ
状態であつて第9図の2と3の指示の場合に出力され、
アンドゲート72−18はデイケイ状態であつてアタツ
ク指示がある場合のディケィ指示無しである第9図にお
ける4,5の指示の場合の「31」指令信号を取り出す
ものである。またオアゲート72−20はディケィ、リ
リースの下り指示である第9図の1,3,5,6,7の
場合にエンベロープ係数値を反転した補数値を指示する
信号としてとり出される。一方、オアゲート72−17
はアタツクA1ディケィD1リリースRのスイツチ指示
があつた時のみ各アタツク、ディケィ、リリース状態で
出力され、その時の前記加算タイミング信号をシフトメ
モリ49に対するイネーブル信号として出力する。前記
アンドゲート72−18から出力される「31]指令信
号はウエィトシフト回路69のオアゲート69−6〜6
9−10に供給され、オアゲート72−20から出力さ
れる補数指令信号はイクスクルーシブオアゲート69−
11を介して前記したイクスクルーシブオアゲート69
−1〜69−5に供給される。即ちウエイトシフト回路
69は前記「31」指令信号、補数指令信号が存在しな
い場合にはエンベロープレジスタ54の「1」,「2]
,「4],「8」,「16]ウエィトであられされるエ
ンベロープ係数値はイクスクルーシブオアゲート69−
1〜69−5を通過し、波形プログラム指定部35から
指示されたプロツクアドレス毎の微分係数値「1」,「
2],[4]の指定された係数値に応じてウエィトシフ
ト(この場合は士微分係数値×エンベロープ係数値E)
が行われその乗算値がアダー52に供給されるようにな
る。即ち、微分係数値「1]の指示信号はアンドゲート
69−12〜69−16の一方入力端に、「2」の指示
信号はアンドゲート69−17〜69−21の一方入力
端に、「4」の指示信号はアンドゲート69−22〜6
9−26の一方入力端に供給される。そして、アンドゲ
ート69−12,69−17,69−22の他方入力端
にはエンベロープ係数値のウエィト「1]に対応した信
号が、アンドゲート69−13,69−18,69−2
3の他方入力端にはウエィト「2]に対する信号が、ア
ンドゲート69−14,69−19,69−24の他方
入力端にはウエイト「4]に対応する信号が、アンドゲ
ート69−15,69−20,69一25の他方入力端
にはウエィト「8」に対応する信号が、アンドゲート6
9−16,69−21,69−26の他方入力端にはウ
エィト「16]に対応する信号が供給されるようになる
。更に、アンドゲート69−12はアダー52のウエィ
ト「1]の入力側に、アンドゲート69−13と69−
17はオアゲート69−27を介してウエイト「2]の
入力側に、アンドゲート69−14,69−18,69
−22はオアゲート69−28,69−29によつてウ
エィト「4]の入力側に、アンドゲート69−15,6
9−19,69−23はオアゲート69−30,69−
31によつてウエイト「8]の入力側に、アンドゲート
69−16,69−20,69−24はオアゲート69
−32,69−33によつてウエィト「16]の入力側
に、アンドゲート69−21と69一25はオアゲート
69−34を介してウエイト「32]の入力側に、アン
ドゲート69−26はウエイト「64」の入力側に結合
されてなる。従つて、このウエィトシフト回路69は微
分係数値「1],[2」,「4」に応じて第13図に示
した乗算値を得るようになるのである。而して、α,β
別音量曲線形式制御回路72から出力される「31]指
令信号がオアゲート69−6〜69−10に供給された
場合にはエンベロープレジスタ54の出力に関係なくエ
ンベローブ係数値は「31]に強いられるようになる。
また、補数指令がイクスクルーシブオアゲート69−1
1に供給されるとエンベロープレジスタ54の5ビツト
で表わされるエンベローブ係数値は反転され、第13図
に示した乗算値は逆の計算値となるものである。従つて
、第11図から解るように各プロツクアドレス毎の乗算
はα,β別に指示された音量曲線形式に従い、結局、士
微分係数値×エンベロープ係数値E(但し、Eはα音量
曲線形式に従う場合にはEα,β音量曲線形式に従う場
合にはEβとなる)となる。この様にしてアダー52に
入力された乗算値はシフトメモリ49に供給される。即
ち、α,βの2つの音量曲線形式を指示することによつ
て、αに従う波形とβに従う波形を同時に指示すること
ができ、結局、異なる波形間では夫々の音量の立上り、
立下り曲線を異ならせ得るようになり、その組み合わせ
によつて合成楽音波形を変化に富んだものとすることが
できるのである。この為、顕著に倍音構造の経時的変化
を与えるようになり、効果的な音色を持つ楽音を発生さ
せることができ、特に金管楽器、撥弦楽器に見られる発
音時にその楽器特有な特徴を表現するのに最適である。
第3図Bにおいて、スィツチSlO,Sll,Sl2は
α,β別周期モード指定を指示するもので、各スィツチ
SlO,Sll,Sl2は周期(デユテイと呼ぶ)制御
回路74に供給され、この3つのスイツチのオン、オフ
状態でアンド機能マトリツクス回路74−1より8通り
の「0]〜[7]の数字で示されるモード指定信号が出
力ラインから取り出され、その出力ラインは、オア機能
マトリツクス回路74−2に入力される。
一方第3図Aに示した波形の1周期毎に計数歩進される
サイクル数レジスタ34−3の3ビツト(「16」,「
32]′,「64」ウエィト)出力もこのデユティ制御
回路74に供給されるのであり、サイクル数計数状態に
応じてインバーテイドアンドゲート74−3からは第1
4図bの出力状態が、オアゲート74一4からはアンド
ゲート74−5、インヒビツトゲート74−6及び前記
インバーテイド了ンドゲート74−3の状態により〔1
6・32+16・32・i〕の条件である第14図cの
出力状態が得られる。そして、第14図aに示したサイ
タル数レジスタ34−3の〔16〕の信号はインヒビツ
トゲート74−7及び74−8に供給され、前記インバ
ーティドアンドゲ゛一ト74−3の出力はアンドゲート
74−9と74−10に供給され、オアゲ゛一ト74−
4の出力はアンドゲート74−11と74−12に供給
されてなる。ここで、デユティとサイクル計数状態との
基本的な関係について述べると、これは第15図に示さ
れる様になる。
即ち、「0」で示されるのは波形出力がないサイクルを
、「1」は波形出力有のサイクルを示している。デユケ
イ「1」 ,「1/2], [1/4]は夫々毎回、゛
1゛゜サイクル毎、62゛サイクル毎、84”サイクル
毎に波形出力をとりだす。デユケイ「1/3]は04′
”ど5”゜のサイクル計数は行わずに直ちに゛6”サイ
クル状態に設定することによつて得られる。即ち、前記
α,β別周期モード指定スイツチSlO,Sll,Sl
2の3ビツトの組み合わせにより指定される「O]〜「
7]の数字で対応付けるモードのうち「6]及び「7]
のモード指定の場合オア機能マトリツクス回路74−2
からの出力K1出力信号が発生し、アダー36のウエイ
ト「64」の出力信号と共にアンドゲート74−13に
供給し、その出力信号をオアゲート74−−14を介し
てサイクル数レジスタ34−3のウエイト「32]に供
給し、゛4゛,15゛のサイクル状態を飛ばすのである
。また、オア機能マトリツクス回路74−2のK2−出
力はオアゲート74−15へ、K3出力はオアゲート7
4−16へ、K4出力はインヒビツトゲート74−7を
介してオアゲート74−15へ、K,出力はインヒビツ
トゲート74−8を介してオアゲート74−16へ、K
6出力はアンドゲート74−9を介してオアゲート74
−17へ、K7出力はアンドゲート74−10を介して
オアゲート74−18へ、K8出力はアンドゲート74
−11を介してオアゲート74−19へ、K,出力はア
ンドゲート74−12を介してオアゲート74−20へ
接続され、更にオアゲート74−15,74−17,7
4−19は直列接続されて出力X1(α)を、オアゲー
ト74−16,74−18,74−20は直列接続され
て出力X2(β)を取り出すのである。従つて、出力X
,(α),X2(βに発生する出力信号はα,β別周期
モード指定の数字「0]〜「7」に対応して第16図に
示したようになる。即ち、出力X1(ωからは、α指示
による波形に基づいて周期Mが、出力X2(Fj)から
はβ指示による波形に基づく周期Nが取り出されるので
ある。従つて、周期モード「O」〜「5」では周期M,
Nは共に整数であるが、周期モード「6] , 「7」
では周期M,Nの一方が整数ならば他方は非整数の関係
に周期制御されるようになる。更に、出力X1(α),
X2(Dは夫々インヒビツトゲート75、アンドゲート
76に供給され、通常はイクスクルーシブオアゲート7
1よりα/β指示信号に同期してα指示信号CO゛)で
はインヒビツトゲート75が、β指示信号(”11)で
はアンドゲート76が開かれ、それら出力は更に後述さ
れるインヒビツトゲートJモV,78を介してオアゲート
79から出力され第3図cのアンドゲート51に供給さ
れる。ここで、スイツチR,はイクスクルーシブオアゲ
ート71に接続されており、操作によつて波形プログラ
ム指定部35から出力されるプロツクアドレス毎のα/
β指示信号を反転する為に設けられており、従つてアン
ドゲート76はα指示信号に、インヒビツトゲート75
はβ指示信号に同期して出力されるようになる為、出力
X1がβ、出力X2がαのデユティとなる。スィツチR
2はP信号及びその反転信号Pが夫々供給されるインヒ
ビツトゲート80,81に接続され、α,βを分離する
か非分離かの指示を行うもので、操作時にはインヒビツ
トゲート80,81からは出力は得られず、従つてイン
ヒビツトゲートJモV,78からは夫々のモード指定によ
るα,β別のデユテイを表わすX1(α),X2(F3
)(但しスィツチR1の時にはX1(β),X2(α)
となる)信号が取り出される。スィツチR2の非操作で
はインヒビツトゲート80,81からは夫々P信号、P
信号(但し、重奏指示のときのみ発生する)が出力され
、前記各レジスタの偶数ラインメモリはαで、奇数ライ
ンメモリはβで指示されるようになり、これを一覧表で
解り易く示したのが第17図である。尚、この場合スィ
ツチR1及び次に説明するR3のスィツチ指定は成され
ていない場合について示してある。又、スイツチR2に
よる非分離指示は重奏のときのみ有効となるものである
。スィツチR3はイクスクルーシブオアゲート70に接
続され、これが操作された場合には波形プログラム指定
部35でプロツク毎に指定されたα/β指示信号は反転
されるようになる。即ち第17図に示した表においても
α/βの関係は全て逆になる。この様にα,β別周期モ
ード指定によりオクターブ操作を行うことが出来、楽音
波形のデユテイが変化し音色もオクターブ毎に異ならせ
ることが出来るので効果的な機能となる。
また、第17図のα/β非分離動作を参照するに、モー
ド指定「6」の場合はα:βは1:1.5の周期となり
βはαに対して完全4度低い音となり、モード指定「7
]の場合はβはαに対して周期が2倍となるが、βの波
形はαの周期の2/3倍と2倍の周期の合成と考えられ
、βはαに対して完全5度高い成分とオクターブ低い成
分の音となる。第3図Dにおいて、スイツチT,は通常
のトレモロ(トレモロ平と呼ぶ)指示スイツチであり、
T2は操作中のみトレモロがかかるタツチトレモ口指示
スイツナであり、タツチトレモロを指示する場合にはト
レモロ平指示スイツチを開放しておくのである。
スイツチT3,T4,T5はトレモロの深さ(振幅値と
呼ぶ)を指示するスィツチであり順に最大「1](10
0%の深さ)、「1/2]50%の深さ)、「1/4」
(25%の深さ)を指定できる。スィツチT1若しくは
T2の指定信号はオアゲート82を介してアンドゲート
83−1〜83−3に供給される為、指定された振幅値
の出力指示信号が取り出されトレモロ制御回路84に供
給される。而して、アンドゲート83−1〜83−3は
オアゲート84−1若しくは84−2を介してアンドゲ
ート84−3,84−4に与えられる。また、スイツチ
T4がオンされるとスィツチT4に接続されたアンドゲ
ート83−2の出力はエンベロープレジスタ54の「6
4」ウエイト出力が結合されるアンドゲート84−5を
介してオアゲート84−6、アンドゲート84−7に供
給される。従つてスィツチT4がオンされるとディケィ
状態及びリリース状態ではエンベロープレジスタ54の
ウエイト「16]は常に゛1゛となる。更に、リリース
状態を検出するγンドゲート84−8の出力はトレモロ
指示で開成される前記アンドゲート84−3に与えられ
ており、その出力は後述するマンドリン指定以外で開放
可能なインヒビツトゲート84−9を介してオアゲート
84−10より出力信号として取り出される為インヒビ
ツトゲート84−7はリリース状態では開かれず、その
結果インヒビツトゲート84−11が開放可能となる。
従つて、リリース状態では、エンベロープレジスタ54
のウエイト「16」の出力がインヒビツトゲート84−
11を通過することになる。一方、トレモロ指示ではエ
ンベロープレジスタ54の「64」ウエィトの出力が前
記アンドゲート84−4に供給され、その出力はオアゲ
ート84−12を介してエンベロープレジスタ54の「
64」ウエイトに常に「1」信号を供給するため、「0
0」のクリア状態にはならず、ディケィ状態とリリース
状態の繰り返しとなる。スイツチT5がオンされると、
スィツチT,に接続されたアンドゲート83−3の出力
はエンベロープレジスタ54のウエィト「64]の出力
が与えられるアンドゲート84−13を介してオアゲー
ト84−14,84−15に与えられると共にインヒビ
ツトゲート84−16にも供給される。
このインヒビツトゲート84−16は前記インヒビツト
ゲート84−7と同様にリリース状態では開かれず、こ
の状態ではインヒビツトゲート84一17,84−18
が開放可能となる。従つて、リリース状態では、エンベ
ローブレジスタ54のウエィト「16], 「8」の出
力がインヒビツトゲート84−17,84−18を通過
することになる。また、エンベロープレジスタ54のウ
エィト「32」の出力は後述するトレモロ撥指示スィツ
チT6のときにのみ有効なアンドゲート84一19が結
合されるインヒビツトゲート84−20を介して、更に
インヒビツトゲート84−21に与えられる。即ち、イ
ンヒビツトゲート84一21にはアンドゲート84−4
からのゲ゛一ト出力禁止信号が印加されている為、トレ
モロ指示では開かれず常に゛0゛出力となる。従つて、
エンベロープ状態検出回路73はインヒビツトゲート7
3−3のディケィ状態の出力信号しか取り出されない。
即ち、トレモロ指示スィツチTl,T2においては、エ
ンベロープレジスタ54のエンベロープ係数値は音量曲
線形式(第9図参照)に応じて、振幅値1/1,1/2
,1/4の深さ指示によつて第18図から第20図に示
した如く例となる。尚、第9図に於ける音量曲線形式1
,4,5についてはトレモロはかからないのである。T
6はトレモロ撥指示スィツチであり、これが操作される
とアンドゲート84−19からはリリース状態で且つエ
ンベロープレジスタ54が「16」以上になる条件で出
力されるインヒビツトゲート84−22の出力信号が通
過するようになる。更にエンベローブレジスタ54の「
00」のクリア状態が状態検出回路73のインバーティ
ドアンドゲート73−1で検出されると、インヒビツト
ゲート73−5、オアゲート73−6を介してアンドゲ
ート72−15にリリース指示信号として出力されるの
である。従つてリリース状態での前半は後述するディケ
ィクロツク信号で動作し、結局第21図A,Bに示した
如く(但し、トレモロ深さ1/1指定の場合)音量曲線
形式に応じた撥弦音的なトレモロとなり、効果的な機能
となるのである。タィチトレモロ指示スィツチT2はト
レモロ平指示スィツチT1をあらかじめオフ状態にして
おいた時に有効で、操作中のみにトレモロ効果を得るの
である。エンベローブレジスタ54の「32],「64
」ウエイト段の出力状態により、インヒビツトゲート8
5でアタツク状態検出信号5を、インヒビツトゲート8
6によりデイケィ状態検出信号4を、アンドゲート87
とインヒビツトゲート88の直列回路によりリリース検
出信号6を、前記したインバーテツドゲ゛一ト66−6
の出力によりハイリリース検出信号5をアンドゲート8
9と90の直列回路によりスローリリース検出信号4を
取り出すようにする。
また、91はハイリリース指定の同期セツトレジスタで
あり、1ビツトのラインメモリを8本有し、シフトパル
スφ。でシフト動作をする。而して、ハイリリース(e
)は演奏キーのオフ時(特にオルガン音のような定常音
指定の時)のクリツク音防止の為の比戟的速い減衰を意
味するものである。その為の後述するOセツト信号が出
力されるとその信号は、オアゲート92を介して入力指
示信号が無い時に開かれるインヒビツトゲート93及び
第3図Aに於けるアンドゲート62の反転信号で開かれ
るインヒビツトゲート94を介してハイリリース同期セ
ツトレジスタ91に入力される。インヒビツトゲート9
3の出力信号はアンドゲート62の出力信号(「O]プ
ロツクアドレス信号発生時の加算タイミング)に同期し
てアンドゲート95、エンベロープ状態の「00」以外
の状態でゲートが開かれるインヒビツトゲート96、オ
アゲート64及びオアゲート65を介して前記したエン
ベロープクロツク用の同期セツトレジスタ53に入力セ
ツトしてハイリリース動作を行わせるようになる。以上
で、本システムの心臓部となる構成について説明した。
次に第3図A,B,C,Dの回路構成を制御するタイミ
ング関係、エンベロープ制御用の各種クロツク信号、重
奏制御信号、演奏キー群、キー入力制御等について、第
22図の図面接続状態にある第23図A,Bの回路構成
図を用いて説明する。原クロツク発生器100から出力
される基本クロツク信号φ。
(例えば272510Hz)は第3図A及びDのレジス
タ20,21,34,53,54を構成している8本の
ラインメモリの1循に相当する計数を行うラインカウン
タ101に供給される。このラインカウンタ101は3
ビツトで8進のバイナリ計数動作を行うもので、各ビツ
ト段の出力(第24図a参照)は制御タイミング発生回
路102に供給される。この制御タイミング発生回路1
02には重奏指示スイツチwからのW1(非重奏指示)
、W2(2重奏指示)、W3(4重奏指示)の接点位置
での各指示信号が供給されており、従つて出力5にはイ
ンヒビツトゲート102−1、インバーテイドγンドゲ
ート102一2を介して第24図(b)に示した出力信
号が出力され、非重奏指示ではオアゲー口02−3,1
02−4を介して出力5に「1]信号及びオアゲ゛一ト
102−5,102−6を介して出力8に「1]信号が
出力される。また、2重奏指示ではアンドゲー口02−
7、オアゲー口02−3,102−4を介して出力5に
第24図Cに示した出力信号が、更にインヒビツトゲー
ト102−8、オアゲート102−9、オアゲート10
2−5,102−6を介して出力6に第24図A(7)
Cに示した出力信号が得られる。4重奏指示ではアンド
ゲー口02−10,102−11、オアゲート102−
4を介して出力5より第24図(d)に示した出力信号
が、またインヒビツトゲート102−12,102−1
3、オアゲート102一6を介して出力8より第24図
AOdに示した出力信号が発生する。
重奏指示スイツチWの接点W4の8重奏指示信号、4重
奏指示信号、2重奏指示信号及び前記ラインカウンタ1
01の各ビツト段出力は重奏タイミング信号発生回路1
03に供給される。而して6オアゲート103−1から
は4重奏指示信号若しくは8重奏指示信号が,オアゲー
ト103−2わらは重奏有(2,4,8重奏のいずれの
指示でも出力される)信号が出力される。このオアゲー
ト103−2の重奏有信号はアンドゲート103−36
インヒビツトゲート103−4に供給される為,ライン
カウンタ101のウエイト「1」の出力信号が第24図
AOeに示した如くのP信号6P信号として夫々のゲー
トより出力され6第3図Bのインヒビツトゲート80,
81に印加されることになる。また,オアゲー口03−
2から出力される重奏有信号はアンドゲー口03−5に
供給される為、その出力よりラインカウンタ101のウ
エイト「1」の出力信号が取り出され.オアゲ゛一ト1
04を介して「+1]指令信号として出力される。また
、オアゲ゛一口03−1の出力はアンドゲート103−
6に供給される為ラインカウンタ101のウエイト「2
」からの出力信号が出力され、オアゲー口03−7を介
してオアゲート103−8に供給される。また.2重奏
指示信号はインヒビツトゲート193−9に供給されそ
の出力からラインカウンタ101のウエイト「1」の反
転信号が取り出されオアゲート103−7を介してイン
ヒビツトゲート103−8に印加される。更に、オアゲ
ート103−2から出力される重奏有信号はオアゲート
103−10を介して反転出力信号としてインヒビツト
ゲート103−8に印加される。また、このオアゲート
103−10にはビブラート指定スイツチBの操作信号
が印加される。即ち,インヒビツトゲート103−8の
出力はオアゲート105を介して2重奏、4重奏指示に
よつて第24図BOg,iに示した出力信号を出力する
ことになる。又.8重奏指示信号がアンドゲート103
−11に供給されるとラインカウンタ101のウエイト
「4」の出力信号がこのアンドゲート103−11より
出力され6オアゲート106を介して第24図BのKに
示した信号として出力される。従つて第24図BOf,
gに示したタイミング信号は2重奏指定の時に夫々オア
ゲート104,105から出力され6第24図BOh,
iに示したタイミング信号は4重奏指定の時に夫々オア
ゲート104,105から出力され、更に第24図BO
j,k,lに示したタイミング信号は8重奏指定の時に
夫々オアゲート104〜106から出力され、第3図A
に示したアンドゲート97−1〜97−3に印加され、
「0」プロツクアドレス信号に同期して追加加数値とし
てアダー40に供給されるようになる。即ち、重奏指示
での前記追加加数値は各ラインメモリに周波数微差を付
ける為に用いられるのである。前記制御タイミング発生
回路102から出力される前記出力5,5,6のタイミ
ング信号は入力制御回路107に供給されると共に出力
5からのタイミング信号は第23図Bのオクターブカウ
ンタ108にも供給される。即ち,このオクターブカウ
ンタ108は,・8Z0の8ラインタイム毎に計数歩進
される3ビツト8進のパイナリカウンタであり、その中
の下位2ビツト(ウエイト「1」、「2」)が4オクタ
ーブのコード状態として第3図Aのオクターブ入力コー
ドとなる(第25図Aのa参照)。このオクターブカウ
ンタ108の3ビツトの各段出力は同期信号発生回路1
09に供給されると共にデコーダ110にも与えられる
。而して、この3ビツトのオール「O」計数状態がイン
バーテイドアンドゲート109−1,インヒビツトゲー
ト109−2によつて検出され、検出出力4として第2
5図AObに示したタイミング信号が取り出され6音階
カウンタ110に計数歩進信号として印加される。この
音階カウンタ111は下位2ビツトが3進のバイナリ計
数器としてなり、そのキヤリでもつて上位1ビツトの2
進の計数器を動作させるものである(第25図A(7)
c参照)。しかして、カウンタ108の最上位ビツトと
音階カウンタ111との組み合わせの4ビツトで音階カ
ウンタを構成しており、従つてこの4ビツト出力が第3
図Aの音階入力コードとなるのである。このカウンタ1
11は同期信号発生回路109に供給されると共にデコ
ーダ112にも印加される。デコーダ110の出力1〜
8の8出力からは第25図AOdに示した如くの異なる
タイミング信号が出力され演奏キー群113の8本の縦
ラインに印加される。この演奏キー群113は48個の
演奏キーがマトリツクス状に配置され,6本の出力ライ
ンがキー操作タイミング検出回路114のアンドゲート
114−1〜114−6に夫々供給されるようになる。
このアンドゲート114−1〜114−6にはデコーダ
112の出力4〜[F]から発生する異なる6ケのタイ
ミング信号(第25図Bのe参照)が夫々順に結合され
ている。而して,アンドゲート114−1〜114−6
の出力はオアゲート114−7〜114一11の直列回
路によつてその出力より48個の演奏キーのうちの操作
された対応するキー入力タイミング信号が取り出され,
入力制御回路107のキー入カフリツプフロツプ107
−1に入力される。同期信号発生回路109から出力さ
れるタイミング信号はカウンタ108,111の計数状
態に応じて変化するようになり、出力5からは第25図
BO)fに示すタイミング信号がインヒビツトゲート1
09−3〜109−5を用いて検出され,出力1からは
第25図Bのgに示すタイミング信号がインバーテート
アンドゲート109−1.インヒビツトゲート109−
2,109−6,109−7,109−8を用いて検出
される。
更に出力Ωからは第25図BOhに示すタイミング信号
がアンドゲート109−9.インヒビツトゲート109
−10,109−11を用いて検出され,出力5からは
カウンタ111のS4の出力信号が、出力1からは第2
5図Bのiに示すタイミング信号がインヒビツトゲート
109−12を用いて検出され,出力4からは第25図
BOjに示すタイミング信号がアンドゲート109−1
3、インヒビツトゲ゛一ト109−14を用いて検出さ
れ夫々出力されるのである。各種クロツク時間発生回路
115のシフトレジスタ115−1は24ビツトでダイ
ナミツクに動作するもので、前記制御タイミング発生回
路102の出力5からの8ラインタイム毎のクロツク信
号によつてシフトされる。
従つて、このシフトレジスタ115−1の1循は前記カ
ウンタ108の8進とカウンタ111の3進との計24
進に同期するのである。このシフトレジスタ115−1
は8ビツト単位に第1計数部、第2計数部、第3計数部
の独立した計数部を有しており、第1計数部及び第2計
数部はビブラート及びエンベローブのクロツク信号の発
生の為に使用され、第3計数部は後述する新キー有時の
所定時間のタイム計数に使用される。基本的には第1計
数部は同期信号発生回路109の出力1のタイミング信
号(第25図B参照)で動作する8ビツトのバイナリカ
ウンタであり6第2計数部は出力5からのタイミング信
号で動作する下2ビツトが3進タウントをする8ビツト
のバイナリカウンタ,第3計数部は出力5からのタイミ
ング信号で動作する8ビツトのバイナリカウンタである
。而して,このシフトレジスタ115−1の出力d1か
らの出力信号はオアゲー口15−2を介してアダー11
5−3に供給され、更にその出力はシフトレジスタ11
5−1の入力側に循環されるようになる。
また、アダー115−3からのキヤリ信号はキヤリフリ
ツブフロツプ107−2を介してインヒビツトゲート1
15−4に印加される。このインヒビツトゲート115
−4は前記同期信号発生回路109の出力1のタイミン
グ信号発生時に出力禁止されるようになるもので、その
出力はオアゲート115−5を介してアダー115一3
に印加される。また、前記出力4のタイミング信号はイ
ンヒビツトゲート115−6を介してオアゲート115
−5にも入力される。シフトレジスタ115−1の出力
D2はインパーテイドアンドゲート115−7,インヒ
ビツトビツトゲート115−8に、出力D3はインヒビ
ツトゲート115−9及びアンドゲート115−10に
、出力D4はインヒビツトゲート115−11及びアン
ドゲート115−12に、出力D5はインヒビツトゲー
ト115−13及びアンドゲート115−14に6出力
D6はインヒビツト115−15及びアンドゲート11
5−16に,出力D7はアンドゲート115−17に印
加される。
また,インバーテートアンドゲート115−7.インヒ
ビツトゲート115−9,115一11,115−13
,115−15には夫々順に前段のアンドゲー口15−
10,115−12,115−14,115−16,1
15−17が印加され、各アンドゲートの出力はワンシ
ヨツトのクロツク(8/oタイム幅)として取り出され
るのである。また2インヒビツトゲート115−8には
出力d1が印加され、その出力はアンドゲート115−
18に供給される。
このアンドゲート115一18には前記同期信号発生回
路109の出力1のタイミング信号が印加され、オアゲ
ート115一2を介してアダー115−3に印加される
。即ち,第2計数部の下2ビツトの3進カウントの制御
を行うのである。シフトレジスタ115−1の出力d1
はアンドゲート115−19に,アンドゲート115R
14の出力はアンドゲート115一20に印加され,そ
れら出力は前記同期信号発生回路109の出力Cのタイ
ミング信号に同期してチヤタリング防止用の時間を決め
る為のフリツプフロツプ115−21(デイレイ無し)
に夫々りセツト、セツト信号として供給される。さて6
116はビブラートクロツク選択回路でありアンドゲー
ト116−1にはアンドゲート115−10からのクロ
ツク信号が、アンドゲート116−2にはアンドゲート
115−12からのクロツク信号が結合され、それらア
ンドゲート116−1v116−2の出力はオアゲート
116一3を介してアンドゲート116−4,インヒビ
ツトゲート116−5に結合される。
更に,インヒビツトゲート116−5の出力は前記同期
信号発生回路109の出力1のタイミング信号が印加さ
れるアンドゲー口16−6に,アンドゲート116−4
の出力は前記出力4のタイミング信号が印加されるアン
ドゲート116−7に供給され,それらアンドゲー口1
6−6.116−7の出力はオアゲ゛一ト116−8を
介してビブラートクロツク信号ZBとして出力される。
即ち.このビブラートクロツク信号ZBはビブラートク
ロツク選択スイツチSA,SBの選択指定によつて異な
るタイムクロツク信号となるのである。
SAスイツチは第26図から解るようにシフトレジスタ
115−1の第1の計数部で決まるクロツク信号を取り
出すのか、第2の計数部で決まるクロツク信号を取り出
すのかを指定するものである。而して、ビブラートクロ
ツク信号ZBは第23図Aに於ける8進のバイナリのカ
ウンタ117に計数歩進信号として印加される。このカ
ウンタ117は各出力段から第27図aの信号を発生し
、ビブラート制御回路118に印加される。そして、こ
の計数状態により、出力E,には第27図bに示すタイ
ミング信号がインヒビツトゲート118−1.アンドゲ
ート118−2によつて検出され、出力E2には第27
図cに示すタイミング信号がインヒビツトゲート118
−3.アンドゲート118−4によつて検出され、出力
E3には第27図dに示すタイミング信号がアンドゲー
ト118−5,118−6によつて検出され.出力E4
には第27図eに示すタイミング信号がインバーテイド
アンドゲート118−7、アンドゲート118−8によ
つて検出され、出力E5には第27図fに示すタイミン
グ信号がインヒビツトゲート118−9によつて検出さ
れ、更に出力E6には第27図gに示すタイミング信号
がインヒビツトゲート118−10によつて検出される
。結局出力E7では第27図hに示すタイミング信号が
出力El,e3,e6のオア加算をとるオアゲー口18
−11,118−12の直列回路によつて検出され6出
力E8では第23図1に示すタイミング信号が出力El
,e2,e5の論理和をとるオアゲート118−13,
118−14の直列回路によつて検出されるようになる
。従つて,出力E7,e8,e4のタイミング信号はビ
ブラート指定スイツチBの操作指定時にアンドゲー口1
8−15〜118−17、オアゲート104〜105を
介して第3図Aにおける[0」プロツク信号が供給され
るアンドゲート97−1〜97−3に出力されるのであ
る。即ち6ビブラート指示時にはカウンタ117のカウ
ント値に従つて△P,,△P2,ΔP4が出力される。
119は第3図Dのインヒビツトゲート63に印加され
るエンベロープクロツクを選択するエンベロープクロツ
クセレクト回路である。
RAjRBはリリース状態でのクロツク信号を選択する
スイツチ.DA,DBはデイケイ状態でのクロツク信号
を選択するスイツチ,Rcはスローリリースクロツク信
号の選択スイツチであり,また0Aはオルガン音(定常
音)的エンベロープ指定スイツチである。前記アンドゲ
ート115−12から出力されるクロツク信号はアンド
ゲート119−1〜119−3へ,アンドゲート115
−14から出力されるクロツク信号はアンドゲート11
9−4〜119−6へ6アンドゲート115−16から
出力されるタイムクロツク信号はアンドゲート119−
7〜119−9へ、アンドゲート115一17から出力
されるタイムクロツク信号はアンドゲート119−10
,119−11へ印加される。更に,アンドゲート11
9−1,119−4,119−7,119−10の夫々
にはRBスイツチの選択接点出力が印加され、それらア
ンドゲートの出力は論理和をとるオアゲート119−1
2〜119−14の直列回路に供給されその出力はアン
ドゲート119−15,インヒビツトゲート11,9−
16に結合される。前記同期信号発生回路109の出力
1のタイミング信号はアンドゲート119−17〜11
9一19へ6出力5のタイミング信号はアンドゲート1
19−20〜119−22に印加される。
前記アンドゲート119−16は夫々アンドゲート11
9−20,119−17に与えられ、その出力はオアゲ
ート119−23を介して第3図Dのリリース状態検出
信号が印加されるアンドゲート119−24を介してリ
リースクロツク信号ZRとして出力するものである。R
Aスイツチは第26図から解るようにシフトレジスタ1
15−1の第1の計数部で決まるクロツク信号を取り出
すのか2第2の計数部で決まるクロツク信号を取り出す
かを指定するものである。アンドゲート119−2,1
19−5,119−8の夫々にはDBスイツチの選択接
点出力が印加され,それらアンドゲートの出力は論理和
をとるオアゲート119−25,119−26の直列回
路に供給されその出力はアンドゲート119−27.イ
ンヒビツトゲート119−28の夫々に供給される。更
に、このアンドゲート119−27、インヒビツトゲー
ト119−28の出力は夫々アンドゲート119−21
,119−18、オアゲート119一29を介してアン
ドゲート119−30に供給され、第3図Dのデイケイ
状態検出信号時にデイケイクロツク信号を出力するよう
になる。次に、アンドゲート119−6,119−9,
119−11の夫々にはスイツチRcの選択接点出力が
印加され,それらアンドゲートの出力は論理和をとるオ
アゲート119−31,119−32の直列回路に供給
されその出力は第3図Dから供給されるスローリリース
伏態検出信号の発生時にアンドゲート119−33,1
19−19を介してスローリリースクロツク信号ZSR
を取り出す。アンドゲート119−3はオアゲート11
9−37を介して第3図Dから供給されるハイリリース
伏態検出信号、若しくはアタツク伏態検出信号の発生時
に出力され、アンドゲート119−22よりハイリリー
スクロツク信号/Hr若しくはアタツククロツク信号/
Aとして出力される。而して,アンドゲート119−2
4から出力されるリリースクロツク信号ZB6アンドゲ
ート119−30から出力されるデイケイクロツク信号
ZD.アンドゲー口19−19から出力されるスローリ
リースクロツク信号Zsr,アンドゲート119−22
から出力されるハイリリースクロツク信号Zhrの夫々
のクロツク信号はオアゲート群119−34−35,1
19−36の直列回路の出力よりエンベロープクロツク
信号として第3図Dのインヒビツトゲート63に供給さ
れる。
120はアタツク状態、デイケイ状態,リリース伏態,
スローリリース状態、ハイリリース状態で第3図Cのエ
ンベロープ用のアダー55に供給される加算値指定回路
であり、エンベロープ係数値を指定された加算値だけ加
減算することによつて時間経過に伴うエンベロープの立
上り、立下り時間を制御出来るようにするのである。
即ち、Aaスイツチは5接点の選択スイツチであり,各
接点出力はアタツク状態検出信号が印加されるアンドゲ
ート120−1〜120−5を介して夫々「+1」 ,
「+2」 ,「+4」,「+8」,「+32」の加算値
指令信号をオアゲート120−6〜120−10を介し
て出力する。Daスイツチは5接点の選択スイツチであ
り、各接点出力はデイケイ状態検出信号が印加されるア
ンドゲート120−11〜120−15,オアゲート1
20一6〜120−10を介して夫々「+1」,[+2
」,[+4」,「+8],「+32]加算値指令信号と
して出力する。また、リリース状態検出信号の発生時に
はオアゲート120−16を介して「+1」加算指令信
号を、スローリリース状態検出信号の発生時にはオアゲ
ート120−17を介して「+1」加算値指令信号を6
ハイリリース状態検出信号の発生時にはオアゲート12
0−18を介して「+8」加算値指令信号を得ることに
なり,この加算値が第3図Cのアダー55にアンドゲー
ト67−1〜67−5を介して供給される。結局、アン
ドゲート115−10,115一12,115−14,
115−16,115−17から出力される第1計数部
、第2計数部に於ける夫々異なるクロツク信号はビブラ
ートクロツク選択回路116及びエンベロープクロツク
セレクト回路119により夫々の指示に応じて第26図
の0○”印で示した個所が選択され、更に、その選択さ
れたタイムクロツク信号に同期してエンベロープ用のア
ダー55に対する加算値がセレクト出来るのである。
第28図6第29図及び第30図は6夫々アタツヘヂイ
ケイ、リリース状態でのエンベローブ係数値の経時変化
についての例を示したものである。
次に、キー入力制御に関し説明する。
即ち前述したキー操作タイミング検出回路114から出
力される操作された演奏キーに対応するタイミング信号
(8φoのタイム幅)はキー入力同期フリツプフロツプ
107−1に入力され、その出力はアンドゲ゛一ト10
7−3に印加される。このアンドゲート107−3はチ
ヤタリング防止用のフリツプフロツプ115−21のセ
ツト出力に同期して出力され、インヒビツトゲ゛一ト1
07−4に供給されることによりキーオン信号を発生す
る。即ち、インヒビツトゲート107−4は後述される
が演奏キーの数(この場合48個)に対応した48ビツ
トのシフトレジスタ107−5の出力が゛0”の時の最
初でワンシヨツトの新キー操作によるキーオン信号を得
てアンドゲート107−6に供給する。このアンドゲー
ト107−6は第3図Aに示したインヒビツトゲート6
8から出力されるリセツト信号(エンベロープレジスタ
54の中のクリアされている空ラインメモリを示す)に
応答して空ラインメモリに新キーの音高入力データ及び
エンベロープのアタツク状態のセツトを行う前述した入
力指示信号を発生する。しかも、重奏指示状態に応じて
複数のラインメモリを指定する入力指示信号となる。即
ち、第3図Aのインヒビツトゲート68から出力される
りセツト信号は入力制御回路107のアンドゲート10
7−7、インビツトゲート107−8に供給される。ア
ンドゲート107−7の出力はオアゲート107−9、
インヒビツトゲート107−10を介して保持されると
共に前記インヒビツト107−8によつて出力禁止とさ
れるインヒビツトゲート107−11に入力結合される
。又アンドゲート107−7、インヒビツトゲート10
7−8には制御タイミング発生回路102からの出力5
、即ち2重奏指定、4重奏指定の第24図AOc,dに
示した信号及び重奏指示の無い指定の常時「1」信号、
8重奏指定の第24図AObに示した信号がゲート信号
として印加されている。更に第24図AObに示した信
号は出力5よりインヒビツトゲート107−12を介し
てインヒビツトゲー口07−10の出力を禁止し保持を
解除する。従つて、前記インヒビツトゲート107−1
1からは各重奏指示に応じた出力6の信号に同期した信
号を発生し、アンドゲート107−6からキーオン信号
の発生時に出力されるようになる。而して、アンドゲー
ト107−6の出力信号はインヒビツトゲート107−
13及びアンドゲート107−14に供給される。アン
ドゲート107−14は制御タイミング発生回路102
の出力5の信号に同期して出力され、オアゲート107
−15を介して1ビツト遅延(1φoの遅延時間)を行
うフリツプフロツプ107−16に入力され、その出力
はインヒビツトゲート107−17を介して再びオアゲ
ート107−15に供給され循環可能となつている。即
ち、インヒビツトゲート107−17が制御タイミング
発生回路102の出力5からの出力信号(第24図Aの
b参照)でゲート出力が禁止される迄保持される。従つ
て、インヒビツトゲート107−13からの出力信号は
アンドゲート107−6の出力発生時からインヒビツト
ゲート107−17の出力によつてゲート禁止される迄
の間発生されることになる。依つて、インヒビツトゲー
ト107−13からはキーオン信号の8φ0タイム幅の
間に重奏指示に応じて、1φoタイム幅(重奏指示無し
の場合)、2φoタイム幅(2重奏指示の場合)、4φ
oタイム幅(4重奏指示の場合)、8φoタイム幅(8
重奏指示の場合)の入力指示信号を発生することになる
。この場合、2重奏指示ではラインメモリL。(!:L
1、L2とL3、L4とL5、L6とL7の4つの組み
合わせ、4重奏指示ではL。−L3、L4〜L7の2つ
の組み合わせ、8重奏指示ではL。−L7の1つの組み
合わせとなり、第3図Aの音階コードレジスタ20、オ
クターブコードレジスタ21の複数のラインメモリに同
じ音高入力コードが入力されると共に第3図Dのエンベ
ロープレジスタ54も複数のラインメモリがアタツク状
態におかれ、各レジスタは複数のラインメモリが作動可
能とされるのである。而して、アンドゲート107−6
の出力は、前記1ビツト遅延のフリツプフロツプ107
−16の出力と共にオアゲート107−18を介して、
更にシフトレジスタ107−5の出力信号が入力される
オアゲート107−19を介してアンドゲート107−
20に印加される。オアゲー口0718からの信号は入
力指示信号に同期して取り出されるもので、その出力信
号は、アンドゲート107−20より、オアゲート10
7−21から出力される押されたキーに対応したタイミ
ング信号でシフトレジスタ107−5に書き込み信号と
して供給される。シフトレジスタ107−5は「1」信
号が書き込まれると制御タイミング発生回路102の出
力5からのタイミング信号(第24図Aの5参照)に同
期して順次シフトされ、演奏キーを押している間は循環
保持されるが演奏キーを離すと解除される。アンドゲー
ト107一20の出力はインヒビツトゲ゛一ト107−
22にゲート禁止信号として供給される。一方、演奏キ
ーが押されることによりインヒビツトゲート107−4
から出力されるキーオン信号はオアゲート107−23
を介してフリツプフロツプ107−24をセツトし、そ
のセツト出力はインヒビツトゲート107−25を介し
て循環保持される。
そして、この循環保持は前記同期信号発生回路109の
出力5のタイミング(第25図f参照)とキヤリ用フリ
ツプフロツプ1072の出力との論理積を取るアンドゲ
ート107一26の出力の発生に同期して解除される。
即ち、フリツプフロツプ107−24のセツト出力は各
種クロツク時間発生回路115の中のインヒビツトゲー
ト115−22に印加されシフトレジスタ115−1の
第3計数部を計数動作開始させることになり、従つてこ
の第3計数部により保持時間を求めることが出来るもの
で本システムでは演奏キーを押してから約45msとな
るように設定されている。而して、フリツプフロツプ1
07−24のセツト出力信号は前記オルガン音的音量指
定を行うスイツチ0Aと共にオアゲート107−27を
介して前記インヒビツトゲート107−22に印加され
、その出力はアンドゲート107−28に供給される。
アンドゲート107−28には更に一致回路121の一
致検出信号が印加されており、アンドゲート107−2
8の出力からはハイリリースセツト(5セツト)信号を
取出すようになり第3図Dに於けるオアゲート92を介
してハイリリース同期セツトレジスタ91にセツトされ
るのである。一致回路121はカウンタ108,111
の0,,02,S1,S2,S4,S8の各段から出力
される音高入力コードと第3図Aの音階コードレジスタ
20及びオクターブコードレジスタ21から出力される
音高出力コードとの一致をみるのである。即ち、スイツ
チ0Aがオフ指定の場合には、フリツプフロツプ107
−24の保持時間(約45ms)の間に、既に音階コー
ドレジスタ20及びオクターブコードレジスタ21のラ
インメモリに音高コードが入力されていて且つ演奏キー
が離されているのはアンドゲート107−28からハイ
リリースセツト信号が出力されハイリリース状態におか
れる。前述した如く、ハイリリース状態は演奏キーが離
された時に急速に音が消滅する状態をいうのである。又
、スイツチ0Aがオン指定の場合には、演奏キーが離さ
れた場合(アンドゲート107−20の出力が無し)に
離された演奏キーと同じ音高出力コードのラインメモリ
をハイリリース状態にセツトするのである。それによつ
て、クリツク音をなくした演奏キーのオフ状態を実現出
来るのである。このように本発明の構成によれば、特に
第24図A1第24図Bにおいて示した如く、2重奏、
4重奏、8重奏の指定時には、それぞれ所定の複数のラ
インメモリに対し、同一の音階コード、オクターブコー
ドの楽音が割当てられ、時分割処理を行なつて個々の楽
音が発生させるようにし、且つ同一音高コードに対応し
て発生される楽音の周波数には、各々微差がかけられる
ようにした為、それらの楽音を混合して発生される音響
は重厚な感じがするようになるものである。
尚、前記実施例では音量曲線形式をα,β別の2種に夫
々指定出来る様にしたがこれは2つに限られるものでは
なく、2つ以上の波形の合成とすることも出来るのであ
る。
また、前記した第3図Aのプロツク毎の波形プログラム
指定部35は第12図に示した如くスイツチ指定とした
が、あらかじめ必要な指示状態を決めておくことにより
例えばROM(リードオンリーメモリ)等の固定記憶装
置に記憶させておくようにしてもよい。
また、必要な指示内容を磁気カードに記臆させておき、
使用時にそれを読み出してフリツプフロツプ等のメモリ
にバツフア記憶させるようにしてもよい等種々の方法が
考えられるのである。また、楽音波形の1周期のプロツ
ク数も16に限られるものではないし、プロツク毎の微
分係数値も[1」,「2」,「4」のみとは限らないも
ので任意に設計変更可能である。更に、D/A変換回路
の後段にフイルタ回路を設けることも出来、その場合に
フイルタを複数種用意しスイツチで任意に選択するよう
にしてもよく、これによつて、例えば管楽器やアコステ
ツクを持つた楽器の共鳴特性及び残響特性あるいは管楽
器の伝送特性等の異なる効果を得ることが可能である。
その他本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の回路構成
をとれることは言うまでもない。以上詳述した如く、本
発明によれば、複数の時分割処理チヤンネルを有し、各
チヤンネルから鍵盤に設けられた演奏キーの操作に応じ
て、対応する音高の楽音信号を時分割的に発生すること
によつて、複数の異なる楽音を同時に発生する楽音発生
装置に対して、重奏指示の際には、上記複数のチヤンネ
ルのうち少なくとも2つのチヤンネルに同一の楽音を割
当て、夫々のチヤンネルから異なる楽音信号を発生して
重奏を行わせるようにしたから、簡単な構成で重奏を行
うことができ、しかも通常演奏と重奏とで同じ楽音発生
装置を有効に使用できるという利点がある。
更に、本発明によれば、上記複数のチヤンネルに対応し
て複数のレジスタが設けられており、このレジスタに対
し各チヤンネルから発生すべき楽音を指定する楽音指定
情報を入力し、しかも重奏指示の際には、上記複数のレ
ジスタのうち少なくとも2つのレジスタに同一の楽音を
指定する楽音指定情報を入力することにより、重奏を行
わせるようにしたから、簡単な構成で重奏を行えるとい
う利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図A,B,C,D,E,Fは本実施例に用いられる
論理記号を説明した図、第2図は第3図A,B,C,D
の図面接続状態を示す図、第3図A,B,C,Dは本シ
ステムの心臓部の具体的回路構成図、第4図は第3図A
,Bに於けるプロツクアドレス状態に関連する音階に応
じた選択出力状態を示すタイムチヤート、第5図は第3
図Aの同期レジスタに関連するオクターブ毎の加算タイ
ミング出力を示すタイムチヤート、第6図は第3図A,
Bに於ける音階ステツプ数を説明する図、第7図A,B
,Cは本システムに於ける音階毎の波形周期を説明する
タイムチヤート、第8図は第3図Cに於けるシフトメモ
リの詳細図、第9図は本システムに用いられる音量曲線
形式の種類を示した図、第10図は本システムに於ける
α,β別音量曲線形式の組み合わせを説明した図、第1
1図は本システムに於ける楽音波形のα,β別プロツク
アドレス指定に基づく説明図、第12図は第3図Aに於
ける波形プログラム指定部の詳細図、第13図は第3図
Cに於ける出力加算値を説明する図、第14図は第3図
Aに於けるサイクル数カウンタのタイムチヤート、第1
5図は第3図Bの説明に用いられるサイクル数とデユテ
イとの基本関連説明図、第16図は本システムに於ける
αβ別周期モード指定の状態説明図、第17図は本シス
テムに於けるαβ別周期モードに関連した詳解図、第1
8図、第19図及び第20図は本システムに用いられる
トレモロ制御を説明する波形図、第21図A,Bは本シ
ステムに用いられる撥弦音的トレモロ制御を説明する波
形図、第22図は第23図A,Bの図面接続状態を説明
する図、第23図A,Bは第3図A,B,C,Dをコン
トロールする制御部の具体的回路図、第24図A,Bは
第23図Aに於ける重奏関係のタイムチヤート、第25
図A,Bは第23図Bに於けるキー入力タイミング及び
同期信号に関連するタイムチヤート、第26図は各種ク
ロツク時間発生回路に基づくタイムクロクの選択状態を
説明する図、第27図は本システムに於けるビブラート
制御のタイムチヤート、第28図はアタツク時の経時変
化に伴う各種音量の立上り状態を説明する図、第29図
はデイケイ時の経時変化に伴う各種音量変化状態を説明
する図及び第30図はリリース時の経時変化に伴う音量
変化を説明する図である。 20・・・・・・音階コードレジスタ、21...・.
.オクターブコードレジスタ、34・・・・・・周期計
数レジスタ、35・・・・・・波形プログラム指定部、
36,40・・・・・・アダー、41・・・・・・サブ
トラクター、103・・・・・・重奏タイミング信号発
生回路、107・・・・・・入力制御回路、109・・
・・・・同期信号発生回路、115・・・・・・各種ク
ロツク時間発生回路、W・・・・・・重奏指示スイツチ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の演奏キーを有する鍵盤と、 複数の時分割処理チャンネルに対応する複数のレジスタ
    を有し、上記鍵盤に設けられた上記演奏キーの操作に応
    じて、上記複数のレジスタに入力される楽音指定情報に
    従い波形生成処理を上記複数の時分割処理チャンネルに
    て時分割的に行い、各時分割処理チャンネルから得られ
    る波形情報に従つて複数の異なる音高の楽音を同時に発
    生可能な楽音発生手段と、該楽音発生手段の上記複数の
    レジスタに対し、楽音指定情報を夫々入力することによ
    り各時分割処理チャンネルに発生すべき楽音を割当てる
    チャンネル割当手段と、重奏を指示する指示手段と、 該指示手段の重奏指示に応じて、上記チャンネル割当手
    段が、同一の楽音を指定する楽音指定情報を上記楽音発
    生手段の上記複数のレジスタのうち少なくとも2つのレ
    ジスタに入力するよう制御する第1の手段と、上記指示
    手段の重奏指示に応じて、上記同一の楽音を指定する楽
    音指定情報が入力された上記少なくとも2つのレジスタ
    に対応する少なくとも2つの上記時分割処理チャンネル
    から夫々異なる楽音を発生して重奏を行わせるよう制御
    する第2の手段とからなる電子楽器。 2 上記第2の手段は、上記同一の楽音を指定する楽音
    指定情報が入力された上記少なくとも2つのレジスタに
    対応する上記少なくとも2つの上記時分割処理チャンネ
    ルから実質的に同一の波形を有し、周波数に微差を有す
    る波形情報を夫々発生させて、重奏を行わせることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の電子楽器。 3 上記指示手段は、2重奏、4重奏、8重奏などの重
    奏を指示し、上記チャンネル割当手段は該指示手段の重
    奏指示の変更に応じて、上記複数のレジスタのうちの同
    一の楽音を指定する楽音指定情報を入力するレジスタの
    数を変更することにより、同一の楽音を割当てる上記時
    分割処理チャンネルの数を変更することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の電子楽器。 4 上記楽音発生手段は、波形情報を記憶する波形情報
    記憶手段を有し、上記複数のレジスタに入力される上記
    楽音指定情報に従つて、上記波形情報記憶手段に波形情
    報読出信号を各時分割処理チャンネル毎に時分割的に与
    え、上記波形情報記憶手段から読出される波形情報に従
    つて、複数の音高の楽音を同時に発生することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項または第2項記載の電子楽器
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6287165U (ja) * 1985-11-21 1987-06-03

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