JP2544594B2 - 自動楽音発生装置 - Google Patents

自動楽音発生装置

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JP2544594B2
JP2544594B2 JP58184653A JP18465383A JP2544594B2 JP 2544594 B2 JP2544594 B2 JP 2544594B2 JP 58184653 A JP58184653 A JP 58184653A JP 18465383 A JP18465383 A JP 18465383A JP 2544594 B2 JP2544594 B2 JP 2544594B2
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、オートリズム、オートコード、オートベ
ース等の自動的に楽音を発生する装置に関し、メモリか
ら読出された各楽音波形データ毎に音色、振幅エンベロ
ープ等の楽音特性を経時的に変更制御することにより自
然感に富んだ楽音発生を可能にしたものである。
従来、オートリズム装置としては、各打楽器毎にその
打楽器音の立上りから減衰終了までの波形を表わすデイ
ジタル波形データをメモリにストアしておき、リズムパ
ターンに応じてメモリから波形データを読出すことによ
り打楽器音を再生するようにしたものが提案されている
(例えば、米国特許第4,305,319号参照)。
このようなオートリズム装置では、メモリにストアさ
れるデイジタル波形データとして、実際の打楽器音をPC
M(パルス・コード・モデユレーシヨン)録音して得た
データを用いることによりオートリズム音の音質を向上
させることができる利点がある。しかしながら、ある打
楽器の音を順次に再生するような場合、メモリからは同
じ波形データを読出すのでリズムの進行又は他楽器との
関連における微妙な音質の違いを実現できず、自然感又
はリアル感に欠けるきらいがあつた。
この発明の目的は、メモリ容量を減らしつつ自然感乃
至リアル感に富んだ自動楽音を発生可能とした新規な自
動楽音発生装置を提供することにある。
この発明による自動楽音発生装置は、 (a) 複数の楽音種類のうちの各楽音種類毎に、楽音
波形を表わす波形データをストアするストア手段[第2
図の28]と、 (b) 前記複数の楽音種類にそれぞれ属する複数の楽
音のうちのいずれかを発生すべきタイミング毎にタイミ
ング信号と発生すべき楽音に関して楽音種類を指示する
種類指示データと発生すべき楽音の複数の発音態様のう
ちのいずれかを指示する発音態様指示データとを発生す
る信号・データ発生手段[第2図の10〜18]と、 (c) 前記複数の楽音種類のうちの各楽音種類毎に楽
音波形をその時間軸に関して複数フレームに区分し、そ
れぞれのフレームを指定するフレーム指定データを発生
するフレーム指定手段であって、前記信号・データ発生
手段からタイミング信号が発生されるたびに前記複数の
フレームを指定するフレーム指定データを順次に送出す
るもの[第2図の34]と、 (d) 前記信号・データ発生手段からタイミング信号
が発生されるたびに前記信号・データ発生手段からの種
類指示データの指示する楽音種類に対応した波形データ
を前記ストア手段か読出す読出手段[第2図の20〜26]
と、 (e) 前記複数の楽音種類のうちの各楽音種類と前記
複数の発音態様のうちの各発音態様と前記複数のフレー
ムのうちの各フレームとに対応して音色制御データを記
憶した記憶手段を有するデータ出力手段であって、前記
信号・データ発生手段からの種類指示データ及び発音態
様指示データがそれぞれ指示する楽音種類及び発音態様
に対応した音色制御データを前記フレーム指定手段から
のフレーム指定データが指定する複数のフレームに対応
して前記記憶手段から順次に読出して出力するもの[第
2図の36]と、 (f) 前記ストア手段から読出される波形データに応
じて楽音信号を発生する楽音発生手段であって、該楽音
信号の音色特性を前記データ出力手段からの音色制御デ
ータに応じて各フレーム毎に制御する制御手段を有する
もの[第2図の30,32,94〜98]と をそなえている。
この発明の自動楽音発生装置にあっては、例えば第1
図(a)に示すように楽音の立上り開始から減衰終了ま
での楽音波形を表わす波形データが複数の楽音種類のう
ちの各楽大種類毎にストアされる。また、楽音波形は、
その時間軸に関して第1図(b)に示すように複数のフ
レーム(この例ではF1〜F7の7つのフレーム)に区分さ
れる。通常、楽音は立上り部の方が減衰部よりも楽音特
性の変化が大きいので、このような変化に対応した楽音
特性制御を可能にするため第1図(b)に示すように減
衰部よりも立上り部のフレーム幅を狭くして制御精度を
高めるようにするとよい。
信号・データ発生手段からタイミング信号と種類指示
データと発音の強さ等を指示する発音態様指示データと
が発生されると、フレーム指示手段からはF1〜F7等のフ
レームを指定するフレーム指定データがタイミング信号
に応じて順次に送出されると共に、ストア手段からは種
類指示データの指示する楽音種類に対応した波形データ
が読出される。また、データ出力手段からは種類指示デ
ータと発音態様指示データとに対応する音色制御データ
がフレーム指定手段からのフレーム指定データの指示す
るF1〜F7等のフレームに対応して順次に出力される。
楽音発生手段にあっては、ストア手段からの波形デー
タに応じて楽音信号を発生する際に、楽音信号の音色特
性がデータ出力手段からの音色制御データに応じてF1〜
F7等の各フレーム毎に制御される。
この発明の構成によれば、楽音種類毎に所望の発音態
様(例えば発音強さ)に応じた最適の経時的音色変化を
示す楽音(自然感乃至リアル感に富んだ楽音)を発生さ
せることができる。また、発音態様に応じた音色変化
は、読出した波形データに応じて楽音信号を形成する際
に発音態様に対応した音色制御データに応じて各フレー
ム毎に音色特性を制御することで得られるので、ストア
手段には波形データを楽音種類毎にストアすれば足り
(発音態様毎にストアしなくてよく)、メモリ容量が少
なくて済む。
以下、添付図面に示す実施例ついてこの発明を詳述す
る。
第2図は、この発明の一実施例による自動楽音発生装
置を示すもので、この装置はリズム音、和音及びベース
音を自動的に発生すべく構成されている。
テンポ発振器10は、テンポボリユウム10aを有するも
ので、このテンポボリユウム10aで設定したテンポに対
応する周波数を有するテンポクロツク信号TCLを発生す
るようになつている。
リズム選択スイツチ回路12は、マーチ、ワルツ、ボサ
ノバ等のリズム種類に対応した多数のリズム選択スイツ
チを含むもので、これらのリズム選択スイツチによるリ
ズム選択操作に応じて特定のリズム種類を指定するリズ
ム種類指定データRSDを送出するようになつている。
リズムデータ発生器14は、リズムパターンメモリ14a
を有し、このリズムパターンメモリ14aには、各リズム
種類毎に第3図に示すようなフオーマツトでリズムパタ
ーンデータがストアされている。第3図において、CHN
はチヤンネル番号データ、INTは強弱データ、RETMは相
対時間データをそれぞれ示し、各打撃音毎にチヤンネル
番号データCHNと強弱データINTとが組をなし、複数のデ
ータ組が打撃音発生順に配置されている。ここで、各チ
ヤンネル番号データCHNは後述する複数の時分割チヤン
ネルのいずれかの番号を示すものであり、各強弱データ
INTは発生すべき打撃音の強さを指定するものである。
また、各相対時間データRETMは順次に発生されるべき打
撃音間の相対時間を示すもので、これらの打撃音に対応
するデータ(CHN-INT)組の間に挿入されている。な
お、複数の打撃音の同時発音を指令するには、第3図A
部に例示するように複数の打撃音に対応したデータ(CH
N-INT)組を順次に配置し、これらのデータ組の間に相
対時間データを挿入しないようにすればよい。
リズムデータ発生器14においては、リズムパターンメ
モリ14aから読出されるべき一群のリズムパターンデー
タがリズム種類指定データRSDに応じて選択され、リズ
ムパターンメモリ14aからは、テンポクロツク信号TCLに
応じて、選択された一群のリズムパターンデータが読出
される。このデータ読出動作は、最初の組のチヤンネル
番号データCHN及び強弱データINTを読出した後、テンポ
クロツク信号TCLを計数して最初の相対時間データRETM
の示す相対時間を計測し、その相対時間に達すると次の
組のチヤンネル番号データCHN及び強弱データINTを読出
すようにして順次に行なわれる。また、第3図A部に例
示するような複数組のチヤンネル番号データCHN及び強
弱データINTは、相対時間計測なしに一組ずつ順次に読
出される。リズムパターンメモリ14aから読出されたチ
ヤンネル番号データCHN及び強弱データINTは各組毎に並
列的にリズムパターン発生器14から送出される。
リズムデータ発生器14から送出される強弱データINT
及びチヤンネル番号データCHNは、チヤンネル割当回路1
6に供給される。このチヤンネル割当回路16は、nステ
ージ/mビツトのシフトレジスタ16a等を含むもので、こ
のシフトレジスタ16aは循環記憶回路を構成するように
なつている。シフトレジスタ16aに関し、ステージ数n
は個々のリズムを演奏するに足る打楽器の数(例えば
8)に対応して定められ、ビツト数mは強弱データINT
のビツト数に対応して定められる。時分割チヤンネルの
数はステージ数nに等しい。
チヤンネル割当回路16は、チヤンネル番号データCHN
に応じて強弱データINTをシフトレジスタ16aにロードす
ることにより特定のチヤンネルに強弱データINTを割当
てる。例えば、チヤンネル番号データCHNがチヤンネル
番号1を示すものとすると、チヤンネル番号1のチヤン
ネルに強弱データINTが割当てられる。そして、チヤン
ネル割当回路16は、シフトレジスタ16aの出力に基づい
て、打撃音発生タイミングを指示するタイミング信号RY
ONと強弱データINTとを並列的に発生し、このような信
号・データ発生動作を時分割的にくりかえす。なお、リ
ズムデータ発生器14から新たなチヤンネル番号データCH
N及び強弱データINTが送出されると、これに応じてシフ
トレジスタ16aの内容が更新され、新たなデータに基づ
いてタイミング信号RYON及び強弱データINTがいずれも
時分割的に発生される。
楽器名データ発生器18は、楽器グループROM(リード
・オンリイ・メモリ)18a等を含むもので、このROM18a
には各リズム種類毎に使用する打楽器名を表わす楽器名
データが記憶されている。ROM18aから読出されるべき一
群の楽器名データはリズム種類指定データRSDに応じて
選択される。楽器名データ発生器18は、選択された一群
の楽器名データをROM18aから読出して複数の時分割チヤ
ンネル(このチヤンネル数は前述のステージ数nに等し
い)に割当てることにより楽器名データNMDを時分割的
にくりかえし発生する。楽器名データNMDは、特定のリ
ズム種類(例えばボサノバ)が選択されるのと、その選
択されたリズムを演奏するのに用いられる複数の打楽器
(例えば第1シンバル、第2シンバル、ハイボンゴ、ス
ネアドラム…)をチヤンネル番号0、1、2、3…にそ
れぞれ対応させて指定するように発生されるので、前述
のリズムパターンデータによりチヤンネル番号を指定す
ると、特定の打楽器音の発生を指令することができる。
例えば、上記のボサノバの例において、チヤンネル番号
0を指定して0チヤンネルのタイミングでタイミング信
号RYONを発生させると、第1シンバルの音の発生を指令
することができる。
読出開始・終了アドレスメモリ20は、各打楽器名毎に
読出開始アドレスデータ及び読出終了アドレスデータを
記憶しているもので、楽器名データ発生器18から時分割
的に供給される楽器名データNMDに応じて複数打楽器分
の読出開始アドレスデータSAD及び読出終了アドレスデ
ータEADを時分割的に送出するようになつている。読出
開始アドレスデータSADは加算回路22に供給され、読出
終了アドレスデータEADは比較器24に供給される。
多チヤンネルアドレスカウンタ26は、前述のシフトレ
ジスタ16aと同じステージ数を有するシフトレジスタ、
このシフトレジスタの出力に1を加算して同シフトレジ
スタに入力する加算器等を含むもので、シフトレジスタ
のステージ数に等しい複数の時分割チヤンネルにおいて
いずれもクロツク信号φに応じた計数動作を行なえるよ
うになつている。複数の時分割チヤンネルのうち実際に
計数動作を行なうのはタイミング信号RYON入力されたチ
ヤンネルであり、カウンタ26からは、計数動作を行なう
各チヤンネル毎に一定レートで増大するアドレス値を示
すようにアドレス信号ADが時分割的に送出される。
アドレス信号ADは、加算回路22に供給され、読出開始
アドレスデータSADと各チヤンネル毎に加算される。こ
のため、加算回路22からは、打撃音波形メモリ28から時
分割的に波形データを読出すのに必要なアドレス信号が
得られる。
また、アドレス信号ADは比較器24に供給され、読出終
了アドレスデータEADと各チヤンネル毎に比較される。
比較器24は特定のチヤンネルについてアドレス信号ADの
示すアドレス値が読出終了アドレスデータEADの示す終
了アドレス値に一致すると、一致出力EQを発生してカウ
ンタ26における特定チヤンネルの計数動作をリセツトさ
せる。このようなリセツト動作は他のチヤンネルについ
ても同様にして行なわれる。
打撃音波形メモリ28は、各種のリズム演奏に用いられ
る多数の打楽器については各打楽器毎に一打撃音の立上
りから減衰終了までの波形のサンプル値を表わすデイジ
タル波形データを記憶しているものである。ここで、各
打撃音に対応したデイジタル波形データは、実際に演奏
された打楽器の音を録音してあるサンプルレートでA/D
変換して作成されたものを用いるとよい。
メモリ28からは、前述の加算回路22の加算出力からな
るアドレス信号に応じて波形データが時分割的に読出さ
れ、デイジタルフイルタ30に供給される。このデイジタ
ルフイルタ30は、打撃音の音色特性を制御入力に応じて
可変制御するために設けられたものである。
デイジタルフイルタ30から送出される波形データは、
デイジタル乗算回路等からなるデイジタル振幅制御回路
32に供給される。このデイジタル振幅制御回路32は、打
撃音の振幅エンベロープ特性を制御入力に応じて可変制
御するために設けられたものである。
多チヤンネルフレーム番号発生器34は、前述のカウン
タ26と同様に複数の時分割チヤンネルでクロツク信号φ
に応じた計数動作を行なうことのできる多チヤンネルカ
ウンタ等を含むもので、このカウンタの出力に基づいて
第1図(b)に示したようなフレームの番号を示すフレ
ーム番号データFNDを時分割的に送出するようになつて
いる。複数の時分割チヤンネルのうち実際に計数動作を
行なうのはタイミング信号RYONが入力されたチヤンネル
であり、フレーム番号データFNDは計数動作を行なうチ
ヤンネル毎に第1図(b)の如く0〜K1の計数値範囲
ではフレームF1の番号を示し、(K1+1)〜K2の計数
値範囲ではフレームF2の番号を示し、というように順次
にフレーム番号を指示すべく発生させる。多チヤンネル
フレーム番号発生器34から送出されるフレーム番号デー
タFNDは、強弱データINT及び楽器名データNMDと共に制
御データ発生回路36に供給される。
制御データ発生回路36は、アドレス変換ROM38及び補
正定数ROM40をそなえており、補正定数ROM40には各打楽
器毎に発音の強さ及びフレーム番号に応じて打撃音の音
色及び振幅を補正するための補正定数データが記憶され
ている。ここで、音色及び振幅の補正態様は、楽器名デ
ータNMDの示す打楽器種類と、強弱データINTの示す発音
強さと、フレーム番号データFNDの示すフレーム番号と
の組合せが異なるのに応じて種々多様であるが、中には
同一のものもありうる。そこで、この実施例では、ROM4
0に記憶するデータ量を削減するためいくつかの補正態
様に共通する補正定数は1つだけ記憶しておき、アドレ
ス変換ROM38により共通する補正定数データの読出しを
可能にしている。
制御データ発生回路36においては、楽器名データNM
D、強弱データINT及びフレーム番号データFNDに応じ
て、発生すべき1又は複数の打撃音に関する補正定数デ
ータがROM40から時分割的に読出される。このため、制
御データ発生回路36からデイジタルフイルタ30には、発
生すべき打撃音に関する音色補正定数データTCDが時分
割的に供給される。また、制御データ発生回路36からデ
イジタル振幅制御回路32には、発生すべき打撃音に関す
る振幅補正定数データACDが時分割的に供給される。
従つて、デイタルフイルタ30においては、音色補正定
数データTCDに応じて各フレーム毎に打撃音の音色特性
が制御される。また、デイジタル振幅制御回路32におい
ては、振幅補正定数データACDに応じて各フレーム毎に
打撃音の振幅エンベロープ特性が制御される。
なお、音色制御と振幅エンベロープ制御とでフレーム
数を異にするときは、多チヤンネルフレーム番号発生器
34を複数別々に設け、アドレス指定も別々に行なうよう
にする。
伴奏データ発生器42は、和音パターンメモリ42a及び
ベースパターンメモリ42b等を含むもので、和音パター
ンメモリ42aには各リズム種類毎に第4図に示すような
フオーマツトで和音パターンデータがストアされると共
にベースパターンメモリ42bには各リズム種類毎に第5
図のようなフオーマツトでベースパターンデータがスト
アされている。
第4図において、CINTは和音のための強弱データであ
り、和音発生順に配置されている。また、CRETMは、順
次に発生されるべき和音間の相対時間を示す相対時間デ
ータであり、これらの和音に対応する強弱データCINTの
間に挿入されている。
第5図において、ITVは音程データ、BINTは強弱デー
タ、BRETMは相対時間データをそれぞれ示し、各ベース
音毎に音程データITVと強弱データBINTとが組をなし、
複数のデータ組がベース音発生順に配置されている。こ
こで、各音程データITVは和音の根音に対するベース音
の音程を1度、3度というように度数で示すものであ
り、各強弱データBINTは発生すべきベース音の強さを指
定するものでわる。また、各相対時間データBRETMは順
次に発生されるべきベース音間の相対時間を示すもので
あり、これらのベース音に対応するデータ(ITV-BINT)
組の間に挿入されている。
伴奏データ発生器42においては、和音パターンメモリ
42aから読出されるべき一群の和音パターンデータと、
ベースパターンメモリ42bから読出されるべき一群のベ
ースパターンデータとがリズム種類指定データRSDに応
じて選択される。そして、メモリ42aからは、テンポク
ロツク信号TCLに応じて、選択された一群の和音パター
ンデータが読出される。このデータ読出動作は、前述の
リズムパターンデータの読出しの場合と同様に、最初の
強弱データCINTを読出した後、テンポクロツク信号TCL
を計数して相対時間データCRETMの示す相対時間を計測
しては次の強弱データCINTを読出すようにして順次に行
なわれる。
また、メモリ42bからは、テンポクロツク信号TCLに応
じて、選択された一群のベースパターンデータが読出さ
れる。このデータ読出操作は、前述のリズムパターンデ
ータの読出しの場合と同様に、最初の組の音程データIT
V及び強弱データBINTを読出した後、テンポクロツク信
号TCLを計数して相対時間BRETMの示す相対時間を計測し
ては次の組の音程データITV及び強弱データBINTを読出
すようにして順次に行なわれる。
伴奏データ発生器42は、和音パターンメモリ42aから
強弱データCINTが読出されるたびに、この強弱データCI
NTと共に和音キーオン信号CKONを送出する。また、伴奏
データ発生器42は、ベースパターンメモリ42bから音程
データITV及び強弱データBINTの組が読出されるたび
に、音程データITV及び強弱データBINTと共にベースキ
ーオン信号BKONを送出する。
和音鍵盤回路44は、和音押鍵操作に応じて和音押鍵デ
ータを発生するもので、発生された和音押鍵データは和
音名検出回路46に供給されるようになつている。
和音名検出回路46は、供給された和音押鍵データに基
づいてCメジヤ、Gセブンス等の和音名を検出するもの
で、検出した和音名を示す和音名データCDNを送出する
ようになつている。
読出開始・終了アドレスメモリ48は、各和音名毎に読
出開始アドレスデータ及び読出終了アドレスデータを記
憶しているもので、和音名検出回路46からの和音名デー
タCDNに応じて読出開始アドレスデータCSAD及び読出終
了アドレスデータCEADを送出するようになつている。読
出開始アドレスデータCSADは加算回路50に供給され、読
出終了アドレスデータCEADは比較器52に供給される。
アドレスカウンタ54は、和音キーオン信号CKONを受取
るたびに、クロツク信号φを計数して一定レートで増大
するアドレス値を示すようにアドレス信号CADを発生す
るもので、このアドレス信号CADは加算回路50及び比較
器52に供給される。
加算回路50は、読出開始アドレスデータCSADとアドレ
ス信号CADとを加算するもので、その加算出力は和音波
形メモリ56から波形データを読出すためのアドレス信号
として使用される。
比較器52は、読出終了アドレスデータCEADとアドレス
信号CADとを比較するもので、アドレス信号CADの示すア
ドレス値が読出終了アドレスデータCEADの終了アドレス
値に一致すると、一致出力EQを発生してアドレスカウン
タ54の計数動作をリセツトさせる。
和音波形メモリ56は、各和音毎にその和音構成音の混
合音の立上りから減衰終了までの波形のサンプル値を表
わすデイジタル波形データを記憶しているものである。
ここで、各和音に対応したデイジタル波形データは、実
際に演奏された和音を録音してあるサンプルレートでA/
D変換して作成されたものを用いるとよい。
メモリ56からは、前述の加算回路50の加算出力からな
るアドレス信号に応じて波形データが読出され、デイジ
タルフイルタ58に供給される。このデイジタルフイルタ
58は和音の音色特性を制御入力に応じて可変制御するた
めに設けられたものである。
デイジタルフイルタ58から送出される波形データは、
デイジタル乗算回路等からなるデイジタル振幅回路60に
供給される。このデイジタル振幅制御回路60は、和音の
振幅エンベロープ特性を制御入力に応じて可変制御する
ために設けられたものである。
フレーム番号発生器62は、クロツク信号φを計数する
カウンタ等を含むもので、このカウンタの出力に基づい
て和音に関するフレーム番号データCFNDを順次に送出す
るようになつている。ここで、和音に関するフレーム区
分及びフレーム番号付与は第1図(b)について前述し
たと同様に行なうことができる。フレーム番号発生器62
から送出されるフレーム番号データCFNDは、強弱データ
CINT及び和音名データCDNと共に制御データ発生回路64
に供給される。
制御データ発生回路64は、アドレス変換ROM66及び補
正定数ROM68をそなえており、補正定数ROM68には和音の
音色及び振幅を補正するための補正定数データが記憶さ
れている。アドレス変換ROM66は、前述のアドレス変換R
OM38と同様に補正定数データの共通使用を可能にすべく
設けられたものである。
制御データ発生回路64においては、和音名データCD
N、強弱データCINT及びフレーム番号データCFNDに応じ
て、発生すべき和音に関する補正定数データが順次に読
出される。このため、制御データ発生回路64からデイジ
タルフイルタ58には、発生すべき和音に関する音色補正
定数データCTCDが順次に供給される。また、制御データ
発生回路64からデイジタル振幅制御回路60には、発生す
べき和音に関する振幅補正定数データCACDが順次に供給
される。
従つて、デイジタルフイルタ58においては、音色補正
定数データCTCDに応じて各フレーム毎に和音の音色特性
が制御される。また、デイジタル振幅制御回路60におい
ては、振幅補正定数データCACDに応じて各フレーム毎に
和音の振幅エンベロープ特性が制御される。
ベース音指定回路70は、和音名データCDN及び音程デ
ータITVに基づいて、発生すべきベース音を指定するも
ので、指定されたベース音の音名を示すベース音名デー
タBKDを送出するようになつている。
読出開始・終了アドレスメモリ72は、各ベース音名毎
に読出開始アドレスデータ及び読出終了アドレスデータ
を記憶しているもので、ベース音指定回路70からのベー
ス音名データBKDに応じて読出開始アドレスデータBSAD
及び読出終了アドレスデータBEADを送出するようになつ
ている。読出開始アドレスデータBSADは加算回路74に供
給され、読出終了アドレスデータBEADは比較器76に供給
される。
アドレスカウンタ78は、ベースキーオン信号BKONを受
取るたびに、クロツク信号φを計数して一定レートで増
大するアドレス値を示すようにアドレス信号BADを発生
するもので、このアドレス信号BADは加算回路74及び比
較器76に供給される。
加算回路74は、読出開始アドレスデータBSADとアドレ
ス信号BADとを加算するもので、その加算出力はベース
音波形メモリ80か波形データを読出すためのアドレス信
号として使用される。
比較器76は、読出終了アドレスデータBEADとアドレス
信号BADとを比較するもので、アドレス信号BADの示すア
ドレス値が読出終了アドレスデータBEADの示す終了アド
レス値に一致すると、一致出力EQを発生してアドレスカ
ウンタ78の計数動作をリセツトさせる。
ベース音波形メモリ80は、各ベース音毎にその立上り
から減衰終了までの波形のサンプル値を表わすデイジタ
ル波形データを記憶しているものである。ここで、各ベ
ース音に対応したデイジタル波形データは、実際に演奏
されたベース音を録音してあるサンプルレートでA/D変
換して作成されたものを用いるとよい。
メモリ80からは、前述の加算回路74の加算出力からな
るアドレス信号に応じて波形データが読出され、デイジ
タルフイルタ82に供給される。このデイジタルフイルタ
82はベース音の音色特性を制御入力に応じて可変制御す
るために設けられたものである。
デイジタルフイルタ82から送出される波形データは、
デイジタル乗算回路等からなるデイジタル振幅制御回路
84に供給される。このデイジタル振幅制御回路84は、ベ
ース音の振幅エンベロープ特性を制御入力に応じて可変
制御するために設けられたものである。
フレーム番号発生器86は、クロツク信号φを計数する
カウンタ等を含むもので、このカウンタの出力に基づい
てベース音に関するフレーム番号データBFNDを順次に送
出するようになつている。ここで、ベース音に関するフ
レーム区分及びフレーム番号付与は第1図(b)につい
て前述したと同様に行なうことができる。フレーム番号
発生器86から送出されるフレーム番号データBFNDは、強
弱データBINT及びベース音名データBKDと共に制御デー
タ発生回路88に供給される。
制御データ発生回路88は、アドレス変換ROM90及び補
正定数ROM92をそなえており、補正定数ROM92にはベース
音の音色及び振幅を補正するための補正定数データが記
憶されている。アドレス変換ROM90は、前述のアドレス
変換ROM38と同様に補正定数データの共通使用を可能に
すべく設けられたものである。
制御データ発生回路88においては、エース音名データ
BKD、強弱データNINT及びフレーム番号データBFNDに応
じて、発生すべきベース音に関する補正定数データが順
次に読出される。このため、制御データ発生回路88から
デイジタルフイルタ82には、発生すべきベース音に関す
る音色補正定数データBTCDが順次に供給される。また、
制御データ発生回路88からデイジタル振幅制御回路84に
は、発生すべきベース音に関する振幅補正定数データBA
CDが順次に供給される。
従つて、デイジタルフイルタ82においては、音色補正
定数データBTCDに応じて各フレーム毎にベース音の音色
特性が制御される。また、デイジタル振幅制御回路84に
おいては、振幅補正定数データBACDに応じて各フレーム
毎にベース音の振幅エンベロープ特性が制御される。
デイジタル振幅制御回路32から送出される打撃音波形
データと、デイジタル振幅制御回路60から送出される和
音波形データと、デイジタル振幅制御回路84から送出さ
れるベース音波形データとは、加算及びD/A変換回路94
に供給され、加算処理及びD/A変換処理を順次に受け
る。そして、加算及びD/A変換回路94から送出されるア
ナログ楽音信号は、出力アンプ96を介してスピーカ98に
供給され、音響に変換される。従つて、スピーカ98から
は、オートリズム音(打撃音)、オートコード音(和
音)及びオートベース音が奏出される。
第6図は、この発明の他の実施例による自動リズム演
奏装置を示すもので、第2図におけると同様の部分には
同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
第6図の装置の特徴は、ある打楽器から打撃力を異に
して発生された複数の打撃音の波形をそれぞれ表わす複
数組の波形データをストアしておき、これら複数組の波
形データを並列的に読出して各フレーム毎に予め定めら
れた混合率に応じて混合するようにしたことである。こ
のような特徴によれば、強い打撃力で発生された打撃音
は弱い打撃力で発生された打撃音に比べて高調波成分を
多く含んでいるので、同一打楽器の音でも混合率に応じ
て微妙に音色を異にして再生することができる。
打撃音波形メモリ28Aは、各打楽器毎に比較的強い打
撃音の立上りから減衰終了までの波形のサンプル値を表
わすデイジタル波形データを記憶しているものであり、
打撃音波形メモリ28Bは、各打楽器毎に比較的弱い打撃
音の立上りから減衰終了までの波形のサンプル値を表わ
すデイジタル波形データを記憶しているものである。
メモリ28A及び28Bからは、加算回路22の加算出力から
なるアドレス信号に応じて波形データが時分割的に読出
され、特定のチヤンネルについて見ると、同一の打楽器
に関する強い打撃音に対応した波形データ及び弱い打撃
音に対応した波形データがそれぞれメモリ28A及び28Bか
ら並列的に送出される。そして、メモリ28Aから読出さ
れた波形データは乗算回路100Aに供給され、メモリ28B
から読出された波形データは乗算回路100Bに供給され
る。
制御データ発生回路102は、アドレス変換ROM104及び
補正定数発生器106をそなえたもので、補正定数発生器1
06は混合率ROM106a等を含んでいる。アドレス変換ROM10
4は、混合率ROM16a内の混合率データをいくつかの振幅
補正態様に共通に使用可能にするために設けられたもの
で、多チヤンネルフレーム番号発生器34からのフレーム
番号データFNDと、チヤンネル割当回路16からの強弱デ
ータINTと、楽器名データ発生器18からの楽器名データN
MDとを入力としている。
混合率ROM106aには、各打楽器毎に発音の強さ及びフ
レーム番号に応じて強弱打撃音の混合率を示す混合率デ
ータがストアされている。混合率データは各打楽器毎に
8種類程度ストアしておくとよい。混合率ROM106aから
は、アドレス変換ROM104の出力に応じて混合率データが
時分割的に読出され、これに応じて補正定数発生器102
は強い打撃音のための振幅補正定数データACD1を時分割
的に送出すると共に弱い打撃音のための振幅補正定数デ
ータACD2を時分割的に送出する。
乗算回路100Aは、振幅補正定数データACD1に応じて各
フレーム毎に強い打撃音の振幅エンベロープ特性を制御
し、乗算回路100Bは振幅補正定数データACD2に応じて各
フレーム毎に弱い打撃音の振幅エンベロープを制御す
る。そして、乗算回路100A及び100Bからの波形データは
加算回路108で加算(混合)される。この結果、強弱打
撃音は各フレーム毎に予め定められた混合率で混合され
たことになる。
加算回路108から送出される波形データはD/A変換回路
110に供給され、アナログ打撃音信号に変換される。そ
して、D/A変換回路110からのアナログ打撃音信号は出力
アンプ96を介してスピーカ98に供給されるので、スピー
カ98からは、オートリズム音が奏出される。
上記実施例では、記憶波形データとして楽音波形のサ
ンプル値を示すデータを用いたが、となり合うサンプル
点毎にサンプル値の差分を示すデータを波形データとし
て記憶しておき、この波形データを読出して演算処理に
より波形信号を再生するようにしてもよい。また、各フ
レーム毎の音色、振幅エンベロープ等の制御は、波形メ
モリから読出したデイジタル波形データをアナログ信号
に変換した後で実行するようにしてもよい。
以上のように、この発明によれば、楽音波形をその時
間軸に関して複数フレームに区分し、各フレーム毎に音
色、振幅エンベロープ等の楽音特性を制御するようにし
たので、発生される個々の楽音に自然楽器に近似した音
色変化及び/又は振幅変化をもたせることができる。ま
た、ある楽器(例えばトツプシンバル)の音を表わす波
形データに基づいて他の特性的に類似した楽器(例えば
クラツシユシンバル)の音を発生させることも可能であ
る。その上、発音強さ等の発音態様に対応した音色制御
データ(又は混合率制御データ)に応じて各フレーム毎
に音色特性(又は波形混合率)を制御することにより経
時的な音色変化を得るようにしたので、発音態様毎に波
形データをストアしておく場合に比べてメモリ容量を低
減できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)及び(b)は、この発明の原理を説明する
ためのもので、(a)は波形図、(b)はフレーム配置
図、 第2図は、この発明の一実施例による自動楽音発生装置
を示すブロツク図、 第3図、第4図及び第5図は、それぞれリズムパターン
メモリ、和音パターンメモリ及びベースパターンメモリ
におけるデータフオーマツトを示すフオーマツト図、 第6図は、この発明の他の実施例による自動リズム演奏
装置を示すブロツク図である。 14……リズムデータ発生器、20,48,72……読出開始・終
了アドレスメモリ、26,54,78……アドレスカウンタ、2
8,28A,28B……打撃音波形メモリ、30,58,82……デイジ
タルフイルタ、32,60,84……デイジタル振幅制御回路、
34,62,86……フレーム番号発生器、36,64,88,102……制
御データ発生回路、42……伴奏データ発生器、56……和
音波形メモリ、80……ベース音波形メモリ、100A,100B
……乗算回路、108……加算回路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−78219(JP,A) 特開 昭54−161313(JP,A) 特開 昭50−50025(JP,A) 特開 昭58−30796(JP,A) 特開 昭56−21200(JP,A) 特開 昭58−111096(JP,A) 特公 昭57−31156(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 複数の楽音種類のうちの各楽音種
    類毎に楽音波形を表わす波形データをストアするストア
    手段と、 (b) 前記複数の楽音種類にそれぞれ属する複数の楽
    音のうちのいずれかを発生すべきタイミング毎にタイミ
    ング信号と発生すべき楽音に関して楽音種類を指示する
    種類指示データと発生すべき楽音の複数の発音態様のう
    ちのいずれかを指示する発音態様指示データとを発生す
    る信号・データ発生手段と、 (c) 前記複数の楽音種類のうちの各楽音種類毎に楽
    音波形をその時間軸に関して複数フレームに区分し、そ
    れぞれのフレームを指定するフレーム指定データを発生
    するフレーム指定手段であって、前記信号・データ発生
    手段からタイミング信号が発生されるたびに前記複数の
    フレームを指定するフレーム指定データを順次に送出す
    るものと、 (d) 前記信号・データ発生手段からタイミング信号
    が発生されるたびに前記信号・データ発生手段からの種
    類指示データの指示する楽音種類に対応した波形データ
    を前記ストア手段から読出す読出手段と、 (e) 前記複数の楽音種類のうちの各楽音種類と前記
    複数の発音態様のうちの各発音態様と前記複数のフレー
    ムのうちの各フレームとに対応して音色制御データを記
    憶した記憶手段を有するデータ出力手段であって、前記
    信号・データ発生手段からの種類指示データ及び発音態
    様指示データがそれぞれ指示する楽音種類及び発音態様
    に対応する音色制御データを前記フレーム指定手段から
    のフレーム指定データが指定する複数のフレームに対応
    して前記記憶手段から順次に読出して出力するものと、 (f) 前記ストア手段から読出される波形データに応
    じて楽音信号を発生する楽音発生手段であって、該楽音
    信号の音色特性を前記データ出力手段からの音色制御デ
    ータに応じて各フレーム毎に制御する制御手段を有する
    ものと をそなえた自動楽音発生装置。
  2. 【請求項2】(a) 複数の打撃音種類のうちの各打撃
    音種類毎に互いに異なる複数の打撃音波形をそれぞれ表
    わす複数組の波形データをストアするストア手段と、 (b) 前記複数の打撃音種類にそれぞれ属する複数の
    打撃音のうちのいずれかを発生すべきタイミング毎にタ
    イミング信号と発生すべき打撃音に関して打撃音種類を
    指示する種類指示データと発生すべき打撃音の複数の発
    音態様のうちのいずれかを指示する発音態様指示データ
    とを発生する信号・データ発生手段と、 (c) 前記複数の打撃音種類のうちの各打撃音種類毎
    に打撃音波形をその時間軸に関して複数フレームに区分
    し、それぞれのフレームを指定するフレーム指定データ
    を発生するフレーム指定手段であって、前記信号・デー
    タ発生手段からタイミング信号が発生されるたびに前記
    複数のフレームを指定するフレーム指定データを順次に
    送出するものと、 (d) 前記信号・データ発生手段からタイミング信号
    が発生されるたびに前記信号・データ発生手段からの種
    類指示データの指示する打撃音種類に対応した複数組の
    波形データを前記ストア手段から読出す読出手段と、 (e) 前記複数の打撃音種類のうちの各打撃音種類と
    前記複数の発音態様のうちの各発音態様と前記複数のフ
    レームのうちの各フレームとに対応して混合率制御デー
    タを記憶した記憶手段を有するデータ出力手段であっ
    て、前記信号・データ発生手段からの種類指示データ及
    び発音態様指示データがそれぞれ指示する打撃音種類及
    び発音態様に対応した混合率制御データを前記フレーム
    指定手段からのフレーム指定データが指定する複数のフ
    レームに対応して前記記憶手段から順次に読出して出力
    するものと、 (f) 前記ストア手段から読出される複数組の波形デ
    ータを混合して混合波形データを送出する混合制御手段
    であって、該複数組の波形データの混合率を前記データ
    出力手段からの混合率制御データに応じて各フレーム毎
    に制御するものと、 (g) この混合制御手段からの混合波形データに応じ
    て打撃音信号を発生する打撃音発生手段とをそなえた自
    動打撃音発生装置。
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